説明

コンデンサ素子の成形方法及びその成形装置

【課題】コンデンサ素子の表面に目潰れを起こさないコンデンサ素子の製造方法及びその製造装置を提供する。
【解決手段】このコンデンサ素子の成形装置は、自由端と切り欠き部を有するフロント部材とリア部材からなる金型と、コンデンサ成形粉末を押圧成形し、成形されたコンデンサ素子を金型の外部に押し出す動作を行う左パンチおよび右パンチと、コンデンサ成形粉末供給箱と、コンデンサ素子成形時は下降されてコンデンサ成形空間を密閉し成形後に上昇される上蓋と、リア部材に設けられ、フロント部材の自由端を前方側にたわませる付勢手段と、成形されたコンデンサ素子がコンデンサ成形空間の中央部から長手方向一端部に押し出される時は、自由端がたわむように押圧が解除され、それ以外は、自由端を付勢手段より強い力で押圧する自由端押圧手段と、が備えられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサ素子の成形方法及びその成形装置に係り、より詳細には、コンデンサ成形粉末を押し固めて形成したコンデンサ素子に表面に目潰れを起こさないようにしたコンデンサ素子の成形方法及びその成形装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図9にタンタルコンデンサの種類を示す。図9(A)には金属ケース型タンタルコンデンサを、図9(B)には樹脂モールド型タンタルコンデンサを、図9(C)にはモールドチップ型タンタルコンデンサを示す。タンタルコンデンサは、形状や種類にもよるが、定格電圧が3.15〜50VDC、静電容量が0.1〜2200μFの範囲にある。
【0003】
タンタルコンデンサは、小容量の積層セラミックコンデンサと比較して、+極と−極があり有極であるものの、小型で大きな容量が得られ、電圧によって静電容量が変化しないとの長所がある。大容量が可能なアルミ電解コンデンサと比較して、周波数特性と温度特性が良好で、小型で長寿命との長所がある。最近では、ニオブがタンタルより多量に産出され、高純度で微細な粉末ができるようになったため、タンタルの置き換えも見られる。
【0004】
図9に示すように、タンタルコンデンサは、内部の中央部分にコンデンサ素子30があり、陽極端子25と陰極端子26を有する。コンデンサ素子30は、タンタルコンデンサの陽極となる部分で、成形装置を用いて成形される。コンデンサ素子の成形装置の例としては、本出願人が出願した特許文献1がある。特許文献1の成形装置は、平均粒径数μmの高純度タンタル粉末が、金型で構成されたコンデンサ成形空間に投入され、リード線20が挿入され、蓋をして左右両側から押圧されることによってコンデンサ素子30が成形する。成形されたコンデンサ素子30は、さらに高温、高真空下で焼結され、40〜60%の空隙率を有する多孔質焼結体とされる。
【0005】
タンタルコンデンサの陰極は、二酸化マンガンが主流であるが、導電性高分子(ポリマー)の採用が増えている。これによりタンタルコンデンサの低ESR化(equivalent series resistance:等価直列抵抗)を図るもので、ESRが低ければ、直列抵抗が小さく無駄な発熱も少なくできる。陰極形成工程では、コンデンサ素子に薬液(硝酸マンガン、導電性樹脂等)を含浸させ、低ESR化が図られている。
【0006】
一方、コンデンサ素子の成形装置は、図8に示すような金型が使用されている。金型1は、基台6の上にリア部材4とフロント部材5が設けられ、コンデンサ成形空間8が形成され、コンデンサ成形空間8にコンデンサ成形粉末が充填されるとともに、蓋がされて右パンチ2と左パンチ3で押圧する。成形されたコンデンサ素子は、金型1の底部から外に排出される。その際、コンデンサ素子は、コンデンサ成形空間8の中央部から長手方向一端部に移動するが、金型の対向する2面であるリア部材4とフロント部材5により、外側面が擦られる。擦られた面は、目潰れにより隙間が少なくなるので、十分に薬液が内部に浸み込まず思った程にESRが下がらないとの問題点がある。
