説明

クライアント端末、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラム

【課題】使用者が簡易な操作で音声を含むコンテンツを利用できるようにすること。
【解決手段】音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバ10からコンテンツデータを受信して再生することが可能なPC40は、配信サーバを示すURL情報をURL提供サーバ20から複数受信する通信部42と、ウェブデータを表示する表示部62を有するウェブブラウザ60上に設けられ且つ表示部62とは異なる領域に配置されるツールバー70を起動するツールバー起動部41と、受信された複数のURL情報から一のURL情報を選択するための選択肢を、ツールバー70を介してPC40の使用者に提供し、選択されたURL情報を受け付ける受付部43と、受け付けられたURL情報に対応するコンテンツデータを受信して再生する再生部45と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音声データを含むコンテンツデータを再生するクライアント端末、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、インターネットラジオなど、音声データを含むコンテンツデータを受信するコンテンツ再生システムが知られている。例えば、下記特許文献1には、インターネットラジオにより放送されている楽曲についての楽曲情報を取得可能な音声コンテンツ配信システムが開示されている。このシステムでは、受信装置が放送局と音声情報の識別子とを対応付ける対応手段を備えている。そして、受信装置が一の放送局から提供される音声放送コンテンツを再生している間に使用者が所定の操作を行うと、その受信装置が、対応手段に基づいて、受信中の放送局又は音声放送コンテンツに対応する楽曲情報を受信し、その楽曲情報を音声によりユーザに提供する。
【特許文献1】特開2006−31197号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記特許文献1に記載の音声コンテンツ配信システムを用いて所望のコンテンツデータを受信・再生する場合には、使用者がそのコンテンツデータを提供するウェブサイト(例えばインターネットラジオを運営する事業主のウェブサイト)に都度アクセスする必要がある。このように、利用者は、所望のコンテンツを取得するために煩雑な操作を行う必要がある。
【0004】
この操作を簡略化するために、利用者は、いわゆるブックマーク機能を利用したり、コンテンツ配信サイトのURL(Uniform Resource Locator)データが複数集約されたポータルサイト(Portal Site)を利用したりする。しかしながら、ブックマーク機能を利用する場合、利用者は自ら所望のサイトにアクセスする必要がある。また、ポータルサイトを利用する場合、利用者はその時点で閲覧中(使用中)のウェブサイトからそのポータルサイトへ切り替えたり、別のウェブブラウザを起動させたりしなければならない。そのため、利用者が所望のコンテンツにより容易にアクセスできることが望まれている。
【0005】
本発明は、上記課題を解決する為になされたものであり、使用者が簡易な操作で音声を含むコンテンツを利用し得るクライアント端末、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のクライアント端末は、音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバからコンテンツデータを受信して再生することが可能なクライアント端末であって、配信サーバを示すURL情報を提供するURL提供サーバからURL情報を複数受信するURL受信手段と、ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動手段と、URL受信手段により受信された複数のURL情報から一のURL情報を選択するための選択肢を、ツールバー起動手段により起動されたツールバーを介してクライアント端末の使用者に提供し、該使用者が選択した一のURL情報を受け付けるURL受付手段と、URL受付手段により受け付けられたURL情報に対応する配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応するコンテンツデータを受信して再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また本発明のコンテンツ再生方法は、クライアント端末が、音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバからコンテンツデータを受信して再生することが可能なコンテンツ再生方法であって、クライアント端末が、配信サーバを示すURL情報を提供するURL提供サーバからURL情報を複数受信するURL受信ステップと、クライアント端末が、ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動ステップと、クライアント端末が、URL受信ステップにおいて受信された複数のURL情報から一のURL情報を選択するための選択肢を、ツールバー起動ステップにおいて起動されたツールバーを介してクライアント端末の使用者に提供し、該使用者が選択した一のURL情報を受け付けるURL受付ステップと、クライアント端末が、URL受付ステップにおいて受け付けられたURL情報に対応する配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応するコンテンツデータを受信して再生する再生ステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】
