説明

クローン化されたヌクレオチド配列からの弱毒化パラインフルエンザウィルスワクチンの製造

【課題】単離されたポリヌクレオチド分子は、組換えPIV ワクチンの生成のための組換え PIVゲノム又はアンチゲノムを提供する。
【解決手段】その組換えゲノム又はアンチゲノムは、単離された感染性PIV 粒子を生成するために、ヌクレオチドタンパク質(N)、リンタンパク質(P)及び大きな(L)ポリメラーゼタンパク質と共に発現され得る。組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムは、所望する変化を生成するために、たとえば、生物学的に誘導されたPIV 変異体からの弱毒化突然変異を組込むために、又はキメラPIV クローンを創造するために、すなわちワクチン使用のための弱毒化された免疫原ウィルスを生成するために修飾され得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
作用可能に連結された転写プロモーター、PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードするポリヌクレオチド配列、及び転写ターミネーターを含んで成る単離されたポリヌクレオチド分子であって、ここで前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、キメラPIV ゲノム又はアンチゲノムを形成するために、HPIV1配列、HPIV2配列、HPIV3配列、BPIV配列又はMPIV配列から選択された異種PIV 配列の導入により修飾されていることを特徴とする単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項2】
ヒト PIV3の遺伝子又は遺伝子セグメントが、異種PIV からのカウンターパート遺伝子又は遺伝子セグメントにより置換される請求の範囲第1項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項3】
前記カウンターパート遺伝子又は遺伝子セグメントが、HPIV1又はHPIV2のHN又はF糖タンパク質遺伝子又は遺伝子セグメントである請求の範囲第2項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項4】
PIV1又は PIV2のHN又はF糖タンパク質遺伝子がHPIV3のカウンターパートHN又はF糖タンパク質遺伝子により置換される請求の範囲第2項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項5】
前記ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列がBPIV遺伝子又は遺伝子セグメントを含む請求の範囲第1項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項6】
RSV からの異種配列を組込む請求の範囲第1項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項7】
RSV からの前記異種配列が、G又はF遺伝子又は遺伝子セグメントである請求の範囲第6項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項8】
麻疹ウィルスからの異種配列を含む請求の範囲第1項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項9】
麻疹ウィルスからの前記異種配列がHA又はF遺伝子又は遺伝子セグメントである請求の範囲第8項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項10】
作用可能に連結された転写プロモーター、PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードするポリヌクレオチド配列、及び転写ターミネーターを含んで成る単離されたポリヌクレオチド分子であって、ここで前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、
i)p218 (131)(配列番号1);
ii)p3/7 (131)(配列番号14);
iii )p3/7 (131)2G(配列番号15);又は
iv)HPIV1配列、HPIV2配列、BPIV配列もしくはMPIV配列
から選択された異種PIV 配列の導入により、又はPIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープの変化から選択された表現型変更を特定する、ヌクレオチド挿入、転位、欠失又は置換により修飾されている、i)、ii)又はiii )の単離されたポリヌクレオチド、から成る群から選択されることを特徴とする単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項11】
作用可能に連結された転写プロモーター、PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードするポリヌクレオチド配列、及び転写ターミネーターを含んで成る単離されたポリヌクレオチド分子であって、前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、ヌクレオチド挿入、転位、欠失又は置換により修飾されることを特徴とする単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項12】
前記ヌクレオチド挿入、転位、欠失又は置換が、PIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープの変化から選択された表現型変更を特定する請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項13】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が複数のts突然変異を組込む請求の範囲第12項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項14】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が複数の非ts突然変異を組込む請求の範囲第12項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項15】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列がJS cp45 の1又は複数の突然変異を含む請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項16】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、ポリメラーゼLタンパク質における少なくとも1つのアミノ酸置換をコードする請求の範囲第15項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項17】
