説明

コモンモードチョークコイルのリードフレーム及びそれを用いた巻線方法

【目的】 2回路4端子のチップインダクタのコモンモードチョークコイルを作製する。
【構成】 リードフレームのリード端子3に溶接用端子31,32と溶接箇所71,72を設け、リードフレーム1にリード端子3と対向するリード端子4に巻線用端子41,42及び溶接用43,44を設け、巻線用端子41,42には巻線をはちまき状に巻く係止部51,52を設け、巻線用端子41,42には溶接箇所73,74を設け、リード端子3,4には突起部16を設けて磁気コアをセットしリード端子3を切り落とし、リードフレーム1を前進後退に搖動させて、フライヤ巻線機のノズルを回転させて巻線を磁気コアに巻線し、各々の溶接用端子の溶接箇所71,72,73,74で巻線を溶接して、リード端子3,4の溶接用端子31,32,43,44の所定箇所から切り落として2回路4端子のコモンモードチョークコイルをつくる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フライヤ巻線機を使用する際、電子部品の面実装タイプのコモンモドチョークコイルに使用するリードフレーム及びコモンモードチョークコイルの巻線方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】面実装タイプの電子部品にフライヤ巻線機で巻線する場合、巻線は1回路で2端子しかとれないL素子またはZ素子に限られていた。例えば、寸法が2.5mm×2.0mm×1.8mmの前記面実装タイプのインダクタは、線径φ30μmの線材を使用し、前記Z素子は、寸法が5.6mm×5.0mm×5.0mmであり、線径φ0.15mm程度の線材を使用し、コの字形磁気コアにI形の磁気コアをかぶせ、閉磁路を構成している。図7に示すように、磁性コア12にフライヤ巻線機で、巻線13を施し、リードフレームのリード端子15と突起部16は折り曲げられ、リード端子15の突起部16に磁気コア12が装着された状態でモールド樹脂7で固定される。
【0003】従来の1回路1次巻線の2端子しかとれないL素子またはZ素子の巻線にはリードフレームとして、図8(a)に示す斜連鎖のリードフレーム1を用いていた。斜連鎖のリードフレーム1は、横並びのリードフレームを改善したもので、リード端子が傾斜並びになっていて、渡り線が短く、あつかいやすくなっていて、突起部を有するリード端子が単純な形状になり、渡り線のカットが容易で作業効率がよい。
【0004】図8(b)は、従来のインダクタの巻線方法を示す平面図である。すなわち、フライヤ巻線機9には長さ12mm程度、径がφ1.2mmのノズル10が設けてある。前記ノズル10には、径φ30μmの巻線13を通す穴がセンターに貫通する。巻線13は、ノズルの穴を通り供拾されている。
【0005】図8(c)に示すように、傾斜配列されたリード端子15は、突起部16を有して、リードフレーム1の対向する一対のリード端子15間に磁気コア12をセットして固定する。固定した磁気コアを介在したまま、リードフレームの片方のリード端子15の根元をカットして、フライヤ巻線機のノズルが磁気コアの周囲を回転して、線材をノズルから放出し巻線する。
【0006】図8(b)のように、ノズル10は、ノズル10Cの位置からノズル10Bの位置に回転して巻線する。ノズル10は、フライヤ巻線機のセンターからリードフレームのリード端子のピッチ分だけずれていて、巻線する。ノズル10Aは、巻き初めの磁気コアから3番目の磁気コアを巻線しているところを示している。渡り線は、磁気コアを巻線して磁気コアから次の磁気コアに巻線が斜めに走っている線をいい、無用の巻線でこの渡り線は余分であるので、溶接してからカットする。
