説明

キャラクタ表示装置、キャラクタ表示装置の制御方法及びプログラム

【課題】 ユーザが所望の画面イメージを画像データファイルとして比較的簡易に保存できるように図ることが可能になるキャラクタ表示装置を提供することにある。
【解決手段】 状態特定データ記憶部24は、キャラクタの状態を特定するための状態特定データを記憶する。状態特定データが更新された場合、該状態特定データによって特定される状態のキャラクタの様子を表す第1の画像が生成され、表示部34に表示される。所定の画像保存指示操作が行われたか否かの判定結果に応じて、状態特定データに基づき補正状態特定データが生成され、該補正状態特定データによって特定される状態のキャラクタの様子を表す第2の画像が生成され、画像データファイルとして画像データファイル記憶部44に保存される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はキャラクタ表示装置、キャラクタ表示装置の制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
キャラクタを画面に表示するキャラクタ表示装置が一般的に知られている。例えば、ゲームキャラクタをゲーム画面に表示するゲーム装置等である。このようなキャラクタ表示装置には、モニタに表示されている画面イメージを画像データファイルとして保存する機能(スクリーンキャプチャ機能)を備えているものがある。
【特許文献1】特開2003−109025号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上のようなキャラクタ表示装置では、ユーザが所望の画面イメージを画像データファイルとして保存するために、手間がかかってしまう場合があった。例えば、「複数のゲーム装置(ゲーム端末)を含み、各ゲーム装置に対応するゲームキャラクタを共通のゲーム空間に配置し、各ゲーム装置においてなされた操作に基づいて、該ゲーム装置に対応するゲームキャラクタの状態を更新するネットワークゲームを実行するネットワークゲームシステム」において、あるゲーム装置でスクリーンキャプチャ機能を利用することによって、各プレイヤキャラクタが正面を向いた集合写真画像を保存しようとする場合、スクリーンキャプチャ指示操作が行われる前に、各プレイヤが各自のプレイヤキャラクタを所与の方向を向くように操作する必要があった。各プレイヤが協力してそのような操作をしなければ、そのような集合写真画像を保存することはできなかった。また例えば、モーションデータ等に基づいてまばたきを行うプレイヤキャラクタが登場するゲームを実行するゲーム装置において、スクリーンキャプチャ機能を利用することによって、プレイヤがプレイヤキャラクタがまばたきをしていない状態の画像を保存しようとする場合、プレイヤキャラクタがまばたきをしていないタイミングでスクリーンキャプチャ指示操作を行う必要があり、スクリーンキャプチャ指示操作のタイミングを計る必要があった。
【0004】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ユーザが所望の画面イメージを画像データファイルとして比較的簡易に保存できるように図ることが可能になるキャラクタ表示装置、キャラクタ表示装置の制御方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係るキャラクタ表示装置は、キャラクタを表示するキャラクタ表示装置において、前記キャラクタの状態を特定するための状態特定データを記憶する状態特定データ記憶手段と、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データが更新された場合、該状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第1の画像を生成する第1の画像生成手段と、前記第1の画像生成手段によって生成される第1の画像を表示する表示手段と、前記表示手段に前記第1の画像が表示される場合において、所定の画像保存指示操作を示す操作信号が操作手段から入力されたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データに基づき補正状態特定データを生成する補正状態特定データ生成手段と、前記補正状態特定データ生成手段によって生成される補正状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第2の画像を生成する第2の画像生成手段と、前記第2の画像生成手段によって生成される第2の画像を画像データファイルとして画像データファイル記憶手段に記憶させる画像データファイル保存手段と、を含むことを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係るキャラクタ表示装置の制御方法は、キャラクタを表示するキャラクタ表示装置の制御方法において、前記キャラクタの状態を特定するための状態特定データを記憶してなる状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データが更新された場合、該状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第1の画像を生成するための第1の画像生成ステップと、前記第1の画像生成ステップによって生成される第1の画像を表示手段に表示させるためのステップと、前記表示手段に前記第1の画像が表示される場合において、所定の画像保存指示操作を示す操作信号が操作手段から入力されたか否かを判定するための判定ステップと、前記判定ステップによる判定結果に応じて、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データに基づき補正状態特定データを生成するための補正状