説明

ケーブル整理アセンブリ

【課題】本発明は、ケーブルアセンブリを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明において提供されたケーブルアセンブリは、第1のワイヤと、第2のワイヤとを含み、第1のワイヤは、耐熱材料を含む第1の外層によってカプセル化されており、第2のワイヤは、耐熱材料を含む第2の外層によってカプセル化されており、第1の外層および第2の外層の各々は、第2のワイヤへの第1のワイヤの解放可能な取り付けを可能にする取り付けデバイスを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、2011年7月22日に出願した「Zippered Earphones」という名称の米国特許出願第29/397,922号に対する同時係属出願の一部継続であり、2010年11月8日に出願した「Cable Organization Assemblies」という名称の同時係属の米国特許出願第12/941,943号の一部継続である。本出願が優先権を主張する上記全出願は、全体として本明細書において参照することによって援用される。
【0002】
(技術分野)
本明細書に説明される本発明は、ケーブルが互いに絡まったようになることを防ぐように構成されるアセンブリに関する。いくつかのインプリメンテーションは、互いに解放可能な取り付け/連結が可能であるように構成される2つ以上のケーブルに関する。いくつかのインプリメンテーションは、ヘッドホンワイヤおよびステレオスピーカワイヤのようなオーディオワイヤ、さらに他の適切なケーブルの絡みを防ぐために使用され得る。
【背景技術】
【0003】
(背景)
多種多様の電子デバイスは、複数の接続ワイヤおよびケーブルを用いて使用されるように設計される。共通の例は、ヘッドホンジャックを有し、またはスピーカワイヤのためのポートを有するオーディオまたはビデオプレーヤーを含む。ユーザーにとって共通の問題は、これらのケーブルがしばしば互いに絡まったようになることである。例えば、左のヘッドホンワイヤと右のヘッドホンワイヤは、特に、耳差込型のヘッドホンにおいて、容易に結び付きになり、結節になる。さらに、ステレオスピーカワイヤは、通常に1対で構成され、またそれら自身または他のワイヤと絡まったようになり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、絡みを防ぐための手段を含み、簡単にケーブルに対するジッパーの組み込みまたは他の解放可能な接続手段を可能にするケーブルアセンブリを提供するニーズがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(要約)
本発明は、少なくとも第1のワイヤと第2のワイヤとを含むケーブルアセンブリに関する。各ワイヤは、射出成形を用いて、それぞれの耐熱材料の層によって封入される。射出成形の間に、第1のワイヤおよび第2のワイヤは、第1のワイヤおよび第2のワイヤのうちの少なくとも1つのキンクを避けるように実質的にまっすぐに保たれ、ワイヤが曲げられ、角度を付けられ、丸く、波状等である場合(すなわち、ワイヤが実質的にまっすぐではない)場合に、成形の後に展開し得る。第1のワイヤおよび第2のワイヤに関連する張りは、所定の範囲内または所定の閾値以下に保たれる。所定の範囲/閾値は、射出成形に関連する温度に依存する。射出成形は、ジッパー構造または第2のワイヤへの第1のワイヤの解放可能な取り付けを可能にする他の取り付けデバイスを提供し得、それにより、ジップ構造は、ユーザーによって使用される場合に、第1のワイヤと第2のワイヤとの絡みを防ぐために、一緒に締められ得、離れるように開けられ得る。ケーブルアセンブリは、異なるスタイル、タイプ、および色の解放可能なファスナーを組み込み得る。
【0006】
1つの側面において、ケーブルアセンブリが提供される。ケーブルアセンブリは、耐熱材料を含む第1の外層によってカプセル化された第1のワイヤと、耐熱材料を含む第2の外層によってカプセル化された第2のワイヤとを含み、第1の外層および第2の外層の各々は、第2のワイヤへの第1のワイヤの解放可能な取り付けを可能にする取り付けデバイスを含む。第1のワイヤは、射出成形で第1の外層によってカプセル化され、第2のワイヤは、射出成形で第2の外層によってカプセル化される。第1のワイヤおよび第2のワイヤは、射出成形の間に、実質的にまっすぐに保たれると同時に、第1のワイヤおよび第2のワイヤに関連する張力は、射出成形の間に、所定の範囲内にとどまる。張力は、少なくとも張力計および負荷セルのうちの1つを用いて決定される。所定の範囲は、射出成形に関連する温度に基づく。第1のワイヤおよび第2のワイヤは、第1のワイヤおよび第2のワイヤを介して伝送されたオーディオ信号に関連するノイズを最小限にするように構成される。ケーブルアセンブリは、ジャックと、1つ以上のヘッドホンとをさらに含み、第1のワイヤおよび第2のワイヤは、ジャックを、それぞれの1つ以上のヘッドホンと接続し、第1のワイヤおよび第2のワイヤは、ジャックから1つ以上のヘッドホンまでオーディオ信号を伝送するように構成される。ケーブルアセンブリは、1つの衣料品内に組み込まれ、第1のワイヤおよび第2のワイヤは、解放可能な機構を用いることによって、1つの衣料品から少なくとも1つ以上のヘッドホンを分離することが可能である。ジャックは、ケーブルアセンブリに関連し、ジャックは、1つの衣料品のポケット内に位置決めされる。耐熱材料は、少なくとも伸加工糸および編組ナイロンのうちの1つを含み、解放可能な取り付けは、補完的な熱可塑性ジッパーの歯を含み、第1のワイヤおよび第2のワイヤは、外層の下に位置決めされる内層内に個々にカプセル化され、内層は、耐熱およびエラストマーの性質に関連し、内層は、熱可塑性エラストマーを含む。
【0007】
もう1つの側面において、ケーブルアセンブリを形成する方法が提供される。方法は、耐熱材料を含む対応する外層によって封入された第1のワイヤおよび第2のワイヤを提供することと、外層が、第2のワイヤへの第1のワイヤの解放可能な取り付けが可能であるように、第1のワイヤおよび第2のワイヤの外層を解放可能に取り付けること(本明細書において、「解放可能に取り付けること」が解放可能な取り付けを指す)とを含む。第1のワイヤは、射出成形で外層のうちの第1の外層によって封入され、第2のワイヤは、射出成形で外層のうちの第2の外層によって封入される。第1のワイヤおよび第2のワイヤは、射出成形の間に、実質的にまっすぐに保たれると同時に、第1のワイヤおよび第2のワイヤに関連する張力は、射出成形の間に、所定の範囲内にとどまる。少なくとも張力計および負荷セルのうちの1つは、張力を決定するために使用される。所定の範囲は、射出成形に関連する温度に基づく。第1のワイヤおよび第2のワイヤは、第1のワイヤおよび第2のワイヤを介して伝送されたオーディオ信号に関連するノイズを最小限にするように構成される。方法は、ケーブルアセンブリを1つの衣料品内に組み込むことであって、ケーブルアセンブリは、ジャックに関連する、ことと、1つの衣料品のポケット内にジャックを位置決めすることとをさらに含む。
【0008】
もう1つの側面において、少なくとも2つのケーブルを含むイヤホンケーブルアセンブリを製造する方法が提供される。方法は、少なくとも2つの製造されたケーブルに1つ以上のキンクを避けるために、少なくとも2つのケーブルを実質的にまっすぐに保持することと、少なくとも2つのケーブル上にジッパーの歯を射出するために、射出成形を行うことと、射出されたジッパーの歯から余分の成形を除去することと含む。方法は、ジッパーの歯を、外向きの位置から内向きの位置まで回転することをさらに含み、それにより、回転の後に、ジッパーの歯の遠位端は、内側に向いて指し、歯のそれぞれの部分を特徴付ける遠位端が切られ、その結果、余分の成形が除去され、回転は、ジッパーの歯を一緒に締め、締められたジッパーの歯を離れるように開けることを可能にする。少なくとも2つのケーブルを実質的にまっすぐに保持する、少なくとも2つのケーブルに関連する張りは、閾値以下に維持され、閾値は、射出成形に関連する成形温度に依存し、張りは、少なくとも張力計および負荷セルのうちの1つによって測定される。方法は、イヤホンケーブルアセンブリを1つの衣料品内に組み込むことであって、第1のワイヤおよび第2のワイヤは、解放可能な機構を用いることによって、少なくとも1つ以上のヘッドホンから分離されることが可能であり、イヤホンケーブルアセンブリは、ジャックに関連する、ことと、1つの衣料品のポケット内にジャックを位置決めすることとをさらに含む。
【0009】
例えば、本発明は、以下の項目を提供する。
(項目1)
ケーブルアセンブリであって、該ケーブルアセンブリは、
耐熱材料を含む第1の外層によってカプセル化された第1のワイヤと、
耐熱材料を含む第2の外層によってカプセル化された第2のワイヤと
を含み、
該第1の外層および該第2の外層の各々は、該第2のワイヤへの該第1のワイヤの解放可能な取り付けを可能にする取り付けデバイスを含む、ケーブルアセンブリ。
