ガラス繊維廃棄物の再生方法
【課題】簡単な工程を経てガラス繊維と有機物とを分離してガラス繊維を取り出すことができる方法を提供する。
【解決手段】グラスウールやロックウールのようなガラス繊維を有機物で被覆したガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法である。これらのガラス繊維廃棄物に対して、ガラス繊維が溶解する以下の温度であって、周囲の有機物が消滅する程度の温度を与える。そして周囲の有機物を除去する。
【解決手段】グラスウールやロックウールのようなガラス繊維を有機物で被覆したガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法である。これらのガラス繊維廃棄物に対して、ガラス繊維が溶解する以下の温度であって、周囲の有機物が消滅する程度の温度を与える。そして周囲の有機物を除去する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス繊維廃棄物の再生方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
建築物、家電製品、各種車両等の吸音断熱材や緩衝材として、多量のグラスウールやロックウール等の無機繊維材料が用いられている。
このグラスウールやロックウールは、フェノール樹脂等のバインダーをガラス繊維に被覆して製造したものであるが、このような無機繊維材料の製造に際しては、不良品や多量の端材が多数発生している。
また、建築物の解体時にも、多量の使用済み無機繊維材料等が発生している。
これらの無機繊維材料は、資源の有効利用の観点から回収して再利用することが望まれている。
【0003】
そのために、無機繊維材料のバインダーである有機物を焼却し、残ったガラス質をガラス原料として用いる方法が開発されている。
そのための方法として例えば有機物を焼却して回収する方法が知られている。(特許文献1)(特許文献2)
あるいは、加熱酸素を使用して焼却する方法が知られている。(特許文献3)
【特許文献1】特許第2626957号公報
【特許文献2】特開平11−228164号公報。
【特許文献3】特開2002−3237号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記したような従来の方法では次のような問題があった。
<1>特許文献1に記載された方法は、ガラスの軟化点温度が高いガラス長繊維であること、及び、付着している有機物の量が少ないことが条件となり、ガラスの軟化点温度が低く、有機物の量も多いガラス短繊維の場合は、有機物を十分に焼却処理することが困難であるという問題があった。
<2>特許文献2に記載された方法では、粉砕した繊維状ガラス廃棄物を気流により搬送してバーナー火炎中に投入するため、アスペクト比が大きいものには適用が困難であった。
<3>特許文献3に記載の発明では、特に加熱した酸素を供給してガラス繊維の周囲の有機物を燃焼させるという特殊な方法であって、用途が限定されるものであった。
<4>加熱工程において材料中のガラス繊維が溶解し、周囲の炭化された有機物を内部に包み込んだ状態でガラス繊維が溶融固化状になってしまう。
<5>高温で焼却するため、装置、環境への負荷が大きい。
<6>高温での溶融、あるいは電気分解のために多大な燃料や電力を必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記のような課題を解決するために、本発明のガラス繊維廃棄物の再生方法は、グラスウールやロックウールのようなガラス繊維を有機物で被覆したガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法であって、これらのガラス繊維廃棄物に対して、ガラス繊維が溶解する以前の温度であって、周囲の有機物が焼却消滅する程度の温度を与え、周囲の有機物を除去し、廃棄物のガラス繊維を取り出す、ガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法を特徴としたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の廃棄物からガラス繊維を回収する方法は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<1>ガラス繊維を溶融固化状にするような工程を必要とせず、簡単な工程を経てガラス繊維と有機物とを分離してガラス繊維を取り出すことができる。
<2>高温による加熱、溶解を行わないので、環境を汚染する程度が低く、規制の厳格な国でも採用することができる。
<3>多量の燃料や電力を消費しないので経済的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下図面を参照にしながら本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【実施例】
【0008】
<1>対象物。
本発明の回収方法の対象とする産業廃棄物は、建築物、家電製品、各種車両等の吸音断熱材や緩衝材として、多量のグラスウールやロックウール等の無機繊維材料のような産業廃棄物である。
これらのグラスウールやロックウールは、前記したようにフェノール樹脂等のバインダーをガラス繊維に被覆して製造したものである。
【0009】
<2>加熱工程。
これらの産業廃棄物に対して、一定の温度を加えて加熱する。
この温度は、ガラス繊維が溶解する以前であって、かつガラス繊維の周囲のバインダーが焼却消滅する程度の温度である。
この範囲は、具体的には加熱する温度と時間によって決定する。
実験によると、450℃では「茶色でフワフワ」の状態に変化がなかったが、500℃で20分以上加熱すると、「白色でフワフワの綿状」に変化した。
550℃では、15分以上加熱すると、「白色でフワフワの綿状」に変化した。
600℃では、10分以上加熱すると、「白色でフワフワの綿状」に変化した。
650℃では、5分以上加熱すると、「白色でフワフワの綿状」に変化したが、20分以上加熱を続けると「やや硬い手触り」となり、綿がやや硬化し体積が縮小した状態となった。
その他の温度と時間の関係は表1に示すとおりである。
【0010】
【表1】
【0011】
<3>温度の選択。
表1に示す実験結果から、本発明の目的にふさわしい温度と時間の範囲を選択すると、表2に示すとおりである。
【0012】
【表2】
【0013】
この表において各記号は以下の意味である。
【0014】
【表3】
【0015】
<6>ガラス繊維の回収工程。
上記したような温度・時間の範囲で加熱すると、ガラス繊維の周囲の有機物は、焼却消滅する。
一方、ガラス繊維は、上記の温度・時間の範囲では溶解せず、ほぼ原型をとどめたまま、もしくはやや硬化して体積が縮小している。
このように、ガラス繊維の周囲の有機物は消滅してしまっているから、溶解せずにほぼ原型をとどめたまま、もしくはやや硬化して体積が縮小したガラス繊維を簡単に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】450℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図2】450℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図3】450℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図4】450℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図5】500℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図6】500℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図7】500℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図8】500℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図9】550℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図10】550℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図11】550℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図12】550℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図13】600℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