また本発明のコンテンツ再生プログラムは、音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバからコンテンツデータを受信して再生するコンテンツ再生プログラムであって、コンピュータを、配信サーバを示すURL情報を提供するURL提供サーバからURL情報を複数受信するURL受信手段と、ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動手段と、URL受信手段により受信された複数のURL情報から一のURL情報を選択するための選択肢を、ツールバー起動手段により起動されたツールバーを介してクライアント端末の使用者に提供し、該使用者が選択した一のURL情報を受け付けるURL受付手段と、URL受付手段により受け付けられたURL情報に対応する配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応するコンテンツデータを受信して再生する再生手段と、して機能させることを特徴とする。
【0009】
このようなクライアント端末、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラムによれば、URL情報が複数受信されると共に、ウェブブラウザ上にツールバーが配置される。このときツールバーは、ウェブブラウザの表示領域とは異なる領域に配置される。続いて、複数のURL情報から一のURL情報を選択するための選択肢が、ツールバーを介してクライアント端末の使用者に提供される。続いて、使用者がツールバーを介して選択した一のURL情報が受け付けられる。そして受け付けられたURL情報に対応するコンテンツデータが配信サーバから受信され再生される。これにより、使用者は、ツールバーを操作するだけで、複数のURL情報から一のURL情報を選択し、選択したURL情報で示される配信サーバから配信されるコンテンツを聴取又は視聴できる。すなわち、使用者は簡易な操作でコンテンツを利用できる。
【0010】
本発明のクライアント端末は、音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバからコンテンツデータを受信して再生することが可能なクライアント端末であって、配信サーバを示すURL情報と、該URL情報に対応するコンテンツデータの配信開始日時とを含む配信予定情報を提供する予定提供サーバから、配信予定情報を受信する予定受信手段と、ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動手段と、予定受信手段により受信された配信予定情報を、ツールバー起動手段により起動されたツールバーを介してクライアント端末の使用者に提供し、提供された配信予定情報に含まれるURL情報及び配信開始日時を含む再生予約情報の入力を受け付ける予約受付手段と、予約受付手段により受け付けられた再生予約情報に含まれる配信開始日時に、該再生予約情報に含まれるURL情報に対応する配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応するコンテンツデータを受信して再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
また本発明のコンテンツ再生方法は、クライアント端末が、音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバからコンテンツデータを受信して再生することが可能なコンテンツ再生方法であって、クライアント端末が、配信サーバを示すURL情報と、該URL情報に対応するコンテンツデータの配信開始日時とを含む配信予定情報を提供する予定提供サーバから、配信予定情報を受信する予定受信ステップと、クライアント端末が、ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動ステップと、クライアント端末が、予定受信ステップにおいて受信された配信予定情報を、ツールバー起動ステップにおいて起動されたツールバーを介してクライアント端末の使用者に提供し、提供された配信予定情報に含まれるURL情報及び配信開始日時を含む再生予約情報の入力を受け付ける予約受付ステップと、クライアント端末が、予約受付ステップにおいて受け付けられた再生予約情報に含まれる配信開始日時に、該再生予約情報に含まれるURL情報に対応する配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応するコンテンツデータを受信して再生する再生ステップと、を含むことを特徴とする。
【0012】
また本発明のコンテンツ再生プログラムは、音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバからコンテンツデータを受信して再生するコンテンツ再生プログラムであって、コンピュータを、配信サーバを示すURL情報と、該URL情報に対応するコンテンツデータの配信開始日時とを含む配信予定情報を提供する予定提供サーバから、配信予定情報を受信する予定受信手段と、ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動手段と、予定受信手段により受信された配信予定情報を、ツールバー起動手段により起動されたツールバーを介してクライアント端末の使用者に提供し、提供された配信予定情報に含まれるURL情報及び配信開始日時を含む再生予約情報の入力を受け付ける予約受付手段と、予約受付手段により受け付けられた再生予約情報に含まれる配信開始日時に、該再生予約情報に含まれるURL情報に対応する配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応するコンテンツデータを受信して再生する再生手段と、して機能させることを特徴とする。
【0013】
