コンベヤを横切って横方向に物品を蓄積及び移動させるためのローラベルトコンベヤ
コンベヤ(10)は、傾斜軸(44)を支えとして回転するように配置されたローラ(42)付きのローラベルト(12)を使用して、物品をサイドガイド(54)に向けて付勢する。このコンベヤは、キャリーウエイ(38)上に支持された傾斜ローラベルト(12)を有する。ローラ(42)は、キャリーウエイに接触することなく、ベルトの搬送外面の上方に延びている。各ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜した軸(44)を支えとして回転すると共に、ローラの下流でサイドガイド(54)と交差する。格納式ストップ(60)は、阻止位置との間をキャリーウエイに沿って移動可能である。阻止位置において、ストップは、被搬送物品がベルト移動の方向へ進行することを阻止する。阻止された物品の下に横たわるローラは、ベルトが走行するに従い、物品との接触によって回転する。回転するローラは、阻止された物品に対し、サイドガイド(54)に向けられた力を与えて、その物品をサイドガイド又はストップの上流に蓄積した他の物品に押しつける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[背景]
この発明は、動力駆動式コンベヤに関し、特に傾斜方位付けされたローラ付きのコンベヤベルトを使用して、コンベヤを横切って横方向に物品を蓄積及び移動させるコンベヤに関する。
【0002】
多くの材料取扱い応用は、被搬送物品が蓄積され、そして単一縦列に整列されるか又はグループに配置されて、下流の処理又は検査を受けることを必要とする。物品をコンベヤの側部に接して単一縦列に配置する1つの手法は、ベルトの上面及び底面を超えて延びた突出部付きのローラを持つコンベヤベルトを使用する。ローラは、ベルト移動の方向に進行しながら、ベルトの底面の下にある支持ベアリング面上を転動する。ローラは、ベルト移動の方向に対し傾斜した軸を支えとして回転するように配置されている。傾斜軸を支えとしたローラの回転は、ローラ上の被搬送物品に対し、ベルトの側面に位置するサイドガイド方向に向かわせる力の横向き成分を与える。しかし、ローラとベアリング面との間の接触は非摩擦的ではないので、ローラの摩耗は加速し、ベルトの張力は増加する。更には、傾斜ローラの回転は物品を同様に前方に押すので、蓄積された物品は、高いバックライン圧を経験する。この結果、そのようなコンベヤは、物品の単一縦列又は横並び状態の蓄積を要する応用に欠点を持つ。
【0003】
[要約]
これらの欠点は、この発明の特徴を具体化したコンベヤによって克服される。このコンベヤは、サイドガイドが側面に位置するキャリーウエイ上に支持されたコンベヤベルトを備える。キャリーウエイは、上流端から下流端までベルト移動の方向に延びている。このコンベヤベルトは、個別ローラ位置においてベルトの搬送外面上方に延びるローラを有する。このローラは、キャリーウエイに接触することなく、被搬送物品を支持する。各ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜した軸を支えとして回転するように配置されている。各軸は、ローラ位置の下流の位置にあるサイドガイドでキャリーウエイの側部と交差する。格納式ストップは、阻止位置との間をキャリーウエイに沿って移動可能である。阻止位置において、ストップは、ベルト移動の方向への被搬送物品の進行を阻止すると共に、ベルトが走行するに従い、阻止された物品の下に横たわるローラを回転させる。傾斜ローラは、サイドガイドに向けられた力の成分を、阻止された物品に与える。
【0004】
もう1つのバージョンのコンベヤは、キャリーウエイに沿って走行するモジュール式コンベヤベルトを備える。キャリーウエイは、上流端から下流端までベルト移動の方向に延びている。キャリーウエイの第1の側部に沿ってサイドガイドが延びている。ベルト移動の方向に延びる支持面は、キャリーウエイ内で空間を横切って横方向に離隔されている。モジュール式ベルトは、連続する行の間のヒンジで互いに接続されて無端ベルトループになる一連の行のベルトモジュールにより構成されている。ベルトの空洞は、ベルトループの外面及び内面上に開口している。空洞内に配設されたローラの突出部は、ベルトループの外面及び内面を超えて延びている。各ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜した軸を支えとして回転するように配置されている。この軸は、ローラの空洞の下流でキャリーウエイの第1の側部と交差する。キャリーウエイは、ベルトループの外面を超えて延びたローラの突出部上を物品が搬送されるベルトループ部分の下に横たわる。ベルトループのキャリーウエイ部分は、支持面上に支持されている。この場合、ローラの突出部は、支持面間の空間内に位置決めされたベルトループの内面を超えて延びている。ストップは、第1の位置と第2の位置との間を移動可能である。第1の位置において、ストップは、キャリーウエイに沿ったベルト移動の方向への被搬送物品の進行を阻止する。第2の位置において、ストップは、ベルト移動の方向への物品の進行を可能にする。第1の、阻止位置において、ストップは、阻止された物品と接触しているローラを、ローラがベルトにより進行するに従い回転させる。阻止された物品の下で回転するローラは、阻止された物品をサイドガイドに向けて押す方向の力の成分を与える。
【0005】
この発明のもう1つの形態では、コンベヤは、コンベヤの第1の端部に上流コンベヤ区間を、またコンベヤの第2の端部に、上流コンベヤ区間からの被搬送物品を受ける下流コンベヤ区間を備える。少なくとも1つのコンベヤベルトは、ベルト移動の方向に第1の端部から第2の端部へ上流及び下流コンベヤ区間に沿って進行する。このベルトは、ベルト移動の方向に対して傾斜した軸を支えとして回転するように配置されたローラを有する。ローラの突出部は、コンベヤベルトの外面及び内面を超えて延びている。対向する第1及び第2のサイドガイドは、上流及び下流コンベヤ区間の側面に位置する。上流コンベヤ区間は、コンベヤベルトの下に横たわるローラベアリング面を有する。このローラベアリング面は、ローラの突出部と回転接触式に接触して、コンベヤベルトが前進するに従いローラを回転させる。このようにして、ローラの突出部上に支持された物品は、第2のサイドガイドに向けて押される。可動式ストップは、下流コンベヤ区間を横切って位置決め可能であって、ベルトが下流コンベヤ区間に沿って前進するときに被搬送物品がストップを通過することを阻止する。下流コンベヤ区間は、コンベヤベルトの内面を超えて延びたローラの突出部と非接触状態でコンベヤベルトの下に横たわるベルト支持面を有する。この接触の欠如は、阻止された物品と接触状態にある下流コンベヤ区間のローラが上流コンベヤ区間のローラの回転と逆に回転することを可能にして、下流コンベヤ区間の阻止された物品を、第1のサイドガイドに向けて低減されたバックライン圧で押すことになる。
【0006】
もう1つのバージョンのコンベヤは、対向する第1及び第2の側部を持つ。ローラは、上流コンベヤ区間及び下流コンベヤ区間を通ってベルト移動の方向に前進する少なくとも1つのコンベヤベルトに埋設されている。ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜した概ね平行な軸を支えとして回転するように配置されている。ベアリング面は、上流コンベヤ区間のローラの下に回転接触式に横たわり、コンベヤベルトが上流部分に沿って進行するときに、ローラを第1の方向に回転させる。ローラの回転は、被搬送物品をコンベヤの第2の側部へ向けて押す。ベルト支持面は、下流コンベヤ区間のベルトをローラと接触せずに支持する。ストップは、下流コンベヤ区間を横切ってコンベヤの第1及び第2の側部間を横方向に延びて、被搬送物品がベルトと共にストップを超えて前進することを阻止する。下流コンベヤ区間のローラは、阻止された物品との接触によって第1の方向とは逆の第2の方向に回転する。この逆の回転は、阻止された物品をコンベヤベルトの第1の側部へ向けて押す。
