説明

ゲーム装置及び方法並びにゲーム装置用プログラム

【課題】 自分が知らないパスワードを解読または推測する楽しさを味わうことができるゲーム装置を提供する。
【解決手段】表示画面に新規のパスワードを入力する新規パスワード入力表示部41と、パスワード判定手段5により判定されて、判定済みパスワード記憶手段8に記憶されたパスワードを表示する判定済みパスワード表示部42とを表示する。これによって判定済みパスワード表示部42に表示された判定済みのパスワードを参考にしながら、新規のパスワードを入力することが可能になる。入力された新規のパスワードがパスワード記憶手段6に予め記憶されている所定のパスワードのいずれかと一致したと判定すると、その判定結果に基づいてゲームの画面及び/または進行状況を変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パスワードの入力によりゲームの画面及び/または進行状況が変更されるゲーム装置及び方法並びにゲーム用プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許第3265234号公報(特許文献1)には、入力されたパスワードに応じてキャラクタや背景画面等を変更するゲーム装置及び方法が示されている。パスワードをゲームの操作結果に応じて生成する、あるいはゲームの進行に利用する従来のゲーム装置では、基本的にパスワードはゲームのプレイヤが定めるか、なんらかの手段によりプレイヤに知らされるものである。
【特許文献1】特許第3265234号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため従来のゲーム装置及び方法では、パスワードの入力はあくまでもユーザによるゲームの操作がある程度上達した場合に特別な画面表示に変更させるために必要なもの、あるいはゲームの進行に時として必要なものとしてしか認識されていない。そのためユーザの操作によってはパスワードを入力する場面にならなかったり、あるいはパスワードを忘れたり、パスワードを知らなかった場合には、特にパスワードを入力せずに、従来はゲームを進行している。このような事情から、従来は積極的にパスワードを解読または推測して未知のパスワードを知り、ゲームの進行状況を変更することを楽しむことはできなかった。またパスワードを知らないために、ゲームの進行状況を変更することができず、十分にゲームを楽しむことができないこともあった。
【0004】
本発明の目的は、自分が知らないパスワードを解読または推測する楽しさを味わうことができるゲーム装置及び方法並びにゲーム装置用プログラムを提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、パスワードを積極的に入力して、画面や進行状況を積極的に変更してゲームを楽しむことができるゲーム装置及び方法並びにゲーム装置用プログラムを提供することにある。
【0006】
本発明の更に他の目的は、未知のパスワードを解読または推測することを助けて、ゲームに対するプレイヤの興味を高めることができるゲーム装置及び方法並びにゲーム装置用プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、パスワードの入力によりゲームの表示画面及び/または進行状況が変更されるゲーム装置を対象とする。本発明のゲーム装置では、パスワードを入力するパスワード入力部と、パスワードの入力状況の表示を制御するパスワード入力状況表示制御手段と、複数のパスワードを記憶するパスワード記憶手段と、パスワード判定手段と、判定済みパスワード記憶手段と、変更実行手段とを備える。パスワード判定手段は、パスワード入力部から入力されたパスワードが、パスワード記憶手段に記憶されている複数のパスワードのいずれかと一致したか否かを判定する。そして判定済みパスワード記憶手段は、パスワード判定手段が判定した判定済みパスワードを記憶する。変更実行手段は、パスワード判定手段がパスワードの一致を判定すると、その結果に基づいてゲームの画面及び/または進行状況の変更を実行する。特に本発明では、パスワード入力状況表示制御手段が、新規のパスワードを入力する新規パスワード入力表示部と、パスワード判定記憶手段により判定されて記憶されたパスワードを表示する判定済みパスワード表示部とを表示画面に表示する機能を備えている。
【0008】
本発明によれば、判定済みパスワード表示部に表示された判定済みパスワードを見ることにより、プレイヤは他の未知のパスワードを解読または推測することが可能になる。そのためパスワードを入手できない状況にあっても、判定済みのパスワードに基づいて推測力を発揮することによって、未知のパスワードを解読できれば、その時点で新しい画面に変更したり、ゲームの進行状況を変更することが可能になる。その結果、パスワードを解読する楽しさに加えて、ゲームに対するプレイヤの興味を高めることができる。
【0009】
なおパスワード入力状況表示制御手段は、判定済みパスワード表示部に判定済みのパスワードを一部だけ表示してもよいが、すべての判定済みパスワードを表示画面に表示してもよい。すべての判定済みパスワードを表示すれば、未知のパスワードを解読する楽しさを倍増することができる。