【特許文献1】特開平8−124810号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上記の問題点を解決するためになされたもので、コンデンサ素子の表面に目潰れを起こさないコンデンサ素子の製造方法及びその製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明による請求項1に記載のコンデンサ素子の成形方法は、フロント部材の自由端をリア部材側に押圧するとともに、左パンチと右パンチの間隔を所定の長さに設定することによって、上部が開口し、底面、前記フロント部材と前記リア部材からなる両側面および前記左パンチと右パンチの両端面でコンデンサ成形空間を形成する段階と、コンデンサ成形粉末供給箱を前記コンデンサ成形空間上部で摺動させ、前記コンデンサ成形空間にコンデンサ成形粉末を投入する段階と、上蓋を下降させて前記コンデンサ成形空間を密閉する段階と、前記左パンチと右パンチをさらに駆動して接近させ押圧成形する段階と、前記上蓋を上昇させ、前記左パンチと右パンチの押圧を解除して前記左パンチと右パンチを左右外側方向に後退させるとともに、前記自由端の押圧を解除して、前記付勢手段によって前記自由端を前方側にたわませる段階と、前記左パンチまたは右パンチにより、成形されたコンデンサ素子を前記コンデンサ成形空間の中央部から長手方向一端部に押し出す段階と、が備えられることを特徴とする。
【0009】
本発明による請求項2に記載のコンデンサ素子の成形装置は、自由端と該自由端の基点となる切り欠き部を有するフロント部材と前記フロント部材に対向するリア部材からなり、コンデンサ成形空間の両側面を構成する金型と、前記コンデンサ成形空間の両端面にあって、前記コンデンサ成形空間の長手方向を所定の長さに設定し、前記コンデンサ成形空間に投入されたコンデンサ成形粉末を押圧成形し、成形されたコンデンサ素子を前記金型の外部に押し出す動作を行う左パンチおよび右パンチと、前記コンデンサ成形空間上部で摺動され、前記コンデンサ成形空間にコンデンサ成形粉末を投入するコンデンサ成形粉末供給箱と、コンデンサ素子成形時は下降されて前記コンデンサ成形空間を密閉し、コンデンサ素子が成形されると上昇される上蓋と、前記リア部材に設けられ、前記フロント部材の自由端を前方側にたわませる付勢手段と、成形されたコンデンサ素子が前記コンデンサ成形空間の中央部から長手方向一端部に押し出される時は、前記自由端がたわむように押圧が解除され、それ以外は、前記自由端を前記付勢手段より強い力で押圧する自由端押圧手段と、が備えられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明による請求項1のコンデンサ素子の成形方法によれば、成形されたコンデンサ素子を金型から排出する際、コンデンサ成形空間の一方の側面部材であるフロント部材を前方側にたわませる段階と、フロント部材がたわんだ状態にして、成形されたコンデンサ素子を、コンデンサ成形空間の中央部から長手方向一端部に押し出す段階と、を設けたので、金型の側面部材(フロント部材またはリア部材)がコンデンサ素子の外側面を擦らないようにできる。
【0011】
本発明による請求項2のコンデンサ素子の成形装置によれば、コンデンサ成形空間の内側面となるフロント部材に、たわませるための自由端と切り欠き部とを設け、成形されたコンデンサ素子がコンデンサ成形空間の中央部から長手方向一端部に押し出される時、自由端押圧手段の押圧を解除し、付勢手段によって自由端をたわませるようにしたので、金型の側面部材がコンデンサ素子の外側面を擦らないようにできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明によるコンデンサ素子の成形方法及び成形装置を説明する。なお、ここでのコンデンサ成形粉末は、タンタル粉末またはニオブ粉末または酸化ニオブ粉末を含むものとする。
【実施例】
