説明

コンテンツ取得装置、コンテンツ取得方法及びコンテンツ取得プログラム

【課題】
格段と効率的にコンテンツデータを取得させ得るようにする。
【解決手段】
この音楽再生端末4は、音楽提供サーバ2から提供された音楽管理リストL1中の音楽識別情報を表示部12に出力して表示する際、端末記憶部8に未だ記憶保持されていない音楽データの音楽識別情報については、未だ記憶保持されていない旨を示す未記憶形態(チェックボックスCKBを対応付けて表示する形態)として出力して表示し、端末記憶部8に既に記憶保持されている音楽データの音楽識別情報については、既に記憶保持されている旨を示す既記憶形態(チェックボックスCKBを対応付けないで表示する形態)として出力して表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンテンツ取得装置、コンテンツ取得方法及びコンテンツ取得プログラムに関し、例えば、音楽データを記憶保持する音楽記憶装置から音楽再生装置に対して音楽データを転送する音楽転送システムに適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
従来この種の音楽転送システムは、音楽記憶装置から音楽再生装置に対して転送させる音楽データがユーザにより選択されると、当該選択された音楽データを識別する音楽データ識別情報を示した転送リストを生成する。そしてこの音楽転送システムでは、音楽記憶装置と音楽再生装置とが接続された際、当該生成された転送リスト中の音楽データ識別情報により識別される音楽データが、音楽記憶装置から音楽再生装置に対して転送される。かくしてこの音楽転送システムによれば、音楽再生装置に音楽データを取得させることができる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−93226公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところでかかる構成の音楽転送システムでは、音楽記憶装置から音楽再生装置に対して転送可能な音楽データが多量に存在する場合、ユーザはこの多量の音楽データの中から音楽再生装置に未だ記憶保持されてない音楽データを見つけ出して転送リストを作成することになるので手間がかかることになり、その結果この音楽再生装置に音楽データを効率的に取得させることができない問題があった。
【0004】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、格段と効率的にコンテンツデータを取得させ得るコンテンツ取得装置、コンテンツ取得方法及びコンテンツ取得プログラムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決するため本発明においては、コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、コンテンツデータを提供するコンテンツ提供装置により提供可能な各コンテンツデータのコンテンツ識別情報を出力する出力手段と、出力手段により出力されたコンテンツ識別情報を選択する選択操作が行われると当該選択されたコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツデータをコンテンツ提供装置から取得するコンテンツ取得手段とを設け、出力手段は、コンテンツ記憶部に未だ記憶されていないコンテンツデータのコンテンツ識別情報については未だ記憶されていない旨を示す未記憶形態として出力し、コンテンツ記憶部に既に記憶されているコンテンツデータのコンテンツ識別情報については既に記憶されている旨を示す既記憶形態として出力するようにした。
【0006】
これによりユーザは、コンテンツ提供装置から取得するコンテンツデータのコンテンツ識別情報を、出力手段により出力されたコンテンツ識別情報の中から選択する際、コンテンツ取得装置に既に記憶保持されているコンテンツデータのコンテンツ識別情報とコンテンツ取得装置に未だ記憶保持されていないコンテンツデータのコンテンツ識別情報とを容易に判別することができ、かくして取得すべきコンテンツデータを容易に認識することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コンテンツ提供装置から取得するコンテンツデータのコンテンツ識別情報を、出力手段により出力されたコンテンツ識別情報の中から選択する際、コンテンツ取得装置に既に記憶保持されているコンテンツデータのコンテンツ識別情報とコンテンツ取得装置に未だ記憶保持されていないコンテンツデータのコンテンツ識別情報とを容易に判別することができ、かくして取得すべきコンテンツデータを容易に認識することができる。この結果、格段と効率的にコンテンツデータを取得させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0009】
(1)概要
図1を用いて、本実施の形態の概要を説明する。因みにこの概要を説明した後、本実施の形態を具体的に説明する。
【0010】
図1に示すコンテンツ取得装置100は、コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶部101と、コンテンツデータを提供するコンテンツ提供装置により提供可能な各コンテンツデータのコンテンツ識別情報を表示部102に出力する出力部103と、出力部103により表示部102に出力されたコンテンツ識別情報を選択する選択操作が行われると当該選択されたコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツデータをコンテンツ提供装置から取得するコンテンツ取得部104とを有する。因みに表示部102は、コンテンツ取得装置100に固定的又は着脱可能に設けられても良いし、コンテンツ取得装置100とは異なる装置に設けられても良い。
【0011】
そしてこの出力部103は、コンテンツ記憶部101に未だ記憶されていないコンテンツデータのコンテンツ識別情報については未だ記憶されていない旨を示す未記憶形態として表示部102へ出力し、コンテンツ記憶部101に既に記憶されているコンテンツデータのコンテンツ識別情報については既に記憶されている旨を示す既記憶形態として表示部102へ出力するようになされている。
【0012】
(2)音楽購入転送システムの構成
図2において1は全体として音楽購入転送システム1を示し、音楽データを提供する音楽提供サーバ2と、音楽提供サーバ2からネットワーク3を介して提供される音楽データを受信して記憶保持する音楽再生端末4と、音楽再生端末4に接続された際に当該音楽再生端末4に記憶保持されている音楽データが当該音楽再生端末4から送信されると当該送信された音楽データを受信して記憶保持する携帯音楽再生装置5とを有する。
【0013】
つまり音楽再生端末4は、例えば図3に示すように、音楽提供サーバ2からネットワーク3を介して提供された音楽データを端末通信部6を介して受信すると、この音楽再生端末4全体を統括的に制御する制御部7は、当該受信した音楽データを端末記憶部8に対して記憶する。そして音楽再生端末4の操作部9に対して音楽再生操作が行われると、これに応じてこの音楽再生端末4の制御部7は、端末記憶部8に記憶されている音楽データを読み出し、当該読み出した音楽データを再生部10により再生処理し、これにより放音部11から音楽を放音する。またこの際音楽再生端末4の制御部7は、再生処理している音楽データのアーティスト名やタイトル等を表示部12に表示する。また音楽再生端末4の制御部7は、携帯音楽再生装置5が有線又は無線を介して接続されている際、端末記憶部8に記憶されている音楽データを通信接続部13を介して携帯音楽再生装置5に対して送信することができる。
【0014】
