説明

コントロールされた居住環境または非居住環境を管理するための方法、システム、およびコンピュータ・プログラム製品

【課題】コントロール・サーバまたは中央プロセッサによって、有線または無線の通信ネットワークを介して接続された複数のデバイス間でのデータ(オーディオおよびビデオなど)、音声、コントロール信号の分配を管理すること。
【解決手段】デバイスには、オーディオ/視覚デバイス(たとえば、テレビジョン、モニタ、PDA、ノートパッド、ノートブック、MP3、携帯型ステレオ)、家庭用電気器具(たとえば、照明、オーブン、目覚まし時計など)が含まれる。コントロール・サーバは、ビデオ/オーディオ・サービング、テレフォニ、メッセージング、ファイル・シェアリング、インターネットワーキング、セキュリティに対応している。携帯型コントローラによって、ユーザは、ネットワーク・デバイスをアクセスおよびコントロールすることができる。コントローラは、位置認識およびユーザ認識の機能性に対応するように拡張される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(本発明の背景)
(本発明の分野)
本発明は一般的に、ネットワーキングに関し、より具体的には、ネットワーク内での情報の分配に関する。
【背景技術】
【0002】
(関連技術)
情報時代の夜明けによって、コンピュータ処理能力に対する新しくてエキサイティングな時期が出現している。パーソナル・コンピュータは、種々の領域において、効率を高め、コストを下げ、生産性を上げることを目標として開発されている。小型化および携帯性によって、パーソナル・コンピュータは、多くのビジネス環境において、さらに利用しやすくさらに貴重なツールとなっている。パーソナル・コンピュータは、教育機関および家庭などの非ビジネス環境においても、非常に有用なツールとなっている。
【0003】
ホーム・コンピュータ・ネットワークの人気は、ますます高まっている。家庭において、複数のパーソナル・コンピュータを互いに接続することで、ユーザは、自らの手でディスケットをある部屋から他の部屋へ運ぶことを必要とせずに、ファイルを共有することができる。またコンピュータ・ネットワークによって、ユーザは、プリンタ、ファックス装置、および他のデバイスも共有することができる。またインターネット・アクセス設備を設けることで、外部のネットワークおよびサービスにアクセスすることもできる。したがってユーザは、ホーム・コンピュータを操作することで、世界中のあらゆる場所からの情報にすぐにアクセスすることができる。
【0004】
ホーム・コンピュータ・ネットワークの存在が増しているのにもかかわらず、打開しなければならない複数の重大な問題がある。たとえば、ホーム・ネットワークをインストールすることは、時間がかかり展開するのに費用がかかる可能性がある。加えて、ホーム・コンピュータ・ネットワークを、他の居住用デバイス、たとえばテレビジョン、ステレオ、DVDプレーヤ、および他のホーム・エレクトロニクスと統合させる簡単な方法はない。デジタル・オーディオ/ビデオ(AV)データを、パーソナル・コンピュータおよび他のAVデバイス(たとえば、テレビジョン、DVDプレーヤ、PVRなど)の間で効率的に分配できるようにすることは、通信標準および/またはフォーマットが異なるだけでなくそれらが発展するために、複雑である。
【0005】
他の重大な問題は、ネットワークされた居住用デバイスを、効果的にコントロールできるようにすることである。リモート・コントロール・ユニットを、エンターテインメント・センタ(たとえば、テレビジョン、ステレオ、およびVCR)のコンポーネントに信号を送るように仕込むことはできるが、居住地における複数のパーソナル・コンピュータおよび他のアナログおよび/またはデジタル・デバイスを通信させてコントロールできる中央装置は知られていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コンピュータ処理能力の改善と、情報に対するグローバル・アクセスとが組み合わさった結果、情報処理時代はかなり進歩したが、居住用ネットワークに接続された複数の居住用デバイスの機能を統合することができる簡単で、安価で、しかも多目的なシステムが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(本発明の概要)
本発明によって、自宅、ビジネス、学校などの環境とともにその周囲の領域内の複数のデバイスおよび/またはアプリケーションを管理するための方法、システム、およびコンピュータ・プログラム製品が提供される。コントロール・センタには、1つまたは複数のサーバまたは処理システムが含まれ、デバイスおよび/またはアプリケーションの集中型のコマンドおよびコントロールが可能になる。
【0008】
本発明の実施形態においては、デバイスおよび/またはアプリケーションには、通信機器(たとえば、電話機、インターコムなど)、エンターテインメント・システム(たとえば、テレビジョン、CD/DVDプレーヤ、ゲーミング・アプリケーション、ステレオなど)、モニタリング・システム(たとえば、セキュリティ・カメラ、赤ん坊モニタなど)、セキュリティ・システム(たとえば、火災警報器、スプリンクラ・システム、ドアまたは窓のロックなど)、パーソナル・コンピュータ(たとえば、デスクトップ、ノートブック、ノートパッド、携帯情報端末など)、調理機器(たとえば、オーブン、コーヒ・メーカ、電気の食品/飲料加温器など)、コンフォート・システム(たとえば、ヒーティングおよびエア・コンディショニング、加湿器、除湿器、空気清浄器、光スイッチ、調光器等)などが、含まれる。
【0009】
本発明の実施形態においては、コントロール・センタによって、情報(ビデオ、オーディオ、音声、テキスト、グラフィックス、コントロール・メッセージなど)が、デバイスおよび/またはアプリケーションに対して、およびこれらの間で、分配される。コントロール・センタは、ビデオ/オーディオ・サービング、テレフォニ、メッセージング、ファイル・シェアリング、インターネットワーキング、および/またはセキュリティに対応している。
【0010】
本発明の実施形態においては、携帯型コントローラ(たとえば携帯情報端末、無線のノートパッドなど)によって、ユーザが、コントロール・センタとやり取りすることができる。このようなやり取りには、他のデバイスおよび/またはアプリケーションの構成および性能を変えることが含まれる。したがって携帯型コントローラによって、他のデバイスおよび/またはアプリケーションに対するリモート・アクセスが実現し、ユーザがそれらの機能および/または操作を、環境内の任意の位置からコントロールすることが可能になる。
【0011】
本発明の実施形態においては、携帯型コントローラには、位置認識および/またはユーザ認識の機能性が備わっている。したがってコントロール・センタは、携帯型コントローラの位置を追跡および/またはモニタすることができ、およびユーザ身元に基づいて構成を個別にすることができる。
(項目1)
コントロール信号を分配するための方法であって、
携帯型デバイスの位置に対応するロケータ・コードにアクセスするステップと、
ロケータ・コードを、コントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップであって、領域には1つまたは複数のデバイスまたはアプリケーションが含まれるステップと、
携帯型デバイスを操作して、リクエストをコントロール・センタへ送るステップと、
リクエストに応答して、1つまたは複数のデバイスまたはアプリケーションの操作または機能をコントロールするステップと、を含む方法。
(項目2)
上記コントロールするステップが、ステップ・リクエストに対応するメディアを提示するステップを含む項目1に記載の方法。
(項目3)
上記メディアを提示するステップが、メディアを携帯型デバイス上に提示するステップを含む項目2に記載の方法。
(項目4)
上記メディアを提示するステップが、ケーブル、DSS、またはインターネット・ソースからのビデオを提示するステップを含む項目2に記載の方法。
(項目5)
上記メディアを提示するステップが、ケーブル、DSS、またはインターネット・ソースからのビデオを、携帯型デバイス上に提示するステップを含む項目2に記載の方法。
(項目6)
上記メディアを提示するステップが、ケーブル、DSS、またはインターネット・ソースからのビデオを、テレビジョン、閉回路モニタ、または第2の携帯型デバイス上に提示するステップを含む項目2に記載の方法。
(項目7)
上記メディアを提示するステップが、ラジオ・ステーション、収録/再生デバイス、またはウェブ・サイトからのオーディオを提示するステップを含む項目2に記載の方法。
(項目8)
上記メディアを提示するステップが、カメラおよびマイクロフォンの少なくとも一方を含むホーム・セキュリティ・システムからのメディアを提示するステップを含む項目2に記載の方法。
(項目9)
上記メディアを提示するステップが、ウェブ・サイトを表示するステップを含む項目2に記載の方法。
(項目10)
上記メディアを提示するステップが、FTPドキュメントを開くステップを含む項目2に記載の方法。
(項目11)
上記コントロールするステップが、音声通信を交換するステップを含む項目1に記載の方法。
(項目12)
上記コントロールするステップが、メッセージング・システムにアクセスするステップを含む項目1に記載の方法。
(項目13)
上記マッチングさせるステップが、ロケータ・コードを、一組の小さいオフィス、プロダクション・スタジオ、倉庫、ヘルス・ケア設備、およびホテルの少なくとも1つを含むコントロール領域の領域にマッチングさせるステップを含む項目1に記載の方法。
(項目14)
上記マッチングさせるステップが、ロケータ・コードを、自宅、アパート、および移動住宅の少なくとも1つを含むコントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップを含む項目1に記載の方法。
(項目15)
上記マッチングさせるステップが、ロケータ・コードを、ハウスボート、航空機、および自動車の少なくとも1つを含むコントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップを含む項目1に記載の方法。
(項目16)
ネットワーク・コントローラであって、コントロール・センタと通信し、上記コントロール・センタとのデータおよび/またはコントロール信号の交換に対応するインターフェーシング手段であって、上記データおよび/または上記コントロール信号によって、ネットワーク・コントローラの空間的位置に位置する1つまたは複数のネットワーク・コンポーネントのコントロールが可能になる、インターフェーシング手段と、
ネットワーク・コントローラの空間的位置を判断するためのポジショニング手段と、
上記コントロール・センタとの交換に対応するメディアを提示するためのディスプレイ手段と、を含むネットワーク・コントローラ。
(項目17)
上記インターフェーシング手段が、上記データおよび/または上記コントロール信号を、無線メディア上で交換する項目16に記載のネットワーク・コントローラ。
(項目18)
ユーザ認識を判断するための認証手段をさらに含む項目16に記載のネットワーク・コントローラ。
(項目19)
ユーザ認識を判断するための識別手段をさらに含む項目16に記載のネットワーク・コントローラ。
(項目20)
上記ポジショニング手段が、ロケータ・コードにアクセスするためのインタロゲーティング手段を含む項目16に記載のネットワーク・コントローラ。
(項目21)
上記ポジショニング手段が、ポジショニング情報を伝達するための送付手段を含む項目16に記載のネットワーク・コントローラ。
(項目22)
上記送付手段が、ポジショニング情報の周期的な伝達に適応する項目21に記載のネットワーク・コントローラ。
(項目23)
コントロールされた環境のコンポーネントを追跡するための方法であって、コンポーネントは、1つまたは複数のデバイスおよび/またはアプリケーションを含み、
上記方法は、
ロケータ・コードにアクセスするステップと、
ロケータ・コードをコントロール・センタに送付するステップと、
コントロールされた環境の付近に位置する1つまたは複数のコンポーネントのコントロールを可能にするステップであって、付近はロケータ・コードに対応する、ステップと、を含む方法。
(項目24)
上記アクセスするステップが、ポジショニング・ビーコンからのロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目25)
上記アクセスするステップが、無線インターフェースからのロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目26)
上記アクセスするステップが、ロケータ・コードにアクセスするために、IEEE標準802.11(a)無線プロトコルを実行するステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目27)
上記アクセスするステップが、ロケータ・コードにアクセスするために、IEEE標準802.11(b)無線プロトコルを実行するステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目28)
上記アクセスするステップが、ロケータ・コードにアクセスするために、ブルートゥースという名で利用可能な短距離無線プロトコルを実行するステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目29)
上記アクセスするステップが、バー・コードからのロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目30)
上記アクセスするステップが、ユーザからのロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目31)
上記アクセスするステップが、ユーザからの口頭によるコマンドに応答してロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目32)
上記アクセスするステップが、ユーザからの手入力のコマンドに応答してロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目33)
上記アクセスするステップが、ロケータ・コードにアクセスするためにトランスポンダを作動させるステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目34)
上記アクセスするステップが、ロケータ・コードの連続送信に適応するトランスポンダとやり取りするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目35)
上記アクセスするステップが、居住用のデバイスの識別情報にアクセスするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目36)
上記アクセスするステップが、送信デバイスに対する指定された位置に対応する情報にアクセスするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目37)
コントロール・センタの識別子コードを送信するステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目38)
上記送付するステップに応答してコンポーネントの位置を判断するステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目39)
上記判断するステップおよび上記可能にするステップが、リアル・タイムで行なわれる項目38に記載の方法。
(項目40)
ロケータ・コードをコントロール・センタに送付することに適合するデバイスを識別するために識別子コードを送付するステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目41)
ロケータ・コードをコントロール・センタに送付することに適合するデバイスのオペレータを識別するために識別子コードを送付するステップさらに含む項目23に記載の方法。
(項目42)
上記可能にするステップが、居住用デバイス上に表示するためのビデオ製品を選択するステップを含む項目23に記載の方法。
(項目43)
上記可能にするステップが、コントロールされた環境内での照明または電力レベルをコントロールするためのステップを含む項目23に記載の方法。
(項目44)
上記可能にするステップが、メディア・プレーヤのボリューム・レベルを変えるステップを含む項目23に記載の方法。
(項目45)
上記送付するステップまたは上記可能にするステップが、携帯型デバイスにおいて行なわれ、上記送付するステップが、ロケータ・コードを、離れてコントロール・サーバに位置するコントロール・センタに送付するステップを含む項目23に記載の方法。
(項目46)
上記送付するステップまたは上記可能にするステップが、携帯型デバイスにおいて行なわれ、上記送付するステップが、ロケータ・コードを、携帯型デバイス内に近くに位置するコントロール・センタに送付するステップを含む項目23に記載の方法。
(項目47)
上記可能にするステップが、付近に位置する1つまたは複数のコンポーネントに対するお気に入り設定を確立するプロファイルを受け取るステップを含む項目23に記載の方法。
(項目48)
上記可能にするステップが、ビデオ、オーディオ、グラフィックス画像、および/または写真のプレイリストを有するプロファイル受け取るステップと、付近に位置するコンポーネントがプレイリストを実行できるようにするステップとを含む項目23に記載の方法。
(項目49)
上記可能にするステップが、ビデオおよび/またはオーディオを、付近に位置するコンポーネント上に自動的に提示するステップを含む項目23に記載の方法。
(項目50)
ロケータ・コードに対応する付近の外部に位置する1つまたは複数のコンポーネントのコントロールを可能にするステップをさらに含む項目23に記載の方法。
(項目51)
上記可能にするステップが、ヘルス・ケア設備を含むコントロールされた環境の付近に位置する1つまたは複数のコンポーネントのコントロールを可能にするステップを含む項目23に記載の方法。
(項目52)
上記可能にするステップが、船を含むコントロールされた環境の付近に位置する1つまたは複数のコンポーネントのコントロールを可能にするステップを含む項目23に記載の方法。
(項目53)
コントロールされた環境のコンポーネントを携帯型デバイスからコントロールするための方法であって、コンポーネントは、携帯型デバイスと通信する1つまたは複数のデバイスおよび/またはアプリケーションを含み、
上記方法は、
ユーザ身元コードにアクセスするステップと、
