説明

コードリーダ、コード処理方法、及び、コンピュータプログラム

【課題】 コードの利用価値をより高めることが可能なコードリーダを提供することである。
【解決手段】 バーコードリーダ17は、各利用者が投稿を行うTwitter(登録商標)で利用される。Twitterは、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行うハッシュタグの機能を有する。グループ化は、ハッシュマーク#と識別情報とを組み合わせたタグ情報を投稿に含めることにより行われ、同じタグ情報を含む投稿が同一グループとして扱われる。バーコードリーダ17は、バーコード15をスキャンし、スキャンしたバーコード15を識別情報として、その先頭にハッシュマーク#を付加し、ハッシュタグ利用のためのタグ情報として出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コード(例えばバーコード)をスキャンして出力するコードリーダ及びその関連技術に関する。
【背景技術】
【0002】
非特許文献1には、様々な種類のバーコードリーダが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献1】平本純也、「新改訂版 知っておきたいバーコード・二次元コードの知識」、第6版全面改訂第1刷、日本工業出版株式会社、平成18年3月31日、p.191−239
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記バーコードリーダは、読取ったバーコードを解析して出力する、単なるバーコードリーダにすぎない。従って、その利用目的は、POS(Point Of Sale)システム等、一定のシステムに限定される。つまり、バーコードの利用価値も一定のシステムに限定される。また、バーコードリーダが単にバーコードを出力するに過ぎないものであっても、既存のあるいは新規なシステムと組み合わせることにより、バーコードの利用価値を向上できる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、コードの利用価値をより高めることが可能なコードリーダ及びその関連技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の観点によると、各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティで利用される、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行うシステムであって、前記グループ化は、所定のシンボルと識別情報とを組み合わせたタグ情報を投稿に含めることにより行われ、同じ前記タグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うシステムに利用可能なコードリーダにおいて、ものを識別するためのコードをスキャンし、スキャンした前記コードを前記識別情報として、前記所定のシンボルを付加し、前記グループ化のための前記タグ情報として出力する。
【0007】
上記ネットワークコミュニティでは、同じタグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うので、同じ話題の投稿に同じタグ情報を含めることで、特定の話題の投稿の検索が容易になる。本発明では、「もの」を識別するためのコードを利用してタグ情報を生成する。従って、そのタグ情報は、そのタグ情報に含まれるコードによって特定される「もの」に関する投稿に含めるタグ情報として好適である。なぜなら、コードは、その「もの」を他の「もの」と区別することができる識別情報だからである。このように、スキャンしたコードに所定のシンボルを付加するだけで、ネットワークコミュニティにおいて検索を容易化するグループ化のためのタグ情報を容易に生成できる。また、コードをタグ情報として利用することにより、コードの利用価値を高めることができる。さらに、異なる話題に関して同一のタグ情報が作成されることを極力防止できる。さらに、ネットワークコミュニティの利用者は、タグ情報に含める識別情報を自ら考える必要もないため、その負担を軽減できる。
【0008】
ここで、本明細書及び特許請求の範囲において、「もの」は、物品及び不動産を含む有体物、情報及びサービスを含む無体物、商品、並びに、人及び動物を含む生物を含み、情報は、映像、音声、プログラム、及びデータを含む。また、本明細書及び特許請求の範囲において、「シンボル」は、文字、記号、数字、及び、マークを含む概念として使用される。
【0009】
このコードリーダにおいて、1つの前記コードは、複数のキャラクタを含み、前記複数のキャラクタのうちの一部のキャラクタに前記所定のシンボルを付加し、前記タグ情報としての第1のタグ情報を出力する。
【0010】
この構成によれば、タグ情報の文字数を減らすことができ、一回の投稿に字数制限がある場合に、投稿の実体的な内容作成のために使用できる字数を増やすことができる。また、コードが複数種類の情報(例えば、メーカコード及びアイテムコードといった2種類のコード)を含む場合に、必要な情報のみを抽出して、タグ情報を作成できる。
【0011】
ここで、本明細書及び特許請求の範囲において、「一部のキャラクタ」は、メーカコード等の意味のあるコードを形成していてもよいし、特定の意味を持たないものであってもよい。
【0012】
このコードリーダにおいて、前記複数のキャラクタのうちの前記一部のキャラクタとは別のキャラクタに前記所定のシンボルを付加することにより、前記タグ情報としての第2のタグ情報を出力する。
【0013】
この構成によれば、コードが複数種類の情報(例えば、メーカコード及びアイテムコードといった2種類のコード)を含む場合に、それぞれの情報に関するタグ情報を作成し、出力できる。このため、利用者は、投稿内容に応じて、使用するタグ情報を選択でき便宜である。
【0014】
上記コードリーダにおいて、前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタに前記所定のシンボルを付加することにより、前記タグ情報としての第3のタグ情報を出力する。
【0015】
この構成によれば、一部のキャラクタから作成されたタグ情報だけでなく、全部のキャラクタから作成されたタグ情報も出力するので、利用者は、投稿内容に応じて、使用するタグ情報を選択でき便宜である。
【0016】
上記コードリーダにおいて、1つの前記コードの前記複数のキャラクタが、製造メーカを表すコード(以下、「メーカコード」と呼ぶ。)及び商品を識別するためのコード(以下、「アイテムコード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記メーカコード若しくは前記アイテムコードであり、1つの前記コードの前記複数のキャラクタが、出版者を表すコード(以下、「出版者コード」と呼ぶ。)及び書名を表すコード(以下、「書名コード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記出版者コード若しくは前記書名コードである。
【0017】
この構成によれば、利用者は、メーカコードのみを識別情報として作成されたタグ情報、アイテムコードのみを識別情報として作成されたタグ情報、メーカコード及びアイテムコードを識別情報として作成されたタグ情報、出版者コードのみを識別情報として作成されたタグ情報、書名コードのみを識別情報として作成されたタグ情報、及び、出版者コード及び書名コードを識別情報として作成されたタグ情報を利用できる。
【0018】
上記コードリーダにおいて、1つの前記コードは、複数のキャラクタを含み、前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタに前記所定のシンボルを付加して、前記タグ情報として出力する。
【0019】
この構成によれば、複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタをタグ情報に含めるので、一部のキャラクタをタグ情報に含める場合と比較して処理を簡易化できる。なお、一部のキャラクタをタグ情報に含める場合は、その抽出処理が必要になる。
【0020】
上記コードリーダにおいて、前記グループ化のための前記タグ情報を出力するための第1モードと、ネットワークに接続された所定のサーバへ、スキャンした前記コードを送信するための第2モードと、を有する。
【0021】
この構成によれば、利用者は、上記ネットワークコミュニティのためのタグ情報を入力するための道具としてこのコードリーダを利用できるだけでなく(第1モード)、コードを所定のサーバへ送信し、その所定のサーバが提供するサービスを受けるために、このコードリーダを利用できる(第2モード)。このように、このコードリーダ及びコードの利用価値をより高めることができる。
【0022】
このコードリーダにおいて、前記第2モードで前記コードが送信される前記所定のサーバは、そのコードによって特定される前記ものに関する情報を提供する。
【0023】
この構成によれば、利用者は、第1モードで、「もの」に関する投稿を行ない、コードをスキャンするだけで、その投稿にタグ情報を含めたり、そのタグ情報で検索したりすることができる一方、第2モードで、その「もの」に関する様々な情報を所定のサーバから取得ないしは閲覧することができ、より一層コードリーダ及びコードの利用価値を向上できる。
