説明

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、およびコンテンツ配信方法を提供

【課題】コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、およびコンテンツ配信方法を提供する。
【解決手段】コンテンツ再生装置にコンテンツを配信するコンテンツ配信装置であって、前記コンテンツ再生装置から、前記コンテンツ再生装置におけるコンテンツの再生中に前記コンテンツ再生装置に対して行われた再生制御操作を示す操作情報を受信する受信部と、前記コンテンツ再生装置から受信した前記操作情報に基づいて1または2以上の推奨コンテンツを選択する選択部と、を備えるコンテンツ配信装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、およびコンテンツ配信方法を提供に関する。
【背景技術】
【0002】
近日、ネットワーク技術の向上に伴い、ネットワークを介してサーバがユーザにコンテンツを配信するコンテンツ配信サービスが広く普及している。このコンテンツ配信サービスにおいては、例えば特許文献1および特許文献2に記載されているように、サーバがユーザに応じたコンテンツ(またはアイテム)を配信することも提案されている。
【0003】
より詳細には特許文献1には、サーバがユーザの客層に応じたコンテンツを配信するとともに、配信に係るコンテンツを見やすく、且つその選択操作を容易なものとするシステムが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、アイテムサーバが利用者によるアイテムの総再生時間情報を取得して蓄積し、総再生時間情報を用いてユーザの興味が高いと推測されるお勧め情報のリストを作成するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−166536号公報
【特許文献2】特開2009−64365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来のシステムでは、現在のユーザの嗜好に沿ったコンテンツを推奨できない場合が想定される。例えば、特許文献2に記載のシステムは、上述したようにアイテムの総再生時間に基づいてお勧め情報のリストを作成するものであるが、総再生時間の長いアイテムはユーザの興味が高いと判断し得る一方、多くの視聴によりユーザに飽きられている場合も考えられる。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザへの推奨コンテンツを、コンテンツの再生中にユーザにより行われた再生制御操作に基づいて選択することが可能な、新規かつ改良されたコンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、およびコンテンツ配信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、コンテンツを配信するコンテンツ配信装置、および前記コンテンツ配信装置から配信される前記コンテンツを再生するコンテンツ再生装置を備えるコンテンツ配信システムであって、前記コンテンツ再生装置は、操作部と、コンテンツの再生中に前記操作部に対して行われた再生制御操作を示す操作情報を前記コンテンツ配信装置に送信する送信部とを備え、前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ再生装置から受信した前記操作情報に基づいて1または2以上の推奨コンテンツを選択する選択部、を備えるコンテンツ配信システムが提供される。
【0009】
前記コンテンツ配信装置は、前記選択部により選択された前記1または2以上の推奨コンテンツを、ネットワークを介して前記コンテンツ再生装置に配信する配信部をさらに備えてもよい。
【0010】
前記コンテンツ配信装置は、前記ネットワークの状況を監視するネットワーク監視部をさらに備え、前記コンテンツ配信装置は、前記ネットワークが前記推奨コンテンツを配信できない状況である場合には、前記1または2以上の推奨コンテンツを示すリストを前記再生装置に送信してもよい。
【0011】
前記選択部は、前記操作情報に基づいて再生コンテンツに対するユーザの興味を評価し、ユーザの興味が高いほど、当該コンテンツと関連性が高いコンテンツを前記1または2以上の推奨コンテンツとして選択してもよい。
【0012】
前記コンテンツ配信装置は、ユーザごとに、コンテンツに対する操作情報と、当該コンテンツの再生終了後に配信要求されたコンテンツを示す情報を収集する配信要求状況収集部をさらに備え、前記選択部は、前記コンテンツ再生装置による再生コンテンツと同一のコンテンツに対し、前記コンテンツ再生装置から受信した前記操作情報と類似する操作情報を行ったユーザにより当該コンテンツの再生終了後に配信要求されたコンテンツを前記1または2以上の推奨コンテンツとして選択してもよい。