(項目2)
上記第1のワイヤは、射出成形で上記第1の外層によってカプセル化され、上記第2のワイヤは、射出成形で上記第2の外層によってカプセル化される、上記項目のいずれかに記載のケーブルアセンブリ。
(項目3)
上記第1のワイヤおよび上記第2のワイヤは、上記射出成形の間に、実質的にまっすぐに保たれると同時に、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤに関連する張力は、該射出成形の間に、所定の範囲内にとどまる、上記項目のいずれかに記載のケーブルアセンブリ。
(項目4)
上記張力は、少なくとも張力計および負荷セルのうちの1つを用いて決定される、上記項目のいずれかに記載のケーブルアセンブリ。
(項目5)
上記所定の範囲は、上記射出成形に関連する温度に基づく、上記項目のいずれかに記載のケーブルアセンブリ。
(項目6)
上記第1のワイヤおよび上記第2のワイヤは、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤを介して伝送されたオーディオ信号に関連するノイズを最小限にするように構成される、上記項目のいずれかに記載のケーブルアセンブリ。
(項目7)
上記ケーブルアセンブリは、ジャックと、1つ以上のヘッドホンとをさらに含み、上記第1のワイヤおよび上記第2のワイヤは、該ジャックを、それぞれの1つ以上のヘッドホンと接続し、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤは、該ジャックから該1つ以上のヘッドホンまでオーディオ信号を伝送するように構成される、上記項目のいずれかに記載のケーブルアセンブリ。
(項目8)
上記ケーブルアセンブリは、1つの衣料品内に組み込まれ、上記第1のワイヤおよび上記第2のワイヤは、解放可能な機構を用いることによって、該1つの衣料品から少なくとも上記1つ以上のヘッドホンを分離することが可能である、上記項目のいずれかに記載のケーブルアセンブリ。
(項目9)
ジャックは、上記ケーブルアセンブリに関連し、該ジャックは、上記1つの衣料品のポケット内に位置決めされる、上記項目のいずれかに記載のケーブルアセンブリ。
(項目10)
上記耐熱材料は、少なくとも伸加工糸および編組ナイロンのうちの1つを含み、
解放可能な取り付けは、補完的な熱可塑性ジッパーの歯を含み、
上記第1のワイヤおよび上記第2のワイヤは、上記外層の下に位置決めされる内層内に個々にカプセル化され、該内層は、耐熱およびエラストマーの性質に関連し、該内層は、熱可塑性エラストマーを含む、上記項目のいずれかに記載のケーブルアセンブリ。
(項目11)
ケーブルアセンブリを形成する方法であって、該方法は、
耐熱材料を含む対応する外層によって封入された第1のワイヤおよび第2のワイヤを提供することと、
該外層が、該第2のワイヤへの該第1のワイヤの解放可能な取り付けが可能であるように、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤの該外層を解放可能に取り付けることと
を含む、方法。
(項目12)
上記第1のワイヤは、射出成形で上記外層のうちの第1の外層によって封入され、上記第2のワイヤは、射出成形で該外層のうちの第2の外層によって封入される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目13)
上記第1のワイヤおよび上記第2のワイヤは、上記射出成形の間に、実質的にまっすぐに保たれると同時に、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤに関連する張力は、該射出成形の間に、所定の範囲内にとどまる、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目14)
少なくとも張力計および負荷セルのうちの1つは、上記張力を決定するために使用される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目15)
上記所定の範囲は、上記射出成形に関連する温度に基づく、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目16)
上記第1のワイヤおよび上記第2のワイヤは、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤを介して伝送されたオーディオ信号に関連するノイズを最小限にするように構成される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目17)
上記方法は、
上記ケーブルアセンブリを1つの衣料品内に組み込むことであって、該ケーブルアセンブリは、ジャックに関連する、ことと、
該1つの衣料品のポケット内に該ジャックを位置決めすることと
をさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目18)
少なくとも2つのケーブルを含むイヤホンケーブルアセンブリを製造する方法であって、該方法は、
該少なくとも2つの製造されたケーブルに1つ以上のキンクを避けるために、該少なくとも2つのケーブルを実質的にまっすぐに保持することと、
該少なくとも2つのケーブル上にジッパーの歯を射出するために、射出成形を行うことと、
該射出されたジッパーの歯から余分の成形を除去することと
含む、方法。
(項目19)
上記方法は、上記ジッパーの歯を、外向きの位置から内向きの位置まで回転することをさらに含み、それにより、該回転の後に、該ジッパーの歯の遠位端は、内側に向いて指し、歯のそれぞれの部分を特徴付ける該遠位端が切られ、その結果、上記余分の成形が除去され、該回転は、該ジッパーの歯を一緒に締め、該締められたジッパーの歯を離れるように開けることを可能にする、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目20)
上記少なくとも2つのケーブルを実質的にまっすぐに保持する、該少なくとも2つのケーブルに関連する張りは、閾値以下に維持され、該閾値は、上記射出成形に関連する成形温度に依存し、
該張りは、少なくとも張力計および負荷セルのうちの1つによって測定される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目21)
上記方法は、
上記イヤホンケーブルアセンブリを1つの衣料品内に組み込むことであって、第1のワイヤおよび第2のワイヤは、解放可能な機構を用いることによって、少なくとも1つ以上のヘッドホンから分離されることが可能であり、該イヤホンケーブルアセンブリは、ジャックに関連する、ことと、
1つの衣料品のポケット内に該ジャックを位置決めすることと
をさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
【0010】
(摘要)
少なくとも第1のワイヤと第2のワイヤとを含むケーブルアセンブリが提供される。ワイヤは、射出成形を用いて、それぞれの耐熱材料の層によって封入される。射出成形の間に、第1のワイヤおよび第2のワイヤは、第1のワイヤおよび第2のワイヤのうちの少なくとも1つのキンクを避けるように実質的にまっすぐに保たれ、ワイヤが実質的にまっすぐではない場合に、成形の後に展開し得る。第1のワイヤおよび第2のワイヤに関連する張りは、所定の範囲内または所定の閾値以下に保たれる。所定の範囲/閾値は、射出成形に関連する温度に依存する。射出成形は、ワイヤの上にジップ構造を提供し得、それにより、ジップ構造は、ユーザーによって使用される場合に、ワイヤの絡みを防ぐために、一緒に締められ得、離れるように開けられ得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第1のジッパーイヤホンケーブルアセンブリの透視図を例示する。
【図2】図2は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第1のジッパーイヤホンケーブルアセンブリの2つのケーブルの断面図を例示する。
【図3】図3は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う使用時のジッパーイヤホンケーブルアセンブリを示す透視図を例示する。
【図4】図4は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第2の代替的なジッパーイヤホンケーブルアセンブリの透視図を例示する。
【図5】図5は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第2の代替的なジッパーイヤホンケーブルアセンブリの拡大図を例示する。
【図6a】図6aは、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う閉じたケーブルアセンブリを例示し、閉じたケーブルアセンブリは、その圧縮された長さの2倍に開き得る。
