説明

コンバイン

【課題】エンジンボンネットの上方に配置した吸気ケースと、前記吸気ケースの内部に設けたエンジン用のエアクリーナとを備えたコンバインにおいて、エンジンボンネットと吸気ケースの開け操作面からも、エアクリーナの作業面からも点検や部品交換の作業を能率よく行えるようにする。
【解決手段】エンジンボンネット14を揺動開閉自在に支持させてある。吸気ケース30の機体横外側壁33と、吸気ケース30の周壁31の一部35とを有した吸気ケース部分36を、エンジンボンネット14に一体揺動開閉自在に連設してある。吸気ケース部分36の開き状態において、エアクリーナ42のキャップ部46が吸気ケース外に露出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンボンネットの上方に配置した吸気ケースと、前記吸気ケースの内部に設けたエンジン用のエアクリーナとを備えたコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
上記したコンバインは、エンジンボンネットよりも高所であって、塵埃の舞い上がりが少ない箇所で、吸気ケースによるエアクリーナの防塵やカバーを行わせながらエンジン燃焼用空気の吸引を行わせるものである。
この種のコンバインとして、従来、たとえば特許文献1に記載されたものがあった。特許文献1に記載されたコンバインでは、エンジンが内部に配備されたエンジンボンネットとしての原動部と、防塵ボックス(吸気ケースに相当)と、防塵ボックスの内部に設けたエアクリーナとを備えている。
【0003】
【特許文献1】特開平8−158961号公報(段落〔0011〕、〔0012〕、図1,2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したコンバインにおいて、エンジンやエヤクリーナを点検するなどの作業の際、エンジンボンネットと吸気ケースとを別々に開け操作する必要があると、手間が掛かる。
【0005】
本発明の目的は、エンジンボンネットと吸気ケースの開け操作面からも、エアクリーナの作業面からも点検や部品交換の作業を能率よく行うことができるコンバインを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本第1発明は、エンジンボンネットの上方に配置した吸気ケースと、前記吸気ケースの内部に設けたエンジン用のエアクリーナとを備えたコンバインにおいて、
前記エンジンボンネットを揺動開閉自在に支持させ、
前記吸気ケースの機体横外側壁と、前記吸気ケースの周壁の一部とを有した吸気ケース部分を、前記エンジンボンネットに一体揺動開閉自在に連設し、
前記吸気ケース部分の開き状態において、前記エアクリーナのキャップ部が吸気ケース外に露出するよう構成してある。
【0007】
本第1発明の構成によると、エンジンボンネットと吸気ケース部分とを一体に揺動開放させてエンジンボンネット内と吸気ケースとを一挙に開放することができる。吸気ケース部分を開放すると、エアクリーナのキャップ部が吸気ケース外に露出してキャップ部の取り外し作業が行いやすくなる。
【0008】
したがって、エンジンボンネット内と吸気ケースとを一挙に開放するとともにエアクリーナのキャップ部の取り外しを容易に行なってエンジンやエアクリーナの点検や部品交換を能率よく行なうことができる。
【0009】
本第2発明では、前記エアクリーナは、エアクリーナの長手方向が機体横方向に対して傾斜した収容姿勢で前記吸気ケースに収容されている。
【0010】
本第2発明の構成によると、エアクリーナをこれの長手方向が機体横方向に沿った収容姿勢にして吸気ケースに収容するに比して小の機体横方向長さを吸気ケースに備えさせても、エアクリーナを吸気ケースに収容することができる。
【0011】
したがって、機体横方向長さが小の吸気ケースを採用し、吸気ケースの機体横外側への突出を回避や抑制したコンパクトなコンバインを得ることができる。
【0012】
本第3発明は、前記吸気ケースの内部に、電装品と、前記電装品が位置するケース内空間と前記エアクリーナが位置するケース内空間とを仕切る仕切り壁とを設けてある。
【0013】
本第3発明の構成によると、エアクリーナが位置するケース内空間に塵埃が流入することがあっても、電装品が位置するケース内空間に流入することを仕切り壁によって防止できる。
【0014】
