説明

コンテンツデータ伝送システム及びコンテンツデータ伝送方法

【課題】電源のオンオフに連動してコンテンツ再生装置及び出力装置の電源制御をすることができるシステムを提供する。
【解決手段】データ入出力部を備える第1の装置と、複数のデータ入出力部を備え、当該複数のデータ入出力部のうち1のデータ入出力部が第1の装置の前記データ入出力部と接続する第2の装置と、他のデータ入出力部と接続するデータ入出力部を備える第3の装置とからなるシステムにおいて、第1の装置は、電源のオンオフを切換える第1の電源スイッチ部と、電源のオンオフの切換えに連動して第2装置の電源を切換える要求をするよう制御する第1の装置制御部とを備え、第2の装置は、第1の装置からの電源を切換える要求に応じて電源のオンオフを切換える第2の電源スイッチ部と、第1の装置の電源のオンオフの切換えに連動して第3の装置の電源を切換える要求をするよう制御する第2の装置制御部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ再生装置(例えば、ディスクプレーヤ)やコンテンツ出力装置(例えば、アンプ)、コンテンツ表示装置(例えば、モニター)等との間でオーディオデータやビデオデータ等のコンテンツデータを伝送するコンテンツデータ伝送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、DVD(Digital Versatile Disc)やBD(Blu-ray Disc)等の記録媒体に記録された、或いは、ネットワークを介してサーバ等からダウンロードされたコンテンツデータ(ビデオデータ、オーディオデータ等)を再生するコンテンツ再生装置(例えば、ディスクプレーヤ)と、コンテンツ再生装置により再生され出力されたデジタルデータを受信し、コンテンツ再生装置により再生され出力されたデジタルデータのオーディオデータを増幅してスピーカに出力するコンテンツ出力装置(例えば、アンプ)と、コンテンツ再生装置により再生され出力されたデジタルデータのビデオデータを表示するコンテンツ表示装置(例えば、モニタやテレビ)とを備えるシステムがある。
【0003】
近年、このシステムにおいて、コンテンツ再生装置からコンテンツ出力装置及びコンテンツ表示装置へのコンテンツデータの伝送には、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394インターフェースやHDMI(High-Definition Multimedia Interface)などのデジタルインターフェースが用いられ、コンテンツ再生装置により再生されたオーディオデータを高品質のデジタルデータでコンテンツ出力装置へ伝送し、また、コンテンツ再生装置により再生されたビデオデータを高品質のデジタルデータでコンテンツ表示装置へ伝送することができるシステムが知られている。
【0004】
前述したようなコンテンツ再生装置、コンテンツ出力装置及びコンテンツ表示装置を備えるシステムにおいては、それぞれの装置間でコンテンツデータを伝送するために、例えば、2つの装置に対してHDMIインターフェースのデータ伝送を行うためのデータ入出力部を2つ備え、一方のデータ入出力部をHDMIケーブルによって第1の装置と接続し、他方のデータ入出力部をHDMIケーブルによって第2の装置と接続することによって、それぞれの装置間でHDMIインターフェースのデータ伝送を行うことができるシステムが特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−49820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
2つの装置間をHDMIケーブルによって接続した場合は、HDMIインターフェース機能のCEC(Consumer Electronics Control)を利用することによって、例えば、一方の装置の電源のオンオフに連動して他方の装置の電源を自動的にオンオフさせる電源連動機能を用いることができるシステムがある。これは、一方の装置の電源がスタンバイ状態からオン状態になると、HDMIインターフェースのCEC機能を利用して他方の装置に電源オンを要求するコマンドを送信し、他方の装置がこのコマンドを受信することによって電源を自動的にオン状態になり、また、一方の装置の電源がオン状態からスタンバイ状態になると、HDMIインターフェースのCEC機能を利用して他方の装置に電源のスタンバイ状態を要求するコマンドを送信し、他方の装置がこのコマンドを受信することによって電源を自動的にスタンバイ状態になる機能である。
【0007】
前述したような電源連動機能は、2つの装置間をHDMIケーブルで接続した場合に、一方の装置をオンオフすることによって一方の装置から他方の装置に電源のオンオフを要求するコマンドを送信する構成であるため、例えば、オーディオデータを送信するHDMIケーブル接続端子とビデオデータを送信するHDMIケーブル接続端子の2つのHDMIケーブル接続端子を備えるコンテンツ再生装置を用いる場合、当該コンテンツ再生装置のオーディオデータ送信用のHDMIケーブル接続端子にコンテンツ出力装置をHDMIケーブルによって接続すると共に当該コンテンツ再生装置のビデオデータ送信用のHDMIケーブル接続端子にコンテンツ表示装置をHDMIケーブルによって接続したシステム構成の場合、コンテンツ再生装置は、コンテンツ出力装置及びコンテンツ表示装置とそれぞれHDMIケーブルによって直接接続されるため、HDMIインターフェースのCEC機能の電源連動機能を用いることによって、コンテンツ再生装置の電源のオンオフに連動させてコンテンツ出力装置及びコンテンツ表示装置の電源を自動的にオンオフさせることができる。しかし、前述したシステム構成において、コンテンツ表示装置は、コンテンツ再生装置とHDMIケーブルによって直接接続されているがコンテンツ出力装置とは直接HDMIケーブルで接続されていないため、コンテンツ表示装置の電源をオンオフさせても、このコンテンツ表示装置の電源のオンオフに連動させてコンテンツ出力装置の電源を自動的にオンオフさせることができない。