【0007】
この発明のこれらの特徴及び形態は、利点と同様に、以下の説明、添付された請求の範囲、及び添付の図面を参照することによって一層良好に理解される。
【0008】
[詳細な説明]
図1は、発明の特徴を具体化したコンベヤベルト12、例えばモジュラー式ローラトップ型コンベヤベルトを有するコンベヤ10を示している。図示のコンベヤベルトは、一連の行16に配置されたベルトモジュール14からなるモジュラー式コンベヤベルトである。これらの行は、ヒンジピン17によりヒンジポイント18で互いに接続されて、コンベヤの各端部におけるドライブ及びアイドラスプロケット20を中心として、ベルトが節動できるようにする。このベルトは、ドライブシャフト22とアイドラシャフト24の回りに形作られた無端ループを形成する。これらのシャフトは、それらの端部において、コンベヤフレーム(単純化のために図示せず)上に搭載されたベアリングブロック26で支持されている。モータ28がドライブシャフト22に結合されて、ベルトを駆動する。モータの出力シャフト30は矢印32で示されるように回転するので、ベルトはベルト移動の方向34に進行する。
【0009】
ベルトループの一部分、特に図1の上側の物品搬送部分36は、キャリーウエイ38(図2)上に支持されている。このベルトは、ドライブスプロケットからキャリーウエイ下方のリターンウエイ40を経由して復帰する。シュー、ドラム又はローラをリターンウエイに使用して、ベルトの垂れ下がりを低減することができる。
【0010】
このベルトは、複数のローラ42を、好ましくはベルト移動の方向に対して平行な縦方向レーンに配置された形で有する。これらのローラは、ベルト移動の方向に対し傾いた軸44を支えとして回転するように配置されている。例えば、軸は、ベルト移動の方向から30°,45°,又は60°にある。図示の例では、ローラは、ベルトループの物品搬送外面48及び対向する内面49上に開いた空洞46内に搭載されている。1つの好適なベルトは、米国ルイジアナ州ハラハンのイントラロックス社によって製造、販売されているシリーズ400型アングルドローラ(商標)ベルトである。イントラロックス社のベルトは、熱可塑性ポリマー、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、アセタール、又は複合材料によって射出成型プロセスで作成されたものである。図2に示されているようなローラ42は、概ね円筒形の形状で、空洞内で軸心50上に搭載されている。このローラは、軸心を支えとして自由に回転して、ローラの回転の軸を規定する。軸心の端部は、ベルトモジュール14の本体内に埋設されている。
【0011】
図1に示されているように、サイドガイド54は、支持体55上に搭載されて、ベルトの一方の側部56をキャリーウエイ38に沿って境界付けする。キャリーウエイは、ベルト移動の方向34に、物品がコンベヤ上へ供給される上流端58から、物品がコンベヤ外へ移される下流端59まで延びている。コンベヤの下流端にあるストップ60は、図1に示されているように、被搬送物品を阻止する第1の位置から、配置された物品を通過させる第2の非阻止位置へ移動可能である。この例では、双方向矢印64で示されているように、ストップ障壁の対向する端部を上昇及び下降させるためのエレベータ62が示されている。上昇した非阻止位置におけるストップ障壁は、キャリーウエイに沿って、ベルト外面の上方に十分高く上昇させられて、物品が下側を通過することを防止する。ストップは、他の手法でも実現され得る。1つの例は、キャリーウエイを横切る阻止位置からキャリーウエイと並ぶ非阻止位置へ揺動するゲートである。
【0012】
図2に示されているように、ベルトは、キャリーウエイにおいて、コンベヤパン68又は他の構造体上に搭載された支持面、例えば金属レール又はプラスチック製ウエアストリップ上に支持されている。ウエアストリップは、耐摩耗性の低摩擦材料、例えばUHMW(超高分子量)プラスチック製であることが好ましいが、それはキャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に縦方向に配置され且つ連続したウエアストリップ間の空間70を横切って横方向に離隔されている。(空間は横方向最外側のウエアストリップとベルトの側部との間にも存在することがある。)ベルトの内面49は、ウエアストリップ上のベアリング面72に乗っている。ローラの突出部74は、ベルト空洞からベルトの外面及び内面を超えて延びている。物品は、キャリーウエイに沿って、搬送外面を超えて延びたローラの突出部上を搬送される。ベルトの内面を超えて延びたローラの突出部は、隣接するウエアストリップ間の空間70内に位置決めされている。このようにして、ローラは、キャリーウエイに沿ったベルト下方の如何なるコンベヤ構造体とも接触することがなく、自由に回転するか、静止している。
【0013】
このコンベヤの動作は、図3A〜3Eにステップ別に描かれている。このときストップ60は阻止位置にある。キャリーウエイは、ベルト移動の方向34に上流端58から下流端59まで延びている。ローラ42は、傾斜軸44を支えとして回転する。各傾斜軸は、ローラ位置78の下流の点76でサイドガイド54と交差する。図3Aでは、物品A,B及びCがキャリーウエイに沿ってベルト移動の方向にローラ上を搬送されている。ローラは、キャリーウエイ又はそのウエアストリップに接触しておらず、有意に回転していない。そして、物品は、ベルトによって移動している。図3Bでは、先行する物品Aがストップ60にぶつかり、キャリーウエイに沿った更なる通過を阻止される。後続の物品B及びCは、走行するベルトと共に物品Aに向かって進み続ける。物品Aが阻止されると、その下方のローラは、物品の底面に遭遇するので回転する。物品Aはベルト移動の方向への進行を妨げられているので、その物品は、その下方のローラを矢印80で示される方向に回転させる。この方向80は、ローラ軸に直交し且つベルト移動の方向とは逆の第1の成分と、サイドガイドに向けられた第2の成分とを持つ。ベルト移動の方向とは逆の成分は、ベルトのスピードと概ね一致して、物品が互いに且つストップに対し低バックライン圧で蓄積することを可能にする。側部に向けられた成分は、図3Cに示されているように、物品Aをサイドガイド54に押しつける。物品Bが阻止された物品Aに追いつくと、今度は物品Aによって阻止されるので、ローラは、物品Bの下方を通過するときに、回転し始める。物品B下方でのローラの回転は、物品Cが依然として沿って搬送されているので、物品Bをもサイドガイドに向けて追いやる。結局、図3Dに示されているように、物品Cは先行する物品Bに衝突する。ベルト移動の方向への進行を妨げられて、物品Cは、ローラが下方を通過するときにローラを回転させる。図3Eに示されているように、物品A,B及びCは、サイドガイドと見当合わせされ、そしてストップに対して低圧で蓄積される。ストップがその非阻止位置へ移動されると、物品は、コンベヤの側部に沿ってベルト移動の方向へ進行する。
【0014】
