ゲーム利用状況管理システム、サーバ、ゲーム利用状況管理方法、ゲーム利用状況管理プログラム
【課題】 複数のユーザのゲーム利用状況を管理し、ユーザのゲーム利用状況及び他のユーザとの間における相対的な評価を提供する。
【解決手段】 ゲーム利用状況管理システム100が、ゲーム機10と、端末20と、ユーザ毎のゲーム機10の稼働情報を管理する稼働情報管理データベース50と、稼働情報に基づいてゲーム機の利用状況情報を提供するサーバ60とを備え、サーバ60が、端末20から受信した検索条件に適合する稼働情報を、稼働情報管理データベース50から抽出する抽出手段62と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段63と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段64とを含む。
【解決手段】 ゲーム利用状況管理システム100が、ゲーム機10と、端末20と、ユーザ毎のゲーム機10の稼働情報を管理する稼働情報管理データベース50と、稼働情報に基づいてゲーム機の利用状況情報を提供するサーバ60とを備え、サーバ60が、端末20から受信した検索条件に適合する稼働情報を、稼働情報管理データベース50から抽出する抽出手段62と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段63と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段64とを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム利用状況管理システム、サーバ、ゲーム利用状況管理方法、ゲーム利用状況管理プログラムに関し、特に、親が子供のゲーム利用状況を把握することができるゲーム利用状況管理システム、サーバ、ゲーム利用状況管理方法、ゲーム利用状況管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
家庭用ゲーム機においては、長時間の利用による悪影響が問題視されてきた。特に、未成年者の利用における悪影響は、保護者(親)にとって重大な関心事項であり、親は子供のゲーム実施動向を把握し、適切に対処したいというニーズがある。
【0003】
しかしながら、家庭用ゲーム機において、使用者のゲーム利用時間を制限する場合、使用者によるゲーム利用時間の自己申告により判断するか、時計等での第三者による個別計測で対応するしかないが、自己申告は客観的な精度が欠け、また必ずしも第三者が計測できる環境にあるとは限らないという問題があった。
【0004】
例えば、親と子の間で一日のゲーム時間は1時間までと約束をしても、親がいない間にどの程度ゲームが行われたのかは結局のところ子供の自己申告になってしまい、その信憑性には一抹の不安ができる。
【0005】
このような問題を解決するための手段として、利用者ごとのゲーム機の使用状況を管理する技術が、特許文献1に開示されている。
【0006】
特許文献1に開示の技術では、テレビジョン受像機が、該テレビジョン受像機に接続されるゲーム機の使用状況を、使用者毎に保持し、管理する機能を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−017921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
子を持つ親としては、何処にいても、いつでも、子供の動向を把握したいという思いがあるが、引用文献1に開示の技術は、テレビジョン受像機が使用履歴の情報を保持しているため、例えば親が仕事場等の外部にいる場合、子供のゲーム利用状況を把握できないといった課題がある。
【0009】
また、親は子供のゲームの利用時間が他の子供と比較して妥当であるかどうかを客観的に判断したいという思いがあるが、引用文献1に開示の技術は、絶対的な評価によって利用者の健康管理を行っているが、例えば、利用者の利用時間は全国的な平均と比べて適切であるのかどうかといった、相対的な評価はできないという課題がある。
【0010】
(発明の目的)
本発明の目的は、上述の課題を解決し、保護者が子供のゲーム利用状況を客観的に把握することができるゲーム利用状況管理システム、サーバ、ゲーム利用状況管理方法、ゲーム利用状況管理プログラムを提供することである。
【0011】
また、本発明の他の目的は、複数のユーザのゲーム利用状況を管理し、ゲームメーカや教育関係者等の第3者にとって有用な情報を提供することが可能なゲーム利用状況管理システム、サーバ、ゲーム利用状況管理方法、ゲーム利用状況管理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の本発明の第1のゲーム利用状況管理システムは、ゲーム機と、端末と、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、稼働情報に基づいてゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、サーバが、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を、稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段とを含む。
【0013】
本発明の第2の本発明の第1のゲーム利用状況管理システムは、ゲーム機と、端末と、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、稼働情報に基づいてゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、サーバが、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を、稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、抽出した稼働情報を用いて、検索条件に対応するゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段とを含む。
【0014】
本発明の第1のサーバは、ゲーム利用状況を管理するサーバであって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出する抽出手段と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段とを備える。
【0015】
本発明の第2のサーバは、ゲーム利用状況を管理するサーバであって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出する抽出手段と、抽出した稼働情報を用いて、検索条件に対応するゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段とを備える。
【0016】
本発明の第1のゲーム利用状況管理方法は、ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出するステップと、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成するステップと、生成した利用状況情報を端末に提供するステップとを含む。
【0017】
本発明の第2のゲーム利用状況管理方法は、ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出するステップと、抽出した稼働情報を用いて、検索条件に対応するゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成するステップと、生成した利用状況情報を端末に提供するステップとを含む。
【0018】
本発明の第1のゲーム利用状況管理プログラムは、ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出する処理と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する処理と、生成した利用状況情報を端末に提供する処理とを、サーバに実行させる。
【0019】
本発明の第2ゲーム利用状況管理プログラムは、ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出する処理と、抽出した稼働情報を用いて、検索条件に対応するゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する処理と、生成した利用状況情報を端末に提供する処理とを、サーバに実行させる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、複数のユーザのゲーム利用状況を管理し、ユーザのゲーム利用状況及び他のユーザとの間における相対的な評価を提供することで、保護者が子供のゲーム利用状況を客観的に把握することが可能となる。
【0021】
また、本発明によれば、ゲームメーカや教育関係者等の第3者にとって有用な情報を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるゲーム機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による稼働情報登録サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態によるユーザ利用状況集計データの例を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況比較データの例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による端末の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理システムの稼働情報の登録の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理サーバの利用状況情報の提供の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明のゲーム利用状況管理システムの最小限の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態によるゲーム機の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態によるゲーム機の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態によるゲーム利用状況統計データの例を示すブロック図である。
