説明

カーブコンベア装置

【課題】被搬送物の種類、形状に関係なく、所期のカーブ搬送を常に円滑に行えるカーブコンベア装置を提供する。
【解決手段】円弧状フレーム22,23における円弧方向Bの複数箇所に、その長さ方向Cを円弧中心Dに向けた状態としてローラ31を配設してカーブ経路20Aを形成したカーブコンベア装置20である。各箇所のローラ31を、長さ方向Cにおいて短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bとに分割した。短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bの間に生じる隙間部31Cの位置を、カーブ経路20Aの方向において不揃いとしてローラ31群を配設した。カーブコンベア装置での搬送の際に、被搬送物の下部が、ローラにおける隙間部に対向したとき、別のローラでは隙間部が対向していないことで、隙間部に対向している下部が、この隙間部に落ち込むことを防止できる。被搬送物の種類、形状に関係なく、所期のカーブ搬送を常に円滑に行え、振動や大きな音(騒音)の発生を防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、円弧状フレームにおける円弧方向の複数箇所に、その長さ方向を円弧中心に向けた状態としてローラを配設して、ローラ群によりカーブ経路を形成したカーブコンベア装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の装置としては、次のような構成が提供されている。すなわち、湾曲部分に、ストレートローラで構成された外側ローラと内側ローラとにより外側搬送経路と内側搬送経路を設け、そして外側ローラと内側ローラとをモータにより走行する六角ベルトによって回転駆動している。その際に外側ローラと内側ローラとを、一対のコンベアフレームと、両コンベアフレームの中間に配設した仕切りフレームとにより回転自在に支持する構成になっている(たとえば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平11−139521号公報(第1−3頁、第2図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記した従来構成によると、外側ローラと内側ローラとを共通の仕切りフレームにより支持した構成であることから、外側ローラ群の内端部分と内側ローラ群の外端部分との間に隙間が生じ、この隙間はカーブ線状に形成されることになる。したがって、被搬送物の種類、形状によっては、この被搬送物の下部が隙間に落ち込んで、所期のカーブ搬送が円滑に行えないことになる。すなわち、たとえば物品を収納したケース状のコンテナをカーブ搬送するとき、このコンテナ底面のリブが隙間に落ち込んで引っ掛かり、所期のカーブ搬送が円滑に行えないことになり、さらに振動や大きな音(騒音)が発生することになる。
【0004】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、被搬送物の種類、形状に関係なく、所期のカーブ搬送を常に円滑に行えるカーブコンベア装置を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のカーブコンベア装置は、円弧状フレームにおける円弧方向の複数箇所に、その長さ方向を円弧中心に向けた状態としてローラを配設して、ローラ群によりカーブ経路を形成したカーブコンベア装置であって、各箇所のローラは、長さ方向において短尺ローラ部と長尺ローラ部とに分割され、これら短尺ローラ部と長尺ローラ部との間に生じる隙間部の位置を、カーブ経路の方向において不揃いとしてローラ群を配設したことを特徴としたものである。
【0006】
したがって請求項1の発明によると、カーブコンベア装置上での被搬送物の搬送は、ローラ、すなわち短尺ローラ部と長尺ローラ部とを回転させながら行われる。そしてカーブコンベア装置での搬送の際に、被搬送物の種類や形状などによって、この被搬送物の下部が、ローラにおける隙間部に対向したとき、別のローラでは隙間部が対向していないことで、隙間部に対向している下部が、この隙間部に落ち込むことはない。これにより、被搬送物の種類、形状に関係なく、所期のカーブ搬送を常に円滑に行えることになる。
【0007】
また本発明の請求項2記載のカーブコンベア装置は、上記した請求項1記載の構成において、短尺ローラ部と長尺ローラ部を、カーブ経路の方向において交互に位置させることで、隙間部の位置を不揃いとしてローラ群を配設したことを特徴としたものである。
【0008】
したがって請求項2の発明によると、被搬送物の下部が、ローラにおける隙間部に対向したとき、このローラに隣接したローラでは、長尺ローラ部の中間部分に下部が対向することになる。またローラは、短尺ローラ部と長尺ローラ部との組み立て配置を考慮するだけで、短尺ローラ部群と長尺ローラ部群とを、それぞれ同じ寸法、形状とし得、以て2種類で構成し得る。
【0009】
そして本発明の請求項3記載のカーブコンベア装置は、上記した請求項1または2記載の構成において、分割したローラ群の内側に、同様の寸法からなる内側ローラ群を配設したことを特徴としたものである。
【0010】