【0008】
このように、2つのHDMIケーブルを接続可能な2つのHDMIケーブル接続端子を備えたコンテンツ再生装置にコンテンツ出力装置とコンテンツ表示装置を2つのHDMIケーブルによってそれぞれ接続し、コンテンツ再生装置によって再生したオーディオデータをHDMIケーブルによってコンテンツ出力装置に送信し、コンテンツ再生装置によって再生したビデオデータをHDMIケーブルによってコンテンツ表示装置に送信するシステム構成の場合、コンテンツ表示装置の電源のオンオフに連動させてコンテンツ再生装置とコンテンツ出力装置の双方の電源制御をすることができない問題があった。
【0009】
本願発明は、コンテンツ再生装置に複数のデジタルインターフェース入出力部を備え、一方のデジタルインターフェース入出力部からコンテンツ出力装置にオーディオデータを伝送し、他方のデジタルインターフェース入出力部からコンテンツ表示装置にビデオデータを伝送するシステムにおいて、コンテンツ表示装置の電源のオンオフに連動してコンテンツ再生装置及びコンテンツ出力装置の電源制御をすることができるシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明は、コンテンツデータを伝送するデータ入出力部を備える第1の装置と、コンテンツデータを伝送する複数のデータ入出力部を備え、当該複数のデータ入出力部のうち1のデータ入出力部がマルチメティアデータ伝送ケーブルを介して前記第1の装置の前記データ入出力部と接続する第2の装置と、前記第2の装置の前記複数のデータ入出力部のうち他のデータ入出力部とマルチメティアデータ伝送ケーブルを介して接続しコンテンツデータを伝送するデータ入出力部を備える第3の装置とからなるコンテンツデータ伝送システムにおいて、前記第1の装置は、操作により前記第1の装置の電源のオンオフを切換える第1の電源スイッチ部と、前記第1の装置の電源のオンオフの切換えに連動して前記第2装置の電源を切換える要求をするよう制御する第1の装置制御部とを備え、前記第2の装置は、前記第1の装置からの電源を切換える要求に応じて前記第2の装置の電源のオンオフを切換える第2の電源スイッチ部と、前記第1の装置の電源のオンオフの切換えに連動して前記第3の装置の電源を切換える要求をするよう制御する第2の装置制御部とを備え、前記第3の装置は、前記第2の装置からの電源を切換える要求に応じて前記第3の装置の電源のオンオフを切換える第3の電源スイッチ部とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、本願発明は、コンテンツデータを伝送するデータ入出力部を備える第1の装置と、コンテンツデータを伝送する複数のデータ入出力部を備え、当該複数のデータ入出力部のうち1のデータ入出力部がマルチメティアデータ伝送ケーブルを介して前記第1の装置の前記データ入出力部と接続する第2の装置と、前記第2の装置の前記複数のデータ入出力部のうち他のデータ入出力部とマルチメティアデータ伝送ケーブルを介して接続しコンテンツデータを伝送するデータ入出力部を備える第3の装置とからなるコンテンツデータ伝送方法において、前記第1の装置は、操作により前記第1の装置の電源のオンオフを切換えるステップと、前記第1の装置の電源のオンオフの切換えに連動して前記第2装置の電源を切換える要求をするよう制御するステップとを備え、前記第2の装置は、前記第1の装置からの電源を切換える要求に応じて前記第2の装置の電源のオンオフを切換えるステップと、前記第1の装置の電源のオンオフの切換えに連動して前記第3の装置の電源を切換える要求をするよう制御するステップとを備え、前記第3の装置は、前記第2の装置からの電源を切換える要求に応じて前記第3の装置の電源のオンオフを切換えるステップとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本願発明によれば、コンテンツ再生装置に複数のデジタルインターフェース入出力部を備え、一方のデジタルインターフェース入出力部からコンテンツ出力装置にオーディオデータを伝送し、他方のデジタルインターフェース入出力部からコンテンツ表示装置にビデオデータを伝送するシステムにおいて、コンテンツ表示装置の電源のオンオフに連動してコンテンツ再生装置及びコンテンツ出力装置の電源制御をすることができるシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本願発明のコンテンツデータ伝送システムの一実施形態の概略構成を示す図である。
【図2】本実施例のコンテンツデータ伝送システム100において、コンテンツ表示装置500の電源をスタンバイ状態からオン状態に切換えた場合に、当該コンテンツ表示装置500の電源の切換えに連動してコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態からオン状態に自動的に切換える処理を説明する図。