【図14】本発明のゲーム利用状況管理サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点を明確にすべく、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を以下に詳述する。なお、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題、その技術的課題を解決する手段及びその作用効果についても、以下の実施形態による開示によって明らかとなるものである。
【0024】
なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0025】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100の構成を示すブロック図である。
【0026】
図1を参照すると、ゲーム利用状況管理システム100は、ユーザ(子供等)が使用する複数のゲーム機10と、保護者(親)が使用する端末20と、稼働情報登録サーバ40と、稼働情報管理データベース50と、ゲーム利用状況管理サーバ60から構成される。
【0027】
なお、図1では、ゲーム機10は1台だけ図示し、他のゲーム機10については便宜上図示を省略している。
【0028】
図2は、ゲーム機10の構成を示すブロック図である。
【0029】
図2を参照すると、ゲーム機10は、ユーザ情報、ゲーム種別、ゲーム利用時間情報とから構成される稼働情報を格納する稼働情報格納手段11と、稼働情報格納手段11に格納されている稼働情報をインターネット30を介して稼働情報登録サーバ40へ送信する稼働情報送信手段12と、を備える。
【0030】
ユーザ情報は、ユーザ(子供)を識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含み、さらに、ユーザの年齢、性別、地域等のユーザ属性情報をさらに含むこととしてもよい。また、上述以外のユーザに関する情報をさらにユーザ情報に含めても良い。なお、ユーザ情報は、ゲーム機10に予め登録されているものとする。
【0031】
本実施の形態においては、以下、ユーザ識別情報、年齢、性別、地域の全てを含むものとする。
【0032】
ゲーム種別とは、実施したゲームソフトを特定するための情報をいう。
【0033】
ゲーム利用時間情報は、ゲームを実施した日時と、利用時間から構成される。
【0034】
稼働情報は、ユーザがゲーム機10において実施しているゲームを終了したとき、稼働情報格納手段11に格納される。
【0035】
稼働情報送信手段12は、稼働情報格納手段11に格納された稼働情報を、稼働情報登録サーバ40へ送信する。
【0036】
稼働情報送信手段12は、稼働情報が稼働情報格納手段11に格納されるたびに、稼働情報を稼働情報登録サーバ40へ送信してもよいし、所定の間隔毎に稼働情報格納手段11をチェックし、新たな稼働情報があった場合、該新たな稼働情報を稼働情報登録サーバ40へ送信することとしても良い。
【0037】
図3は、稼働情報登録サーバ40の構成を示すブロック図である。
【0038】
図3を参照すると、稼働情報登録サーバ40は、ゲーム機10から稼働情報を受信する稼働情報受信手段41と、受信した稼働情報を稼働情報管理データベース50に登録する稼働情報登録手段42とを備える。
【0039】
図4は、ゲーム利用状況管理サーバ60の構成を示すブロック図である。
【0040】
図4を参照すると、ゲーム利用状況管理サーバ60は、端末20からの検索条件を受信する検索条件受信手段61と、該検索条件に基づいて稼働情報管理データベース50から所定の情報を抽出する抽出手段62と、抽出手段62が抽出した抽出情報に基づいて所定の利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段63と、利用状況情報を端末20に送信する利用状況情報送信手段64と、を備える。
【0041】
抽出手段62は、端末20から受信した検索条件に含まれる条件を元に、稼働情報管理データベース50から、該条件に合致する稼働情報を抽出情報として抽出する。
【0042】
検索条件は、所定のユーザの稼働情報を抽出するための条件(以下、ユーザ稼働情報抽出条件と称す)を少なくとも含み、さらに、他のユーザの稼働情報を抽出するための条件(他ユーザ稼働情報抽出条件)を含むこともできる。
【0043】
ユーザ稼働情報抽出条件は、少なくともユーザ識別情報を含み、さらに検索期間を含むこともできる。検索期間は、日付の入力だけでなく、例えば「夏休み」等の所定の日付を設定しておくこともできる。また、日付だけでなく、時間帯を指定して行うこともできるものとする。これにより、例えば放課後の時間に限定して集計データを得ることも可能となる。
【0044】
他ユーザ稼働情報抽出条件は、少なくとも検索期間、及びユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを含む。
【0045】
なお、検索条件は端末20の使用者によって任意に入力される。
【0046】
利用状況情報生成手段63は、検索条件に基づき抽出された情報に基づき、所定の利用状況情報を生成する。
【0047】
利用状況情報は、少なくともユーザ稼働情報抽出条件に基づくユーザ利用状況集計データを含み、他ユーザ稼働情報抽出条件が指定されていた場合は、ゲーム利用状況比較データを含む。
【0048】
ここで、ユーザ利用状況集計データの例を図5に示す。また、ゲーム利用状況比較データの例を図6に示す。
【0049】
利用状況情報生成手段63は、抽出情報に応じて、図5及び図6のデータを含む利用状況情報を生成する。
【0050】
図7は、端末20の構成を示すブロック図である。
【0051】
図7を参照すると、端末20は、使用者から検索条件の入力を受け付ける入力手段21と、検索条件をゲーム利用状況管理サーバ60へ送信する検索条件送信手段22と、利用状況情報を受信する利用状況情報受信手段23と、利用状況情報を表示する表示手段24と、を備える。
【0052】
なお、稼働情報管理データベース50、ゲーム利用状況管理サーバ60、及び稼働情報登録サーバ60の機能は、ゲーム機10が備えても良い。
【0053】
この場合、端末20は、ゲーム機10に対して利用状況情報を要求することになる。ゲーム機10は、例えば他のゲーム機10との間で稼働情報の共有を行っておくことにより、ゲーム利用状況比較データを作成することができる。
【0054】
また、稼働情報登録サーバ60の機能は、ゲーム利用状況管理サーバ60が備えても良い。
【0055】
(第1の実施の形態の動作の説明)
次に、本実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
【0056】
(稼働情報の登録の動作の説明)
まず、ゲーム機10の稼働情報が稼働情報管理データベース50へ登録されるまでの動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
図8を参照すると、まず、ユーザがゲームを終了し、ゲーム機10の稼働情報格納手段11に稼働情報が格納されると(ステップS801”YES”)、稼働情報送信手段12が、該稼働情報を稼働情報登録サーバ40へ送信する(ステップS802)。
【0058】
稼働情報登録サーバ40は、稼働情報受信手段41が稼働情報を受信すると(スッテプS803)、稼働情報登録手段42が、該稼働情報を稼働情報管理データベース50へ登録する(ステップS804)。
【0059】
(利用状況情報の提供の動作の説明)
次に、ゲーム利用状況管理サーバ60が利用状況情報を提供する動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0060】
ゲーム利用状況管理サーバ60は、端末20からの検索条件を検索条件受信手段61が受信すると(ステップS901”YES”)、抽出手段62が、該検索条件に含まれるキーワードに合致する所定の情報を、稼働情報管理データベース50から抽出する(ステップS902)。
【0061】
次いで、利用状況情報生成手段63が、抽出された情報を用いて、図5、図6に示すデータを含む利用状況情報を生成する(ステップS903)。
【0062】
最後に、利用状況情報送信手段64が、利用状況情報を端末20へ送信する(ステップS904)。
【0063】
(第1の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、親はユーザである子供のゲーム実施履歴の集計データや、他のユーザとの利用状況の比較データを取得することができる。これにより、子供のゲーム利用状況を容易に把握することができる。
【0064】
また、ユーザの利用状況はゲームソフト毎に集計されるため、ゲームソフトの貸し借りを行っていないか等の実態も把握することができる。
【0065】
また、ゲーム機とは別の端末において情報を取得できるため、例えば、親が職場等で子供のゲーム利用状況を把握したりすることが可能となる。これにより、親は自宅外においても子供のゲーム利用状況を把握することができ、例えば夏休みなどで一日中子供が家にいる場合に、職場でリアルタイムにゲームの利用状況を確認するといったことも可能となる。
【0066】
また、この集計データを所定のインターネットサイトにアップロードすることにより、サイトに登録した家族等のゲーム利用状況も知ることができる。
【0067】
なお、本実施の形態では、ゲーム機10は1つの機種を想定して説明を行ったが、これに限定はされず、複数の機種に同様の機能を加えることによって、複数機種の集計を可能とすることができる。これにより、例えば、ユーザが機種A、B、Cの3つを用いてそれぞれゲームを行った場合、機種毎にどのゲームソフトをどの程度利用したのかを集計したデータを生成することも可能となる。
【0068】