したがって、吸気ケースを収容ケースに利用して電装品を収容できながら、電装品の塵埃付着による故障が発生しにくい良好な品質のコンバインを得ることができる。
【0015】
本第4発明では、前記吸気ケースに、前記電装品が位置するケース内空間を開閉する点検蓋を設けてある。
【0016】
本第4発明の構成によると、点検蓋を開けることにより、電装品が位置するケース内空間を開けて電装品を点検や交換することができる。
【0017】
したがって、吸気ケースを収容ケースに利用して電装品を収容し、かつ電装品の塵埃付着を防止するよう仕切り壁を設けたものでありながら、電装品の点検や交換が点検蓋を開けるだけで容易に行なえる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体側面図である。図2は、本発明の実施例に係るコンバインの全体平面図である。これらの図に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、クローラ式走行装置1によって自走するように構成し、かつ運転座席2を有した運転部と、前記運転座席2の下方に設けたエンジン3を有した原動部10が装備された自走機体を備え、この自走機体の機体フレーム4の前部に連結された刈り取り部20を備え、前記機体フレーム4の後部側に機体横方向に並べて設けた脱穀装置5と穀粒タンク6とを備えている。
【0019】
このコンバインは、稲、麦などの収穫作業を行う。
すなわち、前記自走機体は、前記エンジン3の出力を機体フレーム4の前端部に支持されたミッションケース7に伝達し、このミッションケース7から前記走行装置1と前記刈り取り部20とに伝達する。
【0020】
前記刈り取り部20は、刈り取り部フレーム21の基端側と機体フレーム4とにわたって設けた昇降シリンダ(図示せず)によって前記刈り取りフレーム21が機体フレーム4に対して上下に揺動操作されることにより、刈り取り部20の前端部に機体横方向に並んで位置する分草具22が地面近くに下降した下降作業状態と、前記分草具22が地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作される。
【0021】
前記刈り取り部20を下降作業状態にして自走機体を走行させると、刈り取り部20は、前記各分草具22によって植立穀稈を対応する引起し装置23に導入し、各引起し装置23によって引き起こし処理される植立穀稈を一つのバリカン形の刈り取り装置24によって刈り取り処理し、刈り取り装置24からの刈り取り穀稈を供給装置25によって機体後方向きに搬送して脱穀装置5に供給する。脱穀装置5は、前記供給装置25からの刈り取り穀稈の株元側を脱穀フィードチェーン(図示せず)によって機体後方向きに挟持搬送し、その搬送穀稈の穂先側を扱胴(図示せず)によって脱穀処理する。穀粒タンク6は、脱穀装置5からの脱穀粒を回収して貯留し、貯留した脱穀粒をスクリューコンベヤで成る搬出装置8によって搬出する。
【0022】
図3は、前記原動部10の側面視での構造を示している。図4は、前記原動部10の後面図である。これらの図に示すように、前記原動部10は、前記エンジン3を備える他、前記機体フレーム4に立設された原動部フレーム11と、前記エンジン3よりも機体横外側に設けたラジエータ12と、このラジエータ12と前記エンジン3との間に設けた回転ファン13と、前記エンジン3および前記ラジエータ12を収容するエンジンボンネット14と、このエンジンボンネット14の上方に前記運転座席2の後側に配置して設けた吸気ケース30とを備えている。
【0023】
前記原動部フレーム11は、前記機体フレーム4に立設された左右一対の機体上下向きの支柱フレーム11a,11aと、左右一対の支柱フレーム11a,11aの上端側を連結する機体横向きの連結フレーム11bとを備えている。前記ラジエータ12は、前記機体フレーム4に立設されるとともに前記支柱フレーム11aに支持されている。
【0024】
図5は、前記エンジンボンネット14の斜視図である。この図と図3,4とに示すように、前記エンジンボンネット14は、エンジン3およびラジエータ12の上方に位置する天板14aと、エンジン3およびラジエータ12の前方に位置する前壁板14bと、エンジン3およびラジエータ12の後方に位置する後壁板14cと、ラジエータ3の機体横外側に位置する機体横外側壁14dとを備えて構成してある。エンジンボンネット14は、機体下方向きと機体横内側向きとに開口した原動部ルームを形成している。前記機体横外側壁14dは、防塵網が付いたボンネット吸気口15を備えている。エンジンボンネット14は、天板14aによって前記運転座席2を支持しており、座席支持台になっている。