このようなクライアント端末、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラムによれば、配信予定情報が受信され、ツールバーを介して使用者に提供される。続いて、その配信予定情報に基づく再生予約情報の入力が受け付けられる。続いて、受け付けられた再生予約情報に含まれる配信開始日時に、その再生予約情報に含まれるURL情報に対応するコンテンツデータが受信され再生される。これにより、使用者はツールバーを操作するだけでコンテンツ再生の予約を行うことができ、配信開始日時に自動的に再生されるコンテンツを聴取又は視聴できる。すなわち、使用者は簡易な操作でコンテンツを利用できる。
【発明の効果】
【0014】
このようなクライアント端末、コンテンツ再生方法及びコンテンツ再生プログラムによれば、使用者がツールバーを介して選択したURL情報に基づいてコンテンツデータが再生される。したがって、使用者は簡易な操作で音声を含むコンテンツを利用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0016】
まず、図1〜6を用いて、実施形態に係るコンテンツ配信システム1の構成を説明する。図1はコンテンツ配信システム1の全体構成を示す図である。図2は番組データの例を示す図である。図3は図1に示すPC40の機能構成を示す図である。図4はウェブブラウザの例を示す図である。図5は、図4に示すツールバーを示す図である。図6は、図4に示すウェブブラウザ上に表示された予約受付画面の例を示す図である。
【0017】
コンテンツ配信システム1は、インターネットラジオ番組のデータ(コンテンツデータ)を配信する配信サーバ10と、配信サーバ10を示すURL情報を提供するURL提供サーバ20と、インターネットラジオ番組のEPG(Electronic Program Guide、電子番組表)データを提供する番組表提供サーバ(予約情報提供サーバ)30と、クライアント端末であるパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)とを備えている。配信サーバ10、URL提供サーバ20、番組表提供サーバ30及びPC40は、ネットワーク50を介して互いに接続可能であり、PC40は、このネットワーク50を介してコンテンツデータ、URL情報及びEPGデータを受信できる。なお、図1では、配信サーバ10、URL提供サーバ20、番組表提供サーバ30及びPC40をそれぞれ一つのみ示しているが、コンテンツ配信システム1内に各機器が複数存在してもよい。
【0018】
配信サーバ10は、コンテンツデータをPC40に配信するコンピュータである。この配信サーバ10は、コンテンツデータを配信する配信局として機能する。コンテンツデータとは、音声データ及び文字データで構成されるインターネットラジオ番組が符号化されたデータである。例えば配信サーバ10は、30分のインターネットラジオ番組が符号化されたコンテンツデータを配信する。配信サーバ10は、PC40からの配信要求に応じてコンテンツデータを配信してもよいし(プル配信方式)、配信サーバ10自身から能動的にコンテンツデータを配信してもよい(プッシュ配信方式)。なお、配信サーバ10が複数種類のインターネットラジオ番組の配信局として機能してもよい。この場合、配信サーバ10を示すURL情報は複数存在する。
【0019】
URL提供サーバ20は、URL情報をPC40に配信するコンピュータである。URL情報は、URLと配信局の名前(局名)とが対応付けられた情報である。例えばURL提供サーバ20は、URL「http://www.abcdefg-radio.com/」と局名「配信局A」とが対応付けられたURL情報を配信する。URL提供サーバ20は、URL情報を配信する際にプル配信方式を用いてもよいしプッシュ配信方式を用いてもよい。
【0020】
番組表提供サーバ30は、EPGデータをPC40に配信するコンピュータである。EPGデータは、将来配信される予定のインターネットラジオ番組に関する番組データ(配信予定情報)の集合である。番組データは、図2に示すようにXML(Extensible Markup Language)で記述される、図2の番組データには、番組名を示すプログラムタイトル及びサブタイトル、インターネットラジオ番組の配信局の名前、URL情報、配信局のホームページアドレス、配信局のRSS(RDF(Resource Description Framework) Site Summary)配信アドレス、番組内容、配信開始日時(「startタグ」で定義)、配信終了日時(「endタグ」で定義)、インターネットラジオ番組のホームページアドレス、及びインターネットラジオ番組のRSS配信アドレスが記載されている。
【0021】
番組データの記載方法は図2に示す方法に限定されない。図2では、配信局を定義するタグ「stationタグ」を、インターネットラジオ番組を定義するタグ「programタグ」の子要素として定義したが、この階層関係を逆転させて両タグを定義してもよい。また、これら二つのタグを同一階層で定義してもよい。また、番組データに含める情報の種類も限定されない。更に、番組データをXML以外の手法で作成してもよい。
【0022】
PC40は、URL提供サーバ20から提供されるURL情報に基づいて配信サーバ10に接続し、その配信サーバ10から配信されるコンテンツデータを受信し再生することが可能である。また、PC40は、番組表提供サーバ30から提供されるEPGデータを用いてインターネットラジオ番組の再生予約を実行することも可能である。このためにPC40は、機能的構成要素としてツールバー起動部(ツールバー起動手段)41、通信部(URL受信手段、予定受信手段)42、受付部(URL受付手段、予約受付手段)43、記憶部44及び再生部(再生手段)45を備えている。
【0023】
ツールバー起動部41は、インターネットラジオを聴くためのアプリケーションであるツールバーを起動する手段である。PC40の使用者は、ネットワーク50を介して所定のサーバ(図示せず)からツールバーをダウンロードしインストールすることができる。以下では、ツールバーがインストールされたことを前提に説明する。
【0024】