ここで、本発明の課題を解決できる最小限の構成を図10に示す。ゲーム利用状況管理システム100が、ゲーム機10と、端末20と、ユーザ毎のゲーム機10の稼働情報を管理する稼働情報管理データベース50と、稼働情報に基づいてゲーム機の利用状況情報を提供するサーバ60とを備え、サーバ60が、端末20から受信した検索条件に適合する稼働情報を、稼働情報管理データベース50から抽出する抽出手段62と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段63と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段64とを含むことで、上述した本発明の課題を解決することができる。
【0069】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100について、説明する。
【0070】
本実施の形態では、第1の実施の形態に加え、ゲーム機10が、図11に示すように、端末20が備える入力手段21、検索条件送信手段22、利用状況情報受信手段23、表示手段24をさらに備える。
【0071】
なお、本実施の形態では、端末20を備えない構成としても良い。
【0072】
(第2の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、ゲーム機10から利用状況情報の要求を行うことができるため、PC等のコンピュータ装置を有しない家庭等であっても、利用状況情報の要求及び表示を行うことができる。
【0073】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100について、説明する。
【0074】
本実施の形態では、第2の実施の形態と比べ、ゲーム機10が、図12に示すように、表示手段24を備えず、代わりに出力手段25を備える。
【0075】
出力手段95は、ゲーム機10に接続されるテレビ等のディスプレイ装置に、利用状況情報を表示させる機能を有する。
【0076】
(第3の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、表示手段を有しないゲーム機においても、利用状況情報の要求及び表示を行うことができる。
【0077】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100について、説明する。
【0078】
第1の実施の形態では、検索条件の中にユーザ識別情報を含むことにより、特定のユーザの集計データを提供する構成としていた。
【0079】
しかし、日本全国のユーザから集計された稼働情報は、ゲームメーカや教育関係者等の第3者にとっても有用性のある情報となる。
【0080】
そこで、本実施の形態では、ゲーム利用状況管理サーバ60が、ユーザ識別情報を含まない検索条件も受け付けることを可能にする。この第4の実施の形態のシステム構成については、図1に示す第1の実施の形態と同じであるので詳細は省略する。第1の実施の形態と異なる点は、端末24を保護者の代わりにゲームメーカや教育関係者等の第3者が使用する点である。
【0081】
本実施の形態においては、ゲームメーカや教育関係者等の第3者は、端末24を介して、第1の実施の形態で示したユーザ識別情報以外の検索条件を任意に指定できるものとする。
【0082】
ゲーム利用状況管理サーバ60は、このように指定された検索条件に基づいて、例えば、図13に示すような、地域ごとのゲーム利用状況統計データを生成し端末24に提供する。
【0083】
ゲームメーカや教育関係者等の第3者は、提供されたゲーム利用状況統計データから、自社が販売するゲームがどの程度利用されているか、また、ゲームの利用と成績との関係などを把握することが可能となる。
【0084】
(第4の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、ゲームメーカや教育関係者等の第3者にとって有用な情報を提供することができる。
【0085】
次に、本発明のゲーム利用状況管理サーバ60のハードウェア構成例について、図14を参照して説明する。図14は、本発明のゲーム利用状況管理サーバ60のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【0086】
図14を参照すると、本発明のゲーム利用状況管理サーバ60は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成であり、CPU(Central Processing Unit)801、RAM(Random Access Memory)等のメモリからなる、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部802、ネットワークを介してデータの送受信を行う通信部803、入力装置805や出力装置806及び記憶装置807と接続してデータの送受信を行う入出力インタフェース部804、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス808を備えている。記憶装置807は、例えば、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置等で実現される。
【0087】
本発明のゲーム利用状況管理サーバ60の各機能は、プログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装することにより、その動作をハードウェア的に実現することは勿論として、その機能を提供するプログラムを、記憶装置807に格納し、そのプログラムを主記憶部802にロードしてCPU801で実行することにより、ソフトウェア的に実現することも可能である。
【0088】
また、本発明の稼働情報登録サーバ40、端末20も、上記のようなハードウェア構成を有し、それぞれが有する各機能をハードウェア的又はソフトウェア的に実現する。
【0089】
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0090】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0091】
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
【0092】
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施する時には、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
【0093】
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
【0094】
さらに、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これに限定されない。
【0095】
(付記1)
ゲーム機と、
端末と、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、
前記稼働情報に基づいて前記ゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、
前記サーバが、
前記端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む前記利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、
生成した前記利用状況情報を前記端末に提供する手段とを含む
ことを特徴とするゲーム利用状況管理システム。
【0096】
(付記2)
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする付記1に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0097】
(付記3)
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする付記1又は付記2に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0098】
(付記4)
前記ゲーム機から送信された前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースに登録する手段を含む稼働情報登録サーバを備えることを特徴する付記1から付記3の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0099】
(付記5)
前記ゲーム機が、
前記稼働情報を格納する稼働情報格納手段と、
前記稼働情報格納手段に格納されている稼働情報を前記稼働情報登録サーバへ送信する稼働情報送信手段を含むことを特徴とする付記4に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0100】
(付記6)
前記稼働情報送信手段が、
前記稼働情報格納手段に新たな前記稼働情報が格納されるたびに、前記稼働情報を前記稼働情報登録サーバへ送信することを特徴とする付記5に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0101】
(付記7)
前記稼働情報送信手段が、
所定の時間間隔毎に前記稼働情報格納手段をチェックし、前記稼働情報登録サーバに対する未送信の前記稼働情報がある場合、当該稼働情報を前記前記稼働情報登録サーバへ送信することを特徴とする付記5に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0102】
(付記8)
前記端末が、
前記検索条件の入力を受け付ける入力手段と、
前記利用状況情報提供サーバへ前記検索条件を送信する検索条件送信手段と、
前記利用状況情報を受信する利用状況情報受信手段と、
前記利用状況情報を表示する表示手段とを含むことを特徴とする付記1から付記7の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0103】
(付記9)
前記ゲーム機が、
前記検索条件の入力を受け付ける入力手段と、
前記利用状況情報提供サーバへ前記検索条件を送信する検索条件送信手段と、
