説明

コネクタ付ケーブル用クロージャ

【課題】端末にコネクタを装着したケーブル同士の接続部又は分岐部を機械的に保護し、ケーブルに引張力が加わった場合にもその張力がコネクタの接続部に集中して接続不良が発生することを防止できるコネクタ付ケーブル用クロージャを提供する。
【解決手段】端末にコネクタ8を有するケーブル4を電気的に接続する箇所を収容するためのクロージャ筐体2を有するコネクタ付ケーブル用クロージャ1であって、前記クロージャ筐体の内部に、前記ケーブルの外周を固定するためのケーブル固定具7と、前記コネクタと電気的に接続するためのレセプタクル9とを有する支持フレーム6を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルの端末にコネクタを備えた各種ケーブル同士を接続又は分岐する部分を保護するためのコネクタ付ケーブル用クロージャに関するものである。
【背景技術】
【0002】
屋外あるいはとう道で電気ケーブル同士を接続又は分岐する場合には、電気ケーブルの端部を段剥ぎして、その端部から露出した中心導体同士を当接するように直線的に接続し、あるいは2本の導線の束に分岐して接続して接続部を作成し、この接続部の外側に誘電体層などを介在させて保護スリーブからなるクロージャによって覆うことが古くから実用化されている(特許文献1)。そして、クロージャは、チューブ状の導電性又は絶縁性の熱収縮チューブのような材質から構成されている。
【0003】
一方で、複数の信号用絶縁電線を寄せ合わせた多芯ケーブル同士の各電線の接続対応関係を明確にして一括に接続又は分岐をするために、各多芯ケーブルの終端部に予めコネクタを配し、各多芯ケーブルの接続をコネクタを介して一括して行う技術の開発が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−15042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなコネクタ付ケーブルの接続構造に対し、従来の熱収縮チューブタイプのクロージャを被覆した構造では、外部からの機械的作用が生じた場合にコネクタの接続構造を保護する点において、未だ十分なものとはいえない。また、仮にこのような多芯ケーブルの長手方向に引張力が生じた場合に、その引張力がコネクタの接続部分に集中してしまい、接続不良を生じるおそれがある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、端末にコネクタを装着したケーブル同士の接続部又は分岐部を機械的に保護し、ケーブルに引張力が加わった場合にもその張力がコネクタの接続部に集中して接続不良が発生することを防止できるコネクタ付ケーブル用クロージャを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係る発明は、端末にコネクタを有するケーブルを電気的に接続する箇所を収容するためのクロージャ筐体を有するコネクタ付ケーブル用クロージャであって、前記クロージャ筐体の内部に、前記ケーブルの外周を固定するためのケーブル固定具と、前記コネクタと電気的に接続するためのレセプタクルとを有する支持フレームを備えたことを特徴とするコネクタ付ケーブル用クロージャである。
【0008】
本発明の請求項2に係る発明は、端末にコネクタを有する複数のケーブルを電気的に接続する箇所を収容するためのクロージャ筐体を有するコネクタ付ケーブル用クロージャであって、前記クロージャ筐体の内部に、前記ケーブルの外周を固定するためのケーブル固定具と、前記コネクタと電気的に接続するための複数のレセプタクルとを有する支持フレームを備え、前記ケーブルのうちの一方と接続する前記レセプタクルと、前記ケーブルのうちの他方と接続する前記レセプタクルとが、配線により電気的に接続されていることを特徴とするコネクタ付ケーブル用クロージャである。
【0009】
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のコネクタ付ケーブル用クロージャにおいて、前記ケーブルを外部から挿通させるためのケーブル挿通孔を有する端面板を備え、該端面板は、前記ケーブル挿通孔を通過するように形成された分割面を備えたことを特徴とするコネクタ付ケーブル用クロージャである。
【0010】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に記載のコネクタ付ケーブル用クロージャにおいて、前記ケーブル固定具はリング状部材を半割した構造であることを特徴とするコネクタ付ケーブル用クロージャである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、端末にコネクタを装着したケーブル同士の接続部又は分岐部を機械的に保護し、ケーブルに引張力が加わった場合にもその張力がコネクタの接続部に集中して接続不良が発生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】(a)は、本発明の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの内部を示す斜視図であり、(b)は、本発明の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの内部にケーブルを配置した状態の内部を示す斜視図であり、(c)は本発明の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの斜視図である。