【0010】
またパスワード入力状況表示制御手段が、パスワード入力部と判定済みパスワード表示部とを同時に表示画面に表示すると、過去の判定済みパスワードを見ながら、未知のパスワードを推測して入力することができるので、未知のパスワードの入力作業が容易になる。
【0011】
なお複数のパスワードは、それぞれ互いに連想可能な意味を持つ文字列によって構成するのが好ましい。複数のパスワードに関連性が無いと、判定済みのパスワードを知っていても、未知のパスワードを解読することはできない。そのため複数のパスワードをそれぞれ互いに連想可能な意味を持つ文字列によって構成すると、判定済みのパスワードから未知のパスワードを連想する(解読するまたは推測する)ことが容易になって、未知のパスワードの解読に対するプレイヤの興味または関心を高めることができる。またパスワード表示手段は、判定済みパスワード表示部に、まだ判定されていないパスワードを構成する文字列の一部を表示する機能を有してもよい。このようにすると文字列の一部が、ヒントになって、未知のパスワードの解読または推測が容易になり、ゲームに慣れていないプレイヤや低年齢のプレイヤでも未知のパスワードを解読することが可能になる。
【0012】
コンピュータにインストールされて使用され、パスワードの入力によりゲームの画面及び/または進行状況を変更する本発明のゲーム装置用プログラムは、コンピュータに上記ゲーム装置の各手段を機能させる構成を有する。すなわち、パスワードの入力状況の表示を制御するパスワード入力状況表示制御手段と、複数のパスワードを記憶するパスワード記憶手段と、パスワード入力部から入力されたパスワードが、パスワード記憶手段に記憶されている複数のパスワードのいずれかと一致したか否かを判定するパスワード判定手段と、パスワード判定手段が判定した判定済みパスワードを記憶する判定済みパスワード記憶手段と、パスワード判定手段がパスワードの一致を判定すると、その結果に基づいてゲームの画面及び/または進行状況の変更を実行する変更実行手段として機能させる。そしてこのプログラムは、パスワード入力状況表示制御手段に、新規のパスワードを入力する際に使用される新規パスワード入力表示部と、判定済みパスワード記憶手段に記憶されたパスワードを表示する判定済みパスワード表示部とを表示画面に表示する機能を与える。
【0013】
更に、パスワードの入力によりゲームの画面及び/または進行状況を変更する本発明のコンピュータプログラムゲームのゲーム方法は、以下のように構成される。すなわち予め複数のパスワードをパスワード記憶手段に記憶しておく(パスワード記憶ステップ)。そして入力したパスワードが、パスワード記憶手段に記憶されている複数のパスワードのいずれかと一致するか否かを判定する(パスワード判定ステップ)。その上で、判定済みパスワードを記憶する(判定済みパスワード記憶ステップ)。その上で、入力された新規のパスワードがパスワード記憶手段に記憶されている複数のパスワードのいずれかと一致することを判定すると、その一致結果に基づいてゲームの画面及び/または進行状況を変更する(変更実行ステップ)。そしてプレイヤの要求に応じて、判定済みのパスワードを表示画面に表示し、表示画面に判定済みのパスワードが表示された状態で、新規のパスワードが入力される(パスワード入力状況表示制御ステップ)。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ゲームの開始前や進行中にパスワードの入力が必要になった場合においても、判定済みパスワード表示部に表示された過去の判定済みパスワードと、ゲームのストーリ等の情報に基づいて、プレイヤは他の未知のパスワードを解読または推測することが可能となる。その結果、パスワードを入手できない状況にあっても、判定済みのパスワードに基づいて推測力を発揮することによって、未知のパスワードを解読し、ゲーム進行の時期を問わずにその時点で新しい画面に変更したり、ゲームの進行状況を変更することが可能になる。その結果、本発明によれば、パスワードを解読する楽しさに加えて、ゲームに対するプレイヤの興味を高めることができる利点が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下図面を参照して本発明のゲーム装置及び方法の実施の形態を詳細に説明するが、本発明は本実施の形態に限定されるものではない。図1は、ゲーム中にパスワードを入力することにより、ゲームの画面または進行状況が変わる様子を示す図である。図1に示した例では、ゲームのある進行過程においてパスワード入力画面が現れたときに正しいパスワードを入力した結果、画面上のキャラクタは武器を入手している。武器の入手の他に、パスワードの入力により画面の背景を変更することや、キャラクタの大きさを変えること、キャラクタの姿を変更すること等も可能であり、パスワード入力の効果は任意である。図2は、このようなパスワードの入力をゲームの進行に利用する本発明のゲーム装置の実施の形態における要部の構成を示すブロック図である。
