コンピュータシステムを利用した着衣コンサルティング方法及びプログラム
【課題】手持ちの衣類の色あわせ・着まわしのサポート、衣類購入時のサポートを行うためのコンピュータシステムを用いた色あわせ・着まわしコンサルティング方法を提案すること。
【解決手段】色あわせ・着まわしコンサルティングシステム1は、ユーザの各手持ち衣類がユーザ着衣情報テーブル7として登録されており、登録されている手持ち衣類の一つを選択すると、その画像と共に、色あわせテーブル8を検索することにより求められた当該衣類の色の適合色群が表示画面上に表示される。表示された適合色に基づき、手持ち衣類の色あわせ、着あわせを行うことができ、また、購入衣類の色、種類などを選択する際の参考とすることができる。
【解決手段】色あわせ・着まわしコンサルティングシステム1は、ユーザの各手持ち衣類がユーザ着衣情報テーブル7として登録されており、登録されている手持ち衣類の一つを選択すると、その画像と共に、色あわせテーブル8を検索することにより求められた当該衣類の色の適合色群が表示画面上に表示される。表示された適合色に基づき、手持ち衣類の色あわせ、着あわせを行うことができ、また、購入衣類の色、種類などを選択する際の参考とすることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに対して、衣類の色あわせ、着まわし、新規衣類の購入、着衣量などに関する支援を行うコンピュータシステムを利用した着衣コンサルティング方法および着衣コンサルティング用プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
衣類の色あわせ、着まわしは、色合いなどが合うように手持ちの衣類を組み合わせる必要があるが、一般的には、ファッション雑誌などに掲載されている衣類の組み合わせなどを参考にして行っているのが現状である。
【0003】
また、衣類を購入する際に、所有している衣類と組み合わせることができるものを選ぶ場合には、そのような手持ちの衣類を思い出しながら、あるいは、購入先に手持ちの衣類を提示して組み合わせながら行っている。
【0004】
一方、天候あるいは季節に応じて着衣量を変える必要があるが、着衣量の調節は、今までの経験に基づいて行っているのが一般的である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、衣類の色あわせ、着まわしは、一般の人にとっては煩わしいものであり、専門家のように適合色同士を組み合わせることができない場合も多い。
【0006】
また、衣類を購入するに当っては、手持ちの衣類との組み合わせが容易なものを選択する場合、手持ちの衣類を正確に思い出すことができず、選択に迷う場合がある。場合によっては、手持ちの衣類と同一あるいは同様な色合いの衣類を購入してしまう場合もある。
【0007】
一方、着衣量についても、天候や季節に応じて最適な着衣量に調節することは困難であり、特に、季節の変り目などにおいては気温の変化が激しいので、適切な着衣量に調節することが困難である。さらには、オフィスなどの室内では冷暖房が効いており、適切な着衣量となるように調節することが困難である。
【0008】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、衣類の色あわせ、着まわし、衣類の購入、着衣量などを適切に選択あるいは調節できるようにユーザをサポートするためのコンピュータシステムを利用した着衣コンサルティング方法および着衣コンサルティング用プログラムを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の着衣コンサルティングシステムは、
コンピュータシステムのメモリに、ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを登録する登録工程と、
前記コンピュータシステムの入力装置を介して、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類を選択させる衣類選択工程と、
前記ユーザ着衣情報テーブルから、選択された当該衣類の画像を前記コンピュータシステムの表示装置の画面上に表示する選択衣類表示工程と、
前記色あわせテーブルを検索して、表示された衣類の色番号に割り当てられている適合色を当該画面上に表示する適合色表示工程とを有していることを特徴としている。
【0010】
メモリには、各色について適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルが記憶保持されているので、当該色あわせテーブルを検索することにより、各色の適合色を知ることができる。よって、ユーザは表示された適合色に基づき、色あわせ、着まわしを行うことができる。
【0011】
ここで、前記登録工程では、前記メモリに、各トーンにトーン番号が割り当てられた構成のトーンテーブルと、色の各ベースカラーにベースカラー番号が割り当てられた構成のベースカラーテーブルと、各カラークラスにカラークラス番号が割り当てられた構成のカラークラステーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、トーン番号およびカラークラスも割り当てられた構成とし、前記選択衣類表示工程では、前記色あわせテーブルから、当該衣類に割り当てられている前記トーン番号およびカラークラス番号が付与されている色番号を検索し、検索された色番号に対応する色群も併せて表示し、前記適合色表示工程に先立って、表示された色群の一つを前記入力装置を介して選択させる色選択工程を有し、前記適合色表示工程では、衣類画像と共に、選択された色に割り当てられている適合色を、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示するようにしてもよい。
【0012】
このようにすれば、好みの色合いの適合色を表示できるので、これを参考にすれば、より適切な衣類の色あわせ、着まわしを行うことができる。
【0013】
また、前記色あわせテーブルを、各色について、ウォーム・クール軸における値、ソフト・ハード軸における値、およびクリア・グレイ軸における値も割り当てられた構成とし、前記選択衣類表示工程では、前記色群と共に、ソフト・ハード、ウォーム・クール、およびクリア・グレイのそれぞれの値を選択するための選択欄を表示し、前記色選択工程では、当該選択欄における各値の選択と、前記色群の一つの選択とを、前記入力装置を介して選択させ、前記適合色表示工程では、選択された色に割り当てられている適合色のうち、選択された各値を備えたものを、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示するようにしてもよい。
【0014】
ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類の選択を簡単な操作によって行うことができるようにするためには、前記衣類選択工程に先立って、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を前記画面上に一覧形式で表示する登録衣類表示工程を有していることが望ましい。一覧形式で表示すれば、前記衣類選択工程において、表示された衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して選択するという簡単な操作によって、手持ち衣類を選択できる。
【0015】
また、前記登録工程において、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、前記登録衣類表示工程では、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を、衣類種別毎に一覧形式で前記画面上に表示することが望ましい。このようにすれば、衣類種別毎に一覧形式で表示されるので、前記衣類選択工程における衣類の選択が一層簡単になる。
【0016】
次に、適合色の表示を分かり易くするためには、前記衣類選択工程において、前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、前記適合色表示工程において、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、各適合色のボトムあるいはトップの形状との組み合わせ画像群を表示することが望ましい。適合色の各組み合わせを画面上において確認できるので、便利である。
【0017】
重ね着の場合においても同様に適合色を表示することが望ましい。すなわち、前記衣類選択工程において、前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、当該トップあるいはボトムに重ね着可能な各適合色の衣類の形状との組み合わせ画像群を表示すればよい。
【0018】
次に、適合色を表示するだけでなく、手持ちの衣類、すなわち、ユーザ着衣情報テーブルに適合色の衣類があるか否かも表示できれば、この表示に基づき、トップとボトムの組み合わせ、あるいは、重ね着の組み合わせを適切に選択できるので好ましい。このためには、前記登録工程では、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録しておき、前記適合色表示工程では、適合色と共に適合色衣類選択欄も表示するようにし、更に、当該適合色衣類選択欄を前記入力装置を介して選択させる選択工程と、前記適合色衣類選択欄が選択されると、前記ユーザ着衣情報テーブルを検索して求めた適合色の衣類のうち、前記対応テーブルを参照して、組み合わせ可能な衣類を表示する適合色衣類表示工程とを有していればよい。
【0019】
一方、衣類の購入時に店舗などにおいて、購入しようとしている衣類の色の適合色を確認でき、また、手持ちの衣類との組み合わせを確認できると便利である。このためには、コンピュータシステムのメモリに、ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを登録する登録工程と、
前記コンピュータシステムの入力装置を介して、色を指定させる指定工程と、
前記色あわせテーブルを検索して、指定された色に割り当てられている適合色を、前記コンピュータシステムの表示装置の画面上に表示する適合色表示工程とを有していればよい。
【0020】
また、前記登録工程において、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、前記指定工程において色および衣類種別が前記入力装置を介して入力されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索して、前記衣類種別および前記適合色が割り当てられている衣類も表示するようにすればよい。
【0021】
このようにすれば、手持ちの衣類と色あわせ、組み合わせが可能な衣類を購入することができる。
【0022】
さらには、トップおよびボトムの組み合わせ、重ね着の場合の組み合わせを知るためには、前記登録工程において、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、また、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録しておき、前記指定工程において、色および衣類種別が指定されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索すると共に前記対応テーブルを参照して、前記衣類種別によって表される衣類に組み合わせ可能で、かつ、前記適合色が割り当てられている衣類を表示するようにすればよい。
【0023】
一方、本発明の着衣コンサルティング方法は、
前記表示装置の画面上に、身長、体重、性別、年齢、および温度のそれぞれを入力させるための各入力欄を表示する第1入力画面表示工程と、
各入力欄に、前記入力装置を介して、各値を入力させる第1入力工程と、
入力された各値に基づき最適クロー値を算出する最適クロー値算出工程と、
前記表示装置の画面上に、着衣の種類・形状を入力させるための各入力欄を表示する第2入力画面表示工程と、
各入力欄に前記入力装置を介して各値を入力させる第2入力工程と、
入力された各値に基づき着衣クロー値を算出する着衣クロー値算出工程と、
前記最適クロー値と着衣クロー値を比較する比較工程と、
比較結果を表示する比較結果表示工程とを有していることを特徴としている。
【0024】
本発明の着衣コンサルティング方法によれば、画面上において要求される情報を入力するだけで、最適クロー値および現在の着衣量による着衣クロー値を知ることができる。
【0025】
また、前記比較工程において、前記最適クロー値と前記着衣クロー値の差から、入力された着衣量が適切であるか否かを判別し、前記比較結果表示工程では、判別された着衣量の適否を表示することにより、現在の着衣量が多いのか、適切なのか、あるいは少ないのかを知ることができるので便利である。
【0026】
さらに、前記比較工程において、前記着衣クロー値に対する最適温度を算出し、この最適温度と入力された温度を比較し、前記比較結果表示工程では、当該比較結果を表示することにより、例えば、現在の室温が適切なのか、低すぎるのか、あるいは高すぎるのかを知ることができるので便利である。