ユーザ身元コードをコントロール・センタに送付するステップと、
ユーザ身元コードに対応するプロファイルを実行するステップとを含み、
上記実行によって、携帯型デバイスが、オーディオおよび/またはビデオを複数のコンポーネント間で交換可能となる方法。
(項目54)
上記アクセスするステップが、ユーザ身元コードにアクセスするためにユーザ名および/またはパスワードを処理するステップを含む項目53に記載の方法。
(項目55)
上記アクセスするステップが、ユーザ身元コードにアクセスするためにバイオメトリクス・データを分析するステップを含む項目53に記載の方法。
(項目56)
上記アクセスするステップが、ユーザ身元コードにアクセスするためにユーザ・カードを読み取るステップを含む項目53に記載の方法。
(項目57)
照明デバイス、コーヒ・メーカ、サーモスタット、および/または加湿器の操作を自動的にコントロールするためにプロファイルを変えるステップをさらに含む項目53に記載の方法。
(項目58)
上記実行するステップが、安全が確保された領域、テレビジョン・チャネル、および/またはウェブ・サイトへのアクセスを拒否するかまたは許可するステップ.を含む項目53に記載の方法。
(項目59)
上記実行するステップが、コンポーネントによるお気に入り設定の実行を可能にするステップを含む項目53に記載の方法。
(項目60)
上記実行するステップが、コンポーネントによるビデオ、オーディオ、グラフィックス画像、および/または写真のプレイリストの実行を可能にするステップを含む項目53に記載の方法。
(項目61)
ユーザ・リクエストに応答して、ユーザ身元コードに対応する第2のプロファイルを実行するステップをさらに含み、上記第2の実行するステップによって、コンテキスト依存の信号を1つまたは複数のコンポーネントに対して交換することが可能になる項目53に記載の方法。
(項目62)
携帯型デバイスの位置に対応するロケータ・コードにアクセスするステップと、
ロケータ・コードを、コントロールされた環境内の領域にマッチングさせるステップと、をさらに含み、
プロファイルによって、領域内に位置する1つまたは複数のコンポーネントのコントロールが可能になる項目53に記載の方法。
(項目63)
携帯型デバイスの位置に対応する第2のロケータ・コードにアクセスするステップと、
第2のロケータ・コードを、コントロールされた環境内の第2の領域にマッチングさせるステップと、をさらに含み、
プロファイルによって、第2の領域内に位置する1つまたは複数のコンポーネントのコントロールが可能になる項目62に記載の方法。
(項目64)
ビデオおよび/またはオーディオを、第2の領域内に位置するコンポーネント上に自動的に提示するステップをさらに含む項目63に記載の方法。
(項目65)
上記実行するステップが、オフィス・ビルを含むコントロールされた環境の複数のコンポーネント間でオーディオおよび/またはビデオを携帯型デバイスが交換することを可能にするステップを含む項目53に記載の方法。
(項目66)
上記実行するステップが、ホテルを含むコントロールされた環境の複数のコンポーネント間でオーディオおよび/またはビデオを携帯型デバイスが交換することを可能にするステップを含む項目53に記載の方法。
(項目67)
上記実行するステップが、ハウスボートを含むコントロールされた環境の複数のコンポーネント間でオーディオおよび/またはビデオを携帯型デバイスが交換することを可能にするステップを含む項目53に記載の方法。
(項目68)
コントロールされた環境内で複数のネットワーク・コンポーネントを管理するためのシステムであって、
複数のネットワーク・コンポーネントの操作および/または機能をコントロールするためのネットワーク・コントロール・センタと、
複数のネットワーク・コンポーネントの少なくとも1つの位置または動作を追跡および/またはモニタするためのポジショニング手段と、を含み、
複数のネットワーク・コンポーネントは、上記ネットワーク・コントロール・センタおよび上記ポジショニング手段とやり取りするためのコントローラ手段を含み、
上記コントローラ手段は、上記コントローラ手段の付近に位置する複数のネットワーク・コンポーネントの1つまたは複数に、コントロール・リクエストを送付するように動作可能であるシステム。
(項目69)
上記ポジショニング手段が、トランスポンディング手段およびインタロゲーティング手段を含み、
上記トランスポンディング手段および上記インタロゲーティング手段の一方が、上記コントローラ手段に結合され、
上記トランスポンディング手段および上記インタロゲーティング手段の他方が、コントロールされた環境内に位置する項目68に記載のシステム。
(項目70)
上記ポジショニング手段が、バー・コード・スキャナおよびGPS受信器の少なくとも一方を含む項目68に記載のシステム。
(項目71)
上記ポジショニング手段が、複数のネットワーク・コンポーネントの少なくとも1つの位置を指定する音声および/または手動のコマンドを受け取るためのインターフェーシング手段を含む項目68に記載のシステム。
(項目72)
上記1つまたは複数のネットワーク・コンポーネントに対するカスタマイズ可能な設定のプロファイルにアクセスするためのプロファイリング手段をさらに含み、
上記設定は自動的に実行されて、上記プロファイルの実行とともに上記1つまたは複数のネットワーク・コンポーネントがコントロールされる項目68に記載のシステム。
(項目73)
上記コントローラ手段のオペレータを識別および/または認証するための識別手段をさらに含み、カスタマイズ可能な設定の特定ユーザ用プロファイルが実行されて、上記特定ユーザ用プロファイルの実行とともに上記1つまたは複数のネットワーク・コンポーネントがコントロールされる項目72に記載のシステム。
(項目74)
上記識別手段は、ユーザ・カード、バイオメトリクス・データ、オブジェクト・ベースのパスワード、および画素ベースのパスワードの少なくとも1つにアクセスすることに対応する項目73に記載のシステム。
(項目75)
上記1つまたは複数のネットワーク・コンポーネント間でのオーディオおよび/またはビデオの分配を管理するための手段をさらに含む項目68に記載のシステム。
(項目76)
上記コントローラ手段は、上記オーディオおよび/またはビデオを受け取ることに対応する項目75に記載のシステム。
(項目77)
上記コントローラ手段以外のネットワーク・コンポーネントが、上記オーディオおよび/またはビデオを受け取ることに対応する項目75に記載のシステム。
(項目78)
上記ネットワーク・コントロール・センタが、複数のネットワーク・コンポーネント間での遠距離通信信号の分配を管理するためのテレフォニ手段を含む項目68に記載のシステム。
(項目79)
上記ネットワーク・コントロール・センタが、電子メッセージを生成し、記憶し、および/または回収するためのメッセージング手段を含み、上記コントローラ手段が、上記電子メッセージにアクセスするように動作可能である項目68に記載のシステム。
(項目80)
上記ネットワーク・コントロール・センタが、コントロールされた環境の外部のデバイスおよび/またはアプリケーションとの交換を管理するためのインターネットワーキング手段を含む項目68に記載のシステム。
(項目81)
上記ネットワーク・コントロール・センタが、セキュリティ・システムとやり取りするためのセキュリティ手段を含む項目68に記載のシステム。
(項目82)
上記セキュリティ手段が、セキュリティ・カメラ、動き検出器、およびオーディオ入力の少なくとも1つからのフィードバックを受け取るための手段を含む項目81に記載のシステム。
(項目83)
上記セキュリティ手段が、アラーム、ロック、およびスプリンクラ・システムの少なくとも1つを作動させておよび/または停止させるための手段を含む。項目81に記載のシステム。
(項目84)
上記セキュリティ手段が、電話番号、ウェブ・サイト、テレビジョン・チャネル、オーディオ収録、およびビデオ収録の少なくとも1つに対するアクセスをコントロールするための手段を含む項目81に記載のシステム。
(項目85)
上記コントローラ手段が、上記付近の外部位置に位置する1つまたは複数のネットワーク・コンポーネントをコントロールするように動作可能である項目68に記載のシステム。
(項目86)
複数のネットワーク・コンポーネントが、エンターテインメント・システム、パーソナル・コンピュータ、通信機器、モニタリング・システム、安全性および/またはセキュリティ・システム、調理用電気器具、コンフォート・システム、電源コンセント、および電源の少なくとも1つを含む項目68に記載のシステム。
(項目87)
コントロールされた環境が居住環境である。項目68に記載のシステム。
(項目88)
コントロールされた環境が非居住環境である項目68に記載のシステム。
(項目89)
複数のネットワーク・コンポーネント間での通信を可能にするためのインターフェーシング手段をさらに含む項目68に記載のシステム。
(項目90)
上記インターフェーシング手段が、無線のイーサネット(登録商標)に対応するローカル・エリア・ネットワークを含む項目89に記載のシステム。
(項目91)
上記インターフェーシング手段が、複数のネットワーク・コンポーネント間で通信を交換するために、ブルートゥースという名で利用可能な短距離無線プロトコルを実行することに対応する項目89に記載のシステム。
(項目92)
上記インターフェーシング手段が、複数のネットワーク・コンポーネント間で通信を交換することに対応する電力線を含む項目89に記載のシステム。
(項目93)
上記インターフェーシング手段が、複数のネットワーク・コンポーネント間で通信を交換するために、家庭内電話線ネットワーキング協会から提供される技術を実行することに対応する電話機線を含む項目89に記載のシステム。
(項目94)
コンピュータ使用可能なメディアを含み、上記メディアには、コントロールされた環境内の複数のネットワーク・コンポーネントをコンピュータに管理させるためのコンピュータ読取可能なプログラム・コード手段が組み込まれた、コンピュータ・プログラム製品であって、
コントロールされた環境内の携帯型コントローラの位置を、コンピュータに受け取らせるかまたは判断させるための第1のコンピュータ読取可能なプログラム・コード手段であって、上記携帯型コントローラは複数のネットワーク・コンポーネントの1つである、手段と、
上記携帯型コントローラの付近に位置する複数のネットワーク・コンポーネントの1つまたは複数を、コンピュータに特定させるための第2のコンピュータ読取可能なプログラム・コード手段と、
上記携帯型コントローラがコントロール・リクエストを、上記1つまたは複数のネットワーク・コンポーネントに送付することを、コンピュータに可能にさせるための第3のコンピュータ読取可能なプログラム・コード手段と、を含むコンピュータ・プログラム製品。
(項目95)
上記1つまたは複数のネットワーク・コンポーネントに対するカスタマイズ可能な設定の特定ユーザ用プロファイルを、コンピュータにアクセスさせるための第4のコンピュータ読取可能なプログラム・コード手段をさらに含む項目94に記載のコンピュータ・プログラム製品。
(項目96)
電話番号、ウェブ・サイト、テレビジョン・チャネル、オーディオ収録、ビデオ収録、および安全が確保された領域の少なくとも1つに対するアクセスをブロックするように上記特定ユーザ用プロファイルを実行することを、コンピュータに可能にさせるための第5のコンピュータ読取可能なプログラム・コード手段をさらに含む。項目95に記載のコンピュータ・プログラム製品。
(項目97)
プレイリストの実行を、コンピュータに可能にさせるための第5のコンピュータ読取可能なプログラム・コード手段をさらに含む項目95に記載のコンピュータ・プログラム製品。
(項目98)
上記1つまたは複数のネットワーク・コンポーネントに対するカスタマイズ可能な設定のコンテキスト依存のプロファイルに、コンピュータにアクセスさせるための第4のコンピュータ読取可能なプログラム・コード手段をさらに含む項目94に記載のコンピュータ・プログラム製品。
(項目99)
上記1つまたは複数のネットワーク・コンポーネントに対するカスタマイズ可能な設定のフォロー・ミー・プロファイルに、コンピュータにアクセスさせるための第4のコンピュータ読取可能なプログラム・コード手段をさらに含む。項目94に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の一実施形態によるコントロール・システムを示す図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態によるアーカイバルおよび/またはリトリーバル・コンポーネントを有するコントロール・サーバを示す図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態によるコントロール・サーバを示す図である。
【図4】図4Aは、本発明の一実施形態によるコントロール・システムに対するポジショニング・メカニズムを示す図である。図4Bは、本発明の他の実施形態によるコントロール・システムに対するポジショニング・メカニズムを示す図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態による追跡および/またはモニタリング・システム・コンポーネントに対するフロー・ダイアグラムを示す図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態によりユーザ位置に応答してシステム・コンポーネントにコマンドを出しおよび/またはシステム・コンポーネントをコントロールするためのフロー・ダイアグラムを示す。
【図7】図7は、本発明の一実施形態によるコントロール・オプションを示すためのユーザ・インターフェースを示す図である。
【図8】図8は、本発明を実施するのに有用なコンピュータ・システムの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
ここに取り入れられて本明細書の一部を構成する添付の図面は、本発明を例示するだけでなく、説明とともに、さらに本発明の原理を説明し、当業者が本発明を作り使用できるようにする役割を果たす。図面において、同様の参照番号は、同一または機能的に同様の要素を示す。加えて、参照番号の一番左の数字によって、参照番号が最初に現れる図面が識別される。
【0014】
(本発明の詳細な説明)
目次
I.システム概略
II.ネットワーク・コントロール・システム
III.コントロール・サーバおよびアーカイブ
IV.管理システム機能
V.位置認識
VI.個別使用のためのプロファイリング・コントローラ・クライアント
VII.典型的なシステム実施

I.システム概略
本発明は、コントロールされた環境、たとえば自宅、ビジネス、学校、等内での複数のデバイスおよび/またはアプリケーションの集中型のコマンドおよびコントロールに向けられている。したがって本発明の実施形態においては、コントロールされた環境とは居住環境のことである。居住環境は、自宅、アパート、移動住宅、ハウスボート、または他のタイプの居住地の範囲に関する。しかしある実施形態においては、居住環境には、居住地の周囲の領域とともに、任意のシェルタ、建造物、改良物などが、指定された周囲において含まれる。
【0015】
他の実施形態においては、本発明は非居住環境において実施される。非居住環境としては(これらに限定されないが)、オフィス・ビル、一組の小さいオフィス、プロダクション・スタジオ、倉庫、エンターテインメント・アリーナ、ヘルス・ケア設備、ホテル、バケーション・リゾート、航空機、船、自動車などが、挙げられる。ある実施形態においては、非居住用の実施形態に対するコントロールされた環境には、前述の構造の実際の範囲だけでなく、指定された周囲におけるその周辺地域も、含まれる。
【0016】
本発明のコントロールされた環境においては、1つまたは複数のコンピュータ・サーバなどによって、情報(ビデオ、オーディオ、音声、テキスト、グラフィックス、コントロール・メッセージなど)を、他のデバイスおよび/またはアプリケーションへ分配するための集中型のコマンドおよびコントロール・センタが実現される。このようなデバイスおよび/またはアプリケーションとしては、通信機器(たとえば、電話機、インターコムなど)、エンターテインメント・システム(たとえば、テレビジョン、CD/DVDプレーヤ、ゲーミング・アプリケーション、ステレオなど)、モニタリング・システム(たとえば、セキュリティ・カメラ、赤ん坊モニタなど)、安全性/セキュリティ・システム(たとえば、火災警報器、スプリンクラ・システム、ドアまたは窓のロックなど)、パーソナル・コンピュータ(たとえば、デスクトップ、ノートブック、ノートパッド、携帯情報端末など)、調理機器(たとえば、オーブン、コーヒ・メーカ、電気的な食品/飲料加温器など)、コンフォート・システム(たとえば、ヒーティングおよびエア・コンディショニング、加湿器、除湿器、空気清浄器、光スイッチ、調光器など)、電源コンセント、電源などが挙げられる。
【0017】
一実施形態においては、携帯型デバイス(たとえば携帯情報端末、無線ノートパッドなど)によって、ユーザは、集中型のコマンドおよびコントロール・センタと、やり取りすることができる。このようなやり取りとしては、コントロールされた環境における他のデバイスおよび/またはアプリケーションの構成および性能を変えることが挙げられる。それに応じて、携帯型デバイスによって、他のデバイスおよび/またはアプリケーションに対するリモート・アクセスが実現され、およびユーザがその機能および/または操作を、コントロールされた環境における任意の位置からコントロールすることが可能になる。
【0018】
たとえばユーザは携帯型デバイスを操作して、収録されたまたはライブのビデオを、コントロールされた環境における任意の位置から受け取ることができる。ビデオを、ユーザが現在いる領域における携帯型デバイスまたはモニタに結合されたディスプレイ上に提示することができる。したがってユーザは、スイミング・プールの傍でまたは渦巻き風呂の中でのんびりしながら、テレビジョン・プログラムを見ることができる。加えて、ユーザは、赤ん坊モニタまたはセキュリティ・カメラからのビデオを、携帯型ディスプレイ・デバイスまたは他のディスプレイ上で、たとえば無線ノートパッド、デスクトップ・コンピュータ、テレビジョン・スクリーンなどで、見ることができる。
【0019】
ある実施形態においては、ユーザは、他のテレビジョン、パーソナル・コンピュータ、および/またはオーディオ・システム上に提示されているメディアを、見ることまたは聞くことができる。したがって「親」ユーザは、自分たちの子供が他の部屋で見ているテレビジョン・プログラム、ウェブ・サイト、および/またはオーディオ収録をモニタすることができる。本発明には、いかがわしいコンテンツへのアクセスを親ユーザがブロックできるプロトコルが含まれる。