前記利用状況情報を受信する利用状況情報受信手段と、
前記利用状況情報を表示する表示手段とを含むことを特徴とする付記1から付記8の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0104】
(付記10)
前記稼働情報管理データベース、前記サーバ及び前記稼働情報登録サーバの少なくとも1つが前記ゲーム機に備えられることを特徴とする付記1から付記9の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0105】
(付記11)
ゲーム機と、
端末と、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、
前記稼働情報に基づいて前記ゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、
前記サーバが、
前記端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、
生成した前記利用状況情報を前記端末に提供する手段とを含む
ことを特徴とするゲーム利用状況管理システム。
【0106】
(付記12)
ゲーム利用状況を管理するサーバであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する手段と
を備えることを特徴とするサーバ。
【0107】
(付記13)
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする付記12に記載のサーバ。
【0108】
(付記14)
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする付記12又は付記13に記載のサーバ。
【0109】
(付記15)
ゲーム利用状況を管理するサーバであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する手段と
を備えることを特徴とするサーバ。
【0110】
(付記16)
ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出するステップと、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成するステップと、
生成した利用状況情報を前記端末に提供するステップとを
含むことを特徴とするゲーム利用状況管理方法。
【0111】
(付記17)
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする付記16に記載のゲーム利用状況管理方法。
【0112】
(付記18)
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする付記16又は付記17に記載のゲーム利用状況管理方法。
【0113】
(付記19)
前記ゲーム機から送信された前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースに登録するステップを含むことを特徴する付記16から付記18の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理方法。
【0114】
(付記20)
ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出するステップと、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成するステップと、
生成した利用状況情報を前記端末に提供するステップとを
含むことを特徴とするゲーム利用状況管理方法。
【0115】
(付記21)
ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する処理と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する処理と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する処理とを、前記サーバに実行させることを特徴とするゲーム利用状況管理プログラム。
【0116】
(付記22)
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする付記21に記載のゲーム利用状況管理プログラム。
【0117】
(付記23)
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする付記21又は付記22に記載のゲーム利用状況管理プログラム。
【0118】
(付記24)
ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する処理と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する処理と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する処理とを、前記サーバに実行させることを特徴とするゲーム利用状況管理プログラム。
【符号の説明】
【0119】
100:ゲーム利用状況管理システム
10:ゲーム機
11:稼働情報格納手段
12:稼働情報送信手段
20:端末
21:入植手段
22:検索条件送信手段
23:利用状況情報受信手段
24:表示手段
25:出力手段
30:インターネット
40:稼働情報登録サーバ
41:稼働情報受信手段
42:稼働情報登録手段
50:稼働情報管理データベース
60:ゲーム利用状況管理サーバ
61:検索条件受信手段
62:抽出手段
63:利用状況情報生成手段
64:利用状況情報送信手段
801:CPU
802:主記憶部
803:通信部
804:入出力インタフェース部
805:入力装置
806:出力装置
807:記憶装置
808:システムバス
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム利用状況管理システム、サーバ、ゲーム利用状況管理方法、ゲーム利用状況管理プログラムに関し、特に、親が子供のゲーム利用状況を把握することができるゲーム利用状況管理システム、サーバ、ゲーム利用状況管理方法、ゲーム利用状況管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
家庭用ゲーム機においては、長時間の利用による悪影響が問題視されてきた。特に、未成年者の利用における悪影響は、保護者(親)にとって重大な関心事項であり、親は子供のゲーム実施動向を把握し、適切に対処したいというニーズがある。
【0003】
しかしながら、家庭用ゲーム機において、使用者のゲーム利用時間を制限する場合、使用者によるゲーム利用時間の自己申告により判断するか、時計等での第三者による個別計測で対応するしかないが、自己申告は客観的な精度が欠け、また必ずしも第三者が計測できる環境にあるとは限らないという問題があった。
【0004】
例えば、親と子の間で一日のゲーム時間は1時間までと約束をしても、親がいない間にどの程度ゲームが行われたのかは結局のところ子供の自己申告になってしまい、その信憑性には一抹の不安ができる。
【0005】
このような問題を解決するための手段として、利用者ごとのゲーム機の使用状況を管理する技術が、特許文献1に開示されている。
【0006】
特許文献1に開示の技術では、テレビジョン受像機が、該テレビジョン受像機に接続されるゲーム機の使用状況を、使用者毎に保持し、管理する機能を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−017921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
子を持つ親としては、何処にいても、いつでも、子供の動向を把握したいという思いがあるが、引用文献1に開示の技術は、テレビジョン受像機が使用履歴の情報を保持しているため、例えば親が仕事場等の外部にいる場合、子供のゲーム利用状況を把握できないといった課題がある。
【0009】
また、親は子供のゲームの利用時間が他の子供と比較して妥当であるかどうかを客観的に判断したいという思いがあるが、引用文献1に開示の技術は、絶対的な評価によって利用者の健康管理を行っているが、例えば、利用者の利用時間は全国的な平均と比べて適切であるのかどうかといった、相対的な評価はできないという課題がある。
【0010】
(発明の目的)
本発明の目的は、上述の課題を解決し、保護者が子供のゲーム利用状況を客観的に把握することができるゲーム利用状況管理システム、サーバ、ゲーム利用状況管理方法、ゲーム利用状況管理プログラムを提供することである。
【0011】
また、本発明の他の目的は、複数のユーザのゲーム利用状況を管理し、ゲームメーカや教育関係者等の第3者にとって有用な情報を提供することが可能なゲーム利用状況管理システム、サーバ、ゲーム利用状況管理方法、ゲーム利用状況管理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の本発明の第1のゲーム利用状況管理システムは、ゲーム機と、端末と、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、稼働情報に基づいてゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、サーバが、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を、稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段とを含む。
【0013】
本発明の第2の本発明の第1のゲーム利用状況管理システムは、ゲーム機と、端末と、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、稼働情報に基づいてゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、サーバが、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を、稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、抽出した稼働情報を用いて、検索条件に対応するゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段とを含む。
