説明

ガングリオシドおよびガングリオシド模倣物の生合成のためのCampylobacterグリコシルトランスフェラーゼ

【課題】大規模生産に受け入れられるガングリオシド合成に関与する新規の酵素、およびガングリオシドを合成するためのより有効な方法を提供すること。
【解決手段】原核生物のグリコシルトランスフェラーゼ酵素、原核生物のグリコシルトランスフェラーゼ酵素をコードする核酸、ガングリオシドを合成するための上記原核生物のグリコシルトランスフェラーゼ酵素を使用する方法、およびガングリオシドを合成するための上記原核生物のグリコシルトランスフェラーゼ酵素をコードする核酸を使用する方法。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
単離された核酸分子または組換え核酸分子であって、該核酸分子は、
β1,4−GalNAcトランスフェラーゼ活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列
を含み、該GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドは、配列番号13に示されるアミノ酸配列と少なくとも約77%同一であるアミノ酸配列を含む、
核酸分子。
【請求項2】
請求項1に記載の核酸分子であって、
前記GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドは、配列番号13に示されるアミノ酸配列を含む、
核酸分子。
【請求項3】
請求項1に記載の核酸分子であって、
前記β1,4−GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列は、配列番号12に示される核酸配列と少なくとも約75%同一である、
核酸分子。
【請求項4】
請求項1に記載の核酸分子であって、
前記GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列は、配列番号12に示される核酸配列を有する、
核酸分子。
【請求項5】
請求項1に記載の単離された核酸分子または組換え核酸分子であって、該核酸は、
β1,4−GalNAcトランスフェラーゼ活性を有するGalNAcトランスフェラーゼポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列
を含み、該ポリヌクレオチド配列は、配列番号12と少なくとも85%同一である、
核酸分子。
【請求項6】
請求項1に記載の単離された核酸分子または組換え核酸分子であって、該核酸は、
β1,4−GalNAcトランスフェラーゼ活性を有するGalNAcトランスフェラーゼポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列
を含み、該ポリヌクレオチド配列は、配列番号12と少なくとも95%同一である、
核酸分子。
【請求項7】
請求項1に記載の核酸分子を含む、発現カセット。
【請求項8】
請求項7に記載の発現カセットを含む、発現ベクター。
【請求項9】
請求項8に記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
【請求項10】
β1,4−GalNAcトランスフェラーゼ活性を有する、単離されたポリペプチドまたは組換え産生されたポリペプチドであって、
該GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドは、配列番号13に示されるアミノ酸配列と少なくとも約77%同一であるアミノ酸配列を含む、
ポリペプチド。
【請求項11】
組換え産生されかつ少なくとも部分精製されている、請求項10に記載の単離されたポリペプチドまたは組換え産生されたポリペプチド。
【請求項12】
異種宿主細胞によって発現された、請求項10に記載の単離されたポリペプチドまたは組換えポリペプチド。
【請求項13】
前記宿主細胞がE.coliである、請求項12に記載の単離されたポリペプチドまたは組換え産生されたポリペプチド。
【請求項14】
前記β1,4−GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドが、配列番号13に示されるアミノ酸配列を有する、請求項10に記載の単離されたポリペプチドまたは組換え産生されたポリペプチド。
【請求項15】
前記β1,4−GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドが、配列番号13と少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を有する、請求項10に記載の単離されたポリペプチドまたは組換え産生されたポリペプチド。
【請求項16】
前記β1,4−GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドが、配列番号13と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、請求項10に記載の単離されたポリペプチドまたは組換え産生されたポリペプチド。
【請求項17】
GalNAc残基を含むオリゴサッカリドを生成するための方法であって、該方法は、
アクセプターサッカリドを、UDP−GalNAcおよびβ1,4−GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドと接触させる工程;
を包含し、該β1,4−GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドは、配列番号13と少なくとも約77%同一であるアミノ酸配列を含み、該β1,4−GalNAcトランスフェラーゼポリペプチドは、該GalNAc残基を、該UDP−GalNAcから該アクセプターサッカリドへと転移させて、GalNac残基を含むオリゴサッカリドを形成させる、
方法。
【請求項18】
前記アミノ酸配列が、配列番号13と少なくとも80%同一である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記アミノ酸配列が、配列番号13と少なくとも90%同一である、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記アミノ酸配列が、配列番号13である、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記オリゴサッカリドが、ガングリオシド、リゾガングリオシド、ガングリオシド模倣物、リゾガングリオシド模倣物、およびこれらの分子の炭水化物部分からなる群より選択されるメンバーである、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記オリゴサッカリドが、タンパク質、糖タンパク質、脂質またはプロテオグリカンからなる群より選択されるメンバーに付着している、請求項17に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2008−259515(P2008−259515A)
【公開日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−163888(P2008−163888)
【出願日】平成20年6月23日(2008.6.23)
【分割の表示】特願2000−597438(P2000−597438)の分割
【原出願日】平成12年2月1日(2000.2.1)
【出願人】(500276482)ナショナル リサーチ カウンシル オブ カナダ (5)
【Fターム(参考)】