【図3】本実施例のコンテンツデータ伝送システム100において、コンテンツ表示装置500の電源をオン状態からスタンバイ状態に切換えた場合に、当該コンテンツ表示装置500の電源の切換えに連動してコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源をオン状態からスタンバイ状態に自動的に切換える処理を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、本願発明のコンテンツデータ伝送システムの一実施形態の概略構成を示す図である。
図1に示すように、コンテンツデータ伝送システム100は、コンテンツ再生装置200、コンテンツ出力装置300及びコンテンツ表示装置500によって構成されている。
【0015】
コンテンツ再生装置200は、例えば、DVDプレーヤBDプレーヤなどのディスクプレーヤや、半導体メモリに記憶されたコンテンツデータを再生するメモリプレーヤや、ネットワーク接続し、ネットワークを介してサーバ等からデジタルデータをダウンロードするネットワークプレーヤなどである。コンテンツ再生装置200は、ディスク等の記録媒体から再生したビデオデータやオーディオデータ、或いは、ネットワークを介して取得したビデオデータやオーディオデータに対しデコード等の信号処理を施し、デジタルデータとして出力する。
【0016】
また、コンテンツ出力装置300は、例えば、AV(Audio Visual)アンプ、AVレシーバ、ネットワークレシーバなどである。コンテンツ出力装置300は、コンテンツ出力装置300にコード等で直接接続された外部装置やネットワークを介して入力するオーディオデータに、オーディオ信号を増幅したり、サラウンドのための信号処理を施し出力する。
【0017】
また、コンテンツ表示装置500は、例えば、テレビ、モニター、プロジェクター等である。コンテンツ表示装置500は、入力したビデオデータを表示可能なビデオ信号に変換する信号処理等を施し表示する。
【0018】
なお、コンテンツデータは、ビデオデータ、オーディオデータ、コンピュータプログラムなどのデータである。本実施例においては、コンテンツデータをビデオデータとオーディオデータとして説明する。
【0019】
本実施例のコンテンツデータ伝送システム100において、コンテンツ再生装置200とコンテンツ出力装置300及びコンテンツ再生装置200とコンテンツ表示装置500は、それぞれマルチメディアデータ伝送ケーブル400により接続されている。本実施例においては、このコンテンツデータを伝送するマルチメディア伝送ケーブル400としてHDMIケーブル400を用いる。コンテンツ再生装置200のデータ入出力部、コンテンツ出力装置300のデータ入出力部及びコンテンツ表示装置のデータ入出力部は、それぞれHDMIに対応したインターフェース機能を有し、HDMIケーブル400を使用することにより、それぞれの装置間の機器認証やデータ転送の保護を行えると共に、オーディオデータやビデオデータを1本のケーブルにより伝送することができる。
【0020】
次に、本実施例のコンテンツ再生装置、コンテンツ出力装置及びコンテンツ表示装置の構成について説明する。なお、本実施例においては、装置の電源がオフの状態をスタンバイ状態として説明する。
先ず、コンテンツ再生装置200について説明する。
【0021】
コンテンツ再生装置200は、コンテンツ発生部240、再生装置信号処理部250、データ入出力部260、再生装置制御部270、データ入出力部280及び電源スイッチ部290を備える。
【0022】
コンテンツ発生部240は、ディスクに記録されているコンテンツデータや半導体メモリに記憶されているコンテンツデータを読み出し、後段の再生装置信号処理部250に出力する。また、コンテンツ発生部240は、ネットワーク接続部(図示せず)を備え、ネットワークを介してサーバ等に記録されているコンテンツデータをダウンロードしたり、ストリーミングすることによりコンテンツデータを取得し、そのコンテンツデータを後段の再生装置信号処理部250に出力する。
【0023】
再生装置信号処理部250は、コンテンツ発生部240から入力したコンテンツデータに、デコード処理や様々な信号処理を施す。例えば、オーディオデータやビデオデータに対してデコード処理を施したり、オーディオデータについてマルチチャンネル処理を施したり、ビデオデータについて3D変換等の処理を施したりする。
【0024】
データ入出力部260は、再生装置信号処理部250から出力されたコンテンツデータの内、オーディオデータを後段のコンテンツ出力装置300に伝送するために、コンテンツ再生装置200とコンテンツ出力装置300との間で接続されているケーブルで伝送可能なデータフォーマットに変換し出力する。本実施例においては、コンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300は、HDMIケーブル400で接続されている。データ入出力部260は、HDMIインターフェース機能を有し、HDMIインターフェースのデータ伝送に適合したデータに変換するとともに、HDMIケーブル400を介してオーディオデータをコンテンツ出力装置300に伝送する。
【0025】
データ入出力部280は、再生装置信号処理部250から出力されたコンテンツデータの内、ビデオデータを後段のコンテンツ表示装置500に伝送するために、コンテンツ再生装置200とコンテンツ表示装置500との間で接続されているケーブルで伝送可能なデータフォーマットに変換し出力する。本実施例においては、コンテンツ再生装置200及びコンテンツ表示装置500は、HDMIケーブル400で接続されている。データ入出力部260は、HDMIインターフェース機能を有し、HDMIインターフェースのデータ伝送に適合したデータに変換するとともに、HDMIケーブル400を介してビデオデータをコンテンツ表示装置500に伝送する。