【0013】
前記選択部は、コンテンツ中で、複数ユーザによる視聴量が所定範囲内である部分における操作情報を前記1または2以上の推奨コンテンツの選択に利用し、前記視聴量が所定範囲を下回る部分および上回る部分における操作情報は前記1または2以上の推奨コンテンツの選択に利用しなくてもよい。
【0014】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンテンツ再生装置にコンテンツを配信するコンテンツ配信装置であって、前記コンテンツ再生装置から、前記コンテンツ再生装置におけるコンテンツの再生中に前記コンテンツ再生装置に対して行われた再生制御操作を示す操作情報を受信する受信部と、前記コンテンツ再生装置から受信した前記操作情報に基づいて1または2以上の推奨コンテンツを選択する選択部と、を備えるコンテンツ配信装置が提供される。
【0015】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンテンツ再生装置がコンテンツを再生するステップと、コンテンツの再生中に前記コンテンツ再生装置に対して行われた再生制御操作を示す操作情報を前記コンテンツ再生装置がコンテンツ配信装置に送信するステップと、前記コンテンツ配信装置が前記コンテンツ再生装置から受信した前記操作情報に基づいて1または2以上の推奨コンテンツを選択するステップと、を含むコンテンツ配信方法が提供される。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように本発明によれば、ユーザへの推奨コンテンツを、コンテンツの再生中にユーザにより行われた再生制御操作に基づいて選択することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1の実施形態によるコンテンツ配信システムの構成を示した説明図である。
【図2】コンテンツ再生装置の構成を示した機能ブロック図である。
【図3】第1の実施形態によるコンテンツ配信システムの全体動作を示した説明図である。
【図4】評価情報および操作情報の具体例を示した説明図である。
【図5】コンテンツリスト作成サーバによる推奨コンテンツの選択基準の具体例を示した説明図である。
【図6】ネットワーク情報および配信判定基準の具体例を示した説明図である。
【図7】第2の実施形態によるコンテンツ配信システムの構成を示した説明図である。
【図8】各ユーザのコンテンツの再生状況の具体例を示した説明図である。
【図9】各コンテンツ再生終了後に各ユーザにより配信要求されたコンテンツを示した説明図である。
【図10】あるコンテンツ中の各部分の複数ユーザによる視聴量の具体例を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0019】
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じてコンテンツ再生装置20A、20Bおよび20Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、コンテンツ再生装置20A、20Bおよび20Cを特に区別する必要が無い場合には、単にコンテンツ再生装置20と称する。
【0020】
また、当該「発明を実施するための形態」を、以下に示す項目順序に従って説明する。
1.第1の実施形態
1−1.第1の実施形態によるコンテンツ配信システムの概要
1−2.推奨コンテンツの選択
1−3.推奨コンテンツの配信
2.第2の実施形態
2−1.第2の実施形態によるコンテンツ配信システムの概要
2−2.推奨コンテンツの選択
2−3.補足
3.第3の実施形態
4.まとめ
【0021】
<1.第1の実施形態>
(1−1.第1の実施形態によるコンテンツ配信システムの概要)
まず、図1〜図3を参照し、本発明の第1の実施形態によるコンテンツ配信システム1について概略的に説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1の実施形態によるコンテンツ配信システム1の構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の第1の実施形態によるコンテンツ配信システム1は、コンテンツ配信装置10と、ネットワーク12と、コンテンツ再生装置20と、表示装置22とを備える。
【0023】
コンテンツ配信装置10は、図1に示したように、コンテンツリスト作成サーバ30、評価情報蓄積部32、操作情報蓄積部34、コンテンツ配信サーバ40、コンテンツ蓄積部42、およびネットワーク状況監視サーバ50を含む。図1においては、このようにコンテンツ配信装置10としての機能が複数の収容体に分散して実装される例を示しているが、コンテンツ配信装置10としての機能は1の収容体に実装されてもよい。
【0024】