【0020】
ある実施形態においては、ユーザは、集中型のコマンドおよびコントロール・センタに、外部のインターフェースたとえばインターネットを通じて、アクセスすることができる。ユーザは、コントロールされた環境内に位置するデバイスおよび/またはアプリケーションに、ユーザが旅行中または仕事中のときに、アクセスすることができる。したがって本発明では、ユーザが、コントロールされた環境にログ・インして、ファイルをダウンロードまたは記憶し、監視装置からの供給を受け取り、通路のロックを開けるかまたは締めることなどが、可能になる。
【0021】
II.ネットワーク・コントロール・システム
前述したように、本発明は、居住および/または非居住用のコントロールされた環境において、実施することができる。一例として、以下の実施形態の説明を、居住環境を参照しながら行なう。しかし非居住環境も含むように、以下の実施形態を変更できることを理解されたい。
【0022】
図1に、本発明の一実施形態によるネットワーク・コントロール・システム100を示す。本発明では、アナログおよびデジタル環境が意図されている。システム100は、拡張性があり、安価で、多目的な居住ネットワークである。図示したように、システム100には、複数のシステム・コンポーネントを相互に連結する通信ネットワーク180が含まれている。システム・コンポーネントには、電話機102、ポジショニング・ユニット104、コンピュータ・クライアント106、カメラ108、コントローラ・クライアント110、テレビジョン112、コントロール・サーバ114、モニタ116、オーディオ・クライアント118、および居住用電気器具120が含まれる。他のデバイスおよび/またはアプリケーションも、システム・コンポーネントとして含めることができる。
【0023】
コントロール・サーバ114は、他のシステム・コンポーネント間への情報の分配を管理する。後で詳述するように、コントロール・サーバ114は、他のコンポーネントとやり取りして、データ(オーディオおよび/またはビデオなど)、音声、および/またはコントロール・メッセージを、通信ネットワーク180上で直接的にまたは間接的に分配する。一実施形態においては、コントロール・サーバ114は、1つまたは複数の他のシステム・コンポーネントの操作および/または機能にコマンドを出してコントロールする。
【0024】
電話機102は、1つまたは複数の有線および/または無線の遠距離通信デバイスである。電話機102は、遠距離通信信号を、従来の居住電話機経路および通信ネットワーク180上で交換する。一実施形態においては、電話機102は、インターネット・プロトコル上の音声(VoIP)を実施して、音声通信を、コンピュータ・ネットワーク(たとえばグローバル・インターネット)上で交換し、通信ネットワーク180に対して音声信号を利用できるようにする。一実施形態においては、電話機102には、ファクシミリ機能が含まれる。
【0025】
ポジショニング・ユニット104は、システム100に対するホストティング環境として機能する居住地内での空間位置を指定する。ポジショニング・ユニット104は、他のシステム・コンポーネント(たとえば、コントロール・サーバ114)に、有線および/または無線インターフェースを介して結合されている。ポジショニング・ユニット104は、居住地内のフロアまたは部屋を指定するように動作可能である。またポジショニング・ユニット104は、フロアまたは部屋内の特定の位置を指定するように動作可能である。さらに、ポジショニング・ユニット104を居住地の外部に配置して、居住地の外部の領域を指定することができる。一実施形態においては、ポジショニング・ユニット104は、他のシステム・コンポーネントに結合されている。他の実施形態においては、複数のポジショニング・ユニット104が、居住地の全体に渡って分散されている。たとえば、ポジショニング・ユニット104は、壁、ドア、天井、フロアなど内に配置し、またはマウントすることができる。
【0026】
コンピュータ・クライアント106としては、有線および/または無線のパーソナル・コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、機能拡張電話機、パーソナル・テレビジョン、または他のデータ処理デバイスを、通信ネットワーク180にリンクさせたものが含まれる。パーソナル・コンピュータとして、コンピュータ・クライアント106を、デスクトップ、ノートブック、ノートパッドなどとすることができる。ディスプレイがコンピュータ・クライアント106に結合されていることで、テキストまたはグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)が実現され、およびユーザがコントロール・サーバ114とインタラクティブに通信できるようになっている。コンピュータ・クライアント106に対する入力デバイスとしては、キーボード、マウス、口頭コマンドのインターフェース、マウス・ホイール、ジョイスティック、ラダー・ペダル、タッチ・スクリーン、マイクロフォン、ジョイスティック、スタイラス、ライト・ペン、または任意の他のタイプの周囲ユニットが挙げられる。
【0027】
カメラ108は、1つまたは複数のビデオ・カメラ、カムコーダなどである。本発明では、有線および無線デバイスの両方が意図されている。カメラ108は、ホーム・セキュリティまたはモニタリング・システム、たとえば赤ん坊モニタなどの一部とすることができる。一実施形態においては、カメラ108には、コントロール・ユニットとして、種々のカメラ機能、たとえばパン、ティルト、ズーム、フォーカス、アイリス・コントロールなどのリモート・コントロールを可能にするものが含まれる
コントローラ・クライアント110は、有線および/または無線のデータ処理デバイスで、ユーザがコントロール・サーバ114および他のシステム・コンポーネントとやり取りしてこれらにコントロール・メッセージを送ることを可能にする。コントローラ・クライアント110は、コンピュータ・クライアント106として記載されるデバイスの携帯型または非携帯型バージョンとすることができる。たとえばコンピュータ・クライアント106は、通信ネットワーク180にリンクされたパーソナル・ノートブックまたはノートパッド・コンピュータ、PDA、機能拡張電話機、または他のデバイスであって、他のシステム・コンポーネントとやり取り可能なディスプレイを備えたデバイスとすることができる。したがってコントローラ・クライアント110によって、ユーザは、システム100の種々のコンポーネントの操作をリモート・コントロールすることができる。一実施形態においては、コントローラ・クライアント110に対するディスプレイは、ビデオおよび/またはオーディオを、他のシステム・コンポーネントから受け取ることができる。一実施形態においては、コントローラ・クライアント110には、無線のダウンロードおよび/またはアップロードを可能にするフラッシュROMが含まれる。
【0028】
テレビジョン112は従来のテレビジョンである。一実施形態においては、テレビジョン112は、インタラクティブなおよび/またはパーソナルなサービスに対応するように拡張されている。パーソナル・サービスとしては、仮想記録、プログラミング、生放送のポーズ/巻き戻しなどが挙げられる。たとえば、テレビジョン112は、ウェブTVネットワーク社(マウンテン・ビュー、カリフォルニア州)がホストであるMSN(登録商標)TVサービスに対応するように機能拡張されたパーソナル・テレビジョンとすることができる。ウェブTVネットワーク社は、マイクロソフト株式会社(レッドモンド、ワシントン州)から提供されるウェブTV(登録商標)に対応している。一実施形態においては、テレビジョン112には、ケーブルおよび/または衛星放送受信用のセット・トップ・ボックスが含まれる。一実施形態においては、テレビジョン112は、PVR、VCR、またはDVDプレーヤに接続される。
【0029】
モニタ116は、閉路での観察に対応する有線または無線のディスプレイである。一実施形態においては、モニタ116は、平坦なLCDを、壁にかけるか、デスク、テーブル、またはカウンター・トップ上に立てるか、プールまたはホット・タブの傍に置くなどしたものである。一実施形態においては、モニタ116は、インアクティブな状態で機能しているときに、静的または動的な画像の写真、ボートレートなどを表示するストリーミング・スクリーン・セイバを受ける。一実施形態においては、モニタ116は、アクティブな状態にあるときに、テレビジョン、ステレオ、またはセキュリティ/モニタリング・システム(たとえば、赤ん坊モニタ)などからの供給を受ける。
【0030】
オーディオ・クライアント118は、有線または無線のオーディオ・システム、たとえばステレオ、オーディオ・サーバ、CD/レコード/カセット・プレーヤ、MP3プレーヤなどである。オーディオ・クライアント118は、セキュリティ/モニタリング・システムたとえば赤ん坊モニタの一部としてのマイクロフォンとすることができる。一実施形態においては、オーディオ・クライアント118は、1つまたは複数のスピーカまたは同様のオーディオ出力を居住地全体に渡って配置したものとすることができる。他の実施形態においては、オーディオ・クライアント118は、インターコム・システム、パブリック・アナウンスメント・システム、ドア応答サービスなどである。
【0031】
居住用電気器具120は、1つまたは複数の居住用電気器具、たとえば(しかしこれらに限定されないが)、冷蔵庫、ストーブ、電子レンジ、トースタ、コーヒ・メーカ、目覚まし時計、サーモスタット、加湿器、スプリンクラ・システム、照明、調光器などである。一実施形態においては、コントロール・サーバ114および/またはコントローラ・クライアント110は、1つまたは複数の居住用電気器具120の操作および/または機能、たとえばオン/オフ、タイマ、変調(たとえば、オーブン温度など)、ポーズ、スヌーズなどを、コントロールする。
【0032】
前述のシステム・コンポーネントが網羅的であることは、意図されていない。他のデバイス(電気器具など)、アプリケーション、および/または同様のものが、実施可能であり、また本発明の範囲内であると考えられる。
【0033】
前述したように、通信ネットワーク180によって、システム・コンポーネント間で通信するための送信メディアが実現される。ある実施形態においては、コントロール・サーバ114が、他のシステム・コンポーネント間のすべてのトラフィックを監視する。したがってシステム・コンポーネント間の情報の交換が、ルーティングされ、そうでない場合にはコントロール・サーバ114を介してコントロールされる。他の実施形態においては、通信ネットワーク180は、ピア・トゥ・ピア通信に対応する。したがってシステム・コンポーネントは、オーディオ、ビデオ、他のデータ、および/またはコントロール・メッセージを互いと直接に交換し、コントロール・サーバ114によって監視されない。
【0034】
通信ネットワーク180は、有線および/または無線のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)である。したがって通信ネットワーク180としては、有線、無線、または両方の送信メディア、たとえば人工衛星、地上のもの(たとえば、光ファイバ、銅、UTP、STP、同軸、ハイブリッド・ファイバ同軸(HFC)など)、ラジオ、マイクロ波、フリー・スペース・オプティクス、および/または任意の他の形態または方法の送信が挙げられる。
【0035】
有線の送信メディアを用いる実施形態においては、通信ネットワーク180は、100Mbps〜1Gbpsに対応することができるイーサネット(登録商標)LANである。一実施形態においては、CAT−5ケーブルなどを、コントロール・サーバ114に結合させて、それぞれの部屋内の位置に分配する。一実施形態においては、ケーブルを、それぞれのシステム・コンポーネント、たとえばテレビジョン112、モニタ116などに分配するシステム・コンポーネントとしては、ケーブルの受け取りに対応するオーディオ/ビデオ(AV)コネクタが挙げられる。
【0036】
無線の送信メディアを用いる実施形態においては、通信ネットワーク180は、大サイズ・ビデオに対する無線イーサネット(登録商標)・プロトコルの仕様を定めるIEEE標準802.11(a)に対応する。このプロトコルを用いて、通信ネットワーク180は、90フィートの有効レンジで、54Mbpsまで対応することができる。
【0037】
他の無線実施形態においては、通信ネットワーク180は、小サイズ・ビデオに対する無線イーサネット(登録商標)・プロトコルの仕様を定めるIEEE標準802.11(b)に対応する。この無線プロトコルを用いて、通信ネットワーク180は、ほぼ150〜300フィートのレンジに対して有効であり、4〜5Mbpsの有効バンド幅で、11Mbpsの公称上のバンド幅に対応することができる。他の実施形態においては、ブルートゥース(商標)無線技術(ブルートゥースSIG社が開発)を用いて、システム100との短距離無線インターフェースに対応する。
【0038】
一実施形態においては、通信ネットワーク180には、電話線および/または電力線が含まれる。一実施形態においては、通信ネットワーク180によって、従来の電気コンセントおよび配線を用いてシステム・コンポーネントを相互接続してそれらを互いに通信させることができる。一実施形態においては、通信ネットワーク180には、家庭内電話線ネットワーキング協会(ホームPNA)から提供される通信技術等が含まれる。ホームPNA技術によって、電話サービスおよびホーム・ネットワーキング、たとえば(しかしこれらに限定されないが)、ビデオ会議、ビデオ・セキュリティ、VoIPテレフォニ、デジタル・ビデオ・ネットワーキング、インターネット・シェアリング、およびマルチ・ユーザ・ゲーミングの操作が可能になる。
【0039】
III.コントロール・サーバおよびアーカイブ
コントロール・サーバ114は、1つまたは複数のサーバである。それぞれのサーバは、1つまたは複数のコンピュータであって、種々の共有資源を互いとの間でおよび他のシステム・コンポーネントに対して提供している。共有資源としては、プログラム用のファイル、ウェブ・ページ、データベースおよびライブラリ;出力デバイス、たとえば、プリンタ、プロッタ、ディスプレイ・モニタおよびファクシミリ装置;通信デバイス、たとえばモデムおよびインターネット・アクセス設備;および他の周辺機器たとえばスキャナなどが挙げられる。通信デバイスは、有線または無線通信に対応している。たとえば、人工衛星、地上のもの(光ファイバ、銅、同軸など)、ラジオ、マイクロ波、フリー・スペース・オプティクス、および/または任意の他の形態または方法の送信である。
【0040】
一実施形態においては、コントロール・サーバ114は、公共および個人のインターネット・バックボーン上の通信を管理するために開発された標準インターネット・プロトコル(IP)に対応するように構成されている。プロトコルは、インターネット標準(STD)5、コメントに対するリクエスト(RFC)791(インターネット・アーキテクチャ・ボード)において定義されている。またコントロール・サーバ114は、トランスポート・プロトコル、たとえば、伝送コントロール・プロトコル(TCP)、ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP)、リアル・タイム・トランスポート・プロトコル(RTP)、またはリソース・リザベーション・プロトコル(RSVP)に対応している。トランスポート・プロトコルは、種々のタイプのデータ送信標準、たとえばファイル・トランスファ・プロトコル(FTP)、ハイバテキスト・トランスファ・プロトコル(HTTP)、シンプル・ネットワーク・マネージメント・プロトコル(SNMP)、ネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)などに対応している。
【0041】
一実施形態においては、コントロール・サーバ114は、以下の種々のオペレーティング・システムに対応するように構成される。たとえば、ネットウェア(商標)オペレーティング・システム、ノベル社(プロボ、ユタ州)から販売;MS−DOS(登録商標)およびウィンドウズ(登録商標)オペレーティング・システム、マクロソフト株式会社から販売;リナックス(登録商標)オペレーティング・システム、リナックス・オンライン社(ローレル、メリーランド州)から販売;ソラリス(商標)オペレーティング・システム、サン・マイクロシステムズ社(パロ・アルト、カリフォルニア州)から販売;等。これらは当業者には明らかである。
【0042】
コントロール・サーバ114は、種々のアーカイバルおよび/またはリトリーバル・コンポーネントに対して、照会、受け取り、および/または書き込みを行なうように動作可能であるアーカイバルおよび/またはリトリーバル・コンポーネントは、コントロール・サーバ114の内部および/または外部とすることができる。たとえばコントロール・サーバ114は、圧縮されたストリームを受け取り、メタデータ(たとえば、日付、時間、ソースなど)に対してストリームをフィルタリングし、そしてストリームおよびメタデータを記憶して、後で回収できるように構成される。
【0043】
図2に、本発明の一実施形態による種々のアーカイバルおよび/またはリトリーバル(A/R)コンポーネントに接続されたコントロール・サーバ114を示す。A/Rコンポーネントには、メディア・アーカイブ202、チューナ204、DSSボックス206、ケーブル・ボックス208、メディア・チェンジャ210、およびメディア・プレーヤ212が含まれる。前述のアーカイバルおよび/またはリトリーバル・コンポーネントが網羅的なリスティングであることは、意図されていない。他のアーカイバルおよび/またはリトリーバル・コンポーネントも、実施可能であり、本発明の範囲内であると考えられる。
【0044】
アーカイバルおよび/またはリトリーバル・コンポーネントは、中央に配置すること(図2に示す)、および居住地の全体に渡って広く分配することができ、または外部ソース(たとえば、グローバルなインターネット上で通信しているウェブ・サーバ)から、ネットワーク接続部280を介してアクセス可能である。ネットワーク接続部280としては、有線および/または無線のLANまたはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、たとえば組織のイントラネット、局所的なインターネット、グローバル・ベースのインターネット(ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)など)、エキストラネット、仮想プライベート・ネットワーク、デジタル・セルに対する認可された無線遠距離通信スペクトル(CDMA、TDMA、GSM、EDGE、GPRS、CDMA2000、WCDMA FDDおよび/またはTDDまたはTD−SCDMA技術)などが挙げられる。ネットワーク接続部280には、有線、無線、または両方の送信メディア、たとえば人工衛星、地上のもの(たとえば、光ファイバ、銅、UTP、STP、同軸、ハイブリッド・ファイバ同軸(HFC)など)、ラジオ、フリー・スペース・オプティクス、マイクロ波、および/または任意の他の形態または方法の送信が含まれる。