態特定データ生成ステップと、前記補正状態特定データ生成ステップによって生成される補正状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第2の画像を生成するための第2の画像生成ステップと、前記第2の画像生成ステップによって生成される第2の画像を画像データファイルとして画像データファイル記憶手段に記憶させるための画像データファイル保存ステップと、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るプログラムは、キャラクタを表示するキャラクタ表示装置として、例えばパーソナルコンピュータ、家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、業務用ゲーム機、携帯電話機や携帯情報端末(PDA)等のコンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記キャラクタの状態を特定するための状態特定データを記憶する状態特定データ記憶手段、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データが更新された場合、該状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第1の画像を生成する第1の画像生成手段、前記第1の画像生成手段によって生成される第1の画像を表示する表示手段、前記表示手段に前記第1の画像が表示される場合において、所定の画像保存指示操作を示す操作信号が操作手段から入力されたか否かを判定する判定手段、前記判定手段による判定結果に応じて、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データに基づき補正状態特定データを生成する補正状態特定データ生成手段、前記補正状態特定データ生成手段によって生成される補正状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第2の画像を生成する第2の画像生成手段、及び、前記第2の画像生成手段によって生成される第2の画像を画像データファイルとして画像データファイル記憶手段に記憶させる画像データファイル保存手段、として前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0008】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。また、本発明に係るプログラム配信装置は、上記プログラムを記録した情報記憶媒体を備え、当該情報記憶媒体から上記プログラムを読み出し、配信するプログラム配信装置である。また、本発明に係るプログラム配信方法は、上記プログラムを記録した情報記憶媒体を備え、当該情報記憶媒体から上記プログラムを読み出し、配信するプログラム配信方法である。
【0009】
本発明では、キャラクタの状態を特定するための状態特定データが記憶される。その状態特定データが更新された場合、該状態特定データによって特定される状態のキャラクタの様子を表す第1の画像が生成され、表示出力される。また、第1の画像が表示出力された状態で、所定の画像保存指示操作を示す操作信号が操作手段から入力されたか否かが判定され、その判定結果に応じて、状態特定データに基づき補正状態特定データが生成される。そして、生成された補正状態特定データによって特定される状態のキャラクタの様子を表す第2の画像が生成され、該第2の画像が画像データファイルとして保存される。本発明によれば、ユーザが所望の画面イメージを画像データファイルとして比較的簡易に保存できるように図ることが可能になる。
【0010】
また、本発明の一態様では、第1及び第2の画像バッファを含み、前記第1の画像生成手段は、前記第1の画像バッファに前記第1の画像を形成し、前記表示手段は、前記第1の画像バッファに形成された画像を表示し、前記第2の画像生成手段は、前記第2の画像バッファに前記第2の画像を形成し、前記画像データファイル保存手段は、前記第2の画像バッファに形成された画像を前記画像データファイルとして前記画像データファイル記憶手段に記憶させるようにしてもよい。こうすれば、第1の画像を表示手段に表示させるための処理と、画像保存指示操作に応じて第2の画像を保存するための処理とを、異なる画像バッファを用いた別個な処理として実現することが可能になる。その結果として、画像保存指示操作が行われた場合に、表示手段に表示される画面の更新が妨げられることなく、ユーザの所望の画面イメージの保存が行われるように担保することが可能になる。
【0011】
また、本発明の一態様では、該キャラクタ表示装置は、複数の端末装置の各々に対応するキャラクタを共通の仮想空間に配置し、各端末装置においてなされた操作に基づいて、該端末装置に対応するキャラクタの状態を更新するシステム、に含まれる前記端末装置であり、前記状態特定データは、前記複数の端末装置の各々においてなされた操作に基づいて更新される、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタの各状態を特定するためのデータであり、前記第1の画像は、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタが、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データによって特定される各状態で配置された前記仮想空間の様子を表す画像であり、前記第2の画像は、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタが、前記補正状態特定データ生成手段によって生成される補正状態特定データによって特定される各状態で配置された前記仮想空間の様子を表す画像であってもよい。