【0025】
図5は、前記吸気ケース30の斜視図である。図6は、前記吸気ケース30の横断平面図である。図7は、前記吸気ケース30の縦断後面図である。これらの図と図3,4とに示すように、前記吸気ケース30は、周壁31と、この周壁31の機体横方向での内側に位置する機体横内側壁32と、前記周壁31の機体横方向での外側に位置する機体横外側壁33とを備えて構成してある。前記周壁31は、前壁板31aと後壁板31bと上壁板31cと下壁板31dとを備えて構成してある。機体横外側壁33は、防塵網が付いたケース吸気口34を備えている。
【0026】
エンジンボンネット14の前記機体横外側壁14dと、吸気ケース30の前記機体横外側壁33とは、一体部品に成形されている。このエンジンボンネット14の機体横外側壁14dと吸気ケース30の機体横外側壁33とは、両方の機体横外側壁14d、33の内面側にわたって設けた吸気路40を備えている。この吸気路40は、ラジエータ12の吸気面側と、吸気ケース30の内部とを連通させている。
【0027】
つまり、原動部10は、回転ファン13をエンジン3の出力軸3aによって伝動ベルト16を介して回転駆動し、回転ファン13の送風作用により、エンジンボンネット14の外部の空気をボンネット吸気口15からエンジンボンネット14の内部に吸引して冷却風を発生させてこの冷却風をラジエータ12に供給し、かつ吸気ケース30のケース吸気口34から吸気ケース30の内部に吸引して冷却風を発生させてこの冷却風を吸気路40を介してラジエータ12の吸気面側に導入してボンネット吸気口15からの冷却風に合流させてラジエータ12に供給し、ラジエータ12とエンジン3とを循環するエンジン冷却水をラジエータ12にて冷却することによってエンジン3の冷却を行なう。
【0028】
図3,4,7に示すように、前記原動部10は、前記吸気ケース30の内部に設けたエアクリーナ42と、このエアクリーナ42の出口42aをエンジン3の吸気部に連通させる吸気管43とを備えている。前記吸気管43は、吸気ケース30の内部から前記機体横内側壁32を挿通して吸気ケース30の外部に突出し、この突出箇所から下降してエンジンボンネット14の機体横内側向きの開口に至り、この開口からエンジンボンネット14の内部に入ってエンジン3に接続している。
【0029】
つまり、原動部10は、エンジン3の吸気作用により、吸気ケース30の内部の空気をエアクリーナ42に入口42bから吸引してエアクリーナ42の内部で除塵処理し、除塵処理後の空気を出口42aから吸気管43を介してエンジン3に燃焼用空気として供給する。
【0030】
図4−7に示すように、前記吸気ケース30の周壁31の一部35(以下、周壁部35と呼称する。)は、その他の周壁部分と別部材に構成されるとともに前記機体横外側壁33に連結されている。エンジンボンネット14は、これの機体横外方側の下部と機体フレーム4とにわたって設けた枢支機構44を介して機体フレーム4に支持されており、前記枢支機構44の枢支軸44aが備える機体前後向きの開閉軸芯Pまわりに上下に揺動開閉する。吸気ケース30の前記機体横外側壁33とエンジンボンネット14の前記機体横外側壁14dとが一体部品になっていることから、吸気ケース30のうちの前記周壁部35と機体横外側壁33とを有した吸気ケース部分36は、エンジンボンネット14に一体揺動開閉自在に連設された状態となっており、エンジンボンネット14の開閉操作によって一挙に開閉操作される。
【0031】
図9は、エンジンボンネット14と吸気ケース部分36との開き状態での後面図である。この図に示すように、エンジンボンネット14を前記開閉軸芯Pまわりに機体横外側に揺動操作すると、吸気ケース部分36がエンジンボンネット14に付いて移動する。エンジンボンネット14の下端部と機体フレーム4とにわたって設けてある支持リンク45がガイド溝45aに沿って横外側に移動すると、エンジンボンネット14が下降開き状態になって原動部ルームを開き、エンジン3およびラジエータ12を点検や修理できるように開放する。これとともに、吸気ケース部分36が開き状態になる。すなわち、吸気ケース部分36は、原動部フレーム11に支持された固定側の吸気ケース部分から機体横外側に離れて吸気ケース30の機体横外側端部を開放し、エアクリーナ42のキャップ部46の大部分を吸気ケース30の外部に露出させる。