【0027】
一方、本発明は着衣コンサルティング用プログラムに関するものであり、コンピュータに上記の各工程を実行させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0028】
本発明のコンピュータシステムを用いた着衣コンサルティング方法およびプログラムによれば、各色に適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルを備えているので、これを検索することにより各色の適合色を直ちに知ることができ、これに基づき、手持ちの衣類と組み合わせるのに適した衣類を容易かつ適切に選択できる。また、手持ちの衣類が登録されたユーザ着衣情報テーブルを備えているので、これを検索することにより、購入対象の衣類と組み合わせ可能な手持ちの衣類の有無、手持ちの衣類と同様な衣類の二重購入の防止など、衣類の購入においても便利である。
【0029】
さらに、本発明によれば、入力画面上において各値を入力することにより、最適クロー値および現在の着衣クロー値を知ることができ、また、着衣量の適否、室温の適否を知ることができる。よって、着衣量が不適切なために暑すぎたり、あるいは寒すぎたりする事態を回避可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した色あわせ・着まわしコンサルティングシステムの実施の形態を説明する。
【0031】
(全体構成)
図1は、本発明を適用した色あわせ・着まわしコンサルティングシステムの全体構成を示す概略構成図である。色あわせ・着まわしコンサルティングシステム1は、システム運営会社に設置されているコンピュータシステムからなる管理装置2と、ユーザ宅などに設置されているコンピュータシステムからなるユーザ端末装置3およびユーザが所有しているユーザ携帯端末装置4と、衣類の販売店などに設置されている同じくコンピュータシステムからなる店舗端末装置5と、これらの間を通信接続可能な通信回線、例えばインターネット6から構成されている。
【0032】
管理装置2は、インターネット上において色あわせ・着まわしコンサルティングサイト20を運営しているインターネットサーバ21と、管理サーバ22と、入力装置23と、出力装置、例えば表示装置24と、データベース25とを備えている。データベース25には、ユーザデータベース26と、各種の制御パラメータが登録されている制御データベース27が含まれている。ユーザデータベース26には、ユーザ毎にユーザ着衣情報テーブル7が登録されている。また、衣類画像データベース7Aが含まれている。制御データベース27には、色あわせテーブル8、トーンテーブル9、ベースカラーテーブル10、カラークラステーブル11、衣類種別テーブル12、衣類厚さテーブル13、衣類形状テーブル14などが登録されている。また、ユーザ管理テーブル15が登録されている。
【0033】
ユーザ端末装置3、ユーザ携帯端末装置4あるいは店舗端末装置5は、インターネット通信機能を備えたコンピュータシステムであり、管理装置2の色あわせ・着まわしコンサルティングサイト20にアクセスして、ユーザ着衣情報テーブル7の登録、更新を行うことができる。また、衣類の色あわせのための適合色、手持ちの上下の衣類の組み合わせ、重ね着などの組み合わせなどの着まわしのための情報を表示させることができる。
【0034】
(データベース)
図2はユーザ着衣情報テーブル7の構造を示す説明図である。ユーザ着衣情報テーブル7には、管理番号a、ユーザ番号b、画像番号c、トーン番号d、カラークラス番号e、色番号f、衣類種別g、厚さh、形状i、収納場所、購入日、購入金額、ブランド、登録日および削除フラグの各項目が含まれている。ユーザの衣類毎にユーザ着衣テーブル7が登録されるようになっており、ユーザ番号bによってユーザが区別される。ユーザ番号bはユーザ管理データベース15に登録されているユーザ番号に対応している。また、画像番号cは、衣類画像データベース7Aに登録されている各画像データを特定するものである。ユーザ着衣テーブル7は各ユーザによって新規登録および更新が可能である。
【0035】
制御データベース27には、上記のように、色あわせテーブル8、トーンテーブル9、ベースカラーテーブル10、カラークラステーブル11、衣類種別テーブル12、衣類厚さテーブル13、および衣類形状テーブル14が登録されている。また、これらのテーブル8〜15は、システム運営会社においてのみ登録、更新が可能である。
【0036】
図3は色あわせテーブル8の構造を示す説明図である。色あわせテーブル8は、色毎に作成されており、例えば220色それぞれについて色あわせテーブル8が作成されている。このテーブル8には、色番号e、色名、トーン番号d、ベースカラー番号j、カラークラス番号e、ウォーム・クール軸における値k、ソフト・ハード軸における値l、クリア・グレイ軸における値mなどの特性情報が登録されている。さらには、各色について複数の適合色nの色番号n(e)が割り当てられている。
【0037】
図4はトーンテーブル9の構造を示す説明図である。トーンテーブル9においては、トーン番号1〜6に対して各トーンが割り当てられている。ユーザ着衣情報テーブル7および色あわせテーブル8に割り当てられているトーン番号dは当該トーン番号1〜6のいずれかである。図5はベースカラーテーブル10の構造を示す説明図である。ベースカラーテーブル10においては、ベースカラー番号1〜8に対して各ベースカラーが割り当てられている。色あわせテーブル8に割り当てられているベースカラー番号jは当該ベースカラー番号1〜8のいずれかである。図6はカラークラステーブル11の構造を示す説明図であり、カラークラス番号1ないし33に対して各カラークラスが割り当てられている。ユーザ着衣情報テーブル7および色あわせテーブル8に割り当てられているカラークラス番号eは当該カラークラス番号1〜33のいずれかである。
【0038】
次に、図7、8および9はそれぞれ、衣類種別テーブル12、衣類厚さテーブル13、および衣類形状テーブル14の構造を示す説明図である。衣類種別テーブル11においては、衣類種別番号1〜39に対して各衣類種別gが割り当てられており、ユーザ着衣情報テーブル7における衣類種別番号gはこれらの番号1〜39のいずれかである。衣類厚さテーブル12においては衣類厚さが三種類に分類され、厚さ番号1〜3が割り当てられている。ユーザ着衣情報テーブル7における衣類厚さ番号hは番号1〜3のいずれかである。衣類形状テーブル13においては、衣類形状が番号1〜27に分類されており、ユーザ着衣情報テーブル7における衣類形状番号iはこれらの番号1〜27のいずれかである。
【0039】
(システムの動作説明)
登録工程:
まず、各ユーザは、事前に色あわせ・着まわしインターネットサイト20にアクセスして、ユーザ登録を行い、IDおよびパスワードを取得する。ユーザデータベース15にユーザ登録が行われる。
【0040】
アクセス権を有するユーザがサイト20にアクセスすると、たとえば、図10に示すようなトップページ31が表示される。このページに表示されているトップメニューには、新規ユーザ登録メニュー31、ユーザ着衣登録メニュー32、登録着衣表示メニュー33、衣類別表示メニュー34、色あわせ・着まわしサポートメニュー35、適合色表示メニュー36、着衣量判別メニュー37などが含まれている。
【0041】
ユーザが、手持ちの衣類をデジタルカメラなどで撮影し、ユーザ端末装置3あるいはユーザ携帯端末装置4に取り込み、サイト20にアクセスして、当該手持ち衣類の登録を行う際には、ユーザ着衣登録メニュー32が選択される。このメニューが選択されると、例えば画面が図11(a)の状態に切り換わり、手持ち衣類一点につき一つのユーザ着衣情報テーブル7の作成が可能になる。この画面における各入力欄にカーソルを合わせると選択項目一覧が表示され、これらの一つをクリックすることにより、入力操作を行うことができる。図11(b)には途中まで入力した状態の画面例を示してある。各項目が入力され、登録実行ボタンがクリックされると、ユーザ着衣情報テーブル7が作成され、ユーザデータベース26に登録され、当該テーブル7に対応付けした形態で、画像データが衣類画像データベース7Aに登録される。なお、衣類種別、色番号などの登録は、ユーザが用意された分類から選択することにより入力できるようになっている。
【0042】
登録衣類表示工程:
手持ちの衣類を登録してあるユーザは、ユーザ端末装置3、ユーザ携帯端末装置4あるいは店舗端末装置5において、サイト20にアクセスして、そのトップページ31の登録着衣表示メニュー33を選択すると、ユーザ着衣情報テーブル7に登録されている衣類画像を表示画面上に一覧形式で表示させることができる。また、衣類別表示メニュー34を選択すると、選択された衣類種別の衣類を一覧形式で表示させることができる。すなわち、ユーザ着衣情報テーブル7では、各衣類について、衣類種別番号gが割り当てられているので、当該衣類種別番号gに基づき、登録されている複数のユーザ着衣情報テーブル7の中から、指定した衣類種別の番号が付与されたものを選択することにより、衣類種別毎に一覧形式で画面上に表示することができる。
【0043】
図12においては、ユーザの手持ち衣類のうちトップスのみを画面上に一覧表示した状態を示してある。この状態において、画像の一つを選択してクリックすると、これに対応するユーザ着衣情報テーブルの登録状態が表示される。
【0044】
一方、色あわせ・着まわしサイト20のトップ画面において、色あわせ・着まわしサポートメニュー34を選択した場合においても、登録衣類表示メニューおよび衣類別表示メニューが表示され、いずれかを選択することにより、手持ち衣類の画面が一覧形式で表示される。例えば、衣類別表示メニューにおいてトップスを選択すると、図13に示すように、手持ちのトップスの画像が一覧表示され、画面上方位置には「どのトップスと合う色を探しますか?」というメッセージが表示される。
【0045】
衣類選択工程:
この表示状態において、表示されたトップス画像の一つを画面上においてクリックすることにより、当該画像に対応する手持ちのトップを選択することができる。
【0046】
選択衣類表示工程:
選択操作が行われると、画面上には、選択されたトップの画像が表示される。ここで、データベース27には、各トーンにトーン番号が割り当てられた構成のトーンテーブル9と、色の各ベースカラーにベースカラー番号が割り当てられた構成のベースカラーテーブル10と、各カラークラスにカラークラス番号が割り当てられた構成のカラークラステーブル11が登録されており、ユーザ着衣情報テーブル7には、トーン番号dおよびカラークラス番号eが割り当てられている。本例では、選択された衣類画像の表示に当っては、色あわせテーブル8から、当該衣類に割り当てられているトーン番号dおよびカラークラス番号eが付与されている色番号fを検索し、検索された色番号に対応する色群も併せて表示している。
【0047】
図14(a)には、選択された衣類の表示画面の一例を示してあり、この図に示すように、画面の右上側の部位に選択された衣類「カットソーシャツ/薄地/半袖」の画像が表示され、左側の部位には、検索された色群の名称と色見本とが一覧表示される。さらに、その下側の部位には、色の組み合わせの選択として、ソフト・ハード、ウォーム・クール、およびクリア・グレイのそれぞれの値を選択するための3つの選択欄も表示される。各選択欄にカーソルを合わせると、指定なしと、三段階の値からなるプルダウンメニューが表示され、これらの一つをクリックすることにより、それぞれの選択を行うことが可能である。
【0048】
適合色表示工程:
この画面において、当該選択欄における各値の選択と、色群の一つの選択が終了すると、画面が図14(b)のように切り換わる。この図は色として「ターゴイス」が選択され、色の組み合わせの印象として「ソフト」が選択された場合である。適合色表示工程では、選択された色に割り当てられている適合色のうち、選択された各値を備えたものが、色あわせテーブル8から検索されて画面上に表示される。
【0049】
また、本例では、衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合には、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、各適合色のボトムあるいはトップの形状との組み合わせ画像群を表示するようになっている。図示の例では、手持ち衣類としてトップが選択されているので、各適合色のボトムが組み合わされた画像が表示される。
【0050】
なお、衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、当該適合色表示工程において、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、当該トップあるいはボトムに重ね着可能な各適合色の衣類の形状との組み合わせ画像群を表示するようにすることも可能である。
【0051】
適合衣類表示工程:
ここで、データベース25に、衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを作成しておけば、手持ち衣類から、適切な衣類の組み合わせを表示させることも可能である。