図14】600℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図15】600℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図16】600℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図17】650℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図18】650℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図19】650℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図20】650℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図21】700℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図22】700℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図23】700℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図24】700℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図25】750℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図26】750℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図27】750℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図28】750℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図29】800℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図30】800℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図31】800℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図32】800℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図33】850℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図34】850℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図35】850℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図36】850℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス繊維廃棄物の再生方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
建築物、家電製品、各種車両等の吸音断熱材や緩衝材として、多量のグラスウールやロックウール等の無機繊維材料が用いられている。
このグラスウールやロックウールは、フェノール樹脂等のバインダーをガラス繊維に被覆して製造したものであるが、このような無機繊維材料の製造に際しては、不良品や多量の端材が多数発生している。
また、建築物の解体時にも、多量の使用済み無機繊維材料等が発生している。
これらの無機繊維材料は、資源の有効利用の観点から回収して再利用することが望まれている。
【0003】
そのために、無機繊維材料のバインダーである有機物を焼却し、残ったガラス質をガラス原料として用いる方法が開発されている。
そのための方法として例えば有機物を焼却して回収する方法が知られている。(特許文献1)(特許文献2)
あるいは、加熱酸素を使用して焼却する方法が知られている。(特許文献3)
【特許文献1】特許第2626957号公報
【特許文献2】特開平11−228164号公報。
【特許文献3】特開2002−3237号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記したような従来の方法では次のような問題があった。
<1>特許文献1に記載された方法は、ガラスの軟化点温度が高いガラス長繊維であること、及び、付着している有機物の量が少ないことが条件となり、ガラスの軟化点温度が低く、有機物の量も多いガラス短繊維の場合は、有機物を十分に焼却処理することが困難であるという問題があった。
<2>特許文献2に記載された方法では、粉砕した繊維状ガラス廃棄物を気流により搬送してバーナー火炎中に投入するため、アスペクト比が大きいものには適用が困難であった。
<3>特許文献3に記載の発明では、特に加熱した酸素を供給してガラス繊維の周囲の有機物を燃焼させるという特殊な方法であって、用途が限定されるものであった。
<4>加熱工程において材料中のガラス繊維が溶解し、周囲の炭化された有機物を内部に包み込んだ状態でガラス繊維が溶融固化状になってしまう。
<5>高温で焼却するため、装置、環境への負荷が大きい。
<6>高温での溶融、あるいは電気分解のために多大な燃料や電力を必要とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記のような課題を解決するために、本発明のガラス繊維廃棄物の再生方法は、グラスウールやロックウールのようなガラス繊維を有機物で被覆したガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法であって、これらのガラス繊維廃棄物に対して、ガラス繊維が溶解する以前の温度であって、周囲の有機物が焼却消滅する程度の温度を与え、周囲の有機物を除去し、廃棄物のガラス繊維を取り出す、ガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法を特徴としたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の廃棄物からガラス繊維を回収する方法は以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<1>ガラス繊維を溶融固化状にするような工程を必要とせず、簡単な工程を経てガラス繊維と有機物とを分離してガラス繊維を取り出すことができる。
<2>高温による加熱、溶解を行わないので、環境を汚染する程度が低く、規制の厳格な国でも採用することができる。
<3>多量の燃料や電力を消費しないので経済的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下図面を参照にしながら本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【実施例】
【0008】
<1>対象物。
本発明の回収方法の対象とする産業廃棄物は、建築物、家電製品、各種車両等の吸音断熱材や緩衝材として、多量のグラスウールやロックウール等の無機繊維材料のような産業廃棄物である。
これらのグラスウールやロックウールは、前記したようにフェノール樹脂等のバインダーをガラス繊維に被覆して製造したものである。
【0009】
<2>加熱工程。
これらの産業廃棄物に対して、一定の温度を加えて加熱する。
この温度は、ガラス繊維が溶解する以前であって、かつガラス繊維の周囲のバインダーが焼却消滅する程度の温度である。
この範囲は、具体的には加熱する温度と時間によって決定する。
実験によると、450℃では「茶色でフワフワ」の状態に変化がなかったが、500℃で20分以上加熱すると、「白色でフワフワの綿状」に変化した。
550℃では、15分以上加熱すると、「白色でフワフワの綿状」に変化した。
600℃では、10分以上加熱すると、「白色でフワフワの綿状」に変化した。
650℃では、5分以上加熱すると、「白色でフワフワの綿状」に変化したが、20分以上加熱を続けると「やや硬い手触り」となり、綿がやや硬化し体積が縮小した状態となった。
その他の温度と時間の関係は表1に示すとおりである。
【0010】
【表1】
【0011】
<3>温度の選択。
表1に示す実験結果から、本発明の目的にふさわしい温度と時間の範囲を選択すると、表2に示すとおりである。
【0012】
【表2】
【0013】
この表において各記号は以下の意味である。
【0014】
【表3】
【0015】
<6>ガラス繊維の回収工程。
上記したような温度・時間の範囲で加熱すると、ガラス繊維の周囲の有機物は、焼却消滅する。