ここで、「システム」は、例えば、複数の端末装置の各々に係るユーザがコミュニケーションを図るためのコミュニケーションシステム(ネットワークゲームシステムやチャットシステム等)である。また、「仮想空間」には、2つの座標要素によって構成される2次元仮想空間や、3つの座標要素によって構成される3次元仮想空間が含まれる。こうすれば、「複数の端末装置の各々に対応するキャラクタを共通の仮想空間に配置し、各端末装置においてなされた操作に基づいて、該端末装置に対応するキャラクタの状態を更新するシステム」の端末装置において、ユーザが所望の画面イメージを画像データファイルとして比較的簡易に保存できるように図ることが可能になる。例えば、「複数のゲーム端末を含み、各ゲーム端末に対応するゲームキャラクタを共通のゲーム空間に配置し、各ゲーム端末においてなされた操作に基づいて、該ゲーム端末に対応するゲームキャラクタの状態を更新するネットワークゲームを実行するネットワークゲームシステム」のゲーム端末(ゲーム装置)において、プレイヤが所望のゲーム画面イメージを画像データファイルとして比較的簡易に保存できるように図ることが可能になる。
【0012】
また、本発明の一態様では、前記状態特定データは、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタの少なくとも位置及び姿勢を特定するためのデータであり、前記第1の画像は、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタが、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データによって特定される各位置に、該状態特定データによって特定される各姿勢で配置された前記仮想空間の様子を表す画像であり、前記補正状態特定データ生成手段は、前記判断手段による判断結果に応じて、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データを取得する手段と、該取得された状態特定データによって特定される、前記複数の端末装置のうちの他の各端末装置に対応するキャラクタの姿勢が所与の姿勢となるように、該取得された状態特定データを更新することによって、前記補正状態特定データを生成する手段と、を含み、前記第2の画像は、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタが、前記補正状態特定データ生成手段によって生成される補正状態特定データによって特定される各位置に、該補正状態特定データによって特定される各姿勢で配置された前記仮想空間の様子を表す画像であってもよい。こうすれば、ユーザが、「他の端末装置に対応するキャラクタの姿勢が所与の姿勢に補正された画面イメージ」を画像データファイルとして比較的簡易に保存できるように図ることが可能になる。
【0013】
この態様では、前記所与の姿勢は所与の方向を向く姿勢であってもよい。こうすれば、ユーザが、「他の端末装置に対応するキャラクタの姿勢が所与の方向を向く姿勢に補正された画面イメージ」を画像データファイルとして比較的簡易に保存できるように図ることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態の一例について図面に基づき詳細に説明する。以下では、「キャラクタを表示するキャラクタ表示装置」の一態様であるゲーム装置に本発明を適用した場合について説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係るゲーム装置を含んで構成されるネットワークゲームシステムの全体構成を示す図である。同図に示すように、ネットワークゲームシステム1は、ゲームサーバ2と、複数のゲーム装置10(ゲーム端末)と、を含んで構成される。ゲームサーバ2及びゲーム装置10は、いずれもインターネット等の通信ネットワーク4に接続されており、相互にデータ授受可能である。ゲームサーバ2は、例えばマイクロプロセッサ、主記憶、ハードディスク記憶装置や通信インタフェース等を含んで構成されるコンピュータシステムであり、例えば従来公知のサーバコンピュータ等により構成される。また、ゲーム装置10は、例えばマイクロプロセッサ、主記憶、ハードディスク記憶装置、例えばDVD−ROM等の情報記憶媒体の記憶内容を読み取るための読み取り装置、通信インタフェース、操作入力部、画像処理部やモニタ等を含んで構成されるコンピュータシステムである。ここで、画像処理部はVRAMを含んで構成されており、マイクロプロセッサから送られる画像データに基づいてVRAM上にゲーム画面を描画する。そして、画像処理部はその内容をビデオ信号に変換して所定のタイミングでモニタに出力する。ゲーム装置10は、例えば従来公知のパーソナルコンピュータ、家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、携帯情報端末、あるいは携帯電話機等により構成される。
【0016】
以上の構成を有するネットワークゲームシステム1では、複数のゲーム装置10の各々に対応するゲームキャラクタを共通のゲーム空間に配置し、各ゲーム装置10においてなされた操作に基づいて、該ゲーム装置10に対応するゲームキャラクタの状態を更新するネットワークゲームが提供される。各ゲーム装置10は、ネットワークゲームのためのゲームプログラムが実行することにより、主記憶上にゲーム空間を構築し、その様子を表すゲーム画面をモニタに表示する。
【0017】