コンベヤの蓄積及び見当合わせの能力は、物品をパレット化する前にグループ化することに特に好適なものとする。図4Aに示されているように、蓄積及び見当合わせ式コンベヤ10は、被搬送物品Dを上流コンベヤベルト82から、ギャップ84を横切って受け取る。このギャップは、移送板によって部分的に満たされることがある。上流コンベヤベルトは、図4Aに示すように、下流コンベヤのベルト14と構造が同じであり得る。しかし、上流ベルトは、下流ベルトとは異なるように操作される。図6に示されているように、上流ベルト82のローラ42は、その内面49及び外面48を超えて延びて、ベアリング面86、例えばUHWMウエアストリップに回転接触式に乗る。ベルトが進行すると、ローラはベアリング面上で回転し、図4Aに矢印で示されているように、物品を左側に向けて推進し、左サイドガイド88に接触させる。物品Dは、延長されたサイドガイドに沿った下流コンベヤの左側に沿ったままでいる。物品Dがストップ60に当たると、その前方への進行は停止される。このことは、その下の自由ローラを、上流コンベヤのローラの回転の方向とは逆に回転させ、物品Dを横方向に、ストップに沿って図4Bの矢印の方向に、右サイドガイドに向かって押す。結局、物品Dは、図4Cに示されているように、右サイドレール及びストップに接して見当が合う。後続の物品、例えば図4DのEは、上流コンベヤによって左サイドガイドに向けて移動させら、そして一度阻止されると、下流コンベヤ上を右方向に移動させられる。物品Eは、物品Dと同じ一般経路に追従するが、物品Dの傍らで完全停止する。図4Eは、2行に詰められた物品のグループ形成を示している。先行する行の最終物品である物品Fは、それ自身と左サイドガイドとの間に十分な余地を残していないので、後続する物品である物品Gは、ローラによってベルトを横切って右サイドガイドへ、物品の先行する行の後部に沿って押される。このプロセスは、所定サイズ及び形状の物品のグループ89が形成されるまで継続する。それからストップはその阻止位置から非阻止位置へ後退され、そしてグループは、図4Fに示されているように、下流コンベヤによって、例えばパレタイザテーブル90上に進められる。図4Fにも示されているように、各行には、コンベヤに対して正しい方位の物品をもたらす上流プロセスによって、異なる方位の物品が配置され得る。
【0015】
図5A〜5Bは、パレタイザテーブル90上での物品のパレット形成を描いている。形成されるパレットの底層用製品のグループがコンベア10からテーブルに完全に移送されるや否や、テーブルは、図5Bに矢印92で示されるレベルへ降下される。このレベルでは、底層89の物品の頂部が概ねコンベヤベルトの外面と同水準になる。それから第2の層89’が形成され、第1の層の頂部上に移送される。そして、所定サイズのパレットが形成されるまで、テーブルは重ねて第3の層等々のために降下される。パレットが除去されると、テーブルは、図5Aに矢印93で示されるように、その原位置まで上昇されて、次の底層を受け取る。
【0016】
図4A〜4Eの例で示されたパレット式コンベヤは、上流コンベヤベルト82と、別に駆動される下流コンベヤベルト12とを使用する。しかし、図7に示されているように、この2ベルト式システムは、格納可能なローラベアリング面を持つ単一傾斜ローラベルト94によって置換され得る。このベアリング面は、垂直に上昇及び降下されて、矢印98で示されるように、ローラと接触及び非接触となる。キャリーウエイに沿ってベルト下に選択的に位置決めされた個別作動式のベアリング面は、ベルトがその長さに沿って異なる特性を持つようにプログラムすることができる。例えば、上昇位置でローラと係合しているベアリング面によって、被搬送物品は、その区間のベルトの一方の側部に向かって追いやられる。下降した非係合位置にあるベアリング面と、その区間の端部の定位置にあるストップ60とによって、阻止された物品は、ベルトの他方の側部に向かって押される。ベルトのその長さに沿ったプログラム化を実施するために、ストップは、矢印99で示されるように、ベルトに沿って並進して、物品をキャリーウエイの長さに沿って種々の位置に蓄積することがある。
【0017】
この発明は、好ましいバージョンに関して詳細に説明されたが、他のバージョンも可能である。例えば、図示のベルトは、空洞から、ベルトの厚さ通して、ベルトの外面及び内面を超えて延びたローラを持つ。しかし、ローラがベルトの内面を超えて延びていないベルトを使用することも可能である。そのようなベルトによって、異なるキャリーウエイベアリング構成が使用されうる。線形ウエアストリップの代わりに、山形ウエアストリップや連続キャリーウエイパンも可能である。ほぼどのようなキャリーウエイ構成でも使用され得るもう1つの傾斜ローラベルトは、ローラが完全にベルト外面の上方に搭載されるものである。その代わりに、ローラは、ベルト空洞から持ち上がって、キャリーウエイに沿って被搬送物品と係合することができる。これら全てのバージョンで、ローラは、固定軸心を中心として回転する代わりに、回転の軸を規定する一体型スタブを有することができる。スタブの端部は、ローラの回転を許容するベルト凹部で回転可能に受け入れられる。更にもう1つのバージョンでは、ローラの下に横たわるローラベアリング面は、例えばウエアストリップやウエアシート上の静止表面であるか、あるいは軸を支えとしてベルト移動の方向に回転可能なローラによって与えられる回転可能な表面である。それ故、これらの数例は、請求項の範囲が詳細に説明されたバージョンに限定されることを意図されたものではない、ということを示唆している。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】発明の特徴を具体化したコンベヤの等角図である。
【図2】図1のコンベヤの一部分の図1の線2−2に沿った断面図である。
【図3A】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図3B】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図3C】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図3D】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図3E】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4A】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4B】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4C】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4D】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4E】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図5A】図4A〜4Eのようなパレタイザとして動作する図1のコンベヤの立側面模式図である。
【図5B】図4A〜4Eのようなパレタイザとして動作する図1のコンベヤの立側面模式図である。
【図6】図4Aのコンベヤの一部分の図4Aの線6−6に沿った断面図である。
【図7】パレタイザとして動作する図1のコンベヤの一部のもう1つのバージョンの立側面図である。
【符号の説明】
【0019】
10 コンベヤ
12 傾斜ローラベルト
38 キャリーウエイ
42 ローラ
44 傾斜軸
54 サイドガイド
60 格納式ストップ
【技術分野】
【0001】
[背景]
この発明は、動力駆動式コンベヤに関し、特に傾斜方位付けされたローラ付きのコンベヤベルトを使用して、コンベヤを横切って横方向に物品を蓄積及び移動させるコンベヤに関する。
【0002】
多くの材料取扱い応用は、被搬送物品が蓄積され、そして単一縦列に整列されるか又はグループに配置されて、下流の処理又は検査を受けることを必要とする。物品をコンベヤの側部に接して単一縦列に配置する1つの手法は、ベルトの上面及び底面を超えて延びた突出部付きのローラを持つコンベヤベルトを使用する。ローラは、ベルト移動の方向に進行しながら、ベルトの底面の下にある支持ベアリング面上を転動する。ローラは、ベルト移動の方向に対し傾斜した軸を支えとして回転するように配置されている。傾斜軸を支えとしたローラの回転は、ローラ上の被搬送物品に対し、ベルトの側面に位置するサイドガイド方向に向かわせる力の横向き成分を与える。しかし、ローラとベアリング面との間の接触は非摩擦的ではないので、ローラの摩耗は加速し、ベルトの張力は増加する。更には、傾斜ローラの回転は物品を同様に前方に押すので、蓄積された物品は、高いバックライン圧を経験する。この結果、そのようなコンベヤは、物品の単一縦列又は横並び状態の蓄積を要する応用に欠点を持つ。