【0016】
このゲーム装置では、入力部1が図3に示すような3つの入力スイッチボタンSW1乃至SW3を備えたコントローラによって構成されている。実際のパスワードの入力操作は、このコントローラのスイッチSW1〜SW3と、後述するパスワード入力状況表示制御手段4の制御によって液晶表示等からなる表示画面3に表示される各種の表示部とを用いて行われる。
【0017】
図2に示したパスワード入力状況表示制御手段4は、例えば図4(A)に示すような入力補助表示部40を表示画面3に表示する機能を有している。入力補助表示部40は、入力部1のスイッチボタンSW1乃至SW3を適宜に操作することにより、表示画面3上に示された入力補助表示部40のスイッチボタンを押し、携帯電話等の文字入力操作と同様の操作により、画面上に表示された文字候補の中から、いずれかの文字を選択し、パスワードとしての文字列を入力することを可能とする機能を有している。
【0018】
またパスワード入力状況表示制御手段4は、入力補助表示部40の表示とは別に、図4(B)に示すように表示画面3上に、入力されたパスワードの文字列を表示する新規パスワード入力表示部41と、後述する判定済みパスワード記憶手段8に記憶された判定済みのパスワードを表示する判定済みパスワード表示部42とを表示画面3に表示する機能も備えている。新規パスワード入力表示部41は、何番目のパスワードであるかを数字で表示する番号欄41Aと、新規パスワードを表示するパスワード欄41Bとを備えている。判定済みパスワード表示部42は、パスワード番号欄42Aと、判定済みパスワード欄42Bとを備えている。
【0019】
なお図4(B)において、判定済みパスワード表示部42は簡易的に表示してある。実際には、後に説明するように、判定済みパスワード欄42Bにて×印表示を付してあるパスワード番号2,5及び6には判定済みのパスワードの文字列が表示されている。判定済みパスワード欄42Bには、判定済みのパスワードについてはパスワードの文字列が表示され、未判定(未知)のパスワードについては空白表示がなされている。表示画面3の横半分の領域には図4(A)に示した入力補助表示部40が表示されている。
【0020】
図2に戻って、パスワード判定手段5は、入力部1からの入力操作とパスワード入力状況表示制御手段4により表示画面3に表示された入力補助表示部40を用いた入力操作とにより入力されたパスワードが、パスワード記憶手段6に予め記憶されている所定のパスワードのうち、いずれかと一致したか否かを判定する。パスワードが一致した場合には、そのパスワードは判定済みパスワードとして判定済みパスワード記憶手段8に記憶される。この実施の形態では、パスワード記憶手段6に、予め8つのパスワードが記憶されている。この8つのパスワードは、プレイヤが最初は知ることはできないようになっている。本実施の形態では、ゲームの進行に伴う画面表示で直接的に、あるいはゲームに関する雑誌記事等で間接的に、これらのパスワードのいくつかをプレイヤに知らせるか、あるいは暗示するものとする。ゲームプログラム制御手段7は、いわゆるゲームプログラム全体の進行を制御する機能を果たす手段である。本実施の形態では、このゲームプログラム制御手段7の一つに変更実行手段71が内蔵されている。変更実行手段71は、パスワード判定手段5がパスワードの一致を判定すると、その結果に基づいてゲームの画面及び/または進行状況の変更を実行する。画面の変更としては、背景の変更、キャラクタの変更、武器の登場等のように視覚によって確認できる変更事項を含むものである。また進行状況の変更は、複数のストーリの選択肢がある場合に、現状のストーリから別のストーリへの変更や、現在のパワーを増大する等の変更など、視覚によって直ちに認識できない変更事項を含むものである。
【0021】
本実施の形態によれば、ゲームの開始前や進行中にパスワードの入力が必要になった場合において、画面に表示されたヒントを見逃した場合や、雑誌等に記載されたパスワードを入手できなかった場合でも、パスワード入力状況表示制御手段4が、判定済みパスワード表示部42(図4)に判定済みパスワードを表示するので、プレイヤは表示された過去の判定済みパスワードの表示内容とゲームのストーリ等の情報に基づいて、未知のパスワードを解読または推測することが可能になる。プレイヤが推測力を十分に発揮することによって、未知のパスワードを解読することができれば、ゲーム進行の時期を問わずにその時点で新しい画面に変更したり、ゲームの進行状況を変更することが可能になる。その結果、本実施の形態によれば、パスワードを解読する楽しさに加えて、ゲームに対するプレイヤの興味を高めることができる。
【0022】