【0045】
メディア・アーカイブ202によって、種々のデータ用の1つまたは複数の記憶メディア(ビデオおよびオーディオなど)およびメタデータが実現される。ある実施形態においては、メディア・アーカイブ202には、リムーバブルの記憶ユニット(たとえば、フロッピィ・ディスク、CD−ROMなど)が含まれる。これについては後で詳述する。より大きな容量のコンテンツに対応するために、本明細書で述べるように、1つもしくは複数の統合データベースまたはデータ・ウェアハウス・システムを用いて、コンテンツを記憶しコントロール・サーバ114に対応する。
【0046】
ある実施形態においては、メディア・アーカイブ202には、リレーショナルまたはオブジェクト・オリエンテッド(OO)/コンポーネント・ベースのデータベース・マネージメント・システムなどが含まれる。これらは、データベース記録内のデータおよびメタデータの記憶、回収、および更新をコントロールする。またデータベース・マネージメント・システムは、データ統合をコントロールし、インテグリティ・ルールおよび制約(データ・インテグリティおよびリファレンシャル・インテグリティなど)を強化し、およびセキュリティ制約を強化する。
【0047】
ある実施形態においては、メディア・アーカイブ202は、複数のディスク・アレイ上にデータを記憶する拡張性のあるシステムである。データ・ウェアハウシングを、SQLサーバ2000アプリケーション(マクロソフト株式会社から販売)、オラクル9i(商標)データベース(オラクル株式会社(レッドモンド・シティ、カリフォルニア州)から販売)などによって実施することができる。ある実施形態においては、メディア・アーカイブ202は、オープン・データベース接続性(ODBC)またはジャバ・データベース接続性(JDBC)プロトコルに対応している。
【0048】
ある実施形態においては、メディア・アーカイブ202は、インデックス・ファイル・データベース・システムまたはプラン・ファイル・データベース・システム、たとえばバークレイDBデータベース・リソース(スリーピーキャット・ソフトウェア社(リンカーン、マサチューセッツ州)から販売)である。
【0049】
チューナ204は、オーディオおよび/またはビデオ信号を、テレビジョンおよび/またはラジオ放送から受け取る。チューナ204は、1つまたは複数の個々のラジオおよび/またはテレビジョン・チューナである。一実施形態においては、チューナ204は、NTSC/PALテレビジョン信号を受け取るように構成されている。
【0050】
DSSボックス206は、オーディオおよび/またはビデオ放送信号を、衛星放送の受信器から受け取る。ケーブル・ボックス204は、オーディオおよび/またはビデオ放送および有料視聴ユニキャストを、銅、UTP、STP、同軸、光またはHFCインターフェース上で受け取る。
【0051】
放送信号の受け取りに加えて、コントロール・サーバ114は、収録能力に対応するように構成することもできる。前述したように、放送を、メディア・アーカイブ202に収録することができる。しかしコントロール・サーバ114には、1つまたは複数の収録/再生アプリケーションまたはデバイス、すなわちメディア・プレーヤ212およびメディア・チェンジャ210が含まれる。メディア・プレーヤ212は、VCRプレーヤ、DVDプレーヤ、PVR、ビデオ・サーバ、仮想レコーダ、オーディオ・サーバ、ステレオ、CDプレーヤ、レコード・プレーヤ、オーディオ・テープまたはカセット・プレーヤ、デジタル・オーディオ・テープ・レコーダ、および/または磁気的、光学的、電子的、または任意の他の記憶メディアを介して、記憶し、収録し、生成し、または再生する任意の他のデバイスまたはアプリケーションとすることができる。収録は、アルバム、歌、アーチスト、ジャンルなどによってインデックスすることができる。
【0052】
メディア・チェンジャ210は、メディア・プレーヤ212と同様のメディアおよび/またはマルチメディアを収録して再生する。しかしメディア・チェンジャ210は、複数の収録(たとえば、CD、DVDなど)をローディングして、リロードする必要なく再生することができる。たとえばメディア・チェンジャ210は、すべての利用可能なCDをたとえば同時にユーザがロードすることができる、ジュークボックスまたは同様のデバイスとすることができる。
【0053】
IV.管理システム機能
コントロール・サーバ114は、種々の機能の集中型のコマンドおよびコントロールを、コントロールされた環境、たとえばシステム100内で実現する。コントロール・サーバ114によって管理される機能としては、ビデオ・サービング、オーディオ・サービング、テレフォニ、メッセージング、ファイル・シェアリング、インターネット・アクセス、およびセキュリティが挙げられる。本発明の実施形態によれば、ユーザは、コントローラ・クライアント110を操作して、これらの機能を確立または再構成し、および/またはメディアをコントロール・サーバ114または他のシステム・コンポーネントから受け取る(他のシステム・コンポーネントから直接的に、またはシステム・コンポーネントからコントロール・サーバ114を介して間接的に)。
【0054】
図3に、コントロール・サーバ114の一実施形態を示す。コントロール・サーバ114には、種々のシステム機能を管理するための種々のコントローラ・モジュールが含まれる。図示したように、コントロール・サーバ114には、ビデオ・コントローラ302、オーディオ・コントローラ304、テレフォニ・コントローラ306、メッセージング・コントローラ308、ファイル・シェアリング・コントローラ310、外部ネットワーク・インターフェース(x−インターフェース)コントローラ312、およびセキュリティ・コントローラ314が含まれる。コントローラ・モジュールは、他のシステム・コンポーネントと、通信ネットワークを介して信号を交換できるようになっている。またコントローラ・モジュールは、他のA/Rコンポーネントと通信を交換できるようになっている。図2を参照して説明したように、A/Rコンポーネントには、メディア・アーカイブ202、チューナ204、DSSボックス206、ケーブル・ボックス208、メディア・チェンジャ210、メディア・プレーヤ212、および/または同様のものが含まれている。
【0055】
ビデオ・コントローラ302は、システム100内でのビデオ信号の交換を管理する。ビデオ・コントローラ302は、ディスプレイ用のビデオ信号を受け取り、および/または分配する。ディスプレイは、たとえば、コンピュータ・クライアント106、テレビジョン112、モニタ116、コントローラ・クライアント110などに結合されているまたビデオ・コントローラ302は、A/Rコンポーネント、たとえば、メディア・アーカイブ202、チューナ204、DSSボックス206、ケーブル・ボックス208、メディア・チェンジャ210、メディア・プレーヤ212、ネットワーク接続部280などとやり取りする。ある実施形態においては、ビデオ・コントローラ302は、ビデオ用に指定された、本発明のA/Rコンポーネント以外のまたはその代わりの内部記憶メディアに対して、読み込みおよび/または書き込みを行なう。
【0056】
したがってビデオ・コントローラ302は、ビデオ信号を、A/Rコンポーネント(および/またはその内部記憶メディア)から受け取り、それらを他のシステム・コンポーネント(たとえば、テレビジョン112、コントローラ・クライアント110など)に分配する。またビデオ・コントローラ302は、ビデオ・ストリームをソース(たとえば、ネットワーク接続部280、テレビジョン112、メディア・アーカイブ202など)から受け取り、ストリームをA/Rコンポーネントの1つ(たとえば、メディア・アーカイブ202、メディア・プレーヤ212など)および/またはその内部記憶メディアに記憶して、後で観察できるようにする。たとえばビデオ・コントローラ302は、ウェブ・サイト(たとえば、「www.mtv.com」)に問い合わせして音楽ビデオをダウンロードして、再生しおよび/またはシステム・コンポーネントに記憶することができる。通信ネットワーク180上で分配できるように、ビデオ・コントローラ302によって、本発明の実施形態により実行中のMPEGエンコーディングが実現される。言い換えれば、ビデオ・コントローラ302は、メディア・ストリームをリアル・タイムまたはニア・タームで、受け取り、エンコードし、および分配することができる。ある実施形態においては、ネットワーク接続部280によって、ビデオ・コントローラ302または同様のコンポーネントを、ブロードバンド・インターネット・アクセスを、オーディオ/ビデオ分配用に実施することができる。
【0057】
他のコントローラ・モジュールは、オーディオ・コントローラ304である。オーディオ・コントローラ304は、システム100内でのオーディオ信号の交換を管理する。したがってオーディオ・コントローラ304は、1つまたは複数のオーディオ・コンポーネント、たとえばオーディオ・クライアント118またはスピーカに対するオーディオ信号を、受け取りおよび/または分配する。オーディオ・クライアント118またはスピーカは、たとえばコンピュータ・クライアント106、テレビジョン112、モニタ116、コントローラ・クライアント110などに結合されている。またオーディオ・コントローラ304は、A/Rコンポーネント(たとえば、チューナ204、DSSボックス206、ケーブル・ボックス208、メディア・チェンジャ210、メディア・プレーヤ212、ネットワーク接続部280など)とやり取りして、オーディオ信号をA/Rコンポーネントから受け取って、それらを他のシステム・コンポーネント(たとえば、オーディオ・クライアント118、コントローラ・クライアント110など)に分配する。加えて、オーディオ・コントローラ304は、オーディオ・ストリームをソース(たとえば、ネットワーク接続部280、テレビジョン112、メディア・アーカイブ202など)から受け取って、ストリームをA/Rコンポーネントの1つ(たとえば、メディア・アーカイブ202、メディア・プレーヤ212など)に記憶して、後で呼び出せるようにする。ある実施形態においては、オーディオ・コントローラ304は、オーディオ用に指定された内部記憶メディアに対して読み込みおよび/または書き込みを行ない、したがってその内部記憶メディアに対しておよびそこから、オーディオを分配する。たとえばオーディオ・コントローラ304は、ウェブ・サイト(たとえば「MP3.com」)に問い合わせして、デジタル収録をダウンロードし、再生および/またはシステム・コンポーネントに記憶することができる。一実施形態においては、オーディオ・コントローラ304は、オーディオ・ストリームをMPEG−3フォーマットにエンコードして、CDに近い品質をリアル・タイムまたはニア・タイムで生成する。他の実施形態においては、オーディオ・コントローラ304は、オーディオ・ストリームをエンコードして、CD品質オーディオをリアル・タイムまたはニア・タームで生成する。
【0058】
テレフォニ・コントローラ306は、コントロール・サーバ114内での他のコントローラ・モジュールである。テレフォニ・コントローラ306は、従来の電話経路および/またはコンピュータ・ネットワーク(たとえば、通信ネットワーク180、ネットワーク接続部280など)からの遠距離通信の分配を管理する。一実施形態においては、電話機102は、従来の有線または無線の電話経路(図示せず)、たとえばPOTSまたはPSTNに結合されている。また電話機102を、携帯電話または人工衛星の通信経路(図示せず)に結合することもできる。専用のインターフェース(図示せず)を設けて、携帯電話/人工衛星の電話機102がシステム100とやり取りできるようになっている。また従来の経路上で受け取りまたは送信される通話も、コントロール・サーバ114によってモニタされおよび/またはコントロールされる。したがってコントロール・サーバ114は、通話からの信号を他のシステム・コンポーネントに分配することに、対応している。たとえばコントローラ・クライアント110は、可能性のある受取者コンポーネントの1つである。したがってユーザは、コントローラ・クライアント110を直接的に操作して、電話機102を介して通話を間接的に申し込みおよび/または受け取ることができる。
【0059】
他の実施形態においては、電話機102は、コンピュータ・ネットワークに結合されている。あるいは、有線または無線の電話機(図示せず)をコンピュータ・クライアント106に結合して、コンピュータ・ネットワークとやり取りできるようになっている。コンピュータ・ネットワークは、LANまたはWAN(たとえばインターネット)であって、通信ネットワーク108またはネットワーク接続部208を介してアクセスされる。またはシステム・コンポーネント(すなわち、電話機102、コンピュータ・クライアント106)は、コンピュータ・ネットワークに対する専用のリンクを有していて、リンクが通信ネットワーク108から独立するようになっている。一実施形態においては、遠距離通信信号は、VoIP等に対してフォーマットされる。コンピュータ・ネットワークのソースとは関係なく、コンピュータ・ネットワークからの遠距離通信信号は、コントロール・サーバ114によってモニタされおよび/またはコントロールされる。従来の遠距離通信通話を参照して前述したように、コントロール・サーバ114は、通話からの信号を他のシステム・コンポーネント、たとえばコントローラ・クライアント110に分配することに対応する。
【0060】
遠距離通話の応答、申し込み、および/または分配に加えて、コントロール・サーバ114は、他のテレフォニ機能を行なうように動作可能である。一実施形態においては、コントロール・サーバ114は、短縮ダイアルに対応している。電話番号を、居住用のコントロール・サーバ114に結合したメモリ(たとえば図2を参照して説明したA/Rコンポーネントの1つ)に記憶する。他の実施形態においては、コントロール・サーバ114は、サービス・ブロッキングを実施するようにプログラムできる。ユーザは、指定された番号または家族または数(たとえば900回の通話など)から電話通話をブロックするように、プロファイルを生成する。さらに他の実施形態においては、コントロール・サーバ114は、インバウンド/アウトバウンド・コールにログ・インし、ならびに/または過去のおよび/もしくは失敗した通話のリダイアリングを可能にする。
【0061】
またコントロール・サーバ114には、メッセージング・コントローラ308が含まれる。メッセージング・コントローラ308によって、テレフォニ・コントローラ306などを介して受け取られる電話通話の集中型の記憶が可能になる。音声メッセージを、コントロール・サーバ114に結合されたメモリ(たとえば図2を参照して説明したA/Rコンポーネントの1つ)に書き込む。またメッセージング・コントローラ308によって、メッセージ(オーディオ、ビデオ、および/またはテキストなど)を、システム100内で生成し、記憶し、および/または回収することができる。言い換えれば、ユーザは、システム・コンポーネントの1つ(たとえば、コントローラ・クライアント110、電話機102、オーディオ・クライアント118など)を操作して、同じまたは他のユーザに対するメッセージを生成することができる。メッセージは、「トゥ・ドゥ」リスト、赤ん坊子守りコマンド、食料雑貨類リストなどとすることができる。またメッセージング・コントローラ308によって、コントロール・サーバ114が、コンピュータ・クライアント106または他のシステム・コンポーネントとやり取りして、コンピュータEメール、インスタント・メッセージング・サービス、および/またはノート、タスク、リマインダからのデータ、および/またはパーソナル・カレンダからのイベントを、検索および/または回収することができる。
【0062】
またコントロール・サーバ114には、ファイル・シェアリング・コントローラ310が含まれている。ファイル・シェアリング・コントローラ310によって、コントロール・サーバ114が、システム100と通信するすべてのパーソナル・コンピュータに対する中心のファイル・サーバとして機能することができる。ファイル・シェアリング・コントローラ310によって、システム100のホストとなっている居住地内に配置されるシステム・コンポーネントによって、ファイルを記憶しアクセスすることができる。しかし一実施形態においては、システム100の外部に配置されるデバイスが、ファイル・シェアリング・コントローラ310を介して、ファイルを記憶および/または回収することができる。たとえば、静的なIPアドレスがシステム100に対するISPによって維持される場合、リモート・ユーザは、コントロール・サーバ114にログ・インして、ファイル・シェアリング・コントローラ310を介してファイルを回収および/または記憶することができる。
【0063】
x−インターフェース・コントローラ312は、コントロール・サーバ114の他のコントローラ・モジュールである。x−インターフェース・コントローラ312は、外部のデバイスおよび/またはアプリケーションからシステム・コンポーネントへのアクセス、および/またはシステム・コンポーネントから外部のデバイス、アプリケーション、および/またはウェブ・サイトへのアクセスを管理する。したがってx−インターフェース・コントローラ312によって、外部のネットワーク、たとえばグローバル・インターネット、他のプライベートWANなどへのゲートウェイが実現される。一実施形態においては、x−インターフェース・コントローラ312は、ウェブ・プロキシに対応しており、指定されたウェブ・サイトを全体としてまたはユーザごとにブロックするように構成可能である。他の実施形態においては、x−インターフェース・コントローラは、他のシステム・コンポーネントからウェブ・サイトへのアクセス/訪問を追跡および/または記録するように動作可能である。
【0064】
x−インターフェース・コントローラ312は、外部のネットワーク、たとえばケーブルおよび/または人工衛星ISPに対する有線および/または無線のアクセスに、対応している。一実施形態においては、ISPが静的なIPアドレスを提供できるならば、x−インターフェース・コントローラ312によって、コントロール・サーバ114がウェブ・サーバとして動作することができる。
【0065】