簡単に説明すると、コンテンツリスト作成サーバ30はコンテンツ再生装置20のユーザに対する推奨コンテンツを選択する選択部として機能し、コンテンツ配信サーバ40は推奨コンテンツをコンテンツ再生装置20に配信する配信部として機能し、ネットワーク状況監視サーバ50はネットワーク12の状況を監視するネットワーク監視部として機能する。
【0025】
このコンテンツ配信装置10は、ユーザが利用するコンテンツ再生装置20とネットワーク12を介して接続されている。このネットワーク12は、ネットワーク12に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
【0026】
コンテンツ再生装置20は、コンテンツ配信装置10とネットワーク12を介して接続されており、コンテンツ配信装置10からネットワーク12を介して配信されるコンテンツを再生する。コンテンツ再生装置20が再生したコンテンツは表示装置22に表示される。ここで、コンテンツは、音楽、講演およびラジオ番組などの音楽データや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、文書、絵画および図表などの映像データであってもよい。
【0027】
なお、図1においてはコンテンツ再生装置20と表示装置22が分離構成される例を示しているが、コンテンツ再生装置20と表示装置22は一体構成されてもよい。例えば、コンテンツ再生装置20および表示装置22は、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。また、コンテンツ再生装置20と表示装置22は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などの情報処理装置であってもよい。
【0028】
ここで、図2を参照し、コンテンツ再生装置20の構成を説明する。
【0029】
図2は、コンテンツ再生装置20の構成を示した機能ブロック図である。図2に示したように、コンテンツ再生装置20は、通信部210と、操作部220と、再生部230と、情報蓄積部240と、を備える。
【0030】
通信部210は、コンテンツ配信装置10とのインターフェースであって、コンテンツ配信装置10との間で各種データを送受信する送信部および受信部としての機能を有する。例えば、通信部210は、後述の操作情報をコンテンツ配信装置10に送信する送信部、およびコンテンツ配信装置10からコンテンツやコンテンツリストを受信する受信部としての機能を有する。
【0031】
操作部220は、ユーザがコンテンツ再生装置20の動作を指示するための操作や、コンテンツ再生装置20に情報を入力するための操作などを行う構成である。例えば、ユーザは、コンテンツリストからのコンテンツの選択、コンテンツの再生/一時停止/早送り/巻き戻し/音量調整などの再生制御操作を操作部220に対して行うことにより、コンテンツ再生装置20の動作を制御することができる。
【0032】
なお、操作部220は、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバー、ダイヤルや、リモートコントローラが発生する赤外線信号用の受光部あるいは無線信号の受信部などからなる操作手段と、この操作手段に対するユーザ操作に応じて操作信号を生成して制御部320に出力する入力制御回路などから構成されてもよい。
【0033】
再生部230は、通信部210によりコンテンツ配信装置10から受信されたコンテンツの再生処理を行う。再生処理としては、例えば、DA変換、デコード、レンダリングなどがあげられる。
【0034】
情報蓄積部240は、コンテンツや後述の操作情報などの各種情報を蓄積する記憶媒体である。この情報蓄積部240は、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、およびMO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体であってもよい。不揮発性メモリとしては、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)があげられる。また、磁気ディスクとしては、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどがあげられる。また、光ディスクとしては、CD(Compact Disc、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))などがあげられる。
【0035】
上述したコンテンツ再生装置20およびコンテンツ配信サーバ10を備えるコンテンツ配信システム1によれば、コンテンツ再生装置20におけるコンテンツの再生中にユーザにより行われた再生制御操作に基づき、ユーザへの推奨コンテンツを選択することができる。以下、図3を参照し、このようなコンテンツ配信システム1の全体動作を説明する。
【0036】