ツールバー起動部41は、HTML(HyperText Markup Language)データなどのウェブデータを表示するウェブブラウザ60が起動されたときにツールバー70を起動する。ツールバー70は、インターネットラジオのコンテンツデータを制御するアプリケーションプログラムであり、聴取者(使用者)の各種指示を受け付けるためのユーザインタフェースを備える。ツールバー70を起動する際、ツールバー起動部41は、URL情報及び番組データの取得を指示するための取得信号を生成して通信部42に出力する。その後、ツールバー起動部41は、その取得信号に応じて通信部42から入力されたURL情報をツールバー70に埋め込む。その後、ツールバー起動部41は、ウェブブラウザ60上にツールバー70を配置する。これによりツールバー70が聴取者に提供され、聴取者はツールバー70を操作することが可能になる。
【0025】
ウェブブラウザ60は、図4に示すように、ウェブデータの表示などを指示するための操作部61と、ウェブデータを表示する表示部(表示領域)62とを備えている。ツールバー70は、ウェブブラウザ60の上部に幅方向に延びるように配置された長尺の操作部61と接するように、その操作部61に沿って配置される。そのため、ツールバー70の下方に表示部62が配置されることになる。すなわち、ツールバー70は、ウェブブラウザ60上において、表示部62とは異なる領域に配置される。
【0026】
通信部42は、ネットワーク50を介して送信されてきた各種データを受信する手段である。具体的には、通信部42は、URL提供サーバ20からのURL情報を複数受信するURL受信手段として機能すると共に、番組表提供サーバ30からのEPGデータを受信する予定受信手段として機能する。
【0027】
具体的には、通信部42は、ツールバー起動部41から入力された取得信号に基づいてURL提供サーバ20に接続し、URL情報を取得するためのURL要求信号をURL提供サーバ20に送信する。続いて通信部42は、URL要求信号に応じてURL提供サーバ20から送信された複数のURL情報を受信する。そして通信部42は受信したURL情報をツールバー起動部41に出力する。
【0028】
また、通信部42は、受信した取得信号に基づいて番組表提供サーバ30に接続し、EPGデータ(複数の番組データ)を取得するためのEPG要求信号を番組表提供サーバ30に送信する。続いて通信部42は、EPG要求信号に応じて番組表提供サーバ30から送信されたEPGデータを受信する。そして通信部42は受信したEPGを記憶部44に出力する。
【0029】
受付部43は、聴取者による各種入力を受け付ける手段であり、ツールバー70のユーザインタフェース部分に対応する。特に受付部43は、通信部42により受信された複数のURL情報から一のURL情報を選択するための選択肢をツールバーを介して聴取者に提供し、その聴取者が選択した一のURL情報の入力を受け付ける。また受付部43は、通信部42により受信された番組データ(EPGデータ)をツールバー70を介して聴取者に提供し、提供された番組データに含まれるURL情報、配信開始日時及び番組情報(番組タイトルなどの情報)を含む再生予約情報の入力を受け付ける。
【0030】
図5を用いて、受付部43に対応するツールバー70のユーザインタフェースについて説明する。ツールバー70は、環境設定ボタン71、局情報表示ボタン72、番組情報表示部73、局選択ボタン74、音量設定ボタン75、及び番組表ボタン76を備えている。
【0031】
環境設定ボタン71は、ツールバー70の環境設定の入力を受け付ける入力インタフェースである。この環境設定ボタン71が押下されることでメニュー画面71aが表示される。このメニュー画面71aには、ツールバー70の表示サイズの変更やヘルプ情報の表示などを受け付けるメニューが設けられている。
【0032】
局情報表示ボタン72は、インターネットラジオ番組の配信局に関する情報を表示するための入力インタフェースである。この局情報表示ボタン72を押下されることでメニュー画面72aが表示される。このメニュー画面72aには、配信局のウェブサイトへの移動や配信局へのメッセージ送信などを受け付けるメニューが設けられている。
【0033】
番組情報表示部73は、再生中のインターネットラジオ番組に関する文字情報を表示したり、コンテンツデータの受信状態などを表示したりする出力インタフェースである。
【0034】
局選択ボタン74は、配信局の選択などを受け付ける入力インタフェースである。この局選択ボタン74が押下されることでメニュー画面74aが表示される。このメニュー画面74aには、配信局(メニュー「配信局A」など)の選択や、起動時の自動再生の設定(メニュー「起動時に前回の配信局を再生する」)などを受け付けるメニューが設けられている。このメニュー画面74aに表示される配信局はURL情報に基づくものであり、ツールバー起動部41によって埋め込まれる。
【0035】
音量設定ボタン75は、再生音量の入力を受け付ける入力インタフェースである。この音量設定ボタン75が押下されることでメニュー画面75aが表示される。このメニュー画面75aには、音量の設定を受け付けるメニューが設けられている。
【0036】
番組表ボタン76は、番組表の表示と再生予約情報の入力を受け付ける入力インタフェースである。この番組表ボタン76が押下されることで、後述する予約受付画面80が表示される。
【0037】
なお、ツールバー70を構成するボタンの構成や配置は、図5に示すものに限定されない。ツールバー70の提供者は、編集画面などを備えた専用のプログラムを用いてツールバー70のデザインを自由に決めることができる。
【0038】
図3に戻って、ツールバー70の操作に基づく受付部43の機能を説明する。聴取者がツールバー70の局選択ボタン74を操作することで一の配信局が選択された場合、受付部43は選択された配信局に対応するURL情報を受け付けて再生部45に出力する。また、局選択ボタン74の操作によって起動時の自動再生の設定が変更された場合、受付部43は、変更された設定に従って自動再生フラグを生成し記憶部44に出力する。なお、起動時に前回の配信局を再生する場合(自動再生の場合)には自動再生フラグが「1」に設定され、自動再生を行わない場合には自動再生フラグが「0」に設定されるものとする。