セキュリティ・コントローラ314によって、コントロール・サーバ114は、種々のセキュリティ・システムたとえば、システム100に対する通信セキュリティ・プロトコルと、やり取りしおよび/またはこれらを管理することができる。一実施形態においては、セキュリティ・コントローラ314は、セキュリティ・システムの一部を構成するシステム・コンポーネントからのフィードバックをコントロールおよび/またはモニタする。たとえば、ビデオ(たとえば、カメラ108など)およびオーディオ(オーディオ・クライアント118、カメラ108など)を捕らえて、コントローラ・クライアント110またはモニタ116に供給することができる。また動きセンサを、居住地内にまたは居住地の周りの外部位置に、配置することができる。また動きセンサからのフィードバックを、セキュリティ・コントローラ314へ送信することができる。一実施形態においては、このようなフィードバックによって、付近のカメラ108および/またはオーディオ・クライアント118が作動する他の実施形態においては、このようなフィードバックによって、アラームが作動され、またはユーザにコントローラ・クライアント110の信号が送られる。ユーザに信号を送るために、コントローラ・クライアント110は、メッセージを振動させ、ベルで鳴らし、点滅させることなどができる。コントロール・システムをカメラ108に結合させることによって、セキュリティ・コントローラ314がカメラ108を移動させおよび/またはフォーカスすることができる。一実施形態においては、セキュリティ・コントローラ314は、ドア、窓、または入口通路を、ユーザ入力に応答してロックまたはアンロックするように動作可能である。
【0066】
一実施形態においては、セキュリティ・コントローラ314は、火災および安全コントロール・システムと連動する。したがってセンサは、コントロール・サーバ114に供給し、システム100またはユーザが緊急事態の状況をモニタできるようにする。アラーム、スプリンクラ・システムなどを、コントロール・サーバ114および/またはコントローラ・クライアント110を介して、操作することができる。
【0067】
ホーム・アクセスならびに火災および安全システムに加えて、セキュリティ・コントローラ314は、パーソナル・アセット・セキュリティ・システム、たとえば金庫、ファイル・キャビネット、部屋、引き出しなどとも、やり取りする。選択された個人が、安全が確保された領域にアクセスできるように、セキュリティ・プロファイルを生成および維持することができる。パスワード、バイオメトリクス、および/または同様のものを記憶および認証して、アクセスを許可することができる。
【0068】
またウェブ・サイト、電話番号、テレビジョン・チャネル、CD、ビデオ・カセットなどへのアクセスをモニタおよび/または制限するように、セキュリティ・コントローラ314によってプロファイルを確立および維持することができる。一実施形態においては、外部に位置するデバイスおよび/またはアプリケーションからシステム・コンポーネントへのリモート・アクセスを許可するように、ユーザ・プロファイルが確立される。たとえば、外部のユーザは、セキュリティ・コントローラ314を介して認可されることで、離れた位置からインターネット上でコントロール・サーバ114にログ・インすること、およびカメラ108からのライブによる供給、カメラ108からの収録による供給、テレビジョン112からの放送、メッセージング・コントローラ308を介して記憶されたメッセージ、ファイル・シェアリング・コントローラ310を介して記憶されたファイルを受け取ることなどが可能になる。たとえば親は、休暇でまたは仕事で不在のときに、コントロール・サーバ114にアクセスして、自分たちの家および/または自分たちの子供またはベビーシッターを、モニタすることができる。
【0069】
V.位置認識
本発明の実施形態においては、ネットワーク・コントロール・システム100は、種々のシステム・コンポーネント(本明細書では「ターゲット・コンポーネント」と言う)の位置を、リアル・タイムまたはニア・タームで追跡および/またはモニタする。ユーザが、システム100のホストであるコントロールされた環境内で移動すると、本発明は複数のプロトコルを実行して、システム100が、ターゲット・コンポーネントの位置、したがってターゲット・コンポーネントと通信するユーザの位置を、判断できるようにする。一実施形態においては、コントロール・センタ(たとえば、コントロール・サーバ114、ターゲット・コンポーネントに結合された局所的なプロセッサなど)が、ターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110など)の現在位置を判断し、コマンドを送ってターゲット・コンポーネントを再構成して、特定された付近における他のシステム・コンポーネントをコントロールする。たとえば、コントローラ・クライアント110が食事用の領域内にいると判断された場合には、コントロール・サーバ114によって、コントローラ・クライアント110は、食事用の領域に配置されたシステム・コンポーネントをコントロールできるようにされる。このようなコンポーネントとしては、調光器、オーディオ・システム、食品サーバ用のヒーティング・ユニットなどを挙げることができる。
【0070】
ポジショニング・デバイスを、いくつかの実施形態において、ターゲット・コンポーネントを追跡および/またはモニタするために用いる。図1を参照して前述したように、1つまたは複数のポジショニング・ユニット104が、システム100のホストであるコントロールされた環境の全体に渡って分配されている。ポジショニング・ユニット104は、ターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110、オーディオ・クライアント118、電話機102など)に結合することができるか、またはコントロールされた環境内のスタンド・アローンのデバイスとして配置することができる。
【0071】
一実施形態においては、ポジショニング・ユニット104は、RF通信システムの一部である。したがってRFトランスポンダが、RFインタロゲータとやり取りして、ポジショニング情報を伝達する。トランスポンダは、システム・コンポーネントに結合されていて、システム・コンポーネントを一意に識別する識別情報を利用できるようにしている。トランスポンダは、他のタイプの情報も利用できるようにすることができる。たとえばシステム・コンポーネントが、静止しているかまたはまれにしか動かないデバイスである場合に、システム・コンポーネントの指定された位置である。したがって、後で詳細に述べるように、トランスポンダをターゲット・コンポーネントまたはポジショニング・コンポーネント(たとえば、ポジショニング・ユニット104)のいずれかに結合することができる。
【0072】
トランスポンダは、アクティブまたはパッシブとすることができる。アクティブなトランスポンダは、識別情報を含む連続または周期的な信号を送信する。パッシブなトランスポンダは、たとえばインタロゲータによって始動されるかまたはユーザによって手動で始動されるまで、インアクティブおよび/または静かな状態のままである。その結果、システム・コンポーネント(トランスポンダを含む)は、サイレント・モードまたはアクティブ・モードで動作することができる。アクティブ・モードでは、システム・コンポーネント(すなわち、ターゲット・コンポーネント)の位置が、リアル・タイムまたはニア・タームで追跡および/またはモニタされる。サイレント・モードでは、システム・コンポーネント(すなわち、ターゲット・コンポーネント)の現在位置は、トランスポンダが始動されるまでは、システム100に対して絶対的な確実性では知られていない。
【0073】
インタロゲータは、他のシステム・コンポーネントに結合されていて、トランスポンダの通信範囲に入ったときに、ポジショニング情報(たとえば、識別情報等)を受け取る。インタロゲータは、アクティブなトランスポンダからポジショニング情報を自動的に受け取るか、またはパッシブなトランスポンダを始動してポジショニング情報を受け取る。
【0074】
トランスポンダとインタロゲータとの間のやり取りは、図4Aおよび図4Bを参照して説明することができる。図4Aに、ポジショニング・システム100内でシステム・コンポーネントをポジショニングするための一実施形態を示す。図示したように、トランスポンダ404はコントローラ・クライアント110に結合され、インタロゲータ406はポジショニング・ユニット104に結合されるかまたはユニット104内に統合されている。したがって、ユーザ402がコントローラ・クライアント110を携えたまま、ポジショニング・ユニット104(すなわち、インタロゲータ406)の付近に入ったときに、ポジショニング・ユニット104は、識別コードをコントローラ・クライアント110から受け取る。識別コードには、送信するコントローラ・クライアント110に対する識別子などが含まれる。一実施形態においては、ポジショニング・ユニット104は、識別コードを居住用コントロール・サーバ114(図1を参照して説明済み)に送って、さらに処理できるようにする。またポジショニング・ユニット104は、ポーリングされるコントローラ・クライアント110に対する他の識別子を伴う識別コードまたは情報を送ることができる。一実施形態においては、ポジショニング・ユニット104は、ポジショニング・ユニット104が配置される居住環境の領域(たとえば、フロア、部屋など)に対する接近識別子などを送る。他の実施形態においては、コントロール・サーバ114は、ポジショニング・ユニット104に対する識別子から接近識別子を判断する。コントローラ・クライアント110は、一例として説明済みである。また他のシステム・コンポーネントを、トランスポンダ404と結合して、それによって、システム・コンポーネントの位置が本発明の実施形態によって判断されるように構成することができる。
【0075】
図4Bに、システム100内でシステム・コンポーネントをポジショニングするための他の実施形態を示す。図示したように、トランスポンダ404は、ポジショニング・ユニット104に結合されるかまたはユニット104内に統合されている。インタロゲータ406が、コントローラ・クライアント110に結合されている。したがって、ユーザ402がコントローラ・クライアント110を携えたまま、ポジショニング・ユニット104(すなわち、トランスポンダ404)の付近に入ったときに、コントローラ・クライアント110は、識別コードをポジショニング・ユニット104から受け取る。識別コードには、送信するポジショニング・デバイス104に対する識別子、コントロールされた環境の領域(たとえば、フロア、部屋など)用の接近識別子などが含まれる。一実施形態においては、コントローラ・クライアント110は、識別コードを処理してその位置を判断し、および/または識別コードをアーカイバル目的でコントロール・サーバ114に送る。他の実施形態においては、コントローラ・クライアント110は、識別コードをコントロール・サーバ114(図1を参照して説明済み)に送ってその位置を判断し、およびさらに処理する。この場合も、コントローラ・クライアント110は、一例として説明済みである。また他のシステム・コンポーネントを、インタロゲータ406と結合して、それによって、システム・コンポーネントの位置が本発明の実施形態によって判断されるように構成することができる。
【0076】
一実施形態においては、トランスポンダ404は、電子タグ、ビーコン、コントローラなどである。電子タグの特徴は、任意の形状またはサイズを有することであり、システム・コンポーネント上に配置されるかまたはコンポーネントに一体化される。電子タグには、他のデバイスとのRF通信に対応する通信回路に接続されるマイクロプロセッサが含まれる。マイクロプロセッサは、情報(すなわち、識別情報)を記憶するためのメモリ、および他のデバイスと情報を交換するための送受信装置に結合されている。
【0077】
一実施形態においては、トランスポンダ404は、ポジショニング情報を送信するための専用のマイクロプロセッサを有している。他の実施形態においては、トランスポンダ404は、ホスティング・システム・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110)に対するマイクロプロセッサを使用または共有して、ポジショニング情報を交換する。たとえば、システム・コンポーネントのホスティングには、システム・コンポーネント内に位置するマイクロプロセッサ、およびメモリに結合される赤外線ポートが含まれる。メモリには、識別情報および関連するデータが含まれる。マイクロプロセッサは、メモリおよび赤外線ポートとやり取りして、インタロゲータ406との交換に対応する。したがって、マイクロプロセッサ、メモリ、および赤外線ポート間でのやり取りは、トランスポンダ404として機能する。
【0078】
トランスポンダ404とインタロゲータ406との間の無線通信には、種々の技術が対応している。一実施形態においては、ブルートゥース(商標)無線技術(ブルートゥースSIG社が開発)を用いて、トランスポンダ404とインタロゲータ406との間の短距離無線インターフェースを実行する。
【0079】
RF通信の代わりにまたはこれに加えて、ポジショニング・ユニット104は、一実施形態において、バー・コードを用いたデータ回収システムの一部である。言い換えれば、バー・コードが、システム・コンポーネントに配置されて、システム・コンポーネントを一意に識別する識別情報を記憶する。トランスポンダを参照して説明したように、バー・コードは、他のタイプの情報も記憶することができる。たとえば、システム・コンポーネントが静止したデバイスである場合に、システム・コンポーネントの指定された位置である。バー・コード・スキャナによって識別情報が回収される結果、情報が処理されてシステム・コンポーネントの位置が判断できる。
【0080】
バー・コード・データの回収についても、図4Aおよび図4Bを参照して説明することができる。すなわち、インタロゲータ406がバー・コード・スキャナであり、またトランスポンダ404が本発明の実施形態によるバー・コードである。図4Aに戻って、バー・コード404がコントローラ・クライアント110に配置され、またバー・コード・スキャナ406がポジショニング・ユニット104に配置されるかまたはユニット104内に統合されている。ユーザ402が、コントローラ・クライアント110を携えたままポジショニング・ユニット104(すなわち、バー・コード・スキャナ406)の付近に入ったときに、ポジショニング・ユニット104は、コントローラ・クライアント110に対する識別子を含む識別コードを受け取る。インタロゲータを参照して前述したように、識別コードは、接近識別子とともにまたはこれ無しでコントロール・サーバ114(図1を参照して説明済み)に送られて、さらに処理できるようにされる。コントローラ・クライアント110は一例として説明済みであるが、他のシステム・コンポーネントをバー・コード404と結合することもでき、それによって、システム・コンポーネントの位置が本発明の実施形態によって判断されるように構成することができる。
【0081】
図4Bに戻って、バー・コーディングを伴うポジショニング・システム・コンポーネントに対する他の実施形態を示す。図示したように、バー・コード404が、ポジショニング・ユニット104に配置されるかまたはユニット104内に統合され、またバー・コード・スキャナ406が、コントローラ・クライアント110に配置されている。ユーザ402がコントローラ・クライアント110を携えたままポジショニング・ユニット104(すなわち、バー・コード404)の付近に入ったときに、コントローラ・クライアント110は、送信するポジショニング・ユニット104に対する識別子を含んだ識別コードを受け取るトランスポンダを参照して説明したように、識別コードには、一実施形態において、送信するポジショニング・デバイス104に対する識別子、居住環境の領域用の接近識別子などが含まれる。識別コードは、接近識別子とともにまたはこれ無しでコントローラ・クライアント110によって処理されて、その位置が判断され、および/またはコントロール・サーバ114(図1を参照して説明済み)に送られて、さらに処理できるようにされる。コントローラ・クライアント110は一例として説明済みであるが、他のシステム・コンポーネントをバー・コード・スキャナ406と結合することもでき、それによって、システム・コンポーネントの位置が本発明の実施形態によって判断されるように構成することができる。
【0082】
RFおよびバー・コーディング技術を用いることは、システム・コンポーネントの位置を追跡および/またはモニタするための代替的な方法論に相当する。当業者には明らかであるように、本発明によって他のポジショニング技術を実施することも可能である。たとえば、より大規模な環境では、GPS受信器、携帯電話信号、三角測量などが利用可能な代替案である。
【0083】
他の実施形態においては、ポジショニングを、ポジショニング・ユニット104を用いることなく実現することができる。コントローラ・クライアント110などが、コントローラ・クライアント110を操作するユーザからのコマンドを受け取って処理することに対応する。コマンドは、手動および/または口頭で、コントローラ・クライアント110に入力される。コントローラ・クライアント110は、コマンドを処理するか、またはコマンドをコントロール・サーバ114へ送って、位置を判断する。たとえばユーザは、位置「リビング・ルーム」を特定することができ、そしてコントローラ・クライアント110は、リビング・ルーム内のコントロール・デバイスに対してプロファイルされる。
【0084】
しかし他の実施形態においては、声および/または手動のコマンドを、ポジショニング・ユニット104等に入力することができる。またユーザは、ターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110)用の識別子を入力し、そして位置ユニット104は、コントロール信号をコントロール・サーバ114などに送って、ターゲット・コンポーネントの位置記録を更新する。
【0085】
前述したように、本発明は、位置情報を集めるための種々のプロトコルに対応している。本発明によって、位置情報を処理してシステム100の種々のコンポーネントの位置または動作を追跡および/またはモニタするための複数の方法および/または技術が、提供される。図5を参照して、フローチャート500は、本発明の一実施形態の一般的な操作フローを表わしている。より具体的には、フローチャート500は、コントロールされた環境内でのシステム・コンポーネントを追跡および/またはモニタするためのコントロール・フローの一例を示している。
【0086】
