説明

コードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置及びそのためのシート

【課題】安価なハードウェアで正確に位置検知及び移動方向計測ができるコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置及びそのためのシートを提供する。
【解決手段】移動体2が移動する平面に広げて設置され、縦横に交差させて配置した複数本のコードスイッチ3を取り付けたシート4と、各コードスイッチ3のON/OFFを検知するスイッチ検知回路5と、ONになった縦横のコードスイッチ3の組み合わせからシート4内での移動体2の位置を検知する位置検知部6と、移動体2の位置の時間的変化から移動体2が移動している方向を計測する方向計測部7とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安価なハードウェアで正確に位置検知及び移動方向計測ができるコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置及びそのためのシートに関する。
【背景技術】
【0002】
移動体の位置検知を行う装置として次のようなものが知られている。
(1)移動体の移動ルートに磁気ネールを埋め込み、移動体に上記磁気ネールの磁場を検出する磁気センサを搭載し、移動体が磁場の検出結果に基づいて位置と移動ルートを認識する。
(2)移動体にカメラを搭載し、そのカメラで得た画像を画像処理することにより、位置を検知する。
(3)移動体が移動する平面に三角測量用の発信器を設置し、移動体にその信号を受信する受信器を搭載し、移動体が受信結果に基づいて位置を演算する。
【0003】
一方、移動体の移動方向計測を行う装置として次のようなものが知られている。
(4)ジャイロ、磁気方位センサ、GPSなどで移動方向を計測する。
【0004】
【特許文献1】特再平9−021235号公報
【特許文献2】特開平7−162946号公報
【特許文献3】特開2002−108446号公報
【特許文献4】特開2003−315003号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の方法・装置には次のような問題がある。
(1)移動体の移動ルートに磁気ネールを埋め込む作業には手間がかかり、簡単にルートを変更できない。また、磁気ネールと移動体の磁気センサでは移動方向を計測できない。
(2)カメラと画像処理のソフトウェアは高価である。
(3)三角測量用の発信器、受信器は高価である。
(4)ジャイロ、磁気方位センサ、GPSの計測には誤差があるので、その誤差を補正する補正手段が別途必要である。さらに、移動体が自立移動しているので監視できない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、安価なハードウェアで正確に位置検知及び移動方向計測ができるコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置及びそのためのシートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明の装置は、移動体が移動する平面に広げて設置され、縦横に交差させて配置した複数本のコードスイッチを取り付けたシートと、各コードスイッチのON/OFFを検知するスイッチ検知回路と、ONになった縦横のコードスイッチの組み合わせから上記シート内での上記移動体の位置を検知する位置検知部と、該移動体の位置の時間的変化から上記移動体が移動している方向を計測する方向計測部とを備えたものである。
【0008】
移動体が移動する平面に広げて設置され、平行に配置した複数本のコードスイッチを取り付けた第一層シートと、平行に配置した複数本のコードスイッチを取り付け、これらコードスイッチが上記第一層シートのコードスイッチと縦横に交差するように上記第一層シートに重ねられた第二層シートと、各コードスイッチのON/OFFを検知するスイッチ検知回路と、ONになった縦横のコードスイッチの組み合わせから上記重ねたシート内での上記移動体の位置を検知する位置検知部と、該移動体の位置の時間的変化から上記移動体が移動している方向を計測する方向計測部とを備えてもよい。
【0009】
移動体が移動する平面に並べて設置された複数枚の上記シートと、上記移動体が存在するシートのアドレスを認識するアドレス認識部とを備えてもよい。
【0010】
上記認識したアドレスと上記検知した位置と上記計測した方向とを当該移動体に対して通知する対移動体通知部と、上記アドレス、位置、方向を上記移動体を監視する監視装置に対して通知する対監視装置通知部とを備えてもよい。
【0011】
上記コードスイッチは、中空で弾性を有する長尺の絶縁体と、絶縁体内面に保持され互いに離間された複数の電極とを備えてもよい。
【0012】
上記電極は、螺旋状に巻かれて上記絶縁体の長手方向に延びていてもよい。
【0013】
上記電極は、金属線の周囲が導電性樹脂で覆われてなってもよい。
【0014】
また、本発明のシートは、移動体が移動する平面に広げて設置され、縦横に交差させて配置した複数本のコードスイッチを取り付けたものである。
【0015】