【0039】
また、ツールバー70の番組表ボタン76が押下された場合、受付部43は、記憶部44に格納されている番組データを読み出す。続いて、受付部43は、読み出した番組データをウェブブラウザ60の表示部62に出力すると共に、再生予約情報の入力を受け付けるためのユーザインタフェースをその表示部62に出力する。これにより聴取者は、配信予定のインターネットラジオ番組を確認できると共に、再生の予約を行うことができる。
【0040】
例えば、受付部43は、ウェブブラウザ60の表示部62に図6に示すような予約受付画面80を提供する。予約受付画面は、局選択部81、番組表示部82、予約ボタン83、日付選択部84、予約番組表示部85及び解除ボタン86を備えている。
【0041】
局選択部81は、配信局を選択するための入力インタフェースである。この局選択部81により一の配信局が選択されると、選択された配信局に対応する番組データが番組表示部82に表示される。このとき、各番組データには予約ボタン83が一つずつ対応付けられる。予約ボタン83は、再生予約情報の入力を受け付けるための入力インタフェースである。予約ボタン83が押下された場合、受付部43はその予約ボタンに対応する番組データからURL情報、配信開始日時及び番組情報を含む再生予約情報を生成し、生成した再生予約情報を予約番組表示部85に表示する。
【0042】
日付選択部84は、日付を選択するための入力インタフェースである。この日付選択部84により一の日付が選択されると、選択された日付に対応する再生予約情報が予約番組表示部85に表示される。このとき、各再生予約情報には解除ボタン86が一つずつ対応付けられる。解除ボタン86は、再生予約情報の解除を受け付けるための入力インタフェースである。解除ボタン86が押下された場合、受付部43はその解除ボタン86に対応する再生予約情報を消去する。これにより、その再生予約情報が予約番組表示部85から消去される。
【0043】
受付部43は、予約ボタン83の操作に基づいて生成した再生予約情報を記憶部44に出力する。例えば、受付部43は、URL「http://www.abcdefg-radio.com/」と局名「配信局A」とが対応付けられたURL情報、配信開始日時「2007年4月10日、12:00」及び番組情報「番組A」を含む再生予約情報を受け付けて記憶部44に出力する。また、受付部43は、押下された解除ボタン86に対応する再生予約情報を消去するための消去信号を生成して記憶部44に出力する。
【0044】
記憶部44は、通信部42から入力されたEPGデータ(複数の番組データ)を図示しない記憶装置(ハードディスクやメモリなど)に記憶すると共に、受付部43から入力された再生予約情報及び自動再生フラグを同様に記憶する手段である。また記憶部44は、受付部43から入力された消去信号に基づいて、記憶されている再生予約情報を消去する。更に記憶部44は、再生部45から入力されたURL情報を同様に記憶する。
【0045】
再生部45は、受付部43から入力されたURL情報に基づいて、該URL情報に対応する配信サーバ10に接続し、その配信サーバ10からURL情報に対応するコンテンツデータを受信して再生する手段である。
【0046】
具体的には、再生部45は、入力されたURL情報に基づいてTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)などを用いて配信サーバ10との接続を確立し、配信サーバ10に対してURL情報に対応するコンテンツデータの配信を要求する。続いて再生部45は、音声や動画像などをストリーミング方式で復号する専用アプリケーションプログラム(図示せず)を制御することで、配信サーバ10から配信されてきたコンテンツデータを受信し再生する。これにより、聴取者は自身が選択したインターネットラジオを聴くことができる。なお、コンテンツデータの受信・再生(復号)方式はストリーミング方式に限定されず、全データを一括ダウンロードしてから再生を行うダウンロード方式を採用してもよい。
【0047】
また、再生部45は、再生中のコンテンツデータに対応するURL情報を記憶部44に出力する。そして次にツールバー70が起動されたとき、再生部45は記憶部44から自動再生フラグを読み出す。このとき、読み出した自動再生フラグが「1」である場合、再生部45は記憶部44からURL情報を読み出す。続いて再生部45は、そのURL情報に基づいて配信サーバ10との接続を確立し、コンテンツデータの受信及び再生(起動時の自動再生)を行う。これにより、ツールバー70が起動された直後からインターネットラジオ番組が出力される。
【0048】
また、再生部45は、再生予約情報を記憶部44から読み出し、読み出した再生予約情報に基づいてコンテンツデータの受信及び再生(再生予約に基づく自動再生)を行う。再生部45は、読み出した再生予約情報に含まれる配信開始日時にその再生予約情報に含まれるURL情報に対応する配信サーバ10に接続する。そして、再生部45は、読み出したURL情報に対応するコンテンツデータを配信サーバ10から受信して再生する。これにより聴取者は配信予約したインターネットラジオ番組を聴くことができる。
【0049】
次に、図7〜10を用いて、図1に示すコンテンツ配信システム1の処理を説明するとともに本実施形態に係るコンテンツ再生方法について説明する。図7は、ツールバー起動時の処理を示すフローチャートである。図8は、ツールバー70の局選択ボタン74により配信局が選択された際の処理を示すフローチャートである。図9は、ツールバー70の番組表ボタン76が押下された際の処理を示すフローチャートである。図10は、再生予約情報に基づいてコンテンツデータを再生する際の処理を示すフローチャートである。
【0050】
