コア不安定システム
【課題】コアまたは胴体領域を運動させるために、使用者保持面によって支えられた使用者が、システムによって生じる不安定性を補正できるようにする。
【解決手段】内部コア領域を包む外側ティッキング層26を備える使用者保持面12は、使用者保持装置10のデッキ44の少なくとも一部分に取り付けられる。使用者保持面12は、頭部保持部分HP、シート保持部分SPおよび脚部保持部分FPを有する。1つの実施形態では不安定装置14は、頭部保持部分HPに位置付けられる。不安定装置14は、空気で満たされた少なくとも1つの袋を含む。
【解決手段】内部コア領域を包む外側ティッキング層26を備える使用者保持面12は、使用者保持装置10のデッキ44の少なくとも一部分に取り付けられる。使用者保持面12は、頭部保持部分HP、シート保持部分SPおよび脚部保持部分FPを有する。1つの実施形態では不安定装置14は、頭部保持部分HPに位置付けられる。不安定装置14は、空気で満たされた少なくとも1つの袋を含む。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
患者保持装置によって保持されている患者の運動を支援するためにいくつかのシステムが開発されているが、この分野には継続的な開発のニーズが存在する。
【発明の概要】
【0002】
本開示には、添付した請求項に詳説に記述した特徴および/または単独あるいは任意の組み合わせにより特許性のある主題を構成しうる下記の特徴のうち1つ以上の特徴が含まれている。
【0003】
本開示のシステムの1つの実施形態は、外向き表面と内向き表面を持つティッキング層を備える使用者保持面を含み、内向き表面は内部コア領域を画定する。不安定装置は使用者保持面に取り付けられる。
【0004】
本開示のシステムの別の実施形態は、使用者保持装置を含む。流体供給ユニットが使用者保持装置に取り付けられる。不安定装置は、流体供給ユニットと流体連通している。
【0005】
使用者保持装置上で使用するための不安定装置の本開示の別の実施形態は、制御装置および加圧流体供給源を備え、不安定装置は、加圧流体供給源と流体連通した少なくとも1つの袋、および袋と加圧流体供給源の間の流体経路にあるコネクタを備える。
【0006】
使用者保持面のための不安定装置の本開示のまた別の実施形態は、少なくとも2つの袋を含む。流体供給ユニットは、少なくとも1つの袋と流体連通している。少なくとも1つの弁は、少なくとも1つの袋と流体的に連結されている。制御装置は、少なくとも1つの袋の流体容積を変化させるため、少なくとも1つの流体供給ユニットおよび弁と通信している。これにより、使用者保持面の傾きを変化させると、不安定性が生じる。
【0007】
本明細書に組み込まれておりその一部を形成する添付の図面は、記述と共に請求する主題のいくつかの態様を例示し、説明とあわせて請求する主題の原理を説明する役割を果たす。図は次のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】図1Aは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで不安定装置は円筒の部分を含み、使用者保持面の頭部保持部分と組み合わされ、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図1B】図1Bは、図1Aのシステムの断面図であり、ここで不安定装置は使用者保持面のティッキング層の下に配置されている。
【図1C】図1Cは、図1Aのシステムの断面図であり、ここで不安定装置は使用者保持面のティッキング層の上に配置されている。
【図2】図2は、使用者のコア領域を運動させるように構成され、本明細書の教示に従って作製された図1のシステムで保持される使用者の図解である。
【図3】図3は、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで不安定装置は球状の部分であり、使用者保持面の頭部保持部分と組み合わされ、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図4A】図4Aは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで不安定装置は使用者保持面のシート保持部分と一体となった円筒の部分であり、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図4B】図4Bは、使用者のコア領域を運動させるためのモジュラーシステムの図解であり、ここで不安定装置は使用者保持面の上に取り付けられた円筒の部分であり、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図5】図5は、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで不安定装置は球状の部分であり、使用者保持面のシート保持部分と組み合わされ、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図6A】図6Aは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで少なくとも1つの袋内の圧力は、使用者保持面の傾きを変えるために変化し、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図6B】図6Bは、使用者のコア領域を運動させるように構成され、本明細書の教示に従って作製された図6Aのシステムで保持される使用者の図解である。
【図7A】図7Aは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの1つの実施形態の概略図である。
【図7B】図7Bは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの別の実施形態の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