【0052】
すなわち、上記の適合色表示工程において、適合色と共に適合色衣類選択欄(図14(b)における右下に表示されている左右の矢印の形状をした選択ボタン)も表示させる。当該適合色衣類選択欄において表示が選択されると、ユーザ着衣情報テーブルを検索して求めた適合色の衣類のうち、対応テーブルを参照して、組み合わせ可能な衣類を表示するようにすることができる。図15には、手持ちのボトムスから最適のものが選択されて表示された状態を示してある。
【0053】
次に、色あわせ・着まわしサイト20のトップ画面において、適合色表示メニュー36を選択した場合には、画面が色指定画面に切り換わる。この色指定画面において、色を指定すると、色あわせテーブル8が検索され、指定された色に割り当てられている適合色が、画面上に表示される。例えば、ユーザ携帯端末装置4、あるいは店舗端末装置5において、各色の適合色を確認する場合に便利である。
【0054】
また、色指定画面において、色の指定と共に、衣類種別を指定する入力欄あるいは選択欄を設けておき、これらが入力されると、ユーザ着衣テーブルを検索して、入力された衣類種別および適合色が割り当てられている衣類を表示することもできる。このようにすれば、購入しようとしている衣類と組み合わせ可能な手持ちの衣類を確認できるので便利である。
【0055】
さらに、データベースに、衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録しておけば、ユーザ着衣テーブルを検索すると共に対応テーブルを参照して、衣類種別によって表される衣類に組み合わせ可能で、かつ、適合色が割り当てられている衣類を表示することもできる。
【0056】
(着衣量判別メニュー)
次に、衣類を着るということは、装うためと、外界から身を守るためという意味があり、衣類には断熱性があって、体温が冷たい外気で冷やされることを防ぐことができる。断熱性をはかる単位として、クロー値(clo値)というものが知られている。例えば、椅子に座って安静にしているとき、21℃の室温で快適な衣類の断熱性が1cloとなる。冬物のスリーピースがほぼ1cloである。
【0057】
ここで、性別、年齢、活動のレベルによって、その人の放出する熱の量は違ってくる。例えば、生命維持に必要な基礎代謝量(BMR)は、男性より女性の方が10%低い傾向にある。このために、エアコン設定温度を巡って感情的トラブルも発生しがちである。例えば、着衣量の違いなどから同じ室温でも、男性と女性が感じる快適さが異なる。しかしながら、従来においては、このようなクロー値に基づく快適さを客観的に数値として表示できるシステムは提案されていない。
【0058】
本例の色あわせ・着まわしシステム1を用いれば、クロー値に基づく快適さを客観的に表示できる着衣量の適否判別システムを簡単に構築できる。この場合には、データベース25として、図16ないし19に示す着衣量テーブル41、温度テーブル42、衣類カテゴリテーブル43および基礎代謝テーブル44を用意する。
【0059】
本例のシステム1では、ユーザ端末装置3あるいはユーザ携帯端末装置4から色あわせ・着まわしサイト20にアクセスして、そのトップ画面における着衣量判別メニュー37を選択する。このメニューを選択すると、図20に示すような表示画面に切り換わり、身長、体重、性別、年齢、および温度(室温あるいは現在の温度)のそれぞれを入力させるための各入力欄が表示される(第1入力画面表示工程)。
【0060】
各入力欄に各値が入力されると(第1入力工程)、入力された各値に基づき最適クロー値が算出される(最適クロー値算出工程)。最適クロー値の算出は次のように行われる。まず、身長および体重から体表面積(BSA)を計算する。次に、基礎代謝テーブルから、年齢・性別の基礎代謝量を得る。そして、次式により体表面積(BSA)あたりの基礎代謝量(BSM)を計算する。
(エネルギー量)=(活動強度)×(体重/体表面積)/1.6
なお、値1.6は補正値であり、活動強度をオフィスワークの1.6としてある。
このエネルギー量に基づき次式で、当該温度における最適クロー値が算出される。
(最適クロー値)
=(37.5−0.032×体表面積−温度)/0.18/(エネルギー量)
【0061】
次に、表示画面上に、着衣の種類・形状を入力させるための各入力欄を表示し(第2入力画面表示工程)。各入力欄に各値の入力を促す(第2入力工程)。図21はこの画面例を示してある。この図においては、アンダー、トップス、トップス(重ね着)、アウター、ワンピース、ボトムス、靴下、靴の各入力欄が設けられており、また、オフィス内の設定温度の入力欄も用意されている。これらの入力欄にカーソルを合わせると、プルダウンメニューが表示され、それらの一つをクリックすることにより入力操作を行うことができる。選択状態の操作画面例を図22、23に示してある。
【0062】
各入力欄の入力が完了すると、入力された各値に基づき着衣クロー値が算出される(着衣クロー値算出工程)。すなわち、現在の着衣の種類・形状が選択されると、着衣量テーブルから当該種別の着衣の各々のクロー値を求め、次の計算式によって全体の着衣クロー値を求める。
女性の場合の総クロー値
=0.828(トップス着衣のクロー値の和)+0.13+(ボトム)+(靴下)+(靴)
男性の場合の総クロー値
=0.708(トップス着衣のクロー値の和)+0.052+(ボトム)+(靴下)+(靴)
次に、現在の着衣クロー値に対する最適温度を次式により算出する。
最適温度
=37.5−0.032×(体表面積)−0.18×(エネルギー量)×(総クロー値)
【0063】
なお、快適温度の算定は、快適熱方程式(PMV)を元に、快適温度と着衣量・活動量の相関図に合うように補正を加えている。
【0064】
この後は、最適クロー値と着衣クロー値を比較し(比較工程)、比較結果を表示する(比較結果表示工程)。例えば、最適クロー値と現在のクロー値の差から、「とても寒い」「やや寒い」「ちょうどいいくらい」「やや暑い」「とても暑い」と判定し表示する。さらに季節の応じて、設定温度を提示して室温を上下するよう表示することもできる。また、予測される気温(たとえば翌日)に対して最適クロー値を求め、現在の着衣量からの増減を提示することもできる。図24、25および26には比較結果の表示例を示してある。
【0065】
このように、本例では、着衣量および現在の室温(気温)に基づき、クロー値から客観的に着衣量の適否、設定室温の適否を判別して表示している。したがって、表示に基づき、快適な着衣量となるように着衣量を調整でき、また、室温を変更することができる。
【0066】
(その他の実施の形態)
なお、上記の実施例では、通信回線を介して、管理装置とユーザ端末とが接続されるシステム構成としてある。この代わりに、ユーザ端末あるいは店舗端末に、色あわせ・着あわせコンサルティング用のプログラムをインストールして、スタンドアロン形式で上記の各動作を行わせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明を適用した色あわせ・着まわしコンサルティングシステムの全体構成図である。
【図2】図1のシステムのユーザ着衣情報テーブルの構造を示す説明図である。
【図3】色あわせテーブルの構造を示す説明図である。
【図4】トーンテーブルの構造を示す説明図である。
【図5】ベースカラーテーブルの構造を示す説明図である。
【図6】カラークラステーブルの構造を示す説明図である。
【図7】衣類種別テーブルの構造を示す説明図である。
【図8】衣類厚さテーブルの構造を示す説明図である。
【図9】衣類形状テーブルの構造を示す説明図である。
【図10】色あわせ・着まわしサイトのトップページを示す説明図である。
【図11】手持ち衣類の登録画面を示す説明図である。
【図12】トップスの表示画面例を示す説明図である。
【図13】着まわしサポートメニューの画面例を示す説明図である。
【図14】適合色表示画面例を示す説明図である。
【図15】適合色衣類の表示画面例を示す説明図である。
【図16】着衣量テーブルの構造を示す説明図である。
【図17】温度テーブルの構造を示す説明図である。
【図18】衣類カテゴリテーブルの構造を示す説明図である。
【図19】基礎代謝テーブルの構造を示す説明図である。
【図20】着衣量判別メニューの入力画面を示す説明図である。
【図21】着衣量の入力画面を示す説明図である。
【図22】着衣量の入力画面を示す説明図である。
【図23】着衣量の入力画面を示す説明図である。
【図24】判別結果の画面を示す説明図である。
【図25】判別結果の画面を示す説明図である。
【図26】判別結果の画面を示す説明図である。
【符号の説明】
【0068】
1 システム
2 管理装置
3 ユーザ端末装置
4 ユーザ携帯端末装置
5 店舗端末装置
6 インターネット
7 ユーザ着衣情報テーブル
8 色あわせテーブル
20 サイト
25 データベース
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに対して、衣類の色あわせ、着まわし、新規衣類の購入、着衣量などに関する支援を行うコンピュータシステムを利用した着衣コンサルティング方法および着衣コンサルティング用プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
衣類の色あわせ、着まわしは、色合いなどが合うように手持ちの衣類を組み合わせる必要があるが、一般的には、ファッション雑誌などに掲載されている衣類の組み合わせなどを参考にして行っているのが現状である。
【0003】
また、衣類を購入する際に、所有している衣類と組み合わせることができるものを選ぶ場合には、そのような手持ちの衣類を思い出しながら、あるいは、購入先に手持ちの衣類を提示して組み合わせながら行っている。
【0004】
一方、天候あるいは季節に応じて着衣量を変える必要があるが、着衣量の調節は、今までの経験に基づいて行っているのが一般的である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、衣類の色あわせ、着まわしは、一般の人にとっては煩わしいものであり、専門家のように適合色同士を組み合わせることができない場合も多い。
【0006】
また、衣類を購入するに当っては、手持ちの衣類との組み合わせが容易なものを選択する場合、手持ちの衣類を正確に思い出すことができず、選択に迷う場合がある。場合によっては、手持ちの衣類と同一あるいは同様な色合いの衣類を購入してしまう場合もある。
【0007】
一方、着衣量についても、天候や季節に応じて最適な着衣量に調節することは困難であり、特に、季節の変り目などにおいては気温の変化が激しいので、適切な着衣量に調節することが困難である。さらには、オフィスなどの室内では冷暖房が効いており、適切な着衣量となるように調節することが困難である。
【0008】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、衣類の色あわせ、着まわし、衣類の購入、着衣量などを適切に選択あるいは調節できるようにユーザをサポートするためのコンピュータシステムを利用した着衣コンサルティング方法および着衣コンサルティング用プログラムを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の着衣コンサルティングシステムは、
コンピュータシステムのメモリに、ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを登録する登録工程と、
前記コンピュータシステムの入力装置を介して、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類を選択させる衣類選択工程と、
前記ユーザ着衣情報テーブルから、選択された当該衣類の画像を前記コンピュータシステムの表示装置の画面上に表示する選択衣類表示工程と、
前記色あわせテーブルを検索して、表示された衣類の色番号に割り当てられている適合色を当該画面上に表示する適合色表示工程とを有していることを特徴としている。
【0010】
メモリには、各色について適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルが記憶保持されているので、当該色あわせテーブルを検索することにより、各色の適合色を知ることができる。よって、ユーザは表示された適合色に基づき、色あわせ、着まわしを行うことができる。
【0011】
ここで、前記登録工程では、前記メモリに、各トーンにトーン番号が割り当てられた構成のトーンテーブルと、色の各ベースカラーにベースカラー番号が割り当てられた構成のベースカラーテーブルと、各カラークラスにカラークラス番号が割り当てられた構成のカラークラステーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、トーン番号およびカラークラスも割り当てられた構成とし、前記選択衣類表示工程では、前記色あわせテーブルから、当該衣類に割り当てられている前記トーン番号およびカラークラス番号が付与されている色番号を検索し、検索された色番号に対応する色群も併せて表示し、前記適合色表示工程に先立って、表示された色群の一つを前記入力装置を介して選択させる色選択工程を有し、前記適合色表示工程では、衣類画像と共に、選択された色に割り当てられている適合色を、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示するようにしてもよい。