【0013】
図1は、本発明によるコンデンサ素子の成形装置に使用される金型の斜視図である。金型1は、基台6の上にリア部材4とフロント部材5が設けられ、コンデンサ成形空間8が形成される。右パンチ2と左パンチ3は、コンデンサ成形空間8に投入されたコンデンサ成形粉末を長手方向(左右方向)に押圧して成形する。フロント部材5は、2つに分割され、右側のフロント部材5には、前方側にたわませることができる自由端9と、たわみの基点となる切り欠き部10が設けられる。コンデンサ成形粉末を押圧成形する時は、自由端押圧手段7が自由端を後方(リア部材4の側)に押圧している。一方、成形されたコンデンサ素子を基台6の右下に設けられた排出口まで移動させる時は、自由端押圧手段7の押圧を解除するとともに、リア部材4に設けられた付勢手段15(図3に示す)により、フロント部材5を前方側にたわませるようにした。自由端押圧手段7は油圧を使用したピストン・シリンダ機構や、モータの回転をカムで直線運動にした機構で実現できる。
【0014】
コンデンサ素子の成形に最適な金型の精度は2μm程度である。一方、許容できるコンデンサ素子の寸法精度は0〜10μm程度である。フロント部材5の全体を動かす方法だと、この精度の確保が困難である。そして成形されたコンデンサ素子にバリが発生する可能性がある。フロント部材5に、自由端と切り欠き部10を設けてたわませる方法は、切り欠き部10が縦方向なので、縦方向の強度が維持され、フロント部材5とリア部材4の高さを精度よく保つことができる。
【0015】
図2は、図1の金型の分解斜視図である。右パンチ2と左パンチ3には、それぞれプッシュブロック11が設けられる。右パンチ2と左パンチ3は、リア部材4とフロント部材5に挟まれたアンダーガイド12とアッパーガイド13の間をスライドするように構成される。アンダーガイド12には、コンデンサ素子の排出口14aが設けられ、排出口14aは、基台6の排出口14bに連通するように配置される。
【0016】
図3は、成形装置に取り付けられた金型部分の拡大平面図である。フロント部材5の自由端9は、リア部材4の下部に内蔵される付勢手段15によって前方側に押圧される。そのため、自由端9は、切り欠き部10を基点にして、前方側にたわむことになる。自由端9のたわむ大きさは、目潰れが起きない程度の隙間が確保できる小さなものでよい。なお、付勢手段15は、ばねで実現することができる。図1の自由端押圧手段7は、付勢手段15よりも強い力でフロント部材5を後方に押し戻すものである。これによりコンデンサ成形粉末の押圧成形時は、リア部材4とフロント部材5の間が一定の幅に維持される。
【0017】
図3に示すように、リア部材4の後方には、コンデンサ成形粉末が充填されたコンデンサ成形粉末供給箱19が設けられる。コンデンサ成形粉末供給箱19をコンデンサ成形空間8の上部で前方に摺動させると、コンデンサ成形粉末がコンデンサ成形空間8内に落下して投入される。コンデンサ成形粉末供給箱19を後方に摺動させると、投入されたコンデンサ成形粉末の上部が擦り切られて平坦になる。
【0018】
図4は、成形装置に取り付けられた金型部分の拡大正面図である。リア部材4とフロント部材5は、左右側で4つの取り付けネジ16により互いに連結される。自由端9と切り欠き部10との間の取り付けネジ16は、フロント部材5に設けられた、取り付けネジ16の径より大きな径の貫通孔に挿入されており、自由端9が前方に曲がるのに支障がないようにしている。右パンチ2と左パンチ3には、それぞれ左アーム17aと右アーム17bが取り付けられる。コンデンサ成形粉末を右パンチ2と左パンチ3で押圧成形する時には、コンデンサ成形空間8の上部に、リード線20を有する上蓋21が下降され、コンデンサ成形空間8が密閉される。コンデンサ素子が成形されると、上蓋21は上昇され、リード線20がカッターで所定の長さに切断される。なお、リード線20の切断は、成形後に限らず、成形中に切断してもよい。
【0019】