【0024】
上記コードリーダにおいて、前記第2モードでは、前記コード、前記所定のサーバのアドレス情報、及び、所定のコマンドを、前記ネットワークに接続された通信端末に出力し、前記所定のコマンドは、前記通信端末に前記コードを前記所定のサーバへ送信させるためのコマンドである。
【0025】
この構成によれば、第2モードでは、コードと共に所定のサーバのアドレス及びコマンドが、通信端末に出力される。コマンドが入力された当該通信端末は、そのコマンドに応答して、そのアドレスが示すサーバへコードを送信する。このため、所定のサーバへコードを送信するためのソフトウェアを、当該通信端末にインストールする必要がなく、また、サーバのアドレスを当該通信端末に入力する必要もないので、ユーザの利便性の向上を図ることができる。ユーザは、コードの読み取り処理を行うだけで、コードを所定のサーバに送信できる。
【0026】
上記コードリーダにおいて、前記コードは、商品を識別するための共通商品コードである。
【0027】
この構成によれば、JANコード、EANコード、及びUPCコード等の共通商品コードを用いてタグ情報が作成される。共通商品コードは多くの商品に付されているユニークなコードであり、共通商品コードでタグ情報を作成することにより、数多くの異なる商品で重複することなく、タグ情報を作成できる。
【0028】
本発明の第2の観点によると、各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティで利用される、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行うシステムであって、前記グループ化は、商品を識別するための共通商品コードをタグ情報として投稿に含めることにより行われ、同じ前記タグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うシステムに利用可能なコードリーダにおいて、スキャンした前記共通商品コードを、前記グループ化のための前記タグ情報として出力する。
【0029】
上記ネットワークコミュニティでは、同じタグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うので、同じ話題の投稿に同じタグ情報を含めることで、特定の話題の投稿の検索が容易になる。本発明では、JANコード、EANコード、及びUPCコード等の共通商品コードを用いてタグ情報が作成される。共通商品コードは多くの商品に付されているユニークなコードであり、共通商品コードでタグ情報を作成することにより、数多くの異なる商品で重複することなく、タグ情報を作成できる。このように、ネットワークコミュニティにおいて検索を容易化するグループ化のためのタグ情報を容易に生成できる。また、共通商品コードをタグ情報として利用することにより、共通商品コードの利用価値を高めることができる。さらに、ネットワークコミュニティの利用者は、タグ情報を自ら考える必要もないため、その負担を軽減できる。
【0030】
このコードリーダにおいて、1つの前記共通商品コードは、複数のキャラクタを含み、前記複数のキャラクタのうちの一部のキャラクタを、前記タグ情報としての第1のタグ情報として出力する。
【0031】
この構成によれば、タグ情報の文字数を減らすことができ、一回の投稿に字数制限がある場合に、投稿の実体的な内容作成のために使用できる字数を増やすことができる。また、共通商品コードが複数種類の情報(例えば、メーカコード及びアイテムコードといった2種類のコード)を含む場合に、必要な情報のみを抽出して、タグ情報を作成できる。
【0032】
このコードリーダにおいて、前記複数のキャラクタのうちの前記一部のキャラクタとは別のキャラクタを、前記タグ情報としての第2のタグ情報として出力する。
【0033】
この構成によれば、共通商品コードが複数種類の情報(例えば、メーカコード及びアイテムコードといった2種類のコード)を含む場合に、それぞれの情報に関するタグ情報を作成し、出力できる。このため、利用者は、投稿内容に応じて、使用するタグ情報を選択でき便宜である。
【0034】
上記コードリーダにおいて、前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタを、前記タグ情報としての第3のタグ情報として出力する。
【0035】
この構成によれば、一部のキャラクタから作成されたタグ情報だけでなく、全部のキャラクタから作成されたタグ情報も出力するので、利用者は、投稿内容に応じて、使用するタグ情報を選択でき便宜である。
【0036】
上記コードリーダにおいて、1つの前記共通商品コードの前記複数のキャラクタが、製造メーカを表すコード(以下、「メーカコード」と呼ぶ。)及び商品を識別するためのコード(以下、「アイテムコード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記メーカコード若しくは前記アイテムコードであり、1つの前記共通商品コードの前記複数のキャラクタが、出版者を表すコード(以下、「出版者コード」と呼ぶ。)及び書名を表すコード(以下、「書名コード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記出版者コード若しくは前記書名コードである。
【0037】
この構成によれば、利用者は、メーカコードのみから作成されたタグ情報、アイテムコードのみから作成されたタグ情報、メーカコード及びアイテムコードから作成されたタグ情報、出版者コードのみから作成されたタグ情報、書名コードのみから作成されたタグ情報、及び、出版者コード及び書名コードから作成されたタグ情報を利用できる。
【0038】
上記コードリーダにおいて、1つの前記共通商品コードは、複数のキャラクタを含み、前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタを、前記タグ情報として出力する。
【0039】
この構成によれば、複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタをタグ情報に含めるので、一部のキャラクタをタグ情報に含める場合と比較して処理を簡易化できる。なお、一部のキャラクタをタグ情報に含める場合は、その抽出処理が必要になる。
【0040】
上記コードリーダにおいて、前記グループ化のための前記タグ情報を出力するための第1モードと、ネットワークに接続された所定のサーバへ、スキャンした前記共通商品コードを送信するための第2モードと、を有する。
【0041】
この構成によれば、利用者は、上記ネットワークコミュニティのためのタグ情報を入力するための道具としてこのコードリーダを利用できるだけでなく(第1モード)、共通商品コードを所定のサーバへ送信し、その所定のサーバが提供するサービスを受けるために、このコードリーダを利用できる(第2モード)。このように、このコードリーダ及び共通商品コードの利用価値をより高めることができる。
【0042】
このコードリーダにおいて、前記第2モードで前記共通商品コードが送信される前記所定のサーバは、その共通商品コードによって特定される前記商品に関する情報を提供する。
【0043】
この構成によれば、利用者は、第1モードで、商品に関する投稿を行ない、共通商品コードをスキャンするだけで、その投稿にタグ情報を含めたり、そのタグ情報で検索したりすることができる一方、第2モードで、その商品に関する様々な情報を所定のサーバから取得ないしは閲覧することができ、より一層コードリーダ及び共通商品コードの利用価値を向上できる。
【0044】
上記コードリーダにおいて、前記第2モードでは、前記共通商品コード、前記所定のサーバのアドレス情報、及び、所定のコマンドを、前記ネットワークに接続された通信端末に出力し、前記所定のコマンドは、前記通信端末に前記共通商品コードを前記所定のサーバへ送信させるためのコマンドである。
【0045】
この構成によれば、第2モードでは、共通商品コードと共に所定のサーバのアドレス及びコマンドが、通信端末に出力される。コマンドが入力された当該通信端末は、そのコマンドに応答して、そのアドレスが示すサーバへ共通商品コードを送信する。このため、所定のサーバへ共通商品コードを送信するためのソフトウェアを、当該通信端末にインストールする必要がなく、また、サーバのアドレスを当該通信端末に入力する必要もないので、ユーザの利便性の向上を図ることができる。ユーザは、共通商品コードの読み取り処理を行うだけで、共通商品コードを所定のサーバに送信できる。
【0046】
本発明の第3の観点によれば、商品を識別するための共通商品コードをスキャンするコードリーダにおいて、各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティにて各投稿に含める検索キーワードあるいは投稿を検索するための検索キーワードとして、スキャンした前記共通商品コードを出力する。
【0047】
この構成によれば、ネットワークコミュニティにおいて、JANコード、EANコード、及びUPCコード等の共通商品コードが検索キーワードとして使用される。このように、共通商品コードを検索キーワードとして利用することにより、共通商品コードの利用価値を高めることができる。また、共通商品コードは多くの商品に付されているユニークなコードであり、数多くの異なる商品で重複することなく、検索キーワードを作成できる。
