説明

カードリーダライタ

【課題】カード情報のデータのスキミングを完全に防止することができるカードリーダライタを提供する。
【解決手段】カード型情報媒体Cを出入可能なハウジング部2と、該ハウジング部2に設けられ、カード型情報媒体Cを搬送すると共にカード型情報媒体Cの搬送経路を構成する搬送部3と、前記搬送経路上のカード型情報伝達媒体Cに対して、データの消去動作、データの読取動作又はデータの書込動作のうち少なくとも一つを行うカード処理部4とを備えたカードリーダライタ1において、搬送部3は、ハウジング部2に挿し込まれたカード型情報媒体Cを搬送してハウジング部2の内方に導く一対のローラ3A(7,9)を備えており、該一対のローラ3Aのうち少なくとも一方(7)は、該ローラ(7)の径方向外方に突出すると共に他方のローラ(9)の周面と隣接する面が回転軸線に直交した断面輪郭において弧状となった突出部を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スキミングを完全に防止することができるカードリーダライタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知のように、キャッシュカード等のカード型情報伝達媒体に記録されている各種データを不正に読み取るスキミングは、データを読み取る機能を持ったスキマーという装置を用いて行われている。例えば、金融機関等のATM(Automated Teller Machine)においては、カードリーダライタへのカード挿入部を巧妙に模したスキマーを正規のカード挿入部と交換してスキミングを行う手法が報告されている。これは、カードリーダライタに一定の速度で取込・排出されるカード型情報媒体に対して、外部に固定されたスキマーで磁気データ(MSデータ)を不正に読み取るものである。
【0003】
この種のスキミングを防止する技術として、特許文献1には、カード搬送制御部が搬送ローラでカードを挟持すると搬送ローラの回転速度を変化させる(回転方向の変更も含む)ものが開示されている。すなわち、カードを間欠的に搬送しながら本体に取り込むことにより、挿入口の前面に不正カード読取機を取り付けたときにも、カード情報の不正な読み取りを防止するものである。
【0004】
また、特許文献2には、カードスロットから磁気カードを取込時または排出時において、磁気カードの一部がカードスロットから外部に突出状態で、磁気カードを一時的に停止或いは逆送させるものが開示されている。すなわち、停止或いは逆送させることで、磁気カード情報の不正な読み取りを防止するものである。
【特許文献1】特開2004−171205号公報
【特許文献2】特開2001−022894号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1、2の技術は、カードの搬送速度を変化させることでカードのデータの不正な読み取りを防止しているが、搬送速度の変化の仕方は一種類のみで一定である。従って、悪質なスキミングをしようとする者は、搬送速度の変化の仕方を解明して特定し、搬送速度の変化に対応した新たなスキミングの手口を考慮し得るという問題があった。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、カード情報のデータのスキミングを完全に防止することができるカードリーダライタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
カードリーダライタに係る解決手段として、カード型情報媒体を出入可能なハウジング部と、該ハウジング部に設けられ、前記カード型情報媒体を搬送すると共に前記カード型情報媒体の搬送経路を構成する搬送部と、前記搬送経路上の前記カード型情報伝達媒体に対して、データの消去動作、データの読取動作又はデータの書込動作のうち少なくとも一つを行うカード処理部とを備えたカードリーダライタにおいて、前記搬送部は、前記ハウジング部に挿し込まれた前記カード型情報媒体を搬送して前記ハウジング部の内方に導く一対のローラを備えており、該一対のローラのうち少なくとも一方は、該ローラの径方向外方に突出すると共に他方のローラの周面と隣接する面が回転軸線に直交した断面輪郭において弧状となった突出部を有する、という手段を採用する。
【0008】
また、カードリーダライタに係る解決手段として、前記一対のローラのうち少なくとも一方は、前記突出部を複数有し、これら複数の突出部のうち少なくとも一部は、互いに異なるローラ半径から形成されている、という手段を採用する。
【0009】
また、カードリーダライタに係る解決手段として、前記ローラ半径は、前記カード型情報媒体の搬送速度が、ジッター異常により前記データを読み出し不能となる速度パターンとなるように設定される、という手段を採用する。
【0010】