携帯音楽再生装置5は、例えば図4に示すように、接続先の音楽再生端末4から送信された音楽データを通信接続部14を介して受信すると、この携帯音楽再生装置5全体を統括的に制御する制御部15は、当該受信した音楽データを記憶部(以下、これを携帯記憶部と呼ぶ)16に対して記憶する。そして携帯音楽再生装置5の操作部17に対して音楽再生操作が行われると、これに応じてこの携帯音楽再生装置5の制御部15は、携帯記憶部16に記憶されている音楽データを読み出し、当該読み出した音楽データを再生部18により再生処理し、これにより放音部19から音楽を放音する。またこの際携帯音楽再生装置5の制御部15は、再生処理している音楽データのアーティスト名やタイトル等を表示部20に表示する。
【0015】
ところで本実施の形態の場合音楽提供サーバ2は、例えば図5に示すように、音楽再生端末4に対して有償提供する複数の音楽データとこれら音楽データを管理するための音楽管理情報(音楽管理リスト)とを記憶するサーバ記憶部21を有する。
【0016】
ここでこの音楽管理リストのフォーマットを説明する。例えば図6(A)に示すようにこの音楽管理リストL1は、この音楽管理リストL1を識別するための音楽管理リスト識別情報が示される。またこの音楽管理リストL1は、音楽データを識別するための音楽データ識別情報(図中の「ID」)と、その音楽データに関連する音楽データ関連情報(その音楽のアーティスト名やアルバム名やジャケット画像等)と、その音楽データの状態を示す音楽データ状態情報とが対応付けて示されるようになされている。
【0017】
さらにこの音楽データ状態情報は、例えば図6(B)に示すように、この音楽管理リストL1を記憶している装置(音楽提供サーバ2、音楽再生端末4、又は携帯音楽再生装置5)にその音楽データが記憶保持されているか否かを示す音楽データ有無情報と、その音楽データを外部から取得するように要求されているか否かを示す取得要求有無情報とが示されるようになされている。因みに以下では説明の便宜上、音楽データが記憶保持されている場合の音楽データ有無情報を「存在有」と表し、音楽データが記憶保持されていない場合の音楽データ有無情報を「存在無」と表す。また、音楽データを外部から取得するように要求されている場合の取得要求有無情報を「要求有」と表し、音楽データを外部から取得するように要求されていない場合の取得要求有無情報を「要求無」と表す。
【0018】
従ってこの音楽提供サーバ2は、サーバ記憶部21に記憶保持している音楽データの音楽データ識別情報と、その音楽データの音楽データ関連情報と、「存在有」及び「要求無」からなる音楽データ状態情報とを対応付けて登録した音楽管理リストL1をサーバ記憶部21に記憶保持する。
【0019】
またこの音楽提供サーバ2のサーバ記憶部21に対して新たな音楽データが追加記憶されると、これに応じて音楽提供サーバ2全体を統括的に制御する制御部22は、当該追加記憶された音楽データの音楽データ識別情報と音楽データ関連情報と「存在有」及び「要求無」からなる音楽データ状態情報とを対応付けて、サーバ記憶部21に記憶保持している音楽管理リストL1に追加登録することにより新たな音楽管理リストL1を生成し、当該生成した新たな音楽管理リストL1をサーバ記憶部21に記憶する。またこの際この音楽提供サーバ2の制御部22は、以前の音楽管理リストL1に示されていた音楽管理リスト識別情報とは異なる音楽管理リスト識別情報を新たな音楽管理リストL1に対して示すようになされている。因みに本実施の形態の場合この音楽管理リスト識別情報は、音楽管理リストL1の新旧世代を判別するためのバージョン情報に相当する。
【0020】
この音楽提供サーバ2の制御部22は、例えば、音楽再生端末4から通信接続するように要求された際当該要求に応じてサーバ通信部23及びネットワーク3を順次介して音楽再生端末4と通信接続すると共に、図7に概念的に示すようにサーバ記憶部21に記憶されている最新の音楽管理リストL1を音楽再生端末4の端末記憶部8にも記憶保持させるようになされている。このようにして音楽再生端末4は、音楽提供サーバ2に保持されている全ての音楽データの音楽データ識別情報や音楽データ関連情報や音楽データ状態情報が示された音楽管理リストL1を取得することができる。そして音楽再生端末4の制御部7は、端末記憶部8に既に記憶されている音楽データの音楽データ識別情報が当該取得した音楽管理リストL1に示されている場合、この音楽管理リストL1中の音楽データ識別情報に対応付けられている音楽データ状態情報を「存在有」に設定変更するようになされている。因みに本実施の形態の場合この音楽再生端末4は、当該取得した音楽管理リストL1の情報量を音楽提供サーバ2に記憶されている音楽管理リストL1よりも削減して端末記憶部8に記憶保持させるようになされている。この場合この情報量の削減は、例えば音楽管理リストL1における音楽データ関連情報の一部を消去することにより実現される。
【0021】
さらにこの音楽再生端末4の制御部7は、例えば、携帯音楽再生装置5と有線又は無線を介して接続すると、端末記憶部8に記憶している音楽管理リストL1を携帯音楽再生装置5の携帯記憶部16に記憶保持させるようにもなされている。このようにして携帯音楽再生装置5は、音楽提供サーバ2に保持されている全ての音楽データの音楽データ識別情報や音楽データ関連情報や音楽データ状態情報が示された音楽管理リストL1を取得することができる。そしてこの携帯音楽再生装置5の制御部15は、携帯記憶部16に既に記憶されている音楽データの音楽データ識別情報が当該取得した音楽管理リストL1に示されている場合、この音楽管理リストL1中の音楽データ識別情報に対応付けられている音楽データ状態情報を「存在有」に設定するようになされている。因みに本実施の形態の場合この携帯音楽再生装置5は、当該取得した音楽管理リストL1の情報量を音楽再生端末4に記憶されている音楽管理リストL1よりも削減して携帯記憶部16に記憶保持させるようになされている。この場合この情報量の削減は、例えば音楽管理リストL1における音楽データ関連情報の一部を消去することにより実現される。
【0022】
このように音楽管理リストL1を記憶保持している状態において、音楽再生端末4や携帯音楽再生装置5は、当該記憶保持している音楽管理リストL1に基づいて例えば図8(A)に示すような取得音楽選択画面を表示する取得音楽選択画面表示処理を実行し得るようになされている。
【0023】
ここでは、携帯音楽再生装置5が実行する場合を一例にして取得音楽選択画面表示処理手順RT1(図9)を説明する。なお音楽再生端末4も同様の取得音楽選択画面表示処理手順RT1を実行することは言うまでもない。
【0024】
携帯音楽再生装置5の制御部15はステップSP1において、取得音楽選択画面を表示させるための取得音楽選択画面表示操作が行われると、これに応じてステップSP2に進み、携帯記憶部16に記憶している音楽管理リストL1(図6(A))の例えば1行目を表示位置として認識する。
【0025】
続いて携帯音楽再生装置5の制御部15は、この際携帯音楽再生装置5の表示部20に未だ何ら表示していないことから次のステップSP3で否定結果を得てステップSP4に進む。ステップSP4において携帯音楽再生装置5の制御部15は、表示位置として認識した例えば1行目の音楽管理リストL1を参照し、当該参照した1行目部分から音楽データ識別情報に対応付けられた音楽データ関連情報と音楽データ状態情報とを読み出す。
【0026】
そして携帯音楽再生装置5の制御部15はステップSP5に進み、当該読み出した音楽データ関連情報(タイトルやアーティスト名)を表示部20に表示し、次のステップSP6へ移る。
【0027】
ステップSP6において携帯音楽再生装置5の制御部15は、当該読み出した音楽データ状態情報において「存在有」が設定されているか否かを判断する。
【0028】
このステップSP6において例えば肯定結果が得られると、このことは、音楽管理リストL1における1行目の音楽データ識別情報により識別される音楽データが携帯記憶部16に記憶保持されていることを意味しており、このとき携帯音楽再生装置5の制御部15はステップSP7に移り、ステップSP5により表示した音楽データ関連情報のみを表示した状態にすることにより、その音楽データが携帯音楽再生装置5に存在する旨をユーザに認識させるようにし、ステップSP11へ移る。