また、本発明のシートは、移動体が移動する平面に広げて設置され、平行に配置した複数本のコードスイッチを取り付けた第一層シートと、平行に配置した複数本のコードスイッチを取り付け、これらコードスイッチが上記第一層シートのコードスイッチと縦横に交差するように上記第一層シートに重ねられた第二層シートとからなるものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0017】
(1)安価なハードウェアで正確に位置検知及び移動方向計測ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0019】
図1に示されるように、本発明に係る位置検知及び移動方向計測装置1は、移動体2が移動する平面に広げて設置され、縦横に交差させて配置した複数本のコードスイッチ3を取り付けたシート4と、各コードスイッチ3のON/OFFを検知するスイッチ検知回路5と、ONになった縦横のコードスイッチ3の組み合わせからシート4内での移動体2の位置を検知する位置検知部6と、該移動体の位置の時間的変化から上記移動体が移動している方向を計測する方向計測部7とを備えたものである。
【0020】
シート4は、シリコンゴム等の可撓性を有する平面状の材料であり、このシリコンゴムの中に縦横のコードスイッチ3を網目状に埋め込むか、もしくは片面に寄せて縦のコードスイッチ3を埋め込み反対面に寄せて横のコードスイッチ3を埋め込む。縦横のコードスイッチシートを別々に製作する場合は2枚のシートを接着剤で貼り合わせる。これにより、縦横のコードスイッチ3がシート4の面を格子状に覆うことになる。各コードスイッチ3に識別記号を付けて、例えば、縦列をA,B,…,H、横列をI,J,K,Lとする。
【0021】
スイッチ検知回路5は、各々のコードスイッチ3のON/OFFを検知するが、コードスイッチ3から得られるON/OFF信号はアナログ的な時定数をもって立ち上がり・立ち下がりをするため、スイッチ検知回路5を各々のコードスイッチ3に接続されたエッジ形成回路群で構成し、コードスイッチ3から得られるON/OFF信号にエッジを形成することで、二値化されたON/OFF信号を得る。そのエッジ形成回路群は、汎用のトランジスタや論理素子を用いて構成する。
【0022】
位置検知部6及び方向計測部7は、CPUで構成するとよい。従って、スイッチ検知回路5の出力信号線はCPUの入力ポートに接続する。
【0023】
位置検知部6は、ONになった縦横のコードスイッチ3の組み合わせからシート4内での移動体2の位置を検知する。例えば、識別記号D,E,J,Kのコードスイッチ3がONになったとすると、移動体2がこれらD,E,J,Kのコードスイッチ3を踏んでおり、これ以外の全てのコードスイッチ3を踏んでいないということになる。つまり、縦横の識別記号を座標と考えれば、ONになった座標が移動体2の位置を表す。よって、位置検知部6は、ONになった縦横のコードスイッチ3の組み合わせそのものでシート4内での移動体2の位置を表す。
【0024】
方向計測部7は、位置検知部6が検知した移動体2の位置の時間的変化から移動体2が移動している方向を計測する。移動体2がシート4の一辺、例えば縦辺4aに対して平行に移動していると、縦列の識別記号A,B,…,Hのみが変化し、横列の識別記号I,J,K,Lは変化しない。逆に、縦辺4aに対して直角方向に移動していると、縦列の識別記号A,B,…,Hは変化せず、横列の識別記号I,J,K,Lのみが変化する。そして、斜めに移動していると、縦列の識別記号A,B,…,Hと横列の識別記号I,J,K,Lが共に変化する。従って、方向計測部7は、縦横の識別記号の変化から移動体2が移動している方向を計測することができる。
【0025】
コードスイッチ3は、図示した縦8列横4列に限らず、縦横に本数を増やしてシート4を拡張することができる。
【0026】
また、移動体2が移動する平面に複数枚のシート4を用いても良い。すなわち、図4に示されるように、本発明に係る位置検知及び移動方向計測装置は、移動体2が移動する工場敷地等の平面41上に、走行ルート42に重なるようにして適宜間隔で並べて設置された複数枚のシート4と、移動体2が存在するシート4のアドレスを認識するアドレス認識部(図示せず)とを備える。ここでシート4に移動体2が移動する走行ルート42の順に“001”〜“006”のアドレスを与えるものとする。
【0027】
アドレス認識部の構成としては、例えば、シート4ごとに図1のCPUを設け、各々のCPUは自身の属するシート4においてコードスイッチ3がONになったとき、移動体2が自身の属するシート4に存在することを認識する。各CPUには、あらかじめ自身のアドレスとして“001”〜“006”を設定しておく。これにより、移動体2が移動していずれかのシート4に乗ったとき、そのシート4のアドレスが認識される。
【0028】
さらに、本発明に係る位置検知及び移動方向計測装置1は、認識したアドレスと検知した位置と計測した方向とを当該移動体2に対して通知する対移動体通知部8と、上記アドレス、位置、方向を移動体2を監視する監視装置(図示せず)に対して通知する対監視装置通知部9と、これら外部に通知するデータを送信するためのデータ送信器10とを備える。
【0029】