図2は、ゲーム装置10において実現される機能のうち、本発明に関連するものを主として示す機能ブロック図である。同図に示すように、ゲーム装置10には、操作部20と、モーションデータ記憶部22と、状態特定データ記憶部24と、自状態特定データ生成部26と、自状態特定データ送信部28と、他状態特定データ受信部30と、表示用画像生成部32と、表示部34と、判定部36と、補正状態特定データ生成部38と、保存用画像生成部40と、画像データファイル保存部42と、画像データファイル記憶部44と、が含まれる。これらの機能は、DVD−ROM等の情報記憶媒体やインターネット等の通信ネットワーク4を介して供給されるゲームプログラムが各ゲーム装置10によって実行されることによって実現される。
【0018】
[1.操作部]
操作部20は、ゲーム装置10の操作入力部(例えば、キーボード、マウスやゲームコントローラ)を主として実現される。操作部20は、プレイヤによる操作入力を受け付け、プレイヤの操作内容を示す操作信号を出力する。
【0019】
[2.モーションデータ記憶部]
モーションデータ記憶部22は、ゲーム装置10の読み取り装置に装着された情報記憶媒体やハードディスク装置を主として実現される。モーションデータ記憶部22は、ゲームキャラクタの所定時間ごとの状態変化を示す状態変化データの一態様であるモーションデータを記憶する。モーションデータは、ゲームキャラクタの各種動作時の所定時間(本実施の形態では1/60秒)ごとの姿勢変化を示すデータである。例えば、モーションデータ記憶部22には、ゲームキャラクタが立ち止まっている場合の所定時間ごとの姿勢変化を示す立ちモーションデータが記憶されている。立ちモーションデータによって姿勢変化が制御されることによって、ゲームキャラクタは立ち止まっている場合に所定の時間間隔でまばたきを行うようになっている。
【0020】
[3.状態特定データ記憶部]
状態特定データ記憶部24は、ゲーム装置10の主記憶を主として実現される。状態特定データ記憶部24は、複数のゲーム装置10の各々においてなされた操作に基づいて更新される、複数のゲーム装置10の各々に対応するゲームキャラクタの各状態を特定するための状態特定データを記憶する。すなわち、各ゲーム装置10の状態特定データ記憶部24には、そのゲーム装置10においてプレイヤの操作対象となるゲームキャラクタ(以下、自プレイヤキャラクタと呼ぶ。)の状態を特定するためのデータと、他のゲーム装置10において他のプレイヤの操作対象となるゲームキャラクタ(以下、他プレイヤキャラクタと呼ぶ。)の状態を特定するためのデータと、が記憶されることになる。状態特定データには、例えば、複数のゲーム装置10の各々に対応するゲームキャラクタのゲーム空間における位置及び姿勢を特定するためのデータが含まれる。より具体的には、ゲームキャラクタの位置を特定するためのデータとして、ゲームキャラクタのゲーム空間における位置座標を示すデータが状態特定データには含まれる。また、ゲームキャラクタの姿勢を特定するためのデータとして、例えばゲームキャラクタのゲーム空間における向きを示すデータ、ゲームキャラクタがまばたきをしているか否かを示すデータ、再生中のモーションデータの種類を示すデータや、モーションデータの再生位置を示すデータ等が状態特定データには含まれる。なお、本実施の形態のように、立ちモーションデータに基づく姿勢制御の下、ゲームキャラクタが立ち止まっている場合に所定の時間間隔でまばたきを行う場合には、再生中のモーションデータの種類を示すデータとモーションデータの再生位置を示すデータとが、ゲームキャラクタがまばたきをしているか否かを示すデータとなる。
【0021】
[4.自状態特定データ生成部]
自状態特定データ生成部26は、自プレイヤキャラクタの状態を特定するための自状態特定データを生成する。自状態特定データ生成部26は、「状態特定データ記憶部24の記憶内容に基づき取得される自プレイヤキャラクタの状態を操作部20に対する操作内容に基づいて更新してなる状態」を示す自状態特定データを生成する。自状態特定データ生成部26は、生成した自状態特定データに基づいて状態特定データ記憶部24の記憶内容を更新し、生成した自状態特定データの内容を状態特定データ記憶部24の記憶内容に反映させる。
【0022】
[5.自状態特定データ送信部]
自状態特定データ送信部28は、ゲーム装置10の通信インタフェースを主として実現される。自状態特定データ送信部28は、自状態特定データ生成部26によって生成された自状態特定データをゲームサーバ2に送信する。
【0023】
ゲームサーバ2は、各ゲーム装置10の自状態特定データ送信部28から送信される自状態特定データを受信し、その自状態特定データを他状態特定データとして他のゲーム装置10に送信する。
【0024】
[6.他状態特定データ受信部]
他状態特定データ受信部30は、ゲーム装置10の通信インタフェースを主として実現される。他状態特定データ受信部30は、ゲームサーバ2から送信された他状態特定データを受信する。他状態特定データ受信部30は、受信した他状態特定データに基づいて状態特定データ記憶部24の記憶内容を更新し、受信した他状態特定データの内容を状態特定データ記憶部24の記憶内容に反映させる。
【0025】
以上に説明した各機能ブロックによって、ネットワークゲームシステム1では、各ゲーム装置10において主記憶上に構築されるゲーム空間が共通化されるようになっている。このため、各プレイヤは、共通のゲーム空間で繰り広げられるゲームを、遠隔地にある各自のゲーム装置10でプレイすることができるようになっている。
【0026】
[7.表示用画像生成部]
表示用画像生成部32(第1の画像生成手段)は、ゲーム装置10のマイクロプロセッサや画像処理部を主として実現される。表示用画像生成部32は、複数のゲーム装置10の各々に対応するゲームキャラクタ(自プレイヤキャラクタ及び他プレイヤキャラクタ)が、状態特定データ記憶部24に記憶される状態特定データに基づき特定される各状態で配置されたゲーム空間の様子を表す表示用画像(第1の画像)を生成する。例えば、該ゲーム空間を、該ゲーム空間に設定される自プレイヤキャラクタに対応する所与の視点(例えば、自プレイヤキャラクタに従動する所与の視点)から見た様子を表す画像が表示用画像として生成される。