【0007】従来のリードフレーム形状では、巻線は1回路2端子しかとれず、従って、L素子またはZ素子しか製作できない欠点があった。製品の種類を増すために、コモンモードチョークコイル(2回路)を製作することが好ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のリードフレーム形状では、2回路4端子の巻線を巻けない欠点があるために、面実装タイプのインダクタとしてL素子(1回路1次巻線のみ)、Z素子及びコモンモードチョークコイル(2回路)とがあるが、現在のリードフレーム形状ではコモンモードチョークコイルを作れない課題があった。これらの課題を解決するために、リードフレームのリード端子の形状とフライヤ巻線機のフレームの送り方向を変えることで、フライヤ巻線機で2回路2次巻線4端子のチップインダクタのコモンモードチョークコイルを作製することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、■フライヤ巻線機9にリードフレーム1を用いて、リード端子15の突起部16にコ字形の磁気コア12を接着固定して、磁気コア12に巻線する際、フライヤ巻線機9のノズル10から巻線を放出し、磁気コア12に巻線13を施すコモンモードチョークコイルの巻線用のリードフレームにおいて、巻線用リードフレーム1にコの字形磁気コア12を接着固定する互いに対向する一対のリード端子3,4を設け、一方のリード端子3はフレームから突き出た略T字形の形状を形成し、その先端からフレームの根元に向かって中心から矩形で切り抜かれ、一対の溶接用端子31,32を形成し、磁気コアを固定する2個の突起部16を有し、他方のリード端子4は先端部が山字形の形状を形成し、山字形の中心の端子は前記一方のリード端子3と対向して同形であり、一対の溶接用端子43,44を形成、前記溶接用端子43,44の両側に巻線用端子41,42を形成し、前記溶接用端子43,44には対向する溶接用端子31,32と同様に磁気コアを固定する突起部16を有し、前記巻線用端子41,42には巻線係止部51,52を有することを特徴とするコモンモードチョークコイルのリードフレームであり、■コモンモードチョークコイルの請求項1記載のリードフレームを用いたフライヤ巻線機を使用する巻線方法であって、前記リードフレーム1のリード端子3,4の一対の溶接用端子31,32と、対向する他の一対の溶接用端子43,44のギャップに磁気コア12をまたがせて、対向する一対の突起部16を介して固定し、前記山字形のリード端子4側のフレームを切り落として、フライヤ巻線機9を使用し、フライヤ巻線機のノズル10の先端の穴から巻線13を放出し、フライヤ巻線機の中心を主軸に回転させ、偏芯しているノズル10を同様回転させて、脚部を除く磁気コアに所定の回数だけ1次巻線を施し、リード端子4の一対の巻線用端子41,42の係止部51,52に1次巻線の端末を引っかけて、巻線13をはちまき状に巻き、続けて前記巻線13により磁気コア12に所定の回数2次巻線を施した後に、リード端子3,4の溶接用端子31,32,43,44に巻線を溶接して、不要部の巻線とリードフレーム1の前記山字形リード端子の巻線用端子部を切断して、4端子の巻線を形成したことを特徴とするコモンモードチョークコイルのリードフレームを用いた巻線方法であり、■コアにフライヤ巻線機を用いて巻線を施すのに、対向するフレームと前記コアを間に固定するための該フレームより各々突出したリード端子を持つリードフレームを使用するコモンモードチョークコイルを製造する方法であって、前記リードフレームの前記リード端子間に前記コアを固定後、一方のリード端子側のフレームを除去し、次いで連続する導線でフライヤ巻線機を用いて該コアに所定回数の1次巻線を施し、その1次巻線の終端部の導線を1次巻線開始側と反対側のリード端子部に係止し、更に該コアに所定回数の2次巻線を施し、4端子とするのに前記リード端子部に係止した導線部を切断することを特徴とするコモンモードチョークコイルの製造方法である。
【0010】