【0012】
このようにすれば、好みの色合いの適合色を表示できるので、これを参考にすれば、より適切な衣類の色あわせ、着まわしを行うことができる。
【0013】
また、前記色あわせテーブルを、各色について、ウォーム・クール軸における値、ソフト・ハード軸における値、およびクリア・グレイ軸における値も割り当てられた構成とし、前記選択衣類表示工程では、前記色群と共に、ソフト・ハード、ウォーム・クール、およびクリア・グレイのそれぞれの値を選択するための選択欄を表示し、前記色選択工程では、当該選択欄における各値の選択と、前記色群の一つの選択とを、前記入力装置を介して選択させ、前記適合色表示工程では、選択された色に割り当てられている適合色のうち、選択された各値を備えたものを、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示するようにしてもよい。
【0014】
ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類の選択を簡単な操作によって行うことができるようにするためには、前記衣類選択工程に先立って、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を前記画面上に一覧形式で表示する登録衣類表示工程を有していることが望ましい。一覧形式で表示すれば、前記衣類選択工程において、表示された衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して選択するという簡単な操作によって、手持ち衣類を選択できる。
【0015】
また、前記登録工程において、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、前記登録衣類表示工程では、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を、衣類種別毎に一覧形式で前記画面上に表示することが望ましい。このようにすれば、衣類種別毎に一覧形式で表示されるので、前記衣類選択工程における衣類の選択が一層簡単になる。
【0016】
次に、適合色の表示を分かり易くするためには、前記衣類選択工程において、前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、前記適合色表示工程において、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、各適合色のボトムあるいはトップの形状との組み合わせ画像群を表示することが望ましい。適合色の各組み合わせを画面上において確認できるので、便利である。
【0017】
重ね着の場合においても同様に適合色を表示することが望ましい。すなわち、前記衣類選択工程において、前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、当該トップあるいはボトムに重ね着可能な各適合色の衣類の形状との組み合わせ画像群を表示すればよい。
【0018】
次に、適合色を表示するだけでなく、手持ちの衣類、すなわち、ユーザ着衣情報テーブルに適合色の衣類があるか否かも表示できれば、この表示に基づき、トップとボトムの組み合わせ、あるいは、重ね着の組み合わせを適切に選択できるので好ましい。このためには、前記登録工程では、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録しておき、前記適合色表示工程では、適合色と共に適合色衣類選択欄も表示するようにし、更に、当該適合色衣類選択欄を前記入力装置を介して選択させる選択工程と、前記適合色衣類選択欄が選択されると、前記ユーザ着衣情報テーブルを検索して求めた適合色の衣類のうち、前記対応テーブルを参照して、組み合わせ可能な衣類を表示する適合色衣類表示工程とを有していればよい。
【0019】
一方、衣類の購入時に店舗などにおいて、購入しようとしている衣類の色の適合色を確認でき、また、手持ちの衣類との組み合わせを確認できると便利である。このためには、コンピュータシステムのメモリに、ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを登録する登録工程と、
前記コンピュータシステムの入力装置を介して、色を指定させる指定工程と、
前記色あわせテーブルを検索して、指定された色に割り当てられている適合色を、前記コンピュータシステムの表示装置の画面上に表示する適合色表示工程とを有していればよい。
【0020】
また、前記登録工程において、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、前記指定工程において色および衣類種別が前記入力装置を介して入力されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索して、前記衣類種別および前記適合色が割り当てられている衣類も表示するようにすればよい。
【0021】
このようにすれば、手持ちの衣類と色あわせ、組み合わせが可能な衣類を購入することができる。
【0022】
さらには、トップおよびボトムの組み合わせ、重ね着の場合の組み合わせを知るためには、前記登録工程において、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、また、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録しておき、前記指定工程において、色および衣類種別が指定されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索すると共に前記対応テーブルを参照して、前記衣類種別によって表される衣類に組み合わせ可能で、かつ、前記適合色が割り当てられている衣類を表示するようにすればよい。
【0023】
一方、本発明の着衣コンサルティング方法は、
前記表示装置の画面上に、身長、体重、性別、年齢、および温度のそれぞれを入力させるための各入力欄を表示する第1入力画面表示工程と、
各入力欄に、前記入力装置を介して、各値を入力させる第1入力工程と、
入力された各値に基づき最適クロー値を算出する最適クロー値算出工程と、
前記表示装置の画面上に、着衣の種類・形状を入力させるための各入力欄を表示する第2入力画面表示工程と、
各入力欄に前記入力装置を介して各値を入力させる第2入力工程と、
入力された各値に基づき着衣クロー値を算出する着衣クロー値算出工程と、
前記最適クロー値と着衣クロー値を比較する比較工程と、
比較結果を表示する比較結果表示工程とを有していることを特徴としている。
【0024】
本発明の着衣コンサルティング方法によれば、画面上において要求される情報を入力するだけで、最適クロー値および現在の着衣量による着衣クロー値を知ることができる。
【0025】
また、前記比較工程において、前記最適クロー値と前記着衣クロー値の差から、入力された着衣量が適切であるか否かを判別し、前記比較結果表示工程では、判別された着衣量の適否を表示することにより、現在の着衣量が多いのか、適切なのか、あるいは少ないのかを知ることができるので便利である。
【0026】
さらに、前記比較工程において、前記着衣クロー値に対する最適温度を算出し、この最適温度と入力された温度を比較し、前記比較結果表示工程では、当該比較結果を表示することにより、例えば、現在の室温が適切なのか、低すぎるのか、あるいは高すぎるのかを知ることができるので便利である。
【0027】
一方、本発明は着衣コンサルティング用プログラムに関するものであり、コンピュータに上記の各工程を実行させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0028】
本発明のコンピュータシステムを用いた着衣コンサルティング方法およびプログラムによれば、各色に適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルを備えているので、これを検索することにより各色の適合色を直ちに知ることができ、これに基づき、手持ちの衣類と組み合わせるのに適した衣類を容易かつ適切に選択できる。また、手持ちの衣類が登録されたユーザ着衣情報テーブルを備えているので、これを検索することにより、購入対象の衣類と組み合わせ可能な手持ちの衣類の有無、手持ちの衣類と同様な衣類の二重購入の防止など、衣類の購入においても便利である。
【0029】
さらに、本発明によれば、入力画面上において各値を入力することにより、最適クロー値および現在の着衣クロー値を知ることができ、また、着衣量の適否、室温の適否を知ることができる。よって、着衣量が不適切なために暑すぎたり、あるいは寒すぎたりする事態を回避可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した色あわせ・着まわしコンサルティングシステムの実施の形態を説明する。
【0031】
(全体構成)
図1は、本発明を適用した色あわせ・着まわしコンサルティングシステムの全体構成を示す概略構成図である。色あわせ・着まわしコンサルティングシステム1は、システム運営会社に設置されているコンピュータシステムからなる管理装置2と、ユーザ宅などに設置されているコンピュータシステムからなるユーザ端末装置3およびユーザが所有しているユーザ携帯端末装置4と、衣類の販売店などに設置されている同じくコンピュータシステムからなる店舗端末装置5と、これらの間を通信接続可能な通信回線、例えばインターネット6から構成されている。
【0032】
管理装置2は、インターネット上において色あわせ・着まわしコンサルティングサイト20を運営しているインターネットサーバ21と、管理サーバ22と、入力装置23と、出力装置、例えば表示装置24と、データベース25とを備えている。データベース25には、ユーザデータベース26と、各種の制御パラメータが登録されている制御データベース27が含まれている。ユーザデータベース26には、ユーザ毎にユーザ着衣情報テーブル7が登録されている。また、衣類画像データベース7Aが含まれている。制御データベース27には、色あわせテーブル8、トーンテーブル9、ベースカラーテーブル10、カラークラステーブル11、衣類種別テーブル12、衣類厚さテーブル13、衣類形状テーブル14などが登録されている。また、ユーザ管理テーブル15が登録されている。
【0033】
ユーザ端末装置3、ユーザ携帯端末装置4あるいは店舗端末装置5は、インターネット通信機能を備えたコンピュータシステムであり、管理装置2の色あわせ・着まわしコンサルティングサイト20にアクセスして、ユーザ着衣情報テーブル7の登録、更新を行うことができる。また、衣類の色あわせのための適合色、手持ちの上下の衣類の組み合わせ、重ね着などの組み合わせなどの着まわしのための情報を表示させることができる。
【0034】
(データベース)
図2はユーザ着衣情報テーブル7の構造を示す説明図である。ユーザ着衣情報テーブル7には、管理番号a、ユーザ番号b、画像番号c、トーン番号d、カラークラス番号e、色番号f、衣類種別g、厚さh、形状i、収納場所、購入日、購入金額、ブランド、登録日および削除フラグの各項目が含まれている。ユーザの衣類毎にユーザ着衣テーブル7が登録されるようになっており、ユーザ番号bによってユーザが区別される。ユーザ番号bはユーザ管理データベース15に登録されているユーザ番号に対応している。また、画像番号cは、衣類画像データベース7Aに登録されている各画像データを特定するものである。ユーザ着衣テーブル7は各ユーザによって新規登録および更新が可能である。
【0035】
制御データベース27には、上記のように、色あわせテーブル8、トーンテーブル9、ベースカラーテーブル10、カラークラステーブル11、衣類種別テーブル12、衣類厚さテーブル13、および衣類形状テーブル14が登録されている。また、これらのテーブル8〜15は、システム運営会社においてのみ登録、更新が可能である。
【0036】
図3は色あわせテーブル8の構造を示す説明図である。色あわせテーブル8は、色毎に作成されており、例えば220色それぞれについて色あわせテーブル8が作成されている。このテーブル8には、色番号e、色名、トーン番号d、ベースカラー番号j、カラークラス番号e、ウォーム・クール軸における値k、ソフト・ハード軸における値l、クリア・グレイ軸における値mなどの特性情報が登録されている。さらには、各色について複数の適合色nの色番号n(e)が割り当てられている。
【0037】
図4はトーンテーブル9の構造を示す説明図である。トーンテーブル9においては、トーン番号1〜6に対して各トーンが割り当てられている。ユーザ着衣情報テーブル7および色あわせテーブル8に割り当てられているトーン番号dは当該トーン番号1〜6のいずれかである。図5はベースカラーテーブル10の構造を示す説明図である。ベースカラーテーブル10においては、ベースカラー番号1〜8に対して各ベースカラーが割り当てられている。色あわせテーブル8に割り当てられているベースカラー番号jは当該ベースカラー番号1〜8のいずれかである。図6はカラークラステーブル11の構造を示す説明図であり、カラークラス番号1ないし33に対して各カラークラスが割り当てられている。ユーザ着衣情報テーブル7および色あわせテーブル8に割り当てられているカラークラス番号eは当該カラークラス番号1〜33のいずれかである。