図5は、図4の左パンチおよび右パンチの駆動部分を示す正面図である。右パンチ2および左パンチ3は、アームガイド18が上下することによって、左右方向(長手方向)に動く。右アームガイド板18b形状によれば、右アーム17bの下端Pbが、右アームガイド板18bの位置b0にある時は、右パンチ2は右方向に退いている。ここから下端Pbがb1の位置に来るようにアームガイド18を上昇させると、右パンチ2は左方向に進み押圧動作を行なう。ここからアームガイド18を逆に下降させると、右アーム17bの下端Pbが右アームガイド板18bの位置b0に戻り、右パンチ2は右方向に退く。さらに、アームガイド18を下降させると、右アーム17bの下端Pbが右アームガイド板18bの位置b2に至るので、右パンチ2は左方向に大きく押し出される。これにより、コンデンサ成形空間の中央部に成形されたコンデンサ素子は、左方向一端の排出口14a、14bに向けて押し出されることになる。
【0020】
同様に、左アームガイド板18a形状によれば、左アーム17aの下端Paが、左アームガイド板18aの位置a0にある時は、左パンチ3は左方向に退いている。ここから下端Paがa1の位置に来るようにアームガイド18を上昇させると、左パンチ3は右方向に進み押圧動作を行なう。ここからアームガイド18を逆に下降させると、左アーム17aの下端Paが左アームガイド板18aの位置a0に戻り、左パンチ3は左方向に退く。さらに、アームガイド18を下降させると、左アーム17aの下端Paが左アームガイド板18aの位置a2に至るので、左パンチ3は左方向に大きく退く。これにより、左方向一端の排出口14a、14bが、コンデンサ成形空間8に開口され、右パンチ2で押し出されたコンデンサ素子が排出される。
【0021】
図6は、本発明による成形装置による製造サンプルと従来の成形装置による製造サンプルを示す写真である。コンデンサ素子の寸法は、横が約1mm、縦が約2mmである。製造サンプルSoは従来の成形装置を使用して成形したもので、横方向に多数の線状痕が見える。製造サンプルSnは本成形装置を使用して成形したもので、線状痕がなく目潰れが生じていない。
【0022】
図7は、本発明によるコンデンサ素子の成形方法を示すフローチャートである。最初は、自由端押圧手段7でフロント部材5を付勢手段15よりも強い力でリア部材4側に押圧し、フロント部材5を所定の位置に位置させるとともに、コンデンサ成形空間8の両端面を構成する左パンチと右パンチが、長手方向に動いて、所定の長さに設定され、コンデンサ成形空間が形成される(S100)。次に、コンデンサ成形粉末供給箱19をコンデンサ成形空間8の上部で摺動させ、コンデンサ成形空間8にコンデンサ成形粉末を投入する(S101)。リード線20が貫通された上蓋21でコンデンサ成形空間8を密閉する(S102)。左パンチ3と右パンチ2をさらに駆動して接近させ、押圧成形する(S103)。上蓋21を上昇させ、左パンチ3と右パンチ2の押圧を解除して左右外側方向に後退させるとともに、自由端押圧手段7の押圧を解除して付勢手段15がフロント部材5をたわませるようにする(S104)。フロント部材(5)がたわんだ状態で、左パンチ3または右パンチ2により、コンデンサ素子をコンデンサ成形空間8の中央部から長手方向一端部に押し出す(S105)。これを繰り返すことで、目潰れのないコンデンサ素子が成形できる。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明は、タンタルコンデンサの低ESR化を図ることができるコンデンサ素子の成形方法および成形装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明によるコンデンサ素子の成形装置に使用される金型の斜視図である。(実施例1)
【図2】図1の金型の分解斜視図である。(実施例1)
【図3】本発明によるコンデンサ素子の成形装置における金型部分の拡大平面図である。(実施例1)
【図4】本発明によるコンデンサ素子の成形装置における金型部分の拡大正面図である。(実施例1)