【0003】
[要約]
これらの欠点は、この発明の特徴を具体化したコンベヤによって克服される。このコンベヤは、サイドガイドが側面に位置するキャリーウエイ上に支持されたコンベヤベルトを備える。キャリーウエイは、上流端から下流端までベルト移動の方向に延びている。このコンベヤベルトは、個別ローラ位置においてベルトの搬送外面上方に延びるローラを有する。このローラは、キャリーウエイに接触することなく、被搬送物品を支持する。各ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜した軸を支えとして回転するように配置されている。各軸は、ローラ位置の下流の位置にあるサイドガイドでキャリーウエイの側部と交差する。格納式ストップは、阻止位置との間をキャリーウエイに沿って移動可能である。阻止位置において、ストップは、ベルト移動の方向への被搬送物品の進行を阻止すると共に、ベルトが走行するに従い、阻止された物品の下に横たわるローラを回転させる。傾斜ローラは、サイドガイドに向けられた力の成分を、阻止された物品に与える。
【0004】
もう1つのバージョンのコンベヤは、キャリーウエイに沿って走行するモジュール式コンベヤベルトを備える。キャリーウエイは、上流端から下流端までベルト移動の方向に延びている。キャリーウエイの第1の側部に沿ってサイドガイドが延びている。ベルト移動の方向に延びる支持面は、キャリーウエイ内で空間を横切って横方向に離隔されている。モジュール式ベルトは、連続する行の間のヒンジで互いに接続されて無端ベルトループになる一連の行のベルトモジュールにより構成されている。ベルトの空洞は、ベルトループの外面及び内面上に開口している。空洞内に配設されたローラの突出部は、ベルトループの外面及び内面を超えて延びている。各ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜した軸を支えとして回転するように配置されている。この軸は、ローラの空洞の下流でキャリーウエイの第1の側部と交差する。キャリーウエイは、ベルトループの外面を超えて延びたローラの突出部上を物品が搬送されるベルトループ部分の下に横たわる。ベルトループのキャリーウエイ部分は、支持面上に支持されている。この場合、ローラの突出部は、支持面間の空間内に位置決めされたベルトループの内面を超えて延びている。ストップは、第1の位置と第2の位置との間を移動可能である。第1の位置において、ストップは、キャリーウエイに沿ったベルト移動の方向への被搬送物品の進行を阻止する。第2の位置において、ストップは、ベルト移動の方向への物品の進行を可能にする。第1の、阻止位置において、ストップは、阻止された物品と接触しているローラを、ローラがベルトにより進行するに従い回転させる。阻止された物品の下で回転するローラは、阻止された物品をサイドガイドに向けて押す方向の力の成分を与える。
【0005】
この発明のもう1つの形態では、コンベヤは、コンベヤの第1の端部に上流コンベヤ区間を、またコンベヤの第2の端部に、上流コンベヤ区間からの被搬送物品を受ける下流コンベヤ区間を備える。少なくとも1つのコンベヤベルトは、ベルト移動の方向に第1の端部から第2の端部へ上流及び下流コンベヤ区間に沿って進行する。このベルトは、ベルト移動の方向に対して傾斜した軸を支えとして回転するように配置されたローラを有する。ローラの突出部は、コンベヤベルトの外面及び内面を超えて延びている。対向する第1及び第2のサイドガイドは、上流及び下流コンベヤ区間の側面に位置する。上流コンベヤ区間は、コンベヤベルトの下に横たわるローラベアリング面を有する。このローラベアリング面は、ローラの突出部と回転接触式に接触して、コンベヤベルトが前進するに従いローラを回転させる。このようにして、ローラの突出部上に支持された物品は、第2のサイドガイドに向けて押される。可動式ストップは、下流コンベヤ区間を横切って位置決め可能であって、ベルトが下流コンベヤ区間に沿って前進するときに被搬送物品がストップを通過することを阻止する。下流コンベヤ区間は、コンベヤベルトの内面を超えて延びたローラの突出部と非接触状態でコンベヤベルトの下に横たわるベルト支持面を有する。この接触の欠如は、阻止された物品と接触状態にある下流コンベヤ区間のローラが上流コンベヤ区間のローラの回転と逆に回転することを可能にして、下流コンベヤ区間の阻止された物品を、第1のサイドガイドに向けて低減されたバックライン圧で押すことになる。
【0006】
もう1つのバージョンのコンベヤは、対向する第1及び第2の側部を持つ。ローラは、上流コンベヤ区間及び下流コンベヤ区間を通ってベルト移動の方向に前進する少なくとも1つのコンベヤベルトに埋設されている。ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜した概ね平行な軸を支えとして回転するように配置されている。ベアリング面は、上流コンベヤ区間のローラの下に回転接触式に横たわり、コンベヤベルトが上流部分に沿って進行するときに、ローラを第1の方向に回転させる。ローラの回転は、被搬送物品をコンベヤの第2の側部へ向けて押す。ベルト支持面は、下流コンベヤ区間のベルトをローラと接触せずに支持する。ストップは、下流コンベヤ区間を横切ってコンベヤの第1及び第2の側部間を横方向に延びて、被搬送物品がベルトと共にストップを超えて前進することを阻止する。下流コンベヤ区間のローラは、阻止された物品との接触によって第1の方向とは逆の第2の方向に回転する。この逆の回転は、阻止された物品をコンベヤベルトの第1の側部へ向けて押す。
【0007】
この発明のこれらの特徴及び形態は、利点と同様に、以下の説明、添付された請求の範囲、及び添付の図面を参照することによって一層良好に理解される。
【0008】
[詳細な説明]
図1は、発明の特徴を具体化したコンベヤベルト12、例えばモジュラー式ローラトップ型コンベヤベルトを有するコンベヤ10を示している。図示のコンベヤベルトは、一連の行16に配置されたベルトモジュール14からなるモジュラー式コンベヤベルトである。これらの行は、ヒンジピン17によりヒンジポイント18で互いに接続されて、コンベヤの各端部におけるドライブ及びアイドラスプロケット20を中心として、ベルトが節動できるようにする。このベルトは、ドライブシャフト22とアイドラシャフト24の回りに形作られた無端ループを形成する。これらのシャフトは、それらの端部において、コンベヤフレーム(単純化のために図示せず)上に搭載されたベアリングブロック26で支持されている。モータ28がドライブシャフト22に結合されて、ベルトを駆動する。モータの出力シャフト30は矢印32で示されるように回転するので、ベルトはベルト移動の方向34に進行する。
【0009】
ベルトループの一部分、特に図1の上側の物品搬送部分36は、キャリーウエイ38(図2)上に支持されている。このベルトは、ドライブスプロケットからキャリーウエイ下方のリターンウエイ40を経由して復帰する。シュー、ドラム又はローラをリターンウエイに使用して、ベルトの垂れ下がりを低減することができる。
【0010】
このベルトは、複数のローラ42を、好ましくはベルト移動の方向に対して平行な縦方向レーンに配置された形で有する。これらのローラは、ベルト移動の方向に対し傾いた軸44を支えとして回転するように配置されている。例えば、軸は、ベルト移動の方向から30°,45°,又は60°にある。図示の例では、ローラは、ベルトループの物品搬送外面48及び対向する内面49上に開いた空洞46内に搭載されている。1つの好適なベルトは、米国ルイジアナ州ハラハンのイントラロックス社によって製造、販売されているシリーズ400型アングルドローラ(商標)ベルトである。イントラロックス社のベルトは、熱可塑性ポリマー、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、アセタール、又は複合材料によって射出成型プロセスで作成されたものである。図2に示されているようなローラ42は、概ね円筒形の形状で、空洞内で軸心50上に搭載されている。このローラは、軸心を支えとして自由に回転して、ローラの回転の軸を規定する。軸心の端部は、ベルトモジュール14の本体内に埋設されている。
