説明

キーボード指歩行操作システム

【課題】 パーソナル、業務用、ゲーム専用コンピューターの画面上に表示される画像内のプレイヤーキャラクター〔ゲームやその他ソフト中の中心的存在であり使用者の分身〕を使用者がキーボード上を指で歩くようなしぐさで操作することによって移動、定位させようとするものである。
【解決手段】 それぞれのキーには表示画像内の特定の位置と符号するようプログラムがされており、使用者が押した他のキー3と連動してプレイヤーキャラクターがそれに符合する画像中に設定された位置4に足を下ろす。それら連続的な動作によって使用者の意思通りにプレイヤーキャラクターが歩いて移動、定位することを可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパーソナル、業務用、ゲーム専用コンピューターで使用されるソフトウェアにおいて、画像の中のプレイヤーキャラクター〔ゲームやその他ソフト中の中心的存在であり使用者の分身〕を操作して移動、定位させる際のシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
本来コンピューターに付属するキーボードとは文字や記号の信号をパーソナル、業務用、ゲーム専用コンピューターに入力する装置のことであるが、同時に多数のスイッチを持つ外部制御装置〔コントローラー〕としてとらえることもできる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
コンピューターソフトの画像上でプレイヤーキャラクターを動かす手段としては、マウス、キーボードの方後キーその他、その他専用コントローラーのボタン操作によることが一般的であり、いずれも操作は楽ではあるが使用者自らが肉体的かつ直接的にプレイヤーキャラクターを動かす、という実感は持ちにくかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
キーボード上のあるキーが押された場合、それを認識しそれと符合するよう設定された画像中の特定の位置にプレイヤーキャラクターを定位させることで最初の段階が達成されるようプログラムする。
【0005】
続いて最初のキーを押したままで他の指を使って隣接するキーを押すことでプレイヤーキャラクターはそのキーと符合する画像中の特定の位置に足を踏み出すことになる以下同様に使用者の指が押したり離したりするキーと連動してプレイヤーキャラクターは歩いて移動、または定位するようプログラムするのである。
【0006】
交互に人が歩くように指でキーを押したり離したりしながら移動することで、画像中のプレイヤーキャラクターもそれに連動して歩いて移動、定位する。
【発明の効果】
【0007】
使用者がキーボードの上を歩くようなしぐさで操作することで画像中のプレイヤーキャラクターも同時に同じく歩いて移動、定位するため両者の一体感や臨場感を強調するのには有効な手段と考えられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0009】
図1に示すように使用者はまず始めにいずれかの指でキー1を押すとプレイヤーキャラクターがそのキーと符合するよう設定された画像中の位置2に定位する。
【0010】
続いて図2に示すように使用者は最初のキーを押したまま他の指を使って人が足で歩くようなしぐさで他のキー3を押すと、それと符合するよう画像中に設定された位置4にプレイヤーキャラクターの足が踏み出される。
以下、使用者のこのような動作の連続でプレイヤーキャラクターが画像中を歩いて移動したり定位するのである。
【実施例】
【0011】
図3の内容が実行されるようプログラム言語を用いて構築したソフトウェアがパーソナル、業務用、ゲーム専用コンピューター内で起動している際に、使用者がキーボード上を歩くしぐさで操作をおこなった場合画面上に表示される画像の中で図のような内容が実行される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】最初のキーを押す、という行動を使用者がおこなった時の状態を示した図である。
【図2】最初のキーを押した後それを維持しつつ他のキーを押した状態を示した図である。
【図3】本発明のシステムを使用したプログラムの画像表示が行われる一連の行程を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0013】
1 キー
2 設定された画像中の位置
3 他のキー
4 画像中に設定された位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーソナル、業務用、ゲーム専用コンピューター等で使用するソフトウェアが起動されることによって画面に表示される画像を操作する場合には、通常マウスやキーボードのごく一部その他専用コントローラー〔外部制御装置〕等を使うが、本発明では画像中のプレイヤーキャラクター〔ゲームやその他ソフト中の中心的存在であり使用者の分身〕を動かす方法として、使用者が指2本を使ってキーボード上を歩くように交互に押すことでそのキーと符号する画像中の特定の位置にプレイヤーキャラクターを移動、定位させることをソフトウェア制作時のプログラムによって可能にしようとするものである。
これによりあたかもプレイヤーキャラクターが使用者の手と一体となったように感じさせ画面内で展開される物語やそれを示した画像に対する臨場感を強調しようとするものである。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−187368(P2006−187368A)
【公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−382937(P2004−382937)
【出願日】平成16年12月29日(2004.12.29)
【出願人】(597016284)
【Fターム(参考)】