図3は、第1の実施形態によるコンテンツ配信システム1の全体動作を示した説明図である。まず、コンテンツ再生装置20は、コンテンツの再生を開始すると(S100)、コンテンツに対するユーザの評価情報、およびコンテンツの再生中にユーザにより操作部220に対して行われた再生制御操作を示す操作情報を取得する(S104)。そして、コンテンツ再生装置20は、この評価情報および操作情報を、コンテンツの再生中またはコンテンツの再生停止後(S108)にコンテンツリスト作成サーバ30に送信する。
【0037】
ここで、操作情報は、ユーザにより行われた再生制御操作の内容、およびユーザにより再生制御操作が行われたコンテンツ中の再生位置を含む情報であってもよい。操作情報の一例として、ユーザにより行われた再生制御操作の内容である「早送り」、および「早送り」が行われたコンテンツ中の再生位置である「3分14秒」などが挙げられる。
【0038】
コンテンツリスト作成サーバ30は、コンテンツ再生装置20から評価情報および操作情報を受信すると(S112)、評価情報を評価情報蓄積部32に蓄積し、操作情報を操作情報蓄積部34に蓄積する(S116)。その後、コンテンツリスト作成サーバ30は、評価情報および操作情報に基づいて、コンテンツ再生装置20のユーザに対する推奨コンテンツを選択する(S120)。
【0039】
そして、コンテンツリスト作成サーバ30が推奨コンテンツの配信をコンテンツ配信サーバ40に要求すると(S124)、コンテンツ配信サーバ40は、ネットワーク監視サーバ50にネットワーク状況を要求する(S128)。ネットワーク監視サーバ50は、コンテンツ配信サーバ40からの要求に応じてネットワーク12の状況をコンテンツ配信サーバ40に送信する(S132)。
【0040】
続いて、コンテンツ配信サーバ40は、ネットワーク監視サーバ50から受信したネットワーク状況に基づき、推奨コンテンツを配信可能な場合には推奨コンテンツをコンテンツ再生装置20に配信する(S136、S140)。一方、推奨コンテンツを配信できないネットワーク状況である場合には、コンテンツリスト作成サーバ30が推奨コンテンツリストをコンテンツ蓄積部42から検索し、コンテンツ再生装置20に送信する(S136、S144)。そして、コンテンツ再生装置20は、コンテンツ配信サーバ40から配信されたコンテンツの連続再生、またはコンテンツリスト作成サーバ30から受信した推奨コンテンツリストの表示を行う(S148)。
【0041】
以上、本発明の第1の実施形態によるコンテンツ配信システム1について概略的に説明した。続いて、第1の実施形態によるコンテンツ配信システム1における推奨コンテンツの選択、および推奨コンテンツの配信についてより詳細に説明する。
【0042】
(1−2.推奨コンテンツの選択)
上述したように、コンテンツリスト作成サーバ30は、コンテンツ再生装置20から受信される評価情報を評価情報蓄積部32に蓄積する。ユーザが同一コンテンツを複数回視聴し、コンテンツ再生装置20から同一コンテンツの評価情報が複数回受信された場合、評価情報蓄積部32は複数の評価情報を平均して蓄積してもよい。また、コンテンツリスト作成サーバ30は、コンテンツ再生装置20から受信される操作情報を操作情報蓄積部34に蓄積する。ここで、図4を参照し、評価情報および操作情報についてより具体的に説明する。
【0043】
図4は、評価情報および操作情報の具体例を示した説明図である。図4に示したように、評価情報は、5段階の数字のいずれかで表されるユーザの絶対評価であってもよい。また、操作情報は、再生後一定時間以内に再生が停止されたか否かを示す情報、再生後一定時間内にスキップまたは早送りが行われそのまま再生が終了したか否かを示す情報、早送り・巻き戻し・スキップなどの再生制御操作が行われたか否かを示す情報、再生制御操作が行われた場合には再生制御操作の回数を示す情報などを含んでもよい。また、操作情報は、各再生制御操作が行われた再生位置を示す情報を含んでもよい。
【0044】
コンテンツリスト作成サーバ30は、このような操作情報に基づき、再生コンテンツに対するユーザの興味を判定する。例えば、コンテンツリスト作成サーバ30は、コンテンツの再生開始後一定時間(例えば3分)以内に再生が停止された場合、当該コンテンツの選択は誤操作であった、または興味を無くしたと判定する。また、再生後一定時間内にスキップまたは早送りが行われそのまま再生が終了した場合、当該コンテンツに対する興味は「低」であると判定する。また、再生制御操作が行われずにコンテンツ全体の再生が終了した場合、当該コンテンツに対する興味は「中」であると判定する。さらに、再生中に行われた再生制御操作の回数が他ユーザの平均操作回数より多い場合、当該コンテンツに対する興味は「大」であると判定する。
【0045】
そして、コンテンツリスト作成サーバ30は、コンテンツ再生装置20から再生コンテンツの視聴終了信号を受信すると、再生コンテンツに対するユーザの興味の判定結果に基づき、ユーザに対する推奨コンテンツを選択する。コンテンツリスト作成サーバ30による推奨コンテンツの選択基準について図5を参照して説明する