【0014】
本発明の第1のサーバは、ゲーム利用状況を管理するサーバであって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出する抽出手段と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段とを備える。
【0015】
本発明の第2のサーバは、ゲーム利用状況を管理するサーバであって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出する抽出手段と、抽出した稼働情報を用いて、検索条件に対応するゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段とを備える。
【0016】
本発明の第1のゲーム利用状況管理方法は、ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出するステップと、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成するステップと、生成した利用状況情報を端末に提供するステップとを含む。
【0017】
本発明の第2のゲーム利用状況管理方法は、ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出するステップと、抽出した稼働情報を用いて、検索条件に対応するゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成するステップと、生成した利用状況情報を端末に提供するステップとを含む。
【0018】
本発明の第1のゲーム利用状況管理プログラムは、ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出する処理と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する処理と、生成した利用状況情報を端末に提供する処理とを、サーバに実行させる。
【0019】
本発明の第2ゲーム利用状況管理プログラムは、ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する稼働情報を抽出する処理と、抽出した稼働情報を用いて、検索条件に対応するゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する処理と、生成した利用状況情報を端末に提供する処理とを、サーバに実行させる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、複数のユーザのゲーム利用状況を管理し、ユーザのゲーム利用状況及び他のユーザとの間における相対的な評価を提供することで、保護者が子供のゲーム利用状況を客観的に把握することが可能となる。
【0021】
また、本発明によれば、ゲームメーカや教育関係者等の第3者にとって有用な情報を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるゲーム機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による稼働情報登録サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態によるユーザ利用状況集計データの例を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況比較データの例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による端末の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理システムの稼働情報の登録の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理サーバの利用状況情報の提供の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明のゲーム利用状況管理システムの最小限の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態によるゲーム機の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態によるゲーム機の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態によるゲーム利用状況統計データの例を示すブロック図である。
【図14】本発明のゲーム利用状況管理サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点を明確にすべく、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を以下に詳述する。なお、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題、その技術的課題を解決する手段及びその作用効果についても、以下の実施形態による開示によって明らかとなるものである。
【0024】
なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0025】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100の構成を示すブロック図である。
【0026】
図1を参照すると、ゲーム利用状況管理システム100は、ユーザ(子供等)が使用する複数のゲーム機10と、保護者(親)が使用する端末20と、稼働情報登録サーバ40と、稼働情報管理データベース50と、ゲーム利用状況管理サーバ60から構成される。
【0027】
なお、図1では、ゲーム機10は1台だけ図示し、他のゲーム機10については便宜上図示を省略している。
【0028】
図2は、ゲーム機10の構成を示すブロック図である。
【0029】
図2を参照すると、ゲーム機10は、ユーザ情報、ゲーム種別、ゲーム利用時間情報とから構成される稼働情報を格納する稼働情報格納手段11と、稼働情報格納手段11に格納されている稼働情報をインターネット30を介して稼働情報登録サーバ40へ送信する稼働情報送信手段12と、を備える。
【0030】
ユーザ情報は、ユーザ(子供)を識別するためのユーザ識別情報を少なくとも含み、さらに、ユーザの年齢、性別、地域等のユーザ属性情報をさらに含むこととしてもよい。また、上述以外のユーザに関する情報をさらにユーザ情報に含めても良い。なお、ユーザ情報は、ゲーム機10に予め登録されているものとする。
【0031】
本実施の形態においては、以下、ユーザ識別情報、年齢、性別、地域の全てを含むものとする。
【0032】
ゲーム種別とは、実施したゲームソフトを特定するための情報をいう。
【0033】
ゲーム利用時間情報は、ゲームを実施した日時と、利用時間から構成される。
【0034】
稼働情報は、ユーザがゲーム機10において実施しているゲームを終了したとき、稼働情報格納手段11に格納される。
【0035】
稼働情報送信手段12は、稼働情報格納手段11に格納された稼働情報を、稼働情報登録サーバ40へ送信する。
【0036】
稼働情報送信手段12は、稼働情報が稼働情報格納手段11に格納されるたびに、稼働情報を稼働情報登録サーバ40へ送信してもよいし、所定の間隔毎に稼働情報格納手段11をチェックし、新たな稼働情報があった場合、該新たな稼働情報を稼働情報登録サーバ40へ送信することとしても良い。
【0037】
図3は、稼働情報登録サーバ40の構成を示すブロック図である。
【0038】
図3を参照すると、稼働情報登録サーバ40は、ゲーム機10から稼働情報を受信する稼働情報受信手段41と、受信した稼働情報を稼働情報管理データベース50に登録する稼働情報登録手段42とを備える。
【0039】
図4は、ゲーム利用状況管理サーバ60の構成を示すブロック図である。
【0040】
図4を参照すると、ゲーム利用状況管理サーバ60は、端末20からの検索条件を受信する検索条件受信手段61と、該検索条件に基づいて稼働情報管理データベース50から所定の情報を抽出する抽出手段62と、抽出手段62が抽出した抽出情報に基づいて所定の利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段63と、利用状況情報を端末20に送信する利用状況情報送信手段64と、を備える。
【0041】
抽出手段62は、端末20から受信した検索条件に含まれる条件を元に、稼働情報管理データベース50から、該条件に合致する稼働情報を抽出情報として抽出する。
【0042】
検索条件は、所定のユーザの稼働情報を抽出するための条件(以下、ユーザ稼働情報抽出条件と称す)を少なくとも含み、さらに、他のユーザの稼働情報を抽出するための条件(他ユーザ稼働情報抽出条件)を含むこともできる。
【0043】
ユーザ稼働情報抽出条件は、少なくともユーザ識別情報を含み、さらに検索期間を含むこともできる。検索期間は、日付の入力だけでなく、例えば「夏休み」等の所定の日付を設定しておくこともできる。また、日付だけでなく、時間帯を指定して行うこともできるものとする。これにより、例えば放課後の時間に限定して集計データを得ることも可能となる。
【0044】
他ユーザ稼働情報抽出条件は、少なくとも検索期間、及びユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを含む。
【0045】
なお、検索条件は端末20の使用者によって任意に入力される。
【0046】
利用状況情報生成手段63は、検索条件に基づき抽出された情報に基づき、所定の利用状況情報を生成する。
【0047】
利用状況情報は、少なくともユーザ稼働情報抽出条件に基づくユーザ利用状況集計データを含み、他ユーザ稼働情報抽出条件が指定されていた場合は、ゲーム利用状況比較データを含む。
【0048】
ここで、ユーザ利用状況集計データの例を図5に示す。また、ゲーム利用状況比較データの例を図6に示す。
【0049】