また、カードリーダライタに係る解決手段として、前記突出部の位置は、前記カード型情報媒体の搬送速度が、ジッター異常により前記データを読み出し不能となる速度パターンとなるように設定される、という手段を採用する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、例えば、ATMのカード挿入部に不正に取り付けられたスキミング装置に対して、カード型情報媒体のMSデータを正しく読み取ることができない搬送方法を提供するため、スキミングを防止することができる。
また、カード挿入タイミングが利用者毎に異なるため、搬送速度の変化ポイントが利用者毎に異なる。これにより、搬送方式を特定することができず、搬送制御そのものの解読も困難となり、スキミングを完全に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実施の形態のうち一例を示すものであり、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
【0013】
図1は、本発明の実施形態に係るカードリーダライタ1の概略構成図である。
このカードリーダライタ1は、金融機関で用いられるATMに搭載されるものであり、図1に示すように、MS情報を有するキャッシュカード(カード型情報媒体)Cを出入可能なハウジング部2と、キャッシュカードCを搬送すると共にキャッシュカードCの搬送経路を構成する搬送部3と、キャッシュカードCのデータを読み取るカード処理部4と、キャッシュカードCの挿入を検知する挿入センサ部5と、この挿入センサ部5から供給される検知信号に基づいて搬送部3を動作させる搬送制御部6とを備えている。
【0014】
図1に示すように、ハウジング部2は、キャッシュカードCを挿入・排出する開口部2aが形成されたものである。このハウジング部2は、ATMの筐体a1に取り付けられたカード挿入部a2に、より具体的には、カード挿入部a2のカード挿入口a3に、開口部2aを重ねるようにしてATM内部に固定されている。
【0015】
搬送部3は、キャッシュカードCの搬送経路を構成し、それぞれ一対のローラからなる第一ローラユニット3Aと、第二ローラユニット3Bと、第三ローラユニット3Cと、これらを駆動する搬送駆動モータ3Dとを備えている。
【0016】
第一ローラユニット3Aは、駆動側となる突出ローラ7と、従動側となる平ローラ9とを備えている。
図2に示すように、突出ローラ7の外周面には、径方向外方に突出する突出部7a〜7dと、これら突出部7a〜7dの間に形成された窪み部8a〜8dとを備えている。
突出部7a〜7dは、平ローラ9の周面と隣接する面が回転軸線Pに直交した断面輪郭において弧状に形成されており、窪み部8a〜8dは、その底面が回転軸線Pに直交した断面輪郭において弧状に形成されている。
【0017】
すなわち、この突出ローラ7は、複数の異なるローラ半径Rで形成されている。具体的には、突出部7a,7cがローラ半径R1、突出部7bがローラ半径R2、突出部7dがローラ半径R3で形成されており、窪み部8a〜8dのローラ半径R4〜R7がローラ半径R1〜R3よりも小さく形成されており、突出部7a〜7dが平ローラ9と接触し、窪み部8a〜8dは平ローラ9と接触しない構成とされている。
なお、ローラ半径R1〜R3の関係は、R1<R2<R3となっている。
【0018】
平ローラ9は、一定のローラ半径Rで構成されており、第一ローラの外周部と隣接する外周部が弾性部材により構成されている。
第二ローラユニット3Bと、第三ローラユニット3Cをそれぞれ構成するローラは、駆動側及び従動側の双方が平ローラで構成されている。
【0019】
これら第一ローラユニット3A、第二ローラユニット3B、第三ローラユニット3Cは、この順に開口部2a近傍から直線状に間隔を空けて配置されており、キャッシュカードCの搬送経路を構成している。そして、それぞれの駆動側のローラの駆動軸に駆動ベルト10が巻架されている。
【0020】
搬送駆動モータ3Dは、搬送制御部6から駆動信号が供給されると回転し、搬送駆動モータの3Dの出力軸と突出ローラ7の駆動軸とに懸架された駆動ベルト11を介して、突出ローラ7を回転させる。
【0021】
このような構成の搬送部3は、突出ローラ7が異なる半径の弧を複数保有した構造を有しているため、キャッシュカードCを取り込む際に、その半径に応じた搬送速度でキャッシュカードCをカードリーダライタ1内に取り込む。その際の搬送速度の変化は、キャッシュカードCのMSデータのビット0及び1が判別できない搬送となるように、つまり、平ローラ9と接触するローラ半径R1〜R3を有する構造によって搬送速度が変動したり、キャッシュカードCに触れない窪み部8aから8dを有することによって、途中で止まったりしてジッタ異常を起こす搬送をするように設定されている。
【0022】
カード処理部4は、磁気ヘッド4a,4bから構成されており、第二ローラユニット3Bと第三ローラユニット3Cとの間に設けられている。すなわち、このカード処理部4は、磁気ヘッド4a,4bの間に搬送されたキャッシュカードCのMS情報を読み取るように構成されている。
【0023】
挿入センサ部5は、光学式センサであり、開口部2aと第一ローラユニット3Aとの間に設けられている。この挿入センサ部5は、センサ光がキャッシュカードCに遮蔽されて、明から暗に変化することにより、キャッシュカードCが挿入されたことを検出し、この検出信号を搬送制御部6に供給する。