【図6b】図6bは、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う開いたケーブルアセンブリを例示し、開いたケーブルアセンブリは、その閉じた構成の長さの2倍に拡張される。
【図7a】図7aは、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う閉じたケーブルアセンブリを例示し、閉じたケーブルアセンブリは、その長さの3倍に開き得る。
【図7b】図7bは、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う部分的に開いたケーブルアセンブリを例示する。
【図7c】図7cは、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う完全に開いたケーブルアセンブリを例示し、開いたケーブルアセンブリは、その閉じた構成の長さの3倍に拡張される。
【図8】図8は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って、解放可能なファスナーとして磁石を利用するイヤホンケーブルアセンブリの透視図を例示する。
【図9】図9は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第3のジッパーイヤホンケーブルアセンブリの透視図を例示する。
【図10】図10は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従うジッパーイヤホンケーブルアセンブリの代表的な耳差込を例示する。
【図11】図11は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第3のジッパーイヤホンケーブルアセンブリの拡大図を例示する。
【図12】図12は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って型に配置される2つのイヤホンケーブルの正面図を例示する。
【図13】図13は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って2つのケーブル上の射出成形されたジッパーの歯および余分の成形の正面図を例示する。
【図14】図14は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従ってジッパーの歯から切り離された余分の成形の正面図を例示する。
【図15】図15は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って180度で回転されたジッパーの歯を示す正面図を例示する。
【図16】図16は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って一緒に締められたジッパーの歯を示す正面図を例示する。
【図17】図17は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って同じの2つのケーブル上に射出成形された複数のジッパーの歯のユニットの透視図を例示する。
【図18】図18は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従うジッパーユニットの下に配置されるジッパー底部を例示する。
【図19】図19は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第3のジッパーイヤホンケーブルアセンブリのケーブルの断面図を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0012】
さまざまな図面において同様の参照記号は、同様の構成要素を示す。
【0013】
(詳細な説明)
本明細書に説明されるように、ケーブルアセンブリは、解放可能な取り付けが可能である少なくとも2つのケーブル(例えば、ケーブル80aおよび80b)を含み得る。2つのケーブルが説明されるが、2つより多い(例えば、3、4、5、6、7、8、9、10以上の)ケーブルが使用され得る。
【0014】
イヤホンケーブルアセンブリ
図1は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第1のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ100の透視図を例示する。第1のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ100は、第1のケーブル80aおよび第2のケーブル80bを含み、第1のケーブル80aおよび第2のケーブル80bは、第1のケーブル80aと第2のケーブル80bとの間の解放可能な取り付けのための取り付けデバイス(例えば、ジッパー)を含む。各ケーブル80aと80bは、動作可能に、第1の端部においてイヤホン10aと10bに連結され得、もう一方の端部においてオーディオ再生デバイスへの接続に対する適切なヘッドホンジャック90に連結され得る。ヘッドホンジャックは、6.35mmジャック、3.5mmミニチュアジャック、2.5mmサブミニチュアジャック等のような任意の適切なジャックであり得る。
【0015】
より具体的に、2つのケーブル80aと80bの各々は、ゴムまたは他の柔軟性のある材料で作られ得る外層または外側被覆60aと60bを含み得、外層または外側被覆60aと60bは、鋳型または射出成形等のような任意の適切な方法を用いて組み込まれ得る。外側被覆60aおよび60bが、簡単にワイヤをカプセル化し得る/封入し得る/覆い得るので、外側被覆60aおよび60bは、本明細書においてアセンブリを製造するのに対してより簡単にさせ得る。外側被覆のための他の適切な柔軟性のある材料は、織物、プラスチック、およびフォームを含み得る。
【0016】
図2は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第1のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ100の2つのケーブル80aおよび80bの断面図を例示する。図2の断面図に示されるように、外層60aと60bは、ヘッドホンワイヤ130aと130b、およびヘッドホンワイヤキャスティング120aと120bの上に重ねられ得る。
【0017】
ヘッドホンワイヤ130aと130bは、オーディオが伝送され得るように、ジャック90を用いてイヤホン10aと10bに動作可能に連結し得る。ケーブル80aおよび80bの全体の長さの主要な部分は、一緒に解放可能な取り付けのための手段、例えば、ジッパーを含み得る。ケーブル80aと80bは、ケーブル80aと80bが一緒に締められ、ジッパータブ50または滑りのための他の手段を用いて開けられることを可能にし得る、内側に向かって面する補完的なジッパーの歯40aと40bに連結され得る。代替的には、ZIPLOC(登録商標)型または他の類似な閉鎖が使用され得る。
【0018】
いくつかのインプリメンテーションにおいて、解放可能な取り付けのための手段(例えば、ジッパー、磁石等)は、ストップ70またはジャック90からイヤホン10aと10bまで測定されるようなケーブル80aと80bの全体の長さの一部分を横切り得る。この部分的な横断(すなわち、全体の長さの一部分の横断)は、ジッパーの歯40aおよび40bがユーザーの顔かまたは頸を痛ましく接触し、またはつまむことを防ぐので、有益である。この痛ましい接触またはつまみを防ぐために、アセンブリ100はさらに、歯のない部分20aおよび20bを含み得る。代替的には、外側被覆は、イヤホン10aと10bの前に(例えば、部分30aと30bにおいて)簡単に終了し得、ヘッドホンワイヤのキャスティング120aと120bは、その全体の長さの一部分に対して簡単に露出され得る。
【0019】
オプションなインプリメンテーションにおいて、外層60aと60bは、リブ110aと110bを含み得る。リブ110aと110bは、外側の成形60aと60bの長さに沿って突出部および凹所を特徴付け得る/提供し得る。リブ110aと110bは、取り外された/減少された材料を特徴付けし得、それによって、外側被覆60aと60bから重量を減少し、アセンブリ100のよりよい操作を可能にする。それゆえに、リブ110aおよび110bの含みは、よりよい柔軟性および重量削減を達成するために使用され得る。
【0020】
ケーブル80aと80bは、解放可能な接続(例えば、ジッパー)20aと20bのための手段を有しないリブのない部分を含み得、具体的な設計目標に依存して、解放可能な取り付けのための手段を欠くリブ部分30aと30bを含み得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、外層60aと60bを構成する材料は、歯のない部分20aと20bのために使用され得、ストップ70のために使用され得る。
【0021】