【0027】
[8.表示部]
表示部34は、ゲーム装置10のモニタを主として実現される。表示部34は、表示用画像生成部32によって生成された表示用画像を表示する。
【0028】
[9.判定部]
判定部36は、ゲーム装置10のマイクロプロセッサを主として実現される。判定部36は、表示部34に表示用画像が表示される場合において、所定の画像保存指示操作(スクリーンキャプチャ指示操作)が行われたか否かを判定する。すなわち、判定部36は、所定の画像保存指示操作を示す操作信号が操作部20から入力されたか否かを判断する。
【0029】
[10.補正状態特定データ生成部]
補正状態特定データ生成部38は、ゲーム装置10のマイクロプロセッサを主として実現される。補正状態特定データ生成部38は、判定部36による判定結果に応じて、状態特定データ記憶部24に記憶される状態特定データに基づき補正状態特定データを生成する。本実施の形態では、補正状態特定データ生成部38は、判定部36による判定結果に応じて、状態特定データ記憶部24に記憶される状態特定データを取得し、その状態特定データを加工することによって補正状態特定データを生成する。
【0030】
例えば、補正状態特定データ生成部38は、状態特定データ記憶部24に記憶される状態特定データを取得し、その状態特定データによって特定されるゲームキャラクタ(自プレイヤキャラクタ及び他プレイヤキャラクタの全部又は一部)の姿勢が所与の姿勢となるように、その状態特定データを更新することによって、補正状態特定データを生成する。
【0031】
例えば、補正状態特定データ生成部38は、状態特定データ記憶部24から取得した状態特定データに基づいて、各ゲームキャラクタ(自プレイヤキャラクタ及び他プレイヤキャラクタ)がまばたきをしている状態(姿勢)か否かを判断する。そして、まばたきをしている状態であると判断されたゲームキャラクタの状態(姿勢)がまばたきをしていない状態(姿勢)となるように、状態特定データ記憶部24から取得した状態特定データを更新することによって、補正状態特定データを生成する。
【0032】
また例えば、補正状態特定データ生成部38は、状態特定データ記憶部24から取得した状態特定データによって特定される他プレイヤキャラクタの姿勢がゲーム空間における所与の方向を向く姿勢となるように、該状態特定データを更新することによって、補正状態特定データを生成する。
【0033】
より具体的には、他プレイヤキャラクタの姿勢が自プレイヤキャラクタに対応する視点の方を向く姿勢となるように、状態特定データ記憶部24から取得した状態特定データを更新することによって、補正状態特定データを生成する。または、他プレイヤキャラクタの姿勢が自プレイヤキャラクタの正面方向を正面方向とする姿勢となるように、状態特定データ記憶部24から取得した状態特定データを更新することによって、補正状態特定データを生成する。なお、この場合、自プレイヤキャラクタの正面方向は、状態特定データ記憶部24から取得された状態特定データによって特定される。
【0034】
また、補正状態特定データ生成部38は、状態特定データ記憶部24に記憶される状態特定データを取得し、該状態特定データによって特定されるゲームキャラクタ(自プレイヤキャラクタ及び他プレイヤキャラクタの全部又は一部)の位置が所与の位置となるように、該状態特定データを更新することによって、補正状態特定データを生成するようにしてもよい。
【0035】
例えば、補正状態特定データ生成部38は、状態特定データ記憶部24から取得した状態特定データによって特定される他プレイヤキャラクタの位置が、自プレイヤキャラクタの位置に基づいて決定される位置となるように、該状態特定データを更新することによって、補正状態特定データを生成するようにしてもよい。
【0036】
より具体的には、他プレイヤキャラクタが自プレイヤキャラクタを中心として整列するように、状態特定データ記憶部24から取得した状態特定データを更新することによって、補正状態特定データを生成するようにしてもよい。または、表示部34に表示されるゲーム画面において自プレイヤキャラクタの陰に全体又は一部が隠れてしまう他プレイヤキャラクタの位置が自プレイヤキャラクタの陰に隠れない位置となるように、状態特定データ記憶部24から取得した状態特定データを更新することによって、補正状態特定データを生成するようにしてもよい。この場合、他プレイヤキャラクタが自プレイヤキャラクタの陰に隠れてしまうか否かは、状態特定データ記憶部24から取得された状態特定データに基づいて判断される。
【0037】
[11.保存用画像生成部]
保存用画像生成部40(第2の画像生成手段)は、ゲーム装置10のマイクロプロセッサや画像処理部を主として実現される。保存用画像生成部40は、複数のゲーム装置10の各々に対応するゲームキャラクタが、補正状態特定データ生成部38によって生成される補正状態特定データに示される各状態で配置されたゲーム空間の様子を表す保存用画像(第2の画像)を生成する。例えば、該ゲーム空間を、該ゲーム空間に設定され、自プレイヤキャラクタに従動する所与の視点から見た様子を表す画像が保存用画像として生成される。
【0038】
[12.画像データファイル保存部及び画像データファイル記憶部]
画像データファイル保存部42は、ゲーム装置10のマイクロプロセッサを主として実現される。画像データファイル記憶部44は、例えばゲーム装置10のハードディスク装置を主として実現される。画像データファイル保存部42は、保存用画像生成部40によって生成された保存用画像を画像データファイルとして画像データファイル記憶部44に記憶させる。
【0039】