したがって請求項3の発明によると、通常の搬送は、被搬送物の幅に応じて、ローラにおける短尺ローラ部と長尺ローラ部とを回転させながら、または短尺ローラ部と長尺ローラ部と内側ローラとを回転させながら行える。
【0011】
さらに本発明の請求項4記載のカーブコンベア装置は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、カーブ経路は、その始端部を終端部に対して上位として傾斜して形成したことを特徴としたものである。
【0012】
したがって請求項4の発明によると、カーブコンベア装置上の被搬送物は、被搬送物が上方から当接しているローラを遊転させながらカーブ経路上で滑動搬送し得る。
【発明の効果】
【0013】
上記した本発明の請求項1によると、カーブコンベア装置上での被搬送物の搬送は、ローラ、すなわち短尺ローラ部と長尺ローラ部とを回転させながら行うことができる。そしてカーブコンベア装置での搬送の際に、被搬送物の種類や形状などによって、この被搬送物の下部が、ローラにおける隙間部に対向したとき、別のローラでは隙間部が対向していないことで、隙間部に対向している下部が、この隙間部に落ち込むことを防止できる。これにより、被搬送物の種類、形状に関係なく、所期のカーブ搬送を常に円滑に行うことができ、以て振動や大きな音(騒音)の発生を防止できる。
【0014】
また上記した本発明の請求項2によると、被搬送物の下部が、ローラにおける隙間部に対向したとき、このローラに隣接したローラでは、長尺ローラ部の中間部分に下部が対向していることで、隙間部に対向している下部が落ち込むことを防止できる。またローラは、短尺ローラ部と長尺ローラ部との組み立て配置を考慮するだけで、短尺ローラ部群と長尺ローラ部群とを、それぞれ同じ寸法、形状にでき、以て2種類で構成できることで、全体を安価に提供できる。
【0015】
そして上記した本発明の請求項3によると、通常の搬送は、被搬送物の幅に応じて、ローラにおける短尺ローラ部と長尺ローラ部とを回転させながら、または短尺ローラ部と長尺ローラ部と内側ローラとを回転させながら行うことができる。
【0016】
さらに上記した本発明の請求項4によると、カーブコンベア装置上の被搬送物は、被搬送物が上方から当接しているローラを遊転させながらカーブ経路上で滑動搬送でき、以てカーブコンベア装置を非駆動形式の安価な構成にできながらも、滑動搬送を常に確実に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
[実施の形態]
以下に、本発明の実施の形態を、たとえば主搬送経路上で搬送されている被搬送物を、この主搬送経路の側部外方に設けた分岐搬送経路に移したりするのに使用される転換設備に採用した状態として、図に基づいて説明する。
【0018】
図4、図5において、転換設備1は、支持体2群を循環移動させることで、始端部の支持体2群上に供給したケース状のコンテナ(被搬送物の一例)Aを主搬送経路5上で搬送し得るとともに、各支持体2に左右移動自在に設けた横押し体3を、搬送方向に移動しながら主搬送経路5を横切らせることで、横押し体3群をコンテナAに横押し作用させて、このコンテナAを、その向きを変えながら、主搬送経路5に対して左右に傾斜状で分岐移動させるように構成されている。
【0019】
このように分岐移動させたコンテナAを受け取って分岐搬送経路上で搬送するコンベア手段として、主搬送経路5側から順に、分岐コンベア装置10と、カーブコンベア装置20と、直状コンベア装置12とが設けられている。そして直状コンベア装置12は、搬入コンベア13と、傾斜コンベア14と、水平状コンベア15と、搬出コンベア16とにより構成されている。
【0020】
図1〜図3において、前記カーブコンベア装置20のフレーム本体21は、左右一対の円弧状フレーム22,23と、円弧方向Bの複数箇所において円弧状フレーム22,23の下部間を連結する下部連結フレーム24と、円弧状フレーム22,23間においてコンベア幅方向の3箇所(複数箇所)に配設された円弧状の中間フレーム25,26,27などにより構成されている。その際に中間フレーム25,26,27は板状であって、下部連結フレーム24上に立設したブラケット28に、その下部が連結具(ボルト・ナットなど)29により連結されることで、下部連結フレーム24上に固定されている。
【0021】
前記円弧状フレーム22,23における円弧方向Bの複数箇所に、その長さ方向Cを円弧中心Dに向けた状態としてローラ31を配設することで、ローラ31群によりカーブ経路20Aを形成している。その際に各箇所のローラ31は、長さ方向Cにおいて短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bとに分割されている。そして、短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bを、カーブ経路20Aの方向において交互に位置させることで、すなわち、短尺ローラ部31Aを外側に位置させたローラ31と、長尺ローラ部31Bを外側に位置させたローラ31とを交互に位置させることで、これら短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bとの間に生じる隙間部31Cの位置を、カーブ経路20Aの方向において不揃い(千鳥状)としてローラ31群を配設している。