ジッパーの底部端は、ジッパーを止めるための手段を含み得、その結果、ケーブル80aおよび80bは、係合に残る(すなわち、その結果、ケーブル80aおよび80bは、完全に係合解除にならない場合もある)。図1に示されるように、60aおよび60bのための成形材料との同じ(または類似)である、ストップ70の成形材料は、プラグ90に向かって下へテーパ状になり得、または他の適切な構成であり得る。他の適切なストップは、本明細書において容易に考えられる。
【0022】
さらに、図2に示されるように、ヘッドホン130aと130b、およびそれらのキャスティング120aと120bの両方は、外側被覆材料60aと60bによってカプセル化され得る/封入され得る。ジッパーが使用されるいくつかのインプリメンテーションに従って、柔軟性のあるジッパー補強材料140aと140bは、ヘッドホンキャスティング120aと120bの周りに巻かれ得、また外側被覆材料60aと60bによってカプセル化され得る/封入され得る。ジッパー補強材料140aおよび140bは、任意の適切な柔軟性のある材料、例えば、YKK(登録商標)によって製造されるAQUAGUARD(登録商標)を含む織物で作られ得る。単一のプロセスにおいて、ワイヤ130aと130b、それらのキャスティング120aと120b、およびジッパー補強材料40aと40bを外側被覆材料60aと60bでカプセル化するのは、製造ステップを効率的に最小限にし得る。
【0023】
アセンブリ100を製造するために、型は、所望の場合に、ヘッドホンワイヤ130aと130bからイヤホン10aと10bまでをカプセル化するように構成され得る。代替的には、型は、外側被覆がイヤホン10aと10bの前に終了し、ヘッドホンワイヤキャスティング120aと120bがその全体の長さの一部分に対して簡単に露出され得るように構成され得る。次にジッパー補強材料140aと140bは、ヘッドホンワイヤキャスティング120aと120bの周りに巻かれ得、型内に配置され得る。ゴムまたは他の適切な材料は、型に加えられ得、最終のアセンブリを形成するように硬化させられ得る。
【0024】
図3は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う使用時のジッパーイヤホンケーブルアセンブリを示す透視図を例示する。解放可能な取り付け手段が、自身によってヘッドホンワイヤ20aおよび20bに追加の重量を加えるので、いくつかのインプリメンテーションは、イヤホン10aおよび10bが、ユーザーの耳から取り出されるときに、下に向いて速く落下することを防ぐための手段の使用を含み得る。補完的な両極性の磁石210aと210b、または解放可能な取り付けのための他の手段は、イヤホン10aと10bの上かまたは近傍に、例えば、歯のない領域20aと20bにおいて使用され得る。図3に示されるように、ユーザーがその耳からイヤホン10aおよび10bを取り外すときに、ユーザーは、磁石210aおよび210bまたは解放可能な取り付けのための手段、例えば、クリップ、スナップ、フックおよびループファスナー等を用いることによって、イヤホン10aおよび10b(またはケーブル80aおよび80b)をユーザーの頸の後ろに一緒に接続し得る。耳フックまたは類似なデバイスはまた、スポーツ活動のような状況においてイヤホンの安定性を確保するために、いくつかのインプリメンテーションに提供され得る。
【0025】
図4は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第2の代替的なジッパーイヤホンケーブルアセンブリ300の透視図を例示する。第2の代替的なジッパーイヤホンケーブルアセンブリ300の設計は、外側被覆材料60aと60bが第1のイヤホンワイヤ320aと第2のイヤホンワイヤ320bを部分的にのみ覆い得るので、前述の第1のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ100と相違し得る。所望の場合に、第1のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ100の特徴は、容易に第2のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ300と互換し得る。第1のイヤホンワイヤ320aと第2のイヤホンワイヤ320bは、外側被覆材料60aと60b内に部分的に成形され得る。各ケーブル80aと80bは、ジッパーの歯40aと40bを含み得、または互いに解放可能な取り付けのための他の適切な手段を含み得る。解放可能な取り付けのための手段を開き、閉じるためのジッパータブまたはスライダ50または他の手段も提供され得る。各ケーブル80aと80bは、より柔軟性のある動きおよび減少された重量を可能にするために、リブ110aと110bを含み得る。さらに、2つの溝200aと200bは、解放可能な取り付けのための手段(例えば、ジッパー40aと40b)に平行に、または実質的に横切り得る。ジッパーに加えて、取り付けのための他の適切な手段は、小さな磁石、ZIPLOC(登録商標)型閉鎖等を含み得る。あるインプリメンテーションは、本明細書に提供されるアセンブリを有するVELCRO(登録商標)のような粗いフックおよびループファスナーが、オプションな特徴としてユーザーの皮膚に磨耗になり得るので、それらの使用を明確に除外し得る。アセンブリ300を作るための型は、イヤホンワイヤ320aと320bの全体の長さの一部分を覆うように構成され得、図2に対して例示され、かつ説明された同じまたは類似な断面を有し得る。従って、図1および図2に対して説明されたアセンブリを作る方法はまた、この特定のインプリメンテーションに適用され得る。
【0026】
図5は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第2の代替的なジッパーイヤホンケーブルアセンブリ300の拡大図を例示する。
【0027】
図9は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第3のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ700の拡大図を例示する。第1のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ100および第2のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ300と対照的に、第3のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ700は、明確に仕上げの形の外側被覆材料60aおよび60bを有しない場合もある。幾分、スライダ50を用いて動作可能に一緒に締め、離すように構成され得る補完的なジッパーの歯40aと40bは、図11によって示されるように、ケーブル80aと80b上に直接に位置決めされ得、図11は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第3のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ700の拡大図を例示する。上記のインプリメンテーションに類似して、ジッパーイヤホンケーブルアセンブリの第3のインプリメンテーション700は、低い方のジャック90に動作可能に連結される耳差込10aおよび10bのような2つのヘッドホンを含み得る。
【0028】
図10は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従うジッパーイヤホンケーブルアセンブリ(100、300、400、500、600、および700(これらのうちのいくつかが以下に説明されるが、その他が前述である)のうちの少なくとも1つ)の代表的な耳差込10aを例示する。具体的なインプリメンテーションに従って、耳差込10aは、薄い材料で作られ、ユーザーの耳内に嵌め、かつ音を伝送するように構成される角度を付けられた延長部13aに連結される振動板11aを含み得る。延長部13aおよび13bは、着用の間にユーザーの耳に向かって角度を付けられ得、それによって、ジッパーの歯40aと40b、およびスライダ50がケーブル80aと80bに加える(従来のヘッドホンの重量と比較された)追加の重量のために、差込10aと10bがユーザーの耳の外に落下することを防ぐ利点を提供する。補完的な両極性の磁石210aと210b、または解放可能な取り付けのための他の手段は、イヤホン10aと10bの上かまたは近傍に使用され得る。図3に例示されるように、ユーザーがユーザーの耳からイヤホン10aおよび10bを取り外すときに、磁石210aおよび210bまたは解放可能な取り付けのための手段、例えば、1つ以上のクリップ、スナップ、フックおよびループファスナー等を用いることによって、イヤホン10aおよび10b(またはケーブル80aおよび80b)をユーザーの頸の後ろに一緒に接続し得る。代表的な耳差込10aおよび10bが説明されるが、当業者は、他の適切なイヤホン、例えば、従来の耳差込が代わりに使用され得ることを理解する。
【0029】