【0029】
これに対してこのステップSP6において否定結果が得られると、このことは、音楽管理リストL1における1行目の音楽データ識別情報により識別される音楽データが携帯記憶部16に記憶保持されてないことを意味しており、このとき携帯音楽再生装置5の制御部15はステップSP8に移り、ステップSP5により表示した音楽データ関連情報に対応付けるようにして枠画像(チェックボックス)CKBを表示することにより、その音楽データが携帯音楽再生装置5に存在しない旨をユーザに認識させるようにし、ステップSP9に移る。
【0030】
ステップSP9において携帯音楽再生装置5の制御部15は、当該読み出した音楽データ状態情報において「要求有」が設定されているか否かを判断する。
【0031】
このステップSP9において例えば肯定結果が得られると、このことは、音楽管理リストL1における1行目の音楽データ識別情報により識別される音楽データを外部から取得するように要求されていることを意味しており、このとき携帯音楽再生装置5の制御部15はステップSP10に移り、ステップSP8により表示したチェックボックスCKB中にチェックマークCKMを表示することにより、その音楽データが取得要求されている旨をユーザに認識させるようにし、ステップSP11へ移る。
【0032】
これに対してこのステップSP9において否定結果が得られると、このことは、音楽管理リストL1における1行目の音楽データ識別情報により識別される音楽データを外部から取得するように要求されていないことを意味しており、このとき携帯音楽再生装置5の制御部15はそのままステップSP11に移る。
【0033】
ステップSP11において携帯音楽再生装置5の制御部15は、音楽管理リストL1における次の行を表示位置として認識し、ステップSP3へ戻る。このようにして携帯音楽再生装置5の制御部15は、ステップSP3〜ステップSP11を繰り返し実行することにより、携帯音楽再生装置5の表示部20に表示可能な範囲内で音楽管理リストL1の各行を読み出して表示処理するようになされている。
【0034】
次に、外部から取得する音楽データをこの取得音楽選択画面を介して選択させる際の取得音楽選択処理を説明する。ここでは、携帯音楽再生装置5が実行する場合を一例にして取得音楽選択処理手順RT2(図10)を説明する。なお音楽再生端末4も同様の取得音楽選択処理手順RT2を実行することは言うまでもない。
【0035】
携帯音楽再生装置5の制御部15はステップSP21において、携帯音楽再生装置5の表示部20に表示している取得音楽選択画面中のチェックボックスCKBのうち取得要求する音楽データに対応するチェックボックスCKBに対してチェックマークCKMをつける取得音楽選択操作が行われるとステップSP22に移り、例えば、当該取得音楽選択操作により選択された音楽データを取得してよいか否かを確認するための確認情報を携帯音楽再生装置5の表示部20に表示する。
【0036】
因みに本実施の形態の場合、音楽再生端末4は音楽提供サーバ2からネットワーク3を介して有償で音楽データを取得することになるので、特にこの取得音楽選択処理手順RT2が音楽再生端末4において実行されている場合、このステップSP21の処理によりユーザに有償で音楽データを取得してよいか否かを確認させることができる。
【0037】
携帯音楽再生装置5の制御部15は、ユーザからの確認結果として音楽データを取得してよい旨の操作が行われたことを認識するとステップSP23で肯定結果を得てステップSP24に移り、携帯記憶部16に記憶保持している音楽管理リストL1に示された音楽データ状態情報のうち、当該チェックマークCKMが付けられたチェックボックスCKBに対応する音楽データ状態情報を参照し、当該参照した音楽データ状態情報を「要求有」に設定する。これに対してユーザからの確認結果として音楽データを取得してはならない旨の操作が行われたことを認識するとステップSP23で否定結果を得て、かかる音楽データ状態情報を「要求無」に設定したまま終了ステップSP25に移って取得音楽選択処理手順RT2を終了する。
【0038】
このようにしてユーザは、外部(この場合音楽再生端末4)から携帯音楽再生装置5に取得させたい音楽データをこの取得音楽選択画面を介して選択することができる。
【0039】
次に図11及び図12に示すフローチャートを用いて、音楽再生端末4から携帯音楽再生装置5に対して音楽データを転送する際に実行される転送購入処理を説明する。因みにここではこの転送購入処理を、携帯音楽再生装置5において実行される音楽転送要求処理手順RT3と、音楽再生端末4において実行される音楽購入転送処理手順RT4とに分けて説明する。
【0040】
音楽転送要求処理手順RT3のステップSP31において携帯音楽再生装置5の制御部15は、音楽再生端末4に対して有線又は無線を介して接続されたことを認識すると、ステップSP32に進む。
【0041】
ステップSP32において携帯音楽再生装置5の制御部15は、自身が記憶保持している音楽管理リストL1よりも音楽再生端末4が記憶保持している音楽管理リストL1が新しい場合、当該新しくなった差分部分だけを示した差分音楽管理リストを音楽再生端末4から受信し、当該受信した差分音楽管理リストを自身が記憶保持している音楽管理リストL1と統合することにより、最新の音楽管理リストL1に更新するリスト更新処理を実行する。このリスト更新処理についてはこの後詳しく説明する。
【0042】
次いで携帯音楽再生装置5の制御部15はステップSP33に進み、自身が記憶保持している音楽管理リストL1の音楽データ状態情報を参照することにより「要求有」が設定されている音楽データ状態情報を認識し、当該認識した音楽データ状態情報に対応付けられている音楽データ識別情報を示した音楽転送要求リストを生成し、当該生成した音楽転送要求リストを音楽再生端末4に対して送信する。例えばこの場合音楽転送要求リストには、複数の音楽データ識別情報がリスト状に示される。
【0043】
やがて携帯音楽再生装置5の制御部15は、音楽再生端末4から転送された音楽データを受信するとステップSP34において肯定結果を得てステップSP35に進み、当該受信した音楽データを携帯記憶部16に記憶し、終了ステップSP36に移って音楽転送要求処理手順RT3を終了する。このようにして携帯音楽再生装置5は音楽再生端末4に接続された際、ユーザにより事前に取得するように要求された音楽データを音楽再生端末4から取得することができる。
【0044】
一方音楽購入転送処理手順RT4のステップSP41において音楽再生端末4の制御部7は、携帯音楽再生装置5に対して有線又は無線を介して接続されたことを認識すると、ステップSP42に進む。
【0045】
ステップSP42において音楽再生端末4の制御部7は、自身が記憶保持している音楽管理リストL1よりも携帯音楽再生装置5が記憶保持している音楽管理リストL1が古い場合、新しくなった差分部分だけを示した差分音楽管理リストを生成し、当該生成した差分音楽管理リストを携帯音楽再生装置5に対して送信することにより、携帯音楽再生装置5が記憶保持している音楽管理リストL1を最新の音楽管理リストL1に更新するリスト更新処理を実行する。このリスト更新処理についてはこの後詳しく説明する。
【0046】
次いで音楽再生端末4の制御部7は、携帯音楽再生装置5から音楽転送要求リストを受信するとステップSP43において肯定結果を得てステップSP44に進み、例えば、当該受信した音楽転送要求リストを参照することによりこれに示されている1つ目の音楽データ識別情報を認識し、当該認識した音楽データ識別情報により識別される音楽データが端末記憶部8に記憶保持されているか否かを判断する。
【0047】
このステップSP44において例えば肯定結果が得られると、このことは、携帯音楽再生装置5から転送要求された1つ目の音楽データが音楽再生端末4に記憶保持されていることを意味しており、このとき音楽再生端末4の制御部7はステップSP45に進み、携帯音楽再生装置5に転送する音楽データの音楽データ識別情報がリスト状に示される転送リストに対して、かかる音楽データ識別情報を示すようにした後、ステップSP46に移る。