【0022】
さらに、分割したローラ31群の内側に、同様の寸法からなる内側ローラ32群を配設している。そしてローラ31と内側ローラ32とは、共通のローラ軸33を介してフレーム本体21側に遊転自在に配設されている。すなわち、ローラ31から内側ローラ32に亘ってローラ軸33が挿通されるとともに、このローラ軸33の両端は角軸部に形成されて円弧状フレーム22,23に支持されている。そしてローラ軸33に対してローラ31と内側ローラ32とは遊転自在であり、その際に内側に位置された中間フレーム25は、ローラ31と内側ローラ32との隙間部34に位置されるとともに、上方開放の凹部25aにローラ軸33を嵌合させている。
【0023】
また中央部に位置された中間フレーム26は、内側に位置させた短尺ローラ部31Aと外側に位置させた長尺ローラ部31Bとの隙間部31Cに位置され、上方開放の凹部26aにローラ軸33を嵌合させるとともに、上方開放の凹所26b内に、内側に位置させた長尺ローラ部31Bを遊転自在に位置させている。そして外側に位置された中間フレーム27は、内側に位置させた長尺ローラ部31Bと外側に位置させた短尺ローラ部31Aとの隙間部31Cに位置され、上方開放の凹部27aにローラ軸33を嵌合させるとともに、上方開放の凹所27b内に、外側に位置させた長尺ローラ部31Bを遊転自在に位置させている。すなわち、中央部に位置された中間フレーム26と外側に位置された中間フレーム27とは、凹部26a,27aと凹所27b,27bとが交互に位置されて形成されている。
【0024】
前記円弧状フレーム22,23のうち、外側の円弧状フレーム23の上面には、コンテナAを摺接案内するガイド板35が立設されている。なお、外側に長尺ローラ部31Bを位置させたローラ31においては、長尺ローラ部31Bの内側部分の表面がライニング部分31bとされて、摩擦力を向上させている。以上の21〜35などにより、カーブコンベア装置20の一例が構成される。
【0025】
前記カーブ経路20A、すなわちカーブコンベア装置20は、その始端部を終端部に対して上位として所定の角度θで傾斜して形成されている。前記分岐コンベア装置10は駆動ローラ形式であって、カーブコンベア装置20が連なる状態で所定の角度で傾斜して形成されている。また直状コンベア装置12の搬入コンベア13は駆動ローラ形式であって、カーブコンベア装置20に連なる状態で所定の角度で傾斜して形成されている。そして傾斜コンベア14は駆動ローラ形式または駆動ベルト形式であって、搬入コンベア13よりも少し急な角度で傾斜して形成されている。さらに水平状コンベア15は駆動ローラ形式または駆動ベルト形式であり、また搬出コンベア16はフリーローラ形式であって、搬入コンベア13よりも緩やかな角度で傾斜して形成されている。
【0026】
なお、分岐コンベア装置10、カーブコンベア装置20、直状コンベア装置12(搬入コンベア13、傾斜コンベア14、水平状コンベア15、搬出コンベア16)は、脚体38などを介して床39上に所定の姿勢(角度など)で配設されている。
【0027】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
主搬送経路5上で搬送してきたコンテナAを、その向きを変えながら、主搬送経路5に対して左右に傾斜状で分岐移動させて分岐コンベア装置10上に移し得る。そしてコンテナAを、分岐コンベア装置10により駆動搬送してカーブコンベア装置20に移し、このカーブコンベア装置20によりカーブ経路20A上で滑動搬送し得る。次いでコンテナAを、カーブコンベア装置20から直状コンベア装置12の搬入コンベア13に移し、そして搬入コンベア13から傾斜コンベア14、水平状コンベア15、搬出コンベア16へと搬送し得る。
【0028】
前述したカーブコンベア装置20での滑動搬送は、コンテナAが上方から当接しているローラ31や内側ローラ32をローラ軸33の周りに遊転させながら、すなわち、短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bと内側ローラ32とを各別に遊転させながら行われる。その際にカーブコンベア装置20での滑動搬送は、カーブ経路20Aを、その始端部を終端部に対して上位として傾斜して形成していることで、非駆動形式の安価な構成でありながら確実に行うことができる。
【0029】
またカーブコンベア装置20での滑動搬送は、コンテナAを遠心力によって外側へ振りながら行え、これによりコンテナAはガイド板35に当接して摺接案内されることになって、直状コンベア装置12の搬入コンベア13に移したときには、形状に関係なくガイド板35側の面を揃えた状態にし得る。その際にコンテナAが長尺ローラ部31Bのライニング部分31bに上方から当接したとき、その摩擦力によってコンテナAの向きを規制し得、以てコンテナAは必要以上に向き変更されることなく滑動搬送し得る。
【0030】
そしてカーブコンベア装置20での滑動搬送の際に、コンテナAの種類や形状などによって、このコンテナAの下部、すなわち底面のリブaが、図2(a)に示すように、ローラ31における隙間部31Cに対向したとき、このローラ31に隣接したローラ31では、図2(b)に示すように、長尺ローラ部31Bの中間部分にリブaが対向していることで、隙間部31Cに対向しているリブaは、この隙間部31Cに落ち込むことはない。これにより、コンテナAの種類、形状に関係なく、所期のカーブ搬送を常に円滑に行えることになり、以て振動や大きな音(騒音)の発生を防止し得る。