ここで、ゲーム装置10において実行される処理について説明する。図3は、ゲーム装置10において所定時間(本実施の形態では1/60秒)ごとに実行される処理のうち、本発明に関連するものを主として示すフロー図である。この処理は、DVD−ROMから読み出されるゲームプログラム、又は通信ネットワーク4を介して供給されるゲームプログラムがゲーム装置10において実行されることによって実現される。
【0040】
図3に示すように、この処理では、まず判定部36が画像保存指示操作が行われたか否かを判定する(S101)。画像保存指示操作が行われたと判定された場合、画像データフィルを保存するための処理(S102乃至S105)が実行される。すなわち、補正状態特定データ生成部38は、状態特定データ記憶部24から状態特定データを読み出し、主記憶に別個に記憶させる(S102)。そして、補正状態特定データ生成部38は、主記憶に別個に記憶させた状態特定データに対して所定の加工を施すことによって、補正状態特定データを生成する(S103)。次に、保存用画像生成部40は、主記憶に記憶された補正状態特定データに基づき保存用画像を保存用画像バッファ(第2の画像バッファ)に形成する(S104)。画像データファイル保存部42は、保存用画像バッファに形成された画像を画像データファイルとして画像データファイル記憶部44に記憶させる(S105)。
【0041】
S101において画像保存指示操作が行われたと判定され、画像データフィルを保存するための処理(S102乃至S105)が完了した場合、又は、S101において画像保存指示操作が行われていないと判定された場合、状態特定データ記憶部24の記憶内容を更新するための処理(S106乃至S110)と、ゲーム装置10のモニタに表示されるゲーム画面を更新するための処理(S111)とが実行される。すなわち、自状態特定データ生成部26は自状態特定データを生成する(S106)。自状態特定データ生成部26は、生成した自状態特定データに基づいて状態特定データ記憶部24の記憶内容を更新する(S107)。また、自状態特定データ送信部28は、S106において生成された自状態特定データをゲームサーバ2に送信する(S108)。
【0042】
次に、他状態特定データ受信部30が、ゲームサーバ2から他状態特定データを受信したか否かを判定する(S109)。他状態特定データ受信部30は他状態特定データを受信した場合、生成した他状態特定データに基づいて状態特定データ記憶部24の記憶内容を更新する(S110)。次に、表示用画像生成部32は、状態特定データ記憶部24に記憶された状態特定データに基づき表示用画像を、保存用画像バッファとは異なる表示用画像バッファ(第1の画像バッファ)に形成する(S111)。表示用画像バッファに形成された画像は所定のタイミングで表示部34に表示出力される。
【0043】
以上に説明したゲーム装置10によれば、プレイヤが所望のゲーム画面イメージを画像データファイルとして比較的簡易に保存できるように図ることが可能になる。
【0044】
図4はゲーム装置10のモニタに表示されるゲーム画面の一例を示している。同図に示すように、このゲーム画面には、自プレイヤキャラクタ50と、他プレイヤキャラクタ52a,52b,52c,52dと、が表示されており、他プレイヤキャラクタ52aが自プレイヤキャラクタ50とは反対方向を向き、他プレイヤキャラクタ52b,52cはゲーム画面の左右方向に移動する様子が表されている。ゲーム装置10によれば、このゲーム画面が表示された状態で画像保存指示操作が行われた場合、例えば図5に示すような画像が画像データファイルとして保存されるようにすることが可能になる。すなわち、他プレイヤキャラクタ52a,52b,52c,52d(特に、他プレイヤキャラクタ52a,52b,52c)が自プレイヤキャラクタ50と同じ方向を向く姿勢で配置されたゲーム空間の様子を表す画像が保存されるようにすることが可能になる。従来は、図5に示すような画像の保存を希望するプレイヤは、他プレイヤキャラクタ52a,52b,52c,52dの向きを自プレイヤキャラクタ50に合わせるように他のプレイヤに依頼し、他のプレイヤに協力を求めるより他なかったが、ゲーム装置10によれば、プレイヤはそのような依頼を行わなくても、図5に示すような画像を比較的簡易にハードディスク装置等に保存することが可能になる。
【0045】
また、図6はゲーム装置10のモニタに表示されるゲーム画面の他の一例を示している。同図に示すように、このゲーム画面には、自プレイヤキャラクタ50と、他プレイヤキャラクタ52a,52b,52c,52dと、が表示されており、自プレイヤキャラクタ50及び他プレイヤキャラクタ52a,52cがまばたきをしている様子が表されている。ゲーム装置10によれば、このゲーム画面が表示された状態で画像保存指示操作が行われた場合、例えば図7に示すような画像が画像データファイルとして保存されるようにすることが可能になる。すなわち、自プレイヤキャラクタ50及び他プレイヤキャラクタ52a,52b,52c,52d(特に、自プレイヤキャラクタ50及び他プレイヤキャラクタ52a,52c)がまばたきをしていない状態で配置されたゲーム空間の様子を表す画像が保存されるようにすることが可能になる。従来は、図7に示すような画像の保存を希望するプレイヤは、ゲーム画面に表示されるゲームキャラクタがいずれもまばたきしていないタイミングを計って、画像保存指示操作を行う必要があったが、ゲーム装置10によれば、プレイヤはそのようなタイミングを計らなくても、図7に示すような画像を比較的簡易にハードディスク装置等に保存することが可能になる。
【0046】
また、ゲーム装置10によれば、図6に示すゲーム画面が表示された状態で画像保存指示操作が行われた場合、例えば図5に示すような画像が画像データファイルとして保存されるようにすることも可能である。すなわち、他プレイヤキャラクタ52a,52b,52c,52d(特に、他プレイヤキャラクタ52a,52b,52c)が自プレイヤキャラクタ50と同じ方向を向く姿勢で配置され、かつ、自プレイヤキャラクタ50及び他プレイヤキャラクタ52a,52b,52c,52d(特に、自プレイヤキャラクタ50及び他プレイヤキャラクタ52a,52c)がまばたきをしていない状態で配置されたゲーム空間の様子を表す画像が保存されるようにすることも可能である。