【0048】
このステップSP46において音楽再生端末4の制御部7は、音楽データを記憶保持しているか否かの判断が未だなされていない音楽データ識別情報が、携帯音楽再生装置5から受信した音楽転送要求リストに存在するか否かを判断する。
【0049】
このステップSP46において例えば肯定結果が得られると、このとき音楽再生端末4の制御部7はステップSP44に戻り、例えば、音楽転送要求リストに示されている2つ目の音楽データ識別情報を認識し、当該認識した音楽データ識別情報により識別される音楽データが端末記憶部8に記憶保持されているか否かを判断する。
【0050】
このステップSP44において例えば否定結果が得られると、このことは、携帯音楽再生装置5から転送要求された2つ目の音楽データが音楽再生端末4に記憶保持されていないことを意味しており、このとき音楽再生端末4の制御部7はステップSP47に移る。
【0051】
このステップSP47において音楽再生端末4の制御部7は、当該記憶保持されていないと認識した音楽データを音楽提供サーバ2から購入して良いか否かを確認する確認情報を音楽再生端末4の表示部12に表示する。そして音楽再生端末4の制御部7は、ユーザにより購入しない旨の確認操作が行われたことによりこのステップSP47において否定結果が得られるとこの音楽データを購入せずにステップSP46に移り、これに対してユーザにより購入する旨の確認操作が行われたことにより肯定結果が得られた場合ステップSP48に移って、ネットワーク3を介して音楽提供サーバ2と通信接続し、そしてこの音楽データを購入する購入処理を音楽提供サーバ2との間で実行することにより音楽提供サーバ2から有償でこの音楽データを取得し、当該取得した音楽データを端末記憶部8に記憶する。
【0052】
この後音楽再生端末4の制御部7はステップSP49に進み、音楽提供サーバ2から有償で取得した音楽データの音楽データ識別情報を転送リストに示した後ステップSP46に移り、音楽データを記憶保持しているか否かの判断が未だなされていない音楽データ識別情報が、携帯音楽再生装置5から受信した音楽転送要求リストに存在するか否かを判断する。
【0053】
このステップSP46において例えば否定結果が得られると、このとき音楽再生端末4の制御部7はステップSP50に進み、転送リストに示された音楽データ識別情報により識別される音楽データを端末記憶部8から読み出し、当該読み出した音楽データを携帯音楽再生装置5に対して送信し、終了ステップSP51に移って音楽購入転送処理手順RT4を終了する。因みに音楽再生端末4の制御部7は、ステップSP43において携帯音楽再生装置5から音楽転送要求リストを受信しないことで否定結果を得ると、終了ステップSP51に移って音楽購入転送処理手順RT4を終了する。このようにして音楽再生端末4は、携帯音楽再生装置5から転送要求された音楽データを携帯音楽再生装置5に対して提供することができる。
【0054】
続いて図13に示すフローチャートを用いて、音楽転送要求処理手順RT3のステップSP32及び音楽購入転送処理手順RT4のステップSP42において実行されるリスト更新処理を説明する。因みにここではこのリスト更新処理を、携帯音楽再生装置5において実行されるリスト更新要求処理手順RT5と、音楽再生端末4において実行される差分リスト送信処理手順RT6とに分けて説明する。
【0055】
リスト更新要求処理手順RT5のステップSP61において携帯音楽再生装置5の制御部15は、音楽再生端末4が記憶保持している最新の音楽管理リストL1の音楽管理リスト識別情報を通知するように要求する最新音楽管理リスト識別情報通知要求信号を音楽再生端末4に対して送信する。
【0056】
次いで携帯音楽再生装置5の制御部15は、音楽再生端末4が記憶保持している最新の音楽管理リストL1の音楽管理リスト識別情報が示された最新音楽管理リスト識別情報通知信号を受信すると、ステップSP62で肯定結果を得てステップSP63に進み、当該最新音楽管理リスト識別情報通知信号に示されている最新の音楽管理リスト識別情報が、自身の携帯記憶部16に記憶している音楽管理リストL1の音楽管理リスト識別情報と同じか否かを判断する。
【0057】
このステップSP63において肯定結果が得られると、このことは、音楽再生端末4に記憶保持されている最新の音楽管理リストL1と、携帯音楽再生装置5に記憶保持されている音楽管理リストL1とが同じことを意味しており、このとき携帯音楽再生装置5の制御部15は、記憶保持している音楽管理リストL1を更新する必要がないと判断し、終了ステップSP69に移ってリスト更新要求処理手順RT5を終了する。
【0058】
これに対してステップSP63において否定結果が得られると、このことは、音楽再生端末4に記憶保持されている最新の音楽管理リストL1と、携帯音楽再生装置5に記憶保持されている音楽管理リストL1とが異なることから、携帯音楽再生装置5に記憶保持されている音楽管理リストL1が古いことを意味しており、このとき携帯音楽再生装置5の制御部15はステップSP64に移り、携帯記憶部16に現在記憶している音楽管理リストL1の音楽管理リスト識別情報を示した現在音楽管理リスト識別情報通知信号を音楽再生端末4に対して送信する。
【0059】
やがて携帯音楽再生装置5の制御部15は次のステップSP65において、音楽再生端末4が記憶保持している最新の音楽管理リストL1には示されていて携帯音楽再生装置5が現在記憶保持している音楽管理リストL1には示されていない音楽データ識別情報とこれに対応する音楽データ関連情報とこれに対応する音楽データ状態情報とが示された差分音楽管理リストを、音楽再生端末4から受信するとステップSP66に移り、携帯記憶部16に既に記憶保持している音楽管理リストL1と同じ形態になるように当該受信した差分音楽管理リスト中の音楽データ関連情報の一部を消去し、これによりこの差分音楽管理リストの情報量を削減する。
【0060】
次いで携帯音楽再生装置5の制御部15はステップSP67に進み、携帯記憶部16に既に記憶保持している音楽データの音楽データ識別情報が差分音楽管理リストに示されている場合、当該音楽データ識別情報に対応付けられている音楽データ状態情報を「存在有」に設定変更し、ステップSP68に進む。
【0061】
そしてステップSP68において携帯音楽再生装置5の制御部15は、携帯記憶部16に記憶保持している古い音楽管理リストL1とかかる差分音楽管理リストとを統合することにより最新の音楽管理リストL1を生成し、終了ステップSP69に移ってリスト更新要求処理手順RT5を終了する。
【0062】
一方差分リスト送信処理手順RT6のステップSP71において音楽再生端末4の制御部7は、携帯音楽再生装置5から最新音楽管理リスト識別情報通知要求信号を受信するとステップSP72に進み、端末記憶部8に記憶保持している最新の音楽管理リストL1の音楽管理リスト識別情報を示した最新音楽管理リスト識別情報通知信号を携帯音楽再生装置5に対して送信する。
【0063】
やがて音楽再生端末4の制御部7は、携帯音楽再生装置5から現在音楽管理リスト識別情報通知信号を受信するとステップSP73において肯定結果を得てステップSP74に進み、音楽再生端末4が記憶保持している最新の音楽管理リストL1には示されていて携帯音楽再生装置5が現在記憶保持している音楽管理リストL1には示されていない音楽データ識別情報とこれに対応する音楽データ関連情報とこれに対応する音楽データ状態情報とが示された差分音楽管理リストを生成し、ステップSP75に進む。
【0064】
そしてステップSP75において音楽再生端末4の制御部7は、当該生成した差分音楽管理リストを携帯音楽再生装置5に対して送信し、終了ステップSP76に移って差分リスト送信処理手順RT6を終了する。因みに音楽再生端末4の制御部7は、ステップSP73において携帯音楽再生装置5から現在音楽管理リスト識別情報通知信号を受信しないことで否定結果を得ると、終了ステップSP76に移って差分リスト送信処理手順RT6を終了する。