【0048】
このコードリーダにおいて、1つの前記共通商品コードは、複数のキャラクタを含み、前記複数のキャラクタのうちの一部のキャラクタを、前記検索キーワードとしての第1の検索キーワードとして出力する。
【0049】
この構成によれば、検索キーワードの文字数を減らすことができ、一回の投稿に字数制限がある場合に、投稿の実体的な内容作成のために使用できる字数を増やすことができる。また、共通商品コードが複数種類の情報(例えば、メーカコード及びアイテムコードといった2種類のコード)を含む場合に、必要な情報のみを抽出して、検索キーワードとすることができる。
【0050】
このコードリーダにおいて、前記複数のキャラクタのうちの前記一部のキャラクタとは別のキャラクタを、前記検索キーワードとしての第2の検索キーワードとして出力する。
【0051】
この構成によれば、共通商品コードが複数種類の情報(例えば、メーカコード及びアイテムコードといった2種類のコード)を含む場合に、それぞれの情報を検索キーワードとして出力できる。このため、利用者は、投稿内容に応じて、使用する検索キーワードを選択でき便宜である。
【0052】
上記コードリーダにおいて、前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタを、前記検索キーワードとしての第3の検索キーワードとして出力する。
【0053】
この構成によれば、一部のキャラクタからなる検索キーワードだけでなく、全部のキャラクタからなる検索キーワードも出力するので、利用者は、投稿内容に応じて、使用する検索キーワードを選択でき便宜である。
【0054】
上記コードリーダにおいて、1つの前記共通商品コードの前記複数のキャラクタが、製造メーカを表すコード(以下、「メーカコード」と呼ぶ。)及び商品を識別するためのコード(以下、「アイテムコード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記メーカコード若しくは前記アイテムコードであり、1つの前記共通商品コードの前記複数のキャラクタが、出版者を表すコード(以下、「出版者コード」と呼ぶ。)及び書名を表すコード(以下、「書名コード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記出版者コード若しくは前記書名コードである。
【0055】
この構成によれば、利用者は、メーカコードのみから作成された検索キーワード、アイテムコードのみから作成された検索キーワード、メーカコード及びアイテムコードから作成された検索キーワード、出版者コードのみから作成された検索キーワード、書名コードのみから作成された検索キーワード、及び、出版者コード及び書名コードから作成された検索キーワードを利用できる。
【0056】
上記コードリーダにおいて、1つの前記共通商品コードは、複数のキャラクタを含み、前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタを、前記検索キーワードとして出力する。
【0057】
この構成によれば、複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタを検索キーワードとするので、一部のキャラクタを検索キーワードとする場合と比較して処理を簡易化できる。なお、一部のキャラクタを検索キーワードとする場合は、その抽出処理が必要になる。
【0058】
上記コードリーダにおいて、前記検索キーワードを出力するための第1モードと、ネットワークに接続された所定のサーバへ、スキャンした前記共通商品コードを送信するための第2モードと、を有する。
【0059】
この構成によれば、利用者は、上記ネットワークコミュニティのための検索キーワードを入力するための道具としてこのコードリーダを利用できるだけでなく(第1モード)、共通商品コードを所定のサーバへ送信し、その所定のサーバが提供するサービスを受けるために、このコードリーダを利用できる(第2モード)。このように、このコードリーダ及び共通商品コードの利用価値をより高めることができる。
【0060】
このコードリーダにおいて、前記第2モードで前記共通商品コードが送信される前記所定のサーバは、その共通商品コードによって特定される前記商品に関する情報を提供する。
【0061】
この構成によれば、利用者は、第1モードで、商品に関する投稿を行ない、共通商品コードをスキャンするだけで、その投稿に検索キーワードを含めたり、その検索キーワードで検索したりすることができる一方、第2モードで、その商品に関する様々な情報を所定のサーバから取得ないしは閲覧することができ、より一層コードリーダ及び共通商品コードの利用価値を向上できる。
【0062】
上記コードリーダにおいて、前記第2モードでは、前記共通商品コード、前記所定のサーバのアドレス情報、及び、所定のコマンドを、前記ネットワークに接続された通信端末に出力し、前記所定のコマンドは、前記通信端末に前記共通商品コードを前記所定のサーバへ送信させるためのコマンドである。
【0063】
この構成によれば、第2モードでは、共通商品コードと共に所定のサーバのアドレス及びコマンドが、通信端末に出力される。コマンドが入力された当該通信端末は、そのコマンドに応答して、そのアドレスが示すサーバへ共通商品コードを送信する。このため、所定のサーバへ共通商品コードを送信するためのソフトウェアを、当該通信端末にインストールする必要がなく、また、サーバのアドレスを当該通信端末に入力する必要もないので、ユーザの利便性の向上を図ることができる。ユーザは、共通商品コードの読み取り処理を行うだけで、共通商品コードを所定のサーバに送信できる。
【0064】
本発明の第4の観点によると、コード処理方法は、各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティで利用される、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行うシステムであって、前記グループ化は、所定のシンボルと識別情報とを組み合わせたタグ情報を投稿に含めることにより行われ、同じ前記タグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うシステムに利用可能なコードリーダから、ものを識別するためのコードを受け取って処理するコード処理方法であって、前記コードリーダから前記コードを受け取るステップと、受け取った前記コードを前記識別情報として、前記所定のシンボルを付加し、前記グループ化のための前記タグ情報として出力するステップと、を含む。
【0065】
この構成によれば、上記第1の観点によるコードリーダと同様の効果を奏する。
【0066】
本発明の第5の観点によると、コード処理方法は、各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティで利用される、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行うシステムであって、前記グループ化は、商品を識別するための共通商品コードをタグ情報として投稿に含めることにより行われ、同じ前記タグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うシステムに利用可能なコードリーダから前記共通商品コードを受け取って処理するコード処理方法であって、前記コードリーダから前記共通商品コードを受け取るステップと、受け取った前記共通商品コードを、前記グループ化のための前記タグ情報として出力するステップと、を含む。
【0067】
この構成によれば、上記第2の観点によるコードリーダと同様の効果を奏する。
【0068】
本発明の第6の観点によると、コード処理方法は、商品を識別するための共通商品コードをスキャンするコードリーダからコードを受け取って処理するコード処理方法であって、前記コードリーダから前記共通商品コードを受け取るステップと、各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティにて各投稿に含める検索キーワードあるいは投稿を検索するための検索キーワードとして、受け取った前記共通商品コードを出力するステップと、を含む。
【0069】
この構成によれば、上記第3の観点によるコードリーダと同様の効果を奏する。
【0070】
本発明の第7の観点によると、コンピュータプログラムは、上記第4の観点によるコード処理方法をコンピュータに実行させる。
【0071】
この構成によれば、上記第1の観点によるコードリーダと同様の効果を奏する。
【0072】
本発明の第8の観点によると、コンピュータプログラムは、上記第5の観点によるコード処理方法をコンピュータに実行させる。
【0073】
この構成によれば、上記第2の観点によるコードリーダと同様の効果を奏する。
【0074】
本発明の第9の観点によると、コンピュータプログラムは、上記第6の観点によるコード処理方法をコンピュータに実行させる。
【0075】
この構成によれば、上記第3の観点によるコードリーダと同様の効果を奏する。
【0076】
本発明の第10の観点によると、記録媒体は、上記第7の観点によるコンピュータプログラムを記録する。
【0077】