【作用】従来のフライヤ巻線機では、巻線を巻き初めて巻き終わりまで1回路2端子のチップインダクタしか作製できなかったが、図1に示すように、チップインダクタに使用するリードフレーム1において、2回路4端子のコモンモードチョークコイルを製作するため磁気コア2をリードフレーム1の互いに対向する一対のリード端子3,4を設け、リード端子3は、リードフレームから突き出た平板の略T字形をなし、その先端からリードフレーム1の根元に向かって中心から矩形で切り抜かれて、一対の溶接用端子31、32を形成し、磁気コアをセット固定する各々の一対の突起部16を有し、一方リード端子4の先端部は、山字形になってリードフレームにつながっている。山字形の平板は、リード端子3の溶接用端子31、32はリード端子4の溶接用端子43,44と全く同形で、互いに対向しており、前記溶接用端子43,44の両側に巻線用端子41,42を形成し、溶接用端子43,44には各々1個の突起部16を有し、対向する一対のリード端子3,4の溶接用端子31,32,43,44に対向する一対の突起部16があり、前記突起部16に磁気コア2を接着固定する。リードフレームは、リード端子3の根元を切断してフライヤ巻線機9で磁気コアに巻線し、巻線の巻き終わりを凹部51から凹部52をはちまき状に巻き回し、リードフレーム1を前後に揺動させて、1回路の巻線とは逆の方向から2回路の巻線を完成する。巻線し終わると、溶接用端子31,32,43,44のリード線の溶接箇所からリード端子3,4と細くなっている根元の5mm程度を残して切り落とす2回路4端子のチップインダクタが容易にできあがる。
【0011】
【実施例】図1は、リードフレームに磁気コアをセットし、フライヤ巻線機で巻線を施す状態を説明する説明図。図2は、リードフレームのリード端子と磁気コアと1回路巻線の正面部分断面図。図3は、リードフレームのリード端子と磁気コアと2回路巻線の正面部分断面図。図4は、本発明の巻線方法によって完成したコモンモードチョークコイルの回線図。図5は、本発明の巻線方法によって完成したコモンモードチョークコイルの斜視図。図6は、本発明のコモンモードチョークコイル用リードフレームの平面図。
【0012】図1は、本発明のリードフレームに磁気コアを装着して巻線を施していることを示す。リードフレームにはリン青銅材等からなる0.1〜0.2mmの薄板を使用し、前記薄板をプレスで打ち抜いてリードフレームを製作する。図1に、リードフレーム1、磁気コア2、リード端子3,4、溶接用端子31,32,43,44、巻線用端子41,42、係止部51,52、巻線を溶接する溶接箇所71,72,73,74を示す。本発明のコモンモードチョークコイル用のリードフレーム1は、図6に示すように、リードフレーム1、リード端子3,4からなる打ち抜きの平板である。リード端子3とリード端子4とは切り離されて、そのリード端子3とリード端子4のギャップ間に磁気コア2をまたがせるようにセット固定し、巻線する場合にはリード端子3の根元を磁気コア2を介在したまま切断してしまう。リードフレームには、リード端子3,4とが多連に横並びになっているので、リード端子3とリード端子4とのギャップには磁気コアがそれぞれセット固定されていて、フライヤ巻線機で磁気コアに1個1個巻線されてゆく。フライヤ巻線機は、図8の説明でも述べたように、径がφ1.2mmの長さ12mmのフライヤ巻線機のノズル10を具備し、ノズル10のセンタに穴が貫通している。寸法2.5mm×2.0mm×1.8mmのインダクタの場合は、線径φ30μmの巻線を使用し、コモンモードチョークコイルの場合、線径φ0.1mmの巻線を使用し、リードフレームのリード端子3,4にセットされた磁気コアに1回路の1次巻線を図2にように施す。すなわち、リードフレームのリード端子3,4に磁気コア2を突起部16を介してセットし、フライヤ巻線機のノズルの回転により磁気コア2に巻線する。巻線13を磁気コア2に巻き回すためには、磁気コア2が矢印8の方向へ動き、巻線は巻線13の矢印方向へ巻き回す。図3に示すように、図2のリードフレームのリード端子3,4に磁気コア2を突起部16を介してセットしたままの状態で折り返し、フライヤ巻線機は、ノズルの回転により磁気コア2に巻線13し、1回路の1次巻線の巻き終わりが方向転換して、リード端子3,4は、矢印8の方向へ移動し、巻線は1次巻線の逆方向に巻き回し、2次巻線を完了する。