PC40上においてウェブブラウザ60が起動された場合、ツールバー起動部41がツールバー70を起動する(ステップS10、ツールバー起動ステップ)。続いて、通信部42がURL情報及び番組データ(EGPデータ)を受信する(ステップS12、URL受信ステップ、予定受信ステップ)。続いて、受付部43が受信されたURL情報をツールバー70に埋め込む(ステップS14)。続いて、記憶部44が受信された番組データを記憶する(ステップS16)。続いて、再生部45が自動再生フラグを読み出し自動再生設定の有無を判定する(ステップS18)。
【0051】
このとき、自動再生フラグが「1」であれば(ステップS18;YES)、再生部45は記憶部44からURL情報を読み出し(ステップS20)、読み出したURL情報に基づいて配信サーバ10に接続する(ステップS22)。そして、再生部45がその配信サーバ10からコンテンツデータを受信し再生する(ステップS24)。これに対し、自動再生フラグが「0」の場合は(ステップS18;NO)、聴取者によって配信局が選択されるか再生予約時刻になるまで、コンテンツデータの再生は行われない。
【0052】
図8に示すように、その後、ツールバー70は、聴取者による配信局の選択を受け付ける(ステップS30)。そして、聴取者がツールバー70の局選択ボタン74を用いて複数の配信局から一の配信局を選択した場合(ステップS30;YES)、受付部43は選択された配信局に対応するURL情報を受け付け(ステップS32、URL受付ステップ)、そのURL情報を再生部45に出力する。その後、再生部45がそのURL情報に対応する配信サーバ10に接続し(ステップS34、再生ステップ)、その配信サーバ10からコンテンツデータを受信し再生する(ステップS36、再生ステップ)。なお、このコンテンツデータ受信前に、再生部45が別のコンテンツデータを再生中だった場合、再生部45は新たに受信したコンテンツデータの再生に切り替える。これにより、PC40から出力されるインターネットラジオ番組が切り替えられる。
【0053】
また、図9に示すように、ツールバー70は、聴取者によるツールバー70の番組表ボタン76の押下を受け付ける(ステップS40)。そして、聴取者がその番組表ボタン76を押下した場合(ステップS40;YES)、受付部43が記憶されている番組データを読み出してウェブブラウザ60上に表示する(ステップS42)。続いて、受付部43は、予約受付画面80上の予約ボタン83による再生予約情報の入力を受け付ける(ステップS44)。そして、聴取者が予約受付画面上の予約ボタン83を押下した場合(ステップS44;YES)、受付部43が再生予約情報を受け付け(ステップS46、予約受付ステップ)、記憶部44がその再生予約情報を記憶する(ステップS48)。
【0054】
次に、図10を用いて、再生予約情報に基づく自動再生処理について説明する。再生部45は、再生予約情報の再生予約時刻になるまで待機する(ステップS50)。そして、再生予約時刻になった時、再生部45は記憶部44からその再生予約時刻に対応するURL情報を読出し(ステップS52)、そのURL情報に基づいて配信サーバ10に接続する(ステップS54、再生ステップ)。続いて、再生部45がその配信サーバ10からコンテンツデータを受信し再生する(ステップS56、再生ステップ)。なお、この自動再生前に、再生部45が別のコンテンツデータを再生中だった場合、再生部45は新たに受信したコンテンツデータの再生に切り替える。これにより、PC40から出力されるインターネットラジオ番組が切り替えられる。
【0055】
次に、図11を用いて本実施形態に係るコンテンツ再生プログラム100を説明する。図11は、コンテンツ再生プログラム100の構成を示す図である。
【0056】
コンテンツ再生プログラム100は、上述した一連のコンテンツ再生処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。このコンテンツ再生プログラム100は、コンピュータが備える記録媒体90に形成されたプログラム格納領域91内に格納されている。
【0057】
コンテンツ再生プログラム100は、メインモジュール101、ツールバー起動モジュール102、通信モジュール103、受付モジュール104、記憶モジュール105及び再生モジュール106を備えている。メインモジュール101は、上述した一連のコンテンツ再生処理を統括的に制御するプログラムである。ツールバー起動モジュール102、通信モジュール103、受付モジュール104、記憶モジュール105及び再生モジュール106を実行させることにより実現される機能は、上述したツールバー起動部41、通信部42、受付部43、記憶部44及び再生部45の機能とそれぞれ同様である。
【0058】
以上説明したように、本実施形態によれば、聴取者は、ツールバー70を操作するだけで、複数の配信局から一の配信局を選択し、選択した配信局から配信されるインターネットラジオ番組を聴取できる。すなわち、聴取者は簡易な操作でインターネットラジオ番組を聴取できる。また、ツールバー70はウェブブラウザ60の表示部62とは異なる領域に配置されるので、ツールバー70の起動や聴取者による配信局の選択が行われても、ウェブブラウザ60の表示部62に表示されている情報は変更されない。そのため、聴取者は、ウェブブラウザ60上に表示されている情報を用いた作業(例えばウェブサイトの閲覧や入力作業)を中断することなく、配信されたラジオコンテンツを聴取できる。
【0059】
また本実施形態によれば、聴取者はツールバー70を操作するだけでインターネットラジオ番組の再生予約を行うことができ、配信開始日時に自動的に再生される番組を聴取できる。すなわち、聴取者は簡易な操作でインターネットラジオ番組を聴取できる。また、聴取者は、再生予約さえしておけば、所望のインターネットラジオ番組の配信開始日時に配信局を選択し忘れた場合でも、その番組を聴取できる。
【0060】
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
【0061】