【図2】(a)は、本発明の他の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの内部を示す斜視図であり、(b)は本発明の他の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1(a)は、本発明の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの内部を示す斜視図であり、同図(b)は、本発明の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの内部にケーブルを配置した状態の内部を示す斜視図であり、同図(c)は本発明の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの斜視図である。
【0014】
図2(a)は、本発明の他の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの内部を示す斜視図であり、同図(b)は本発明の他の実施形態にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャの斜視図である。
【0015】
以下、コネクタ付ケーブル用クロージャ1を構成する各部位及び本発明に適用するケーブルについて説明する。
【0016】
(クロージャ筐体2について)
クロージャ筐体2は、図1(a)に示すように、第1部材21と第2部材22とを備えている。第1部材21と第2部材22は、夫々、例えば、FRP製(例えば、ガラス繊維で強化したPET、ABSなどの樹脂)の材質であり、円筒部材を長手方向に沿って2分割した形状になっており、互いに長手方向を揃え且つ円筒状を形成するように開口端を重ねて配置されている。そして図示しない蝶番部が第1部材21と第2部材22の端部に長手方向に間隔をもって複数箇所に形成されている。これにより、クロージャ筐体2は、図示しない蝶番部を介して開閉自在に形成されており、閉じた状態では円筒状になる。
【0017】
もっとも、クロージャ筐体2の形は特に限定されるものではなく、略円筒状であっても、直方体形状などの矩形状であってもよい。特に実施例2に記載の分岐ケーブルの数が多い場合には直方体形状などの矩形状である方が好ましい。
【0018】
また、クロージャ筐体2は、端末にコネクタを有する複数のケーブル同士を接続する箇所を収容するものであるため、端末にコネクタを装着したケーブル同士の接続部又は分岐部を機械的に保護することができる。
【0019】
(端面板3について)
クロージャ筐体2が、図示しない蝶番部を介して第1部材21と第2部材22とを閉じた状態では円筒状をなした際に、端面板3は、この円筒状の両方の開口を閉じるように配置される。この端面板3は、例えばPET、ABS樹脂製の材質からできている。この端面板3には、外部からケーブル4が挿通可能になるようにケーブル挿通孔5が1つ以上設けられている。例えば、ケーブル4の使用本数に適合させて、図1(b)および(c)においては1つのケーブル挿通孔5が、図1(a),図2(a)および(b)においては手前側の端面板3にケーブル挿通孔5が形成されている。そして端面板3には、ケーブル挿通孔5を中心に端面板3が分割できるように分割面が形成されている。この分割面はケーブル挿通孔5の中心を通過するように形成されており、互いに当接する端面部材3a同士の分割面にはフランジ部を備え、互いに対向配置したフランジ部の所定の位置に固定用ボルトを締めることにより円環状の端面板3を構成している。このため、予め端末にコネクタを備えたケーブル4をケーブル挿通孔5に配置できる構造としている。また、ケーブル挿通孔5とケーブル4との間には、防水パッキンなどを介すればより防水効果が向上する。
【0020】
(支持フレーム6について)
クロージャ筐体2は、その内部で且つ、第1部材21又は第2部材22のいずれかに固定された支持フレーム6を備えている。支持フレーム6は、例えばアルミニウム製の材質からできている。支持フレーム6には、ケーブル挿通孔5を挿通されたケーブル4を外側から固定するためのケーブル固定具7が形成されている。ケーブル固定具7は、例えばアルミニウム製の材質からできている。ケーブル固定具7はリング状部材を半割した構造からなっている。ケーブル4を挿通した後にこれら半割部材を向かい合わせて固定用ボルトで固定する構造になっている。通常、コネクタ付ケーブルはコネクタの部分の直径がケーブルの外径より大きいため、装着時はケーブル固定具7を分割する必要があるためである。
【0021】
このケーブル固定具7は、ケーブル4を装着した後においては、リング形状となるものであり、そのリング形状のケーブル固定具7は、その外側から円周方向外方から押し込みボルトを中心に向けて押し込み可能な構造となっている。このため、ケーブル固定具7にケーブル4を通した後、リング形状となったケーブル固定具7の外側から3本ないし4本の押し込みボルトをケーブル4の外周に押し当て、ケーブル4を支持フレーム側に固定することができる。
【0022】