図5を参照して、フローチャート500のコントロール・フローは、ステップ501で始まり、すぐにステップ503に進む。ステップ503では、システム100の適切なコンポーネントが、追跡および/またはモニタされているシステム・コンポーネント(すなわち、ターゲット・コンポーネント)に対応するロケータ・コードに、アクセスする。図1および図2に戻って、本発明では、前述のシステム・コンポーネントの何れかの現在位置を判断することができる。システム・コンポーネントはたとえば、しかしこれらに限定されないが、電話機102、ポジショニング・ユニット104、コンピュータ・クライアント106、カメラ108、コントローラ・クライアント110、テレビジョン112、コントロール・サーバ114、モニタ116、オーディオ・クライアント118、居住用電気器具120、メディア・アーカイブ202、チューナ204、DSSボックス206、ケーブル・ボックス208、メディア・チェンジャ210、メディア・プレーヤ212、および/または他のデバイスおよび/またはアプリケーションである。
【0087】
前述したように、本発明には、ロケータ・コード(または前述したような接近識別子)にアクセスするための種々の実施形態が含まれる。たとえば、一実施形態においては、ユーザは、テキストまたはグラフィカル・インターフェースとやり取りして、ターゲット・コンポーネントに対する現在位置を手動で入力する。他の実施形態においては、音声コマンド・インターフェースによって、ユーザは、ターゲット・コンポーネントに対する音声コマンドを入力することができる。したがってユーザは、現在位置を口頭で伝達する。
【0088】
一実施形態においては、ターゲット・コンポーネントは、ポジショニング・ユニット104とやり取りして、ロケータ・コードにアクセスする。図4Bに戻って、ターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110など)が、インタロゲータ406に結合されている。インタロゲータ406は、接近識別子に対してポジショニング・ユニット104をポーリングする。接近識別子には、両方のシステム・コンポーネントに対する現在位置に対するロケータ・コードが含まれる。
【0089】
図4Aに戻って、インタロゲータ406は、ポジショニング・ユニット104と一体化されている。したがってターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110など)は、インタロゲータ406によってポーリングされる。その結果、インタロゲータ406は、ポーリングされるターゲット・コンポーネントに対する識別子を受け取る。ロケータ・コードが、識別子をインタロゲータ406に対する接近識別子と関連付けることによって、生成される。
【0090】
図5に戻ってステップ506では、ロケータ・コードをコマンド・センタに送って、さらにポジショニング処理ができるようにする。一実施形態においては、コマンド・センタはコントロール・サーバ114である。他の実施形態においては、コマンド・センタは、ターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110、コンピュータ・クライアント106など)にある。
【0091】
ステップ509では、ロケータ・コードを、ある領域にマッチングさせる。領域は、特定のフロア、玄関、廊下、バルコニ、部屋などとすることができる。領域は、フロア、玄関、廊下、バルコニ、部屋などでの特定の領域とすることができる。また領域は、システム100のホストとなる居住地の外部周辺での特定の領域、または居住地上の隣接するかまたは独立して立っているシェルタとすることもできる。
【0092】
ステップ512では、現在の領域を、ターゲット・コンポーネントに伝達し、および/またはコントロール・サーバ114の記録に記憶して、後で呼び出せるようにする。システム・コンポーネントをポジショニングして、そのポジショニング・データを更新した後に、コントロール・フローは終了する。このことをステップ595に示す。
【0093】
一実施形態においては、ポジショニング情報によって、システム100は、特定のシステム・コンポーネントにコマンドを出しおよび/またはこれをコントロールすることが、システム100とやり取りしているユーザの現在位置に基づいて可能となる。このことを、図6を参照して説明することができる。図6に示すように、フローチャート600は、本発明の一実施形態の一般的な操作フローを表わす。より具体的には、フローチャート600は、ユーザの現在位置に基づいてシステム・コンポーネントにコマンドを出しおよび/またはこれをコントロールするためのコントロール・フローの一例を示す。
【0094】
図6を参照して、フローチャート600のコントロール・フローは、ステップ601で開始して、すぐにステップ503〜509に進む。図5を参照してステップ503〜509で説明したように、ロケータ・コードによって、システム100は、ターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110)とやり取りしているユーザの現在位置または領域を判断することができる。
【0095】
ステップ612では、その領域に対する領域プロファイルにアクセスする。領域プロファイルには、コントロール・サーバ114および/またはコントローラ・クライアント110からコマンドおよび/またはコントロールを受け取るデバイスおよび/またはアプリケーション(すなわち、システム・コンポーネント)のリスティングが含まれる。
【0096】
ステップ615では、領域プロファイルを処理して、ユーザが閲覧できるようにコントロール・オプションを提示する。コントロール・オプションには、領域プロファイルに対応するデバイスおよび/またはアプリケーションのリスティングが含まれる。図5を参照して説明したように、ポジショニングは、コントロール・サーバ114において離れて判断することもできるし、またはターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110)において近くで判断することもできる。離れて判断する場合には、たとえば、コントロール・サーバ114は、ユーザ・インターフェースを生成して送って、コントロール・オプションを、ターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110またはユーザが操作している他のシステム・コンポーネント)上に表示する。近くで判断する場合には、ターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110など)は、領域プロファイルを回収して、ユーザ・インターフェースを生成する。領域プロファイルを、要求に応じてターゲット・コンポーネントに送ることもできるし、またはターゲット・コンポーネントを、利用可能な領域プロファイルに関して周期的に更新することもできる。
【0097】
ステップ618では、ユーザは、ターゲット・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110など)を操作して、領域プロファイル内で識別されるシステム・コンポーネント(たとえば、テレビジョン112、電気器具120など)をコントロールするリクエストを送る。ユーザは、システム・コンポーネントの機能および/または操作をコントロールするリクエストを送ることができる。ユーザは、コンポーネントに対する構成またはセキュリティ・プロファイルを変えるリクエストを送ることができる。他のコントロール・リクエストも送れることは、当業者には明らかである。
【0098】
ステップ621では、コントロール・リクエストが、指定されたコンポーネントによって実行される。コントロール・リクエストは、指定されたコンポーネントに直接的に送信することもできるし、または指定されたコンポーネントにコントロール・サーバ114を介して間接的に送信することもできる。コントロール・リクエストが実行された後に、コントロール・フローは終了する。このことをステップ695に示す。
【0099】
たとえばユーザが、コントローラ・クライアント110を操作していて、「リビング・ルーム」にいるとシステム100によって判断された場合には、コントローラ・クライアント110は、リビング・ルーム内のシステム・コンポーネントをコントロールするためのユーザ・インターフェースを受け取ることになる。システム・コンポーネントの1つとしては、たとえば、居住地への正面入口に配置されたカメラ108からビデオ入力を受け取るセキュリティ・モニタ116が挙げられる。ユーザは、コントローラ・クライアント110とやり取りして、カメラ108をパン、ティルト、またはフォーカスして、正面入口に立っている訪問者の画像をモニタ116に表示する。他のシステム・コンポーネントをテレビジョン112とすることができ、コントローラ・クライアント110は、テレビジョン112をコントロールするためのボリューム・レベルまたはチャネル選択に対するユーザ・インターフェースを受け取ることができる。またユーザは、コントローラ・クライアント110とやり取りして、HVAC機器(すなわち、居住用電気器具120)の設定を変えることもできる。
【0100】
本発明は、コントロール・オプションをユーザに提示するための種々のテキストの、グラフィカルの、または口頭によるコマンドのインターフェースに対応している。図7に、特定位置用のコントロール・オプションを示すためのユーザ・インターフェース700の一実施形態を示す。ユーザ・インターフェース700は、コントローラ・クライアント110上に生成される。しかし本明細書で説明するように、ユーザは、他のシステム・コンポーネントの何れかを操作してコントロール・リクエストを送ることが、システム・コンポーネントがユーザ・インターフェース700等を生成するように構成されているならば、可能である。
【0101】
ユーザ・インターフェース700には、コントロール・オプション領域702が含まれている。コントロール・オプション領域702は、システム・コンポーネントを、指定された領域に対する領域プロファイルから識別する。この例では、領域はリビング・ルームである。リビング・ルームに対する領域プロファイルにおいて識別されるシステム・コンポーネントとしては、テレビジョン112およびオーディオ・クライアント118が挙げられる。コンポーネント・コントロール704a〜704bによってユーザは、コントロール・リクエストを、対応するシステム・コンポーネントに送ることができる。コンポーネント・コントロール704aは、テレビジョン112に対応している。コンポーネント・コントロール704bは、オーディオ・クライアント118に対応している。追加のコンポーネント・コントロール704a〜704bを含めることで、コントロール・リクエストを、特定の領域に対してプロファイルされた他のシステム・コンポーネントに送ることができる。
【0102】
領域は、コントロール・オプション領域702によって特定した後、前述したポジショニング実施形態によって判断することもできるし、または領域を、コントローラ・クライアント110のユーザの現在位置にかかわらず、ユーザに特定的なものとすることができる。領域は、領域トグル706を作動させることによって、ユーザに特定的なものとされる。
【0103】
メッセージング・トグル708によってユーザは、図3を参照して説明したように、メッセージング・コントローラ308とやり取りすることができる。したがってユーザは、Eメール、音声メール、居住地内メッセージなどをチェックすることができる。
【0104】
メディア・ビューア710によってユーザは、他のシステム・コンポーネントからのメディアを見ることができる。たとえばユーザは、コンポーネント・コントロール704aとやり取りして、テレビジョン112で現在放送中のテレビジョン・プログラムを見ることができる。またユーザは、コンポーネント・コントロール704bとやり取りして、オーディオ・クライアント118からのオーディオを受け取ることもできる。
【0105】
メディア・ビューア710を、ビデオまたはマルチメディア・プレーヤとして示しているが、メディア・ビューア710を用いた場合、ビデオなしでオーディオ信号を受け取ることも可能である。またメディア・ビューア710は、ウェブ・ブラウザ、またはワード・プロセッシング用のソフトウェア・アプリケーション、ビデオ・ゲームなどとすることもできる。したがってユーザは、コントロール・オプション領域702および領域トグル706とやり取りして、テキスト、オーディオ、ビデオ、またはメディアおよび/もしくはマルチメディアを、システム100のホストとなる居住環境内の任意の位置からの他のシステム・コンポーネントから、受け取ることができる。
【0106】
VI.個別使用のためのプロファイリング・コントローラ・クライアント
本発明によってユーザは、コントローラ・クライアント110を操作して、他のシステム・コンポーネントにコマンドを出しおよび/またはこれをコントロールすることができる。一実施形態においては、コントローラ・クライアント110がユーザに許可するのは、コントロール・コントローラ・クライアント110の付近のシステム・コンポーネントのコントロールだけである。他の実施形態においては、コントローラ・クライアント110によって、他の領域のシステム・コンポーネントをコントロールするオプションが与えられる。
【0107】
ある実施形態においては、種々のシステム・コンポーネントのコントロールは、ユーザに対して確立された事前設定のプロファイルに基づく。プロファイルは、すべてのユーザに当てはまり、および/または特定のユーザに対して具体的に構成される。特定のユーザに対して構成される場合、本発明では、種々のプロトコルを用いて、特定のユーザを識別または認証して、そしてユーザに対して確立されたプロファイルを実行する一実施形態においては、ユーザ名および/またはパスワードを、システム・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110など)に入力する。パスワードは、口頭によるコマンド、テキスト、オブジェクト、画素などによって表わすことができる。他の実施形態においては、バイオメトリクスが、システム・コンポーネントによって収集される。したがって網膜、虹彩、顔面、手のひら、指紋、および/または音声の認識技術などを実施して、ユーザを識別および/または認証する。他の実施形態においては、ユーザ・カードが、システム・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110など)によって読み取られる。他のユーザ識別および/または認証技術を用いて、ユーザを識別および/または認証する。本発明では、ユーザが、必要に応じてプロファイルを変えることができる。前述した識別および/または認証技術によって、確立されたユーザ・プロファイルを他のユーザが変えることまたは削除することが防止される。
【0108】
ある実施形態においては、本発明によってユーザは、システム・コンポーネントに対する「お気に入り」設定を記憶するためのプロファイルを確立することができる。たとえばお気に入り設定を、テレビジョン・プログラミング、オーディオ/ビデオの収録、室温、ホット・タブ・コントロール、目覚まし時計、調光器の設定、ウェブ・サイト、新しい放送、経済チャネルなどに対して、確立することができる。
【0109】
ある実施形態においては、ユーザは、「プレイリスト」を生成するためのプロファイルを確立することができる。たとえば一連のビデオまたはオーディオ収録を、たとえばテレビジョン112またはオーディオ・クライアント118上で再生するために、用意および/または記憶することができる。一連のグラフィックス画像または写真を、たとえばモニタ116またはコンピュータ・クライアント106上で再生するために、用意および/または記憶することができる。また他の形態またはメディアおよび/またはマルチメディアのプレイリストを、本発明の実施形態により生成することもできる。これは当業者には明らかである。
【0110】
ある実施形態においては、システム・コンポーネントに対するセキュリティ・プロトコルを確立するために、プロファイルを生成することができる。たとえばプロファイルを、指定されたユーザによってある特定のコンテンツがアクセスされることをブロックするために、生成することができる。たとえば非成人ユーザが、指定されたテレビジョン・チャネル、ウェブ・サイト、領域(たとえば、ロック可能な部屋、引き出し、金庫など)等にアクセスすることを、防ぐことができる。
【0111】
ある実施形態においては、本発明によって、たった一人のユーザのみが複数のプロファイルを確立できる。複数のプロファイルをそれぞれ、コンテキスト依存の行為に合わせることができる。たとえばユーザは、イブニング・エンターテインメントに対するプロファイルを生成することができる。たとえば(これらに限定されないが)、照明に対する事前設定、オーディオ/ビデオの提示、セキュリティ・アクセス警告、ホット・タブ・コントロールなどが挙げられる。他のプロファイルを、自宅兼オフィスでの活動に対して確立することができる。たとえば(これらに限定されないが)、赤ん坊モニタに対する事前設定、クラシック録音のプレイリスト、コーヒ・メーカ・タイマ・コントロールなどが挙げられる。プロファイルを、朝の習慣行為に対して確立することができる。たとえば(これらに限定されないが)、アラーム/スヌーズ・コントロールに対する事前設定、コーヒ・メーカ・タイマ・コントロール、照明、新しい放送などが挙げられる。
【0112】
またユーザは、複数のプロファイルを、他の個人と使用するために確立することができる。たとえばユーザは、ある特定のテレビジョン・プログラミング、ウェブ・サイト、オーディオ収録などをブロックするように設定されたセキュリティ・コントロールを伴うプロファイルを、未成年者と一緒にいるときに有することができる。しかし成人と一緒にいるときには、ユーザは、もっと自由なセキュリティ設定を伴う他のプロファイルを呼び出すことができる。
【0113】
したがって本発明によって、種々のシステム・コンポーネント(たとえば、コントローラ・クライアント110など)が、位置情報に対応するだけでなく、ユーザ情報に対応することができる。たとえばコントローラ・クライアント110を、前述のユーザ・プロファイルに基づいて、ユーザごとにカスタマイズすることができる。ある実施形態においては、ユーザ認識機能性によって、システム100は、「フォロー・ミー」システム・コントロールを実施することができる。たとえば「フォロー・ミー」ビデオを実施して、選択されたビデオ製品を、コントロールされた環境の全体に渡る種々のディスプレイに送る。
【0114】