請求する主題の実施形態およびそのさまざまな機能と利点についての詳細は、添付の図面で記述および/または図解され、以下の説明で詳述される非限定的な実施形態および実施例を参照しながら、より完全に説明される。図面に図解される機能・特徴は、必ずしも一定の比率で拡大縮小して描かれておらず、本明細書で明示的に言及されていない場合でも、当業者であれば認識できるように、1つの実施形態の機能・特徴は他の実施形態で用いられ得ることに注意すべきである。良く知られた部品およびプロセス技術の記述は、記載した請求する主題の実施形態を不必要に分かりにくくしないようにするため、簡単に言及されるかまたは省略されることがある。本明細書に使用される実施例は、請求する主題が実施される方法の理解を助け、さらに当業者が本明細書に記載した請求する主題の実施形態を実施できるようにすることのみを意図するものである。従って、本明細書の実施例および実施形態は、請求主題の範囲を制限するものとして解釈されるべきではなく、添付の請求項および適用法によってのみ定義される。さらに、参照番号は図面のいくつかの図を通して類似の部分を示すことに留意されたい。
【0010】
本明細書に記載した特定の方法論、プロトコル、器具、装置、材料、用途等は変化することがあるため、請求する主題はこれらに限定されないことが理解される。本明細書に使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、請求主題の範囲を限定することを意図しないことも理解されるべきである。本明細書および添付した請求の範囲で使用するとき、文脈により明らかにそうでないことが示されていない限り、単数形(「a」、「an」、および「the」)には、複数の言及が含まれることに注意する必要がある。
【0011】
別途定義されていない限り、本明細書で使用した技術的および科学的な用語は、当業者によって一般に理解されているものと同一の意味を持つ。
【0012】
図1Aには、本開示の1つの例示的な実施形態による、使用者保持装置10を示す。1つの実施形態では、使用者保持装置10は病院用ベッドである。使用者保持装置10は、下部フレームまたはベース38、下部フレーム38と結合された複数の保持部、下部フレーム38の上で複数の保持部上に支えられる上部フレーム42を含む。使用者保持装置10は、上部フレーム上で支えられるデッキ44も含む。使用者保持装置10は、別の実施形態ではストレッチャーまたは手術台でもよい。内部コア領域を包む外側ティッキング層26を備える使用者保持面12は、使用者保持装置10のデッキ44の少なくとも一部分に取り付けられる。図1Aに示されるように、使用者保持面12は、頭部保持部分HP、シート保持部分SPおよび脚部保持部分FPを有する。図1A、図2、図3に示されるように、1つの実施形態では不安定装置14は、頭部保持部分HPに位置付けられる。不安定装置14は、空気で満たされた少なくとも1つの袋を含む。別の実施形態では、袋はゲル物質で満たされ、また別の実施形態では袋はビーズで満たされる。不安定装置14の袋は、他の任意の媒体で満たすことができる。不安定装置14は、フォーム、ゴム、木、複合材料またはプラスチック材料でできており、1つの実施形態では、袋を持たない場合があり、不安定装置14の構造強度は材料と構造設計の剛性により提供される。図1Aに示すように、不安定装置14は、使用者保持面14の頭部保持部分HPの長さに沿って位置付けられ、円筒形キャップの形状である。または、不安定装置14は、図3および図5に示されるように、球形キャップの形状でもあり得る。別の実施形態では、不安定装置14は、少なくとも1つの凸面を持つ他の任意の形状でもよく、ここで凸面は患者と接触する。図4A、図4B、図5、図6Aおよび図6Bは、不安定装置14がシート保持部分SPに配置されている例示的な実施形態である。
【0013】
図1Bに見られるように、本開示の例示的な実施形態は、内部コア領域を包む外側ティッキング層26を備える使用者保持面14の断面図を示している。1つの実施形態では、ティッキング層26は使用者保持面14と一体であるが、別の実施形態では、ティッキング層26はマットレスカバーまたはベッドシーツであってもよい。図1Bに示されるように、不安定装置14は、ティッキング層26の下に位置する袋を備える。流体供給ユニット20は袋と流体的に連結しており、袋を膨張または収縮させる。流体供給ユニット20の動作は、制御装置22で制御される。
【0014】
図1Cに見られるように、本開示の例示的な実施形態は、内部コア領域を包む外側ティッキング層26を備える使用者保持面14の断面図を示している。図1Cに示されるように、不安定装置14は、ティッキング層26の上に位置する袋を備える。流体供給ユニット20は袋と流体的に連結しており、コネクタ28を介して袋を膨張または収縮させる。流体供給ユニット20の動作は、制御装置22で制御される。1つの実施形態では、不安定装置14は、使用者保持面12上に取り外し可能なように取り付けられ、コネクタ28は連結の急速着脱の役割を果たし、不安定装置14を流体供給ユニット20に容易に着脱できる。また別の実施形態では、不安定装置14の袋は、ティッキング層26と一体とし得る。
【0015】
図2に見られるように、本開示の例示的な実施形態は、使用中の不安定装置14を示す。不安定装置14は患者を支えている凸面を持ち、これによって患者は、不安定装置14のいずれかの側に偏りやすくなる。患者がまっすぐな姿勢を保とうとすると、患者はコアまたは胴体領域を使用しそれにより運動することになる。コアまたは胴体領域を標的とする筋肉の使用によって、筋萎縮を防ぎ、筋力を増強し、それによりベッドに出入りする患者の可動性が促進される。
【0016】