【0026】
電源スイッチ部290は、外部からの電源オンオフスイッチの操作や再生装置制御部270による電源のオンオフ制御に応じて、コンテンツ再生装置200全体の電源をオン状態またはスタンバイ状態に切換える。再生装置制御部270は、コンテンツ再生装置200全体を制御する。
【0027】
次に、コンテンツ出力装置300について説明する。
コンテンツ出力装置300は、データ入出力部310、出力装置信号処理部320、出力部330、出力装置制御部360及び電源スイッチ部390を備える。
【0028】
データ入出力部310は、HDMIケーブル400を介してコンテンツ再生装置200から伝送されてきたオーディオデータを受信する。データ入出力部310は、受信したオーディオデータを後段の出力装置信号処理部320に出力する。
【0029】
出力装置信号処理部320は、データ入出力部310から出力されたオーディオデータに対し信号処理を施し出力部330に出力する。信号処理は、例えば、オーディオデータについてサラウンド変換処理を施す。
【0030】
出力部330は、オーディオデータを増幅する増幅部(図示せず)を備え、出力装置信号処理部320から出力されたオーディオデータを出力する。出力部330から出力されたオーディオデータは、増幅部を介して出力端子(図示せず)からスピーカ等に出力される。
【0031】
電源スイッチ部390は、外部からの電源オンオフスイッチの操作や出力装置制御部360による電源のオンオフ制御に応じて、コンテンツ出力装置300全体の電源をオン状態またはスタンバイ状態に切換える。出力装置制御部360は、コンテンツ出力装置300全体を制御する。
【0032】
次に、コンテンツ表示装置500について説明する。
コンテンツ表示装置500は、データ入出力部510、表示装置信号処理部520、表示部530、表示装置制御部540及び電源スイッチ部590を備える。
【0033】
データ入出力部510は、HDMIケーブル400を介してコンテンツ再生装置200から伝送されてきたビデオデータを受信する。データ入出力部510は、受信したビデオデータを後段の表示装置信号処理部520に出力する。
【0034】
表示装置信号処理部520は、データ入出力部510から出力されたビデオデータに対しサラウンド変換処理を施したり、OSD(On-Screen Display)信号を重畳する信号処理を施し、表示部530に出力する。表示部530は、表示装置信号処理部520によって信号処理されたデータを画面に表示する。
【0035】
電源スイッチ部590は、外部からの電源オンオフスイッチの操作や表示装置制御部540による電源のオンオフ制御に応じて、コンテンツ表示装置500全体の電源をオン状態またはスタンバイ状態に切換える。出力装置制御部360は、コンテンツ出力装置300全体を制御する。
【0036】
次に、本実施例において、コンテンツ表示装置500の電源をスタンバイ状態からオン状態に切換えた場合に、当該コンテンツ表示装置500の電源の切換えに連動してコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源を自動的にスタンバイ状態からオン状態に切換える動作について説明する。
【0037】
図2は、本実施例のコンテンツデータ伝送システム100において、コンテンツ表示装置500の電源をスタンバイ状態からオン状態に切換えた場合に、当該コンテンツ表示装置500の電源の切換えに連動してコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態からオン状態に自動的に切換える処理を説明する図である。
図2においては、初期段階においてコンテンツ表示装置500、コンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源がそれぞれスタンバイ状態であるとする。
【0038】
コンテンツ表示装置500は、電源スイッチ部590がスタンバイ状態からオン状態となるよう操作されると、表示装置制御部540がHDMIインターフェース機能のCEC(Consumer Electronics Control)機能を利用してコンテンツ再生装置200がHDMIケーブルによって接続されているか否かを確認する。表示装置信号処理部520は、コンテンツ再生装置200がHDMIケーブルによって接続されていることを確認すると、HDMIインターフェースのCEC機能を利用し、HDMIケーブル400を介してデータ入出力部510からコンテンツ再生装置200の電源状態がオン状態であるかスタンバイ状態であるかの電源状態情報を要求するコマンドをデータ入出力部260に送信するようデータ入出力部510を制御する。
【0039】
データ入出力部260がコンテンツ表示装置500のデータ入出力部510からHDMIケーブル400を介して電源状態情報を要求するコマンドを受信すると、再生装置制御部270は、コンテンツ再生装置200の電源がスタンバイ状態であることを示す情報をコンテンツ表示装置500に通知するようデータ入出力部260を制御する。データ入出力部260は、再生装置制御部270の制御により、コンテンツ再生装置200の電源がスタンバイ状態であることを示すコマンドをデータ入出力部510に送信する。