この構成によれば、上記第1の観点によるコードリーダと同様の効果を奏する。
【0078】
本発明の第11の観点によると、記録媒体は、上記第8の観点によるコンピュータプログラムを記録する。
【0079】
この構成によれば、上記第2の観点によるコードリーダと同様の効果を奏する。
【0080】
本発明の第12の観点によると、記録媒体は、上記第9の観点によるコンピュータプログラムを記録する。
【0081】
この構成によれば、上記第3の観点によるコードリーダと同様の効果を奏する。
【0082】
なお、記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明の実施の形態1によるバーコードリーダ17の第1の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1によるバーコードリーダ17の第2の説明図である。
【図3】図1のバーコードリーダ17の電気的構成を示す図である。
【図4】図3のMCU23に内蔵されたROM25に格納されたプログラム及びデータの説明図である。
【図5】(a)図1のバーコードリーダ17のモード1での処理の流れの第1の例を示すフローチャートである。(b)図1のバーコードリーダ17のモード1での処理の流れの第2の例を示すフローチャートである。(c)図1のバーコードリーダ17のモード1での処理の流れの第3の例を示すフローチャートである。
【図6】図1のバーコードリーダ17がモード2でバーコード15を出力したときの端末100及びサーバ300の処理の概要を説明するための図である。
【図7】(a)図6のサーバ300の電気的構成を示す図である。(b)図7(a)のHDD61にお格納されたデータベース62の例示図である。
【図8】図1のバーコードリーダ17のモード2での処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図9】図1のバーコードリーダ17がモード2でバーコード15を出力したときの端末100及びサーバ300の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0084】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付してその説明を援用する。
【0085】
(実施の形態1)
【0086】
図1は、本発明の実施の形態1によるバーコードリーダ17の第1の説明図である。図1を参照して、先ず、本実施の形態1によるバーコードリーダ17が使用される環境について説明する。
【0087】
本実施の形態で使用するバーコード15は、共通商品コードである標準のJAN(Japanese Article Number)コードであるとする。JANコードは、13桁のキャラクタからなり、その内容は、製造メーカを表すメーカコード、商品を識別するためのアイテムコード(商品コード)、及び、チェックデジットである。もちろん、本実施の形態で使用可能なバーコードは、JANコードに限られない。
【0088】
また、バーコードリーダ17は、インターネットコミュニティ(ネットワークコミュニティの一種)に参加しているユーザの通信端末100(後述)に接続される。本実施の形態では、このインターネットコミュニティの例として、Twitter(登録商標)を挙げる。通信端末100により、ユーザがTwitterにログインすると、そのモニタ102(後述)に、ホームと呼ばれる、そのユーザ専用のサイトが表示される。
【0089】
図1では、ホームが、ホーム1−0→ホーム1−1→ホーム1−2へと更新される様子が示されている。なお、後述する図2でもまた、ホームが、ホーム1−3→ホーム1−4→ホーム1−5へと更新される様子が示されている。
【0090】
なお、本実施の形態では、ホーム1−0〜1−5を区別して説明する必要のないときは、ホーム1と表記する。
【0091】
図1に戻って、ホーム1は、投稿欄3、投稿ボタン5、タイムライン6、検索ボックス9、検索ボタン11を含む。タイムライン6は、自分の投稿7及び「フォロー」しているユーザの投稿7が時系列順に表示されたものである。「フォロー」とは、他のユーザの投稿を自分のタイムラインで表示できるように、当該他のユーザを登録することである。
【0092】
ユーザは、投稿欄3に、140文字以内で、ツイート(商標)と呼ばれる短文を書込み、投稿ボタン5を押下して、投稿を行う。
【0093】
また、ユーザは、検索ボックス9にキーワードを入力し、検索ボタン11を押下することにより、そのキーワードを含む投稿を検索し、ホーム1に表示することができる。Twitterには、「ハッシュタグ」という機能(システム)が設けられている。「ハッシュタグ」とは、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行う機能である。グループ化は、ハッシュマークと呼ばれるシンボル#と識別情報とを組み合わせたタグ情報(例えば、#xavix)を投稿に含めることにより行われ、同じタグ情報を含む投稿を同一グループとして扱う。従って、検索ボックス9に、タグ情報を入力して、検索ボタン11を押下すると、そのタグ情報を含む投稿が、ホーム1に表示される。また、タイムライン6に表示された投稿7がタグ情報を含む場合、ユーザがそのタグ情報をクリックすると、そのタグ情報を含む投稿が、ホーム1に表示される。
【0094】
本実施の形態では、ハッシュマーク#を付してタグ情報を作成する識別情報として、バーコード15を利用する。従って、バーコードリーダ17は、バーコード15をスキャンした後、その先頭にハッシュマーク#を付加して、それをタグ情報として、通信端末100に出力する。以下、具体例を挙げながら説明する。
【0095】
図1を参照して、いま、ユーザのモニタ102にホーム1−0が表示されているとする。そして、検索ボックス9にカーソル13が位置している。この状態で、ユーザがバーコードリーダ17によってバーコード15をスキャンすると、バーコードリーダ17は、スキャンしたバーコード15の先頭にハッシュマーク#を付加して、ユーザの通信端末100に出力する。
【0096】
すると、検索ボックス9に、ハッシュマーク#が先頭に付加されたバーコード15、つまり、タグ情報が入力される(ホーム1−1)。そして、検索ボタン11が押下されると、検索ボックス9に入力されたタグ情報を含む投稿7がタイムライン6に表示される(ホーム1−2)。
【0097】
図2は、本発明の実施の形態1によるバーコードリーダ17の第2の説明図である。図2を参照して、いま、ユーザのモニタ102にホーム1−3が表示されているとする。そして、投稿欄3に発言が入力され、カーソル13が位置している。この状態で、ユーザがバーコードリーダ17によってバーコード15をスキャンすると、バーコードリーダ17は、スキャンしたバーコード15の先頭にハッシュマーク#を付加して、ユーザの通信端末100に出力する。
【0098】
すると、投稿欄3に、ハッシュマーク#が先頭に付加されたバーコード15、つまり、タグ情報が入力される(ホーム1−4)。なお、Twitterでは、投稿欄3にタグ情報を記載するときは、その前後に半角スペースを入れる必要がある。このため、バーコードリーダ17は、タグ情報の前後に半角スペースを付加して、それを端末100に送信してもよい。
【0099】
そして、投稿ボタン5が押下されると、投稿が行なわれ、タイムライン6に、自分の投稿7及び「フォロー」しているユーザの投稿7が時系列順に表示される(ホーム1−5)。
【0100】
なお、例えば、ユーザは、ある商品に関する短文を投稿欄3に書き込む場合、その商品に付されているバーコード15をバーコードリーダ17でスキャンして、そのバーコード15から作成されたタグ情報を投稿欄3に含める。バーコード15は共通商品コードであり、ユニークであるため、バーコード15が付された商品に関する投稿を行う場合に、そのバーコード15は、その投稿に含めるタグ情報として好適である。
【0101】
以上のように、本実施の形態では、バーコードリーダ17は、スキャンしたバーコード15の先頭にハッシュマーク#を付して、ハッシュタグを利用するためのタグ情報として出力する。このように、Twitterのハッシュタグの利用に好適なバーコードリーダ17を提供できる。また、バーコード15を利用してタグ情報を生成することにより、バーコード15の利用価値を高めている。
【0102】
以下、図面を参照しながら、バーコードリーダ17の詳細を説明する。
【0103】
図3は、図1のバーコードリーダ17の電気的構成を示す図である。図3を参照して、バーコードリーダ17は、スキャナ21及びMCU(Micro Controllar Unit)23を含む。スキャナ21は、図示しない光学系(赤外発光ダイオード(IRED)、フォトトランジスタ、レンズ、及び球状レンズ)を内蔵する。なお、球状レンズは、バーコードリーダ17の先端部に配置される(図1及び図2参照)。また、バーコードリーダ17は、モード切替スイッチ19を含む(図1及び図2参照)。
【0104】
スキャナ21のIREDが発光した赤外光は、レンズ、及び球状レンズを介して、バーコード15に照射される。そして、バーコード15に照射された赤外光は、球状レンズ、及びレンズを介して、フォトトランジスタで受光される。フォトトランジスタは、受光した赤外光を電気信号に変換する。この電気信号は、図示しない増幅器で増幅され、MCU23に与えられる。このように、MCU23には、バーコード15を構成するバーとスペースに応じた電気信号が与えられる。
