説明

キャッピングヘッドおよびボトルのキャッピング装置

容器(4)をキャッピングするための装置(1)用のキャッピングヘッド(2)が、第1キャップ固定アセンブリと、容器開口部に異なるタイプのキャップを固定するように構成された追加キャップ固定アセンブリ(16)と、キャッピングヘッド(2)を第1タイプのキャップから異なるタイプのキャップへ変更するために、追加キャップ固定アセンブリ(16)を第1キャップ固定アセンブリ(12)に着脱可能に接続するための着脱可能な接続手段とを備え、着脱可能な接続手段は、第1キャップ固定アセンブリ(12)の外側面(18)に形成され、且つ追加キャップ固定アセンブリ(16)の対応するラッチ部材(19)を受け入れてキャッピングヘッド(2)に対して後者をロックするように適合されたトラップキャビティ(17)を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器、特にボトルのキャッピング装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ボトリング工場の分野では、複数のキャッピングヘッドとボトルを支持するための複数のプレートとを備えた回転式のキャッピングマシンが知られている。プレートとキャッピングヘッドは、キャッピングの軌道に沿って360°の回転弧内でキャッピングサイクルを完了するように、カルーセル上で同期して回転する。キャッピングプロセスの動作段階は以下のように要約される。容器は、既にキャップを保持しているキャッピングヘッドと同期してカルーセルに入る。具体的には、キャップは、予めキャップ供給システムから取り出され、キャッピングヘッド内で中心に配置される。カムによってまたは他の作動手段によって作動されたキャッピングヘッドは、容器の口に接触するように下げられ、容器にキャップを固定するのに必要な圧力を容器の口に加え始める。ボトルを支持するプレートは、校正されたばねの弾性力に抗して垂直に動かすことができる。この校正されたばねは、キャップを取り付けるボトルや容器の高さの違いを補償し、ボトルが支持プレートと一緒にキャッピングヘッドによって下方に押されると、ばねは容器の高さに関係なく予め定められた一定のキャッピング力を保証する反力を加える。キャッピングヘッドは、その後、容器から(キャップをそれに取り付けたままにして)外れるように、カムまたは他の適切な作動手段の作用によって再び上昇させられ、その結果、容器はキャッピングカルーセルを離れることができる。
【0003】
異なるタイプのキャップまたは異なるサイズのキャップに同じキャッピングカルーセルを、またはより一般的には同じキャッピングヘッドを用いるために、第1タイプのキャップ(例えば、クラウンキャップ)を保持し、固定し、解放するように適合された、一体化された第1キャップ固定アセンブリと、1つ以上の異なるタイプのキャップ(例えば、リップキャップや第1タイプの形状または寸法とは異なる形状または寸法を有するクラウンキャップ)を保持し、固定し、解放するように適合された、1つ以上の追加キャップ固定アセンブリとを有するキャッピングヘッドを提供することが知られている。
【0004】
既知の解決策によれば、各追加キャップ固定アセンブリは、キャッピングヘッドにねじ接続可能であり、第1キャップ固定アセンブリの動作によって追加キャップ固定アセンブリのキャッピング動作が制御されるように、第1キャップ固定アセンブリが係合するように適合されたインタフェース部分を備える。
【0005】
しかし、既知のキャッピングヘッドの第1キャップ(例えば、クラウンキャップ)から異なるキャップ(例えば、リップキャップ)への変更およびその逆の変更は、依然としてあまりに多くの時間を必要とし、対応するねじは、キャッピングマシンの製造および操作における全体的なコストを増大させる非常に高い精度で加工する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、従来技術の上述の欠点を取り除く、改良されたキャッピングヘッドおよび容器のキャッピング装置を提供することである。
【0007】
本発明の特別な目的は、シンプルで頑丈な構造を有し、追加キャップ固定アセンブリのキャッピングヘッドへの高速であるが高精度である連結および位置合わせを可能にする、改良されたキャッピングヘッドおよび容器のキャッピング装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、添付の特許請求の範囲に従うキャッピングヘッドおよび容器のキャッピング装置によって達成される。