また、支持フレーム6には、ケーブル4の端末に配置されたコネクタ8と電気的に接続させるための片側レセプタクル11を設置している。片側レセプタクル11はその適用するケーブルとの関係で、支持フレーム6の上に複数配置するものであってもよい。
【0023】
(レセプタクルについて)
レセプタクルはコネクタと対応した開口部を持ち、コネクタと嵌合結合可能な部品であり、後記した本発明の実施例では、コネクタ側がインサートピンを有するので、レセプタクル側にはインサートピン外径より僅かに小径の嵌合穴が形成されているがこれに限定するものではなく、コネクタとレセプタクルの嵌合のオス・メス関係は逆の構造であってもかまわない。嵌合穴には金属板を丸めてスリーブ形状にした端子が内蔵されている。スリーブ端子は背割り構造になっており、インサートピンが挿入されると背割り部分が広がり、スリーブの弾性変形によりピンを周囲から締め付ける力が作用して、電気的な結合が生じる。
【0024】
片側レセプタクル11は、コネクタとの結合は一面だけであり、もう一方の面には各嵌合穴のスリーブ端子と電線が例えばはんだ接合されている。
【0025】
両側レセプタクル9は両面に嵌合穴が設置された構造であり、内部でスリーブ端子間で然るべき結線が施されている。
【0026】
(コネクタ8について)
コネクタ8は丸型断面形であり、先端の最も太い部分で外径90mmである。本体部分の材質はアルミニウム合金である。端面部には、(説明図では省略してあるが)直径3mm、長さ15mmの接続用インサートピンが84本固定されている。コネクタ8の根元部分にはケーブル被覆をクランプ固定し、さらに隙間部分にゴム系のパッキンを挟んで、コネクタ8の内部への水の侵入を防止している。コネクタ8の内部では、インサートピンの延長部分とケーブル各芯線がはんだ固定されている。
【0027】
図1および図2では図示していないが、防水性能をさらに向上させる手段として、コネクタ8とレセプタクル9、11の結合部や、コネクタ8の根元部分に熱収縮型のチューブを装着して、防水機能を更に高めることもできる。なぜならば、コネクタ8自身は防水機能を有する場合でも防水パッキン等の劣化により侵水する可能性があるのがコネクタ8の2箇所だからである。
【0028】
(ケーブル4について)
本発明にいうコネクタ付ケーブルは、通信ケーブル、複合ケーブル、電力ケーブルのいずれであってもよい。このとき、使用されるケーブルはともにその規格は問わず、あらゆる絶縁ケーブルに適用可能である。
【0029】
また、内部に配置する絶縁電線(芯線)の本数については特に制限がなく多芯ケーブルを対象とするものである。その外側に使用する絶縁性のシースは、たとえば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ノンハロゲン難燃材などを使用することができる。
【0030】
(作用)
本発明のコネクタ付ケーブル用クロージャによれば、クロージャ筐体の内部に、ケーブルの外周を固定するためのケーブル固定具と、コネクタと電気的に接続するためのレセプタクルとを有する支持フレームを備えたものであるため、ケーブルに対し外側から生じた引張力は支持フレームに均等に分散されることから、引張力がコネクタとレセプタクルとの接続部に偏在せずに、コネクタとレセプタクルとの接続部における接続不良の発生を抑制することができる。またクロージャ筐体が端末にコネクタを有するケーブルを電気的に接続する箇所を収容するものであるため、端末にコネクタを装着したケーブル同士の接続部又は分岐部を機械的に保護することができる。
【0031】
また、本発明のコネクタ付ケーブル用クロージャによれば、ケーブルのうちの一方と接続するレセプタクルと、ケーブルのうちの他方と接続するレセプタクルとが、予め配線により電気的に接続されているため、端末にコネクタを装着したケーブルの分岐をコネクタを分解することなく実施することができるため、作業現場における作業性が極めて良好であり、コネクタとレセプタクルとの接続を行う簡易な方法により短時間でケーブルの分岐作業を完了することができる。
【実施例1】
【0032】
以下、本発明の実施例にかかるコネクタ付ケーブル用クロージャについて説明する。
【0033】
図1(b)に示すように、長手方向に半割りされた円筒型のクロージャ筐体2の外形寸法は、直径約300mm×長さ700mmであり、各部品の合わせ面、接合面にはゴム製の防水パッキンを装着して防水機能を確保している。例えば、半割りのクロージャ筐体の合わせ面には溝が形成され、溝内には円形断面の糸状のゴムパッキンが装着されている。端面板のケーブル挿通穴とケーブルの隙間にはリング状のゴムパッキンを装着して水密性を確保している。なお本パッキンはコネクタ取り付け時に予め装着する。ケーブルを挿通した端面板の外周部にもゴム製の防水テープを巻いて、筐体を閉じた際に筐体両端部内面との水密性を確保している。
【0034】
また、本図に示したケーブル4は42対の信号用ケーブルであり、そのシースの外径は60mmであった。ケーブル4は電磁遮蔽用のコルゲートアルミシース内に42対のペア線を内蔵した構造であり、抗張力線は有しないものを使用した。そしてケーブル4の端末部分には、外径90mmの丸型のコネクタ8が装着されていた。
【0035】