前記ポリメラーゼLタンパク質における前記アミノ酸置換が、JS cp45 のTyr942, Leu992、又はThr1558 に対応する位置で生じる請求の範囲第16項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項18】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、Nタンパク質における少なくとも1つのアミノ酸置換をコードする請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項19】
前記Nタンパク質における前記アミノ酸置換が、JS cp45 の残基Val56 又はSer389に対応する位置で生じる請求の範囲第18項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項20】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、Cタンパク質におけるアミノ酸置換をコードする請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項21】
前記Cタンパク質における前記アミノ酸置換が、JS cp45 のIle96 に対応する位置で生じる請求の範囲第20項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項22】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、Fタンパク質における少なくとも1つのアミノ酸置換をコードする請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項23】
前記Fタンパク質における前記アミノ酸置換が、JS cp45 のIle420又はAla450に対応する位置で生じる請求の範囲第22項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項24】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、HNタンパク質におけるアミノ酸置換をコードする請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項25】
前記HNタンパク質における前記アミノ酸置換が、JS cp45 の残基Val381に対応する位置で生じる請求の範囲第24項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項26】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が3’リーダー配列における少なくとも1つの突然変異を組込む請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項27】
前記3’リーダーにおける突然変異が、JS cp45 のヌクレオチド23,24,28又は45に対応する位置で生じる請求の範囲第26項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項28】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、N遺伝子開始配列における突然変異を組込む請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項29】
前記N遺伝子開始配列における突然変異がJS cp45 のヌクレオチド62に対応する位置で生じる請求の範囲第28項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項30】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、rcp45, rcp45 3'NCMFHN, rcp45 3'NL, rcp45 3'N、又はrcp45 Fに存在する、多くの及び十分な数までの突然変異を含む請求の範囲第12項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項31】
rcp45, rcp45 3'NCMFHN, rcp45 3'NL, rcp45 3'N, rcp45 L, rcp45 F, rcp45 M, rcp45 HN 又はrcp45 Cから選択されたアンチゲノムcDNAである請求の範囲第12項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項32】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、突然変異を特定するコドンにおける複数のヌクレオチド置換により安定化された突然変異を組込む請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項33】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、キメラゲノム又はアンチゲノムを形成するために、HPIV1,HPIV2,HPIV3,BPIV又はMPIVからの異種配列を組込む請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項34】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、1又は複数のts突然変異を組込む請求の範囲第33項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項35】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、1又は複数の非−ts弱毒化突然変異を組込む請求の範囲第33項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項36】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、JS cp45 の1又は複数の突然変異を組込む請求の範囲第33項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項37】
前記JS cp45 の1又は複数の突然変異が、L,M,N,C,F、又はHNから選択された1又は複数のPIV タンパク質において、又は3’リーダー又はN−遺伝子開始配列から選択されたPIV 遺伝子外配列において生じる請求の範囲第36項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項38】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、又は宿主範囲制限から選択された表現型をそれぞれ特定する複数の突然変異を組込む請求の範囲第33項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項39】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、rcp45, rcp45 3'NCMFHN, rcp45 3'NL, rcp45 3'N、又はrcp45 Fに存在する、少なくとも1つの及び十分な数までの突然変異を組込む請求の範囲第33項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項40】
PIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限又は免疫原性エピトープにおける変化から選択された表現型変更を特定する突然変異が、1又は複数のカウンターパート PIV1又は PIV2 HN 及びF糖タンパク質遺伝子により置換された、1又は複数の PIV3 HN 又はF糖タンパク質遺伝子を有するゲノム又はアンチゲノムを含んで成るキメラPIV バックグラウンドに組込まれる請求の範囲第33項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項41】
前記異種配列が、PIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープにおける変化から選択された表現型変更を特定する請求の範囲第33項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項42】
HPIV1,HPIV2,BPIV又はMPIVのシス−作用性調節配列を組込む請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項43】
RSV からの異種配列を組込む請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項44】
前記RSV からの異種配列が、G又はP遺伝子又は遺伝子セグメントである請求の範囲第43項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項45】
麻疹ウィルスからの異種配列を組込む請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項46】
前記麻疹ウィルスからの異種配列がHA又はF遺伝子又は遺伝子セグメントである請求の範囲第45項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項47】
哺乳類宿主において保護免疫応答を誘発することができる、サイトカイン、T−ヘルパーエピトープ、制限部位マーカー、又は微生物病原体のタンパク質から選択された非−PIV 分子をコードするポリヌクレオチド配列を組込む請求の範囲第11項記載の単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項48】
PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする単離されたポリヌクレオチド分子を含んで成る発現ベクター、及びPIV のN,P及びLタンパク質をコードする1又は複数の単離されたポリヌクレオチド分子を含んで成る発現ベクターを包含し、それにより、前記PIVゲノム又はアンチゲノム、及びN,P、及びLタンパク質の発現が感染性PIV 粒子を生成する細胞又は細胞−フリー組成物。
【請求項49】
前記感染性RIV 粒子がウィルスである請求の範囲第48項記載の細胞又は細胞−フリー組成物。
【請求項50】
前記感染性PIV 粒子がサブウィルス粒子である請求の範囲第48項記載の細胞又は細胞−フリー組成物。
【請求項51】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードするポリヌクレオチド、及びPIV のN,P及びLタンパク質をコードする1又は複数のポリヌクレオチドが、単一のベクター内に組込まれる請求の範囲第48項記載の細胞又は細胞−フリー組成物。
【請求項52】
感染性PIV 粒子をコードする1又は複数の単離されたポリヌクレオチド分子から前記PIV 粒子を生成するための方法であって、PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードするポリヌクレオチド分子を含んで成る発現ベクター、及びN,P及びLタンパク質をコードする1又は複数のポリヌクレオチド分子を含んで成る発現ベクターを、細胞又は細胞−フリーシステムにおいて同時発現し、それにより、感染性PIV 粒子を生成することを含んで成る方法。
【請求項53】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノム、及び前記N,P及びLタンパク質が同じ発現ベクターにより発現される請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項54】
前記N,P、及びLタンパク質が、2又は3種の異なった発現ベクター上にコードされる請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項55】
前記N,P及びLタンパク質の少なくとも1つが、PIV による同時感染により供給される請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項56】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子がcDNAである請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項57】
前記感染性PIV 粒子がウィルスである請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項58】
前記感染性PIV 粒子がサブウィルス粒子である請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項59】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、ヒト、ウシ、又はネズミPIV 配列である請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項60】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、野生型PIV 株の配列をコードする請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項61】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、HPIV3をコードする請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項62】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、生物学的に誘導されたPIV 株からの弱毒化突然変異を組込む請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項63】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、1又は複数のts突然変異を組込む請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項64】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、1又は複数の非−ts弱毒化突然変異を組込む請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項65】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、JS cp45 の少なくとも1つの突然変異を組込む請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項66】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、JS cp45 の複数の突然変異を組込む請求の範囲第65項記載の方法。