利用状況情報生成手段63は、抽出情報に応じて、図5及び図6のデータを含む利用状況情報を生成する。
【0050】
図7は、端末20の構成を示すブロック図である。
【0051】
図7を参照すると、端末20は、使用者から検索条件の入力を受け付ける入力手段21と、検索条件をゲーム利用状況管理サーバ60へ送信する検索条件送信手段22と、利用状況情報を受信する利用状況情報受信手段23と、利用状況情報を表示する表示手段24と、を備える。
【0052】
なお、稼働情報管理データベース50、ゲーム利用状況管理サーバ60、及び稼働情報登録サーバ60の機能は、ゲーム機10が備えても良い。
【0053】
この場合、端末20は、ゲーム機10に対して利用状況情報を要求することになる。ゲーム機10は、例えば他のゲーム機10との間で稼働情報の共有を行っておくことにより、ゲーム利用状況比較データを作成することができる。
【0054】
また、稼働情報登録サーバ60の機能は、ゲーム利用状況管理サーバ60が備えても良い。
【0055】
(第1の実施の形態の動作の説明)
次に、本実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
【0056】
(稼働情報の登録の動作の説明)
まず、ゲーム機10の稼働情報が稼働情報管理データベース50へ登録されるまでの動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
図8を参照すると、まず、ユーザがゲームを終了し、ゲーム機10の稼働情報格納手段11に稼働情報が格納されると(ステップS801”YES”)、稼働情報送信手段12が、該稼働情報を稼働情報登録サーバ40へ送信する(ステップS802)。
【0058】
稼働情報登録サーバ40は、稼働情報受信手段41が稼働情報を受信すると(スッテプS803)、稼働情報登録手段42が、該稼働情報を稼働情報管理データベース50へ登録する(ステップS804)。
【0059】
(利用状況情報の提供の動作の説明)
次に、ゲーム利用状況管理サーバ60が利用状況情報を提供する動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0060】
ゲーム利用状況管理サーバ60は、端末20からの検索条件を検索条件受信手段61が受信すると(ステップS901”YES”)、抽出手段62が、該検索条件に含まれるキーワードに合致する所定の情報を、稼働情報管理データベース50から抽出する(ステップS902)。
【0061】
次いで、利用状況情報生成手段63が、抽出された情報を用いて、図5、図6に示すデータを含む利用状況情報を生成する(ステップS903)。
【0062】
最後に、利用状況情報送信手段64が、利用状況情報を端末20へ送信する(ステップS904)。
【0063】
(第1の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、親はユーザである子供のゲーム実施履歴の集計データや、他のユーザとの利用状況の比較データを取得することができる。これにより、子供のゲーム利用状況を容易に把握することができる。
【0064】
また、ユーザの利用状況はゲームソフト毎に集計されるため、ゲームソフトの貸し借りを行っていないか等の実態も把握することができる。
【0065】
また、ゲーム機とは別の端末において情報を取得できるため、例えば、親が職場等で子供のゲーム利用状況を把握したりすることが可能となる。これにより、親は自宅外においても子供のゲーム利用状況を把握することができ、例えば夏休みなどで一日中子供が家にいる場合に、職場でリアルタイムにゲームの利用状況を確認するといったことも可能となる。
【0066】
また、この集計データを所定のインターネットサイトにアップロードすることにより、サイトに登録した家族等のゲーム利用状況も知ることができる。
【0067】
なお、本実施の形態では、ゲーム機10は1つの機種を想定して説明を行ったが、これに限定はされず、複数の機種に同様の機能を加えることによって、複数機種の集計を可能とすることができる。これにより、例えば、ユーザが機種A、B、Cの3つを用いてそれぞれゲームを行った場合、機種毎にどのゲームソフトをどの程度利用したのかを集計したデータを生成することも可能となる。
【0068】
ここで、本発明の課題を解決できる最小限の構成を図10に示す。ゲーム利用状況管理システム100が、ゲーム機10と、端末20と、ユーザ毎のゲーム機10の稼働情報を管理する稼働情報管理データベース50と、稼働情報に基づいてゲーム機の利用状況情報を提供するサーバ60とを備え、サーバ60が、端末20から受信した検索条件に適合する稼働情報を、稼働情報管理データベース50から抽出する抽出手段62と、抽出した稼働情報を用いて、ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段63と、生成した利用状況情報を端末に提供する手段64とを含むことで、上述した本発明の課題を解決することができる。
【0069】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100について、説明する。
【0070】
本実施の形態では、第1の実施の形態に加え、ゲーム機10が、図11に示すように、端末20が備える入力手段21、検索条件送信手段22、利用状況情報受信手段23、表示手段24をさらに備える。
【0071】
なお、本実施の形態では、端末20を備えない構成としても良い。
【0072】
(第2の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、ゲーム機10から利用状況情報の要求を行うことができるため、PC等のコンピュータ装置を有しない家庭等であっても、利用状況情報の要求及び表示を行うことができる。
【0073】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100について、説明する。
【0074】
本実施の形態では、第2の実施の形態と比べ、ゲーム機10が、図12に示すように、表示手段24を備えず、代わりに出力手段25を備える。
【0075】
出力手段95は、ゲーム機10に接続されるテレビ等のディスプレイ装置に、利用状況情報を表示させる機能を有する。
【0076】
(第3の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、表示手段を有しないゲーム機においても、利用状況情報の要求及び表示を行うことができる。
【0077】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態によるゲーム利用状況管理システム100について、説明する。
【0078】
第1の実施の形態では、検索条件の中にユーザ識別情報を含むことにより、特定のユーザの集計データを提供する構成としていた。
【0079】
しかし、日本全国のユーザから集計された稼働情報は、ゲームメーカや教育関係者等の第3者にとっても有用性のある情報となる。
【0080】
そこで、本実施の形態では、ゲーム利用状況管理サーバ60が、ユーザ識別情報を含まない検索条件も受け付けることを可能にする。この第4の実施の形態のシステム構成については、図1に示す第1の実施の形態と同じであるので詳細は省略する。第1の実施の形態と異なる点は、端末24を保護者の代わりにゲームメーカや教育関係者等の第3者が使用する点である。
【0081】
本実施の形態においては、ゲームメーカや教育関係者等の第3者は、端末24を介して、第1の実施の形態で示したユーザ識別情報以外の検索条件を任意に指定できるものとする。
【0082】
ゲーム利用状況管理サーバ60は、このように指定された検索条件に基づいて、例えば、図13に示すような、地域ごとのゲーム利用状況統計データを生成し端末24に提供する。
【0083】
ゲームメーカや教育関係者等の第3者は、提供されたゲーム利用状況統計データから、自社が販売するゲームがどの程度利用されているか、また、ゲームの利用と成績との関係などを把握することが可能となる。
【0084】
(第4の実施の形態による効果)
本実施の形態によれば、ゲームメーカや教育関係者等の第3者にとって有用な情報を提供することができる。
【0085】
次に、本発明のゲーム利用状況管理サーバ60のハードウェア構成例について、図14を参照して説明する。図14は、本発明のゲーム利用状況管理サーバ60のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【0086】
図14を参照すると、本発明のゲーム利用状況管理サーバ60は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成であり、CPU(Central Processing Unit)801、RAM(Random Access Memory)等のメモリからなる、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部802、ネットワークを介してデータの送受信を行う通信部803、入力装置805や出力装置806及び記憶装置807と接続してデータの送受信を行う入出力インタフェース部804、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス808を備えている。記憶装置807は、例えば、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置等で実現される。
【0087】
本発明のゲーム利用状況管理サーバ60の各機能は、プログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装することにより、その動作をハードウェア的に実現することは勿論として、その機能を提供するプログラムを、記憶装置807に格納し、そのプログラムを主記憶部802にロードしてCPU801で実行することにより、ソフトウェア的に実現することも可能である。
【0088】
また、本発明の稼働情報登録サーバ40、端末20も、上記のようなハードウェア構成を有し、それぞれが有する各機能をハードウェア的又はソフトウェア的に実現する。
【0089】
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0090】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0091】