【0038】
次に、図7、8および9はそれぞれ、衣類種別テーブル12、衣類厚さテーブル13、および衣類形状テーブル14の構造を示す説明図である。衣類種別テーブル11においては、衣類種別番号1〜39に対して各衣類種別gが割り当てられており、ユーザ着衣情報テーブル7における衣類種別番号gはこれらの番号1〜39のいずれかである。衣類厚さテーブル12においては衣類厚さが三種類に分類され、厚さ番号1〜3が割り当てられている。ユーザ着衣情報テーブル7における衣類厚さ番号hは番号1〜3のいずれかである。衣類形状テーブル13においては、衣類形状が番号1〜27に分類されており、ユーザ着衣情報テーブル7における衣類形状番号iはこれらの番号1〜27のいずれかである。
【0039】
(システムの動作説明)
登録工程:
まず、各ユーザは、事前に色あわせ・着まわしインターネットサイト20にアクセスして、ユーザ登録を行い、IDおよびパスワードを取得する。ユーザデータベース15にユーザ登録が行われる。
【0040】
アクセス権を有するユーザがサイト20にアクセスすると、たとえば、図10に示すようなトップページ31が表示される。このページに表示されているトップメニューには、新規ユーザ登録メニュー31、ユーザ着衣登録メニュー32、登録着衣表示メニュー33、衣類別表示メニュー34、色あわせ・着まわしサポートメニュー35、適合色表示メニュー36、着衣量判別メニュー37などが含まれている。
【0041】
ユーザが、手持ちの衣類をデジタルカメラなどで撮影し、ユーザ端末装置3あるいはユーザ携帯端末装置4に取り込み、サイト20にアクセスして、当該手持ち衣類の登録を行う際には、ユーザ着衣登録メニュー32が選択される。このメニューが選択されると、例えば画面が図11(a)の状態に切り換わり、手持ち衣類一点につき一つのユーザ着衣情報テーブル7の作成が可能になる。この画面における各入力欄にカーソルを合わせると選択項目一覧が表示され、これらの一つをクリックすることにより、入力操作を行うことができる。図11(b)には途中まで入力した状態の画面例を示してある。各項目が入力され、登録実行ボタンがクリックされると、ユーザ着衣情報テーブル7が作成され、ユーザデータベース26に登録され、当該テーブル7に対応付けした形態で、画像データが衣類画像データベース7Aに登録される。なお、衣類種別、色番号などの登録は、ユーザが用意された分類から選択することにより入力できるようになっている。
【0042】
登録衣類表示工程:
手持ちの衣類を登録してあるユーザは、ユーザ端末装置3、ユーザ携帯端末装置4あるいは店舗端末装置5において、サイト20にアクセスして、そのトップページ31の登録着衣表示メニュー33を選択すると、ユーザ着衣情報テーブル7に登録されている衣類画像を表示画面上に一覧形式で表示させることができる。また、衣類別表示メニュー34を選択すると、選択された衣類種別の衣類を一覧形式で表示させることができる。すなわち、ユーザ着衣情報テーブル7では、各衣類について、衣類種別番号gが割り当てられているので、当該衣類種別番号gに基づき、登録されている複数のユーザ着衣情報テーブル7の中から、指定した衣類種別の番号が付与されたものを選択することにより、衣類種別毎に一覧形式で画面上に表示することができる。
【0043】
図12においては、ユーザの手持ち衣類のうちトップスのみを画面上に一覧表示した状態を示してある。この状態において、画像の一つを選択してクリックすると、これに対応するユーザ着衣情報テーブルの登録状態が表示される。
【0044】
一方、色あわせ・着まわしサイト20のトップ画面において、色あわせ・着まわしサポートメニュー34を選択した場合においても、登録衣類表示メニューおよび衣類別表示メニューが表示され、いずれかを選択することにより、手持ち衣類の画面が一覧形式で表示される。例えば、衣類別表示メニューにおいてトップスを選択すると、図13に示すように、手持ちのトップスの画像が一覧表示され、画面上方位置には「どのトップスと合う色を探しますか?」というメッセージが表示される。
【0045】
衣類選択工程:
この表示状態において、表示されたトップス画像の一つを画面上においてクリックすることにより、当該画像に対応する手持ちのトップを選択することができる。
【0046】
選択衣類表示工程:
選択操作が行われると、画面上には、選択されたトップの画像が表示される。ここで、データベース27には、各トーンにトーン番号が割り当てられた構成のトーンテーブル9と、色の各ベースカラーにベースカラー番号が割り当てられた構成のベースカラーテーブル10と、各カラークラスにカラークラス番号が割り当てられた構成のカラークラステーブル11が登録されており、ユーザ着衣情報テーブル7には、トーン番号dおよびカラークラス番号eが割り当てられている。本例では、選択された衣類画像の表示に当っては、色あわせテーブル8から、当該衣類に割り当てられているトーン番号dおよびカラークラス番号eが付与されている色番号fを検索し、検索された色番号に対応する色群も併せて表示している。
【0047】
図14(a)には、選択された衣類の表示画面の一例を示してあり、この図に示すように、画面の右上側の部位に選択された衣類「カットソーシャツ/薄地/半袖」の画像が表示され、左側の部位には、検索された色群の名称と色見本とが一覧表示される。さらに、その下側の部位には、色の組み合わせの選択として、ソフト・ハード、ウォーム・クール、およびクリア・グレイのそれぞれの値を選択するための3つの選択欄も表示される。各選択欄にカーソルを合わせると、指定なしと、三段階の値からなるプルダウンメニューが表示され、これらの一つをクリックすることにより、それぞれの選択を行うことが可能である。
【0048】
適合色表示工程:
この画面において、当該選択欄における各値の選択と、色群の一つの選択が終了すると、画面が図14(b)のように切り換わる。この図は色として「ターゴイス」が選択され、色の組み合わせの印象として「ソフト」が選択された場合である。適合色表示工程では、選択された色に割り当てられている適合色のうち、選択された各値を備えたものが、色あわせテーブル8から検索されて画面上に表示される。
【0049】
また、本例では、衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合には、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、各適合色のボトムあるいはトップの形状との組み合わせ画像群を表示するようになっている。図示の例では、手持ち衣類としてトップが選択されているので、各適合色のボトムが組み合わされた画像が表示される。
【0050】
なお、衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、当該適合色表示工程において、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、当該トップあるいはボトムに重ね着可能な各適合色の衣類の形状との組み合わせ画像群を表示するようにすることも可能である。
【0051】
適合衣類表示工程:
ここで、データベース25に、衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを作成しておけば、手持ち衣類から、適切な衣類の組み合わせを表示させることも可能である。
【0052】
すなわち、上記の適合色表示工程において、適合色と共に適合色衣類選択欄(図14(b)における右下に表示されている左右の矢印の形状をした選択ボタン)も表示させる。当該適合色衣類選択欄において表示が選択されると、ユーザ着衣情報テーブルを検索して求めた適合色の衣類のうち、対応テーブルを参照して、組み合わせ可能な衣類を表示するようにすることができる。図15には、手持ちのボトムスから最適のものが選択されて表示された状態を示してある。
【0053】
次に、色あわせ・着まわしサイト20のトップ画面において、適合色表示メニュー36を選択した場合には、画面が色指定画面に切り換わる。この色指定画面において、色を指定すると、色あわせテーブル8が検索され、指定された色に割り当てられている適合色が、画面上に表示される。例えば、ユーザ携帯端末装置4、あるいは店舗端末装置5において、各色の適合色を確認する場合に便利である。
【0054】
また、色指定画面において、色の指定と共に、衣類種別を指定する入力欄あるいは選択欄を設けておき、これらが入力されると、ユーザ着衣テーブルを検索して、入力された衣類種別および適合色が割り当てられている衣類を表示することもできる。このようにすれば、購入しようとしている衣類と組み合わせ可能な手持ちの衣類を確認できるので便利である。
【0055】
さらに、データベースに、衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録しておけば、ユーザ着衣テーブルを検索すると共に対応テーブルを参照して、衣類種別によって表される衣類に組み合わせ可能で、かつ、適合色が割り当てられている衣類を表示することもできる。
【0056】
(着衣量判別メニュー)
次に、衣類を着るということは、装うためと、外界から身を守るためという意味があり、衣類には断熱性があって、体温が冷たい外気で冷やされることを防ぐことができる。断熱性をはかる単位として、クロー値(clo値)というものが知られている。例えば、椅子に座って安静にしているとき、21℃の室温で快適な衣類の断熱性が1cloとなる。冬物のスリーピースがほぼ1cloである。
【0057】
ここで、性別、年齢、活動のレベルによって、その人の放出する熱の量は違ってくる。例えば、生命維持に必要な基礎代謝量(BMR)は、男性より女性の方が10%低い傾向にある。このために、エアコン設定温度を巡って感情的トラブルも発生しがちである。例えば、着衣量の違いなどから同じ室温でも、男性と女性が感じる快適さが異なる。しかしながら、従来においては、このようなクロー値に基づく快適さを客観的に数値として表示できるシステムは提案されていない。
【0058】
本例の色あわせ・着まわしシステム1を用いれば、クロー値に基づく快適さを客観的に表示できる着衣量の適否判別システムを簡単に構築できる。この場合には、データベース25として、図16ないし19に示す着衣量テーブル41、温度テーブル42、衣類カテゴリテーブル43および基礎代謝テーブル44を用意する。
【0059】
本例のシステム1では、ユーザ端末装置3あるいはユーザ携帯端末装置4から色あわせ・着まわしサイト20にアクセスして、そのトップ画面における着衣量判別メニュー37を選択する。このメニューを選択すると、図20に示すような表示画面に切り換わり、身長、体重、性別、年齢、および温度(室温あるいは現在の温度)のそれぞれを入力させるための各入力欄が表示される(第1入力画面表示工程)。
【0060】
各入力欄に各値が入力されると(第1入力工程)、入力された各値に基づき最適クロー値が算出される(最適クロー値算出工程)。最適クロー値の算出は次のように行われる。まず、身長および体重から体表面積(BSA)を計算する。次に、基礎代謝テーブルから、年齢・性別の基礎代謝量を得る。そして、次式により体表面積(BSA)あたりの基礎代謝量(BSM)を計算する。
(エネルギー量)=(活動強度)×(体重/体表面積)/1.6
なお、値1.6は補正値であり、活動強度をオフィスワークの1.6としてある。
このエネルギー量に基づき次式で、当該温度における最適クロー値が算出される。
(最適クロー値)
=(37.5−0.032×体表面積−温度)/0.18/(エネルギー量)
【0061】
次に、表示画面上に、着衣の種類・形状を入力させるための各入力欄を表示し(第2入力画面表示工程)。各入力欄に各値の入力を促す(第2入力工程)。図21はこの画面例を示してある。この図においては、アンダー、トップス、トップス(重ね着)、アウター、ワンピース、ボトムス、靴下、靴の各入力欄が設けられており、また、オフィス内の設定温度の入力欄も用意されている。これらの入力欄にカーソルを合わせると、プルダウンメニューが表示され、それらの一つをクリックすることにより入力操作を行うことができる。選択状態の操作画面例を図22、23に示してある。
【0062】
各入力欄の入力が完了すると、入力された各値に基づき着衣クロー値が算出される(着衣クロー値算出工程)。すなわち、現在の着衣の種類・形状が選択されると、着衣量テーブルから当該種別の着衣の各々のクロー値を求め、次の計算式によって全体の着衣クロー値を求める。
女性の場合の総クロー値
=0.828(トップス着衣のクロー値の和)+0.13+(ボトム)+(靴下)+(靴)
男性の場合の総クロー値
=0.708(トップス着衣のクロー値の和)+0.052+(ボトム)+(靴下)+(靴)
次に、現在の着衣クロー値に対する最適温度を次式により算出する。
最適温度
=37.5−0.032×(体表面積)−0.18×(エネルギー量)×(総クロー値)
【0063】