【0024】
搬送制御部6は、挿入センサ部5から検出信号が供給されると所定の時間だけ搬送駆動モータ3Dに対して駆動信号を供給する。また、ATM装置本体から手続きが終了したことを示す信号を受けると搬送駆動モータ3Dを逆回転させるようになっている。
【0025】
次に、上記の構成からなるカードリーダライタ1の動作について、図を用いて説明する。図3に示すように、カードリーダライタ1が搭載されたATMのカード挿入部a2がスキマーSに交換されている場合について説明する。
このスキマーSは、カード挿入口s3の上部と下部とに、キャッシュカードCのMSデータ(JIS2あるいはISO)を読み取るヘッドs1とs2とを具備する。また、このスキマーSは、ATMの筐体a1のカード挿入部a2の形態が模倣されており、一般利用者にはスキマーが装着されているかどうか分かり難いものとなっている。なお、ヘッドs1,s2は、片側だけの場合もある。
【0026】
まず、スキマーSのカード挿入口s3からハウジング部2の開口部2aにキャッシュカードCが挿入される。挿入センサ部5は、この検出信号を搬送制御部6に供給する。搬送制御部6は、挿入センサ部5からの検出信号を受けて搬送駆動モータ3Dに駆動信号を供給し、搬送駆動モータ3Dを起動する。
【0027】
搬送駆動モータ3Dは、駆動ベルト11を介して突出ローラ7を回転させ、また、駆動ベルト10,11を介して、第二ローラユニット3B,第三ローラユニット3Cの駆動側のローラをそれぞれ回転させる。そして、平ローラ9と、第二ローラユニット3B及び第三ローラユニット3Cの従動側のローラがそれぞれ回転する。
【0028】
第一ローラユニット3Aは、開口部2aに挿入されたキャッシュカードCをカードリーダライタ1内部に引き込む。この際、突出ローラ7は、異なる半径の弧を複数保有した構造を有しているため、キャッシュカードCを取り込む際に、その半径に応じた搬送速度でキャッシュカードCをカードリーダライタ1内に引き込む。
【0029】
この際に、突出ローラ7の異なる半径の弧を複数保有した構造によって、キャッシュカードCの搬送速度が変化する。このキャッシュカードCの搬送速度の変化を、図2と、図4に示す縦軸に搬送速度、横軸に時間をとったグラフとで説明する。
【0030】
まず、図2に示すローラ半径R1の突出部7aは、図4の時間T1に相当し、速度F1でキャッシュカードCを搬送する。次に、図2に示すローラ半径R7の窪み部8dは、図4に示す時間T2に相当し、速度0、つまり、ローラ円弧(外周面)がキャッシュカードCに触れないために搬送しない。次に、図2に示すローラ半径R3の突出部7dは、図4に示す時間T3に相当し、速度F3で搬送する。次に、図2に示すローラ半径R6の窪み部8cは、図4に示す時間T4に相当し、ローラ円弧がキャッシュカードCに触れないために搬送しない(速度0)。次に、図2に示すローラ半径R1の突出部7cは、図4に示す時間T5に相当し、速度F1で搬送する。次に、図2に示すローラ半径R5の窪み部8bは、図4の時間T6に相当し、ローラ円弧がキャッシュカードCに触れないために搬送しない(速度0)。次に、図2に示すローラ半径R2の突出部7bは、図4に示す時間T7に相当し、速度F2で搬送する。
【0031】
これが、本実施例記載の突出ローラ7の搬送速度変化である。上記搬送方式は、例えば、ジッタ異常をきたすようなMSデータのビット0および1の判別できない搬送速度変化を有する。
すなわち、スキマーSは、キャッシュカードCのMS情報を読み取ることができない。
【0032】
第一ローラユニット3Aは、上記のように搬送速度を変化させながら、キャッシュカードCを第二ローラユニット3Bまで搬送する。そして、第二ローラユニット3BにキャッシュカードCの先端が取り込まれるのとほぼ同時に、第一ローラユニット3AによるキャッシュカードCの搬送が終了する。
その後、第二ローラユニット3BによるキャッシュカードCの搬送が始まると、キャッシュカードCの搬送速度は一定となる。カード処理部4は、一定速度で搬送されるキャッシュカードCのMS情報を読み取る。
【0033】
ATMで所定の操作が終了すると、キャッシュカードCが開口部2aを介してスキマーSのカード挿入口s3から排出される。この際にも、突出ローラ7によって排出されるため、上記とは逆順の搬送速度の変化が発生し、スキマーSにMS情報が読み取られることはない。
【0034】
以上説明したように、カードリーダライタ1においては、ATMのカード挿入口に不正に取り付けられたスキマーSに対して、キャッシュカードCのMSデータを正しく読み取ることができない搬送方法を提供するため、スキミングを防止することができる。
また、カード挿入タイミングが利用者毎に異なるため、搬送速度の変化ポイントがその度に異なる。これにより、搬送方式を特定することができず、搬送制御そのものの解読も困難となり、スキミングを完全に防止することができる。
【0035】
