説明

クリップ

【課題】
挿入抵抗を軽減することができ、しかもしっかりと固定でき、製造コストも比較的安いクリップを提供する。
【解決手段】
このクリップ10は、被取付部材30の角孔31に挿入固定され、基体部11と、基体部11から延出されたステム部12と、このステム部12の先端部12bから基体部11に向かって錨足状に伸び、角孔31に係合する係合部16を先端に有する一対の係止脚13,13とを備えている。また、係止脚13は、ステム部12の先端部12bから基体部11に向かって次第に幅広となるように形成されている。そのため、係止脚13の角孔31内周との接触部分が少なくなり挿入抵抗が低減されると共に、その先端部13bは幅広に形成されているので、角孔31周縁にしっかりと係合するようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車の車体パネル等の被取付部材に設けられた角孔に挿入固定されるクリップに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば自動車の車体パネル等の被取付け部材に、配管や電線等を固定するためのバンドやクランプ等の取付け部品を固定するため、これらの取付け部品に一体又は嵌合させて取付けられたクリップを、被取付け部材に設けられた角孔に挿入して固定する方法が採用されている。
【0003】
このようなクリップは、一般に、被取付部材の一方の面側で角孔に係合する基体部と、この基体部から前記角孔に挿通可能に延出されたステム部と、このステム部の先端部から前記基体部に向かって錨足状に伸びて、前記被取付部材の他方の面側で前記角孔に係合する係合部が先端に設けられた一対の係止脚とを備えている。
【0004】
一方、下記特許文献1には、ハーネス結合用の取付座(基体部)と、この取付座から延出された基幹部(ステム部)と、この基幹部の先端から左右両側に突出させた一対の係止アーム(係止脚)とを有し、係止アームの外側面に固体被膜潤滑層を形成したハーネス取付クリップが開示されている。
【特許文献1】特開2001−245427号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のクリップは、係止脚が、ステム部に連設された基部から、角孔に係合する先端部に至るまで、ほぼ同じ幅で伸びていたため、係止脚が角孔の内周を摺接しながら内側に撓んで挿入されるとき、強い押込力が要求されていた。このため、特にエッジが立った角孔に挿入する際、押込みが困難となって作業性が低下することがあった。
【0006】
また、上記特許文献1のクリップにおいては、係止アームの外側面に形成された固体被膜潤滑層によって、取付け孔への挿入抵抗が小さくなるが、製造コストが高くなるという問題があった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、挿入抵抗を軽減することができ、しかもしっかりと固定でき、製造コストも比較的安いクリップを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の第1は、被取付部材に形成された角孔に挿入固定されるクリップであって、
前記被取付部材の一方の面側で前記角孔に係合する基体部と、
この基体部から前記角孔に挿通可能に延出されたステム部と、
このステム部の先端部から前記基体部に向かって錨足状に伸びて、前記被取付部材の他方の面側で前記角孔に係合する係合部が先端に設けられた一対の係止脚とを備え、
前記係止脚は、前記ステム部の先端部から前記基体部に向かって次第に幅広となるように形成されていることを特徴とするクリップを提供するものである。
【0009】
上記発明によれば、係止脚は、基部から先端部に向かって幅が広がった形状をなしているので、係止脚を被取付け部材の角孔に挿入する際に、角孔内周との接触部分が少なくなって挿入抵抗を小さくでき、挿入作業性を向上させることができる。また、係止脚の先端部は幅広に形成されているので、角孔周縁にしっかりと係合して、クリップのガタツキを抑制することができる。また、高価な材料や処理を必要とすることなく製造できるので、製造コストも比較的安くてすむ。
【0010】
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記係止脚の先端部の幅は、前記ステム部に連設された基部の幅に比べて1.2倍以上となるように形成されているクリップを提供するものである。
【0011】
上記発明によれば、係止脚の先端部の幅が基部の幅に比べて1.2倍以上となるように形成されているので、角孔に挿入する際の挿入抵抗を十分に小さくすることができると共に、角孔への係合時におけるクリップのガタツキを効果的に抑制することができる。
【0012】
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記係止脚は、前記基部から前記先端部に向かってほぼ同一の幅で伸びるストレート部と、このストレート部の少なくとも一方の側部から前記先端部に向けて次第に幅広となるように延出された拡幅部とを有しており、前記拡幅部の外側面は、前記ストレート部の外側面よりもステム部側に下がるように形成されているクリップを提供するものである。