【0105】
モード切替スイッチ19の接点T0は、MCU23の入力ポートPに接続される。モード切替スイッチ19の接点T1は、フローティング状態であり、接点T2は接地される。モード切替スイッチ19が操作されて、接点T0が接点T1に接続されると、入力ポートPはハイレベルになる。なぜなら、入力ポートPは、MCU23の内部でプルアップされているからである。一方、接点T0が接点T2に接続されると、入力ポートPはローレベルになる。
【0106】
MCU23は、入力ポートPがローレベルのとき、モード1に入る。一方、MCU23は、入力ポートPがハイレベルのとき、モード2に入る。詳細は後述する。
さて、MCU23は、CPU(図示せず)、RAM(図示せず)、A/Dコンバータ(図示せず)、USBコントローラ(図示せず)、及び図4に示すROM25等を内蔵している。USBコントローラは、デバイスの種類を設定するレジスタを持っており、このレジスタには、バーコードリーダ17がキーボードであることを示す値が設定される。従って、バーコードリーダ17が接続される端末100は、バーコードリーダ17をキーボードとして認識する。
【0107】
図4は、図3のMCU23に内蔵されたROM25に格納されたプログラム及びデータの説明図である。図4を参照して、ROM25には、制御プログラム27、ハッシュマーク#のキーボードデータ29、キーボードデータで表されたサーバ300(図6参照)のURL(Uniform Resource Locator)31、及び、キーボードデータで表された通信端末100(図6参照)へのコマンド33が格納される。なお、MCU23の外部に、EEPROMやフラッシュメモリ等を搭載して、URLやプログラム等の変更が可能なようにすることもできる。
【0108】
制御プログラム27は、バーコード15を解読するプログラム、バーコード15をキーボードデータに変換するプログラム、モード(1,2)に応じてバーコード15を端末100に送信するプログラム、IREDを制御するプログラム、及び、その他必要なプログラムを含む。MCU23は、制御プログラム27を実行して、各種処理を行う。
【0109】
コマンド33は、通信端末(コンピュータ)100に対して、ブラウザを起動し、URL31が示すサーバ300へアクセスすることを指示するコマンドである。
【0110】
MCU23は、入力されたバーコード15に応じた電気信号を解読し、バーコード情報を取得する。そして、MCU23は、バーコード情報をキーボードデータに変換し、RAMに格納する。
【0111】
ここで、バーコードとは、バーコード情報及びバーコードパターンを包括した表現であって、これらを厳密に区別する必要のないときは、単にバーコードなる用語を使用する。バーコード情報とは、数字、文字、及び記号等のキャラクタ列を意味する。バーコードパターンとは、バーコード情報を黒色バーと白色スペースとの組み合わせにより表現したパターンを意味する。なお、バーコード、バーコード情報、及びバーコードパターンには、同じ参照符合「15」を付する。
【0112】
モード1では、MCU23は、RAMから、キーボードデータのバーコード15(解読結果)を取得し、その先頭に、ROM25から取得したハッシュマーク#のキーボードデータ29を付加して、このキーボードデータ、つまり、タグ情報を、USBコントローラを介して、端末100に送信する(図3参照)。
【0113】
一方、モード2では、MCU23は、URL31及びコマンド33をROM25から取得すると共に、RAMからバーコード15(解読結果)を取得し、USBコントローラに、これらキーボードデータを端末100に送信させる。
【0114】
すると、端末100は、受信したコマンド33に応答して、受信したURL31に基づき、受信したバーコード15をネットワーク200(図6参照)を介してサーバ300へ送信する。
【0115】
次に、モード1の詳細を説明する。
【0116】
図5(a)は、図1のバーコードリーダ17のモード1での処理の流れの第1の例を示すフローチャートである。図5(a)を参照して、ステップS1にて、MCU23は、読込んだバーコード15を解析してバーコード情報15を取得し、キーボードデータ形式に変換し、RAMに格納する(デコード)。ステップS3にて、MCU23は、ROM25からハッシュマーク#のキーボードデータ29を取得して、RAMに格納したキーボードデータ形式のバーコード情報15の先頭に付加し、キーボードデータ形式のタグ情報を作成する。ステップS5にて、MCU23は、キーボードデータ形式のタグ情報を通信端末100に送信する。なお、この第1の例では、バーコード情報15の全ての(13の)キャラクタをタグ情報に含める。
【0117】
図5(b)は、図1のバーコードリーダ17のモード1での処理の流れの第2の例を示すフローチャートである。図5(b)を参照して、ステップS7にて、MCU23は、読込んだバーコード15を解析してバーコード情報15を取得し、キーボードデータ形式に変換して、RAMに格納する(デコード)。ステップS9にて、MCU23は、キーボードデータ形式のバーコード情報15から、一部のキャラクタ(例えば、メーカコード)を抽出し、RAMに格納する。
【0118】
ステップS11にて、MCU23は、ROM25からハッシュマーク#のキーボードデータ29を取得して、ステップS9で抽出した一部のキャラクタの先頭に付加し、キーボードデータ形式のタグ情報を作成する。ステップS13にて、MCU23は、キーボードデータ形式のタグ情報を通信端末100に送信する。
【0119】
ここで、メーカコードとハッシュマーク#により、タグ情報を作成して出力する場合、例えば、次のような利用が考えられる。
【0120】
ユーザは、あるメーカに関する短文を投稿欄3に書き込む場合、そのメーカの商品に付されているバーコード15をバーコードリーダ17でスキャンして、そのバーコード15のメーカコードから作成されたタグ情報を投稿欄3に含める。バーコード15のメーカコードはユニークであるため、バーコード15が付された商品のメーカに関する投稿を行う場合に、そのバーコード15は、その投稿に含めるタグ情報として好適である。
【0121】
なお、抽出した一部のキャラクタの先頭にハッシュマーク#を付加して作成したタグ情報に加えて、バーコード情報15の全部のキャラクタの先頭にハッシュマーク#を付加してタグ情報を生成し、そのタグ情報もキーボードデータとして端末100に送信することもできる。
【0122】
図5(c)は、図1のバーコードリーダ17のモード1での処理の流れの第3の例を示すフローチャートである。図5(c)を参照して、ステップS15にて、MCU23は、読込んだバーコード15を解析してバーコード情報15を取得し、キーボードデータ形式に変換して、RAMに格納する(デコード)。ステップS17にて、MCU23は、キーボードデータ形式のバーコード情報15から、一部のキャラクタ(例えば、メーカコード)及びそれとは別のキャラクタ(例えば、アイテムコード)を抽出し、RAMに格納する。
【0123】
ステップS19にて、MCU23は、ROM25からハッシュマーク#のキーボードデータ29を取得して、ステップS17で抽出した一部のキャラクタの先頭に付加し、第1のタグ情報を作成する。また、MCU23は、ハッシュマーク#のキーボードデータ29を、ステップS17で抽出した別のキャラクタの先頭に付加し、第2のタグ情報を作成する。そして、MCU23は、第1のタグ情報及び第2のタグ情報をスペースで結合して、出力用データを作成する。ステップS21にて、MCU23は、第1のタグ情報及び第2のタグ情報を含む出力用データを、キーボードデータとして通信端末100に送信する。
【0124】
なお、バーコード情報15の全部のキャラクタの先頭にハッシュマーク#を付加して第3のタグ情報を生成し、第1のタグ情報と第2のタグ情報と第3のタグ情報とをスペースで結合して、出力用データとして、端末100に送信することもできる。
【0125】
次に、モード2の概要を説明する。
【0126】
図6は、図1のバーコードリーダ17がモード2でバーコード15を出力したときの端末100及びサーバ300の処理の概要を説明するための図である。図6を参照して、ステップS91にて、バーコードリーダ17は、バーコード15をスキャンする。ステップS93にて、バーコードリーダ17は、スキャンしたバーコード15、URL31、及び、コマンド33を通信端末100に送信する。
【0127】
ステップS95にて、通信端末100は、コマンド33に応答して、URL31が示すサーバ300へ、ネットワーク200を介して、バーコード15を送信する。すると、ステップS97にて、サーバ300は、受信したバーコード15に関連付けられたコンテンツを、ネットワーク200を介して、通信端末100に送信する。通信端末100は、受信したコンテンツをモニタ102に表示する。
【0128】
なお、コンテンツは、画像、音声、テキスト、リンク情報、又は、それらの任意の組み合わせであってよい。また、コンテンツは、WEBサイトを表示するためのHTML情報でもよい。さらに、コンテンツは、通信端末100で表示するための要素(画像、音声、テキスト、若しくはリンク情報、又は、それらの任意の組み合わせ)の格納場所であってもよい。また、ネットワーク200は、インターネット、WAN(Wide Area Network)、及び、LAN(Local Area Network)等を含む。