すなわち、カードリーダライタ1によれば、キャッシュカードCをハウジング部2の内方に導く第一ローラユニット3Aを備え、この第一ローラユニット3Aを構成する突出ローラ7が、突出ローラ7の径方向外方に突出すると共に平ローラ9の周面と隣接する面が回転軸線Pに直交した断面輪郭において弧状となった突出部7a〜7dを有するので、キャッシュカードCの搬送速度を変動させることができる。
【0036】
また、これら複数の突出部7a〜7dのうち、突出部7a,7cと、突出部7bと,突出部7dとが異なるローラ半径Rとなっているので、キャッシュカードCの速度変化を多様なものとすることができる。
【0037】
また、ローラ半径Rは、キャッシュカードCの搬送速度が、ジッター異常によりMSデータを読み出し不能となる速度パターンとなるように設定されているので、スキミングをより効果的に防止することができる。
【0038】
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では、カード型情報媒体としてキャッシュカードを例にしてこれを説明したが、クレジットカード等であってもよい。
【0039】
また、上述した実施の形態では、窪み部8a〜8dの底面の断面輪郭を弧状に構成したが、平ローラ9に接触しないことを条件として他の形状であってもよい。
【0040】
また、上述した実施の形態では、平ローラ9の外周部を弾性部材で構成することで、突出部7a〜7dのローラ半径Rの差分を吸収する構成としたが、必ずしも必要ではない。一方、突出ローラ7と平ローラ9とのうち、少なくとも一方に他方の方向に向けて付勢する機構を設けてもよい。このような機構を設けることで、突出部7a〜7dのローラ半径Rの差分を大きくすることができ、搬送速度の変化を大きくすることができる。
【0041】
また、上述した実施の形態では、突出部7a〜7dの間に窪み部8aから8dを設ける構成としたが、これに限らない。例えば、ローラ半径が異なる突出部を連続して設ける構成としてもよい。
また、突出部の周方向の長さやその配置又はその数も上述したものに限られないのは、言及するまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態に係るカードリーダライタ1の概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る突出ローラ7の概略構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係るカードリーダライタ1が搭載されたATMを示す概略構成図であって、スキマーSが不正に取り付けられた状態を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る搬送速度の変化を示すグラフであって、縦軸に搬送速度を、横軸に時間をとったグラフである。
【符号の説明】
【0043】
1…カードリーダライタ
2…ハウジング部
3…搬送部
3A…第一ローラユニット(一対のローラ)
4…カード処理部
7…突出ローラ
7a〜7d…突出部
C…キャッシュカード(カード型情報媒体)
R(R1〜R7)…ローラ半径

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カード型情報媒体を出入可能なハウジング部と、
該ハウジング部に設けられ、前記カード型情報媒体を搬送すると共に前記カード型情報媒体の搬送経路を構成する搬送部と、
前記搬送経路上の前記カード型情報伝達媒体に対して、データの消去動作、データの読取動作又はデータの書込動作のうち少なくとも一つを行うカード処理部とを備えたカードリーダライタにおいて、
前記搬送部は、前記ハウジング部に挿し込まれた前記カード型情報媒体を搬送して前記ハウジング部の内方に導く一対のローラを備えており、
該一対のローラのうち少なくとも一方は、該ローラの径方向外方に突出すると共に他方のローラの周面と隣接する面が回転軸線に直交した断面輪郭において弧状となった突出部を有することを特徴とするカードリーダライタ。
【請求項2】
前記一対のローラのうち少なくとも一方は、前記突出部を複数有し、
これら複数の突出部のうち少なくとも一部は、互いに異なるローラ半径から形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカードリーダライタ。
【請求項3】
前記ローラ半径は、前記カード型情報媒体の搬送速度が、ジッター異常により前記データを読み出し不能となる速度パターンとなるように設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカードリーダライタ。
【請求項4】
前記突出部の位置は、前記カード型情報媒体の搬送速度が、ジッター異常により前記データを読み出し不能となる速度パターンとなるように設定されることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載のカードリーダライタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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