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
【0092】
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施する時には、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
【0093】
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
【0094】
さらに、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これに限定されない。
【0095】
(付記1)
ゲーム機と、
端末と、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、
前記稼働情報に基づいて前記ゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、
前記サーバが、
前記端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む前記利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、
生成した前記利用状況情報を前記端末に提供する手段とを含む
ことを特徴とするゲーム利用状況管理システム。
【0096】
(付記2)
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする付記1に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0097】
(付記3)
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする付記1又は付記2に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0098】
(付記4)
前記ゲーム機から送信された前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースに登録する手段を含む稼働情報登録サーバを備えることを特徴する付記1から付記3の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0099】
(付記5)
前記ゲーム機が、
前記稼働情報を格納する稼働情報格納手段と、
前記稼働情報格納手段に格納されている稼働情報を前記稼働情報登録サーバへ送信する稼働情報送信手段を含むことを特徴とする付記4に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0100】
(付記6)
前記稼働情報送信手段が、
前記稼働情報格納手段に新たな前記稼働情報が格納されるたびに、前記稼働情報を前記稼働情報登録サーバへ送信することを特徴とする付記5に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0101】
(付記7)
前記稼働情報送信手段が、
所定の時間間隔毎に前記稼働情報格納手段をチェックし、前記稼働情報登録サーバに対する未送信の前記稼働情報がある場合、当該稼働情報を前記前記稼働情報登録サーバへ送信することを特徴とする付記5に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0102】
(付記8)
前記端末が、
前記検索条件の入力を受け付ける入力手段と、
前記利用状況情報提供サーバへ前記検索条件を送信する検索条件送信手段と、
前記利用状況情報を受信する利用状況情報受信手段と、
前記利用状況情報を表示する表示手段とを含むことを特徴とする付記1から付記7の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0103】
(付記9)
前記ゲーム機が、
前記検索条件の入力を受け付ける入力手段と、
前記利用状況情報提供サーバへ前記検索条件を送信する検索条件送信手段と、
前記利用状況情報を受信する利用状況情報受信手段と、
前記利用状況情報を表示する表示手段とを含むことを特徴とする付記1から付記8の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0104】
(付記10)
前記稼働情報管理データベース、前記サーバ及び前記稼働情報登録サーバの少なくとも1つが前記ゲーム機に備えられることを特徴とする付記1から付記9の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理システム。
【0105】
(付記11)
ゲーム機と、
端末と、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、
前記稼働情報に基づいて前記ゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、
前記サーバが、
前記端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、
生成した前記利用状況情報を前記端末に提供する手段とを含む
ことを特徴とするゲーム利用状況管理システム。
【0106】
(付記12)
ゲーム利用状況を管理するサーバであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する手段と
を備えることを特徴とするサーバ。
【0107】
(付記13)
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする付記12に記載のサーバ。
【0108】
(付記14)
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする付記12又は付記13に記載のサーバ。
【0109】
(付記15)
ゲーム利用状況を管理するサーバであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する手段と
を備えることを特徴とするサーバ。
【0110】
(付記16)
ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出するステップと、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成するステップと、
生成した利用状況情報を前記端末に提供するステップとを
含むことを特徴とするゲーム利用状況管理方法。
【0111】
(付記17)
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする付記16に記載のゲーム利用状況管理方法。
【0112】
(付記18)
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする付記16又は付記17に記載のゲーム利用状況管理方法。
【0113】
(付記19)
前記ゲーム機から送信された前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースに登録するステップを含むことを特徴する付記16から付記18の何れか1項に記載のゲーム利用状況管理方法。
【0114】
(付記20)
ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出するステップと、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成するステップと、
生成した利用状況情報を前記端末に提供するステップとを
含むことを特徴とするゲーム利用状況管理方法。
【0115】
(付記21)
ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する処理と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する処理と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する処理とを、前記サーバに実行させることを特徴とするゲーム利用状況管理プログラム。
【0116】
(付記22)
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする付記21に記載のゲーム利用状況管理プログラム。
【0117】
(付記23)
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする付記21又は付記22に記載のゲーム利用状況管理プログラム。
【0118】
(付記24)
ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する処理と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する処理と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する処理とを、前記サーバに実行させることを特徴とするゲーム利用状況管理プログラム。
【符号の説明】
【0119】
100:ゲーム利用状況管理システム
10:ゲーム機
11:稼働情報格納手段
12:稼働情報送信手段
20:端末
21:入植手段
22:検索条件送信手段
23:利用状況情報受信手段
24:表示手段
25:出力手段
30:インターネット
40:稼働情報登録サーバ
41:稼働情報受信手段
42:稼働情報登録手段
50:稼働情報管理データベース
60:ゲーム利用状況管理サーバ
61:検索条件受信手段
62:抽出手段
63:利用状況情報生成手段
64:利用状況情報送信手段
801:CPU
802:主記憶部
803:通信部
804:入出力インタフェース部
805:入力装置
806:出力装置
807:記憶装置
808:システムバス
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム機と、
端末と、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、