【0046】
図5は、コンテンツリスト作成サーバ30による推奨コンテンツの選択基準の具体例を示した説明図である。図5に示したように、コンテンツリスト作成サーバ30は、再生コンテンツに対するユーザ興味が「大」であると判定した場合、再生コンテンツと連続性の高いコンテンツを推奨コンテンツとして選択する。ここで、連続性の高いコンテンツとは、再生コンテンツが時系列関係を有する複数のコンテンツのうちの1つである場合、再生コンテンツの次に順序付けられているコンテンツである。例えば、再生コンテンツが、連続ドラマ「ブザービーター第2話」である場合、再生コンテンツと連続性の高いコンテンツとして「ブザービーター第3話」が考えられる。
【0047】
また、コンテンツリスト作成サーバ30は、再生コンテンツに対するユーザ興味が「中」であると判定した場合、再生コンテンツと連続性の高いコンテンツ、または再生コンテンツと同ジャンルで評価の高いコンテンツを選択する。また、コンテンツリスト作成サーバ30は、再生コンテンツに対するユーザ興味が「低」であると判定した場合、再生コンテンツと別ジャンルで評価の高いコンテンツを選択する。さらに、コンテンツリスト作成サーバ30は、再生コンテンツの選択が「誤操作」であったと判定した場合、コンテンツの選択を行わない。
【0048】
コンテンツリスト作成サーバ30は、このようにして推奨コンテンツを選択すると、コンテンツ配信サーバ40に推奨コンテンツの配信を要求する。なお、コンテンツリスト作成サーバ30は、推奨コンテンツとして再生コンテンツと連続性の高いコンテンツを選択し、かつ、推奨コンテンツが1つである場合に、コンテンツ配信サーバ40に推奨コンテンツの配信を要求してもよい。一方、コンテンツリスト作成サーバ30は、推奨コンテンツが複数存在する場合、または、推奨コンテンツが再生コンテンツと連続性の高いコンテンツでない場合、推奨コンテンツの配信を要求せず、推奨コンテンツリストをコンテンツ再生装置20に送信してもよい。
【0049】
(1−3.推奨コンテンツの配信)
以上、コンテンツリスト作成サーバ30による推奨コンテンツの選択について説明した。続いて、コンテンツ再生装置20への推奨コンテンツの配信について説明する。
【0050】
コンテンツ配信サーバ40は、コンテンツリスト作成サーバ30から推奨コンテンツの配信を要求されると、ネットワーク状況監視サーバ50に、ネットワーク状況を示すネットワーク情報を要求する。そして、コンテンツ配信サーバ40は、ネットワーク状況監視サーバ50から受信されるネットワーク情報に基づき、推奨コンテンツを配信するか否かを判定する。
【0051】
図6は、ネットワーク情報および配信判定基準の具体例を示した説明図である。図6に示したように、コンテンツ配信サーバ40は、コンテンツ配信サーバ40自身が配信可能な状態にあり、かつ、ネットワーク12の帯域に余裕がある場合に推奨コンテンツを配信すると判定する。一方、コンテンツ配信サーバ40は、コンテンツ配信サーバ40自身が配信不可能な状態にある場合、または、ネットワーク12の帯域に余裕がない場合には、推奨コンテンツをせず、コンテンツリスト作成サーバ30に推奨コンテンツリストの送信を依頼する。
【0052】
なお、コンテンツ配信サーバ40自身が配信不可能な状態として、多数の配信要求が集中している場合が考えられる。また、ネットワーク12の帯域に余裕がある場合とは、ネットワーク12の空き帯域が、推奨コンテンツの配信に利用する帯域を上回っている場合であってもよい。
【0053】
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、コンテンツの再生中に行われた再生制御操作に基づいて推奨コンテンツを選択し、コンテンツの再生終了後に推奨コンテンツ、または推奨コンテンツリストを自動的に配信することにより、連続再生を実現する。このため、ユーザによるコンテンツの視聴待機時間を短縮することができる。また、本発明の第1の実施形態によれば、再生後一定時間以内にコンテンツの再生が停止された場合、当該コンテンツの選択は誤操作であった、またはユーザが興味を無くしたものと判定される。このため、誤操作により選択されたコンテンツやユーザにより興味が失われたコンテンツに関連するコンテンツの配信を防止することができる。
【0054】
<2.第2の実施形態>
次に、図7〜図9を参照し、第2の実施形態によるコンテンツ配信システム2について説明する。
【0055】
(2−1.第2の実施形態によるコンテンツ配信システムの概要)
図7は、第2の実施形態によるコンテンツ配信システム2の構成を示した説明図である。図7に示したように、本発明の第2の実施形態によるコンテンツ配信システム2は、コンテンツ配信装置10’と、ネットワーク12と、コンテンツ再生装置20A〜20Cと、表示装置22A〜22Cとを備える。