本明細書に説明され、第3のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ700を含むアセンブリは、ジッパーの歯40a上の第1のケーブル80a上に位置決めされる音量コントロール1000をオプションに含み得る。音量コントロール1000は、ケーブル80aの内部の配線に動作可能に連結され得、著しいオーディオ信号が耳差込10aおよび10bに伝送されないように、音量を増大し/減少し、そして/または音量を完全に消すように構成される外部のコントロール機構を含み得る。音量コントロール1000は、ユーザーによって利用可能であり得、かつ使用され得る。音量コントロール1000はまた、第2のケーブル80b上に位置決めされ得る。
【0030】
図11は、以上のように、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第3のジッパーイヤホンケーブルアセンブリ300の拡大図を例示する。
【0031】
図12〜図18は、組立技術を用いて、ジッパーイヤホンケーブルアセンブリの第3のインプリメンテーション700を製造する方法を例示する。このような組立技術は、射出成形を含み得、より具体的に、プラスチックの射出成形を含み得る。成形は、剛性フレームを用いて柔軟な未処理の材料を形状化することによる製造プロセスであり得る。本明細書において射出成形が説明されるが、他の組立技術、例えば、圧密成形、圧縮成形、拡張可能なビード形成、押出成形、発泡成形、積層法、マッチドダイ成形、マトリックス成形、プレスプラグアシスタント成形、回転成形、トランスファー成形、熱成形、真空成形、および真空フラグアシスタント成形も可能である。さらに、本明細書において成形が説明されるが、他の製造/組立技術、例えば、鋸引き、剪断、彫刻、打撃、(接着剤、ねじ、リベット等のうちの少なくとも1つを用いる)結合、機械加工、鍛造、鋳造等も可能である。これらの述べた技術は、適宜に、単独かまたは適切な組み合わせで使用され得る。
【0032】
図12は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って型702に配置される2つのイヤホンケーブル80aおよび80bの正面図を例示する。
【0033】
図13は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って2つのケーブル80aと80b上の射出成形されたジッパーの歯40aと40b、および余分の成形の正面図を例示する。
【0034】
図14は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従ってジッパーの歯40aおよび40bから切り離された余分の成形の正面図を例示する。
【0035】
図15は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って180度で回転されたジッパーの歯40aおよび40bを示す正面図を例示する。
【0036】
図16は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って一緒に締められたジッパーの歯40aおよび40bを示す正面図を例示する。
【0037】
射出成形は、熱可塑性および熱硬化性プラスチック材料から構成要素を生成するための製造プロセスである。射出成形において、材料は、加熱されたバレル/ツール内に供給され得、混ぜられ得、そして型のキャビティ内に押し込まれ得、材料は、冷却し、そして型のキャビティの構成に対して硬化する。例えば、ポリアセタール(POM)ジッパー樹脂は、型のキャビティを完全に充満させるために、高圧力でケーブルジャックの上のツール内に押し込まれ得る。ジッパーの歯40aおよび40bは、熱可塑性材料で作られ得る。熱可塑性材料は、加熱されるときに液体状態であり、次に冷却した後に固体状態に固化するポリマーを含み得る。熱可塑性材料のいくつかの例は、ポリアセタール、ポリエチレンおよびポリプロピレンを含み得る。好都合には、自己潤滑プラスチック、例えば、ポリアセタール(POM)およびポリプロピレン(PP)は、スナッグフリーのジッパー動作のために使用され得る。ポリアセタール(POM)は、その強さおよび広い許容温度のために有利に使用され得る。
【0038】
図12に例示されるように、第1のケーブル80aと第2のケーブル80bは、最終のジッパーの歯40aと40bの形のキャビティ704aと704bを有する型702内に位置決めされ得る。ケーブル80aおよび80bは、射出成形されるプラスチックが、所定の間隔に応じてそれらを結合することを可能にするのに十分に教示された(ただし、過度に教示されない)張りで保持され得、またはクランプされ得、過度の張りは、ケーブル80aおよび80bの内部のワイヤまたは外側のカバーが離れて破れ、または損傷を受けることを引き起こし得る。射出成形の間に、ケーブル80aおよび80bは、まっすぐ(または実質的にまっすぐ)に保たれ得、その結果、ケーブル80aおよび80bのキンクが、避けられ得る/最小限にされ得る。ケーブル80aおよび80bをまっすぐに保つために、強い張力が使用され得る。射出成形の間にケーブル80aおよび80bを保持するための張りの範囲は、3kgの逆張りから20kgの逆張りまでの範囲にあり得、1つのインプリメンテーションにおいて、張力は、最大10kgの逆張りであり得る。ケーブル80aおよび80b上の強い張力が、張りの所定の許容限度を超過した場合に、強い張りは、高められた温度においてそのケーブル80aおよび80b上に強烈な負荷を強い得る。この強烈な負荷は、ケーブル80aおよび80bが過度にストレスを受け、または損傷を受けることを引き起こし得る。このようなストレスおよび/または損傷を避けるために、張力計および/または負荷セルは、張りを測定し、張りが所定の許容限度以下にとどまることを確保するために使用され得る。所定の許容限度は、ケーブル80aおよび80bの引っ張りの強度を特徴付け得、引っ張りの強度は、形成状態に関連する所定の温度(例えば、200℃)に対して比率にされ得る。この比率は、容易に利用可能であり、その結果、この比率は、張りが許容限度以下に保つために読み取られ得る。
【0039】
形成プロセスに関連する高い温度(例えば、200℃)において、この高温のために、ジッパーの歯を取り付けることは、きびしい熱のストレスを提供し得る。さらに、このような高い温度(例えば、200℃)において、ケーブル80aおよび80b張りの強度は、相対的に減少され得る。いくつかの熱可塑性プラスチック、例えば、(DELRANブランドポリアセタールを含む)ポリアセタール(POM)の場合に、射出成形の温度は、約200℃まで加熱され得る。追加のツーリングを介してプラスチックを位置決めすることは、ケーブル80aおよび80bが、しばしば教示されるように、クランプされ得、または引っ張られ得るときに、ケーブル80aおよび80bに極度のストレスを受けさせ得る。従って、強い張力のためのケーブル80aおよび80bの破損/損傷に加えて、破損/損傷は、ケーブル80aおよび80bの強度の損失のために引き起こされ得、強度の損失は、成形アプローチに関連する高温、または液体ガラス転移に関連するプラスチックガラス状態(T)を超過する高温のために引き起こされ得る。ケーブル80aおよび80bのこの破損/損傷を防ぐために、強化繊維、構成された正確な張り、および高温許容のケーブル絶縁材料が使用され得る。さらに、ケーブル80aおよび80b外側のジャケット/カバーは、この外側のジャケット/カバーが上記の高温を許容し得るように使用され得る。これらの材料および性質は、製造のストレスを克服するのに有用であり、またそれらの材料および性質が、ケーブルアセンブリが消費者に使用されるときにより耐久であることを可能にするので有用である。
【0040】
図17は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って同じの2つのケーブル80aおよび80b上に射出成形された複数のジッパーの歯のユニットの透視図を例示する。
【0041】
図18は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従うジッパーユニットの下に配置されるジッパー底部1010を例示する。
【0042】
図19は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従う第3のジッパーイヤホンケーブルアセンブリのケーブル80a(80bでもあり得る)の断面図を例示する。この断面図は、内部の配線および外側のカバーの両方を示す本明細書の教示に従って使用され得る。いくつかの代表的なインプリメンテーションに従って、ケーブル80aおよび80bは、編組ナイロンのような外側表面900を含み得る。より具体的には、外側表面900は、耐熱であり得る伸加工糸(DTY)の形であり得る。外側のカバーとして編組ナイロンの使用は、編組ナイロンが弾性であり、射出成形に関連する熱に対して耐熱であるので、好都合であり得る。さらに、編組ナイロンの加工は、平坦なケーブルの外側表面、例えば、ゴムと対照的に、ジッパーの歯40aおよび40bがよりよく取り付けることを可能にし得る。外層900の平均厚さは、約0.15mmであり得る。外層900の外径は、1.35mmと1.65mmとの間にあり得、またはより具体的に、1.5mm、または1.35mm〜1.4mmであり得る。