【0009】
本発明の特徴および利点は、本発明の実施形態を示す添付の図面及びその説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明のある実施形態に従う第1の配置におけるキャッピングヘッドの断面図を示す。
【図2】更なる配置における図1のキャッピングヘッドの断面図を示す。
【図3】図2のキャッピングヘッドの側面図である。
【図4】図3の面IV−IVによる断面図である。
【図5】ある実施形態に従う装置の追加キャップ固定アセンブリの詳細の断面図である。
【図6】図5の詳細VIの拡大図である。
【図7】本発明に従うボトルをキャッピングするための装置の例示的な実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図面を参照すると、いくつかの図にわたって同様の符号は同様の構成要素を示しており、図7は、容器4をキャッピングするための装置1を示す。装置1は、キャッピングヘッド2と、容器4を支持するためのプレート3とを含む。キャッピングヘッド2及びプレート3は、カルーセル5に、カルーセル5のそれぞれの支持体6,7によってしっかりと固定される。
【0012】
(図1〜4に示されるような)ある実施形態によれば、キャッピングヘッド2は、キャッピングヘッド2を支持体6に接続するねじまたはボルト用の外側接続フランジ9を有する外側スリーブ8を備える。外側スリーブ8内には、往復ピストン10がスライドするように収容され、外側スリーブ8と往復ピストン10との間には、それらの間にある摩擦抵抗を低減し且つピストン10の正確な案内を確実にするために、ガイドブシュ11を配置することができる。
【0013】
第1キャップ固定アセンブリ12は、往復ピストン10の下部(使用時にキャップされる容器に面している部分)に後者と共に移動するように接続される。
【0014】
第1キャップ固定アセンブリ12は、(第1タイプの)キャップを受け入れて保持するように適合されたキャップホルダ13と、往復ピストン10の駆動動作、特に第1キャップ固定アセンブリ12と共に容器4に向かって容器4に圧縮接触するピストン10の下方への移動に応じて、キャップホルダ13に保持された(第1タイプの)キャップを容器開口部(例えば、ボトルの口)に固定するように構成されたキャップファスナ14とを備える。
【0015】
知られているように、第1キャップ固定アセンブリ12は、固定する間、キャップを容器4に押し付ける実質的に一定で繰り返し可能な圧力を確実にするために、容器の高さのばらつきを補償するように構成された補償手段15をさらに備えることができる。このような補償手段15は、キャップホルダ13および/またはファスナー14と第1キャップ固定アセンブリ12のハウジングとの間に介在する1つ以上の弾性ばねを含み得る。
【0016】
ある実施形態によれば、第1キャップ固定アセンブリ12は、クラウンキャップを保持し、ボトルの口にそれを固定するように構成されている。この目的のために、キャップホルダ13は、その下端に磁石を含み、それによってクラウンキャップを保持してもよい。
【0017】
第1キャップ固定アセンブリ12の反対側にある往復ピストン10の上部は、往復ピストン10を作動装置26と動作可能に接続するための手段、例えば、カムトラックまたはリニアモータへのコネクタに当接するように適合され、往復ピストン10をキャッピングされる容器に近づけたり容器から離したりするように構成されたカムフォロア48を含む。
【0018】
キャッピングヘッド2は、第1キャップ(例えば、クラウンキャップ)から異なるキャップ(例えば、リップキャップ)へのキャッピング装置1の変更を可能にするために、追加キャップ固定アセンブリ16の第1キャップ固定アセンブリ12への着脱可能な接続のための着脱可能な接続手段をさらに備える。
【0019】
本発明の一態様によれば、接続手段は、第1キャップ固定アセンブリ12のハウジング22の側壁23の外側面18に形成され、且つ、追加キャップ固定アセンブリ16の対応するラッチ部材19を受け入れてキャッピングヘッド2に対して後者をロックするように適合されたトラップキャビティ17を備える。
【0020】
トラップキャビティ17は、ラッチ部材19がキャッピングヘッド2の長手方向軸Lに対して横方向または垂直方向にのみトラップキャビティ17に出入りできるように、横方向に範囲を定められている。したがって、円周外側面18を有する実質的に管状または円筒状の側壁23の場合は、トラップキャビティ17は、長手方向軸Lに対して実質的に径方向にラッチ部材19を受け入れ、且つ解放するように構成される。