【0011】
図1に示されているように、サイドガイド54は、支持体55上に搭載されて、ベルトの一方の側部56をキャリーウエイ38に沿って境界付けする。キャリーウエイは、ベルト移動の方向34に、物品がコンベヤ上へ供給される上流端58から、物品がコンベヤ外へ移される下流端59まで延びている。コンベヤの下流端にあるストップ60は、図1に示されているように、被搬送物品を阻止する第1の位置から、配置された物品を通過させる第2の非阻止位置へ移動可能である。この例では、双方向矢印64で示されているように、ストップ障壁の対向する端部を上昇及び下降させるためのエレベータ62が示されている。上昇した非阻止位置におけるストップ障壁は、キャリーウエイに沿って、ベルト外面の上方に十分高く上昇させられて、物品が下側を通過することを防止する。ストップは、他の手法でも実現され得る。1つの例は、キャリーウエイを横切る阻止位置からキャリーウエイと並ぶ非阻止位置へ揺動するゲートである。
【0012】
図2に示されているように、ベルトは、キャリーウエイにおいて、コンベヤパン68又は他の構造体上に搭載された支持面、例えば金属レール又はプラスチック製ウエアストリップ上に支持されている。ウエアストリップは、耐摩耗性の低摩擦材料、例えばUHMW(超高分子量)プラスチック製であることが好ましいが、それはキャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に縦方向に配置され且つ連続したウエアストリップ間の空間70を横切って横方向に離隔されている。(空間は横方向最外側のウエアストリップとベルトの側部との間にも存在することがある。)ベルトの内面49は、ウエアストリップ上のベアリング面72に乗っている。ローラの突出部74は、ベルト空洞からベルトの外面及び内面を超えて延びている。物品は、キャリーウエイに沿って、搬送外面を超えて延びたローラの突出部上を搬送される。ベルトの内面を超えて延びたローラの突出部は、隣接するウエアストリップ間の空間70内に位置決めされている。このようにして、ローラは、キャリーウエイに沿ったベルト下方の如何なるコンベヤ構造体とも接触することがなく、自由に回転するか、静止している。
【0013】
このコンベヤの動作は、図3A〜3Eにステップ別に描かれている。このときストップ60は阻止位置にある。キャリーウエイは、ベルト移動の方向34に上流端58から下流端59まで延びている。ローラ42は、傾斜軸44を支えとして回転する。各傾斜軸は、ローラ位置78の下流の点76でサイドガイド54と交差する。図3Aでは、物品A,B及びCがキャリーウエイに沿ってベルト移動の方向にローラ上を搬送されている。ローラは、キャリーウエイ又はそのウエアストリップに接触しておらず、有意に回転していない。そして、物品は、ベルトによって移動している。図3Bでは、先行する物品Aがストップ60にぶつかり、キャリーウエイに沿った更なる通過を阻止される。後続の物品B及びCは、走行するベルトと共に物品Aに向かって進み続ける。物品Aが阻止されると、その下方のローラは、物品の底面に遭遇するので回転する。物品Aはベルト移動の方向への進行を妨げられているので、その物品は、その下方のローラを矢印80で示される方向に回転させる。この方向80は、ローラ軸に直交し且つベルト移動の方向とは逆の第1の成分と、サイドガイドに向けられた第2の成分とを持つ。ベルト移動の方向とは逆の成分は、ベルトのスピードと概ね一致して、物品が互いに且つストップに対し低バックライン圧で蓄積することを可能にする。側部に向けられた成分は、図3Cに示されているように、物品Aをサイドガイド54に押しつける。物品Bが阻止された物品Aに追いつくと、今度は物品Aによって阻止されるので、ローラは、物品Bの下方を通過するときに、回転し始める。物品B下方でのローラの回転は、物品Cが依然として沿って搬送されているので、物品Bをもサイドガイドに向けて追いやる。結局、図3Dに示されているように、物品Cは先行する物品Bに衝突する。ベルト移動の方向への進行を妨げられて、物品Cは、ローラが下方を通過するときにローラを回転させる。図3Eに示されているように、物品A,B及びCは、サイドガイドと見当合わせされ、そしてストップに対して低圧で蓄積される。ストップがその非阻止位置へ移動されると、物品は、コンベヤの側部に沿ってベルト移動の方向へ進行する。
【0014】
コンベヤの蓄積及び見当合わせの能力は、物品をパレット化する前にグループ化することに特に好適なものとする。図4Aに示されているように、蓄積及び見当合わせ式コンベヤ10は、被搬送物品Dを上流コンベヤベルト82から、ギャップ84を横切って受け取る。このギャップは、移送板によって部分的に満たされることがある。上流コンベヤベルトは、図4Aに示すように、下流コンベヤのベルト14と構造が同じであり得る。しかし、上流ベルトは、下流ベルトとは異なるように操作される。図6に示されているように、上流ベルト82のローラ42は、その内面49及び外面48を超えて延びて、ベアリング面86、例えばUHWMウエアストリップに回転接触式に乗る。ベルトが進行すると、ローラはベアリング面上で回転し、図4Aに矢印で示されているように、物品を左側に向けて推進し、左サイドガイド88に接触させる。物品Dは、延長されたサイドガイドに沿った下流コンベヤの左側に沿ったままでいる。物品Dがストップ60に当たると、その前方への進行は停止される。このことは、その下の自由ローラを、上流コンベヤのローラの回転の方向とは逆に回転させ、物品Dを横方向に、ストップに沿って図4Bの矢印の方向に、右サイドガイドに向かって押す。結局、物品Dは、図4Cに示されているように、右サイドレール及びストップに接して見当が合う。後続の物品、例えば図4DのEは、上流コンベヤによって左サイドガイドに向けて移動させら、そして一度阻止されると、下流コンベヤ上を右方向に移動させられる。物品Eは、物品Dと同じ一般経路に追従するが、物品Dの傍らで完全停止する。図4Eは、2行に詰められた物品のグループ形成を示している。先行する行の最終物品である物品Fは、それ自身と左サイドガイドとの間に十分な余地を残していないので、後続する物品である物品Gは、ローラによってベルトを横切って右サイドガイドへ、物品の先行する行の後部に沿って押される。このプロセスは、所定サイズ及び形状の物品のグループ89が形成されるまで継続する。それからストップはその阻止位置から非阻止位置へ後退され、そしてグループは、図4Fに示されているように、下流コンベヤによって、例えばパレタイザテーブル90上に進められる。図4Fにも示されているように、各行には、コンベヤに対して正しい方位の物品をもたらす上流プロセスによって、異なる方位の物品が配置され得る。
【0015】
図5A〜5Bは、パレタイザテーブル90上での物品のパレット形成を描いている。形成されるパレットの底層用製品のグループがコンベア10からテーブルに完全に移送されるや否や、テーブルは、図5Bに矢印92で示されるレベルへ降下される。このレベルでは、底層89の物品の頂部が概ねコンベヤベルトの外面と同水準になる。それから第2の層89’が形成され、第1の層の頂部上に移送される。そして、所定サイズのパレットが形成されるまで、テーブルは重ねて第3の層等々のために降下される。パレットが除去されると、テーブルは、図5Aに矢印93で示されるように、その原位置まで上昇されて、次の底層を受け取る。
【0016】