【0065】
続いて、上述した取得音楽選択画面を介して音楽データを再生させる際の音楽再生処理手順RT7を説明する。因みにここでは、音楽再生端末4がこの音楽再生処理手順RT7を実行する場合について述べるが、携帯音楽再生装置5も同様にこの音楽再生処理手順RT7を実行し得ることは言うまでもない。
【0066】
音楽再生処理手順RT7のステップSP81において音楽再生端末4の制御部7は、取得音楽選択画面中に表示された複数の音楽データ関連情報(アーティスト名やタイトル)のうちの一つを指定してこれを再生するように命令する音楽再生命令操作が行われたことを認識するとステップSP82に移り、端末記憶部8に記憶されている音楽管理リストL1を参照することにより当該指定された音楽データ関連情報に対応する音楽データ状態情報において「存在有」が示されているか否かを判断する。
【0067】
このステップSP82において肯定結果が得られると、このことは、音楽再生命令操作により指定された音楽データが音楽再生端末4の端末記憶部8に記憶保持されていることを意味しており、このとき音楽再生端末4の制御部7はステップSP83に移って、端末記憶部8からこの音楽データを読み出して再生処理することにより音楽を放音し、終了ステップSP84に移って音楽再生処理手順RT7を終了する。
【0068】
これに対してこのステップSP82において否定結果が得られると、このことは、音楽再生命令操作により指定された音楽データが音楽再生端末4の端末記憶部8に記憶保持されていないことを意味しており、このとき音楽再生端末4の制御部7はステップSP85に移り、この音楽データを外部から取得(この場合、音楽提供サーバ2からの購入)させるようにするか否かを確認するための確認情報を音楽再生端末4の表示部12に表示する。
【0069】
そしてこの音楽再生端末4の制御部7は、ユーザにより取得しない旨の確認操作が行われたことを認識すると、ステップSP86において否定結果を得て終了ステップSP84に進み音楽再生処理手順RT7を終了する。これに対して音楽再生端末4の制御部7は、ユーザにより取得する旨の確認操作が行われたことを認識すると、ステップSP86において肯定結果を得てステップSP87に移り、端末記憶部8に記憶保持している音楽管理リストL1を参照して、音楽再生命令操作により指定された音楽データの音楽データ識別情報に対応付けられている音楽データ状態情報を「要求有」に設定変更し、終了ステップSP84に移って音楽再生処理手順RT7を終了する。これによりこの後音楽再生端末4は、音楽再生命令操作により指定された音楽データを音楽提供サーバ2から有償で取得するようになされている。
【0070】
因みに本実施の形態の場合、音楽購入転送システム1に対し図6(A)に示したような音楽管理リストL1を適用したが、例えば図15に示すような音楽管理リストL1Xを適用した場合は、図14との対応部分に同一符号を付した図16に示すような音楽再生処理手順RT7Xを実行するようにしても良い。
【0071】
つまりこの図15に示す音楽管理リストL1Xにおいては、音楽データの音楽データ識別情報(「ID」)と、その音楽データの音楽データ関連情報と、その音楽データの一部からなる試聴データと、その音楽データの音楽データ状態情報とが対応付けられて格納されている。
【0072】
そして音楽再生端末4により実行される場合を一例として音楽再生処理手順RT7Xを説明すると、この音楽再生端末4の制御部7は、音楽再生命令操作により指定された音楽データが音楽再生端末4の端末記憶部8に記憶保持されていないことからステップSP82において否定結果が得られるとステップSP88に移り、かかる音楽管理リストL1X中にこの音楽データの試聴データが格納されているか否かを判断する。このステップSP88において肯定結果が得られた場合、音楽再生端末4の制御部7はステップSP89に移り、この音楽管理リストL1Xから試聴データを読み出して再生処理することによりユーザに試聴させた後ステップSP85に移って、この音楽データを外部から取得(この場合、音楽提供サーバ2からの購入)させるようにするか否かを確認するようになされている。
【0073】
(3)動作及び効果
以上の構成において音楽提供サーバ2は、音楽再生端末4に対して提供可能な音楽データを複数保持し、当該提供可能な各音楽データを識別するための音楽識別情報(本実施の形態の場合、音楽データ識別情報や音楽データ関連情報)が示された音楽管理リストL1を音楽再生端末4に提供する。
【0074】
音楽再生端末4は、音楽提供サーバ2から提供された音楽管理リストL1中の音楽識別情報を表示部12に出力して表示する。そしてこの音楽再生端末4は、当該表示された音楽識別情報を選択することによりこの音楽識別情報により識別される音楽データを取得するように要求する取得要求操作が行われると、ネットワーク3を介して音楽提供サーバ2に対して通信接続した際にこの音楽データを音楽提供サーバ2から取得するようになされている。
【0075】
ここで本実施の形態の場合この音楽再生端末4は、音楽提供サーバ2から提供された音楽管理リストL1中の音楽識別情報を表示部12に表示する際、端末記憶部8に未だ記憶保持されていない音楽データの音楽識別情報については、未だ記憶保持されていない旨を示す未記憶形態(チェックボックスCKBを対応付けて表示する形態)として表示部12に出力して表示し、端末記憶部8に既に記憶保持されている音楽データの音楽識別情報については、既に記憶保持されている旨を示す既記憶形態(チェックボックスCKBを対応付けないで表示する形態)として表示部12に出力して表示するようにした。
【0076】
これによりユーザは、表示部12に表示された音楽識別情報を選択する取得要求操作を行う際、音楽再生端末4に既に記憶保持されている音楽データの音楽識別情報と音楽再生端末4に未だ記憶保持されていない音楽データの音楽識別情報とを容易に判別することができ、かくして取得すべき音楽データを容易に認識することができる。
【0077】
以上の構成によれば、表示部12に表示された音楽識別情報を選択する取得要求操作を行う際、音楽再生端末4に既に記憶保持されている音楽データの音楽識別情報と音楽再生端末4に未だ記憶保持されていない音楽データの音楽識別情報とを容易に判別することができるので、取得すべき音楽データを容易に認識することができ、この結果格段と効率的に音楽データを音楽再生端末4に取得させることができる。
【0078】
因みに本実施の形態の場合、リスト更新処理としてリスト更新要求処理手順RT5が携帯音楽再生装置5において実行され差分リスト送信処理手順RT6が音楽再生端末4において実行される場合について説明したが、このリスト更新要求処理手順RT5及び差分リスト送信処理手順RT6はそれぞれ音楽再生端末4及び音楽提供サーバ2においても適宜実行されるようになされている。これにより、音楽提供サーバ2に記憶保持されている最新の音楽管理リストL1を、音楽再生端末4側に反映させることができる。
【0079】
(4)他の実施の形態
上述した実施の形態においては、図6(B)に示したように、音楽管理リストL1中の音楽データ状態情報において、この音楽管理リストL1を記憶している装置にその音楽データが記憶保持されているか否かを示す音楽データ有無情報と、その音楽データを外部から取得するように要求されているか否かを示す取得要求有無情報とが示される場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図17に示すように取得要求有無情報に替えて、音楽データを外部から無償で取得するように要求されているか否かを示す転送要求有無情報と、音楽データを外部から有償で取得するように要求されているか否かを示す購入要求有無情報とが示されるようにしても良い。この場合例えば音楽再生端末4(又は携帯音楽再生装置5)は、例えば図18に示すように、チェックボックスCKBに対して購入要求する旨の購入マークPMをつける操作が行われた場合、これに対応する音楽データ状態情報中の購入要求有無情報を購入要求されている旨を示す「購入要求有」に設定し、一方チェックボックスCKBに対して転送要求する旨のチェックマークCKMをつける操作が行われた場合、これに対応する音楽データ状態情報中の転送要求有無情報を転送要求されている旨を示す「転送要求有」に設定する。そしてこの音楽再生端末4(又は携帯音楽再生装置5)は、音楽データ状態情報が「購入要求有」に設定された場合、これに対応する音楽データを外部(音楽提供サーバ2等)から有償で取得する処理を実行し、一方音楽データ状態情報が「転送要求有」に設定された場合、これに対応する音楽データを外部から無償で取得する処理を実行するようになされている。