なお、快適温度の算定は、快適熱方程式(PMV)を元に、快適温度と着衣量・活動量の相関図に合うように補正を加えている。
【0064】
この後は、最適クロー値と着衣クロー値を比較し(比較工程)、比較結果を表示する(比較結果表示工程)。例えば、最適クロー値と現在のクロー値の差から、「とても寒い」「やや寒い」「ちょうどいいくらい」「やや暑い」「とても暑い」と判定し表示する。さらに季節の応じて、設定温度を提示して室温を上下するよう表示することもできる。また、予測される気温(たとえば翌日)に対して最適クロー値を求め、現在の着衣量からの増減を提示することもできる。図24、25および26には比較結果の表示例を示してある。
【0065】
このように、本例では、着衣量および現在の室温(気温)に基づき、クロー値から客観的に着衣量の適否、設定室温の適否を判別して表示している。したがって、表示に基づき、快適な着衣量となるように着衣量を調整でき、また、室温を変更することができる。
【0066】
(その他の実施の形態)
なお、上記の実施例では、通信回線を介して、管理装置とユーザ端末とが接続されるシステム構成としてある。この代わりに、ユーザ端末あるいは店舗端末に、色あわせ・着あわせコンサルティング用のプログラムをインストールして、スタンドアロン形式で上記の各動作を行わせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明を適用した色あわせ・着まわしコンサルティングシステムの全体構成図である。
【図2】図1のシステムのユーザ着衣情報テーブルの構造を示す説明図である。
【図3】色あわせテーブルの構造を示す説明図である。
【図4】トーンテーブルの構造を示す説明図である。
【図5】ベースカラーテーブルの構造を示す説明図である。
【図6】カラークラステーブルの構造を示す説明図である。
【図7】衣類種別テーブルの構造を示す説明図である。
【図8】衣類厚さテーブルの構造を示す説明図である。
【図9】衣類形状テーブルの構造を示す説明図である。
【図10】色あわせ・着まわしサイトのトップページを示す説明図である。
【図11】手持ち衣類の登録画面を示す説明図である。
【図12】トップスの表示画面例を示す説明図である。
【図13】着まわしサポートメニューの画面例を示す説明図である。
【図14】適合色表示画面例を示す説明図である。
【図15】適合色衣類の表示画面例を示す説明図である。
【図16】着衣量テーブルの構造を示す説明図である。
【図17】温度テーブルの構造を示す説明図である。
【図18】衣類カテゴリテーブルの構造を示す説明図である。
【図19】基礎代謝テーブルの構造を示す説明図である。
【図20】着衣量判別メニューの入力画面を示す説明図である。
【図21】着衣量の入力画面を示す説明図である。
【図22】着衣量の入力画面を示す説明図である。
【図23】着衣量の入力画面を示す説明図である。
【図24】判別結果の画面を示す説明図である。
【図25】判別結果の画面を示す説明図である。
【図26】判別結果の画面を示す説明図である。
【符号の説明】
【0068】
1 システム
2 管理装置
3 ユーザ端末装置
4 ユーザ携帯端末装置
5 店舗端末装置
6 インターネット
7 ユーザ着衣情報テーブル
8 色あわせテーブル
20 サイト
25 データベース
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータシステムのメモリに、ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを登録する登録工程と、
前記コンピュータシステムの入力装置を介して、ユーザにより、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類を選択させる衣類選択工程と、
前記ユーザ着衣情報テーブルから、選択された当該衣類の画像を前記コンピュータシステムの表示装置の画面上に表示する選択衣類表示工程と、
前記色あわせテーブルを検索して、表示された衣類の色番号に割り当てられている適合色を前記画面上に表示する適合色表示工程と、
を有していることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項2】
請求項1において、
前記登録工程では、前記メモリに、各トーンにトーン番号が割り当てられた構成のトーンテーブルと、色の各ベースカラーにベースカラー番号が割り当てられた構成のベースカラーテーブルと、各カラークラスにカラークラス番号が割り当てられた構成のカラークラステーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、トーン番号およびカラークラスも割り当てられた構成とし、
前記選択衣類表示工程では、前記色あわせテーブルから、当該衣類に割り当てられている前記トーン番号およびカラークラス番号が付与されている色番号を検索し、検索された色番号に対応する色群も併せて表示し、
前記適合色表示工程に先立って、表示された色群の一つを前記入力装置を介して選択させる色選択工程を有し、
前記適合色表示工程では、衣類画像と共に、選択された色に割り当てられている適合色を、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項3】
請求項2において、
前記色あわせテーブルを、各色について、ウォーム・クール軸における値、ソフト・ハード軸における値、およびクリア・グレイ軸における値も割り当てられた構成とし、
前記選択衣類表示工程では、前記色群と共に、ソフト・ハード、ウォーム・クール、およびクリア・グレイのそれぞれの値を選択するための選択欄を表示し、
前記色選択工程では、当該選択欄における各値の選択と、前記色群の一つの選択とを、前記入力装置を介して選択させ、
前記適合色表示工程では、選択された色に割り当てられている適合色のうち、選択された各値を備えたものを、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項4】
請求項3において、
前記衣類選択工程に先立って、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を前記画面上に一覧形式で表示する登録衣類表示工程を有し、
前記衣類選択工程では、表示された衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して選択させるようになっていることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項5】
請求項4において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、
前記登録衣類表示工程では、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を、衣類種別毎に一覧形式で前記画面上に表示し、
前記衣類選択工程では、表示された衣類種別毎の衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して選択させるようになっていることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項6】
請求項5において、
前記衣類選択工程において、前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、
前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、各適合色のボトムあるいはトップの形状との組み合わせ画像群を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項7】
請求項5において、
前記衣類選択工程において、前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、当該トップあるいはボトムに重ね着可能な各適合色の衣類の形状との組み合わせ画像群を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項8】
請求項1ないし7のうちのいずれかの項において、
前記登録工程では、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを作成しておき、
前記適合色表示工程では、適合色と共に適合色衣類選択欄も表示するようになっており、更に、
当該適合色衣類選択欄を前記入力装置を介して選択させる選択工程と、
前記適合色衣類選択欄が選択されると、前記ユーザ着衣情報テーブルを検索して求めた適合色の衣類のうち、前記対応テーブルを参照して、組み合わせ可能な衣類を表示する適合色衣類表示工程とを有していることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項9】
コンピュータシステムのメモリに、ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを登録する登録工程と、
前記コンピュータシステムの入力装置を介して、色を指定させる色指定工程と、
前記色あわせテーブルを検索して、指定された色に割り当てられている適合色を、前記コンピュータシステムの表示装置の画面上に表示する適合色表示工程とを有していることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項10】
請求項9において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、
前記色指定工程において色および衣類種別が前記入力装置を介して入力されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索して、前記衣類種別および前記適合色が割り当てられている衣類も表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項11】
請求項9において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、また、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録しておき、
前記色指定工程において、色および衣類種別が指定されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索すると共に前記対応テーブルを参照して、前記衣類種別によって表される衣類に組み合わせ可能で、かつ、前記適合色が割り当てられている衣類を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項12】
請求項1ないし11のうちのいずれかの項において、
前記表示装置の画面上に、身長、体重、性別、年齢、および温度のそれぞれを入力させるための各入力欄を表示する第1入力画面表示工程と、
各入力欄に、前記入力装置を介して、各値を入力させる第1入力工程と、
入力された各値に基づき最適クロー値を算出する最適クロー値算出工程と、
前記表示装置の画面上に、着衣の種類・形状を入力させるための各入力欄を表示する第2入力画面表示工程と、
各入力欄に前記入力装置を介して各値を入力させる第2入力工程と、
入力された各値に基づき着衣クロー値を算出する着衣クロー値算出工程と、
前記最適クロー値と着衣クロー値を比較する比較工程と、
比較結果を表示する比較結果表示工程とを有していることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項13】
請求項12において、
前記比較工程では、前記最適クロー値と前記着衣クロー値の差から、入力された着衣量が適切であるか否かを判別し、
前記比較結果表示工程では、判別された着衣量の適否を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項14】
請求項13において、
前記比較工程では、前記着衣クロー値に対する最適温度を算出し、この最適温度と入力された温度を比較し、
前記比較結果表示工程では、当該比較結果を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項15】
コンピュータに、
ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを、入力装置を介して入力される情報に基づき、メモリに登録する登録工程、
前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類が、入力装置を介してユーザにより選択されると、前記ユーザ着衣情報テーブルから、選択された当該衣類の画像を表示装置の画面上に表示させる選択衣類表示工程、および
前記色あわせテーブルを検索して、表示された衣類の色番号に割り当てられている適合色を当該画面上に表示させる適合色表示工程
を実行させるための着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項16】
請求項15において、