【0056】
コンテンツ配信装置10’は、図7に示したように、コンテンツリスト作成サーバ30、評価情報蓄積部32、操作情報蓄積部34、コンテンツ配信サーバ40、コンテンツ蓄積部42、ネットワーク状況監視サーバ50に加え、配信要求状況収集サーバ60を含む。
【0057】
この配信要求状況収集サーバ60は、各ユーザの配信要求状況を収集し、操作情報蓄積部34に送信して蓄積する配信要求状況収集部として機能する。配信要求状況は、各ユーザによるコンテンツの再生状況と、当該コンテンツの再生終了後に各ユーザが配信要求したコンテンツを示す情報である。操作情報蓄積部34は、各コンテンツに埋め込まれているタイムスタンプを利用し、各ユーザによる早送り・巻き戻しなどの再生制御操作を抽出し、各コンテンツにおける視聴が多い部分・視聴が少ない部分を集計・蓄積する。例えば、何度も巻き戻して再生された部分は視聴が多い部分に該当し、早送りされた部分は視聴が少ない部分に該当する。以下、図8および図9に配信要求状況の具体例を示す。
【0058】
図8は、各ユーザのコンテンツの再生状況の具体例を示した説明図である。図9は、各コンテンツ再生終了後に各ユーザにより配信要求されたコンテンツを示した説明図である。図8に示した例では、コンテンツAに関し、ユーザAおよびユーザBは先頭および末尾の視聴が少なく中央付近での視聴が多いが、ユーザBは全体を通して視聴量にばらつきがない。また、図9には、コンテンツAの再生終了後にユーザBはコンテンツeを配信要求し、ユーザCはコンテンツiを配信要求した例を示している。本実施形態によるコンテンツリスト作成サーバ30は、以下に説明するように、このような配信要求状況に基づいて推奨コンテンツを選択することができる。
【0059】
(2−2.推奨コンテンツの選択)
同一のコンテンツに関して類似する再生制御操作を行い、その結果、視聴状況が類似するユーザは、コンテンツに対する嗜好も類似している可能性が高い。そこで、本実施形態によるコンテンツリスト作成サーバ30は、他ユーザのうちで、再生コンテンツの視聴状況がユーザと類似する他ユーザを抽出し、抽出した他ユーザが当該再生コンテンツの再生終了後に配信要求したコンテンツを推奨コンテンツとして選択する。
【0060】
具体的には、ユーザAがコンテンツAを図9に示したように視聴した場合、コンテンツリスト作成サーバ30は、コンテンツAの視聴状況がユーザAと類似する他ユーザとしてユーザCを抽出する。また、図9に示したように、ユーザCがコンテンツAの再生終了後に配信要求したコンテンツはコンテンツiであるため、コンテンツリスト作成サーバ30は、コンテンツiを推奨コンテンツとして選択する。
【0061】
また、コンテンツリスト作成サーバ30は、他ユーザのうちで、再生コンテンツの視聴状況がユーザと類似しない他ユーザを抽出し、抽出した他ユーザが当該再生コンテンツの再生終了後に配信要求したコンテンツを推奨コンテンツの選択候補から除外してもよい。
【0062】
具体的には、ユーザAがコンテンツAを図9に示したように視聴した場合、コンテンツリスト作成サーバ30は、コンテンツAの視聴状況がユーザAと類似しない他ユーザとしてユーザBを抽出する。また、図9に示したように、ユーザBがコンテンツAの再生終了後に配信要求したコンテンツはコンテンツeであるため、コンテンツリスト作成サーバ30は、コンテンツeを推奨コンテンツの選択候補から除外してもよい。
【0063】
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、コンテンツの視聴状況、すなわち再生制御操作が類似する他ユーザの配信要求に基づき、連続性の高いコンテンツ以外であってもユーザの嗜好に沿った推奨コンテンツを選択して連続再生することが可能である。
【0064】
(2−3.補足)
なお、上述した第2の実施形態による推奨コンテンツの選択方法は、第1の実施形態による推奨コンテンツの選択方法と組み合わせて利用することも可能である。例えば、コンテンツリスト作成サーバ30は、第2の実施形態による選択方法と第1の実施形態による選択方法を独立して行なってもよい。
【0065】
そして、双方の方法により選択された推奨コンテンツが1つであり、かつ、同一コンテンツである場合、コンテンツリスト作成サーバ30は当該推奨コンテンツの配信をコンテンツ配信サーバ40に要求してもよい。また、双方の方法により選択された推奨コンテンツが1つであり、双方のコンテンツが異なる場合、コンテンツリスト作成サーバ30はいずれかの方法により選択された推奨コンテンツの配信をコンテンツ配信サーバ40に要求してもよい。また、双方の方法により異なる複数の推奨コンテンツが選択された場合、コンテンツリスト作成サーバ30は、これら複数の推奨コンテンツを示す推奨コンテンツリストをコンテンツ再生装置20に送信してもよい。
【0066】