【0013】
上記発明によれば、係止脚の拡幅部の外側面は、ストレート部の外側面よりもステム側に下がるように形成されているので、角孔への挿入時には、ストレート部の外側面のみが角孔内周に接触するよりになり、挿入抵抗をより小さくすることができる。
【0014】
本発明の第4は、前記第1〜3の発明のいずれかにおいて、前記係止脚の先端部は、その幅方向の少なくとも一側部が、前記ステム部の基部と、幅方向においてほぼ同じ位置にあるクリップを提供するものである。
【0015】
上記発明によれば、角孔にクリップを係合させたとき、ステム部の基部と、係止脚の先端部の少なくとも一側部が、前記角孔内周の側辺に当接するので、クリップを固定したときのガタ付きをより効果的に防止できる。
【0016】
本発明の第5は、前記第1〜4の発明のいずれかにおいて、前記係止脚は、前記基部から所定長さだけ同じ幅で伸び、途中から前記先端部に向けて次第に幅広となるように形成されているクリップを提供するものである。
【0017】
上記発明によれば、係止脚の基部が、所定長さだけ同じ幅で伸びているので、角孔への挿入時における角孔内周との接触部分を少なくすると共に、係止脚を撓みやすくすることができるので、挿入抵抗をより低減することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、係止脚は、基部から先端部に向かって幅が広がった形状をなしているので、係止脚を被取付け部材の角孔に挿入する際に、角孔内周との接触部分が少なくなって挿入抵抗を小さくでき、挿入作業性を向上させることができる。また、係止脚の先端部は幅広に形成されているので、角孔周縁にしっかりと係合して、クリップのガタツキを抑制することができる。また、高価な材料や処理を必要とすることなく製造できるので、製造コストも比較的安くてすむ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照して、本発明によるクリップの実施形態について説明する。
【0020】
図1〜3には、本発明によるクリップの一実施形態が示されている。
【0021】
このクリップ10は、ホースバンドに適用されたもので、ホースバンドの一端が、本発明による基体部をなしている。
【0022】
図1及び図2に示すように、基体部11の一方の面から、ほぼ垂直に板状のステム部12が延出されている。ステム部12は、基体部11に連接された基部12aが幅広とされ、先端部12bが幅狭とされていて、その両側は基体部11に向けてテーパ状に広がる形状をなしている。そして、基部12aの幅は、被取付部材30に形成された角孔31の内周の幅に適合する長さとされている。
【0023】
ステム部12の先端部12bから、基体部11に向けて、錨足状に一対の係止脚13,13が延出されている。各係止脚13は、ステム部12の先端部12bに連結された部分と同じ幅で伸びるストレート部14と、このストレート部14の長さ方向の途中から、ストレート部14の一側より幅方向に向かって次第に広がる拡幅部15とを備えている。すなわち、拡幅部15は、ストレート部14の途中から三角形状をなして、一側方に延出された形状をなしている。また、ストレート部14の外側面に対して、拡幅部15の外側面は、ステム部12寄りに下がった位置となるように、拡幅部15はストレート部14に対して薄肉に形成されている。上記のストレート部14及び拡幅部15の先端部は、係止脚13の先端部13bをなしている。
【0024】
図2に示すように、係止脚13の先端部13bには、被取付部材30の角孔31に係合する係合部16が形成されている。この係合部16は、角孔31の内周に弾性的に当接する薄片部16aと、角孔31の裏面側周縁に係合する係合段部16bとを有している。そして、ストレート部14から伸びる薄片部16aと拡幅部15から伸びる薄片部16aとは、同じ面をなしており、ストレート部14から伸びる係合段部16bと拡幅部15から伸びる係合段部16bも同じ位置に形成されている。このため、被取付部材30の角孔31に内周に係合した状態では、ストレート部14及び拡幅部15の先端が、共に角孔31内周に係合し、先端部13bの幅全長で角孔31内周に当接するようになっている。
【0025】
拡幅部15の先端部における幅方向端部は、ステム部12の基部12aにおける幅方向端部と、幅方向においてほぼ同じ位置となるように形成されている。一方、ステム部12の基部12aにおける、前記係止脚13の拡幅部15が設けられた方向とは反対側の端部には、ステム部12に対してほぼ直交する方向に、リブ17が立設されている。
【0026】
そして、クリップ10のステム部12及び係止脚13を、被取付部材30の角孔31に挿入したとき、前記拡幅部15の先端部の幅方向端部、及び、ステム部12の基部12aの幅方向一側が、角孔31の内周の一側部に当接し、前記リブ17が角孔31の内周の他方の側部に当接して、クリップ10が角孔31にガタツキなく装着されるようにしている。
【0027】