【0013】リードフレームに磁気コア2がセット固定されると、リードフレームのリード端子3の根元がプレスで切断されてフレームが切り落とされる。
【0014】フレームが切り落とされて、略T字形のリード端子3が残る。フレームが切り落とされた状態で、フライヤ巻線機9のノズル10は、切り落しのあったリード端子3の近傍から移動し、リード端子3の溶接用端子31の溶接箇所71を通過する。通過の際に溶接箇所71で巻線13は溶接される。ノズル10は、磁気コア2を所定の巻線ピッチに合う速度で移動し、巻線を施し、1次巻線を完了する。1次巻線を完了した後、ノズル10は、リード端子4の溶接用端子44の溶接箇所73を通過して、巻線が溶接箇所73で溶接され、リード端子4の溶接用端子44に形成された係止凹部51に巻線を引っかけて、はちまき状にリード端子4の巻線用端子41,42,及び溶接用端子43,44と巻線を巻き回す。更に、巻線用端子42の係止凹部52を通り、リード端子4の溶接用端子43の溶接箇所74を通過して、巻線を溶接箇所74で溶接して、1次巻線の逆方向にリードフレームが移動して、磁気コア2に巻線を所定のピッチ間隔で巻き回して、2次巻線が完了する。巻線は、リード端子3の溶接用端子32の溶接箇所72を通過して、溶接用端子32の溶接箇所72で溶接されて、4端子が形成される。4端子の巻線は、巻き初めと巻き終わりでたすきがけ状に交差して、いずれもリード端子3,4は不要部分が切り落とされて、コモンモードチョークコイルの作製は完了する。
【0015】図4は、本発明のフライヤ巻線機の2回路2次巻線を施した4端子のコモンモードチョークコイルの回路図である。
【0016】図5は、本発明のリードフレーム及びそれを用いたフライヤ巻線機使用の2回路2次巻線を施した4端子のコモンモードチョークコイルの斜視図であり、磁気コア12にフライヤ巻線機で巻線13を1回路1次巻線、2回路2次巻線を施したチップインダクタ素子で、磁気コアを一対の突起部16に固定し、モールド樹脂7でモールドし、磁気コアの両端から突出したリード端子15及び突起部16を折り曲げたコモンモードチョークコイルである。
【0017】なお、ドラムコアについても上記のリードフレームを使用し、同様な方法でフライヤ巻線機で巻線することができる。
【0018】
【発明の効果】フライヤ巻線機を使用し、1次巻線、2次巻線を施し、2回路4端子のコモンモードチョークコイルを製作でき、巻線型のチップコイルにおいてインダクタ、Z素子、コモンモードチョークコイルが、フライヤ巻線機で製作することができ、自動巻線できるようになった。すなわち、2回路のものも連続巻線できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リードフレームに磁気コアをセットし、フライヤ巻線機で巻線を施す状態を説明する説明図。
【図2】リードフレームのリード端子と磁気コアと1回路巻線の正面部分断面図。
【図3】リードフレームのリード端子と磁気コアと2回路巻線の正面部分断面図。
【図4】本発明の巻線方法によって完成したコモンモードチョークコイルの回路図。
【図5】本発明の巻線方法によって完成したコモンモードチョークコイルの斜視図。
【図6】本発明のコモンモードチョークコイル用リードフレームの平面図。
【図7】従来のインダクタの斜視図。
【図8】従来の斜連鎖のリードフレームとフライヤ巻線機と巻線方法を示す説明図。(a)は、従来のリードフレームの平面図。(b)は、従来の斜連鎖のリードフレームとフライヤ巻線機と巻線方法を示す平面図。(c)は、リード端子にセットされた磁気コアの平面断面図。
【符号の説明】