【0043】
内層902も使用され得る。内層902は、弾性の性質を有する材料、例えば、熱可塑性エラストマー(TPE)、より具体的に、押出熱可塑性エラストマー(TPE)を含み得る。押出熱可塑性エラストマーは、熱可塑性およびエラストマーの性質の両方有する材料を含み得る共重合体またはポリマー(通常に、プラスチックおよびゴム)の物理的混合を含み得る。強化繊維908はまた、組立および機能が従来のイヤホンケーブルより強い引っ張りの強度を必要とし得るので、ケーブル80aおよび80bに対して強度を加えるために使用され得る。代表的な材料は、KEVLARのようなアラミドを含む。ケブラーは、200D KEVLAR、300D KEVLAR、および400D KEVLARを含む200D−400D KEVLARであり得る。本明細書において説明されるアラミドは、m−アラミドおよびp−アラミドを含む。p−アラミドの例は、KEVLAR、TECHNORA、TWARON、およびHERACHRONであり得る。m−アラミドの例は、NOMEXであり得る。アラミドの具体的な例が本明細書において提供されるが、これらの例に類似する性質を有する他の材料も使用され得る。ジャック90から耳差込10aおよび10bまで音を伝送するように構成されるオーディオワイヤ904は、ケーブル80aおよび80b内に位置決めされ得る。代表的なオーディオワイヤ904は、絶縁材料906、例えば、ナイロンシルクによって囲まれ得る銅のワイヤを含み得る。本明細書の教示を用いて、当業者は、端部から端部まで(耳差込10aからジャック90まで)少なくとも最大15kgのトルクを耐えるジッパーイヤホンケーブルアセンブリ700を製造し得る。
【0044】
一旦所望のように型702内に位置決めされると、加熱された液体材料は、型702内に入れられ得、それにより、入れられた、加熱された液体材料は、ケーブル80aおよび80bを囲み得、そして歯の形状のキャビティ704aおよび704bを充満し得る。セットすることが可能にされた後に、図13に例示されるように、結果として生じたアセンブリは、それぞれのケーブル80aと80bに束ねられたジッパーの歯40aと40bに取り付けられ得る余分の成形材料706を含み得る。図13および図14に示されるように、ジッパーの歯40aおよび40bは、射出成形材料が硬化した後に、互いから離れて外側に向かって面し得る。この余分の成形材料706は、不要であり得、図14に対して説明されるように、切るツーリングを用いることによって、または手で切ることによって除去され得る。不要の成形706が除去された後に、残ったジッパーの歯40aと40bは、互いから切断され得/分離され得、それらのそれぞれのケーブル80aと80b上にセットされ得る。図15に例示されるように、ジッパーの歯40aおよび40bは、容易に180度に回転され得、それにより、ジッパーの歯40aおよび40bは、取り付けられるジッパースライダ50を用いて(図16に対して説明されるように)一緒に締め、外すように互いに面する。他のインプリメンテーションにおいて、ジッパーの歯のキャビティは、型において互いに面し得、任意の余分の成形は、同様に切り取られ得る。任意の適切な方法を用いることによってジッパーの歯40aおよび40b上にスライダ50を設置した後に、2つの上部のストップは、スライダが上部から滑り落ちることを防ぐために、歯40aおよび40bの列の上部に配置され得る。図18に例示されるように、ストップ1010は、2セットの歯40aおよび40bの底部にも配置され得、ジッパースライダ50が歯の底部から滑り落ちることを防ぐように構成され得る。所望の場合に、装飾的カバーは、底部ストップ1010上に配置され得る。
【0045】
図17に例示されるように、複数のジッパーユニット708は、従業員および/またはツーリングのアセンブリラインを用いる大量生産の使用を介して同じの2つのケーブル80aおよび80b上にセットされ得る。より具体的に、ケーブル80aおよび80bのスプールは、前述の製造ステップを通して動くように構成され得る。十分なケーブル間隔は、ヘッドホンの取り付け、例えば、耳差込10aと10b、およびジャック90を可能にするように、ジッパーユニット708の間に提供されるべきである。一旦ジッパーユニット708が完成された後に、ケーブル80aおよび80bは、所望の長さで切られ得、耳差込10aと10b、音量コントロール1000、およびジャック90のような追加のパーツは、任意の適切な製造方法を用いて設置され得る。
【0046】
単独型の他に、本明細書に説明されるようなジッパーイヤホンアセンブリはまた、代替的に、衣料品、例えばジッパー式のジャケットまたはスウェットシャツに直接に利用され得る。ジッパーケーブル化のアセンブリは、本明細書に説明されるように製造され得、次に、縫うことまたはフックおよびループファスナー、クリップ、スナップ等を含む他の締め付け手段によって衣料品に取り付けられ得る。オーディオジャックは、ジッパーの底部において露出され得るかまたは衣料品のポケット内に位置決めされ得、それにより、ユーザーは、オーディオジャックをポータブルオーディオプレーヤーに取り付け得る。1つのインプリメンテーションに従って、ヘッドホンアセンブリの両方のケーブルは、それらに取り付けられたジッパーの歯を有し得、ジャケットまたはスウェットシャツのような1つの衣料品のジッパーを規定し得る。
【0047】
ポイント1004aおよび1004bの上の位置(他のジッパーケーブルアセンブリにとって対応する位置)において、解放機構がインプリメントされ得る。解放機構を用いて、ユーザーは、衣料を洗い、そして/または乾かす前に、ジッパーイヤホンケーブルアセンブリ(100、300、400、500、600、および700のうちの少なくとも1つ)に取り付けられた電子(または他の機械)部品(例えば、マイクロホン、リモコン、耳差込等)をそれらの衣料から好都合に解放し得る/取り外し得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、解放機構は、ジッパーイヤホンケーブルアセンブリ(100、300、400、500、600、および700のうちの少なくとも1つ)を取り付けられたデバイス(例えば、衣料)から解放するために、ユーザーによって使用されるように構成される。従って、ジッパーイヤホンケーブルアセンブリ(100、300、400、500、600、および700のうちの少なくとも1つ)は、衣料を洗い、そして/または乾かす前に、衣料から取り外され得る/解放され得る。解放機構は、電子的機構または機械的機構であり得る。使用され得る解放機構の例は、ジッパー、フック、掛金、スナップ、パッドロック、3ディスク(three−disc)ロック、カムロック、ノーフォーク(Norfolk)掛金、サーフォーク(Suffork)掛金、クロスバー、キャビンフック、ボルトロック掛金、圧縮掛金、引抜き掛金、回転掛金、チェーン、磁石ロック、電気ラッチリリース、電子コードベースリリース等である。ポイント1004aおよび1004bの上の位置は、この位置がマイクロホン、リモコン等の他の取り付けられた電子部品に近くあり得るので、好都合である。さらに、ポイント1004aおよび1004bの上の位置は、解放機構が使用される必要があるときに、ユーザーによってより容易に利用可能であり得る。ポイント1004aおよび1004bの上の位置が説明されるが、ジッパーイヤホンアセンブリ(100、300、400、500、600、および700のうちの少なくとも1つ)上の任意の他のポイントのような他の位置は、(ジッパーイヤホンケーブルアセンブリに取り付けられた)マイクロホン、リモコン、耳差込等のような取り付けられた部品の位置に基づいて使用され得る。
【0048】
いくつかのインプリメンテーションにおいて、耳差込および他のパーツは、防水、耐熱、および耐久であり得、その結果、それらの耳差込および他のパーツは、衣料洗濯機からの水から、乾燥機(例えば、衣料乾燥機器)からの熱から保護され得る。いくつかのインプリメンテーションに応じて、耐熱の熱可塑性プラスチック、例えば、ポリアセタールPOMまたはポリカーボネート(pc)等は、ケーシングのために使用され得、その一方で、疎水性メッシュまたは薄膜は、通気するために使用され得る。本明細書において、用語「耐熱」は、高温で熱成形可能であることを意味し得る。すなわち、耐熱材料は、高温、高ストレス、高圧、および他の同様の過激な条件のうちの少なくとも1つ(を耐え得る)に対して耐性のある材料であり得る。さらに、高温の耐性のある材料、例えば、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等は、振動板材料として使用され得る。
【0049】