【0080】
また上述した実施の形態においては、取得音楽選択画面として図8(A)を適用する場合について述べたが、これが表示される表示装置の能力(表示領域の大きさ等)に応じて、図8(B)に示すようにアーティストの肖像からなるジャケット画像を表示しても良く、図8(C)に示すように表示される情報をさらに簡略化しても良い。
【0081】
また上述した実施の形態においては、携帯音楽再生装置5が音楽提供サーバ2に対して直接接続しない場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯音楽再生装置5が音楽提供サーバ2に対して直接接続できるようにしても良い。このようにすると携帯音楽再生装置5は、上述の音楽再生端末4と同様の処理を実行することにより、音楽提供サーバ2から直接音楽データを購入することが可能となる。
【0082】
また上述した実施の形態の場合、携帯音楽再生装置5は、音楽提供サーバ2により記憶保持されている音楽管理リストL1を、音楽再生端末4を介して取得する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音楽提供サーバ2と直接通信することができれば、音楽提供サーバ2から直接取得するようにしても良い。
【0083】
また上述した実施の形態の場合、コンテンツデータとして音楽データを適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像データやプログラムデータを適用しても良い。
【0084】
また上述した実施の形態の場合、音楽関連リストL1には、音楽データを識別するための音楽データ識別情報と、その音楽データに関連する音楽データ関連情報と、その音楽データの状態を示す音楽データ状態情報とが対応付けられて示され、このうちの音楽データ識別情報は例えば音楽データのIDを示し、音楽データ関連情報は音楽データに基づく音楽の例えばタイトル、アーティスト名、アルバム名、ジャケット画像などを示すようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音楽関連リストL1の音楽データ識別情報に別の音楽データの情報を含ませるようにしてもよい。この場合、音楽データ識別情報は、該当コンテンツの音楽データのIDにくわえて、別音楽データへのリンク情報を持つことができる。このようにした場合の音楽関連リストL1Yの構造を図19(A)及び(B)に示す。
【0085】
この場合、音楽関連リストL1Yの基本的な構造自体は図6に示した音楽関連リストL1とほぼ同じであるが、図19(B)に示すように、音楽データ識別情報の部分が拡張されている。この図19(B)では、一例として、別コンテンツへのリンクを2つ持っている場合の音楽データ識別情報を示している。ちなみに、この音楽データ識別情報に含まれるリンクの数の上限は特に規定されるものではなく、同じく音楽データ識別情報に含まれる終了データまでの複数のリンクを保持するようになされている。また、当然リンクの上限の数を規定するようにしてもよい。このリンクは、例えば、同じアルバム内のコンテンツを紐付けるのに利用する。
【0086】
このような構造の音楽関連リストL1Yにした場合、取得音楽選択画面表示処理、取得音楽選択処理、転送購入処理、及びリスト更新処理については、音楽データ識別情報内のコンテンツID(図6中のIDに相当)を用いることで、上述の実施の形態と同様の手順で行うことができる。
【0087】
一方で、音楽再生処理については、以下の様な手順にすることが可能となる。すなわち図20のフローチャートに示すように、音楽再生処理手順RT8のステップSP100において携帯音楽再生装置5の制御部15は、ユーザにより音楽再生命令操作が行われたことを認識するとステップSP101に移り、その音楽再生命令操作により指定されたコンテンツ自体(すなわち音楽データ)の再生処理を行って次のステップSP102に移る。この処理は上述した音楽再生処理手順RT7のステップSP83(図14)と同様の処理である。
【0088】
ステップSP102において制御部15は、コンテンツの再生処理終了後、音楽データ識別情報に基づき、このコンテンツにリンクが存在する否かを判定する。ここで否定結果を得ると、このことはリンクが存在しないことを表し、このとき制御部15は、終了ステップSP103に移り、この音楽再生処理手順RT8を終了する。これに対してこのステップSP102で肯定結果を得ると、このことはリンクが存在すること表し、このとき制御部15は、ステップSP104に移る。
【0089】
ステップSP104において制御部15は、音楽データ識別情報内のリンクを順にたどっていき、ステップSP105においてリンク先のコンテンツの再生処理を行い、音楽データ識別情報内のリンク先のコンテンツを全て再生処理し終えると、終了ステップSP103に移り、この音楽再生処理手順RT8を終了する。これにより、例えば、音楽データ識別情報内のリンクが、同じアルバム内のコンテンツを紐付けるように登録されていれば、この音楽再生処理手順RT8にしたがい、携帯音楽再生装置5が、アルバム内のコンテンツを連続的に再生することができるようになる。ちなみに、このアルバム単位の再生時に、アルバム単位での購入操作が行われた場合には、各リンク先での購入確認をユーザに対して確認しないことも可能である。
【0090】
またこのように、アルバム単位の再生時に、アルバム単位での購入操作が行われた場合には、その購入処理をリンク先のコンテンツも含めて行うことも可能である。この場合の購入処理を、図21のフローチャートに示す。すなわち購入処理手順RT9のステップSP110において携帯音楽再生装置5の制御部15は、操作部17を介してユーザによるアルバム単位の購入要求を受け付けるとステップSP111に移り、アルバム自体(例えばアルバム内の1コンテンツ)の音楽データ状態情報が「存在有」でない場合には、「要求有」に設定して次のステップSP112に移る。
【0091】
ステップSP112において制御部15は、アルバム自体の音楽データ識別情報に基づき、リンクが存在する否かを判定する。ここで否定結果を得ると、このことはリンクが存在しないことを表し、このとき制御部15は、終了ステップSP113に移り、この購入処理手順RT9を終了する。これに対してこのステップSP112で肯定結果を得ると、このことはリンクが存在していることを表し、このとき制御部15は、ステップSP114に移る。
【0092】
ステップSP114において制御部15は、音楽データ識別情報内のリンクを順にたどっていき、ステップSP115においてリンク先のコンテンツの音楽データ状態情報が「存在有」でない場合には、「要求有」に設定して、音楽データ識別情報内のリンク先のコンテンツの音楽データ状態情報を全て確認し終えると、終了ステップSP113に移り、この音楽購入処理手順RT9を終了する。これにより、この購入処理手順RT9にしたがい、携帯音楽再生装置5が、アルバム内のコンテンツの音楽データ状態情報を一度に「要求有」に設定することができるようになる。ちなみにこの場合、アルバムのみの音楽データ状態情報を「要求有」に設定することも可能である。
【0093】