図5は、画面の背景を変更する場合に用いるコンピュータプログラムゲームに用いるプログラムのアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。このフローチャートでは、ステップST1でパスワードの入力の必要性が判定される。ゲームの進行過程またはゲームの準備段階としてパスワードの入力が必要と判断されたときにはステップST2へと進んで、パスワード入力画面[図6(A)参照]が表示画面3に表示される。この例では、新規パスワード入力表示部41だけが最初に表示画面に表示される。ステップST3でパスワードが入力されると、ステップST4でパスワードの有効性(パスワード記憶手段6に予め記憶されている所定のパスワードのうちいずれかと、入力された新規パスワードの一致)が判定される。もし不一致であれば、図6(B)に示すような判定結果が画面に表示され、入力された新規パスワードは無効となり、ステップST5へと進み、次に図6(C)に示すように、判定済みパスワード表示部42が画面に表示される。本実施の形態では、このときには、図4に示すように、新規パスワード入力表示部41、判定済みパスワード表示部42及び、入力補助表示部40が画面に表示されることになる。ステップST4で新規に入力されたパスワードが有効である(パスワード記憶手段6に予め記憶されている所定のパスワードのうちいずれかと、入力された新規パスワードとが一致している)と判定されたときには、ステップST6へと進み、判定済みパスワードとして判定済みパスワード記憶手段8に記憶される。次にステップST7へと進んでゲーム背景の変更が変更実行手段71によって実行される。パスワードの入力で背景だけを変更する場合には、変更実行手段71には、図7に示すようなマトリックスでゲーム背景1乃至8とパスワードP1乃至P8との関係が記憶されており、このマトリックスに従って変更実行手段71はゲーム画面の変更を実行する。ステップST8でゲームの終了が判定されるまではステップST1乃至ST8が繰り返されて、最終的にステップST9でゲーム終了画面となってゲームが終了する。
【0023】
なお、上述の変更実行手段71によるゲーム背景の変更制御は、ステップST6で受付けたパスワードに従ってパスワードに関係付けられたゲーム背景に変更する場合だけでなく、受付けたパスワードに従ってパスワードに関係付けられたゲーム背景を現状のゲーム背景に付加していくように変更する場合のいずれであってもよい。
【0024】
上記フローチャートにおいて、ステップST2、ST3及びST5がパスワード入力状況表示制御手段4の機能(表示制御ステップ)をコンピュータによって実現して、ステップST4がパスワード判定手段5の機能(パスワード判定ステップ)をコンピュータによって実現しており、ステップST6が判定済みパスワード記憶手段8の機能(判定済みパスワード記憶ステップ)をコンピュータによって実現しており、ステップST7が変更実行手段71の機能(変更実行ステップ)をコンピュータによって実現している。なおスタート段階で、パスワード記憶手段6の機能(パスワード記憶ステップ)は事前にコンピュータによって実現されている。
【0025】
図8は、判定済みパスワード表示部42の表示の一例を拡大して示すものである。この例では複数のパスワードが、すし屋で使われる言葉に各パスワードが関連しているものであることが判定済みのパスワードの文字列を見ることによって推測できる。そこでプレイヤは、すでに分かっている判定済みパスワードを見ながら、例えば「卵をつまみで!」、「サビ抜き」等の新規なパスワードを推測(解読)することが可能になる。
【0026】
なお判定済みパスワード表示部42に、図9及び図10に示すように、まだ判定されていないパスワードを構成する文字列の一部を表示するように、パスワード入力状況表示制御手段4に特別な機能を持たせてもよい。図9の例では、未知のパスワードの後方部分を表示している。また図10の例では、未知のパスワードの前方部分の一部を表示している。このように未知のパスワードの一部を表示すると、この一部の表示が、ヒントになって、未知のパスワードの解読または推測が容易になり、ゲームに慣れていないプレイヤや低年齢のプレイヤでも未知のパスワードを解読することが可能になる。
【0027】
上記実施の形態では、判定済みパスワードの文字列を全て表示するようにしているが、あえて判定済みパスワードの文字列のうち一部だけを表示するようにしてもよい。このようにすると、未知のパスワード推測(解読)の難易度が増すことになる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】ゲーム中にパスワードを入力することにより、ゲームの画面または進行状況が変わる様子を示す図である。
【図2】パスワードの入力をゲームの進行に利用する本発明のゲーム装置の実施の形態における要部の構成を示すブロック図である。
【図3】入力部の一例を示す図である。
【図4】(A)はパスワード入力時に使用する入力補助表示部の画面表示の一例を示す図であり、(B)は新規のパスワードを入力する際の表示画面の一例を示す図と、判定済みのパスワードの表示の一例を示す図である。
【図5】画面の背景を変更する場合に用いるプログラムのアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
【図6】新規なパスワードを入力するときの画面の切り替わり状況を順番に示す図である。
【図7】変更実行手段でゲーム背景を変更する場合に使用するマトリックスの一例を示す図である。