上記実施形態では、通信部42がインターネットラジオ番組のコンテンツデータを受信したが、受信するコンテンツデータの種類はこれに限定されない。例えば、通信部42は、RSSを用いてインターネット上のマルチメディアコンテンツを自動的に収集する仕組みである、いわゆるポッドキャスティング(Podcasting)により配信されるコンテンツデータを受信してもよい。受信されるコンテンツデータの構成も限定されず、コンテンツ配信システム1では、音声情報、動画、静止画、文字情報又はこれらの任意の組合せから成るデータを再生できる。
【0062】
また上記実施形態では、再生部45がコンテンツデータを受信・再生したが、受信したコンテンツデータに対する制御はこれに限定されない。例えば、記憶部44が受信したコンテンツデータを記憶してもよい。これにより、聴取者は、所望の時にコンテンツデータを再生し、ラジオ番組を聴取できる。
【0063】
また上記実施形態では、ツールバー70が局選択ボタン74及び番組表ボタン76を備えていたが、ツールバー70がこれらのボタンのうちどちらか一方のみを備えてもよい。
【0064】
また上記実施形態では、ツールバー70が起動される際に通信部42がURL情報を受信したが、ツールバー70起動時のURL情報の取得方法はこれに限定されない。例えば、ツールバー70起動中に記憶部44が選択候補であるURL情報を予め記憶しておき、ツールバー70の次回起動時に、ツールバー起動部41が記憶部44から選択候補のURL情報を読み出してツールバー70に埋め込んでもよい。これにより、ツールバー70起動時に発生するURL情報の受信が省略されるので、ツールバー70をより早く起動することが可能になると共に、ネットワーク50の通信負荷を低減できる。
【0065】
また上記実施形態では、配信サーバ10とURL提供サーバ20と番組表提供サーバ30を別々に設けたが、サーバ構成はこれに限定されない。例えば、一台のサーバがこれら三種類のサーバの機能を備えてもよい。
【0066】
また上記実施形態では、クライアント端末としてPC40を用いたが、携帯電話機などの移動通信端末をクライアント端末としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】実施形態に係るコンテンツ再生システムの構成を示す図である。
【図2】番組データの例を示す図である。
【図3】図1に示すPCの機能構成を示す図である。
【図4】ウェブブラウザの例を示す図である。
【図5】図4に示すツールバーを示す図である。
【図6】図4に示すウェブブラウザ上に表示された予約受付画面の例を示す図である。
【図7】ツールバー起動時の処理を示すフローチャートである。
【図8】ツールバーを介して配信局が選択された際の処理を示すフローチャートである。
【図9】ツールバーの番組表ボタンが押下された際の処理を示すフローチャートである。
【図10】再生予約情報に基づくコンテンツデータ再生の処理を示すフローチャートである。
【図11】コンテンツ再生プログラムの構成を示す図である。
【符号の説明】
【0068】
10…配信サーバ、20…URL提供サーバ、30…番組表提供サーバ(予約情報提供サーバ)、40…PC(クライアント端末)、41…ツールバー起動部(ツールバー起動手段)、42…通信部(URL受信手段、予定受信手段)、43…受付部(URL受付手段、予約受付手段)、44…記憶部、45…再生部(再生手段)、60…ウェブブラウザ、62…表示部(表示領域)、70…ツールバー、100…コンテンツ再生プログラム、102…ツールバー起動モジュール、103…通信モジュール、104…受付モジュール、105…記憶モジュール、106…再生モジュール。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバから前記コンテンツデータを受信して再生することが可能なクライアント端末であって、
前記配信サーバを示すURL情報を提供するURL提供サーバから前記URL情報を複数受信するURL受信手段と、
ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ前記表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動手段と、
前記URL受信手段により受信された複数のURL情報から一のURL情報を選択するための選択肢を、前記ツールバー起動手段により起動されたツールバーを介して前記クライアント端末の使用者に提供し、該使用者が選択した一のURL情報を受け付けるURL受付手段と、
前記URL受付手段により受け付けられたURL情報に対応する前記配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応する前記コンテンツデータを受信して再生する再生手段と、
を備えることを特徴とするクライアント端末。
【請求項2】
音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバから前記コンテンツデータを受信して再生することが可能なクライアント端末であって、
前記配信サーバを示すURL情報と、該URL情報に対応する前記コンテンツデータの配信開始日時とを含む配信予定情報を提供する予定提供サーバから、前記配信予定情報を受信する予定受信手段と、
ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ前記表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動手段と、
前記予定受信手段により受信された配信予定情報を、前記ツールバー起動手段により起動されたツールバーを介して前記クライアント端末の使用者に提供し、提供された配信予定情報に含まれるURL情報及び配信開始日時を含む再生予約情報の入力を受け付ける予約受付手段と、
前記予約受付手段により受け付けられた再生予約情報に含まれる配信開始日時に、該再生予約情報に含まれるURL情報に対応する前記配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応する前記コンテンツデータを受信して再生する再生手段と、
を備えることを特徴とするクライアント端末。
【請求項3】