【0129】
図7(a)は、図6のサーバ300の電気的構成を示す図である。図7(b)は、図7(a)のHDD61にお格納されたデータベース62の例示図である。図7(a)を参照して、サーバ300は、CPU(中央演算処理装置)51、メインメモリ53、チップセット55、GPU(グラフィックスプロセシングユニット)57、SPU(サウンドプロセシングユニット)59、HDD(ハードディスクドライブ)61、ドライブ63、及び通信部65を含む。
【0130】
CPU51は、HDD61に格納されたコンピュータプログラムを実行して各種演算を行う。メインメモリ53は、CPU51から直接読み書きが行われる高速のメモリである。GPU57は、グラフィックス処理を実行し、モニタ102に映像信号を与える。SPU59は、サウンド処理を実行し、スピーカ69に音声信号を与える。HDD61は、OSやアプリケーションソフトウェア等のコンピュータプログラム並びにこれらが用いるデータを書き込むために用いる補助記憶装置である。ドライブ63は、リムーバブル記録媒体75からデータを読み込んだり、書き込んだりする装置である。通信部65は、ネットワーク200への接続を司るLANカードやUSBコントローラなどを含み(図示せず)、通信を制御する。
【0131】
CPU51、GPU57、SPU59、HDD61、ドライブ63、通信部65、キーボード71、及びマウス73といった機能ユニットは、チップセット55に接続される。チップセット55は、これに接続される機能ユニット間のデータの受け渡しを管理する。
【0132】
図7(b)を参照して、サーバ300のHDD61は、データベース62を備えている。データベース62は、バーコード15とコンテンツとを関連付けたものであり、バーコード15に基づいて、それに関連付けられたコンテンツを読み出すことができる。データベース62に登録できるコンテンツは、画像、音声、テキスト、若しくはリンク情報、又は、それらの任意の組み合わせである。また、登録できるコンテンツは、通信端末100で表示するための要素(画像、音声、テキスト、若しくはリンク情報、又は、それらの任意の組み合わせ)の格納場所(例えばURL)でもよい。
【0133】
CPU51は、モード2でスキャンされたバーコード15を通信端末100から受信すると、データベース62にアクセスして、そのバーコード15に関連付けられたコンテンツを取得して、通信端末100に送信する。また、コンテンツとしてデータの格納場所が登録されている場合は、CPU51は、その格納場所からコンテンツデータを取得して、通信端末100に送信する。一方、それに代えて、CPU51は、データの格納場所を端末100に送信し、端末100にそのデータを取得させ、表示ないしは出力させてもよい。
【0134】
ここで、データベース62は、バーコード15と、それが表す商品名と、を関連付けたデータベースであってもよい。この場合は、CPU51は、データベース62にアクセスして、受信したバーコード15(のアイテムコード)が表す商品名を取得し、その商品に関連した情報を収集及び/又は作成して、端末100に送信する。この場合、収集及び/又は作成される情報は、画像、音声、テキスト、若しくはリンク情報、又は、それらの任意の組み合わせでもよいし、WEBサイトを表示するためのHTML情報でもよい。
【0135】
図8は、図1のバーコードリーダ17のモード2での処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8を参照して、ステップS31にて、MCU23は、ユーザの操作に応答して、バーコードパターン15をスキャンし、周知のバーコード解読手法に基づいて、バーコードパターン15を解読して、バーコード情報15を取得し、キーボードデータ形式に変換してRAMに格納する(デコード)。ステップS33にて、MCU23は、バーコード情報15(例えば、「4560256580016」)およびURL31(例えば、「www.ssd.co.jp」)から、出力用データ(例えば、「www.ssd.co.jp/?bc=4560256580016」)を作成する。
【0136】
ステップS35にて、MCU23は、ステップS33で作成した出力用データにコマンド33を付加する。そして、ステップS37にて、MCU23は、コマンド33を付加した出力用データを、キーボードデータとして、送信バッファ(図示せず)に格納する。送信バッファに格納されたデータは、順次、端末100へ送信される。
【0137】
図9は、図1のバーコードリーダ17がモード2でバーコード15を出力したときの端末100及びサーバ300の処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9を参照して、ステップS51にて、端末100の汎用キーボードドライバは、バーコードリーダ17が図8のステップS37で送信した出力用データを受信する。そして、ステップS53にて、端末100のOSは、受信した出力用データに含まれるコマンド33によって、受信した出力用データに含まれるURL31及びバーコード15を引数として、端末100のブラウザを起動する。すると、ステップS55にて、起動したブラウザは、受け取ったURL31に基づき、サーバ300にアクセスして、バーコード15をサーバ300に送信する。
【0138】
すると、ステップS71にて、サーバ300は、バーコード15を受信する。ステップS73にて、サーバ300は、データベース62にアクセスして、受信したバーコード15に関連付けられたコンテンツを取得する(コンテンツの準備)。そして、ステップS75にて、サーバ300は、コンテンツを通信端末100に送信する。
【0139】
すると、ステップS57にて、通信端末100は、コンテンツを受信する。そして、ステップS59にて、通信端末100は、そのモニタ102にコンテンツを表示する。
【0140】
さて、以上のように、本実施の形態では、バーコードリーダ17は、商品を識別するための共通商品コードであるバーコード15をスキャンし、スキャンしたバーコード15を識別情報として、ハッシュマーク#を付加し、ハッシュタグを利用するためのタグ情報として出力する。
【0141】
ネットワークコミュニティ(上記例では、Twitter)では、同じタグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うので、同じ話題の投稿に同じタグ情報を含めることで、特定の話題の投稿の検索が容易になる。本実施の形態では、商品を識別するための共通商品コードであるバーコード15を利用してタグ情報を生成する。従って、そのタグ情報は、そのタグ情報に含まれるバーコード15によって特定される商品に関する投稿に含めるタグ情報として好適である。なぜなら、バーコード15は、その商品を他の商品と区別することができる識別情報だからである。このように、スキャンしたバーコード15にハッシュマーク#を付加するだけで、ネットワークコミュニティにおいて検索を容易化するグループ化のための(ハッシュタグを利用するための)タグ情報を容易に生成できる。また、バーコード15をタグ情報として利用することにより、バーコード15の利用価値を高めることができる。さらに、異なる話題に関して同一のタグ情報が作成されることを極力防止できる。さらに、ネットワークコミュニティの利用者は、タグ情報に含める識別情報を自ら考える必要もないため、その負担を軽減できる。
【0142】
また、本実施の形態では、バーコード15を構成する全部のキャラクタにハッシュマーク#を付加して、タグ情報として出力する(図5(a)参照)。
【0143】
このように、全部のキャラクタをタグ情報に含めるので、一部のキャラクタをタグ情報に含める場合(図5(b)及び図5(c)参照)と比較して処理を簡易化できる。なお、一部のキャラクタをタグ情報に含める場合は、その抽出処理が必要になる。
【0144】
さらに、本実施の形態では、バーコード15を構成する複数のキャラクタのうちの一部のキャラクタにハッシュマーク#を付加し、タグ情報としての第1のタグ情報を出力することもできる(図5(b)参照)。
【0145】
このため、タグ情報の文字数を減らすことができ、一回の投稿に字数制限がある場合に、投稿の実体的な内容作成のために使用できる字数を増やすことができる。また、バーコード15が複数種類の情報(メーカコード及びアイテムコード)を含む場合に、必要な情報のみを抽出して、タグ情報を作成できる。
【0146】
さらに、本実施の形態では、バーコード15を構成する複数のキャラクタのうちの一部のキャラクタにハッシュマーク#を付加し、タグ情報としての第1のタグ情報を生成すると共に、別のキャラクタにハッシュマーク#を付加することにより、タグ情報としての第2のタグ情報を出力することもできる(図5(c)参照)。
【0147】
このため、コードが複数種類の情報(メーカコード及びアイテムコード)を含む場合に、それぞれの情報に関するタグ情報を作成し、出力できる。その結果、利用者は、投稿内容に応じて、使用するタグ情報を選択でき便宜である。
【0148】
また、バーコード15を構成する全部のキャラクタにハッシュマーク#を付加することにより、タグ情報としての第3のタグ情報を生成して、上記の第1のタグ情報と共に出力したり、上記の第1及び第2のタグ情報と共に出力したりすることもできる。