【0021】
ある実施形態によれば、トラップキャビティ17は、周方向に延びる、必ずしもではないが好ましくは環状の溝20を形成し、溝20は、キャッピングヘッド2の長手方向軸Lに対して垂直な平面Pに位置する。溝20は、有利には、ハウジング22の局所的にのみ肥厚した壁部21に形成することができ、一方、側壁23の残りの隣接領域は減少された厚みを有する。
【0022】
有利には、トラップキャビティ17は、少なくとも1つの、好ましくは2つの向かい合った傾斜側面24を備え、傾斜側面24は、キャビティ底25へのキャビティの幅の縮小を画定し、キャッピングヘッド2の一体化された第1キャップ固定アセンブリ12に対するラッチ部材19の、したがって追加キャップ固定アセンブリ16のセンタリングを行う。
【0023】
好ましい実施形態によれば、トラップキャビティ17は実質的に台形の断面を有し、台形断面において、キャビティ底25は短い底辺を形成し、キャビティ開口部は長い底辺を形成し、傾斜側面24は台形の側辺を形成する。
【0024】
側面24とキャビティ開口部平面との間の角度は、約30°から75°、好ましくは45°から60°、さらに好ましくは約45°であることができる。
【0025】
追加キャップ固定アセンブリ16は、使用時にキャッピングヘッド2の長手方向軸Lと一致する長手方向軸L’を有するハウジング27と、ハウジング27と剛結合されるかまたは少なくとも部分的にハウジング27によって形成され、且つ、追加キャップ固定アセンブリ16をキャッピングヘッド2、特に往復ピストン10かまたは第1キャップ固定アセンブリ12のハウジング22と着脱可能に連結するように構成された連結装置28とを備える。
【0026】
追加キャップ固定アセンブリ16は、(異なるタイプの)キャップを受け入れて保持するように適合された追加キャップホルダ29と、追加キャップホルダ29によって保持された(異なるタイプの)キャップを、往復ピストン10の駆動動作、特に追加キャップ固定アセンブリ16と共に容器4に向かって容器4に圧縮接触するピストン10の下方への移動に応じて、容器開口部(例えば、ボトルの口)に固定するように構成された追加キャップファスナ30とをさらに備える。
【0027】
ある実施形態によれば、追加のタイプのキャップは、リップキャップである。
【0028】
この目的のために、追加キャップ固定アセンブリ16は、連結するときに、そのハウジング27が第1キャップ固定アセンブリ12のハウジング27と剛結合され、且つ、追加キャップホルダ29および/または追加キャップファスナ30の作動部31が対応するキャップホルダ13および/またはキャップファスナ14と、それらの動作が動作可能に連係されるように係合されるよう、構成することができる。
【0029】
連結装置28は、第1キャップ固定アセンブリ12のハウジング22をスライドするように受け入れ、互いに同軸にそれらを整列するように構成されたスリーブ32と、スリーブ32のラッチ座部33に配置された1つ以上のラッチ部材19、好ましくは鋼球とを備える。ラッチ部材19はラッチ位置と解放位置との間で移動可能であり、ラッチ位置において、ラッチ部材19はトラップキャビティ17と噛み合うようにスリーブ32の径方向内側に突出し、解放位置において、ラッチ部材19はスリーブ32の径方向外側に突出してトラップキャビティ17を通過する。
【0030】
ラッチ座部33は、スリーブ32の側壁に形成された貫通孔を含むことができ、貫通孔は、ラッチ部材19がスリーブ32の径方向内側に突出することを可能にするが、例えば内側停止縁45のおかげで、ラッチ部材19がスリーブ32の内側に落下するのを防ぐような形状である。内側停止縁45は、スリーブ側壁の内側面に向かってラッチ座部33の幅が徐々にまたは段階的に減少することによって具現化することができる。
【0031】
ラッチ部材19がスリーブ32の外側に向かって座部33から脱落するのを防ぐために、各座部33の径方向外側開口に外側停止縁46を設けることができる。精密機械加工を減らすために、外側停止縁46は、好ましくは、リテーナリング47によって具現化される。リテーナリング47は、スリーブ32上にはめ込み、且つ、外側のラッチ座部33の開口部に部分的に重なるように配置することができる。リテーナリング47は、好ましくはプラスチックで作られ、リング47が熱収縮性材料で製造されている場合は熱収縮によって、または接着によって、スリーブ32の外側面に固定することができる。
【0032】