図4Aに見られるように、本開示の例示的な実施形態では、不安定装置14は流体供給ユニット20によって可変的に膨張する少なくとも1つの袋を備える。1つの実施形態では、不安定装置14は、使用者保持面12の外側ティッキング層26の外面に取り付けられる。不安定装置は、別の実施形態では、外側ティッキング層26と内部コア領域の間に取り付けられるか、またはさらに別の実施形態では、使用者保持面12の外側ティッキング層26と一体である。使用者保持面12の膨張または収縮など、他の動作のために使用され得る、使用者保持装置10と一体である流体供給ユニット20によって、不安定装置14に流体が供給される。別の実施形態では、不安定装置14は専用の流体供給ユニット20を持つ。1つの実施形態では、弁16は不安定装置から出る流体の流れを調節するが、別の実施形態では、弁16は不安定装置14に出入りする両方の流体の流れを調節する。弁16は、手動で操作されるか、または別の実施形態では制御装置22で弁16の動作を制御しうる。制御装置22は流体供給ユニット20を制御し、従って不安定装置14の袋内の容積および圧力を制御する。1つの実施形態では、制御装置22は使用者保持装置10と一体であり、使用者保持装置10の他の機能の制御に関与するが、別の実施形態では、不安定装置14は専用の制御装置22を持つ。圧力センサー18は袋の中に取り付けられ、袋内部の圧力を示す信号を制御装置22に送信する。別の実施形態では、圧力センサー18は袋の外側に取り付けることができる。図4Aに見られるように、例示的な実施形態において、不安定装置14はシート部分に位置し、患者がベッドから出入りする姿勢で座っている時にコアを強化することができる。制御装置22は、制御信号を提供または取得することができる、プログラム可能または事前プログラムされた任意の装置とし得る。
【0017】
図4Bに見られるように、本開示の例示的な実施形態では、不安定装置14は送風機24によって可変的に膨張する少なくとも1つの袋を備える。不安定装置14は、モジュラー内蔵式ユニットで、使用者保持面12上のシート保持部分SPに取り付けられる。別の実施形態では、不安定装置14は、頭部保持部分HPまたは脚部保持部分FPのどちらかに取り付けられ得る。図4Bに示されるように、モジュラー不安定装置14は、1つの実施形態では、面ファスナー結合で使用者保持面12に取り付けられる。別の実施形態では、モジュラー不安定装置14は、接着結合、ジッパー結合、ボタン結合、摩擦結合、スナップ結合またはねじ結合で、使用者保持面12に取り付けられ得る。図4Bに見られるように、不安定装置14は、送風機24の動作を制御する制御装置22をさらに備える。弁16は不安定装置14から出る流体の流れを調節するが、別の実施形態では、弁16は不安定装置14に出入りする両方の流体の流れを調節する。1つの実施形態では、弁16は手動で操作されるが、別の実施形態では制御装置22が弁16の動作を制御する。
【0018】
図6Aおよび図6Bに見られるように、本開示の1つの例示的な実施形態では、使用者保持面12のシート保持部分SPは、少なくとも2つの袋を備える。圧力センサー18は少なくとも1つの袋の中に取り付けられ、袋内部の圧力を示す信号を制御装置22に送信する。別の実施形態では、圧力センサー18は、袋の外側に取り付けてもよい。1つの実施形態では、使用者保持面12の膨張または収縮など、他の動作のために使用され得る、使用者保持装置10と一体である流体供給ユニット20によって、不安定装置14に流体が供給される。別の実施形態では、不安定装置14は専用の流体供給ユニット20を持つ。弁16は不安定装置から出る流体の流れを調節するが、別の実施形態では、弁16は不安定装置14に出入りする両方の流体の流れを調節する。1つの実施形態では、弁16は手動で操作されるが、別の実施形態では制御装置22が弁16の動作を制御する。制御装置22は流体供給ユニット20を制御し、従って不安定装置14の袋内の容積および圧力を制御する。1つの実施形態では、制御装置は使用者保持装置10と一体であるが、別の実施形態では、不安定装置14は専用の制御装置22を持つ。制御装置22は、制御信号を提供または取得することができる、プログラム可能または事前プログラムされた任意の装置とし得る。図6Aおよび図6Bに示されるように、不安定装置14は、少なくとも1つの袋がシート保持部分SPの他方の袋に対して流体が差別的に満たされるように構成される。図6Bに示されるように、袋のこの異なる容積のために、シート保持部分SPの少なくとも一部が傾斜する。
【0019】
図7Aに見られるように本開示の例示的な実施形態では、不安定装置14は流体供給ユニット20によって可変的に膨張および収縮する少なくとも1つの袋を備える。制御装置22は、流体供給ユニット20と通信し、その動作を制御する。制御装置22は通信ネットワーク32と通信している。通信ネットワーク32は、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)、電話線、光通信、インターネット通信またはテレックスを含むがこれに限定されない、任意のタイプとし得る。通信ネットワーク32は、少なくとも1つの電子カルテ(EMR)30、病院通信ステーション36、およびナースコールシステム34と通信している。通信ステーション36は、1人の介護者が1人以上の患者をモニターし得る集中化した場所である。1つの実施形態では、通信ステーション36は固定式とし得るが、別の実施形態では、迅速な配置に適応するための移動式ユニットとしてもよい。
【0020】
図7Bに見られるように、本開示の例示的な実施形態では、不安定装置14は流体供給ユニット20によって可変的に膨張する少なくとも1つの袋を備える。制御装置22は、流体供給ユニット20と通信し、その動作を制御する。圧力センサー18は袋の中に取り付けられ、袋内部の圧力を示す信号を制御装置22に送信する。別の実施形態では、圧力センサー18は、袋の外側に取り付けられ得る。この実施形態では、少なくとも1つの弁16が袋の可変的収縮を可能にする。制御装置22は弁16の動作を制御する。制御装置22は通信ネットワーク32とも通信している。通信ネットワーク32は、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)、電話線、光通信、インターネット通信またはテレックスを含むがこれに限定されない、任意のタイプとし得る。通信ネットワーク32は、少なくとも1つの電子カルテ(EMR)30、病院通信ステーション36、およびナースコールシステム34と通信している。
【0021】