ここで、このように音楽データ識別情報に同じアルバム内のコンテンツを示すリンクが含まれている場合に、アルバム内の曲(コンテンツ)を一括取得する方法について説明する。この場合、アルバムの全曲を単純に取得する方法にすると、既に取得済みの曲や曲単位で転送要求した曲と重なることが考えられる。このような曲を購入することは、ユーザに対して不要な費用負担をかけることになるので、同一曲を取得しない(または取得するための購入処理が発生しない)方法が望ましい。
【0094】
そこで、このような条件に応じた、携帯音楽再生装置5で音楽転送要求リストを生成する音楽転送要求リスト生成処理について、図22に示すフローチャートを用いて説明する。ちなみに、この音楽転送要求リスト生成処理は、上述した音楽転送要求処理手順RT3のステップSP33(図11)で行う処理である。
【0095】
すなわち音楽転送要求リスト生成処理手順RT10のステップSP120において携帯音楽再生装置5の制御部15は、音楽管理リストL1Y内のコンテンツを全て検索し終えたか否かを判定する。ここで音楽管理リストL1Yに例えば1つ以上のコンテンツが記されているとすると、このとき制御部15は、まだ1つもコンテンツを検索していないので、このステップSP120で否定結果を得て、ステップSP121に移る。
【0096】
ステップSP121にておいて制御部15は、1つ目のコンテンツを検索し、このコンテンツの音楽データ状態情報が「要求有」であるか否かを判定する。ここで否定結果を得ると、制御部7は、ステップSP120に戻り、次のコンテンツの検索に移る。これに対して、このステップSP121で肯定結果を得ると、このことは検索したコンテンツが転送要求されたコンテンツであることを表しており、このとき制御部15は、ステップSP122に移る。
【0097】
ステップSP122において制御部15は、この転送要求されたコンテンツの音楽データ識別情報にリンクが存在するか否かを判定する。ここで肯定結果を得ると、このことは、この転送要求されたコンテンツが、例えば1曲のみのシングルであることを表しており、このとき制御部7は、ステップSP123に移り、このコンテンツを音楽転送要求リストに追加して、ステップSP120に戻り、次のコンテンツの検索に移る。これに対して、このステップSP122で肯定結果を得ると、このことは、この転送要求されたコンテンツが、例えば複数曲を収録したアルバム内の1コンテンツであることを表しており、このとき制御部15は、ステップSP124に移る。
【0098】
ステップSP124において制御部15は、音楽データ識別情報内のリンクを順にたどっていき、ステップSP125においてリンク先のコンテンツが音楽管理リストL1Y内に存在するか否か(すなわち取得済みであるか否か)を判定し、存在すると判定するとステップSP124に戻って次のリンクに移り、存在しないと判定するとステップSP126に移る。ステップSP126において制御部15は、リンク先のコンテンツが音楽転送要求リストに存在するか否かを判定し、存在すると判定するとステップSP124に戻って次のリンクに移り、存在しないと判定するとステップSP127に移る。ステップSP127において制御部15は、リンク先のコンテンツを音楽転送要求リストに追加する。そして、このステップSP124〜125までの処理を音楽データ識別情報内の全てのリンク先のコンテンツに対して実行し終えると、制御部7は、ステップSP120に戻り、次のコンテンツの検索に移る。
【0099】
このように制御部7は、転送要求されたコンテンツの音楽データ識別情報内にリンクが存在する場合、各リンク先のコンテンツが既に取得済みであるか否かを確認し、取得済みでなければ、続いて転送要求済みであるか否かを確認し、転送要求済みでなければ、取得も転送要求もなされていないコンテンツであると認識して、このコンテンツを音楽転送要求リストに追加するようになされている。
【0100】
そして、音楽管理リストL1Yに記された全てのコンテンツに対する検索が終了すると、制御部7は、ステップSP120で肯定結果を得て、終了ステップSP128に移り、この音楽転送要求リスト生成処理手順RT10を終了する。
【0101】
このような音楽転送要求リスト生成処理手順RT10にしたがって、音楽転送要リストを生成することにより、音楽再生端末4は、アルバム単位のコンテンツの転送要求を重複することなく行うことができる。
【0102】
また上位のサーバー側(例えば、携帯音楽再生装置5から見た音楽再生端末4)で必要な曲(すなわち転送するコンテンツ)を抜き出して判断することも可能である。この場合、転送要求と同時に例えば下位の装置(例えば携帯音楽再生装置5)内に存在する全曲データを上位に送信する。上位では転送要求がアルバム単位であった場合、そのアルバム内のリンクをたどりそれが下位の端末内に存在するか否かを確認することで、必要な曲だけを端末に転送することを可能となる。
【0103】
またこのように音楽データ識別情報に別の音楽データの情報としてリンクを含ませるようにした場合、この音楽データ識別情報は、アルバム単位のリンクに限らず、例えば、アーティスト、芸能人、有名人などが、自分の好きな曲またはアルバムを任意の再生順に並べたプレイリスト(いわゆるCelebrity PlayList)単位のリンクなど、この他種々の単位でグループ化されるコンテンツのリンクを含ませるようにしてもよい。
【0104】
さらにこの場合、音楽データ識別情報内に、アルバムタイトルや、このアルバムのアーティスト名などを含ませたり、プレイリスト名や、このプレイリストを作成した作成者名(アーティスト名、芸能人名、有名人名など)などを含ませるようにしてもよい。これにより、例えば図23に示すように、取得音楽選択画面には、アルバム単位の情報(例えばアルバムタイトル及びアーティスト名)を表示し得ると共に、記憶保持していないアルバムの情報に対してはチェックボックスCKBが対応付けて表示される。
【0105】
そして例えばこのチェックボックスCKBにチェックマークCKMをつける操作が行われると、音楽再生端末4や携帯音楽再生装置5は、該当する音楽データ識別情報が示すID及びリンクをもとに、上述した音楽転送要求リスト生成処理手順RT10にしたがい音楽転送要求リストを生成することにより、必要な音楽データの転送を外部に要求して、このアルバムに含まれる音楽データを一括取得する。
【0106】
さらに例えば図24に示すように、取得音楽選択画面には、プレイリスト単位の情報(例えばプレイリスト名及び作成者名)を表示し得ると共に、記憶保持していないプレイリストの情報に対してはチェックボックスCKBが対応付けて表示される。
【0107】
そして例えばこのチェックボックスCKBにチェックマークCKMをつける操作が行われると、音楽再生端末4や携帯音楽再生装置5は、該当する音楽データ識別情報が示すID及びリンクをもとに、上述した音楽転送要求リスト生成処理手順RT10にしたがい音楽転送要求リストを生成することにより、必要な音楽データの転送を外部に要求して、このプレイリストに含まれる音楽データを一括取得する。
【0108】
このように、アルバムやプレイリストに含まれる曲の音楽データを一括取得することで、複数曲の音楽データを取得する場合の操作を格段と容易にすることができる。ちなみに音楽関連リストL1Yには、異なる単位の音楽データ識別情報(すなわちリンクの数が異なる音楽データ識別情報)が混在していてもよく、この場合、例えば図25に示すように、取得音楽選択画面には、1曲単位の情報(例えば、曲タイトル及びアーティスト名)、アルバム単位の情報(例えば、アルバムタイトル及びアーティスト名)、プレイリスト単位の情報(例えば、プレイリスト名及び作成者)が混在して表示される。
【0109】
また上述した実施の形態の場合、音楽提供サーバ2の制御部22や音楽再生端末4の制御部7や携帯音楽再生装置5の制御部15が、予めインストールされているプログラムに従って、上述した各処理手順RT1〜RT7をソフトウェア的に実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、各処理手順RT1〜RT7をハードウェア的に実行させるようにしても良い。またこれら各処理手順RT1〜RT7を実行するためのプログラムを、CD(Compact Disc)等の記録媒体に記録しておいてもよい。