追加の第1キャップ固定アセンブリ12の組み立てをさらに容易にするために、リテーナリング47は、ストローク停止部40の端部に当接するように配置され、その外側停止縁46がラッチ座部33と正確に所望の長さ重なるように(図6を比較)所定の幅を有する。
【0033】
連結装置28は、傾斜面状のスラスト面35を形成するロックスライダ34をさらに含む。ロックスライダ34はロック位置と連結解除位置との間で移動可能であり、ロック位置において、スラスト面35はラッチ部材19と係合してそれらをラッチ位置に押し出し、連結解除位置において、スラスト面35はラッチ部材19を通過してそれらが解放位置へ移動することを可能にする。
【0034】
ロックスライダ34は、スリーブ32上にはめ込まれた環状ロックスライダから成ってもよい。環状ロックスライダは、周方向に移動可能、すなわち回転可能であるかまたは上記ロック位置と連結解除位置との間で軸方向に変位可能である。
【0035】
スリーブ32の上部自由端39は、ロックスライダ34がそのロック位置において当接し、それによって塵および他の汚物からスラスト面35を保護する、周方向の、好ましくはU字型断面のストローク停止部40の端部を形成し得る。
【0036】
有利には、ロックスライダ34は、恒久的に、例えばスリーブ32の外側面に固定されたリングフランジ37とスリーブ32の外周に形成されたばね座38との間に配置されたばね36によって、ロック位置へ弾性的に付勢される。
【0037】
リングフランジ37は、好ましくは、スリーブ32の上部自由端39と反対のロックスライダ34の側に配置される。
【0038】
追加キャップ固定アセンブリの組み立てを容易にするために、リングフランジ37は、例えばスリーブ32の対応する穴に挿入された複数のピン41によって、スリーブ32に着脱自在に接続され、それにより、予め挿入されたリングフランジ37がばね36によりピン41に対して付勢され、ロックスライダ34、ばね36、およびリングフランジ37のグループ全体がピン41とストローク停止部40の端部との間に保持される。
【0039】
例えば図1および図2に見られるように、ロックスライダ34の連結解除動作は、追加キャップ固定アセンブリ16の第1キャップ固定アセンブリ12からの取り外しの方向で行われ、それにより、ロックスライダ34のただ1つの(下向きの)動作によって、ラッチ部材19をロック解除し、追加キャップ固定アセンブリ16を取り外すことが可能となる。
【0040】
ロックスライダ34のグリップを向上させるために、それは追加キャップ固定アセンブリ16の連結解除および取り外しの方向に向いている端部の近くに形成された、外側に突出した縁部42を含んでもよい。その場合、ばね座38は、有利には、この縁部42の一部であってもよい。
【0041】
好ましい実施形態によれば、ラッチ部材19は、スリーブ32の円周に沿って120°の角度のピッチで配置され且つ第1キャップ固定アセンブリ12のハウジング22のトラップキャビティ17と係合するように適合された3つの鋼球を含む。
【0042】
スリーブ32は、上部自由端39と反対のスリーブ32の端部に形成され且つ連結装置28を追加キャップ固定アセンブリ16のハウジング27と剛結合するように適合されたねじ付き管状コネクタ43をさらに含んでもよい。内部通路44により、第1キャップホルダ13および/またはキャップファスナ14は、追加キャップ固定アセンブリ16の作動部31と係合することが可能になる。
【0043】
上記説明から直ちに理解できるように、キャッピングヘッド2は、キャッピング装置1の、あるタイプのキャップ(例えば、クラウンキャップ)から異なるタイプのキャップ(例えば、リップキャップ)への変更およびその逆の変更時に、追加キャップ固定アセンブリ16の非常に迅速、簡単かつ正確な取り付けおよび取り外しを可能とする。
【0044】
さらに、本発明に従うキャッピングヘッドおよびキャッピング装置は、ラッチ部材19を外側からラッチ座部33に挿入し、次いでリテーナリング47をスリーブ32上にはめ込んでその上部自由端39に向かってそれがストローク停止部40の端部に当接するまで押し、それによりラッチ部材19をラッチ座部33の内部に保持し、次いでロックスライダ34、ばね36、およびリングフランジ37をスリーブ32上にはめ込んでその上部自由端39に向かってそれらを押し、ばね36がリングフランジ37に当接してロックスライダ34をそのロック位置に弾性的に付勢するように、最終的にリングフランジ37をその位置に保持するべくスリーブ32上にピン41を固定することにより、追加キャップ固定アセンブリの接続部分を非常に直接的で、シンプル且つ正確な方法で組み立てることを可能にする。