図3(a),(b),(c)は、このクリップ10を被取付部材30の角孔31に挿入するときの状態を示している。同図(a)は、クリップ10のステム部12及び係止脚13の下端部を、被取付部材30の角孔31に挿入し始める状態を示している。同図(b)は、クリップ10のステム部12及び係止脚13を、被取付部材30の角孔31に完全に挿入し、係合固定した状態を示している。同図(c)は、同係合固定した状態を側方から見た図を示している。
【0028】
クリップ10のステム部12及び係止脚13を角孔31に挿入するとき、角孔31の内周には、係止脚13のストレート部14の外側面が摺接し、係止脚13が内側に撓ませられながら角孔31に押し込まれる。このとき、拡幅部15は、ストレート部14の外側面よりもステム部12方向に下がった位置に、その外側面があるため、角孔31の内周に摺接することがない。このため、クリップ10の挿入時における挿入抵抗を軽減し、押し込み作業を容易にすることができる。
【0029】
更に、この実施形態の場合、拡幅部15は、ステム部12の先端部12bから延出されたストレート部14の途中から一側方に、次第に広がるように延出されているため、係止脚13の基部13a側における断面積がより小さくされており、係止脚13をより撓みやすくしている。このため、上記挿入抵抗を更に低減することができる。
【0030】
ステム部12及び係止脚13を角孔31に完全に挿入すると、図3(b)に示すように、係合部16の薄片部16aが角孔31の内周に当接し、係合段部16bが角孔31の裏面側の周縁に係合する。このため、角孔31を通して、被取付部材30の一方の面には基体部11が当接し、他方の面には係止脚13の係合部16が当接するため、クリップ10は被取付部材30に固定される。
【0031】
このとき、図3(c)に示すように、ステム部12の一側と、係止脚13の拡幅部15の幅方向端部とが、角孔31の内周の一側に当接し、リブ17が角孔31の内周の反対側の側部に当接する。また、図示していないが、リブ17の長さ方向端部は、角孔31の別の対向する辺部内周に当接する。このため、クリップ10は、角孔31に対してガタツキなく固定される。なお、この状態は、図1(c)にも示されている。
【0032】
図4(a),(b)には、本発明によるクリップ10の他の実施形態が示されている。このクリップ10aは、基本的には図1〜3に示したクリップ10と同じ構造をなしている。前記実施形態と異なる点は、拡幅部15の形状にある。ずなわち、前記実施形態のクリップ10では、ストレート部14と拡幅部15との境界部が段をなし、拡幅部15がストレート部14と平行な面となっている。これに対して、この実施形態のクリップ10aでは、拡幅部15が、ストレート部14に対して幅方向端部に向けて、次第に肉薄となるようなテーパ面を有する形状とされている(図4(b)参照)。
【0033】
この実施形態のクリップ10aによれば、拡幅部15がクリップ10aの挿入時に角孔31の内周に摺接しないようにすると共に、その肉厚をできるだけ厚くとって、係止脚13の剛性を高めることができるようにしている。
【0034】
図5〜7には、本発明によるクリップの更に他の実施形態が示されている。このクリップ10bは、係止脚13のストレート部14に対して、その両側に拡幅部15が形成されている点が、前記実施形態と異なっている。すなわち、ステム部12の先端部12bからストレート部14が延出され、このストレート部14の途中から幅方向両側に向けて次第に幅が広がる拡幅部15がそれぞれ形成されている。ストレート部14及び拡幅部15の先端部は、薄片部16a及び係合段部16bからなる係合部16をなしている。それぞれの拡幅部15の幅方向端部は、角孔31の内周両側部に当接する幅となっている。このため、この実施形態におけるクリップ10bでは、前記実施形態におけるリブ17は設けられていない。
【0035】
図7(a)は、このクリップ10bを被取付部材30の角孔31に挿入し始める状態を示し、同図(b)及び(c)は、クリップ10bを角孔31に完全に挿入して係合固定した状態を示している。同図(c)に示すように、このクリップ10bでは、係止脚13の両側の拡幅部15先端部が、角孔31の内周両側部に当接して、ガタツキを防止するようになっている。また、係止脚13の16が、角孔31の全長に亘って設けられるので、その係止力やガタツキの防止力をより高めることができる。
【実施例】
【0036】
図8(a),(b),(c)に示す3つのクリップを作製し、それぞれのクリップを被取付部材30の角孔31に係合させたときのガタツキの大きさを比較した。図における前記実施形態と実質的に同一部分には、同符号を付してある。
【0037】
同図(a)のクリップ21は、係止脚13がその基部から先端部に向けて、ほぼ同じ幅で幅広に形成されている。
【0038】
同図(b)のクリップ22は、その係止脚13が前記実施形態におけるストレート部14と同じ幅で形成されており、拡幅部15を有さない形状とされている。
【0039】
同図(c)は、前記図1〜3に示した実施形態によるクリップである。
【0040】