一方、ガラス繊維は、上記の温度・時間の範囲では溶解せず、ほぼ原型をとどめたまま、もしくはやや硬化して体積が縮小している。
このように、ガラス繊維の周囲の有機物は消滅してしまっているから、溶解せずにほぼ原型をとどめたまま、もしくはやや硬化して体積が縮小したガラス繊維を簡単に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】450℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図2】450℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図3】450℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図4】450℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図5】500℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図6】500℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図7】500℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図8】500℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図9】550℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図10】550℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図11】550℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図12】550℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図13】600℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図14】600℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図15】600℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図16】600℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図17】650℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図18】650℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図19】650℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図20】650℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図21】700℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図22】700℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図23】700℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図24】700℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図25】750℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図26】750℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図27】750℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図28】750℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図29】800℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図30】800℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図31】800℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図32】800℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図33】850℃で5分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図34】850℃で10分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図35】850℃で15分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【図36】850℃で20分加熱したガラス繊維廃棄物の写真。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グラスウールやロックウールのようなガラス繊維を有機物で被覆したガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法であって、
これらのガラス繊維廃棄物に対して、
ガラス繊維が溶解する以前の温度であって、周囲の有機物が焼却消滅する程度の温度を与え、
周囲の有機物を除去し、
廃棄物のガラス繊維を取り出す、
ガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法。
【請求項2】
ガラス繊維廃棄物に与える温度を、
500℃では20分以上、
550℃では15分以上、
600℃では10分以上、
650℃では5分以上であって、
かつ800℃では15分以下に設定して行う、
請求項1記載のガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法。
【請求項3】
ガラス繊維廃棄物に与える温度を、より好ましくは、
500℃では20分以上、
550℃では15分以上、
600℃では10分以上、
650℃では5分以上15分以下、
700℃では10分以下、
750℃では5分以下に設定して行う、
請求項1記載のガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法。
【請求項1】
グラスウールやロックウールのようなガラス繊維を有機物で被覆したガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法であって、
これらのガラス繊維廃棄物に対して、
ガラス繊維が溶解する以前の温度であって、周囲の有機物が焼却消滅する程度の温度を与え、
周囲の有機物を除去し、
廃棄物のガラス繊維を取り出す、
ガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法。
【請求項2】
ガラス繊維廃棄物に与える温度を、
500℃では20分以上、
550℃では15分以上、
600℃では10分以上、
650℃では5分以上であって、
かつ800℃では15分以下に設定して行う、
請求項1記載のガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法。
【請求項3】
ガラス繊維廃棄物に与える温度を、より好ましくは、
500℃では20分以上、
550℃では15分以上、
600℃では10分以上、
650℃では5分以上15分以下、
700℃では10分以下、
750℃では5分以下に設定して行う、
請求項1記載のガラス繊維廃棄物からガラス繊維を回収する方法。
【図7】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【公開番号】特開2010−458(P2010−458A)
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−161988(P2008−161988)
【出願日】平成20年6月20日(2008.6.20)
【出願人】(504343764)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月20日(2008.6.20)
【出願人】(504343764)
【Fターム(参考)】
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