【0045】
本発明をいくつかの実施形態の記述によって説明し、且つ説明した実施形態をかなり詳細に記述してきたが、それは添付の特許請求の範囲をそのような詳細に制限しまたは何らかの方法で限定する目的ではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器(4)をキャッピングするための装置(1)用のキャッピングヘッド(2)であって、
第1タイプのキャップを受け入れて保持するように適合されたキャップホルダ(13)と、前記キャップホルダ(13)によって保持された前記第1タイプのキャップを前記容器(4)の開口部に固定するように構成されたキャップファスナ(14)とを有する第1キャップ固定アセンブリ(12)と、
第2タイプのキャップを受け入れて保持するように適合された追加キャップホルダ(29)と、前記追加キャップホルダ(29)によって保持された前記第2タイプのキャップを容器開口部に固定するように構成された追加キャップファスナ(30)とを有する少なくとも1つの追加キャップ固定アセンブリ(16)と、
前記キャッピングヘッド(2)を前記第1タイプのキャップから前記第2タイプのキャップへ変更するために、前記追加キャップ固定アセンブリ(16)を前記第1キャップ固定アセンブリ(12)に着脱可能に接続するための着脱可能な連結手段と
を備え、前記着脱可能な接続手段は、
前記第1キャップ固定アセンブリ(12)の外側面(18)に形成され、且つ前記追加キャップ固定アセンブリ(16)の対応するラッチ部材(19)を受け入れて前記キャッピングヘッド(2)に対して後者をロックするように適合されたトラップキャビティ(17)
を含む、キャッピングヘッド。
【請求項2】
請求項1に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記トラップキャビティ(17)は、前記第1キャップ固定アセンブリ(12)の管状側壁(23)の円周外側面(18)に形成され、長手方向軸(L)に対して実質的に径方向にのみ前記ラッチ部材(19)を受け入れ且つ解放するように構成される、キャッピングヘッド。
【請求項3】
請求項2に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記トラップキャビティ(17)は、前記キャッピングヘッド(2)の長手方向軸(L)に垂直な平面(P)にある円周溝(20)を形成する、キャッピングヘッド。
【請求項4】
請求項2または3に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記トラップキャビティ(17)は局部的にのみ肥厚した壁部(21)に形成され、前記側壁(23)の隣接領域はより小さい厚みを有する、キャッピングヘッド。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記トラップキャビティ(17)は2つの対向する傾斜側面(24)を含み、前記傾斜側面(24)は、前記第1キャップ固定アセンブリ(12)に対する前記ラッチ部材(19)および前記追加キャップ固定アセンブリ(16)のセンタリングを行うために、キャビティ底(25)への前記キャビティの幅の縮小を画定する、キャッピングヘッド。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記追加キャップ固定アセンブリ(16)は、前記第1キャップ固定アセンブリ(12)の一部をスライドするように受け入れ且つ互いに同軸にそれらを整列するように構成されたスリーブ(32)を有する連結装置(28)を備え、前記スリーブ(32)はラッチ座部(33)を画定し、前記ラッチ座部(33)は前記ラッチ部材(19)をラッチ位置と解放位置との間で移動可能に保持し、前記ラッチ位置において、前記ラッチ部材(19)は前記トラップキャビティ(17)と噛み合うように前記スリーブ(32)の径方向内側に突出し、前記解放位置において、前記ラッチ部材(19)は前記スリーブ(32)の外側に径方向に突出して前記トラップキャビティ(17)を通過する、キャッピングヘッド。
【請求項7】
請求項6に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記ラッチ座部(33)は、スリーブ(32)の側壁に形成され且つ内側停止縁(45)を有する貫通孔を含み、前記内側停止縁(45)は、前記ラッチ部材(19)が前記スリーブ(32)の内側に抜けるのを防ぐ、キャッピングヘッド。