いくつかの他のインプリメンテーションにおいて、耳差込は、防水のみであり得、衣料品は、機械乾燥を避ける(または避けない)ための説明書きを含み得る。従って、ユーザーは、組み込まれた防水の耳差込と共に衣料品を洗い得、次に、洗った衣料を乾燥機(例えば、衣料乾燥機器)に関連する熱にさらすことより、むしろ乾燥させるために外に洗った衣料を掛け得る。
【0050】
図8は、本発明のいくつかのインプリメンテーションに従って、解放可能なファスナーとして磁石250aおよび250bを利用するイヤホンケーブルアセンブリ400の透視図を例示する。イヤホンケーブルアセンブリ400は、ケーブル80aと80bに沿って間隔を空けられた複数の小さな補完的磁石250aと250bの使用を対象とする非ジッパー化のケーブルアセンブリであり得、磁石250aおよび250bは、ケーブル80aおよび80bが、互いに接続し、解放することを可能にし得る。磁石250aと250bは、外側被覆材料60aと60b内に組み込まれ得、それにより、磁石250aと250bは、成形から外へ延長し、外側被覆材料60aと60bの外側に位置決めされ、またはケーブル上に直接にそれらを使用される。
【0051】
拡張可能なケーブル管理システム
追加のインプリメンテーションに従って、図6a、図6b、図7a、図7b、および図7cに例示されるように、ケーブル管理システムは、追加タイプのケーブルの絡みを防ぐために使用され得る。より具体的には、図6a、図6b、図7a、図7b、および図7cは、2つ以上のワイヤを圧縮し得、延ばし得るケーブル管理システムを例示する。これらのアセンブリは、スピーカワイヤ、A/Vワイヤ、ゲームワイヤ、コンピュータワイヤ等の絡みを防ぐのに有用であり得る。これらのアセンブリはまた、赤ちゃんにとって安全な家庭用ワイヤに使用され得、他にワイヤの一般的な解体を防ぐように使用され得る。さらに、このようなケーブル管理システムは、イヤホンワイヤと共に使用され得る。
【0052】
図6aおよび図6bは、ケーブル管理アセンブリ500を例示し、ケーブル管理アセンブリ500は、その圧縮された長さの2倍(または実質的に2倍)に拡張し得る。図6aは、圧縮された状態にあり、かつ2つの内部チャンネル540aおよび540bを有するアセンブリ500を例示し、各チャンネルは、少なくとも1つのワイヤ510aおよび510bを保持するように構成され得る。代替的には、アセンブリは、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5以上)のチャンネルを含み得、各チャンネルは、少なくとも1、2、3、4、5以上のワイヤを収容するように構成される。解放可能な取り付けのための手段を有するトラック550は、アセンブリ500を2等分に分け得る。1つのインプリメンテーションにおいて、ジッパートラックは、使用され得、ジッパータブ50を介して開かれ得、閉じられ得る。代替的には、軽い磁石、または他の解放可能な手段は、アセンブリ500を2等分に分けるために使用され得る。アセンブリは、柔軟性のある材料、例えば、ゴムまたは織物で作られ得、その結果、2等分は、互いの上に折りたたまれ得、その結果、2等分は、解放可能な取り付け/連結が可能である。図6bは、拡張された/長くなった構成にあるアセンブリ500を例示する。解放可能な取り付けのための手段が解放される場合に(例えば、ジッパートラックが開けられる場合に)、アセンブリ500は、圧縮された構成の長さの2倍になるように外へまっすぐになることを可能にされ得る。
【0053】
同様に、図7a、図7b、および図7cは、ケーブル管理アセンブリ600を例示し、ケーブル管理アセンブリ600は、圧縮された形からその大きさの3倍に拡張し得る。図7aは、3つの類似または同等の大きさの部分に分離される、圧縮されたアセンブリ600を例示し、各部分は、解放可能な取り付けのための手段を有するトラック640aおよび640bによって分けられ得る。より具体的には、第1のトラック640aは、第1の部分と第2の部分を分け得、その一方で、第2のトラック640bは、アセンブリ600の第2の部分と第3の部分を分け得る。1つのインプリメンテーションのように、ジッパートラックは、トラック640aおよび640bのために使用され得、ジッパータブ50aおよび50bを介して開かれ得、閉じられ得る。代替的には、軽い磁石、または他の解放可能な手段は、アセンブリ600の3つの部分を分けるために使用され得る。アセンブリ600は、2つの内部チャンネル660aおよび660bを含み得、チャンネルの各々は、少なくとも1つのワイヤ610aおよび610bを保持するように構成される。代替的には、アセンブリ600は、1つ以上(例えば、1、2、3、4、5以上)のチャンネルを含み得、各チャンネルは、少なくとも1、2、3、4、5以上のワイヤを収容するように構成され得る。アセンブリ600は、好ましくは、ゴムまたは織物のような柔軟性のある材料から作られ、その結果、3つの部分は、図7aおよび図7bに例示されるように、互いの上に折りたたまれ得、解放可能な取り付け/連結が可能である。図7bは、半拡張された構成にあるアセンブリ600を例示し、この構成において、第1の部分は、第2の部分から解放され(トラック640aが解放され)、しかし第2の部分は、第3の部分に連結される(トラック640bが閉じられる)。図7cは、完全に拡張された構成にあるアセンブリ600を例示し、第2のトラック640bが開かれる(例えば、開けられる)ときに、アセンブリ600が開かれる。図7cに例示される、完全に拡張された構成は、図7aに例示される、圧縮された構成の長さの3倍(または実質的に3倍)であり得る。アセンブリ500および600に対する前述は主に、より高次の圧縮されたケーブル管理アセンブリ、例えば、それらの圧縮された長さの4倍(4x)、5倍(5x)、6倍(6x)、7倍(7x)、8倍(8x)、9倍(9x)、10倍(10x)、またはより大きい倍数に拡張され得るケーブル管理アセンブリを作るために拡張され得る。これらのアセンブリはまた、それらの柔軟性を増大するために、側面リブを含み得る。
【0054】
追加のインプリメンテーションは、前述のいくつかのインプリメンテーションに対して2つ以上のワイヤを覆うための外層のような、1つ以上のチャンネルを有する織物を用いることに対象とし得る。織物は、織物が非常に軽量かつ高い柔軟性があり得るように、ある設計のために使用され得る。より具体的には、ジッパー補強材料、例えば、YKK(登録商標)によって製造されたAQUAGUARD(登録商標)は、ケーブル管理アセンブリの所望の性質に依存して、上記のインプリメンテーションを利用するワイヤを覆い、かつ管理するために使用され得る。このインプリメンテーションは、2つのケーブルの間の解放可能な取り付けのための手段として、ジッパーに組み込むことをより簡単になり得る。
【0055】
本明細書に述べられたケーブル80aおよび80bは、低いマイクロホニックスに対して最適化され得、マイクロホニックスは、機械的振動が望まれていない電気信号(ノイズ)に変形されることに応じる現象である。低いマイクロホニックスは、1つ以上のエラマストラーおよび/または結びつけたコットンベース湿し繊維をケーブル80aおよび80bに加えることによって達成され得る/最適化され得る。1つ以上のエラマストラーおよび/または結びつけたコットンベース湿し繊維は、従来のケーブルに使用される他の繊維の重い重量のために引き起こされ得る耳に追加の引っ張りを除く。さらに、ケーブル80aおよび80bに関連する1つ以上のエラマストラーおよび/または結びつけたコットンベース湿し繊維は、最小限のノイズ(望まれていない音)がユーザーの耳に到達するように、最大限の可能なノイズを取り消すことが可能にする。さらに、これらのケーブルは、高い柔軟性があり、垂れ掛けられ得る。さらに、これらのケーブルは、オーディオ信号が最小限に減衰されるように、低い直流(DC)抵抗を有する/特徴付ける。
【0056】
耳差込を有するイヤホンが本明細書において説明されるが、耳の周囲に付ける(circum−aural)ヘッドホン(ユーザーの耳を包む円形または楕円形のイヤパッドを含むイヤホン)、フルサイズイヤホン、耳の上部に付ける(supra−aural)ヘッドホン(ユーザーの耳の上部に位置決めされるパッドを含むイヤホン)、後方開放(open−back)ヘッドホン、後方閉鎖(closed−back)ヘッドホン、インイヤイヤホン(または、耳道に挿入され得る耳道ホン)、音声信号を受信するような音声処理を行い得る、取り付けられたマイクロホンを有するヘッドホン、電話ヘッドセット、セルラーホンヘッドセット等も可能である。さらに、柔軟性のあるワイヤは、耳差込に関連するように説明されるが、剛性または半剛性材料は、固定の向きで差込または同様のデバイスを保持するために使用され得る。いくつかのインプリメンテーションにおいて、剛性/半剛性材料は、鉄、スチール、プラスチック等であり得る。
【0057】