【0040】
表示装置制御部540は、データ入出力部510がコンテンツ再生装置200の電源がスタンバイ状態であることを示すコマンドを受信し、コンテンツ再生装置200の電源がスタンバイ状態であることを確認すると、コンテンツ再生装置200に対して電源をスタンバイ状態からオン状態に切換える要求を行うようデータ入出力部510を制御する。データ入出力部510は、表示装置制御部540の制御により、コンテンツ再生装置200の電源をオン状態とする要求コマンドをデータ入出力部260に送信する。
【0041】
再生装置制御部270は、データ入出力部260がデータ入出力部510からコンテンツ再生装置200の電源をオン状態とする要求コマンドを受信すると、コンテンツ再生装置200の電源をオン状態にするよう電源スイッチ部290を制御する。電源スイッチ部290は、再生装置制御部270の制御により、コンテンツ再生装置200の電源をスタンバイ状態からオン状態に切換える。
【0042】
再生装置制御部270は、コンテンツ再生装置200の電源がスタンバイ状態からオン状態に切換わった後、HDMIインターフェース機能のCEC(Consumer Electronics Control)機能を利用してコンテンツ出力装置300がHDMIケーブルによって接続されているか否かを確認する。再生装置制御部270は、コンテンツ出力装置300がHDMIケーブルによって接続されていることを確認すると、HDMIインターフェースのCEC機能を利用し、HDMIケーブル400を介してデータ入出力部280からコンテンツ出力装置300の電源状態がオン状態であるかスタンバイ状態であるかの電源状態情報を要求するコマンドをデータ入出力部310に送信するようデータ入出力部280を制御する。
【0043】
データ入出力部310がコンテンツ再生装置200のデータ入出力部280からHDMIケーブル400を介して電源状態情報を要求するコマンドを受信すると、出力装置制御部360は、コンテンツ出力装置300の電源がスタンバイ状態であることを示す情報をコンテンツ再生装置200に通知するようデータ入出力部310を制御する。データ入出力部310は、出力装置制御部360の制御により、コンテンツ出力装置300の電源がスタンバイ状態であることを示すコマンドをデータ入出力部280に送信する。
【0044】
再生装置制御部270は、データ入出力部280がコンテンツ出力装置300の電源がスタンバイ状態であることを示すコマンドを受信し、コンテンツ出力装置300の電源がスタンバイ状態であることを確認すると、コンテンツ出力装置300に対して電源をスタンバイ状態からオン状態に切換える要求を行うようデータ入出力部280を制御する。データ入出力部280は、再生装置制御部270の制御により、コンテンツ出力装置300の電源をオン状態とする要求コマンドをデータ入出力部310に送信する。
【0045】
出力装置制御部360は、データ入出力部310がデータ入出力部280からコンテンツ出力装置300の電源をオン状態とする要求コマンドを受信すると、コンテンツ出力装置300の電源をオン状態にするよう電源スイッチ部390を制御する。電源スイッチ部390は、出力装置制御部360の制御により、コンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態からオン状態に切換える。
【0046】
以上の処理により、コンテンツデータ伝送システム100は、HDMIインターフェースのCEC機能を利用することによって、コンテンツ表示装置500の電源をスタンバイ状態からオン状態に切換えた場合、当該コンテンツ表示装置500の電源の切換えに連動してコンテンツ再生装置200の電源をスタンバイ状態からオン状態に自動的に切換えると共に、コンテンツ再生装置200の再生装置制御部270がコンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態からオン状態にするよう制御することにより、コンテンツ表示装置500の電源をスタンバイ状態からオン状態に切換えることによってコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態からオン状態に自動的に切換えることができる。
【0047】
次に、本実施例において、コンテンツ表示装置500の電源をオン状態からスタンバイ状態切換えた場合に、当該コンテンツ表示装置500の電源の切換えに連動してコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源を自動的にオン状態からスタンバイ状態に切換える動作について説明する。
【0048】
図3は、本実施例のコンテンツデータ伝送システム100において、コンテンツ表示装置500の電源をオン状態からスタンバイ状態に切換えた場合に、当該コンテンツ表示装置500の電源の切換えに連動してコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源をオン状態からスタンバイ状態に自動的に切換える処理を説明する図である。
図3においては、初期段階においてコンテンツ表示装置500、コンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源がそれぞれオン状態であるとする。
【0049】