【請求項67】
前記JS cp45 の突然変異が、ポリメラーゼLタンパク質における少なくとも1つのアミノ酸置換を特定する請求の範囲第65項記載の方法。
【請求項68】
前記ポリメラーゼLにおける前記アミノ酸置換が、JS cp45のTyr942, Leu992、又はThr1556に対応する位置で生じる請求の範囲第67項記載の方法。
【請求項69】
前記JS cp45 の突然変異が、L,M,N,C,F、又はHNから選択されたPIV タンパク質、又は3’リーダー又はN遺伝子開始配列から選択されたPIV 遺伝子外配列における変化を特定する請求の範囲第65項記載の方法。
【請求項70】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、突然変異を特定するコドンにおける複数のヌクレオチド置換により安定化される突然変異を組込む請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項71】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、rcp45, rcp45 3'NCMFHN, rcp45 3'NL, rcp45 3'N又はrcp45 Fに存在する、多くの及び十分な数までの突然変異を組込む請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項72】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、rcp45, rcp45 3'NCMFHN, rcp45 3'NF, rcp45 3'N, rcp45 L, rcp45 F, rcp45 M, rcp45 HN 又はrcp45 Cから選択されたアンチゲノムcDNAである請求の範囲第69項記載の方法。
【請求項73】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、キメラゲノム又はアンチゲノムを形成するために、HPIV1,HPIV2,HPIV3,BPIV又はMPIVからの異種配列を組込む請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項74】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、HPIV3配列、及びHPIV1,HPIV2,BPIV又はMPIV配列のキメラである請求の範囲第73項記載の方法。
【請求項75】
HN又はF糖タンパク質の遺伝子又は遺伝子セグメントをコードする、HPIV1又はHPIV2からの異種配列が、HPIV3の対応する遺伝子又は遺伝子セグメントにより置換される請求の範囲第74項記載の方法。
【請求項76】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが1又は複数のts突然変異を組込む請求の範囲第73項記載の方法。
【請求項77】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが1又は複数の非−ts弱毒化突然変異を組込む請求の範囲第73項記載の方法。
【請求項78】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムがJS cp45 の1又は複数の突然変異を組込む請求の範囲第73項記載の方法。
【請求項79】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ又は宿主範囲制限が選択された表現型をそれぞれ特定する複数の突然変異を組込む請求の範囲第73項記載の方法。
【請求項80】
PIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限又は免疫原性エピトープにおける変化から選択された表現型変更を特定する突然変異が、1又は複数のカウンターパート PIV1又は PIV2 HN 及びF糖タンパク質遺伝子により置換された、1又は複数の PIV3 HN 又はF糖タンパク質遺伝子を有するゲノム又はアンチゲノムを含んで成るキメラPIV バックグラウンドに組込まれる請求の範囲第73項記載の方法。
【請求項81】
JS cp45 の1又は複数の突然変異が、カウンターパート PIV1又は PIV2 HN 及びF糖タンパク質遺伝子により置換された両 PIV3 HN 及びF糖タンパク質遺伝子を有するゲノム又はアンチゲノムを含んで成るキメラバックグラウンドにおいて組込まれる請求の範囲第80項記載の方法。
【請求項82】
前記JS cp45 の1又は複数の突然変異が、L,M,N,C,F、又はHNから選択された1又は複数のPIV タンパク質、又は3’リーダー又はN遺伝子開始配列から選択されたPIV 遺伝子外配列において生じる請求の範囲第81項記載の方法。
【請求項83】
前記異種配列が、PIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープにおける変化から選択された表現型変更を特定する請求の範囲第73項記載の方法。
【請求項84】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、RSV からの異種配列を組込む請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項85】
前記RSV からの異種配列が、G又はF遺伝子又は遺伝子セグメントである請求の範囲第84項記載の方法。
【請求項86】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチドが麻疹ウィルスからの異種配列を組込む請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項87】
前記麻疹ウィルスからの異種配列が、HA又はF遺伝子又は遺伝子セグメントである請求の範囲第86項記載の方法。
【請求項88】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、
i)p218 (131)(配列番号1);
ii)p3/7 (131)(配列番号14);
iii )p3/7 (131)2G(配列番号15);又は
iv)HPIV1配列、HPIV2配列、BPIV配列又はMPIV配列