【0110】
因みに図1に示したコンテンツ取得装置100は音楽再生端末4や携帯音楽再生装置5に相当し、図1に示した表示部102は音楽再生端末4の表示部12や携帯音楽再生装置5の表示部20に相当し、図1に示したコンテンツ記憶部101は端末記憶部8や携帯記憶部16に相当し、図1に示した出力部103は音楽再生端末4の制御部7や携帯音楽再生装置5の制御部15に相当し、図1に示したコンテンツ取得部104は音楽再生端末4の制御部7や携帯音楽再生装置5の制御部15に相当する。
【産業上の利用可能性】
【0111】
本発明は、パーソナルコンピュータや携帯型音楽プレーヤ等のコンテンツ取得装置に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0112】
【図1】コンテンツ取得装置の概要を示す略線図である。
【図2】本実施の形態による音楽購入転送システムの構成を示す略線図である。
【図3】音楽再生端末の構成を示す略線図である。
【図4】携帯音楽再生装置の構成を示す略線図である。
【図5】音楽提供サーバの構成を示す略線図である。
【図6】音楽管理リストの説明に供する略線図である。
【図7】音楽管理リストの伝播の説明に供する略線図である。
【図8】取得音楽選択画面の説明に供する略線図である。
【図9】取得音楽選択画面表示処理手順を示すフローチャートである。
【図10】取得音楽選択処理手順を示すフローチャートである。
【図11】転送購入処理を示すフローチャートである。
【図12】転送購入処理を示すフローチャートである。
【図13】リスト更新処理を示すフローチャートである。
【図14】音楽再生処理手順を示すフローチャートである。
【図15】他の実施形態による音楽管理リスト(1)の説明に供する略線図である。
【図16】音楽再生処理手順を示すフローチャートである。
【図17】他の実施形態による音楽データ状態情報の説明に供する略線図である。
【図18】他の実施形態による取得音楽選択画面(1)の説明に供する略線図である。
【図19】他の実施形態による音楽関連リスト(2)の説明に供する略線図である。
【図20】他の実施形態による音楽再生処理手順を示すフローチャートである。
【図21】他の実施形態による購入処理手順を示すフローチャートである。
【図22】他の実施形態による音楽転送要求リスト生成処理手順を示すフローチャートである。
【図23】他の実施形態による取得音楽選択画面(2)の説明に供する略線図である。
【図24】他の実施形態による取得音楽選択画面(3)の説明に供する略線図である。
【図25】他の実施形態による取得音楽選択画面(4)の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
【0113】
1……音楽購入転送システム、2……音楽提供サーバ、4……音楽再生端末、5……携帯音楽再生装置、L1……管理リスト。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段と、
コンテンツデータを提供するコンテンツ提供装置により提供可能な各コンテンツデータのコンテンツ識別情報を出力する出力手段と、
上記出力手段により出力されたコンテンツ識別情報を選択する選択操作が行われると当該選択されたコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツデータを上記コンテンツ提供装置から取得するコンテンツ取得手段と
を有し、
上記出力手段は、
上記コンテンツ記憶部に未だ記憶されていないコンテンツデータのコンテンツ識別情報については未だ記憶されていない旨を示す未記憶形態として出力し、上記コンテンツ記憶部に既に記憶されているコンテンツデータのコンテンツ識別情報については既に記憶されている旨を示す既記憶形態として出力する
ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
【請求項2】
上記コンテンツ提供装置により提供可能な各コンテンツデータのコンテンツ識別情報が示された提供可能リストを上記コンテンツ提供装置から取得するリスト取得手段
を有し、
上記出力手段は、上記提供可能リストに示されたコンテンツ識別情報を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ取得装置。
【請求項3】
上記リスト取得手段は、上記コンテンツ提供装置に保持されている上記提供可能リストに示されていて当該コンテンツ取得装置により取得された上記提供可能リストに示されていない上記コンテンツ識別情報がある場合、当該示されていないコンテンツ識別情報のみを上記コンテンツ提供装置から取得する
ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ取得装置。
【請求項4】
上記コンテンツ提供装置からコンテンツデータを取得すべきか否かを確認する確認情報を出力する確認情報出力手段
を有し、
上記コンテンツ取得手段は、上記確認情報を出力した後取得すべき旨の操作が行われると上記コンテンツ提供装置から当該コンテンツデータを取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ取得装置。
【請求項5】
上記コンテンツ識別情報は、複数のコンテンツを示す
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ取得装置。
【請求項6】
コンテンツデータを提供するコンテンツ提供装置により提供可能な各コンテンツデータのコンテンツ識別情報を表示部に出力する出力ステップと、
上記表示部に出力されたコンテンツ識別情報を選択する選択操作が行われると当該選択されたコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツデータを上記コンテンツ提供装置から取得するコンテンツ取得ステップと
を有し、
上記出力ステップでは、
コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段に未だ記憶されていないコンテンツデータのコンテンツ識別情報については未だ記憶されていない旨を示す未記憶形態として出力し、上記コンテンツ記憶部に既に記憶されているコンテンツデータのコンテンツ識別情報については既に記憶されている旨を示す既記憶形態として出力する
ことを特徴とするコンテンツ取得装置のコンテンツ取得方法。
【請求項7】
コンピュータに対し、
コンテンツデータを提供するコンテンツ提供装置により提供可能な各コンテンツデータのコンテンツ識別情報を表示部に出力する出力ステップと、
上記表示部に出力されたコンテンツ識別情報を選択する選択操作が行われると当該選択されたコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツデータを上記コンテンツ提供装置から取得するコンテンツ取得ステップと
を実行させるコンテンツ取得プログラムであって、
上記出力ステップでは、
コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶手段に未だ記憶されていないコンテンツデータのコンテンツ識別情報については未だ記憶されていない旨を示す未記憶形態として出力し、上記コンテンツ記憶部に既に記憶されているコンテンツデータのコンテンツ識別情報については既に記憶されている旨を示す既記憶形態として出力する
ことを特徴とするコンテンツ取得プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2007−42253(P2007−42253A)
【公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−268619(P2005−268619)
【出願日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】