対移動体通知部8、対監視装置通知部9は、前述した位置検知部6及び方向計測部7と同じCPUで構成し、通知には通信ポートを使用するとよい。通信ポートに接続されたデータ送信器10は、移動体2に対しては無線、監視装置に対しては無線又は有線でデータを送信する。
【0030】
次に、動作を説明する。
【0031】
移動体2がシート4上を移動するとき、コードスイッチ3を踏むことにより、そのコードスイッチ3はONになる。
【0032】
位置検知部6は、ONになった縦横のコードスイッチ3の組み合わせからシート4内での移動体2の位置を検知する。例えば、識別記号D,E,J,Kのコードスイッチ3がONになったとすると、移動体2がこれらD,E,J,Kのコードスイッチ3を踏んでおり、これ以外の全てのコードスイッチ3を踏んでいないということになる。つまり、縦横の識別記号を座標と考えれば、ONになった座標が移動体2の位置を表す。よって、位置検知部6は、ONになった縦横のコードスイッチ3の組み合わせそのものでシート4内での移動体2の位置を表す。
【0033】
方向計測部7は、位置検知部6が検知した移動体2の位置の時間的変化から移動体2が移動している方向を計測する。移動体2がシート4の一辺、例えば縦辺4aに対して平行に移動していると、縦列の識別記号A,B,…,Hのみが変化し、横列の識別記号I,J,K,Lは変化しない。逆に、縦辺4aに対して直角方向に移動していると、縦列の識別記号A,B,…,Hは変化せず、横列の識別記号I,J,K,Lのみが変化する。そして、斜めに移動していると、縦列の識別記号A,B,…,Hと横列の識別記号I,J,K,Lが共に変化する。従って、方向計測部7は、縦横の識別記号の変化から移動体2が移動している方向を計測することができる。
【0034】
本発明の位置検知及び移動方向計測装置1によれば、安価なハードウェアで正確に位置検知及び移動方向計測ができる。
【0035】
本発明のシート4によれば、シート4を位置検知及び移動方向計測の現場に広げるだけで格子状の複数本のコードスイッチ3の布設が完了するので、簡便である。また、シート4はアドレスを認識できるようになっているので、移動体2が移動する平面にシート4を複数枚並べて用い、アドレス認識部で認識するようにすればよい。
【0036】
本発明の位置検知及び移動方向計測装置1は、移動体2に対してアドレス、位置、方向を通知するので、自立移動している移動体2は当該移動体2内で計測している自立移動用のセンサデータ、自己位置、方位などを補正することができる。一方、誘導装置からの誘導により移動している移動体2に対しては上記アドレス、位置、方向をフィードバックとして通知することができる。
【0037】
本発明の位置検知及び移動方向計測装置1は、監視装置に対してアドレス、位置、方向を通知するので、監視装置は移動体2の位置、移動方向を正確に把握し、管理、運用することができる。
【0038】
さらに、監視装置は、シート4上にいる複数台の移動体2について、個々の移動体2の位置、移動方向を正確に把握し、管理、運用することができる。
【0039】
次に、スイッチ検知回路5の詳細を説明する。
【0040】
図2に示されるように、スイッチ検知回路5は、コードスイッチ3の電極21に他の電極22と異なる電圧を印加する抵抗器23と、これら電極21,22同士の接触により生じる電極間の電圧変化からコードスイッチ3上に移動体2が乗っているか否か示す二値信号を出力するエッジ形成回路24とを有する。スイッチ検知回路5は、図2の回路構成をコードスイッチ3の本数分有する。
【0041】
コードスイッチ3は、中空で弾性を有する長尺の絶縁体と、その絶縁体内面に保持され互いに離間された複数の電極とを備えたものである。コードスイッチ3の電極21は抵抗器23を介して電源に接続される。また、コードスイッチ3の電極22はアースに接続される。これにより、電極21,22同士が離間しているときには、電極21の電圧は電源電圧であり、電極21,22同士が接触したときは電極21の電圧はアース電圧である。よって、スイッチ検知回路5は、電極21の電圧が電源電圧のときコードスイッチ3上には移動体2がおらず(OFF)、電極21の電圧がアース電圧のときコードスイッチ上に移動体2がいる(ON)ことを検知する。
【0042】
次に、本発明に好適なコードスイッチの内部構造の形態を説明する。
【0043】
図3(a)に示されるように、コードスイッチ31は、中空で弾性を有する長尺の絶縁体32と、絶縁体32内面に保持され互いに離間された複数の電極33,34とを備えている。絶縁体32の断面は角形で、中空部分37の断面も角形である。電極33,34は、この中空部分の互いに対向する面に保持されている。電極33,34の断面は角形である。
【0044】
電極33,34は、いずれも金属線35の周囲が導電性樹脂36で覆われて構成されている。これにより、電極33,34の全体を金属線で構成するよりもコードスイッチ31を軽量化することができる。また、電極33,34に金属線35が含まれることにより、長手方向のインピーダンスを下げることができる。
【0045】