から選択された異種PIV 配列の導入により、又はPIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープの変化から選択された表現型変更を特定する、ヌクレオチド挿入、転位、欠失又は置換により修飾されている、i)、ii)又はiii )のポリヌクレオチド分子から選択される請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項89】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、
i)p218 (131)(配列番号1);
ii)p3/7 (131)(配列番号14);
iii )p3/7 (131)2G(配列番号15);又は
iv)HPIV1配列、HPIV2配列、BPIV配列又はMPIV配列
から選択された異種PIV 配列の導入により、又はPIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープの変化から選択された表現型変更を特定する前記異種PIV 配列の前記導入とは異なる、ヌクレオチド挿入、転位、欠失又は置換により修飾されている、i)、ii)又はiii )のポリヌクレオチド分子から選択される請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項90】
前記PIV ゲノム又はアンチゲノムをコードする前記ポリヌクレオチド分子が、哺乳類宿主において保護免疫応答を誘発することができる、サイトカイン、T−ヘルパーエピトープ、制限部位マーカー、又は微生物病原体のタンパク質から選択された非−PIV 分子をコードするよう修飾される請求の範囲第52項記載の方法。
【請求項91】
組換えPIV ゲノム又はアンチゲノム、Nタンパク質、Pタンパク質、及びLタンパク質を含んで成る単離された感染性PIV 粒子。
【請求項92】
サブウィルス粒子である請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項93】
ウィルスである請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項94】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムがRSV 又は麻疹ウィルスからの異種配列を組込む請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項95】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムがcDNAである請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項96】
ヒトPIV である請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項97】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、HPIV1,HPIV2,HPIV3,BPIV、又はMPIV配列から選択された異種PIV 配列のキメラである請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項98】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、
i)p218 (131)(配列番号1);
ii)p3/7 (131)(配列番号14);
iii )p3/7 (131)2G(配列番号15);又は
iv)HPIV1配列、HPIV2配列、BPIV配列又はMPIV配列
から選択された異種PIV 配列の導入により、又はPIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープの変化から選択された表現型変更を特定する、ヌクレオチド挿入、転位、欠失又は置換により修飾されている、i)、ii)又はiii )のゲノム又はアンチゲノムから選択される請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項99】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、
i)p218 (131)(配列番号1);
ii)p3/7 (131)(配列番号14);
iii )p3/7 (131)2G(配列番号15);又は
iv)HPIV1配列、HPIV2配列、BPIV配列又はMPIV配列
から選択された異種PIV 配列の導入により、又はPIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープの変化から選択された表現型変更を特定する前記異種PIV 配列の前記導入とは異なる、ヌクレオチド挿入、転位、欠失又は置換により修飾されている、i)、ii)又はiii )のゲノム又はアンチゲノムから選択される請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項100】
前記カウンターパート遺伝子又は遺伝子セグメントが、HPIV1又はHPIV2のHN又はF糖タンパク質遺伝子の遺伝子又は遺伝子セグメントである請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項101】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムがRSV 又は麻疹ウィルスからの異種配列を組込む請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項102】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、PIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープにおける変化から選択された表現型変更をコードする、ヌクレオチド挿入、転位、欠失又は置換により修飾される請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項103】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、複数のts突然変異を組込む請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項104】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、複数の非−ts弱毒化突然変異を組込む請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項105】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、JS cp45 の少なくとも1つの突然変異を組込む請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項106】