【0047】
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。
【0048】
例えば、図2に示す機能ブロックのうちの自状態特定データ送信部28及び他状態特定データ受信部30以外の機能ブロックが、スタンドアロンのゲーム装置において実現されるようにしてもよい。例えば、ゲーム画面に表示されるゲームキャラクタがまばたきをしている状態で画像保存指示操作が行われた場合に、ゲームキャラクタがまばたきしていない状態の画像を保存させる構成は、ネットワークゲームシステム1のゲーム装置10だけでなく、スタンドアロンのゲーム装置において実現することも可能である。
【0049】
また例えば、コンピュータによって操作されるゲームキャラクタ(所定のアルゴリズムに従って状態が変化するゲームキャラクタ)がゲーム画面に表示された状態で画像保存指示操作が行われた場合、該ゲームキャラクタが所定の状態で配置されたゲーム空間の様子を表す画像が保存されるようにしてもよい。この構成も、ネットワークゲームシステム1のゲーム装置10だけでなく、スタンドアロンのゲーム装置でも実現することが可能である。
【0050】
また例えば、本発明はゲーム装置10以外のキャラクタ表示装置にも適用可能である。例えば、本発明は、ネットワークゲームシステム1以外のコミュニケーションシステム(複数の端末装置の各々に係るユーザがコミュニケーションを図るためのシステム)の端末装置として機能するキャラクタ表示装置にも適用可能である。例えば、いわゆるチャットシステムの端末装置として機能するキャラクタ表示装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本実施の形態に係るゲーム装置を含んで構成されるネットワークゲームシステムの全体構成を示す図である。
【図2】本実施の形態に係るゲーム装置の機能ブロック図である。
【図3】ゲーム装置において実行される処理を示すフロー図である。
【図4】ゲーム画面の一例を示す図である。
【図5】保存される画像の一例を示す図である。
【図6】ゲーム画面の一例を示す図である。
【図7】保存される画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
1 ネットワークゲームシステム、2 ゲームサーバ、4 通信ネットワーク、10 ゲーム装置、20 操作部、22 モーションデータ記憶部、24 状態特定データ記憶部、26 自状態特定データ生成部、28 自状態特定データ送信部、30 他状態特定データ受信部、32 表示用画像生成部、34 表示部、36 判定部、38 補正状態特定データ生成部、40 保存用画像生成部、42 画像データファイル保存部、44 画像データファイル記憶部、50 自プレイヤキャラクタ、52a,52b,52c,52d 他プレイヤキャラクタ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャラクタを表示するキャラクタ表示装置において、
前記キャラクタの状態を特定するための状態特定データを記憶する状態特定データ記憶手段と、
前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データが更新された場合、該状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第1の画像を生成する第1の画像生成手段と、
前記第1の画像生成手段によって生成される第1の画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に前記第1の画像が表示される場合において、所定の画像保存指示操作を示す操作信号が操作手段から入力されたか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に応じて、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データに基づき補正状態特定データを生成する補正状態特定データ生成手段と、
前記補正状態特定データ生成手段によって生成される補正状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第2の画像を生成する第2の画像生成手段と、
前記第2の画像生成手段によって生成される第2の画像を画像データファイルとして画像データファイル記憶手段に記憶させる画像データファイル保存手段と、
を含むことを特徴とするキャラクタ表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載のキャラクタ表示装置において、
第1及び第2の画像バッファを含み、
前記第1の画像生成手段は、前記第1の画像バッファに前記第1の画像を形成し、
前記表示手段は、前記第1の画像バッファに形成された画像を表示し、
前記第2の画像生成手段は、前記第2の画像バッファに前記第2の画像を形成し、
前記画像データファイル保存手段は、前記第2の画像バッファに形成された画像を前記画像データファイルとして前記画像データファイル記憶手段に記憶させる、
ことを特徴とするキャラクタ表示装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のキャラクタ表示装置において、
該キャラクタ表示装置は、複数の端末装置の各々に対応するキャラクタを共通の仮想空間に配置し、各端末装置においてなされた操作に基づいて、該端末装置に対応するキャラクタの状態を更新するシステム、に含まれる前記端末装置であり、