コンテンツ表示装置500は、電源スイッチ部590がオン状態からスタンバイ状態となるよう操作されると、表示装置制御部540がHDMIインターフェース機能のCEC(Consumer Electronics Control)機能を利用してコンテンツ再生装置200がHDMIケーブルによって接続されているか否かを確認し、コンテンツ再生装置200がHDMIケーブルによって接続されていることを確認すると、HDMIインターフェースのCEC機能を利用し、HDMIケーブル400を介してデータ入出力部510からコンテンツ再生装置200の電源状態がオン状態であるかスタンバイ状態であるかの電源状態情報を要求するコマンドをデータ入出力部260に送信するようデータ入出力部510を制御する。
【0050】
データ入出力部260がコンテンツ表示装置500のデータ入出力部510からHDMIケーブル400を介して電源状態情報を要求するコマンドを受信すると、再生装置制御部270は、コンテンツ再生装置200の電源がオン状態であることを示す情報をコンテンツ表示装置500に通知するようデータ入出力部260を制御する。データ入出力部260は、再生装置制御部270の制御により、コンテンツ再生装置200の電源がオン状態であることを示すコマンドをデータ入出力部510に送信する。
【0051】
表示装置制御部540は、データ入出力部510がコンテンツ再生装置200の電源がオン状態であることを示すコマンドを受信し、コンテンツ再生装置200の電源がオン状態であることを確認すると、コンテンツ再生装置200に対して電源をオン状態からスタンバイ状態に切換える要求を行うようデータ入出力部510を制御する。データ入出力部510は、表示装置制御部540の制御により、コンテンツ再生装置200の電源をスタンバイ状態とする要求コマンドをデータ入出力部260に送信する。
【0052】
再生装置制御部270は、データ入出力部260がデータ入出力部510からコンテンツ再生装置200の電源をスタンバイ状態とする要求コマンドを受信すると、コンテンツ再生装置200の電源をスタンバイ状態にするよう電源スイッチ部290を制御する。電源スイッチ部290は、再生装置制御部270の制御により、コンテンツ再生装置200の電源をオン状態からスタンバイ状態に切換える。
【0053】
再生装置制御部270は、コンテンツ再生装置200の電源がオン状態からスタンバイ状態に切換わった後、HDMIインターフェース機能のCEC(Consumer Electronics Control)機能を利用してコンテンツ出力装置300がHDMIケーブルによって接続されているか否かを確認する。再生装置制御部270は、コンテンツ出力装置300がHDMIケーブルによって接続されていることを確認すると、HDMIインターフェースのCEC機能を利用し、HDMIケーブル400を介してデータ入出力部280からコンテンツ出力装置300の電源状態がオン状態であるかスタンバイ状態であるかの電源状態情報を要求するコマンドをデータ入出力部310に送信するようデータ入出力部280を制御する。
【0054】
データ入出力部310がコンテンツ再生装置200のデータ入出力部280からHDMIケーブル400を介して電源状態情報を要求するコマンドを受信すると、出力装置制御部360は、コンテンツ出力装置300の電源がオン状態であることを示す情報をコンテンツ再生装置200に通知するようデータ入出力部310を制御する。データ入出力部310は、出力装置制御部360の制御により、コンテンツ出力装置300の電源がオン状態であることを示すコマンドをデータ入出力部280に送信する。
【0055】
再生装置制御部270は、データ入出力部280がコンテンツ出力装置300の電源がオン状態であることを示すコマンドを受信し、コンテンツ出力装置300の電源がオン状態であることを確認すると、コンテンツ出力装置300に対して電源をオン状態からスタンバイ状態に切換える要求を行うようデータ入出力部280を制御する。データ入出力部280は、再生装置制御部270の制御により、コンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態とする要求コマンドをデータ入出力部310に送信する。
【0056】
出力装置制御部360は、データ入出力部310がデータ入出力部280からコンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態とする要求コマンドを受信すると、コンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態にするよう電源スイッチ部390を制御する。電源スイッチ部390は、出力装置制御部360の制御により、コンテンツ出力装置300の電源をオン状態からスタンバイ状態に切換える。
【0057】
以上の処理により、コンテンツデータ伝送システム100は、HDMIインターフェースのCEC機能を利用することによって、コンテンツ表示装置500の電源をオン状態からスタンバイ状態に切換えた場合、当該コンテンツ表示装置500の電源の切換えに連動してコンテンツ再生装置200の電源をオン状態からスタンバイ状態に自動的に切換えると共に、コンテンツ再生装置200の再生装置制御部270がコンテンツ出力装置300の電源をオン状態からスタンバイ状態にするよう制御することにより、コンテンツ表示装置500の電源をオン状態からスタンバイ状態に切換えることによってコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源をオン状態からスタンバイ状態に自動的に切換えることができる。
【0058】