<3.第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。本発明の第3の実施形態によるコンテンツ配信システムは、第2の実施形態によるコンテンツ配信システム2と基本構成が共通するので、詳細な説明を省略する。
【0067】
本実施形態では、操作情報蓄積部34において、コンテンツごとに、コンテンツ中の各部分の複数ユーザによる視聴量(回数)を管理する。この複数ユーザによる視聴量の具体例を図10に示す。
【0068】
図10は、あるコンテンツ中の各部分の複数ユーザによる視聴量の具体例を示した説明図である。図10に示した例では、コンテンツ部分O、S、およびUは視聴量が比較的少なく、コンテンツ部分Qは比較的多い。なお、この複数ユーザによる各部分の視聴量は、例えば図8に示した各ユーザのコンテンツの再生状況から取得可能である。
【0069】
ここで、突出して視聴量が多い部分は、多くのユーザが興味を持つ部分であると考えられる一方で、難しくて繰り返し視聴しないと理解できない部分であるとも考えられる。すなわち、突出して視聴量が多い部分における視聴状況(再生制御操作)は必ずしもユーザの嗜好を判断する上で有用ではない。同様に、突出して視聴量が少ない部分における視聴状況(再生制御操作)も必ずしもユーザの嗜好を判断する上で有用ではない。
【0070】
そこで、本実施形態によるコンテンツリスト作成サーバ30は、複数ユーザによる視聴量が所定範囲内であるコンテンツ部分における視聴状況のみを推奨コンテンツの選択に利用し、視聴量が所定範囲を下回る部分および上回る部分における視聴状況は推奨コンテンツの選択に利用しない。
【0071】
例えば、コンテンツリスト作成サーバ30は、視聴状況が類似する他ユーザを抽出する際に、視聴量が閾値Th1および閾値Th2の範囲内であるコンテンツ部分P、R、およびTにおいて視聴状況の類似する他ユーザを抽出してもよい。
【0072】
なお、閾値Th1および閾値Th2の値は特に限定されない。例えば、閾値Th1および閾値Th2は固定値であってもよい。または、閾値Th1および閾値Th2は、各コンテンツ部分の視聴量の平均値や標準偏差に応じた値であってもよい。すなわち、閾値Th1および閾値Th2は、閾値Th1および閾値Th2の範囲内であるコンテンツ部分がコンテンツ全体の所定の割合となるような値であってもよい。
【0073】
また、上記では、第2の実施形態による推奨コンテンツの選択方法に第3の実施形態を適用する例を説明したが、第3の実施形態を第1の実施形態による推奨コンテンツの選択方法に適用することも可能である。具体的には、コンテンツリスト作成サーバ30は、複数ユーザによる視聴量が所定範囲内である部分における再生制御操作のみを、ユーザ興味の判定に反映させてもよい。
【0074】
<4.まとめ>
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、コンテンツの再生中に行われた再生制御操作に基づいて推奨コンテンツを選択し、コンテンツの再生終了後に推奨コンテンツ、または推奨コンテンツリストを自動的に配信する。このため、ユーザによるコンテンツの視聴待機時間を短縮することができる。また、本発明の第1の実施形態によれば、再生後一定時間以内にコンテンツの再生が停止された場合、当該コンテンツの選択は誤操作であった、またはユーザが興味を無くしたものと判定される。このため、誤操作により選択されたコンテンツやユーザにより興味が失われたコンテンツに関連するコンテンツの配信を防止することができる。
【0075】
また、本発明の第2の実施形態によれば、コンテンツの視聴状況が類似する他ユーザの配信要求に基づき、連続性の高いコンテンツ以外であってもユーザの嗜好に沿った推奨コンテンツを選択して連続再生することが可能である。
【0076】
また、本発明の第3の実施形態によれば、複数ユーザによる視聴量が所定範囲内であるコンテンツ部分における視聴状況のみを推奨コンテンツの選択に利用することが可能である。
【0077】
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0078】
例えば、第1の実施形態では1のユーザによる視聴状況を考慮した推奨コンテンツの選択方法を説明し、第2の実施形態では他ユーザによる視聴状況を考慮した推奨コンテンツの選択方法をしたが、本発明はかかる例に限定されない。変形例として、ユーザは全く視聴したことはないが、他ユーザによる評価が高いジャンル・コンテンツを推奨コンテンツとして選択してもよい。かかる構成により、ユーザの新嗜好開拓を図ると共に、システム全体および各コンテンツの使用率が向上するという効果を期待することができる。
【0079】
また、本明細書のコンテンツ配信システム1の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、コンテンツ配信システム1の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
【0080】