主題を記述する文脈における用語「a」、「an」および「the」の使用ならびに類似の指示対象(特に以下の請求項に関連して)は、本明細書に別途指定されているか、または文脈により明らかにそうでないことが示されていない限り、単数と複数両方を網羅すると解釈されるべきである。本明細書の値の範囲の記述は、本明細書に別途指定されていない限り、範囲内にある別個の各値に個別に言及する簡単な方法としての役割を果たすことのみを意図しており、別個の各値は本明細書で個別に記述されたかのように、明細書に組み込まれる。さらに、求めている保護の範囲は、その資格があるその任意の同等物と共に本明細書に後述した請求項によって規定されるもので、上述した説明は例示のみを目的としており、制限することが目的ではない。本明細書に提供された任意およびすべての実施例、または例示のための用語(例えば、「など」)の使用は、主題をより良く説明することのみを意図し、別途に請求していない限り、主題の範囲に制限をもたらさない。請求項および明細書の両方において、「に基づく」という用語および結果をもたらす条件を示す類似の句の使用は、その結果をもたらす他の条件を除外することは意図していない。本明細書のいかなる用語も、任意の非特許請求要素を、特許請求されている本発明の実施にとって不可欠なものとして示していると解釈されるべきではない。
【0022】
特許請求された主題を実行するために本発明者が知る最良の態様を含む、好適な実施形態が本明細書に記載されている。もちろん、これらの好適な実施形態の変形も上述の説明を読めば、当業者には明らかとなる。本発明者は当業者がこのような変形を必要に応じて採用することを予期しており、本発明者は特許請求された主題が本明細書に具体的に記述された以外の方法で実施されることを意図している。従って、この特許請求された主題は、適用法により許容される場合、本明細書に添付された請求項に記述されている主題のすべての変更および同等物を含む。さらに、本明細書に別途指定されているか、または文脈によりそうでないことが明らかに示されていない限り、その可能性のあるすべての変形の上述の要素の任意の組み合わせが包含される。
【0023】
上記に引用された参考文献および出版物は、それぞれが参照によって個別に組み込まれるのと同じ程度まで、参照によりその全体が明示的に組み込まれる。
【背景技術】
【0001】
患者保持装置によって保持されている患者の運動を支援するためにいくつかのシステムが開発されているが、この分野には継続的な開発のニーズが存在する。
【発明の概要】
【0002】
本開示には、添付した請求項に詳説に記述した特徴および/または単独あるいは任意の組み合わせにより特許性のある主題を構成しうる下記の特徴のうち1つ以上の特徴が含まれている。
【0003】
本開示のシステムの1つの実施形態は、外向き表面と内向き表面を持つティッキング層を備える使用者保持面を含み、内向き表面は内部コア領域を画定する。不安定装置は使用者保持面に取り付けられる。
【0004】
本開示のシステムの別の実施形態は、使用者保持装置を含む。流体供給ユニットが使用者保持装置に取り付けられる。不安定装置は、流体供給ユニットと流体連通している。
【0005】
使用者保持装置上で使用するための不安定装置の本開示の別の実施形態は、制御装置および加圧流体供給源を備え、不安定装置は、加圧流体供給源と流体連通した少なくとも1つの袋、および袋と加圧流体供給源の間の流体経路にあるコネクタを備える。
【0006】
使用者保持面のための不安定装置の本開示のまた別の実施形態は、少なくとも2つの袋を含む。流体供給ユニットは、少なくとも1つの袋と流体連通している。少なくとも1つの弁は、少なくとも1つの袋と流体的に連結されている。制御装置は、少なくとも1つの袋の流体容積を変化させるため、少なくとも1つの流体供給ユニットおよび弁と通信している。これにより、使用者保持面の傾きを変化させると、不安定性が生じる。
【0007】
本明細書に組み込まれておりその一部を形成する添付の図面は、記述と共に請求する主題のいくつかの態様を例示し、説明とあわせて請求する主題の原理を説明する役割を果たす。図は次のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】図1Aは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで不安定装置は円筒の部分を含み、使用者保持面の頭部保持部分と組み合わされ、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図1B】図1Bは、図1Aのシステムの断面図であり、ここで不安定装置は使用者保持面のティッキング層の下に配置されている。
【図1C】図1Cは、図1Aのシステムの断面図であり、ここで不安定装置は使用者保持面のティッキング層の上に配置されている。
【図2】図2は、使用者のコア領域を運動させるように構成され、本明細書の教示に従って作製された図1のシステムで保持される使用者の図解である。
【図3】図3は、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで不安定装置は球状の部分であり、使用者保持面の頭部保持部分と組み合わされ、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図4A】図4Aは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで不安定装置は使用者保持面のシート保持部分と一体となった円筒の部分であり、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図4B】図4Bは、使用者のコア領域を運動させるためのモジュラーシステムの図解であり、ここで不安定装置は使用者保持面の上に取り付けられた円筒の部分であり、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図5】図5は、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで不安定装置は球状の部分であり、使用者保持面のシート保持部分と組み合わされ、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図6A】図6Aは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの図解であり、ここで少なくとも1つの袋内の圧力は、使用者保持面の傾きを変えるために変化し、本明細書の教示の原理に従って作製されている。