1 リードフレーム
2,12 磁気コア
3,4,15 リード端子
7 樹脂
8 矢印
9 フライヤ巻線機
10 ノズル
10A,10B,10C (巻線している位置を示す)ノズル
11 斜連鎖のリードフレーム
13 巻線
14 巻線端末
16 突起部
17 打ち抜き部
18 I形磁気コア
19 孔
20 小孔
21 切断箇所
31,32,43,44 溶接用端子
41,42 巻線用端子
51,52 係止部
71,72,73,74 溶接箇所

【特許請求の範囲】
【請求項1】 フライヤ巻線機(9)にリードフレーム(1)を用いて、リード端子(15)の突起部(16)にコの字形の磁気コア(12)を接着固定して磁気コア(12)に巻線する際、フライヤ巻線機9で磁気コア(12)に巻線(13)を施すコモンモードチョークコイルの巻線用のリードフレームにおいて、巻線用リードフレーム(1)にコの字形の磁気コア(12)を接着固定する互いに対向する一対のリード端子(3、4)を設け、一方のリード端子(3)はフレームから突き出た略T字形の形状を形成し、その先端からフレームの根元に向かって中心から矩形で切り抜かれ、一対の溶接用端子(31,32)を形成し、磁気コアを固定する2個の突起部(16)を有し、他方のリード端子(4)は、先端部が山字形の形状を形成し、山字形の中心の端子は前記一方のリード端子(3)と対向して同形であり、一対の溶接用端子(43,44)を形成し、前記溶接用端子(43,44)の両側に巻線用端子(41,42)を形成し、前記溶接用端子(43,44)には対向する溶接用端子(31,32)と同様に磁気コアを固定する突起部(16)を有し、前記巻線用端子(41,42)には巻線係止部(51、52)を有することを特徴とするコモンモードチョークコイルのリードフレーム。
【請求項2】 コモンモードチョークコイルの請求項1記載のリードフレームを用いたフライヤ巻線機を使用する巻線方法であって、前記リードフレーム(1)のリード端子(3,4)の一対の溶接用端子(31、32)と、対向する他の一対の溶接用端子(43,44)のギャップに磁気コア2をまたがせて、対向する一対の突起部(16)を介して固定し、前記山字形のリード端子(4)側のフレームを切り落として、フライヤ巻線機(9)を使用し、フライヤ巻線機のノズル(10)の先端の穴から巻線(13)を放出し、フライヤ巻線機の中心を主軸に回転させ、偏芯しているノズル(10)を同様回転させて脚部を除く磁気コアに所定の回数だけ1次巻線を施し、リード端子(4)の一対の巻線用端子(41,42)の係止部(51,52)に1次巻線の端末を引っかけて、巻線(13)をはちまき状に巻き、続けて前記巻線(13)により磁気コア(12)に所定の回数2次巻線を施した後に、リード端子(3,4)の溶接用端子(31,32,43,44)に巻線を溶接して、不要部の巻線とリードレーム(1)の前記山字形リード端子の巻線用端子部を切断して、4端子の巻線を形成したことを特徴とするコモンモードチョークコイルのリードフレームを用いた巻線方法。
【請求項3】 コアにフライヤ巻線機を用いて巻線を施すのに、対向するフレームと前記コアを間に固定するための該フレームより各々突出したリード端子を持つリードフレームを使用するコモンモードチョークコイルを製造する方法であって、前記リードフレームの前記リード端子間に前記コアを固定後、一方のリード端子側のフレームを除去し、次で連続する導線でフライヤ巻線機を用いて該コアに所定回数の1次巻線を施し、その1次巻線の終端部の導線を1次巻線開始側と反対側のリード端子部に係止し、更に該コアに所定回数の2次巻線を施し、4端子とするのに前記リード端子部に係止した導線部を切断することを特徴とするコモンモードチョークコイルの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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