前記登録工程では、各トーンにトーン番号が割り当てられた構成のトーンテーブルと、色の各ベースカラーにベースカラー番号が割り当てられた構成のベースカラーテーブルと、各カラークラスにカラークラス番号が割り当てられた構成のカラークラステーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、トーン番号およびカラークラスも割り当てられた構成とし、
前記選択衣類表示工程では、前記色あわせテーブルから、当該衣類に割り当てられている前記トーン番号およびカラークラス番号が付与されている色番号を検索し、検索された色番号に対応する色群も併せて表示し、
さらに、前記適合色表示工程に先立って、表示された色群の一つが、前記入力装置を介してユーザによって選択されると、
当該適合色表示工程では、衣類画像と共に、選択された色に割り当てられている適合色を、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項17】
請求項16において、
前記色あわせテーブルを、各色について、ウォーム・クール軸における値、ソフト・ハード軸における値、およびクリア・グレイ軸における値も割り当てられた構成とし、
前記選択衣類表示工程では、前記色群と共に、ソフト・ハード、ウォーム・クール、およびクリア・グレイのそれぞれの値を選択するための選択欄を表示し、
当該選択欄における各値の選択と、前記色群の一つの選択とが、前記入力装置を介してユーザによって選択されると、
前記適合色表示工程では、選択された色に割り当てられている適合色のうち、選択された各値を備えたものを、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項18】
請求項17において、
前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を前記画面上に一覧形式で表示させる登録衣類表示工程を実行させ、
表示された衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して、ユーザにより選択させるようになっていることを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項19】
請求項18において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録させ、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、
前記登録衣類表示工程では、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を、衣類種別毎に一覧形式で前記画面上に表示し、
表示された衣類種別毎の衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して選択させることを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項20】
請求項19において、
前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、
前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、各適合色のボトムあるいはトップの形状との組み合わせ画像群を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項21】
請求項19において、
前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、当該トップあるいはボトムに重ね着可能な各適合色の衣類の形状との組み合わせ画像群を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項22】
請求項15ないし21のうちのいずれかの項において、
前記登録工程では、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを作成しておき、
前記適合色表示工程では適合色と共に適合色衣類選択ボタンも表示し、
当該適合色衣類選択ボタンが選択されると、前記ユーザ着衣情報テーブルを検索して求めた適合色の衣類のうち、前記対応テーブルを参照して、組み合わせ可能な衣類を表示する適合色衣類表示工程を実行させることを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項23】
コンピュータに、
ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを、入力装置を介して入力される情報に基づきメモリに登録する登録工程、
入力装置を介して、ユーザにより色を指定させるための色指定画面の表示工程、および
色が指定されると、前記色あわせテーブルを検索して、指定された色に割り当てられている適合色を、表示装置の画面上に表示する適合色表示工程
を実行させるための着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項24】
請求項23において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、
色および衣類種別が前記入力装置を介して指定されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索して、前記衣類種別および前記適合色が割り当てられている衣類も表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項25】
請求項23において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、また、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録し、
色および衣類種別が指定されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索すると共に前記対応テーブルを参照して、前記衣類種別によって表される衣類に組み合わせ可能で、かつ、前記適合色が割り当てられている衣類を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項26】
請求項15ないし25のうちのいずれかの項において、
更に、コンピュータに、
前記表示装置の画面上に、身長、体重、性別、年齢、および温度のそれぞれを入力させるための各入力欄を表示させる第1入力画面表示工程、
各入力欄に、前記入力装置を介して、ユーザにより各値が入力されると、入力された各値に基づき最適クロー値を算出する最適クロー値算出工程、
前記表示装置の画面上に、着衣の種類・形状を入力させるための各入力欄を表示させる第2入力画面表示工程、
各入力欄に前記入力装置を介して、ユーザにより各値が入力されると、入力された各値に基づき着衣クロー値を算出する着衣クロー値算出工程、
前記最適クロー値と着衣クロー値を比較する比較工程、および
比較結果を表示する比較結果表示工程
を実行させるようになっている着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項27】
請求項26において、
前記比較工程では、前記最適クロー値と前記着衣クロー値の差から、入力された着衣量が適切であるか否かを判別し、
前記比較結果表示工程では、判別された着衣量の適否を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項28】
請求項26において、
前記比較工程では、前記着衣クロー値に対する最適温度を算出し、この最適温度と入力された温度を比較し、
前記比較結果表示工程では、当該比較結果を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項1】
コンピュータシステムのメモリに、ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを登録する登録工程と、
前記コンピュータシステムの入力装置を介して、ユーザにより、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類を選択させる衣類選択工程と、
前記ユーザ着衣情報テーブルから、選択された当該衣類の画像を前記コンピュータシステムの表示装置の画面上に表示する選択衣類表示工程と、
前記色あわせテーブルを検索して、表示された衣類の色番号に割り当てられている適合色を前記画面上に表示する適合色表示工程と、
を有していることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項2】
請求項1において、
前記登録工程では、前記メモリに、各トーンにトーン番号が割り当てられた構成のトーンテーブルと、色の各ベースカラーにベースカラー番号が割り当てられた構成のベースカラーテーブルと、各カラークラスにカラークラス番号が割り当てられた構成のカラークラステーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、トーン番号およびカラークラスも割り当てられた構成とし、
前記選択衣類表示工程では、前記色あわせテーブルから、当該衣類に割り当てられている前記トーン番号およびカラークラス番号が付与されている色番号を検索し、検索された色番号に対応する色群も併せて表示し、
前記適合色表示工程に先立って、表示された色群の一つを前記入力装置を介して選択させる色選択工程を有し、
前記適合色表示工程では、衣類画像と共に、選択された色に割り当てられている適合色を、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項3】
請求項2において、
前記色あわせテーブルを、各色について、ウォーム・クール軸における値、ソフト・ハード軸における値、およびクリア・グレイ軸における値も割り当てられた構成とし、
前記選択衣類表示工程では、前記色群と共に、ソフト・ハード、ウォーム・クール、およびクリア・グレイのそれぞれの値を選択するための選択欄を表示し、
前記色選択工程では、当該選択欄における各値の選択と、前記色群の一つの選択とを、前記入力装置を介して選択させ、
前記適合色表示工程では、選択された色に割り当てられている適合色のうち、選択された各値を備えたものを、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項4】
請求項3において、
前記衣類選択工程に先立って、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を前記画面上に一覧形式で表示する登録衣類表示工程を有し、
前記衣類選択工程では、表示された衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して選択させるようになっていることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項5】
請求項4において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、
前記登録衣類表示工程では、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を、衣類種別毎に一覧形式で前記画面上に表示し、
前記衣類選択工程では、表示された衣類種別毎の衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して選択させるようになっていることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項6】
請求項5において、
前記衣類選択工程において、前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、
前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、各適合色のボトムあるいはトップの形状との組み合わせ画像群を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項7】
請求項5において、
前記衣類選択工程において、前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、当該トップあるいはボトムに重ね着可能な各適合色の衣類の形状との組み合わせ画像群を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項8】
請求項1ないし7のうちのいずれかの項において、
前記登録工程では、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを作成しておき、
前記適合色表示工程では、適合色と共に適合色衣類選択欄も表示するようになっており、更に、
当該適合色衣類選択欄を前記入力装置を介して選択させる選択工程と、
前記適合色衣類選択欄が選択されると、前記ユーザ着衣情報テーブルを検索して求めた適合色の衣類のうち、前記対応テーブルを参照して、組み合わせ可能な衣類を表示する適合色衣類表示工程とを有していることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項9】