また、コンテンツ配信装置10およびコンテンツ再生装置20に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した受信装置20、コンテンツ配信装置10およびコンテンツ再生装置20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
【符号の説明】
【0081】
1、2 コンテンツ配信システム
10、10’ コンテンツ配信装置
12 ネットワーク
20 コンテンツ再生装置
22 表示装置
30 コンテンツリスト作成サーバ
32 評価情報蓄積部
34 操作情報蓄積部
40 コンテンツ配信サーバ
42 コンテンツ蓄積部
50 ネットワーク状況監視サーバ
60 配信要求情報収集サーバ
210 通信部
220 操作部
230 再生部
240 情報蓄積部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを配信するコンテンツ配信装置、および前記コンテンツ配信装置から配信される前記コンテンツを再生するコンテンツ再生装置を備えるコンテンツ配信システムであって:
前記コンテンツ再生装置は、
操作部と;
コンテンツの再生中に前記操作部に対して行われた再生制御操作を示す操作情報を前記コンテンツ配信装置に送信する送信部と;
を備え、
前記コンテンツ配信装置は、
前記コンテンツ再生装置から受信した前記操作情報に基づいて1または2以上の推奨コンテンツを選択する選択部、
を備える、コンテンツ配信システム。
【請求項2】
前記コンテンツ配信装置は、前記選択部により選択された前記1または2以上の推奨コンテンツを、ネットワークを介して前記コンテンツ再生装置に配信する配信部をさらに備える、請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
【請求項3】
前記コンテンツ配信装置は、前記ネットワークの状況を監視するネットワーク監視部をさらに備え、
前記コンテンツ配信装置は、前記ネットワークが前記推奨コンテンツを配信できない状況である場合には、前記1または2以上の推奨コンテンツを示すリストを前記再生装置に送信する、請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
【請求項4】
前記選択部は、前記操作情報に基づいて再生コンテンツに対するユーザの興味を評価し、ユーザの興味が高いほど、当該コンテンツと関連性が高いコンテンツを前記1または2以上の推奨コンテンツとして選択する、請求項3に記載のコンテンツ配信システム。
【請求項5】
前記コンテンツ配信装置は、ユーザごとに、コンテンツに対する操作情報と、当該コンテンツの再生終了後に配信要求されたコンテンツを示す情報を収集する配信要求状況収集部をさらに備え、
前記選択部は、前記コンテンツ再生装置による再生コンテンツと同一のコンテンツに対し、前記コンテンツ再生装置から受信した前記操作情報と類似する操作情報を行ったユーザにより当該コンテンツの再生終了後に配信要求されたコンテンツを前記1または2以上の推奨コンテンツとして選択する、請求項3に記載のコンテンツ配信システム。
【請求項6】
前記選択部は、コンテンツ中で、複数ユーザによる視聴量が所定範囲内である部分における操作情報を前記1または2以上の推奨コンテンツの選択に利用し、前記視聴量が所定範囲を下回る部分および上回る部分における操作情報は前記1または2以上の推奨コンテンツの選択に利用しない、請求項4または5に記載のコンテンツ配信システム。
【請求項7】
コンテンツ再生装置にコンテンツを配信するコンテンツ配信装置であって:
前記コンテンツ再生装置から、前記コンテンツ再生装置におけるコンテンツの再生中に前記コンテンツ再生装置に対して行われた再生制御操作を示す操作情報を受信する受信部と;
前記コンテンツ再生装置から受信した前記操作情報に基づいて1または2以上の推奨コンテンツを選択する選択部と;
を備える、コンテンツ配信装置。
【請求項8】
コンテンツ再生装置がコンテンツを再生するステップと;
コンテンツの再生中に前記コンテンツ再生装置に対して行われた再生制御操作を示す操作情報を前記コンテンツ再生装置がコンテンツ配信装置に送信するステップと;
前記コンテンツ配信装置が前記コンテンツ再生装置から受信した前記操作情報に基づいて1または2以上の推奨コンテンツを選択するステップと;
を含む、コンテンツ配信方法。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−95972(P2011−95972A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−248775(P2009−248775)
【出願日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(308033722)株式会社OKIネットワークス (165)
【Fターム(参考)】