前記状態特定データは、前記複数の端末装置の各々においてなされた操作に基づいて更新される、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタの各状態を特定するためのデータであり、
前記第1の画像は、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタが、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データによって特定される各状態で配置された前記仮想空間の様子を表す画像であり、
前記第2の画像は、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタが、前記補正状態特定データ生成手段によって生成される補正状態特定データによって特定される各状態で配置された前記仮想空間の様子を表す画像である、
ことを特徴とするキャラクタ表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載のキャラクタ表示装置において、
前記状態特定データは、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタの少なくとも位置及び姿勢を特定するためのデータであり、
前記第1の画像は、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタが、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データによって特定される各位置に、該状態特定データによって特定される各姿勢で配置された前記仮想空間の様子を表す画像であり、
前記補正状態特定データ生成手段は、前記判断手段による判断結果に応じて、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データを取得する手段と、該取得された状態特定データによって特定される、前記複数の端末装置のうちの他の各端末装置に対応するキャラクタの姿勢が所与の姿勢となるように、該取得された状態特定データを更新することによって、前記補正状態特定データを生成する手段と、を含み、
前記第2の画像は、前記複数の端末装置の各々に対応するキャラクタが、前記補正状態特定データ生成手段によって生成される補正状態特定データによって特定される各位置に、該補正状態特定データによって特定される各姿勢で配置された前記仮想空間の様子を表す画像である、
ことを特徴とするキャラクタ表示装置。
【請求項5】
請求項4に記載のキャラクタ表示装置において、
前記所与の姿勢は所与の方向を向く姿勢であることを特徴とするキャラクタ表示装置。
【請求項6】
キャラクタを表示するキャラクタ表示装置の制御方法において、
前記キャラクタの状態を特定するための状態特定データを記憶してなる状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データが更新された場合、該状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第1の画像を生成するための第1の画像生成ステップと、
前記第1の画像生成ステップによって生成される第1の画像を表示手段に表示させるためのステップと、
前記表示手段に前記第1の画像が表示される場合において、所定の画像保存指示操作を示す操作信号が操作手段から入力されたか否かを判定するための判定ステップと、
前記判定ステップによる判定結果に応じて、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データに基づき補正状態特定データを生成するための補正状態特定データ生成ステップと、
前記補正状態特定データ生成ステップによって生成される補正状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第2の画像を生成するための第2の画像生成ステップと、
前記第2の画像生成ステップによって生成される第2の画像を画像データファイルとして画像データファイル記憶手段に記憶させるための画像データファイル保存ステップと、
を含むことを特徴とするキャラクタ表示装置の制御方法。
【請求項7】
キャラクタを表示するキャラクタ表示装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、
前記キャラクタの状態を特定するための状態特定データを記憶する状態特定データ記憶手段、
前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データが更新された場合、該状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第1の画像を生成する第1の画像生成手段、
前記第1の画像生成手段によって生成される第1の画像を表示する表示手段、
前記表示手段に前記第1の画像が表示される場合において、所定の画像保存指示操作を示す操作信号が操作手段から入力されたか否かを判定する判定手段、
前記判定手段による判定結果に応じて、前記状態特定データ記憶手段に記憶される状態特定データに基づき補正状態特定データを生成する補正状態特定データ生成手段、
前記補正状態特定データ生成手段によって生成される補正状態特定データによって特定される状態の前記キャラクタの様子を表す第2の画像を生成する第2の画像生成手段、及び、
前記第2の画像生成手段によって生成される第2の画像を画像データファイルとして画像データファイル記憶手段に記憶させる画像データファイル保存手段、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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