【図6B】図6Bは、使用者のコア領域を運動させるように構成され、本明細書の教示に従って作製された図6Aのシステムで保持される使用者の図解である。
【図7A】図7Aは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの1つの実施形態の概略図である。
【図7B】図7Bは、使用者のコア領域を運動させるためのシステムの別の実施形態の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
請求する主題の実施形態およびそのさまざまな機能と利点についての詳細は、添付の図面で記述および/または図解され、以下の説明で詳述される非限定的な実施形態および実施例を参照しながら、より完全に説明される。図面に図解される機能・特徴は、必ずしも一定の比率で拡大縮小して描かれておらず、本明細書で明示的に言及されていない場合でも、当業者であれば認識できるように、1つの実施形態の機能・特徴は他の実施形態で用いられ得ることに注意すべきである。良く知られた部品およびプロセス技術の記述は、記載した請求する主題の実施形態を不必要に分かりにくくしないようにするため、簡単に言及されるかまたは省略されることがある。本明細書に使用される実施例は、請求する主題が実施される方法の理解を助け、さらに当業者が本明細書に記載した請求する主題の実施形態を実施できるようにすることのみを意図するものである。従って、本明細書の実施例および実施形態は、請求主題の範囲を制限するものとして解釈されるべきではなく、添付の請求項および適用法によってのみ定義される。さらに、参照番号は図面のいくつかの図を通して類似の部分を示すことに留意されたい。
【0010】
本明細書に記載した特定の方法論、プロトコル、器具、装置、材料、用途等は変化することがあるため、請求する主題はこれらに限定されないことが理解される。本明細書に使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、請求主題の範囲を限定することを意図しないことも理解されるべきである。本明細書および添付した請求の範囲で使用するとき、文脈により明らかにそうでないことが示されていない限り、単数形(「a」、「an」、および「the」)には、複数の言及が含まれることに注意する必要がある。
【0011】
別途定義されていない限り、本明細書で使用した技術的および科学的な用語は、当業者によって一般に理解されているものと同一の意味を持つ。
【0012】
図1Aには、本開示の1つの例示的な実施形態による、使用者保持装置10を示す。1つの実施形態では、使用者保持装置10は病院用ベッドである。使用者保持装置10は、下部フレームまたはベース38、下部フレーム38と結合された複数の保持部、下部フレーム38の上で複数の保持部上に支えられる上部フレーム42を含む。使用者保持装置10は、上部フレーム上で支えられるデッキ44も含む。使用者保持装置10は、別の実施形態ではストレッチャーまたは手術台でもよい。内部コア領域を包む外側ティッキング層26を備える使用者保持面12は、使用者保持装置10のデッキ44の少なくとも一部分に取り付けられる。図1Aに示されるように、使用者保持面12は、頭部保持部分HP、シート保持部分SPおよび脚部保持部分FPを有する。図1A、図2、図3に示されるように、1つの実施形態では不安定装置14は、頭部保持部分HPに位置付けられる。不安定装置14は、空気で満たされた少なくとも1つの袋を含む。別の実施形態では、袋はゲル物質で満たされ、また別の実施形態では袋はビーズで満たされる。不安定装置14の袋は、他の任意の媒体で満たすことができる。不安定装置14は、フォーム、ゴム、木、複合材料またはプラスチック材料でできており、1つの実施形態では、袋を持たない場合があり、不安定装置14の構造強度は材料と構造設計の剛性により提供される。図1Aに示すように、不安定装置14は、使用者保持面14の頭部保持部分HPの長さに沿って位置付けられ、円筒形キャップの形状である。または、不安定装置14は、図3および図5に示されるように、球形キャップの形状でもあり得る。別の実施形態では、不安定装置14は、少なくとも1つの凸面を持つ他の任意の形状でもよく、ここで凸面は患者と接触する。図4A、図4B、図5、図6Aおよび図6Bは、不安定装置14がシート保持部分SPに配置されている例示的な実施形態である。
【0013】
図1Bに見られるように、本開示の例示的な実施形態は、内部コア領域を包む外側ティッキング層26を備える使用者保持面14の断面図を示している。1つの実施形態では、ティッキング層26は使用者保持面14と一体であるが、別の実施形態では、ティッキング層26はマットレスカバーまたはベッドシーツであってもよい。図1Bに示されるように、不安定装置14は、ティッキング層26の下に位置する袋を備える。流体供給ユニット20は袋と流体的に連結しており、袋を膨張または収縮させる。流体供給ユニット20の動作は、制御装置22で制御される。
【0014】
図1Cに見られるように、本開示の例示的な実施形態は、内部コア領域を包む外側ティッキング層26を備える使用者保持面14の断面図を示している。図1Cに示されるように、不安定装置14は、ティッキング層26の上に位置する袋を備える。流体供給ユニット20は袋と流体的に連結しており、コネクタ28を介して袋を膨張または収縮させる。流体供給ユニット20の動作は、制御装置22で制御される。1つの実施形態では、不安定装置14は、使用者保持面12上に取り外し可能なように取り付けられ、コネクタ28は連結の急速着脱の役割を果たし、不安定装置14を流体供給ユニット20に容易に着脱できる。また別の実施形態では、不安定装置14の袋は、ティッキング層26と一体とし得る。
【0015】