以上のように本実施例のコンテンツデータ伝送システム100は、オーディオデータを送信するデータ入出力部260とビデオデータを送信するデータ入出力部280の2つのHDMIケーブル接続端子を接続可能なデータ入出力部を備えるコンテンツ再生装置200を用いて、コンテンツ再生装置200のオーディオデータ送信用のデータ入出力部280にコンテンツ出力装置300をHDMIケーブルによって接続すると共にコンテンツ再生装置200のビデオデータ送信用のデータ入出力部260にコンテンツ表示装置500をHDMIケーブルによって接続したシステム構成の場合、コンテンツ表示装置500の電源がスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換わると、コンテンツ再生装置200の再生装置制御部270が、コンテンツ再生装置200の電源を自動的にスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換えると共に、再生装置制御部270がコンテンツ出力装置300に対してコンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態への切換えを要求することによって、コンテンツ出力装置300の電源も自動的にスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換わる。このことにより、コンテンツ表示装置500がコンテンツ出力装置300と直接HDMIケーブルで接続されていなくても、コンテンツ表示装置500の電源のオンオフに連動させてコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300の電源を自動的にオンオフさせることができる。
【0059】
本実施例のコンテンツデータ伝送システム100は、コンテンツ再生装置200のオーディオデータ送信用のデータ入出力部280にコンテンツ出力装置300をHDMIケーブルによって接続すると共にコンテンツ再生装置200のビデオデータ送信用のデータ入出力部260にコンテンツ表示装置500をHDMIケーブルによって接続したシステム構成としたが、このようなシステム構成に限定されず、コンテンツ再生装置200、コンテンツ出力装置300及びコンテンツ表示装置500がどのような接続構成となっていても本実施例で説明したように1つの装置の電源のオンオフ切換えに連動して他の装置の電源を自動的にオンオフさせることができる。例えば、コンテンツ出力装置300が2つのデータ入出力部を備え、当該コンテンツ出力装置300の当該2つのデータ入出力部にそれぞれコンテンツ再生装置200とコンテンツ表示装置500をHDMIケーブルで接続させた構成とした場合でも、コンテンツ再生装置200の電源のオンオフに連動させてコンテンツ出力装置300及びコンテンツ表示装置500の電源を自動的にオンオフさせる構成としても良い。この場合、コンテンツ再生装置200の電源が操作によりスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換わると、再生装置制御部270がコンテンツ出力装置300に対してコンテンツ出力装置300の電源をスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態への切換えを要求し、この要求を受けてコンテンツ出力装置300の出力装置制御部360がコンテンツ出力装置300の電源を自動的にスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換えるよう制御すると共に、出力装置制御部360がコンテンツ表示装置500に対してコンテンツ表示装置500の電源をスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態への切換えを要求し、この要求を受けてコンテンツ表示装置500の表示装置制御部540がコンテンツ表示装置500の電源を自動的にスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換えることによって、コンテンツ表示装置500の電源も自動的にスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換えることができる。
【0060】
本実施例のコンテンツデータ伝送システム100は、コンテンツ再生装置200が2つのデータ入出力部を備える構成としたが、例えば、コンテンツ再生装置200が3つ以上のデータ入出力部を備え、それら3つ以上のデータ入出力部が他の装置と接続された構成としても良い。この場合、コンテンツ再生装置200のいずれかのデータ入出力部と接続された1つの装置の電源のオンオフの切換えに連動して、コンテンツ再生装置200の再生装置制御部が、自らの装置の電源のオンオフを自動的に切換えると共に、再生装置制御部が他の装置に対して当該他の装置の電源のオンオフの切換えを要求することによって、コンテンツ再生装置200と接続された1つの装置の電源のオンオフの切換えに連動してコンテンツ再生装置200及び他の装置の電源のオンオフを自動的に切換えることができる。
【0061】