【請求項8】
請求項6または7に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記スリーブ(32)上にはめ込まれ、前記ラッチ座部(33)の外側開口部に部分的に重なるように配置され、それにより前記ラッチ部材(19)が前記スリーブ(32)の外側に抜けるのを防止するリテーナリング(47)を備える、キャッピングヘッド。
【請求項9】
請求項8に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記リテーナリング(47)は熱収縮性プラスチック材料で作られる、キャッピングヘッド。
【請求項10】
請求項8または9に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記リテーナリング(47)は所定の幅を有し、リテーナリング(47)の外側停止縁(46)が前記ラッチ座部(33)に所望の長さ重なるように、前記スリーブ(32)のストローク停止部(40)の端部に当接して配置される、キャッピングヘッド。
【請求項11】
請求項6〜10のいずれか1項に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記連結装置(28)は、スラスト面(35)を有し且つロック位置と連結解除位置との間で移動可能なロックスライダ(34)をさらに含み、前記ロック位置において、前記スラスト面(35)は前記ラッチ部材(19)と係合してそれらをラッチ位置に押し出し、前記連結解除位置において、前記スラスト面(35)は前記ラッチ部材(19)との係合を解除してそれらが解放位置に移動することを可能にする、キャッピングヘッド。
【請求項12】
請求項11に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記ロックスライダ(34)はリング形状であり、且つ前記スリーブ(32)上にはめ込まれ、スリーブ(32)の上部自由端(39)がストローク停止部の端部(40)を形成し、前記ロックスライダ(34)はそのロック位置において前記ストローク停止部の端部(40)に当接する、キャッピングヘッド。
【請求項13】
請求項11または12に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記ロックスライダ(34)は恒久的に、ばね(36)によって前記ロック位置に弾性的に付勢される、キャッピングヘッド。
【請求項14】
請求項11〜13のいずれか1項に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記ロックスライダ(34)の連結解除動作は、前記追加キャップ固定アセンブリ(16)の前記第1キャップ固定アセンブリ(12)からの取り外しの方向で行われ、それにより前記ロックスライダ(34)のただ1つの動作によって、前記ラッチ部材(19)がロック解除され、前記追加キャップ固定アセンブリ(16)が前記第1キャップ固定アセンブリ(12)から取り外される、キャッピングヘッド。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1項に記載のキャッピングヘッド(2)であって、前記ラッチ部材(19)は120°の角度のピッチで配置された3つの鋼球を含む、キャッピングヘッド。
【請求項16】
第1タイプのキャップと少なくとも追加の第2タイプのキャップとで容器(4)をキャッピングするための装置(1)であって、
少なくとも1つの容器支持プレート(3)と、
請求項1〜15のいずれか1項に記載の少なくとも1つのキャッピングヘッド(2)と、
前記支持プレート(3)に対する前記キャッピングヘッド(2)の動作のための作動装置(26)と
を備える。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−526019(P2012−526019A)
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−508904(P2012−508904)
【出願日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際出願番号】PCT/EP2009/055534
【国際公開番号】WO2010/127700
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(507397098)
【Fターム(参考)】