図4A〜4Eの例で示されたパレット式コンベヤは、上流コンベヤベルト82と、別に駆動される下流コンベヤベルト12とを使用する。しかし、図7に示されているように、この2ベルト式システムは、格納可能なローラベアリング面を持つ単一傾斜ローラベルト94によって置換され得る。このベアリング面は、垂直に上昇及び降下されて、矢印98で示されるように、ローラと接触及び非接触となる。キャリーウエイに沿ってベルト下に選択的に位置決めされた個別作動式のベアリング面は、ベルトがその長さに沿って異なる特性を持つようにプログラムすることができる。例えば、上昇位置でローラと係合しているベアリング面によって、被搬送物品は、その区間のベルトの一方の側部に向かって追いやられる。下降した非係合位置にあるベアリング面と、その区間の端部の定位置にあるストップ60とによって、阻止された物品は、ベルトの他方の側部に向かって押される。ベルトのその長さに沿ったプログラム化を実施するために、ストップは、矢印99で示されるように、ベルトに沿って並進して、物品をキャリーウエイの長さに沿って種々の位置に蓄積することがある。
【0017】
この発明は、好ましいバージョンに関して詳細に説明されたが、他のバージョンも可能である。例えば、図示のベルトは、空洞から、ベルトの厚さ通して、ベルトの外面及び内面を超えて延びたローラを持つ。しかし、ローラがベルトの内面を超えて延びていないベルトを使用することも可能である。そのようなベルトによって、異なるキャリーウエイベアリング構成が使用されうる。線形ウエアストリップの代わりに、山形ウエアストリップや連続キャリーウエイパンも可能である。ほぼどのようなキャリーウエイ構成でも使用され得るもう1つの傾斜ローラベルトは、ローラが完全にベルト外面の上方に搭載されるものである。その代わりに、ローラは、ベルト空洞から持ち上がって、キャリーウエイに沿って被搬送物品と係合することができる。これら全てのバージョンで、ローラは、固定軸心を中心として回転する代わりに、回転の軸を規定する一体型スタブを有することができる。スタブの端部は、ローラの回転を許容するベルト凹部で回転可能に受け入れられる。更にもう1つのバージョンでは、ローラの下に横たわるローラベアリング面は、例えばウエアストリップやウエアシート上の静止表面であるか、あるいは軸を支えとしてベルト移動の方向に回転可能なローラによって与えられる回転可能な表面である。それ故、これらの数例は、請求項の範囲が詳細に説明されたバージョンに限定されることを意図されたものではない、ということを示唆している。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】発明の特徴を具体化したコンベヤの等角図である。
【図2】図1のコンベヤの一部分の図1の線2−2に沿った断面図である。
【図3A】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図3B】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図3C】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図3D】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図3E】図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4A】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4B】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4C】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4D】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図4E】パレタイザとして構成されたときの図1のコンベヤの動作を説明する上面図である。
【図5A】図4A〜4Eのようなパレタイザとして動作する図1のコンベヤの立側面模式図である。
【図5B】図4A〜4Eのようなパレタイザとして動作する図1のコンベヤの立側面模式図である。
【図6】図4Aのコンベヤの一部分の図4Aの線6−6に沿った断面図である。
【図7】パレタイザとして動作する図1のコンベヤの一部のもう1つのバージョンの立側面図である。
【符号の説明】
【0019】
10 コンベヤ
12 傾斜ローラベルト
38 キャリーウエイ
42 ローラ
44 傾斜軸
54 サイドガイド
60 格納式ストップ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被搬送物品をサイドガイドに向けて並進させるためのコンベヤであって、キャリーウエイと、コンベヤベルトと、格納式ストップとを備え、
キャリーウエイは、上流端から下流端までベルト移動の方向に延びると共に、第1の側部に沿うサイドガイドを有し、
コンベヤベルトは、キャリーウエイ上に支持されてベルト移動の方向に走行し、
このコンベヤベルトは、
搬送外面と、
複数のローラとを有し、複数のローラは、個別ローラ位置において搬送外面上方にキャリーウエイに接触することなく延び、各ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜し且つローラ位置の下流でキャリーウエイの第1の側部と交差した軸を支えとして回転するものであり、
格納式ストップは、阻止位置との間をキャリーウエイに沿って移動可能であって、ベルト移動の方向への被搬送物品の進行を阻止すると共に、ベルトが走行するに従い、阻止された物品の下に横たわるローラを回転させることにより、キャリーウエイの第1の側部にあるサイドガイドに向けられた力の成分を、阻止された物品に与えるものであることを特徴とするコンベヤ。
【請求項2】
格納式ストップは、更にキャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に移動可能である請求項1に記載のコンベヤ。
【請求項3】
コンベヤの第1の側部と対向する第2の側部にある第2のサイドガイドと、第2のサイドガイドに沿ったキャリーウエイの上流端で物品をコンベヤベルト上に供給するインフィードコンベヤとを更に備える請求項1に記載のコンベヤ。
【請求項4】
コンベヤであって、キャリーウエイと、モジュール式コンベヤベルトと、ストップとを備え、
キャリーウエイは、上流端から下流端までベルト移動の方向に延びると共に、第1の側部に沿うサイドガイドと、ベルト移動の方向に延び且つ空間を横切って横方向に離隔された複数の支持面とを有し、
モジュール式コンベヤベルトは、連続する行の間のヒンジで互いに接続されて無端ベルトループになった一連の行のベルトモジュールを有し、このコンベヤベルトは更に、外面及び内面を持ち且つ外面及び内面上に開口した空洞を形成し、このコンベヤベルトは更に、
空洞内に配設された複数のローラを有し、ローラの突出部は、ベルトループの外面及び内面を超えて延び、各ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜し且つローラ空洞の下流でキャリーウエイの第1の側部と交差した軸を支えとして回転するように配置され、
外面を超えて延びたローラの突出部上を物品が搬送されるコンベヤベルトループの一部分は、その下にキャリーウエイが横たわると共に支持面上に支持され、ローラの突出部は、支持面間の空間内に位置決めされたベルトループの内面を超えて延び、
ストップは、キャリーウエイに沿ったベルト移動の方向への被搬送物品の進行を阻止する第1の位置と、ベルト移動の方向へのベルトによる物品の進行を可能にする第2の位置との間で移動可能であり、
第1の位置にあるストップは、阻止された物品と接触しているローラを、ローラがベルトにより進行するに従い回転させることにより、阻止された物品を第1のサイドガイドに向けて押す方向の力の成分を阻止された物品に与えるものであることを特徴とするコンベヤ。