このとき、エンジンボンネット14は、前記支持リンク45によって下降開き状態に引っ張り支持される。前記キャップ部46は、エアクリーナ本体42cのエレメント交換口を開閉するようエアクリーナ本体42cに脱着自在に支持されている。
【0032】
図8は、エンジンボンネット14と吸気ケース部分36との閉じ状態での後面図である。この図に示すように、エンジンボンネット14を前記開閉軸芯Pまわりに上昇揺動操作すると、吸気ケース部分36がエンジンボンネット14に付いて移動する。エンジンボンネット14の天板14aがエンジン3の上方で水平になると、エンジンボンネット14が閉じ状態になってエンジン3およびラジエータ12を覆う。これとともに、吸気ケース部分36が閉じ状態になり、吸気ケース部分36の周壁部35が固定側の吸気ケース部分の端部に接合する。
【0033】
図6に示すように、前記エアクリーナ42は、これの長手方向が機体横方向に対して傾斜した収容姿勢で前記吸気ケース30に収容されており、吸気ケース30の機体横方向での長さを小に済ませている。
【0034】
図6に示すように、前記吸気ケース30は、前記エアクリーナ42が位置する側とは反対側のケース内部に設けた板金製の仕切り壁50と、この仕切り壁50に支持させてケース内部に設けた複数の電装品51a,51bとを備えている。
【0035】
前記電装品51a,51bは、脱穀装置5における扱き深さを設定深さに維持する電子制御や、刈取り部20における刈高さを設定高さに維持する電子制御を司るよう構成されている。
前記仕切り壁50は、前記電装品51a,51bのうちの防塵力が低い電装品51aが位置するケース内空間52と前記エアクリーナ42が位置するケース内空間53とを仕切り、エアヤクリーナ42を収容するケース内空間53に塵埃が流入しても電装品51aが位置するケース内空間52に流入することを防止し、これによって電装品51aの塵埃付着を防止する。
【0036】
図5,6,8に示すように、前記吸気ケース30は、前記周壁31の前壁31aに設けた点検口55と、この点検口55を開閉する点検蓋56を備えている。前記点検蓋56は、前壁31aから取り外されることにより、前記点検口55を開いて前記電装品51aが位置する前記ケース内空間52を運転部の居住空間に向けて開ける。点検蓋56は、前壁31aに装着されることにより、前記点検口55を閉じる。すなわち、電装品51aが位置するケース内空間52を閉じる。
【0037】
エンジンボンネット14の前記機体横外側壁14dと、吸気ケース30の前記機体横外側壁33とは、樹脂素材の成型によって作製された一つの樹脂製の構造体60によって構成されている。つまり、エンジンボンネット14の前記機体横外側壁14dと、吸気ケース30の前記機体横外側壁33とは、樹脂製の一体部品になっている。
【0038】
図10は、前記構造体60と同じ構成を有した構造体60が装備されたコンバインの全体側面図である。図11は、前記構造体60と同じ構成を有した構造体60が装備されたコンバインの全体平面図である。これらの図に示すように、このコンバインでは、運転キャビン61を備えている。前記構造体60は、これの機体後方側に配置した機体上下向きの開閉軸芯Xまわりに揺動開閉自在に支持されている。
【0039】
図11と図13とに二点鎖線で示す前記構造体60は、開き状態での構造体である。図12に実線で示す前記構造体60は、閉じ状態での構造体である。これらの図に示すように、前記構造体60は、エンジンボンネット14の機体横外側壁14dと吸気ケース30の機体横外側壁33とを構成し、かつ両方の機体横外側壁14d、33を一体に揺動して開閉するよう構成している。
【0040】
前記運転キャビン61は、これのアウタールーフとインナールーフとの間に設けた空調ユニット62を備えている。前記空調ユニット62は、図14に示す如く原動部ルームに設けたコンプレッサー63と凝縮器64とレシーバ65とに冷媒循環路66を介して接続されている。前記レシーバ65は、組み付けおよび点検が容易となるよう原動部ルームの機体後方部で、かつエンジン3よりも機体後方側に配置されている。
【0041】