【図5】図4の左右パンチの駆動部分を示す正面図である。(実施例1)
【図6】本発明による成形装置による製造サンプルと従来の成形装置による製造サンプルを示す写真である。
【図7】本発明によるコンデンサ素子の成形方法を示すフローチャートである。(実施例1)
【図8】従来のコンデンサ素子の成形装置に使用される金型の斜視図である。
【図9】一般的なタンタルコンデンサの種類を示す概略図である。
【符号の説明】
【0025】
1 金型
2 右パンチ
3 左パンチ
4 リア部材
5 フロント部材
6 基台
7 自由端押圧手段
8 コンデンサ成形空間
9 自由端
10 切り欠き部
11 プッシュブロック
12 アンダーガイド
13 アッパーガイド
14a、14b 排出口
15 付勢手段
16 取り付けネジ
17 アーム
17a 左アーム
17b 右アーム
18 アームガイド
18a 左アームガイド板
18b 右アームガイド板
19 コンデンサ成形粉末供給箱
20 リード線
21 上蓋
22 支点
25 陽極端子
26 陰極端子
30 コンデンサ素子
So、Sn コンデンサ素子の製造サンプル
S100〜S105 各制御の段階
Pa 右アームの下端
Pb 左アームの下端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロント部材の自由端をリア部材側に押圧するとともに、左パンチと右パンチの間隔を所定の長さに設定することによって、上部が開口し、底面、前記フロント部材と前記リア部材からなる両側面および前記左パンチと右パンチの両端面でコンデンサ成形空間を形成する段階と、
コンデンサ成形粉末供給箱を前記コンデンサ成形空間上部で摺動させ、前記コンデンサ成形空間にコンデンサ成形粉末を投入する段階と、
上蓋を下降させて前記コンデンサ成形空間を密閉する段階と、
前記左パンチと右パンチをさらに駆動して接近させ押圧成形する段階と、
前記上蓋を上昇させ、前記左パンチと右パンチの押圧を解除して前記左パンチと右パンチを左右外側方向に後退させるとともに、前記自由端の押圧を解除して、前記付勢手段によって前記自由端を前方側にたわませる段階と、
前記左パンチまたは右パンチにより、成形されたコンデンサ素子を前記コンデンサ成形空間の中央部から長手方向一端部に押し出す段階と、が備えられることを特徴とするコンデンサ素子の成形方法。
【請求項2】
自由端と該自由端の基点となる切り欠き部を有するフロント部材と前記フロント部材に対向するリア部材からなり、コンデンサ成形空間の両側面を構成する金型と、
前記コンデンサ成形空間の両端面にあって、前記コンデンサ成形空間の長手方向を所定の長さに設定し、前記コンデンサ成形空間に投入されたコンデンサ成形粉末を押圧成形し、成形されたコンデンサ素子を前記金型の外部に押し出す動作を行う左パンチおよび右パンチと、
前記コンデンサ成形空間上部で摺動され、前記コンデンサ成形空間にコンデンサ成形粉末を投入するコンデンサ成形粉末供給箱と、
コンデンサ素子成形時は下降されて前記コンデンサ成形空間を密閉し、コンデンサ素子が成形されると上昇される上蓋と、
前記リア部材に設けられ、前記フロント部材の自由端を前方側にたわませる付勢手段と、
成形されたコンデンサ素子が前記コンデンサ成形空間の中央部から長手方向一端部に押し出される時は、前記自由端がたわむように押圧が解除され、それ以外は、前記自由端を前記付勢手段より強い力で押圧する自由端押圧手段と、が備えられることを特徴とするコンデンサ素子の成形装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2009−177042(P2009−177042A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−15843(P2008−15843)
【出願日】平成20年1月28日(2008.1.28)
【出願人】(501215820)OPPC株式会社 (8)
【Fターム(参考)】