たとえばユーザは、コントローラ・クライアント110を操作して、ビデオ製品(たとえば、テレビジョン・ショー、DVD収録など)を選択する。ビデオ製品は、コントローラ・クライアント110(たとえば、図7を参照して説明したメディア・ビューア710)上に提示することができる。コントロールされた環境内でユーザが部屋から部屋へ移動するときに、システム100はコントローラ・クライアント110を追跡して、それぞれの領域に対して領域プロファイルを回収する。したがって、ユーザが新しい領域または部屋に入ったときに、部屋に配置されたモニタ116またはテレビジョン112が、ディスプレイ・コントローラ・クライアント110によって選択されたビデオ製品を自動的に、写し始める。
【0115】
同様に、「フォロー・ミー」オーディオを、本発明によって実施することができる。すなわち、たとえばユーザは、コントローラ・クライアント110を操作して、オーディオ製品(たとえば、CD収録、ラジオ放送など)を選ぶことができる。ユーザが部屋から部屋へ移動するときに、本発明のポジショニング技術によってシステム100は、オーディオ製品を、コントローラ・クライアント110の付近に配置されたオーディオ・クライアント118、モニタ116などに送ることができる。
【0116】
「フォロー・ミー」照明は、本発明の他の典型的な実施である。ユーザが、コントローラ・クライアント110を携えながら、部屋に入るかまたは出るときに、システム100は、プロファイル設定に基づいて、コマンドを送って、光を落とすかまたはターン・オン/オフする。
【0117】
VII.典型的なシステム実施
図1〜7は、本発明を説明することができる概念上の説明図である。本発明の実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで実施できることを理解されたい。このような実施形態において、種々のコンポーネントおよびステップを、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアで実施して、本発明の機能を実行する。すなわち、同じ一片のハードウェア、ファームウェア、またはモジュールのソフトウェアによって、例示したブロック(すなわち、コンポーネントまたはステップ)の1つまたは複数を実行することができる。
【0118】
加えて、本発明を、本明細書で説明した機能性を実行することができる1つまたは複数のコンピュータ・システムまたは他の処理システムにおいて、実施することができる。図8を参照して、本発明を実施する上で有用なコンピュータ・システム800の一例を示す。種々の実施形態が、この典型的なコンピュータ・システム800によって説明される。この説明を読めば、他のコンピュータ・システムおよび/またはコンピュータ・アーキテクチャを用いて本発明を実施する仕方が、当業者には明らかとなる。
【0119】
コンピュータ・システム800には、1つまたは複数のプロセッサ、たとえばプロセッサ804が含まれている。プロセッサ804は、特別目的または一般目的のデジタル信号プロセッサとすることができる。プロセッサ804は、通信インフラストラクチャ806(たとえば、通信バス、クロス・オーバー・バー、またはネットワーク)に接続されている。
【0120】
コンピュータ・システム800は、ディスプレイ・インターフェース802を含むことで、グラフィックス、テキスト、および他のデータを、通信インフラストラクチャ806から(または図示しないフレーム・バッファから)転送して、ディスプレイ・ユニット830上に表示するようにすることができる。
【0121】
またコンピュータ・システム800は、メイン・メモリ808、好ましくはランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含み、また二次メモリ810を含むこともできる。二次メモリとしては、たとえばハード・ディスク・ドライブ812、および/またはリムーバブルの記憶ドライブ814(フロッピィ・ディスク・ドライブに相当する)、磁気テープ・ドライブ、光学ディスク・ドライブなどが挙げられる。リムーバブルの記憶ドライブ814は、リムーバブルの記憶ユニットとの間で読み出しおよび/または書き込みを、良く知られた仕方で行なう。リムーバブルの記憶ユニット818は、フロッピィ・ディスク、磁気テープ、光学ディスクなどに相当し、リムーバブルの記憶ドライブ814によって読み取られる。理解されるように、リムーバブルの記憶ユニット818には、コンピュータ・ソフトウェア(たとえば、プログラムまたは他のコマンド)および/またはデータが内部に記憶されたコンピュータ使用可能な記憶メディアが含まれている。
【0122】
代替的な実施形態においては、二次メモリ810に、コンピュータ・プログラムまたは他のコマンドをコンピュータ・システム800にロードできるようにするための他の同様の手段が含まれている。このような手段としては、たとえば、リムーバブルの記憶ユニット822およびインターフェース820が挙げられる。このような手段の例としては、プログラム・カートリッジおよびカートリッジ・インターフェース(たとえば、ビデオ・ゲーム・デバイス内に見出されるもの)、リムーバブルのメモリ・チップ(たとえば、EPROMまたはPROM)および付属するソケット、ならびにソフトウェアおよびデータをリムーバブルの記憶ユニット822からコンピュータ・システム800へ移すことができる他のリムーバブルの記憶ユニット822およびインターフェース820が、挙げられる。
【0123】
またコンピュータ・システム800は、通信インターフェース824を含むこともできる。通信インターフェース824によって、ソフトウェアおよび/またはデータを、コンピュータ・システム800と外部デバイスとの間で転送することができる。通信インターフェース824の例としては、モデム、ネットワーク・インターフェース(たとえばイーサネット(登録商標)・カード)、通信ポート、PCMCIスロットおよびカードなどが挙げられる。ソフトウェアおよびデータを通信インターフェース824を介して転送する際の信号828の形態は、通信インターフェース824が受信可能な電子的、電磁気的、光学的または他の信号とすることができる。これらの信号828は、通信インターフェース824に、通信経路(すなわち、チャネル)826を介して送られる。通信経路826によって信号828が伝わる。通信経路826の具体化は、ワイヤまたはケーブル、光ファイバ、電話線、携帯電話リンク、RFリンク、フリー・スペース・オプティクス、および他の通信チャネルを用いて行なわれる。
【0124】
この文献では、用語「コンピュータ・プログラム・メディア」および「コンピュータ使用可能なメディア」を、次のようなメディアを一般的に指すために用いる。たとえば、リムーバブルの記憶ユニット818、リムーバブルの記憶ユニット822、ハード・ディスク・ドライブ812にインストールされたハード・ディスク、および信号828である。これらのコンピュータ・プログラム製品は、ソフトウェアをコンピュータ・システム800に与えるための手段である。本発明は、一実施形態において、このようなコンピュータ・プログラム製品に向けられている。
【0125】
コンピュータ・プログラム(コンピュータ・コントロール・ロジックまたはコンピュータ読取可能なプログラム・コードとも言われる)を、メイン・メモリ808および/または二次メモリ810に記憶する。またコンピュータ・プログラムを、通信インターフェース824を通して受け取ることもできる。このようなコンピュータ・プログラムを実行したときに、コンピュータ・システム800は、本明細書で前述したように、本発明を実施することができる。詳細には、コンピュータ・プログラムを実行したときに、プロセッサ804は、本発明のプロセスを実施することができる、プロセスはたとえば、前述したシステム100の居住用コントロール・サーバ114、コントローラ・クライアント110、コンピュータ・クライアント106、および/または他のシステム・コンポーネントを用いて実施される方法、たとえば方法500および/または600である。したがってこのようなコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム800のコントローラに相当する。
【0126】
ソフトウェアを用いて本発明を実施する実施形態においては、ソフトウェアを、コンピュータ・プログラム製品に記憶して、コンピュータ・システム800に、リムーバブルの記憶ドライブ814、ハード・ドライブ812または通信インターフェース824を用いてロードすることができる。コントロール・ロジック(ソフトウェア)をプロセッサ804によって実行したときに、プロセッサ804は、本明細書で説明したような本発明の機能を実行する。
【0127】
他の実施形態においては、本発明を、主にハードウェアで、たとえば特定用途向け集積回路(ASIC)などのハードウェア・コンポーネントを用いて、実施する。本明細書で説明した機能を実行するためにハードウェア状態の装置を実施することは、当業者には明らかである。
【0128】
さらに他の実施形態においては、本発明を、ハードウェアおよびソフトウェアの両方の組み合わせを用いて実施する。
【産業上の利用可能性】
【0129】
本発明の種々の実施形態をこれまで説明してきたが、それらは一例として示されており、限定するものではないことを、理解されたい。本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態および詳細の種々の変形を施せることが、当業者には明らかである。さらに、前述したように、本発明の方法、システム、およびコンピュータ・プログラム製品は、居住環境に限定されないことを理解されたい。本発明を、指定された領域全体に渡って分散された複数のデバイスおよび/またはアプリケーションに、メディアを分配してコマンドおよび/またはコントロール信号を送るための中央処理システムを有する他のタイプの環境において、実施することができる。居住地だけでなく、指定された領域としては(しかしこれらに限定されないが)、オフィス・ビル、一組の小さいオフィス、プロダクション・スタジオ、倉庫、エンターテインメント・アリーナ、ヘルス・ケア設備、ホテル、バケーション・リゾート、航空機、船、自動車などが挙げられる。したがって本発明は、前述した典型的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲およびその均等物に基づいてのみ規定されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コントロール信号を分配する方法であって、
該方法は、
携帯型デバイスの位置に対応するロケータ・コードにアクセスするステップと、
該携帯型デバイスの複数のユーザのうちの1人のユーザを識別するユーザ識別子コードを取得するステップと、
該ロケータ・コードを、コントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップであって、該領域は、1つ以上のデバイスまたはアプリケーションを含む、ステップと、
該ユーザ識別子コードを用いることにより、該ユーザに関連付けられたプロファイルにアクセスするステップであって、該ユーザのプロファイルは、該1つ以上のデバイスまたはアプリケーションのための1つ以上のカスタマイズ可能な設定を含む、ステップと、
該携帯型デバイスを動作させることにより、リクエストをコントロール・センタに送信するステップと、
該リクエストに応答して、該ユーザのプロファイルに従って、該1つ以上のデバイスまたはアプリケーションの動作または機能をコントロールするステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記コントロールするステップが、前記リクエストに対応するメディアを提示するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メディアを提示するステップが、メディアを前記携帯型デバイス上に提示するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記メディアを提示するステップが、ケーブル、DSS、または、インターネット・ソースからのビデオを提示するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記メディアを提示するステップが、ケーブル、DSS、または、インターネット・ソースからのビデオを前記携帯型デバイス上に提示するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記メディアを提示するステップが、ケーブル、DSS、または、インターネット・ソースからのビデオをテレビジョン、閉回路モニタ、または、第2の携帯型デバイス上に提示するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記メディアを提示するステップが、無線局、記録/再生デバイス、または、ウェブ・サイトからのオーディオを提示するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記メディアを提示するステップが、カメラおよびマイクロフォンの少なくとも一方を含むホーム・セキュリティ・システムからのメディアを提示するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記メディアを提示するステップが、ウェブ・サイトを表示するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記メディアを提示するステップが、FTPドキュメントを開くステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項11】
前記コントロールするステップが、音声通信を交換するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記コントロールするステップが、メッセージング・システムにアクセスするステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ロケータ・コードを、コントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップが、該ロケータ・コードを、一組の小さいオフィス、プロダクション・スタジオ、倉庫、ヘルス・ケア設備、ホテルのうちの少なくとも1つを含むコントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記ロケータ・コードを、コントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップが、該ロケータ・コードを、自宅、アパート、移動住宅のうちの少なくとも1つを含むコントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記ロケータ・コードを、コントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップが、該ロケータ・コードを、ハウスボート、航空機、自動車のうちの少なくとも1つを含むコントロールされた環境の領域にマッチングさせるステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
コントロール・センタと通信し、該コントロール・センタとのデータおよび/またはコントロール信号の交換に応答するインターフェーシング手段であって、該データおよび/または該コントロール信号は、該ネットワーク・コントローラの空間的位置に位置する1つ以上のネットワーク・コンポーネントのコントロールを可能にする、インターフェーシング手段と、
該ネットワーク・コントローラの空間的位置を決定するポジショニング手段と、
複数のユーザのうちの1人のユーザのユーザ認識を決定する識別手段と、
該1つ以上のネットワーク・コンポーネントのためのカスタマイズ可能な設定のユーザ特有のプロファイルにアクセスするプロファイリング手段と、
該ユーザ特有のプロファイルに従って、該コントロール・センタとの交換に対応するメディアを提示するディスプレイ手段と
を含む、ネットワーク・コントローラ。
【請求項17】
前記インターフェーシング手段が、前記データおよび/または前記コントロール信号を無線メディアを介して交換する、請求項16に記載のネットワーク・コントローラ。
【請求項18】
ユーザ認識を決定する認証手段をさらに含む、請求項16に記載のネットワーク・コントローラ。
【請求項19】
前記ポジショニング手段が、ロケータ・コードにアクセスするインタロゲーティング手段を含む、請求項16に記載のネットワーク・コントローラ。
【請求項20】
前記ポジショニング手段が、ポジショニング情報を通信する送信手段を含む、請求項16に記載のネットワーク・コントローラ。
【請求項21】
前記送信手段が、ポジショニング情報を周期的に通信するように構成可能である、請求項20に記載のネットワーク・コントローラ。
【請求項22】
コントロールされた環境のコンポーネントを追跡する方法であって、該コンポーネントは、1つ以上のデバイスおよび/またはアプリケーションを含み、
該方法は、
ロケータ・コードにアクセスするステップと、
複数のユーザのうちの1人のユーザを識別するユーザ識別子コードを取得するステップと、
該ロケータ・コードをコントロール・センタに送信するステップと、
該ユーザ識別子コードを該コントロール・センタに送信するステップと、
該ユーザ識別子コードを用いることにより、ユーザのプロファイルにアクセスするステップであって、該プロファイルは、該ユーザ識別子コードに対応する、ステップと、
該ユーザのプロファイルに従って、該コントロールされた環境の付近に位置する1つ以上のコンポーネントのコントロールを可能にするステップであって、該付近は、該ロケータ・コードに対応し、該ユーザのプロファイルは、該付近に位置する該1つ以上のコンポーネントのための1つ以上のカスタマイズ可能な設定を含む、ステップと
を含む、方法。
【請求項23】
前記アクセスするステップが、ポジショニング・ビーコンから前記ロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記アクセスするステップが、無線インターフェースから前記ロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記アクセスするステップが、前記ロケータ・コードにアクセスするために、IEEE標準802.11(a)無線プロトコルを実行するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記アクセスするステップが、前記ロケータ・コードにアクセスするために、IEEE標準802.11(b)無線プロトコルを実行するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記アクセスするステップが、前記ロケータ・コードにアクセスするために、ブルートゥース(TM)という名で利用可能な短距離無線プロトコルを実行するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記アクセスするステップが、バー・コードから前記ロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記アクセスするステップが、前記ユーザから前記ロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項30】