【図8】判定済みパスワード表示部の一例を示す図である。
【図9】判定済みパスワード表示部の他の例を示す図である。
【図10】判定済みパスワード表示部の他の例を示す図である。
【符号の説明】
【0029】
1 入力部
2 表示制御手段
3 表示画面
4 パスワード入力状況表示制御手段
5 パスワード判定手段
6 パスワード記憶手段
7 ゲームプログラム制御手段
71 変更実行手段
8 判定済みパスワード記憶手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パスワードの入力によりゲームの表示画面及び/または進行状況が変更されるゲーム装置であって、
パスワード入力部と、
パスワードの入力状況の表示を制御するパスワード入力状況表示制御手段と、
複数のパスワードを記憶するパスワード記憶手段と、
前記パスワード入力部から入力された前記パスワードが、前記パスワード記憶手段に記憶されている前記複数のパスワードのいずれかと一致したか否かを判定するパスワード判定手段と、
前記パスワード判定手段が判定した判定済みパスワードを記憶する判定済みパスワード記憶手段と、
前記パスワード判定手段がパスワードの一致を判定すると、その結果に基づいて前記ゲームの画面及び/または進行状況の変更を実行する変更実行手段とを備え、
前記パスワード入力状況表示制御手段は、新規のパスワードを入力する際に使用される新規パスワード入力表示部と、前記判定済みパスワード記憶手段に記憶された前記パスワードを表示する判定済みパスワード表示部とを前記表示画面に表示する機能を備えていることを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
前記パスワード入力状況表示制御手段は、前記判定済みパスワード表示部に前記判定済みパスワードをすべて表示することを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
【請求項3】
前記パスワード入力状況表示制御手段は、前記新規パスワード入力表示部と前記判定済みパスワード表示部とを同時にまたは別個に表示画面に表示することを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
【請求項4】
前記複数のパスワードは、それぞれ互いに連想可能な意味を持つ文字列によって構成されている請求項1または2に記載のゲーム装置。
【請求項5】
前記パスワード入力状況表示制御手段は、前記判定済みパスワード表示部に、まだ判定されていないパスワードを構成する文字列の一部を表示する機能を有する請求項4に記載のゲーム装置。
【請求項6】
コンピュータにインストールされて使用され、パスワードの入力によりゲームの画面及び/または進行状況を変更するゲーム装置用プログラムであって、
前記コンピュータを、
パスワードの入力状況の表示を制御するパスワード入力状況表示制御手段と、
複数のパスワードを記憶するパスワード記憶手段と、
前記パスワード入力部から入力された前記パスワードが、前記パスワード記憶手段に記憶されている前記複数のパスワードのいずれかと一致したか否かを判定するパスワード判定手段と、
前記パスワード判定手段が判定した判定済みパスワードを記憶する判定済みパスワード記憶手段と、
前記パスワード判定手段がパスワードの一致を判定すると、その結果に基づいて前記ゲームの画面及び/または進行状況の変更を実行する変更実行手段と、
前記パスワード入力状況表示制御手段に、新規のパスワードを入力する際に使用される新規パスワード入力表示部と、前記判定済みパスワード記憶手段に記憶された前記パスワードを表示する判定済みパスワード表示部とを前記表示画面に表示する機能を与えることを特徴とするゲーム装置用プログラム。
【請求項7】
パスワードの入力によりゲームの画面及び/または進行状況を変更するコンピュータプログラムゲームのゲーム方法であって、
予め複数のパスワードをパスワード記憶手段に記憶するパスワード記憶ステップと、
パスワード入力部から入力したパスワードと前記パスワード記憶手段に記憶されている前記複数のパスワードのうちいずれかと一致するか否かを判定するパスワード判定ステップと、
判定済みのパスワードを記憶する判定済みパスワード記憶ステップと、
前記入力されたパスワードが、前記パスワード記憶手段に記憶されている前記複数のパスワードのうちいずれかと一致していることを判定すると、その判定結果に基づいて前記ゲームの画面及び/または進行状況を変更する変更実行ステップと、
プレイヤの要求に応じて、判定済みの前記パスワードを表示画面に表示する表示制御ステップと、
前記表示画面に表示された判定済みの前記パスワードを前記表示画面に表示させた状態で、前記パスワードが入力されるパスワード入力状況表示制御ステップとを有することを特徴とするゲーム方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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