クロージャ筐体2の内部には、厚さ3.0mmのアルミニウム製の支持フレーム6が装着されており、その中央部には両側にコネクタ機能を有する両側レセプタクル9が、支持フレーム6の両端付近にはケーブル4を固定するためのケーブル固定具7を設置固定しておく。つまり、両側レセプタクル9とケーブル固定具7とが共通の1つの支持フレーム6の上に設置固定されている。
【0036】
端面板3を分解してケーブル挿通孔5にケーブル4を挟み込み、この状態で再び円環状の端面板3を形成した。
【0037】
この両側レセプタクル9は、両面にコネクタ8側のプラグのピンと嵌合するレセプタクルを備えたものを用い、両側レセプタクル9とコネクタとを嵌合した。
【0038】
ケーブル固定具7は組み立て後ではリング形状であるが、左右2分割可能な構造のものを用い、ケーブル固定具7にケーブル4を通した後、リング状のケーブル固定具7の外側から3本ないし4本の押し込みボルトをケーブル4の外周に押し当てた。これにより、ケーブル4の長手方向に関する動きを抑制することができ、それにより、両側レセプタクル9とコネクタ8との嵌合接続に引張り力等の外力が印加されるのを抑制することができた。
【実施例2】
【0039】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
【0040】
図2(a)、(b)に示すように、本発明の第2の実施例は、コネクタ付ケーブルをクロージャ筐体2の内部で2つに分岐するタイプのコネクタ付ケーブル用クロージャを対象としたものである。半割り円筒型のスリーブの外形寸法は、実施例1と同様である。本図に示したケーブル4としては32対の信号用ケーブルであり、そのシース外径は60mmである。このケーブル4は電磁遮蔽用のコルゲートアルミシース内に42対のペア線を内蔵した構造であり、抗張力線は有しないものを使用した。ケーブル4の端末部には、外径90mmの丸型のコネクタ8が装着されている。一方、ケーブル4に比して細い分岐ケーブル10はシース外径38mmの10対のペア線を内蔵した信号用ケーブルであり、外径70mmの丸型コネクタが装着されている。クロージャ筐体2の中には厚さ3.0mmのアルミニウム製の支持フレーム6が装着されており、その中央付近に3個の片面にコネクタ8との接続機能を有する片側レセプタクル11が、支持フレーム6の両端付近には3個のケーブル固定具7が設置固定されている。つまり、共通の1つの支持フレーム6の上に3個の片側レセプタクル11と、3個のケーブル固定具7が設置固定されている。
【0041】
この片側レセプタクル11は、32対のケーブル4側にはそれに嵌合する64穴の片側レセプタクル11が1個、10対ケーブル側には20穴の片側レセプタクル11が2個設置されている。
【0042】
これら3個の片側レセプタクル11の間隔には、片側レセプタクル11同士を電気的に繋ぐのに必要な配線12が予め施されている。従って、3個の片側レセプタクル11にコネクタ8を夫々嵌合接続すれば必要な芯線分岐が完了する。その他の構成は実施例1と同様である。
【0043】
実施例2の構造によっても、実施例1の場合と同様に、ケーブル4の長手方向に関する動きを抑制することができ、それにより、片側レセプタクル11とコネクタ8との嵌合接続に引張り力等の外力が印加されるのを抑制することができた。
【符号の説明】
【0044】
1 コネクタ付ケーブル用クロージャ
2 クロージャ筐体
3 端面板
4 ケーブル
5 ケーブル挿通孔
6 支持フレーム
7 ケーブル固定具
8 コネクタ
9 両側レセプタクル
10 分岐ケーブル
11 片側レセプタクル
12 配線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末にコネクタを有するケーブルを電気的に接続する箇所を収容するためのクロージャ筐体を有するコネクタ付ケーブル用クロージャであって、
前記クロージャ筐体の内部に、前記ケーブルの外周を固定するためのケーブル固定具と、前記コネクタと電気的に接続するためのレセプタクルとを有する支持フレームを備えたことを特徴とするコネクタ付ケーブル用クロージャ。
【請求項2】
端末にコネクタを有する複数のケーブルを電気的に接続する箇所を収容するためのクロージャ筐体を有するコネクタ付ケーブル用クロージャであって、
前記クロージャ筐体の内部に、前記ケーブルの外周を固定するためのケーブル固定具と、前記コネクタと電気的に接続するための複数のレセプタクルとを有する支持フレームを備え、
前記ケーブルのうちの一方と接続する前記レセプタクルと、前記ケーブルのうちの他方と接続する前記レセプタクルとが、配線により電気的に接続されていることを特徴とするコネクタ付ケーブル用クロージャ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のコネクタ付ケーブル用クロージャにおいて、
前記ケーブルを外部から挿通させるためのケーブル挿通孔を有する端面板を備え、該端面板は、前記ケーブル挿通孔を通過するように形成された分割面を備えたことを特徴とするコネクタ付ケーブル用クロージャ。
【請求項4】
請求項1乃至3に記載のコネクタ付ケーブル用クロージャにおいて、
前記ケーブル固定具はリング状部材を半割した構造であることを特徴とするコネクタ付ケーブル用クロージャ。

【図1】
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【図2】
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