【0149】
このように、一部のキャラクタから作成されたタグ情報だけでなく、全部のキャラクタから作成されたタグ情報も出力するので、利用者は、投稿内容に応じて、使用するタグ情報を選択でき便宜である。
【0150】
さらに、本実施の形態では、ユーザは、モード1によって、ネットワークコミュニティのための(ハッシュタグのための)タグ情報を入力するための道具としてこのバーコードリーダ17を利用できるだけでなく、モード2によって、バーコード15を所定のサーバ300へ送信し、その所定のサーバ300が提供するサービス(コンテンツ)を受けるために、このバーコードリーダ17を利用できる。このように、このバーコードリーダ17及びバーコード15の利用価値をより高めることができる。
【0151】
また、モード2では、バーコード15によって特定される商品に関する情報(コンテンツ)を提供する。
【0152】
その結果、ユーザは、モード1で、商品に関する投稿を行ない、バーコード15をスキャンするだけで、その投稿にタグ情報を含めたり、そのタグ情報で検索したりすることができる一方、モード2で、その商品に関する様々な情報を所定のサーバ300から取得ないしは閲覧することができ、より一層バーコードリーダ17及びバーコード15の利用価値を向上できる。
【0153】
さらに、モード2では、バーコード15と共に所定のサーバ300のアドレス(URL31)及びコマンド33が、通信端末100に出力される。コマンド33が入力された当該通信端末100は、そのコマンド33に応答して、そのアドレスが示すサーバ300へバーコード15を送信する。このため、所定のサーバ300へバーコード15を送信するためのソフトウェアを、当該通信端末100にインストールする必要がなく、また、サーバ300のアドレスを当該通信端末100に入力する必要もないので、ユーザの利便性の向上を図ることができる。ユーザは、バーコード15の読み取り処理を行うだけで、バーコード15ドを所定のサーバ300に送信できる。
【0154】
さらに、本実施の形態では、バーコード15として共通商品コードを利用し、共通商品コードを用いてタグ情報が作成される。共通商品コードは多くの商品に付されているユニークなコードであり、共通商品コードでタグ情報を作成することにより、数多くの異なる商品で重複することなく、タグ情報を作成できる。
【0155】
(実施の形態2)
【0156】
実施の形態1では、バーコードリーダ17は、現在のTwitterの仕様に合わせて、ハッシュマーク#をバーコード15の先頭に付加することにより、タグ情報を作成した。
【0157】
実施の形態2では、バーコードリーダ17は、モード1にて、バーコード15そのものをタグ情報として端末100に出力する。バーコード15は、共通商品コードであるJANコードを利用する。
【0158】
将来、Twitterのハッシュタグの仕様が変更され、バーコード15それ自体を、タグ情報として利用可能になるかもしれない。例えば、Twitterにおいて、13桁の数字をハッシュタグのためのタグ情報として利用可能にする。この場合は、バーコードリーダ17は、ハッシュマーク#を付加することなく、読み込んだバーコード15を、そのままタグ情報として端末100に出力する。
【0159】
実施の形態2は、タグ情報の生成方法(ハッシュタグ#の付加の有無)を除けば、実施の形態1と同様であり、詳細な説明は省略する。よって、実施の形態2の効果もまた、実施の形態1と同様である。なお、モード2の動作は、実施の形態1と2とで同じである。
【0160】
(実施の形態3)
【0161】
実施の形態1及び2では、Twitterのハッシュタグという機能を利用した。コレに対して、実施の形態3では、ハッシュタグという機能を利用せずに、バーコード15を単なる検索キーワードとして、投稿欄3に含めたり、検索ボックス9に入力したりする。
【0162】
従って、実施の形態3では、バーコードリーダ17は、モード1にて、読み込んだバーコード15をそのまま端末100に出力する。そうすると、カーソル13の位置に、バーコード15が入力され、それを検索キーワードとして利用できる。
【0163】
このように、実施の形態3では、バーコード15を検索キーワードとして利用している。これにより、バーコード15の利用価値が高まる。また、検索キーワードであるバーコード15は、共通商品コードであるJANコードを利用する。共通商品コードは多くの商品に付されているユニークなコードであり、数多くの異なる商品で重複することなく、検索キーワードを作成できる。
【0164】
実施の形態3は、ハッシュタグという機能の利用の有無を除けば、実施の形態2と同様であり、詳細な説明は省略する。よって、実施の形態3の効果もまた、実施の形態2と同様である。なお、モード2の動作は、実施の形態1と3とで同じである。
【0165】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば、以下のような変形も可能である。
【0166】
(1)上記では、バーコード15の例として、標準のJANコードを利用したが、書籍JANコードのISBN(International Standard Book Numbering)用バーコードなど、他のJANコードを利用することもできる。ISBN用バーコードは、出版者を表す出版者コード及び書名を表す書名コードを含む。例えば、図5(b)の処理では、ISBN用バーコードから、出版者コードを抽出し、抽出した出版者コードの先頭にハッシュマーク#を付加してタグ情報を作成する。また、例えば、図5(c)の処理では、ISBN用バーコードから、出版者コードを抽出し、抽出した出版者コードの先頭にハッシュマーク#を付加して第1のタグ情報を作成し、ISBN用バーコードから、書名コードを抽出し、抽出した書名コードの先頭にハッシュマーク#を付加して第2のタグ情報を作成する。
【0167】
また、EAN(European Article Number)コード、及び、UPC(Universal Product Code)コード等の他の共通商品コードを利用することもできる。
【0168】
さらに、共通商品コード以外のバーコードを利用することもできる。つまり、共通商品コードを含めて、バーコードとは、「もの」(物品・不動産などの有体物、情報(映像、音声、プログラム、データを含む。)・サービスなどの無体物、商品、人・動物などの生物を含む。)、その他の何らかの手段により識別可能なものに割り当てられたコードのことである。
【0169】
(2)上記では、コードの例として、バーコードを採用したが、これに限定されない。例えば、RFID(Radio Frequency Identification System)タグ等の電子タグ(ICタグ)を利用できる。ただし、この場合には、バーコードリーダに代えて、電子タグリーダ(ICタグリーダ)で電子タグに格納された情報(コード)を読み込む。
【0170】
また、上記では、一次元コードである一次元バーコードを利用したが、二次元コードである二次元バーコードやQRコード等を利用することもできる。また、二次元コードとして、人間には見え難いドットパターンにより表されたコードを利用することもできる。
【0171】
(3)図5(b)及び図5(c)では、バーコード15から抽出する一部のキャラクタとして、意味のあるキャラクタ列であるメーカコードを例に挙げた。ただし、抽出する一部のキャラクタは、意味を持たないキャラクタ列であってもよいし、意味のあるキャラクタ列と意味を持たないキャラクタとが結合したものでもよい。
【0172】
(4)上記では、ハッシュタグを利用するために、バーコードの先頭にハッシュマーク#を付加したが、ハッシュタグの仕様が変更され、他の情報を付加してタグ情報を作成するようになった場合は、バーコードリーダ17は、当然、その仕様に応じて、付加する情報を変更する。また、付加する位置が変更になった場合にも、その位置を変更する。
【0173】
(5)上記の通信端末100は、固定端末でもよいし、携帯端末でもよい。また、バーコードリーダ17は、外付けであってもよいし、端末100に内蔵されていてもよい。
【0174】
また、通信端末100として、携帯電話機を利用することもできる。この場合、携帯電話機のカメラを利用したバーコード認識機能、つまり、携帯電話機に搭載されたバーコードリーダを利用することもできる。QRコードの認識についても同様である。
【0175】
実施の形態1において、携帯電話機のバーコードリーダを利用する場合は、そのバーコードリーダからバーコードを受け取るステップと、受け取ったバーコードを識別情報として、ハッシュマーク#を付加し、ハッシュタグのためのタグ情報として出力するステップと、を携帯電話機のコンピュータに実行させるソフトウェアを携帯電話機にインストールする。つまり、実施の形態1のモード1を携帯電話機のコンピュータに実行させるソフトウェアを携帯電話機にインストールする。
【0176】
実施の形態2において、携帯電話機のバーコードリーダを利用する場合は、そのバーコードリーダからバーコードを受け取るステップと、受け取ったバーコードを、ハッシュタグのためのタグ情報として出力するステップと、を携帯電話機のコンピュータに実行させるソフトウェアを携帯電話機にインストールする。つまり、実施の形態2のモード1を携帯電話機のコンピュータに実行させるソフトウェアを携帯電話機にインストールする。
【0177】