図2に見られるように、本開示の例示的な実施形態は、使用中の不安定装置14を示す。不安定装置14は患者を支えている凸面を持ち、これによって患者は、不安定装置14のいずれかの側に偏りやすくなる。患者がまっすぐな姿勢を保とうとすると、患者はコアまたは胴体領域を使用しそれにより運動することになる。コアまたは胴体領域を標的とする筋肉の使用によって、筋萎縮を防ぎ、筋力を増強し、それによりベッドに出入りする患者の可動性が促進される。
【0016】
図4Aに見られるように、本開示の例示的な実施形態では、不安定装置14は流体供給ユニット20によって可変的に膨張する少なくとも1つの袋を備える。1つの実施形態では、不安定装置14は、使用者保持面12の外側ティッキング層26の外面に取り付けられる。不安定装置は、別の実施形態では、外側ティッキング層26と内部コア領域の間に取り付けられるか、またはさらに別の実施形態では、使用者保持面12の外側ティッキング層26と一体である。使用者保持面12の膨張または収縮など、他の動作のために使用され得る、使用者保持装置10と一体である流体供給ユニット20によって、不安定装置14に流体が供給される。別の実施形態では、不安定装置14は専用の流体供給ユニット20を持つ。1つの実施形態では、弁16は不安定装置から出る流体の流れを調節するが、別の実施形態では、弁16は不安定装置14に出入りする両方の流体の流れを調節する。弁16は、手動で操作されるか、または別の実施形態では制御装置22で弁16の動作を制御しうる。制御装置22は流体供給ユニット20を制御し、従って不安定装置14の袋内の容積および圧力を制御する。1つの実施形態では、制御装置22は使用者保持装置10と一体であり、使用者保持装置10の他の機能の制御に関与するが、別の実施形態では、不安定装置14は専用の制御装置22を持つ。圧力センサー18は袋の中に取り付けられ、袋内部の圧力を示す信号を制御装置22に送信する。別の実施形態では、圧力センサー18は袋の外側に取り付けることができる。図4Aに見られるように、例示的な実施形態において、不安定装置14はシート部分に位置し、患者がベッドから出入りする姿勢で座っている時にコアを強化することができる。制御装置22は、制御信号を提供または取得することができる、プログラム可能または事前プログラムされた任意の装置とし得る。
【0017】
図4Bに見られるように、本開示の例示的な実施形態では、不安定装置14は送風機24によって可変的に膨張する少なくとも1つの袋を備える。不安定装置14は、モジュラー内蔵式ユニットで、使用者保持面12上のシート保持部分SPに取り付けられる。別の実施形態では、不安定装置14は、頭部保持部分HPまたは脚部保持部分FPのどちらかに取り付けられ得る。図4Bに示されるように、モジュラー不安定装置14は、1つの実施形態では、面ファスナー結合で使用者保持面12に取り付けられる。別の実施形態では、モジュラー不安定装置14は、接着結合、ジッパー結合、ボタン結合、摩擦結合、スナップ結合またはねじ結合で、使用者保持面12に取り付けられ得る。図4Bに見られるように、不安定装置14は、送風機24の動作を制御する制御装置22をさらに備える。弁16は不安定装置14から出る流体の流れを調節するが、別の実施形態では、弁16は不安定装置14に出入りする両方の流体の流れを調節する。1つの実施形態では、弁16は手動で操作されるが、別の実施形態では制御装置22が弁16の動作を制御する。
【0018】
図6Aおよび図6Bに見られるように、本開示の1つの例示的な実施形態では、使用者保持面12のシート保持部分SPは、少なくとも2つの袋を備える。圧力センサー18は少なくとも1つの袋の中に取り付けられ、袋内部の圧力を示す信号を制御装置22に送信する。別の実施形態では、圧力センサー18は、袋の外側に取り付けてもよい。1つの実施形態では、使用者保持面12の膨張または収縮など、他の動作のために使用され得る、使用者保持装置10と一体である流体供給ユニット20によって、不安定装置14に流体が供給される。別の実施形態では、不安定装置14は専用の流体供給ユニット20を持つ。弁16は不安定装置から出る流体の流れを調節するが、別の実施形態では、弁16は不安定装置14に出入りする両方の流体の流れを調節する。1つの実施形態では、弁16は手動で操作されるが、別の実施形態では制御装置22が弁16の動作を制御する。制御装置22は流体供給ユニット20を制御し、従って不安定装置14の袋内の容積および圧力を制御する。1つの実施形態では、制御装置は使用者保持装置10と一体であるが、別の実施形態では、不安定装置14は専用の制御装置22を持つ。制御装置22は、制御信号を提供または取得することができる、プログラム可能または事前プログラムされた任意の装置とし得る。図6Aおよび図6Bに示されるように、不安定装置14は、少なくとも1つの袋がシート保持部分SPの他方の袋に対して流体が差別的に満たされるように構成される。図6Bに示されるように、袋のこの異なる容積のために、シート保持部分SPの少なくとも一部が傾斜する。
【0019】
図7Aに見られるように本開示の例示的な実施形態では、不安定装置14は流体供給ユニット20によって可変的に膨張および収縮する少なくとも1つの袋を備える。制御装置22は、流体供給ユニット20と通信し、その動作を制御する。制御装置22は通信ネットワーク32と通信している。通信ネットワーク32は、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)、電話線、光通信、インターネット通信またはテレックスを含むがこれに限定されない、任意のタイプとし得る。通信ネットワーク32は、少なくとも1つの電子カルテ(EMR)30、病院通信ステーション36、およびナースコールシステム34と通信している。通信ステーション36は、1人の介護者が1人以上の患者をモニターし得る集中化した場所である。1つの実施形態では、通信ステーション36は固定式とし得るが、別の実施形態では、迅速な配置に適応するための移動式ユニットとしてもよい。
【0020】