図3(b)に示されるように、コードスイッチ41は、中空で弾性を有する長尺の絶縁体42と、絶縁体42内面に保持され互いに離間された複数の電極43,44,45,46とを備えている。絶縁体42の断面は円形である。電極43,44,45,46は、中空部分49の周方向にほぼ等間隔な配置で保持されている。電極43,44,45,46の断面は円形である。電極43,44,45,46は、いずれも金属線47の周囲が導電性樹脂48で覆われて構成されている。
【0046】
電極43,44,45,46は、螺旋状に巻かれて絶縁体32の長手方向に延びている。これにより、全方向からの圧力が検知できるので、コードスイッチ41をシートに埋め込むときにコードスイッチ41の向きを管理せずに簡単に製造布設作業をすることができる。
【0047】
本発明は、移動体2の位置検知及び移動方向計測だけでなく、車両の位置検知及び移動方向計測にも利用できるので、駐車場の駐車車両と空きスペースを管理するシステムに応用できる。
【0048】
本発明は、シート4のコードスイッチ3に何かが乗ればその位置を検知できるので、管理区域への侵入者検知センサとして応用できる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の一実施形態を示す位置検知及び移動方向計測装置のブロック構成図である。
【図2】本発明に用いるスイッチ検知回路のコードスイッチ1本分の回路図である。
【図3】(a)、(b)はコードスイッチの構造図である。
【図4】本発明におけるアドレス認識の概念図である。
【符号の説明】
【0050】
1 位置検知及び移動方向計測装置
2 移動体
3 コードスイッチ
4 シート
5 スイッチ検知回路
6 位置検知部
7 方向計測部
8 対移動体通知部
9 対監視装置通知部
10 データ送信器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体が移動する平面に広げて設置され、縦横に交差させて配置した複数本のコードスイッチを取り付けたシートと、各コードスイッチのON/OFFを検知するスイッチ検知回路と、ONになった縦横のコードスイッチの組み合わせから上記シート内での上記移動体の位置を検知する位置検知部と、該移動体の位置の時間的変化から上記移動体が移動している方向を計測する方向計測部とを備えたことを特徴とするコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置。
【請求項2】
移動体が移動する平面に広げて設置され、平行に配置した複数本のコードスイッチを取り付けた第一層シートと、平行に配置した複数本のコードスイッチを取り付け、これらコードスイッチが上記第一層シートのコードスイッチと縦横に交差するように上記第一層シートに重ねられた第二層シートと、各コードスイッチのON/OFFを検知するスイッチ検知回路と、ONになった縦横のコードスイッチの組み合わせから上記重ねたシート内での上記移動体の位置を検知する位置検知部と、該移動体の位置の時間的変化から上記移動体が移動している方向を計測する方向計測部とを備えたことを特徴とするコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置。
【請求項3】
移動体が移動する平面に並べて設置された複数枚の上記シートと、上記移動体が存在するシートのアドレスを認識するアドレス認識部とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置。
【請求項4】
上記認識したアドレスと上記検知した位置と上記計測した方向とを当該移動体に対して通知する対移動体通知部と、上記アドレス、位置、方向を上記移動体を監視する監視装置に対して通知する対監視装置通知部とを備えたことを特徴とする請求項3記載のコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置。
【請求項5】
上記コードスイッチは、中空で弾性を有する長尺の絶縁体と、絶縁体内面に保持され互いに離間された複数の電極とを備えることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置。
【請求項6】
上記電極は、螺旋状に巻かれて上記絶縁体の長手方向に延びていることを特徴とする請求項5記載のコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置。
【請求項7】
上記電極は、金属線の周囲が導電性樹脂で覆われてなることを特徴とする請求項5又は6記載のコードスイッチを用いた移動体の位置検知及び移動方向計測装置。
【請求項8】
移動体が移動する平面に広げて設置され、縦横に交差させて配置した複数本のコードスイッチを取り付けたことを特徴とする移動体の位置検知及び移動方向計測のためのシート。
【請求項9】
移動体が移動する平面に広げて設置され、平行に配置した複数本のコードスイッチを取り付けた第一層シートと、平行に配置した複数本のコードスイッチを取り付け、これらコードスイッチが上記第一層シートのコードスイッチと縦横に交差するように上記第一層シートに重ねられた第二層シートとからなることを特徴とする移動体の位置検知及び移動方向計測のためのシート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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