前記アクセスするステップが、前記ユーザからの口頭によるコマンドに応答して前記ロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項31】
前記アクセスするステップが、前記ユーザからの手入力のコマンドに応答して前記ロケータ・コードにアクセスするステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項32】
前記アクセスするステップが、前記ロケータ・コードにアクセスするためにトランスポンダを作動させるステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項33】
前記アクセスするステップが、前記ロケータ・コードを連続的に送信するように構成可能なトランスポンダと相互作用するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項34】
前記アクセスするステップが、居住用のデバイスのための識別情報にアクセスするステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項35】
前記アクセスするステップが、送信デバイスに対して指定された位置に対応する情報にアクセスするステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項36】
前記コントロール・センタの識別子コードを送信するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項37】
前記送信するステップに応答してコンポーネントの位置を決定するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項38】
前記決定するステップおよび前記可能にするステップが、リアル・タイムで行なわれる、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記ロケータ・コードを前記コントロール・センタに送信するように構成可能なデバイスを識別するために識別子コードを送信するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項40】
前記ロケータ・コードを前記コントロール・センタに送信するように構成可能なデバイスのオペレータを識別するために識別子コードを送信するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項41】
前記可能にするステップが、居住用デバイス上に表示するためのビデオ製品を選択するステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項42】
前記可能にするステップが、前記コントロールされた環境内での照明または電力レベルをコントロールするステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項43】
前記可能にするステップが、メディア・プレーヤのボリューム・レベルを変更するステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項44】
前記送信するステップまたは前記可能にするステップが、携帯型デバイスにおいて行なわれ、該送信するステップが、前記ロケータ・コードを、コントロール・サーバにおいてリモートに位置するコントロール・センタに送信するステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項45】
前記送信するステップまたは前記可能にするステップが、携帯型デバイスにおいて行なわれ、該送信するステップが、前記ロケータ・コードを、該携帯型デバイスにおいてローカルに位置するコントロール・センタに送信するステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項46】
前記可能にするステップが、前記付近に位置する1つ以上のコンポーネントに対するお気に入り設定を確立するプロファイルを受信するステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項47】
前記可能にするステップが、
ビデオ、オーディオ、グラフィックス画像、および/または写真のプレイリストを有するプロファイルを受信するステップと、
前記付近に位置するコンポーネントが該プレイリストを実行できるようにするステップと
を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項48】
前記可能にするステップが、ビデオおよび/またはオーディオを、前記付近に位置するコンポーネント上に自動的に提示するステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項49】
前記ロケータ・コードに対応する前記付近の外部に位置する1つ以上のコンポーネントのコントロールを可能にするステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項50】
前記可能にするステップが、ヘルス・ケア設備を含むコントロールされた環境の付近に位置する1つ以上のコンポーネントのコントロールを可能にするステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項51】
前記可能にするステップが、船を含むコントロールされた環境の付近に位置する1つ以上のコンポーネントのコントロールを可能にするステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項52】
コントロールされた環境内で複数のネットワーク・コンポーネントを管理するシステムであって、
該システムは、
該複数のネットワーク・コンポーネントの動作および/または機能をコントロールするネットワーク・コントロール・センタと、
該複数のネットワーク・コンポーネントのうちの少なくとも1つの位置または動作を追跡および/またはモニタするポジショニング手段と、
該複数のネットワーク・コンポーネントのうちの該少なくとも1つのネットワーク・コンポーネントの複数のユーザのうちの1人のユーザのユーザ特有のプロファイルにアクセスするプロファイリング手段であって、該プロファイルは、該複数のネットワーク・コンポーネントのうちの1つ以上のネットワーク・コンポーネントに対するカスタマイズ可能な設定を含む、プロファイリング手段と
を含み、
該設定は、該プロファイルが実行されると、該1つ以上のネットワーク・コンポーネントをコントロールするように自動的に実装されており、
該複数のネットワーク・コンポーネントは、該ネットワーク・コントロール・センタおよび該ポジショニング手段と相互作用するコントローラ手段を含み、
該コントローラ手段は、該プロファイルに従って、該コントローラ手段の付近に位置する該複数のネットワーク・コンポーネントのうちの1つ以上にコントロール・リクエストを送信するように動作可能である、システム。
【請求項53】
前記ポジショニング手段が、トランスポンディング手段およびインタロゲーティング手段を含み、
該トランスポンディング手段および該インタロゲーティング手段のうちの一方が、該コントローラ手段に結合され、
該トランスポンディング手段および該インタロゲーティング手段のうちの他方が、前記コントロールされた環境内に位置する、請求項52に記載のシステム。
【請求項54】
前記ポジショニング手段が、バー・コード・スキャナおよびGPS受信器のうちの少なくとも一方を含む、請求項52に記載のシステム。
【請求項55】
前記ポジショニング手段が、前記複数のネットワーク・コンポーネントのうちの少なくとも1つの位置を指定するために音声および/または手動のコマンドを受信するインターフェーシング手段を含む、請求項52に記載のシステム。
【請求項56】
前記コントローラ手段のオペレータを識別および/または認証する識別手段をさらに含み、カスタマイズ可能な設定のユーザ特有のプロファイルは、該ユーザ特有のプロファイルが実行されると、前記1つ以上のネットワーク・コンポーネントをコントロールするように実装されている、請求項52に記載のシステム。
【請求項57】
前記識別手段は、ユーザ・カード、バイオメトリクス・データ、オブジェクト・ベースのパスワード、画素ベースのパスワードのうちの少なくとも1つにアクセスすることに応答する、請求項56に記載のシステム。
【請求項58】
前記1つ以上のネットワーク・コンポーネント間でのオーディオおよび/またはビデオの分配を管理する手段をさらに含む、請求項52に記載のシステム。
【請求項59】
前記コントローラ手段は、前記オーディオおよび/またはビデオを受信することに応答する、請求項58に記載のシステム。
【請求項60】
前記コントローラ手段以外のネットワーク・コンポーネントが、前記オーディオおよび/またはビデオを受信することに応答する、請求項58に記載のシステム。
【請求項61】
前記ネットワーク・コントロール・センタが、前記複数のネットワーク・コンポーネント間での遠距離通信信号の分配を管理するテレフォニ手段を含む、請求項52に記載のシステム。
【請求項62】
前記ネットワーク・コントロール・センタが、電子メッセージを生成し、記憶し、および/または、検索するメッセージング手段を含み、前記コントローラ手段が、該電子メッセージにアクセスするように動作可能である、請求項52に記載のシステム。
【請求項63】
前記ネットワーク・コントロール・センタが、前記コントロールされた環境の外部のデバイスおよび/またはアプリケーションとの交換を管理するインターネットワーキング手段を含む、請求項52に記載のシステム。
【請求項64】
前記ネットワーク・コントロール・センタが、セキュリティ・システムと相互作用するセキュリティ手段を含む、請求項52に記載のシステム。
【請求項65】
前記セキュリティ手段が、セキュリティ・カメラ、動き検出器、オーディオ入力のうちの少なくとも1つからのフィードバックを受信する手段を含む、請求項64に記載のシステム。
【請求項66】
前記セキュリティ手段が、アラーム、ロック、スプリンクラ・システムのうちの少なくとも1つを作動および/または停止させる手段を含む、請求項64に記載のシステム。
【請求項67】
前記セキュリティ手段が、電話番号、ウェブ・サイト、テレビジョン・チャネル、オーディオ記録、ビデオ記録のうちの少なくとも1つに対するアクセスをコントロールする手段を含む、請求項64に記載のシステム。
【請求項68】
前記コントローラ手段が、前記付近の外部の位置に位置する1つ以上のネットワーク・コンポーネントをコントロールするように動作可能である、請求項52に記載のシステム。
【請求項69】
前記複数のネットワーク・コンポーネントが、エンターテインメント・システム、パーソナル・コンピュータ、通信機器、モニタリング・システム、安全システムおよび/またはセキュリティ・システム、調理用電気器具、コンフォート・システム、電源コンセント、電源のうちの少なくとも1つを含む、請求項52に記載のシステム。
【請求項70】
前記コントロールされた環境が居住環境である、請求項52に記載のシステム。
【請求項71】
前記コントロールされた環境が非居住環境である、請求項52に記載のシステム。
【請求項72】
前記複数のネットワーク・コンポーネント間での通信を可能にするインターフェーシング手段をさらに含む、請求項52に記載のシステム。
【請求項73】
前記インターフェーシング手段が、無線イーサネット(登録商標)対応のローカル・エリア・ネットワークを含む、請求項72に記載のシステム。
【請求項74】
前記インターフェーシング手段が、前記複数のネットワーク・コンポーネント間で通信を交換するために、ブルートゥース(TM)という名で利用可能な短距離無線プロトコルを実行することに応答する、請求項72に記載のシステム。
【請求項75】
前記インターフェーシング手段が、前記複数のネットワーク・コンポーネント間で通信を交換することに応答する電力線を含む、請求項72に記載のシステム。
【請求項76】
前記インターフェーシング手段が、前記複数のネットワーク・コンポーネント間で通信を交換するために、家庭内電話線ネットワーキング協会から提供される技術を実行することに応答する電話機線を含む、請求項72に記載のシステム。
【請求項77】
1つ以上の領域を有するコントロールされた環境における複数のデバイスまたはアプリケーションのフォロー・ミー・コントロールを提供する方法であって、
該方法は、
該コントロールされた環境内の携帯型デバイスの位置に対応するロケータ・コードにアクセスするステップと、
該携帯型デバイスのユーザに対応するユーザ識別子コードを取得するステップと、
該ロケータ・コードを、該コントロールされた環境の第1の領域にマッチングさせるステップであって、該第1の領域は、1つ以上のデバイスまたはアプリケーションを含み、該複数のデバイスまたはアプリケーションは、複数のカスタマイズ可能な設定を介してコントロールされる、ステップと、
該ユーザ識別子コードを用いることにより、該ユーザに関連付けられたプロファイルにアクセスするステップであって、該プロファイルは、該第1の領域における該1つ以上のデバイスまたはアプリケーションのための1つ以上のデフォルト設定を含む、ステップと、
該第1の領域と該プロファイルとに対応する該カスタマイズ可能な設定に該デフォルト設定を自動的に適用し、該1つ以上のデバイスまたはアプリケーションのカスタマイズされたコントロールを提供するステップと、
該第1の領域における該1つ以上のデバイスまたはアプリケーションのための該複数のカスタマイズ可能な設定のうちの少なくとも1つを、該ユーザが変更することを可能にするステップと、
該携帯型デバイスが該コントロールされた環境内の該第1の領域から第2の領域に移動した際に、該第2の領域内の1つ以上のデバイスまたはアプリケーションに該カスタマイズされた設定を自動的に適用するステップと
を含み、
該可能にするステップは、リクエストに対応するメディアを提示することを含み、該提示するステップは、カメラおよびマイクロフォンのうちの少なくとも1つを含むホーム・セキュリティ・システムからのメディアを提示するステップを含む、方法。
【請求項78】
ネットワーク・コントローラであって、
該コントロール・センタと通信し、該コントロール・センタとのデータおよび/またはコントロール信号の交換に応答するインターフェーシング手段であって、該データおよび/または該コントロール信号は、該ネットワーク・コントローラの空間的位置に位置する1つ以上のネットワーク・コンポーネントのコントロールを可能にし、該1つ以上のネットワーク・コンポーネントは、複数のカスタマイズ可能な設定を介してコントロールされる、インターフェーシング手段と、
該ネットワーク・コントローラの該空間的位置を決定するポジショニング手段と、
ユーザ認識を決定する識別手段と、
該1つ以上のネットワーク・コンポーネントのための複数のデフォルト設定のユーザ特有のプロファイルにアクセスするプロファイリング手段と、
コントロール手段であって、該空間的位置と該プロファイルとに基づいて、該複数のカスタマイズ可能な設定に該複数のデフォルト設定を自動的に適用し、該1つ以上のネットワーク・コンポーネントのカスタマイズされたコントロールを提供し、該1つ以上のネットワーク・コンポーネントのための少なくとも1つのカスタマイズ可能な設定を、ユーザが変更することを可能にするコントロール手段と、
該ネットワーク・コントローラがコントロールされた環境内の1つの位置から別の位置に移動した際に、該1つ以上のネットワーク・コンポーネントに該複数のカスタマイズ可能な設定を自動的に適用する手段と、
該コントロール・センタとの交換に対応するメディアを提供するディスプレイ手段と、
該ユーザ認識を決定する認証手段と
を含む、ネットワーク・コントローラ。
【請求項79】
コントロールされた環境内で複数のネットワーク・コンポーネントを管理するシステムであって、該複数のネットワーク・コンポーネントは、複数のカスタマイズ可能な設定を介してコントロールされ、
該システムは、
該複数のネットワーク・コンポーネントの動作および/または機能をコントロールするように構成されたネットワーク・コントロール・センタと、
該複数のネットワーク・コンポーネントのうちの少なくとも1つの位置または動作を追跡および/またはモニタするポジショニング手段と、
該1つ以上のネットワーク・コンポーネントのための複数のデフォルト設定のユーザ特有のプロファイルにアクセスするプロファイリング手段であって、該複数のデフォルト設定は、該1つ以上のネットワーク・コンポーネントの該位置に基づいて、該複数のカスタマイズ可能な設定に自動的に適用される、プロファイリング手段と、
該複数のネットワーク・コンポーネントのための該複数のカスタマイズ可能な設定のうちの少なくとも1つを、ユーザが変更することを可能にする変更手段であって、該複数のカスタマイズ可能な設定は、該ネットワーク・コントロール・センタが該コントロールされた環境内の1つの位置から別の位置に移動した際に適用される、変更手段と
を含み、
該複数のネットワーク・コンポーネントは、該ネットワーク・コントロール・センタおよび該ポジショニング手段と相互作用するコントローラ手段を含み、
該コントローラ手段は、該コントローラ手段の付近に位置する該複数のネットワーク・コンポーネントのうちの1つ以上にコントロール・リクエストを送信し、
該ネットワーク・コントロール・センタは、セキュリティ・システムと相互作用するセキュリティ手段を含む、システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−267284(P2010−267284A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−145677(P2010−145677)
【出願日】平成22年6月25日(2010.6.25)
【分割の表示】特願2004−517889(P2004−517889)の分割
【原出願日】平成15年6月27日(2003.6.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(504317525)オープンピーク インコーポレイテッド (33)
【Fターム(参考)】