図13に示すように、前記吸気ケース30は、これの機体横内側の端部に脱穀装置5の前端側角部5aが入り込むように設けた凹入部67と、上壁板31cに前記凹入部67の上方に突出させて設けた端部31e(以下、上壁板端部31eと称する。)を備えている。
前記上壁板端部31eは、運転キャビン61の後端側角部に位置する支柱(図示せず)を載置させて支持する。この上壁板端部31eは、貫通孔69を備え、前記空調ユニット62からのドレンホース70を前記貫通孔69から前記凹入部67を通って機体下方に至るよう案内し、前記空調ユニット62からのハーネス71を前記貫通孔69から吸気ケース30の内部に入るよう案内する。前記ハーネス71と、前記電装品51a,51bからのハーネス72とは、吸気ケース30の下方に位置する開口73から運転部外に出るよう配線されている。
【0042】
図13に示すように、運転部の乗降口側とは反対側に位置する横壁74に、点検口75と、この点検口75を開閉する脱着自在な点検蓋76とを設けてある。
前記点検蓋76は、これの下端部に機体下方向きで、かつ運転部横外側向きに延出した風向板77を備えている。前記風向板77は、これの下方に位置するエンジン用マフラー78から上昇する熱風を運転部の居住空間よりも横外側に向かって流れるよう案内して居住性を向上させる。
【0043】
〔別実施例〕
上記した実施例の如く吸気ケース部分36の開き状態においてキャップ部46の大部分が吸気ケース外に露出する構成に替え、キャップ部46の全体が吸気ケース外に露出する構成を採用して実施してもよい。この構成を採用しても本発明の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの全体平面図
【図3】原動部と吸気ケースの側面図
【図4】原動部の後面図
【図5】エンジンボンネットと吸気ケースの斜視図
【図6】吸気ケースの横断平面図
【図7】吸気ケースの縦断後面図
【図8】エンジンボンネットと吸気ケース部分の閉じ状態での後面図
【図9】エンジンボンネットと吸気ケース部分の開き状態での後面図
【図10】キャビン付きコンバインの全体側面図
【図11】キャビン付きコンバインの全体平面図
【図12】キャビン付きコンバインの吸気ケース配設部での平面図
【図13】運転キャビン配設部の斜視図
【図14】原動部の平面図
【符号の説明】
【0045】
14 エンジンボンネット
30 吸気ケース
31 周壁
33 機体横外側壁
35 周壁の一部
36 吸気ケース部分
42 エアクリーナ
46 キャップ部
50 仕切り壁
51a 電装品
52 電装品が位置するケース内空間
53 エアクリーナが位置するケース内空間
56 点検蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンボンネットの上方に配置した吸気ケースと、前記吸気ケースの内部に設けたエンジン用のエアクリーナとを備えたコンバインであって、
前記エンジンボンネットを揺動開閉自在に支持させ、
前記吸気ケースの機体横外側壁と、前記吸気ケースの周壁の一部とを有した吸気ケース部分を、前記エンジンボンネットに一体揺動開閉自在に連設し、
前記吸気ケース部分の開き状態において、前記エアクリーナのキャップ部が吸気ケース外に露出するよう構成してあるコンバイン。
【請求項2】
前記エアクリーナは、エアクリーナの長手方向が機体横方向に対して傾斜した収容姿勢で前記吸気ケースに収容されている請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
前記吸気ケースの内部に、電装品と、前記電装品が位置するケース内空間と前記エアクリーナが位置するケース内空間とを仕切る仕切り壁とを設けてある請求項1又は2記載のコンバイン。
【請求項4】
前記吸気ケースに、前記電装品が位置するケース内空間を開閉する点検蓋を設けてある請求項3記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−275595(P2009−275595A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−127549(P2008−127549)
【出願日】平成20年5月14日(2008.5.14)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】