【0031】
なお通常の滑動搬送は、幅の狭いコンテナAの場合、ローラ31における短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bとを各別に遊転させながら行われる。また幅の広いコンテナAの場合、短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bと内側ローラ32とを各別に遊転させながら行われる。またローラ31は、短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bとの組み立て配置を考慮するだけで、短尺ローラ部31A群は同じ寸法、形状とし得るとともに、長尺ローラ部31B群も同じ寸法、形状とし得、以て2種類で構成し得ることで、全体を安価に提供できる。
【0032】
上記した実施の形態では、短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bを、カーブ経路20Aの方向において交互に位置させることで、隙間部31Cの位置を不揃いとしてローラ31群を配設した形式が示されているが、これは短尺ローラ部31Aと長尺ローラ部31Bを、カーブ経路20Aの方向において2つ置き(複数置き)に位置させることで、隙間部31Cの位置を不揃いとした形式などであってもよい。
【0033】
上記した実施の形態では、分割したローラ31群の内側に、同様の寸法からなる内側ローラ32群を配設した形式が示されているが、これは内側ローラ32群を省略し、分割したローラ31群のみを配設した形式などであってもよい。
【0034】
上記した実施の形態では、カーブ経路20Aを、その始端部を終端部に対して上位として傾斜して形成することで、非駆動式(滑動搬送式)のカーブコンベア装置20とした形式が示されているが、これはカーブ経路20Aを水平状とし、駆動式(駆動搬送式)のカーブコンベア装置とした形式などであってもよい。
【0035】
上記した実施の形態では、外側に長尺ローラ部31Bを位置させたローラ31においては、長尺ローラ部31Bの内側部分がライニング部分31bとされているが、これはライニング部分31bのない長尺ローラ部31Bであってもよい。この場合、長尺ローラ部31Bの共通化を促進できる。
【0036】
上記した実施の形態では、被搬送物としてコンテナAが示されているが、これは種々な被搬送物に対応し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施の形態を示し、カーブコンベア装置の平面図である。
【図2】同カーブコンベア装置の縦断正面図で、(a)は長尺ローラ部が外側に位置した部分、(b)は短尺ローラ部が外側に位置した部分である。
【図3】同カーブコンベア装置の要部の縦断側面図で、(a)は外側の中間フレームが位置した部分、(b)は内側の中間フレームが位置した部分である。
【図4】同カーブコンベア装置を組み込んだ設備の概略平面図である。
【図5】同カーブコンベア装置を組み込んだ設備の概略側面図である。
【符号の説明】
【0038】
1 転換設備
2 支持体
3 横押し体
5 主搬送経路
10 分岐コンベア装置
12 直状コンベア装置
20 カーブコンベア装置
20A カーブ経路
21 フレーム本体
22 円弧状フレーム
23 円弧状フレーム
25 中間フレーム
26 中間フレーム
26a 凹部
26b 凹所
27 中間フレーム
27a 凹部
27b 凹所
31 ローラ
31A 短尺ローラ部
31B 長尺ローラ部
31b ライニング部分
31C 隙間部
32 内側ローラ
33 ローラ軸
35 ガイド板
A コンテナ(被搬送物)
a リブ
B 円弧方向
C 長さ方向
D 円弧中心
θ 傾斜角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円弧状フレームにおける円弧方向の複数箇所に、その長さ方向を円弧中心に向けた状態としてローラを配設して、ローラ群によりカーブ経路を形成したカーブコンベア装置であって、各箇所のローラは、長さ方向において短尺ローラ部と長尺ローラ部とに分割され、これら短尺ローラ部と長尺ローラ部との間に生じる隙間部の位置を、カーブ経路の方向において不揃いとしてローラ群を配設したことを特徴とするカーブコンベア装置。
【請求項2】
短尺ローラ部と長尺ローラ部を、カーブ経路の方向において交互に位置させることで、隙間部の位置を不揃いとしてローラ群を配設したことを特徴とする請求項1記載のカーブコンベア装置。
【請求項3】
分割したローラ群の内側に、同様の寸法からなる内側ローラ群を配設したことを特徴とする請求項1または2記載のカーブコンベア装置。
【請求項4】
カーブ経路は、その始端部を終端部に対して上位として傾斜して形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のカーブコンベア装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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