クライアント端末が、音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバから前記コンテンツデータを受信して再生することが可能なコンテンツ再生方法であって、
前記クライアント端末が、前記配信サーバを示すURL情報を提供するURL提供サーバから前記URL情報を複数受信するURL受信ステップと、
前記クライアント端末が、ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ前記表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動ステップと、
前記クライアント端末が、前記URL受信ステップにおいて受信された複数のURL情報から一のURL情報を選択するための選択肢を、前記ツールバー起動ステップにおいて起動されたツールバーを介して前記クライアント端末の使用者に提供し、該使用者が選択した一のURL情報を受け付けるURL受付ステップと、
前記クライアント端末が、前記URL受付ステップにおいて受け付けられたURL情報に対応する前記配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応する前記コンテンツデータを受信して再生する再生ステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項4】
クライアント端末が、音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバから前記コンテンツデータを受信して再生することが可能なコンテンツ再生方法であって、
前記クライアント端末が、前記配信サーバを示すURL情報と、該URL情報に対応する前記コンテンツデータの配信開始日時とを含む配信予定情報を提供する予定提供サーバから、前記配信予定情報を受信する予定受信ステップと、
前記クライアント端末が、ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ前記表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動ステップと、
前記クライアント端末が、前記予定受信ステップにおいて受信された配信予定情報を、前記ツールバー起動ステップにおいて起動されたツールバーを介して前記クライアント端末の使用者に提供し、提供された配信予定情報に含まれるURL情報及び配信開始日時を含む再生予約情報の入力を受け付ける予約受付ステップと、
前記クライアント端末が、前記予約受付ステップにおいて受け付けられた再生予約情報に含まれる配信開始日時に、該再生予約情報に含まれるURL情報に対応する前記配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応する前記コンテンツデータを受信して再生する再生ステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項5】
音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバから前記コンテンツデータを受信して再生するコンテンツ再生プログラムであって、
コンピュータを、
前記配信サーバを示すURL情報を提供するURL提供サーバから前記URL情報を複数受信するURL受信手段と、
ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ前記表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動手段と、
前記URL受信手段により受信された複数のURL情報から一のURL情報を選択するための選択肢を、前記ツールバー起動手段により起動されたツールバーを介して前記クライアント端末の使用者に提供し、該使用者が選択した一のURL情報を受け付けるURL受付手段と、
前記URL受付手段により受け付けられたURL情報に対応する前記配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応する前記コンテンツデータを受信して再生する再生手段と、
して機能させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。
【請求項6】
音声データを含むコンテンツデータを配信する配信サーバから前記コンテンツデータを受信して再生するコンテンツ再生プログラムであって、
コンピュータを、
前記配信サーバを示すURL情報と、該URL情報に対応する前記コンテンツデータの配信開始日時とを含む配信予定情報を提供する予定提供サーバから、前記配信予定情報を受信する予定受信手段と、
ウェブデータを表示する表示領域を有するウェブブラウザ上に設けられ且つ前記表示領域とは異なる領域に配置されるツールバーを起動するツールバー起動手段と、
前記予定受信手段により受信された配信予定情報を、前記ツールバー起動手段により起動されたツールバーを介して前記クライアント端末の使用者に提供し、提供された配信予定情報に含まれるURL情報及び配信開始日時を含む再生予約情報の入力を受け付ける予約受付手段と、
前記予約受付手段により受け付けられた再生予約情報に含まれる配信開始日時に、該再生予約情報に含まれるURL情報に対応する前記配信サーバに接続し、該配信サーバから該URL情報に対応する前記コンテンツデータを受信して再生する再生手段と、
して機能させることを特徴とするコンテンツ再生プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−257592(P2008−257592A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−100942(P2007−100942)
【出願日】平成19年4月6日(2007.4.6)
【出願人】(501241276)株式会社アイビーシー岩手放送 (1)
【出願人】(000151092)株式会社電通 (57)
【Fターム(参考)】