【請求項5】
格納式ストップは、更にキャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に移動可能である請求項4に記載のコンベヤ。
【請求項6】
コンベヤの第1の側部と対向する第2の側部にある第2のサイドガイドと、第2のサイドガイドに沿ったキャリーウエイの上流端で物品をコンベヤベルト上に供給するインフィードコンベヤとを更に備える請求項4に記載のコンベヤ。
【請求項7】
コンベヤであって、上流コンベヤ区間と、下流コンベヤ区間と、少なくとも1つのコンベヤベルトと、対向する第1及び第2のサイドガイドと、可動式ストップとを備え、
上流コンベヤ区間は、コンベヤの第1の端部からコンベヤの第2の端部へ向かって延び、
下流コンベヤ区間は、上流コンベヤ区間から被搬送物品を受け取るもので、コンベヤの第2の端部へ向かって延び、
少なくとも1つのコンベヤベルトは、ベルト移動の方向に第1の端部から第2の端部へ上流及び下流コンベヤ区間に沿って延び、且つベルト移動の方向に対して傾斜した軸を支えとして回転するように配置されたローラを有し、ローラの突出部はコンベヤベルトの外面及び内面を超えて延び、
対向する第1及び第2のサイドガイドは、上流及び下流コンベヤ区間の少なくとも一部分の側面に位置し、
上流コンベヤ区間は、コンベヤベルトの下に横たわるローラベアリング面を有し、このローラベアリング面は、コンベヤベルトの外面及び内面を超えて延びたローラの突出部と回転接触式に接触して、コンベヤベルトが前進するに従いローラを回転させて、ローラの突出部上に支持された物品を第2のサイドガイドに向けて押すものであり、
可動式ストップは、下流コンベヤ区間を横切って位置決め可能であって、コンベヤベルトが下流コンベヤ区間に沿って前進するときに被搬送物品がストップを通過することを阻止するものであり、
下流コンベヤ区間は、コンベヤベルトの内面を超えて延びたローラの突出部と非接触状態でコンベヤベルトの下に横たわるベルト支持面を有し、阻止された物品と接触状態にある下流コンベヤ区間のローラが上流コンベヤ区間のローラの回転と逆に回転することを可能にして、下流コンベヤ区間の阻止された物品を第1のサイドガイドに向けて低減されたバックライン圧で押すものであることを特徴とするコンベヤ。
【請求項8】
可動式ストップは、キャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に移動可能である請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項9】
少なくとも1つのコンベヤベルトは、上流コンベヤ区間の第1のベルトと、下流コンベヤ区間の第2のベルトとを備える請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項10】
少なくとも1つのコンベヤベルトは、上流及び下流コンベヤ区間の双方を通って進行する単一のベルトを備える請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項11】
ローラベアリング面は、ローラと接触する第1の位置からローラと非接触の第2の位置へ移動可能である請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項12】
下流コンベヤ区間のローラと接触及び非接触となるように移動可能なローラベアリング面を下流コンベヤ区間に更に備える請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項13】
対向する第1及び第2の側部を持つコンベヤであって、ローラと、ベアリング面と、ベルト支持面と、ストップとを備え、
ローラは、上流コンベヤ区間及び下流コンベヤ区間を通ってベルト移動の方向に前進する少なくとも1つのコンベヤベルトに埋設され、ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜した概ね平行な軸を支えとして回転するように配置され、
ベアリング面は、上流コンベヤ区間のローラの下に回転接触式に横たわって、コンベヤベルトが上流部分に沿って進行するときにローラを第1の方向に回転させて、被搬送物品をコンベヤの第2の側部へ向けて押し、
ベルト支持面は、下流コンベヤ区間のベルトをローラと接触せずに支持し、
ストップは、下流コンベヤ区間を横切ってコンベヤの第1及び第2の側部間を横方向に延びて、被搬送物品がベルトと共にストップを超えて前進することを阻止し、
下流コンベヤ区間のローラは、阻止された物品との接触によって第1の方向とは逆の第2の方向に回転して、阻止された物品をコンベヤベルトの第1の側部へ向けて押すものであることを特徴とするコンベヤ。
【請求項14】
ストップは、キャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に移動可能である請求項13に記載のコンベヤ。
【請求項15】
少なくとも1つのコンベヤベルトは、上流コンベヤ区間の第1のベルトと、下流コンベヤ区間の第2のベルトとを備える請求項13に記載のコンベヤ。
【請求項16】
少なくとも1つのコンベヤベルトは、上流及び下流コンベヤ区間の双方を通って進行する単一のベルトを備える請求項13に記載のコンベヤ。
【請求項17】
ローラベアリング面は、ローラと接触する第1の位置からローラと非接触の第2の位置へ移動可能である請求項13に記載のコンベヤ。
【請求項18】
下流コンベヤ区間のローラと接触及び非接触となるように移動可能なローラベアリング面を下流コンベヤ区間に更に備える請求項13に記載のコンベヤ。
【請求項1】
被搬送物品をサイドガイドに向けて並進させるためのコンベヤであって、キャリーウエイと、コンベヤベルトと、格納式ストップとを備え、
キャリーウエイは、上流端から下流端までベルト移動の方向に延びると共に、第1の側部に沿うサイドガイドを有し、
コンベヤベルトは、キャリーウエイ上に支持されてベルト移動の方向に走行し、
このコンベヤベルトは、
搬送外面と、
複数のローラとを有し、複数のローラは、個別ローラ位置において搬送外面上方にキャリーウエイに接触することなく延び、各ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜し且つローラ位置の下流でキャリーウエイの第1の側部と交差した軸を支えとして回転するものであり、
格納式ストップは、阻止位置との間をキャリーウエイに沿って移動可能であって、ベルト移動の方向への被搬送物品の進行を阻止すると共に、ベルトが走行するに従い、阻止された物品の下に横たわるローラを回転させることにより、キャリーウエイの第1の側部にあるサイドガイドに向けられた力の成分を、阻止された物品に与えるものであることを特徴とするコンベヤ。
【請求項2】
格納式ストップは、更にキャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に移動可能である請求項1に記載のコンベヤ。
【請求項3】
コンベヤの第1の側部と対向する第2の側部にある第2のサイドガイドと、第2のサイドガイドに沿ったキャリーウエイの上流端で物品をコンベヤベルト上に供給するインフィードコンベヤとを更に備える請求項1に記載のコンベヤ。
【請求項4】
コンベヤであって、キャリーウエイと、モジュール式コンベヤベルトと、ストップとを備え、
キャリーウエイは、上流端から下流端までベルト移動の方向に延びると共に、第1の側部に沿うサイドガイドと、ベルト移動の方向に延び且つ空間を横切って横方向に離隔された複数の支持面とを有し、
モジュール式コンベヤベルトは、連続する行の間のヒンジで互いに接続されて無端ベルトループになった一連の行のベルトモジュールを有し、このコンベヤベルトは更に、外面及び内面を持ち且つ外面及び内面上に開口した空洞を形成し、このコンベヤベルトは更に、