前記稼働情報に基づいて前記ゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、
前記サーバが、
前記端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む前記利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、
生成した前記利用状況情報を前記端末に提供する手段とを含む
ことを特徴とするゲーム利用状況管理システム。
【請求項2】
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする請求項1に記載のゲーム利用状況管理システム。
【請求項3】
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のゲーム利用状況管理システム。
【請求項4】
ゲーム機と、
端末と、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、
前記稼働情報に基づいて前記ゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、
前記サーバが、
前記端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、
生成した前記利用状況情報を前記端末に提供する手段とを含む
ことを特徴とするゲーム利用状況管理システム。
【請求項5】
ゲーム利用状況を管理するサーバであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する手段と
を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項6】
ゲーム利用状況を管理するサーバであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する手段と
を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項7】
ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出するステップと、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成するステップと、
生成した利用状況情報を前記端末に提供するステップとを
含むことを特徴とするゲーム利用状況管理方法。
【請求項8】
ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出するステップと、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成するステップと、
生成した利用状況情報を前記端末に提供するステップとを
含むことを特徴とするゲーム利用状況管理方法。
【請求項9】
ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する処理と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する処理と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する処理とを、前記サーバに実行させることを特徴とするゲーム利用状況管理プログラム。
【請求項10】
ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する処理と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する処理と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する処理とを、前記サーバに実行させることを特徴とするゲーム利用状況管理プログラム。
【請求項1】
ゲーム機と、
端末と、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、
前記稼働情報に基づいて前記ゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、
前記サーバが、
前記端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む前記利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、
生成した前記利用状況情報を前記端末に提供する手段とを含む
ことを特徴とするゲーム利用状況管理システム。
【請求項2】
前記稼働情報が、
前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ユーザの年齢、性別、地域の少なくとも1つを含むユーザ属性情報と、ゲームの種別を示す情報と、ゲームの稼働時間及び稼働日時を含むゲーム利用情報とから構成されることを特徴とする請求項1に記載のゲーム利用状況管理システム。
【請求項3】
前記検索条件が、
前記ユーザの所定の稼働情報を抽出するためのユーザ稼働情報抽出条件と、
前記他ユーザの所定の稼働情報を抽出するための他ユーザ稼働情報抽出条件とから構成され、
前記ユーザ稼働情報抽出条件が、
少なくとも前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、検索対象期間とを含み、
前記他ユーザ稼働情報抽出条件が、
検索対象期間、検索対象とする他ユーザの年齢、性別、地域の何れか1つを少なくとも含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のゲーム利用状況管理システム。
【請求項4】
ゲーム機と、
端末と、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースと、
前記稼働情報に基づいて前記ゲーム機の利用状況情報を提供するサーバとを備え、
前記サーバが、
前記端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を、前記稼働情報管理データベースから抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、
生成した前記利用状況情報を前記端末に提供する手段とを含む
ことを特徴とするゲーム利用状況管理システム。
【請求項5】
ゲーム利用状況を管理するサーバであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する利用状況情報生成手段と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する手段と
を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項6】
ゲーム利用状況を管理するサーバであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する抽出手段と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する利用状況情報生成手段と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する手段と
を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項7】
ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出するステップと、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成するステップと、
生成した利用状況情報を前記端末に提供するステップとを
含むことを特徴とするゲーム利用状況管理方法。
【請求項8】
ゲーム利用状況を管理するサーバのゲーム利用状況管理方法であって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出するステップと、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成するステップと、
生成した利用状況情報を前記端末に提供するステップとを
含むことを特徴とするゲーム利用状況管理方法。
【請求項9】
ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する処理と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記ユーザのゲーム機の利用状況を示す集計データと、他ユーザのゲーム機の利用状況との比較データを含む利用状況情報を生成する処理と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する処理とを、前記サーバに実行させることを特徴とするゲーム利用状況管理プログラム。
【請求項10】
ゲーム利用状況を管理するサーバ上で動作するゲーム利用状況管理プログラムであって、
ユーザ毎のゲーム機の稼働情報を管理する稼働情報管理データベースから、端末から受信した検索条件に適合する前記稼働情報を抽出する処理と、
抽出した前記稼働情報を用いて、前記検索条件に対応する前記ゲーム機の利用状況の統計データを利用状況情報として生成する処理と、
生成した利用状況情報を前記端末に提供する処理とを、前記サーバに実行させることを特徴とするゲーム利用状況管理プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2013−3702(P2013−3702A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−132037(P2011−132037)
【出願日】平成23年6月14日(2011.6.14)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月14日(2011.6.14)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
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