図7Bに見られるように、本開示の例示的な実施形態では、不安定装置14は流体供給ユニット20によって可変的に膨張する少なくとも1つの袋を備える。制御装置22は、流体供給ユニット20と通信し、その動作を制御する。圧力センサー18は袋の中に取り付けられ、袋内部の圧力を示す信号を制御装置22に送信する。別の実施形態では、圧力センサー18は、袋の外側に取り付けられ得る。この実施形態では、少なくとも1つの弁16が袋の可変的収縮を可能にする。制御装置22は弁16の動作を制御する。制御装置22は通信ネットワーク32とも通信している。通信ネットワーク32は、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)、電話線、光通信、インターネット通信またはテレックスを含むがこれに限定されない、任意のタイプとし得る。通信ネットワーク32は、少なくとも1つの電子カルテ(EMR)30、病院通信ステーション36、およびナースコールシステム34と通信している。
【0021】
主題を記述する文脈における用語「a」、「an」および「the」の使用ならびに類似の指示対象(特に以下の請求項に関連して)は、本明細書に別途指定されているか、または文脈により明らかにそうでないことが示されていない限り、単数と複数両方を網羅すると解釈されるべきである。本明細書の値の範囲の記述は、本明細書に別途指定されていない限り、範囲内にある別個の各値に個別に言及する簡単な方法としての役割を果たすことのみを意図しており、別個の各値は本明細書で個別に記述されたかのように、明細書に組み込まれる。さらに、求めている保護の範囲は、その資格があるその任意の同等物と共に本明細書に後述した請求項によって規定されるもので、上述した説明は例示のみを目的としており、制限することが目的ではない。本明細書に提供された任意およびすべての実施例、または例示のための用語(例えば、「など」)の使用は、主題をより良く説明することのみを意図し、別途に請求していない限り、主題の範囲に制限をもたらさない。請求項および明細書の両方において、「に基づく」という用語および結果をもたらす条件を示す類似の句の使用は、その結果をもたらす他の条件を除外することは意図していない。本明細書のいかなる用語も、任意の非特許請求要素を、特許請求されている本発明の実施にとって不可欠なものとして示していると解釈されるべきではない。
【0022】
特許請求された主題を実行するために本発明者が知る最良の態様を含む、好適な実施形態が本明細書に記載されている。もちろん、これらの好適な実施形態の変形も上述の説明を読めば、当業者には明らかとなる。本発明者は当業者がこのような変形を必要に応じて採用することを予期しており、本発明者は特許請求された主題が本明細書に具体的に記述された以外の方法で実施されることを意図している。従って、この特許請求された主題は、適用法により許容される場合、本明細書に添付された請求項に記述されている主題のすべての変更および同等物を含む。さらに、本明細書に別途指定されているか、または文脈によりそうでないことが明らかに示されていない限り、その可能性のあるすべての変形の上述の要素の任意の組み合わせが包含される。
【0023】
上記に引用された参考文献および出版物は、それぞれが参照によって個別に組み込まれるのと同じ程度まで、参照によりその全体が明示的に組み込まれる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外向き表面と、内部コア領域を画定する内向き表面を持つティッキング層を備える使用者保持面と、
不安定性を生じさせるために前記使用者保持面に取り付けられた不安定装置と、を備えるシステム。
【請求項2】
前記不安定装置が前記使用者保持面に取り外し可能なように取り付けられる、請求項1のシステム。
【請求項3】
前記不安定装置が、スナップ結合、ジッパー結合、接着結合、摩擦結合およびフック結合の少なくとも1つを使用して取り外し可能なように前記の使用者保持面上に取り付けられる、請求項2のシステム。
【請求項4】
前記使用者保持面の一部を支える使用者保持装置をさらに備える、請求項1のシステム。
【請求項5】
前記不安定装置が少なくとも1つの袋をさらに備える、請求項1のシステム。
【請求項6】
前記袋中の流体を選択的に保持するように構成された少なくとも1つの弁をさらに備える、請求項5のシステム。
【請求項7】
前記袋を可変的に膨張させるよう構成された送風機をさらに備える、請求項5のシステム。
【請求項8】
前記袋と流体的に連結した流体供給ユニットをさらに備える、請求項5のシステム。
【請求項9】
前記流体供給ユニットと通信している制御装置をさらに備え、前記制御装置が、前記袋を可変的に膨張させるために前記流体供給ユニットを動作させるように構成されている、請求項8のシステム。
【請求項10】
前記制御装置と通信しているナースコールシステムをさらに備える、請求項9のシステム。
【請求項11】
前記制御装置と通信している通信ネットワークをさらに備える、請求項9のシステム。
【請求項12】
前記通信ネットワークと通信している通信ステーションをさらに備える、請求項11のシステム。
【請求項13】
前記通信ネットワークと通信している電子カルテシステムをさらに備える、請求項11のシステム。
【請求項14】
前記不安定装置が前記外向き表面上に取り付けられる、請求項1のシステム。
【請求項15】
前記不安定装置が前記内向き表面上に取り付けられる、請求項1のシステム。
【請求項16】
前記不安定装置が前記ティッキング層と一体である、請求項1のシステム。
【請求項17】
使用者保持装置と、
前記使用者保持装置に取り付けられた流体供給ユニットと、
前記流体供給ユニットと流体連通している不安定装置と、を備えるシステム。
【請求項18】
前記流体供給ユニットと通信している制御装置をさらに備える、請求項17のシステム。
【請求項19】
制御装置および加圧流体供給源を備える使用者保持装置上で使用するための不安定装置であって、
前記加圧流体供給源と流体連通しており、不安定性を発生させるように構成された少なくとも1つの袋と、
前記の袋と前記の加圧流体供給源の間の流体経路にあるコネクタと、を備える不安定装置。
【請求項20】
前記袋と、前記制御装置と通信している前記加圧流体供給源の間の流体経路にある弁をさらに備える、請求項19の不安定装置。
【請求項21】