前記JS cp45 の突然変異が、前記ポリメラーゼ Lタンパク質におけるアミノ酸置換を特定する請求の範囲第 105項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項107】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、1又は複数のts突然変異を組込む請求の範囲第97項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項108】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、1又は複数の非−ts弱毒化突然変異を仕込む請求の範囲第97項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項109】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、JS cp45 の1又は複数の突然変異を組込む請求の範囲第97項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項110】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、又は宿主範囲制限から選択された表現型をそれぞれ特定する複数の突然変異を組込む請求の範囲第 109項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項111】
前記キメラゲノム又はアンチゲノムが、rcp45, rcp45 3'NCMFHN, rcp45 3'NL, rcp45 3'N、又はrcp45 Fに存在する、少なくとも1つの及び十分な数までの突然変異を組込む請求の範囲第 109項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項112】
PIV の弱毒化、感温性、低温適合体、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限又は免疫原性エピトープにおける変化から選択された表現型変更を特定する突然変異が、1又は複数のカウンターパート PIV1又は PIV2 HN 及びF糖タンパク質遺伝子により置換された、1又は複数の PIV3 HN 又はF糖タンパク質遺伝子を有するゲノム又はアンチゲノムを含んで成るキメラ PIVバックグラウンドに組込まれる請求の範囲第91項記載の単離された感染性 PIV粒子。
【請求項113】
JS cp45 の1又は複数の突然変異が、前記キメラバックグラウンドにおいて組込まれる請求の範囲第 112項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項114】
前記JS cp45 の1又は複数の突然変異が、L,M,N,C,F、又はHNから選択された1又は複数のPIV タンパク質において、又は3’リーダー又はN−遺伝子開始配列から選択されたPIV 遺伝子外配列において生じる請求の範囲第 113項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項115】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、哺乳類宿主において保護免疫応答を誘発することができる、サイトカイン、T−ヘルパーエピトープ;制限部位マーカー、又は微生物病原体のタンパク質から選択された非−PIV 分子をコードするよう修飾される請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項116】
哺乳類宿主において、RSV に対して保護免疫性を誘発するRSV 抗原又はエピトープをさらに含んで成る請求の範囲第91項記載の単離された感染性PIV 粒子。
【請求項117】
r942,r992,r1558, r942 /992,r992 /1558,r942/1558、又はr942 /992 /1558,rcp45 3'N, rcp45 C, rcp45 M, rcp45 F, rcp45 HN, rcp45L, rcp45 3'NL, rcp45 3'NCMFHN、及びrcp45 から選択される請求の範囲第91項記載の単離された感染性PI V 粒子。
【請求項118】
医薬的に許容できるキャリヤーに、組換え PIVゲノム又はアンチゲノム、Nタンパク質、Pタンパク質及びLタンパク質を含んで成る感染性PIV 粒子の免疫原的有効量を含んで成る免疫原組成物。
【請求項119】
前記感染性PIV 粒子が、サブウィルス粒子である請求の範囲第 118項記載の免疫原組成物。
【請求項120】
前記感染性PIV 粒子がウィルスである請求の範囲第 118項記載の免疫原組成物。
【請求項121】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、RSV 又は麻疹ウィルスからの異種配列を組込む請求の範囲第 118項記載の免疫原組成物。
【請求項122】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、感染性キメラPIV 粒子を形成するために、HPIV1,HPIV2,HPIV3、BPIV、又はMPIV配列から選択された異種PIV 配列のキメラである請求の範囲第118項記載の免疫原組成物。
【請求項123】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムがヒトPIV をコードし、ここで遺伝子又は遺伝子セグメントが異種PIV からのカウンターパート遺伝子又は遺伝子セグメントにより置換される請求の範囲第 118項記載の免疫原組成物。
【請求項124】
HPIV1の1又は両HN及びF糖タンパク質遺伝子が、前記感染性キメラPIV 粒子を形成するために、HPIV3のHN及びF糖タンパク質遺伝子により置換される請求の範囲第 123項記載の免疫原組成物。
【請求項125】
前記感染性キメラPIV 粒子の組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、PIV の弱毒化、感温性、低温適合性、小さなプラークサイズ、宿主範囲制限、又は免疫原性エピトープにおける変化から選択された表現型変更をコードする、ヌクレオチド挿入、転位、欠失又は置換により修飾される請求の範囲第 123項記載の免疫原組成物。
【請求項126】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、弱毒化された感染性キメラPIV 粒子を形成するために、ts及び非−ts弱毒化突然変異から選択された複数の突然変異を組込む請求の範囲第 125項記載の免疫原組成物。
【請求項127】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、JS cp45 の突然変異を組込む請求の範囲第 118項記載の免疫原組成物。
【請求項128】
前記組換えPIV ゲノム又はアンチゲノムが、JS cp45 の複数の突然変異を組込む請求の範囲第 118項記載の免疫原組成物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2008−307055(P2008−307055A)
【公開日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−202335(P2008−202335)
【出願日】平成20年8月5日(2008.8.5)
【分割の表示】特願平10−550704の分割
【原出願日】平成10年5月22日(1998.5.22)
【出願人】(500162587)アメリカ合衆国 (8)
【Fターム(参考)】