本実施例のコンテンツデータ伝送システム100は、コンテンツ再生装置200のオーディオデータ送信用のデータ入出力部280にコンテンツ出力装置300をHDMIケーブルによって接続すると共にコンテンツ再生装置200のビデオデータ送信用のデータ入出力部260にコンテンツ表示装置500をHDMIケーブルによって接続したシステム構成としたが、このようなシステム構成に限定されず、本実施例のシステム構成に加えて、例えば、コンテンツ出力装置300が2つのデータ入出力部を備え、当該2つのデータ入出力部の内、コンテンツ再生装置200と接続されているデータ入出力部と異なるデータ入出力部に更に他の装置が接続されているシステム構成とし、コンテンツ表示装置500の電源のオンオフ切換えに連動してコンテンツ再生装置200及びコンテンツ出力装置300のみならず、当該他の装置の電源も自動的にオンオフさせる構成としても良い。この場合、コンテンツ表示装置500の電源がスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換わるのに伴って、コンテンツ出力装置300の出力装置制御部が、コンテンツ出力装置300の電源を自動的にスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換えると共に、出力装置制御部が他の装置に対して電源をスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態への切換えを要求することによって、コンテンツ出力装置300と接続された他の装置の電源も自動的にスタンバイ状態からオン状態またはオン状態からスタンバイ状態に切換えることができる。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明は、コンテンツ再生装置(例えば、ディスクプレーヤ)やコンテンツ出力装置(例えば、アンプ)、コンテンツ表示装置(例えば、モニター)等との間でオーディオデータやビデオデータ等のコンテンツデータを伝送するコンテンツデータ伝送システムに利用できる。
【符号の説明】
【0063】
100 コンテンツデータ伝送システム、
200 コンテンツ再生装置、240 コンテンツ発生部、
250 再生装置信号処理部、260 データ入出力部、270 再生装置制御部、
280 データ入出力部、290 電源スイッチ部、
300 コンテンツ出力装置、310 データ入出力部、320 出力装置信号処理部、
330 出力部、360 出力装置制御部、390 電源スイッチ部、
400 マルチメディアデータ伝送ケーブル(HDMIケーブル)
500 コンテンツ表示装置、510 データ入出力部、520 表示装置信号処理部、
530 表示部、540 表示装置制御部、590 電源スイッチ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツデータを伝送するデータ入出力部を備える第1の装置と、コンテンツデータを伝送する複数のデータ入出力部を備え、当該複数のデータ入出力部のうち1のデータ入出力部がマルチメティアデータ伝送ケーブルを介して前記第1の装置の前記データ入出力部と接続する第2の装置と、前記第2の装置の前記複数のデータ入出力部のうち他のデータ入出力部とマルチメティアデータ伝送ケーブルを介して接続しコンテンツデータを伝送するデータ入出力部を備える第3の装置とからなるコンテンツデータ伝送システムにおいて、
前記第1の装置は、操作により前記第1の装置の電源のオンオフを切換える第1の電源スイッチ部と、前記第1の装置の電源のオンオフの切換えに連動して前記第2装置の電源を切換える要求をするよう制御する第1の装置制御部とを備え、
前記第2の装置は、前記第1の装置からの電源を切換える要求に応じて前記第2の装置の電源のオンオフを切換える第2の電源スイッチ部と、前記第1の装置の電源のオンオフの切換えに連動して前記第3の装置の電源を切換える要求をするよう制御する第2の装置制御部とを備え、
前記第3の装置は、前記第2の装置からの電源を切換える要求に応じて前記第3の装置の電源のオンオフを切換える第3の電源スイッチ部とを備えることを特徴とするコンテンツデータ伝送システム。
【請求項2】
コンテンツデータを伝送するデータ入出力部を備える第1の装置と、コンテンツデータを伝送する複数のデータ入出力部を備え、当該複数のデータ入出力部のうち1のデータ入出力部がマルチメティアデータ伝送ケーブルを介して前記第1の装置の前記データ入出力部と接続する第2の装置と、前記第2の装置の前記複数のデータ入出力部のうち他のデータ入出力部とマルチメティアデータ伝送ケーブルを介して接続しコンテンツデータを伝送するデータ入出力部を備える第3の装置とからなるコンテンツデータ伝送方法において、
前記第1の装置は、操作により前記第1の装置の電源のオンオフを切換えるステップと、前記第1の装置の電源のオンオフの切換えに連動して前記第2装置の電源を切換える要求をするよう制御するステップとを備え、
前記第2の装置は、前記第1の装置からの電源を切換える要求に応じて前記第2の装置の電源のオンオフを切換えるステップと、前記第1の装置の電源のオンオフの切換えに連動して前記第3の装置の電源を切換える要求をするよう制御するステップとを備え、
前記第3の装置は、前記第2の装置からの電源を切換える要求に応じて前記第3の装置の電源のオンオフを切換えるステップとを備えることを特徴とするコンテンツデータ伝送方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−51554(P2013−51554A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−188439(P2011−188439)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(309039716)株式会社ディーアンドエムホールディングス (37)
【Fターム(参考)】