外向き表面と内向き表面を持つティッキング層を備える使用者保持面をさらに備え、前記内向き表面が内部コア領域を画定する、請求項19の不安定装置。
【請求項22】
前記袋が前記内向き表面上に取り付けられる、請求項21の不安定装置。
【請求項23】
前記袋が前記外向き表面上に取り付けられる、請求項21の不安定装置。
【請求項24】
前記袋が前記ティッキング層と一体である、請求項21の不安定装置。
【請求項25】
前記袋が前記内部コア領域と一体である、請求項21の不安定装置。
【請求項26】
使用者保持面のための不安定装置であって、
少なくとも2つの袋と、
少なくとも1つの袋と流体連通している流体供給ユニットと、
少なくとも1つの袋と流体的に連結されている少なくとも1つの弁と、
前記流体供給ユニットおよび前記弁の少なくとも1つと通信している制御装置を備え、前記制御装置が、少なくとも1つの袋の容積を変化させ、前記使用者保持面の傾斜を変化させて不安定性を生じさせるように構成された、不安定装置。
【請求項1】
外向き表面と、内部コア領域を画定する内向き表面を持つティッキング層を備える使用者保持面と、
不安定性を生じさせるために前記使用者保持面に取り付けられた不安定装置と、を備えるシステム。
【請求項2】
前記不安定装置が前記使用者保持面に取り外し可能なように取り付けられる、請求項1のシステム。
【請求項3】
前記不安定装置が、スナップ結合、ジッパー結合、接着結合、摩擦結合およびフック結合の少なくとも1つを使用して取り外し可能なように前記の使用者保持面上に取り付けられる、請求項2のシステム。
【請求項4】
前記使用者保持面の一部を支える使用者保持装置をさらに備える、請求項1のシステム。
【請求項5】
前記不安定装置が少なくとも1つの袋をさらに備える、請求項1のシステム。
【請求項6】
前記袋中の流体を選択的に保持するように構成された少なくとも1つの弁をさらに備える、請求項5のシステム。
【請求項7】
前記袋を可変的に膨張させるよう構成された送風機をさらに備える、請求項5のシステム。
【請求項8】
前記袋と流体的に連結した流体供給ユニットをさらに備える、請求項5のシステム。
【請求項9】
前記流体供給ユニットと通信している制御装置をさらに備え、前記制御装置が、前記袋を可変的に膨張させるために前記流体供給ユニットを動作させるように構成されている、請求項8のシステム。
【請求項10】
前記制御装置と通信しているナースコールシステムをさらに備える、請求項9のシステム。
【請求項11】
前記制御装置と通信している通信ネットワークをさらに備える、請求項9のシステム。
【請求項12】
前記通信ネットワークと通信している通信ステーションをさらに備える、請求項11のシステム。
【請求項13】
前記通信ネットワークと通信している電子カルテシステムをさらに備える、請求項11のシステム。
【請求項14】
前記不安定装置が前記外向き表面上に取り付けられる、請求項1のシステム。
【請求項15】
前記不安定装置が前記内向き表面上に取り付けられる、請求項1のシステム。
【請求項16】
前記不安定装置が前記ティッキング層と一体である、請求項1のシステム。
【請求項17】
使用者保持装置と、
前記使用者保持装置に取り付けられた流体供給ユニットと、
前記流体供給ユニットと流体連通している不安定装置と、を備えるシステム。
【請求項18】
前記流体供給ユニットと通信している制御装置をさらに備える、請求項17のシステム。
【請求項19】
制御装置および加圧流体供給源を備える使用者保持装置上で使用するための不安定装置であって、
前記加圧流体供給源と流体連通しており、不安定性を発生させるように構成された少なくとも1つの袋と、
前記の袋と前記の加圧流体供給源の間の流体経路にあるコネクタと、を備える不安定装置。
【請求項20】
前記袋と、前記制御装置と通信している前記加圧流体供給源の間の流体経路にある弁をさらに備える、請求項19の不安定装置。
【請求項21】
外向き表面と内向き表面を持つティッキング層を備える使用者保持面をさらに備え、前記内向き表面が内部コア領域を画定する、請求項19の不安定装置。
【請求項22】
前記袋が前記内向き表面上に取り付けられる、請求項21の不安定装置。
【請求項23】
前記袋が前記外向き表面上に取り付けられる、請求項21の不安定装置。
【請求項24】
前記袋が前記ティッキング層と一体である、請求項21の不安定装置。
【請求項25】
前記袋が前記内部コア領域と一体である、請求項21の不安定装置。
【請求項26】
使用者保持面のための不安定装置であって、
少なくとも2つの袋と、
少なくとも1つの袋と流体連通している流体供給ユニットと、
少なくとも1つの袋と流体的に連結されている少なくとも1つの弁と、
前記流体供給ユニットおよび前記弁の少なくとも1つと通信している制御装置を備え、前記制御装置が、少なくとも1つの袋の容積を変化させ、前記使用者保持面の傾斜を変化させて不安定性を生じさせるように構成された、不安定装置。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図1B】
【図1C】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【公開番号】特開2013−90926(P2013−90926A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−233143(P2012−233143)
【出願日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【出願人】(503278256)ヒル−ロム サービシズ,インコーポレイテッド (14)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−233143(P2012−233143)
【出願日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【出願人】(503278256)ヒル−ロム サービシズ,インコーポレイテッド (14)
【Fターム(参考)】
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