本発明は、本明細書に説明される実施形態を除いて、超えて、他の具体的な形式で実施され得る。さらに、上記説明において述べられたインプリメンテーションは、本明細書において説明された本発明に一致する全部のインプリメンテーションを示さない。代わりに、それらは、単に、説明された本発明に関連する側面に一致するいくつかの例である。少数のバリエーションは、上記詳細に説明されるが、他の変更または追加が可能である。特に、さらなる特徴および/またはバリエーションは、本明細書において述べられたそれらに加えて提供され得る。例えば、前述のインプリメンテーションは、開示された特徴のさまざまな組み合わせおよびサブ組み合わせ、および/または上に開示された、いくつかのさらなる特徴の組み合わせおよびサブ組み合わせを対象とし得る。加えて、本明細書に説明された論理フローは、所望の結果を達成するために、必ずしも示された特定の順序、または連続的な順序を必要としない。他のインプリメンテーションは、以下の請求項の範囲内にあり得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルアセンブリであって、該ケーブルアセンブリは、
耐熱材料を含む第1の外層によってカプセル化された第1のワイヤと、
耐熱材料を含む第2の外層によってカプセル化された第2のワイヤと
を含み、
該第1の外層および該第2の外層の各々は、該第2のワイヤへの該第1のワイヤの解放可能な取り付けを可能にする取り付けデバイスを含む、ケーブルアセンブリ。
【請求項2】
前記第1のワイヤは、射出成形で前記第1の外層によってカプセル化され、前記第2のワイヤは、射出成形で前記第2の外層によってカプセル化される、請求項1に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項3】
前記第1のワイヤおよび前記第2のワイヤは、前記射出成形の間に、実質的にまっすぐに保たれると同時に、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤに関連する張力は、該射出成形の間に、所定の範囲内にとどまる、請求項2に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項4】
前記張力は、少なくとも張力計および負荷セルのうちの1つを用いて決定される、請求項3に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項5】
前記所定の範囲は、前記射出成形に関連する温度に基づく、請求項3に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項6】
前記第1のワイヤおよび前記第2のワイヤは、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤを介して伝送されたオーディオ信号に関連するノイズを最小限にするように構成される、請求項1に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項7】
前記ケーブルアセンブリは、ジャックと、1つ以上のヘッドホンとをさらに含み、前記第1のワイヤおよび前記第2のワイヤは、該ジャックを、それぞれの1つ以上のヘッドホンと接続し、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤは、該ジャックから該1つ以上のヘッドホンまでオーディオ信号を伝送するように構成される、請求項1に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項8】
前記ケーブルアセンブリは、1つの衣料品内に組み込まれ、前記第1のワイヤおよび前記第2のワイヤは、解放可能な機構を用いることによって、該1つの衣料品から少なくとも前記1つ以上のヘッドホンを分離することが可能である、請求項7に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項9】
ジャックは、前記ケーブルアセンブリに関連し、該ジャックは、前記1つの衣料品のポケット内に位置決めされる、請求項8に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項10】
前記耐熱材料は、少なくとも伸加工糸および編組ナイロンのうちの1つを含み、
解放可能な取り付けは、補完的な熱可塑性ジッパーの歯を含み、
前記第1のワイヤおよび前記第2のワイヤは、前記外層の下に位置決めされる内層内に個々にカプセル化され、該内層は、耐熱およびエラストマーの性質に関連し、該内層は、熱可塑性エラストマーを含む、請求項1に記載のケーブルアセンブリ。
【請求項11】
ケーブルアセンブリを形成する方法であって、該方法は、
耐熱材料を含む対応する外層によって封入された第1のワイヤおよび第2のワイヤを提供することと、
該外層が、該第2のワイヤへの該第1のワイヤの解放可能な取り付けが可能であるように、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤの該外層を解放可能に取り付けることと
を含む、方法。
【請求項12】
前記第1のワイヤは、射出成形で前記外層のうちの第1の外層によって封入され、前記第2のワイヤは、射出成形で該外層のうちの第2の外層によって封入される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のワイヤおよび前記第2のワイヤは、前記射出成形の間に、実質的にまっすぐに保たれると同時に、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤに関連する張力は、該射出成形の間に、所定の範囲内にとどまる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
少なくとも張力計および負荷セルのうちの1つは、前記張力を決定するために使用される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記所定の範囲は、前記射出成形に関連する温度に基づく、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のワイヤおよび前記第2のワイヤは、該第1のワイヤおよび該第2のワイヤを介して伝送されたオーディオ信号に関連するノイズを最小限にするように構成される、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記方法は、
前記ケーブルアセンブリを1つの衣料品内に組み込むことであって、該ケーブルアセンブリは、ジャックに関連する、ことと、
該1つの衣料品のポケット内に該ジャックを位置決めすることと
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
少なくとも2つのケーブルを含むイヤホンケーブルアセンブリを製造する方法であって、該方法は、
該少なくとも2つの製造されたケーブルに1つ以上のキンクを避けるために、該少なくとも2つのケーブルを実質的にまっすぐに保持することと、
該少なくとも2つのケーブル上にジッパーの歯を射出するために、射出成形を行うことと、
該射出されたジッパーの歯から余分の成形を除去することと
含む、方法。
【請求項19】
前記方法は、前記ジッパーの歯を、外向きの位置から内向きの位置まで回転することをさらに含み、それにより、該回転の後に、該ジッパーの歯の遠位端は、内側に向いて指し、歯のそれぞれの部分を特徴付ける該遠位端が切られ、その結果、前記余分の成形が除去され、該回転は、該ジッパーの歯を一緒に締め、該締められたジッパーの歯を離れるように開けることを可能にする、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記少なくとも2つのケーブルを実質的にまっすぐに保持する、該少なくとも2つのケーブルに関連する張りは、閾値以下に維持され、該閾値は、前記射出成形に関連する成形温度に依存し、
該張りは、少なくとも張力計および負荷セルのうちの1つによって測定される、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記方法は、
前記イヤホンケーブルアセンブリを1つの衣料品内に組み込むことであって、第1のワイヤおよび第2のワイヤは、解放可能な機構を用いることによって、少なくとも1つ以上のヘッドホンから分離されることが可能であり、該イヤホンケーブルアセンブリは、ジャックに関連する、ことと、
1つの衣料品のポケット内に該ジャックを位置決めすることと
をさらに含む、請求項18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図7a】
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【図7b】
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【図7c】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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