空洞内に配設された複数のローラを有し、ローラの突出部は、ベルトループの外面及び内面を超えて延び、各ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜し且つローラ空洞の下流でキャリーウエイの第1の側部と交差した軸を支えとして回転するように配置され、
外面を超えて延びたローラの突出部上を物品が搬送されるコンベヤベルトループの一部分は、その下にキャリーウエイが横たわると共に支持面上に支持され、ローラの突出部は、支持面間の空間内に位置決めされたベルトループの内面を超えて延び、
ストップは、キャリーウエイに沿ったベルト移動の方向への被搬送物品の進行を阻止する第1の位置と、ベルト移動の方向へのベルトによる物品の進行を可能にする第2の位置との間で移動可能であり、
第1の位置にあるストップは、阻止された物品と接触しているローラを、ローラがベルトにより進行するに従い回転させることにより、阻止された物品を第1のサイドガイドに向けて押す方向の力の成分を阻止された物品に与えるものであることを特徴とするコンベヤ。
【請求項5】
格納式ストップは、更にキャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に移動可能である請求項4に記載のコンベヤ。
【請求項6】
コンベヤの第1の側部と対向する第2の側部にある第2のサイドガイドと、第2のサイドガイドに沿ったキャリーウエイの上流端で物品をコンベヤベルト上に供給するインフィードコンベヤとを更に備える請求項4に記載のコンベヤ。
【請求項7】
コンベヤであって、上流コンベヤ区間と、下流コンベヤ区間と、少なくとも1つのコンベヤベルトと、対向する第1及び第2のサイドガイドと、可動式ストップとを備え、
上流コンベヤ区間は、コンベヤの第1の端部からコンベヤの第2の端部へ向かって延び、
下流コンベヤ区間は、上流コンベヤ区間から被搬送物品を受け取るもので、コンベヤの第2の端部へ向かって延び、
少なくとも1つのコンベヤベルトは、ベルト移動の方向に第1の端部から第2の端部へ上流及び下流コンベヤ区間に沿って延び、且つベルト移動の方向に対して傾斜した軸を支えとして回転するように配置されたローラを有し、ローラの突出部はコンベヤベルトの外面及び内面を超えて延び、
対向する第1及び第2のサイドガイドは、上流及び下流コンベヤ区間の少なくとも一部分の側面に位置し、
上流コンベヤ区間は、コンベヤベルトの下に横たわるローラベアリング面を有し、このローラベアリング面は、コンベヤベルトの外面及び内面を超えて延びたローラの突出部と回転接触式に接触して、コンベヤベルトが前進するに従いローラを回転させて、ローラの突出部上に支持された物品を第2のサイドガイドに向けて押すものであり、
可動式ストップは、下流コンベヤ区間を横切って位置決め可能であって、コンベヤベルトが下流コンベヤ区間に沿って前進するときに被搬送物品がストップを通過することを阻止するものであり、
下流コンベヤ区間は、コンベヤベルトの内面を超えて延びたローラの突出部と非接触状態でコンベヤベルトの下に横たわるベルト支持面を有し、阻止された物品と接触状態にある下流コンベヤ区間のローラが上流コンベヤ区間のローラの回転と逆に回転することを可能にして、下流コンベヤ区間の阻止された物品を第1のサイドガイドに向けて低減されたバックライン圧で押すものであることを特徴とするコンベヤ。
【請求項8】
可動式ストップは、キャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に移動可能である請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項9】
少なくとも1つのコンベヤベルトは、上流コンベヤ区間の第1のベルトと、下流コンベヤ区間の第2のベルトとを備える請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項10】
少なくとも1つのコンベヤベルトは、上流及び下流コンベヤ区間の双方を通って進行する単一のベルトを備える請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項11】
ローラベアリング面は、ローラと接触する第1の位置からローラと非接触の第2の位置へ移動可能である請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項12】
下流コンベヤ区間のローラと接触及び非接触となるように移動可能なローラベアリング面を下流コンベヤ区間に更に備える請求項7に記載のコンベヤ。
【請求項13】
対向する第1及び第2の側部を持つコンベヤであって、ローラと、ベアリング面と、ベルト支持面と、ストップとを備え、
ローラは、上流コンベヤ区間及び下流コンベヤ区間を通ってベルト移動の方向に前進する少なくとも1つのコンベヤベルトに埋設され、ローラは、ベルト移動の方向に対して傾斜した概ね平行な軸を支えとして回転するように配置され、
ベアリング面は、上流コンベヤ区間のローラの下に回転接触式に横たわって、コンベヤベルトが上流部分に沿って進行するときにローラを第1の方向に回転させて、被搬送物品をコンベヤの第2の側部へ向けて押し、
ベルト支持面は、下流コンベヤ区間のベルトをローラと接触せずに支持し、
ストップは、下流コンベヤ区間を横切ってコンベヤの第1及び第2の側部間を横方向に延びて、被搬送物品がベルトと共にストップを超えて前進することを阻止し、
下流コンベヤ区間のローラは、阻止された物品との接触によって第1の方向とは逆の第2の方向に回転して、阻止された物品をコンベヤベルトの第1の側部へ向けて押すものであることを特徴とするコンベヤ。
【請求項14】
ストップは、キャリーウエイに沿ってベルト移動の方向に移動可能である請求項13に記載のコンベヤ。
【請求項15】
少なくとも1つのコンベヤベルトは、上流コンベヤ区間の第1のベルトと、下流コンベヤ区間の第2のベルトとを備える請求項13に記載のコンベヤ。
【請求項16】
少なくとも1つのコンベヤベルトは、上流及び下流コンベヤ区間の双方を通って進行する単一のベルトを備える請求項13に記載のコンベヤ。
【請求項17】
ローラベアリング面は、ローラと接触する第1の位置からローラと非接触の第2の位置へ移動可能である請求項13に記載のコンベヤ。
【請求項18】
下流コンベヤ区間のローラと接触及び非接触となるように移動可能なローラベアリング面を下流コンベヤ区間に更に備える請求項13に記載のコンベヤ。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7】
【公表番号】特表2008−540291(P2008−540291A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−510193(P2008−510193)
【出願日】平成18年5月3日(2006.5.3)
【国際出願番号】PCT/US2006/017113
【国際公開番号】WO2006/121749
【国際公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【出願人】(506152704)レイトラム リミテッド ライアビリティー カンパニー (21)
【氏名又は名称原語表記】LAITRAM,L.L.C.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年5月3日(2006.5.3)
【国際出願番号】PCT/US2006/017113
【国際公開番号】WO2006/121749
【国際公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【出願人】(506152704)レイトラム リミテッド ライアビリティー カンパニー (21)
【氏名又は名称原語表記】LAITRAM,L.L.C.
【Fターム(参考)】
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