これら3種類のクリップを、被取付部材30の角孔31に挿入し、クリップを一方に傾けたときの隙間G1を測定した。この結果を、下記表1に示す。
【0041】
【表1】

【0042】
表1の結果から、クリップ21及びクリップ10は、それぞれの隙間G1がほぼ同等な値となったのに対して、クリップ22は、隙間G1が他のクリップに比べて顕著に大きいことが分かる。
【0043】
一方、各クリップの押し込み時に必要とされる力に関しては、クリップ21の場合、他のクリップ22,クリップ10に比べて、著しく大きな押し込み力を要求され、挿入作業性が良いとは言えなかった。
【0044】
これに対して、本発明によるクリップ10は、比較的軽い挿入力で挿入でき、しかも、角孔31に係合固定した状態でのガタツキも少なくなることが分かった。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明によるクリップの一実施形態を示し、(a)は斜め下方から見た斜視図、(b)は被取付部材に設けられた角孔を示す斜視図、(c)は同クリップを同角孔に挿入固定した状態を斜め下方から見た斜視図である。
【図2】同クリップを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は底面図である。
【図3】同クリップを被取付部材の角孔に挿入固定する状態を示し、(a)は同クリップのステム部及び係止脚を挿入し始める状態を示す説明図、(b)は同クリップを角孔に挿入固定した状態を示す説明図、(c)は同挿入固定した状態を側方から見た場合の説明図である。
【図4】本発明によるクリップの他の実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A矢視線に沿った断面図である。
【図5】本発明によるクリップの更に他の実施形態を示す斜め下方から見た斜視図である。
【図6】同クリップを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は底面図である。
【図7】同クリップを被取付部材の角孔に挿入固定する状態を示し、(a)は同クリップのステム部及び係止脚を角孔に挿入し始める状態を示す説明図、(b)は同クリップを角孔に挿入固定した状態を示す説明図、(c)は同挿入固定した状態を側方から見た場合の説明図である。
【図8】比較例及び本発明の実施例によるクリップを,角孔に固定したときのガタツキ状態を示しており、(a)は幅広の係止脚を有する比較例のクリップの説明図、(b)は(a)よりも幅狭の係止脚を有する比較例のクリップの説明図、(c)は本発明の実施例によるクリップの説明図である。
【符号の説明】
【0046】
10,10a,10b クリップ
11 基体部
12 ステム部
12a 基部(ステム部)
12b 先端部(ステム部)
13 係止脚
13a 基部(係止脚)
13b 先端部(係止脚)
14 ストレート部
15 拡幅部
16 係合部
30 被取付部材
31 角孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部材に形成された角孔に挿入固定されるクリップであって、
前記被取付部材の一方の面側で前記角孔に係合する基体部と、
この基体部から前記角孔に挿通可能に延出されたステム部と、
このステム部の先端部から前記基体部に向かって錨足状に伸びて、前記被取付部材の他方の面側で前記角孔に係合する係合部が先端に設けられた一対の係止脚とを備え、
前記係止脚は、前記ステム部の先端部から前記基体部に向かって次第に幅広となるように形成されていることを特徴とするクリップ。
【請求項2】
前記係止脚の先端部の幅は、前記ステム部に連設された基部の幅に比べて1.2倍以上となるように形成されている請求項1記載のクリップ。
【請求項3】
前記係止脚は、前記基部から前記先端部に向かってほぼ同一の幅で伸びるストレート部と、このストレート部の少なくとも一方の側部から前記先端部に向けて次第に幅広となるように延出された拡幅部とを有しており、前記拡幅部の外側面は、前記ストレート部の外側面よりもステム部側に下がるように形成されている請求項1又は2記載のクリップ。
【請求項4】
前記係止脚の先端部は、その幅方向の少なくとも一側部が、前記ステム部の基部と、幅方向においてほぼ同じ位置にある請求項1〜3のいずれか1つに記載のクリップ。
【請求項5】
前記係止脚は、前記基部から所定長さだけ同じ幅で伸び、途中から前記先端部に向けて次第に幅広となるように形成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載のクリップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−85425(P2007−85425A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−273745(P2005−273745)
【出願日】平成17年9月21日(2005.9.21)
【出願人】(000124096)株式会社パイオラックス (331)
【Fターム(参考)】