コンピュータシステムのメモリに、ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを登録する登録工程と、
前記コンピュータシステムの入力装置を介して、色を指定させる色指定工程と、
前記色あわせテーブルを検索して、指定された色に割り当てられている適合色を、前記コンピュータシステムの表示装置の画面上に表示する適合色表示工程とを有していることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項10】
請求項9において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、
前記色指定工程において色および衣類種別が前記入力装置を介して入力されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索して、前記衣類種別および前記適合色が割り当てられている衣類も表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項11】
請求項9において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、また、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録しておき、
前記色指定工程において、色および衣類種別が指定されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索すると共に前記対応テーブルを参照して、前記衣類種別によって表される衣類に組み合わせ可能で、かつ、前記適合色が割り当てられている衣類を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項12】
請求項1ないし11のうちのいずれかの項において、
前記表示装置の画面上に、身長、体重、性別、年齢、および温度のそれぞれを入力させるための各入力欄を表示する第1入力画面表示工程と、
各入力欄に、前記入力装置を介して、各値を入力させる第1入力工程と、
入力された各値に基づき最適クロー値を算出する最適クロー値算出工程と、
前記表示装置の画面上に、着衣の種類・形状を入力させるための各入力欄を表示する第2入力画面表示工程と、
各入力欄に前記入力装置を介して各値を入力させる第2入力工程と、
入力された各値に基づき着衣クロー値を算出する着衣クロー値算出工程と、
前記最適クロー値と着衣クロー値を比較する比較工程と、
比較結果を表示する比較結果表示工程とを有していることを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項13】
請求項12において、
前記比較工程では、前記最適クロー値と前記着衣クロー値の差から、入力された着衣量が適切であるか否かを判別し、
前記比較結果表示工程では、判別された着衣量の適否を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項14】
請求項13において、
前記比較工程では、前記着衣クロー値に対する最適温度を算出し、この最適温度と入力された温度を比較し、
前記比較結果表示工程では、当該比較結果を表示することを特徴とする着衣コンサルティング方法。
【請求項15】
コンピュータに、
ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを、入力装置を介して入力される情報に基づき、メモリに登録する登録工程、
前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類が、入力装置を介してユーザにより選択されると、前記ユーザ着衣情報テーブルから、選択された当該衣類の画像を表示装置の画面上に表示させる選択衣類表示工程、および
前記色あわせテーブルを検索して、表示された衣類の色番号に割り当てられている適合色を当該画面上に表示させる適合色表示工程
を実行させるための着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項16】
請求項15において、
前記登録工程では、各トーンにトーン番号が割り当てられた構成のトーンテーブルと、色の各ベースカラーにベースカラー番号が割り当てられた構成のベースカラーテーブルと、各カラークラスにカラークラス番号が割り当てられた構成のカラークラステーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、トーン番号およびカラークラスも割り当てられた構成とし、
前記選択衣類表示工程では、前記色あわせテーブルから、当該衣類に割り当てられている前記トーン番号およびカラークラス番号が付与されている色番号を検索し、検索された色番号に対応する色群も併せて表示し、
さらに、前記適合色表示工程に先立って、表示された色群の一つが、前記入力装置を介してユーザによって選択されると、
当該適合色表示工程では、衣類画像と共に、選択された色に割り当てられている適合色を、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項17】
請求項16において、
前記色あわせテーブルを、各色について、ウォーム・クール軸における値、ソフト・ハード軸における値、およびクリア・グレイ軸における値も割り当てられた構成とし、
前記選択衣類表示工程では、前記色群と共に、ソフト・ハード、ウォーム・クール、およびクリア・グレイのそれぞれの値を選択するための選択欄を表示し、
当該選択欄における各値の選択と、前記色群の一つの選択とが、前記入力装置を介してユーザによって選択されると、
前記適合色表示工程では、選択された色に割り当てられている適合色のうち、選択された各値を備えたものを、前記色あわせテーブルから検索して、前記画面上に表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項18】
請求項17において、
前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を前記画面上に一覧形式で表示させる登録衣類表示工程を実行させ、
表示された衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して、ユーザにより選択させるようになっていることを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項19】
請求項18において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録させ、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、
前記登録衣類表示工程では、前記ユーザ着衣情報テーブルに登録されている衣類画像を、衣類種別毎に一覧形式で前記画面上に表示し、
表示された衣類種別毎の衣類画像の一つを画面上において前記入力装置を介して選択させることを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項20】
請求項19において、
前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、
前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、各適合色のボトムあるいはトップの形状との組み合わせ画像群を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項21】
請求項19において、
前記衣類種別としてトップスあるいはボトムスに分類される衣類が選択された場合に、前記適合色表示工程では、選択された衣類の色のトップあるいはボトムの形状と、当該トップあるいはボトムに重ね着可能な各適合色の衣類の形状との組み合わせ画像群を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項22】
請求項15ないし21のうちのいずれかの項において、
前記登録工程では、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを作成しておき、
前記適合色表示工程では適合色と共に適合色衣類選択ボタンも表示し、
当該適合色衣類選択ボタンが選択されると、前記ユーザ着衣情報テーブルを検索して求めた適合色の衣類のうち、前記対応テーブルを参照して、組み合わせ可能な衣類を表示する適合色衣類表示工程を実行させることを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項23】
コンピュータに、
ユーザが所有している各衣類について、画像および色番号が割り当てられた構成のユーザ着衣情報テーブルと、各色について、色番号および適合色が割り当てられた構成の色あわせテーブルとを、入力装置を介して入力される情報に基づきメモリに登録する登録工程、
入力装置を介して、ユーザにより色を指定させるための色指定画面の表示工程、および
色が指定されると、前記色あわせテーブルを検索して、指定された色に割り当てられている適合色を、表示装置の画面上に表示する適合色表示工程
を実行させるための着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項24】
請求項23において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、
色および衣類種別が前記入力装置を介して指定されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索して、前記衣類種別および前記適合色が割り当てられている衣類も表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項25】
請求項23において、
前記登録工程では、前記メモリに、衣類種別毎に衣類種別番号が付与された構成の衣類種別テーブルを登録し、前記ユーザ着衣情報テーブルを、各衣類について、衣類種別も割り当てられた構成とし、また、前記メモリに、前記衣類種別番号を用いて作成した組み合わせ可能なトップおよびボトムを表す対応テーブル、および/または、前記衣類種別番号を用いて作成した重ね着可能なトップ同士あるいはボトム同士の組み合わせを表す対応テーブルを登録し、
色および衣類種別が指定されると、前記適合色表示工程では、前記ユーザ着衣テーブルを検索すると共に前記対応テーブルを参照して、前記衣類種別によって表される衣類に組み合わせ可能で、かつ、前記適合色が割り当てられている衣類を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項26】
請求項15ないし25のうちのいずれかの項において、
更に、コンピュータに、
前記表示装置の画面上に、身長、体重、性別、年齢、および温度のそれぞれを入力させるための各入力欄を表示させる第1入力画面表示工程、
各入力欄に、前記入力装置を介して、ユーザにより各値が入力されると、入力された各値に基づき最適クロー値を算出する最適クロー値算出工程、
前記表示装置の画面上に、着衣の種類・形状を入力させるための各入力欄を表示させる第2入力画面表示工程、
各入力欄に前記入力装置を介して、ユーザにより各値が入力されると、入力された各値に基づき着衣クロー値を算出する着衣クロー値算出工程、
前記最適クロー値と着衣クロー値を比較する比較工程、および
比較結果を表示する比較結果表示工程
を実行させるようになっている着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項27】
請求項26において、
前記比較工程では、前記最適クロー値と前記着衣クロー値の差から、入力された着衣量が適切であるか否かを判別し、
前記比較結果表示工程では、判別された着衣量の適否を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【請求項28】
請求項26において、
前記比較工程では、前記着衣クロー値に対する最適温度を算出し、この最適温度と入力された温度を比較し、
前記比較結果表示工程では、当該比較結果を表示することを特徴とする着衣コンサルティング用プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公開番号】特開2006−119836(P2006−119836A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−305829(P2004−305829)
【出願日】平成16年10月20日(2004.10.20)
【出願人】(501262905)情報環境デザイン株式会社 (6)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年10月20日(2004.10.20)
【出願人】(501262905)情報環境デザイン株式会社 (6)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]