実施の形態3において、携帯電話機のバーコードリーダを利用する場合は、そのバーコードリーダからバーコードを受け取るステップと、投稿に含める検索キーワードあるいは投稿を検索するための検索キーワードとして、受け取ったバーコードを出力するステップと、を携帯電話機のコンピュータに実行させるソフトウェアを携帯電話機にインストールする。つまり、実施の形態3のモード1を携帯電話機のコンピュータに実行させるソフトウェアを携帯電話機にインストールする。
【0178】
また、上記いずれの場合でも、携帯電話機には、モード2で、サーバ300にバーコードを送信するためのソフトウェアをインストールする。
【0179】
なお、携帯電話機に限らず、固定端末や他の携帯端末であっても、バーコードリーダが、ハッシュマーク#をバーコードに付してタグ情報を生成しない一般的なものであるならば、上記のようなソフトウェアを、それら端末にインストールする。
【0180】
ここで、端末100(携帯電話機、その他の携帯端末、固定端末)にインストールするソフトウェアは、ネットワークを介してダウンロードすることもできるし、リムーバブル記録媒体に記録して、それを端末100に装着して、インストールすることもできる。リムーバブル記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
【0181】
(6)上記では、バーコードリーダ17にコマンド33を出力させることにより、端末100に対してバーコード15をサーバ300へ送信させる専用ソフトウェアを端末100にインストールすることが不要な構成を採用した。しかし、バーコードリーダ17に、コマンドを出力させる構成を採用せずに、このような専用ソフトウェアを端末100にインストールするようにしてもよい。この場合、バーコードの入力に応答して、当該ソフトウェアが起動し、自動的にバーコードを送信するようにすることが好適である。また、バーコードリーダ17に、そのような専用ソフトウェアに対するコマンドを出力させ、当該ソフトウェアがそのコマンドに応答して、バーコードをサーバ300に送信するようにしてもよい。
【0182】
また、上記では、バーコードリーダ17にサーバ300のURL31を出力させることにより、端末100にサーバ300のURLを入力することが不要な構成を採用した。しかし、バーコードリーダ17に、URL31を出力させる構成を採用せずに、サーバ300のURLをユーザに入力させたり、あるいは、上記のようなソフトウェアにURLを持たせて端末100に持っておいてもよい。
【0183】
URL31及びコマンド33を出力しないバーコードリーダを採用する場合は、端末100に上記のようなソフトウェアをインストールしておくことにより、モード2を実現できる。
【0184】
なお、端末100にインストールする専用のソフトウェアは、ネットワークからダウンロードすることもできるし、リムーバブル記録媒体に記録して、それを端末100に装着して、インストールすることもできる。リムーバブル記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
【0185】
(7)上記では、バーコードリーダ17は、2つのモードを有していた。ただし、バーコードリーダ17は、モード1のみを有していてもよい。
【0186】
(8)上記では、モード1において、バーコードリーダ17から出力されたタグ情報や検索キーワードは、キーボード入力として、ローカルで、ホーム1に入力された。ただし、バーコードリーダ17から出力されたタグ情報や検索キーワードを端末100及びネットワーク200を介して、サーバ300へ送信し、サーバ300が、タグ情報や検索キーワードをホーム1に入力することもできる。
【0187】
(9)図7(b)のデータベース62において、バーコードとURLとを関連付けておき、サーバ300が、そのURLに端末100をリダイレクトすることもできる。これも、サーバ300によるバーコードに対応したコンテンツの提供に相当する。
【0188】
(10)上記では、バーコード読取方式として、マニュアルスキャン方式を採用したが、バーコード読取方式はこれに限定されず、任意の方式を採用できる。例えば、バーコード読取方式として、CCDスキャン方式、レーザスキャン方式、及びイメージャ方式などを採用できる。また、上記では、バーコードリーダの形状として、手持型を採用したが、これに限定されない。例えば、バーコードリーダの形状として、固定型や定置型(卓上型)などを採用できる。
【0189】
(11)サーバ300は、物理的に1つのコンピュータで構成することもできるし、処理を複数のコンピュータに分散させて構成することもできる。もちろん、分散処理する場合の各コンピュータの設置場所は、同一国内でもよいし、複数国に分散して設置してもよい。なお、サーバ300は、ハードウェア及びソフトウェアを含む概念として使用している。
【0190】
(12)本明細書及び特許請求の範囲において、手段とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。この点、サーバ300についても同様である。
【産業上の利用可能性】
【0191】
本発明は、例えば、Twitter等のインターネットコミュニティの分野に利用可能である。
【符号の説明】
【0192】
15…バーコード、17…バーコードリーダ、29…ハッシュマーク#。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティで利用される、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行うシステムであって、前記グループ化は、所定のシンボルと識別情報とを組み合わせたタグ情報を投稿に含めることにより行われ、同じ前記タグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うシステムに利用可能なコードリーダにおいて、
ものを識別するためのコードをスキャンし、スキャンした前記コードを前記識別情報として、前記所定のシンボルを付加し、前記グループ化のための前記タグ情報として出力することを特徴とするコードリーダ。
【請求項2】
1つの前記コードは、複数のキャラクタを含み、
前記複数のキャラクタのうちの一部のキャラクタに前記所定のシンボルを付加し、前記タグ情報としての第1のタグ情報を出力することを特徴とする請求項1記載のコードリーダ。
【請求項3】
前記複数のキャラクタのうちの前記一部のキャラクタとは別のキャラクタに前記所定のシンボルを付加することにより、前記タグ情報としての第2のタグ情報を出力することを特徴とする請求項2記載のコードリーダ。
【請求項4】
前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタに前記所定のシンボルを付加することにより、前記タグ情報としての第3のタグ情報を出力することを特徴とする請求項2又は3記載のコードリーダ。
【請求項5】
1つの前記コードの前記複数のキャラクタが、製造メーカを表すコード(以下、「メーカコード」と呼ぶ。)及び商品を識別するためのコード(以下、「アイテムコード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記メーカコード若しくは前記アイテムコードであり、
1つの前記コードの前記複数のキャラクタが、出版者を表すコード(以下、「出版者コード」と呼ぶ。)及び書名を表すコード(以下、「書名コード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記出版者コード若しくは前記書名コードであることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のコードリーダ。
【請求項6】
1つの前記コードは、複数のキャラクタを含み、
前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタに前記所定のシンボルを付加して、前記タグ情報として出力することを特徴とする請求項1記載のコードリーダ。
【請求項7】
前記グループ化のための前記タグ情報を出力するための第1モードと、ネットワークに接続された所定のサーバへ、スキャンした前記コードを送信するための第2モードと、を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のコードリーダ。
【請求項8】
前記第2モードで前記コードが送信される前記所定のサーバは、そのコードによって特定される前記ものに関する情報を提供することを特徴とする請求項7記載のコードリーダ。
【請求項9】
前記第2モードでは、前記コード、前記所定のサーバのアドレス情報、及び、所定のコマンドを、前記ネットワークに接続された通信端末に出力し、
前記所定のコマンドは、前記通信端末に前記コードを前記所定のサーバへ送信させるためのコマンドであることを特徴とする請求項7又は8記載のコードリーダ。
【請求項10】
前記コードは、商品を識別するための共通商品コードである、請求項1から9のいずれかに記載のコードリーダ。
【請求項11】
各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティで利用される、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行うシステムであって、前記グループ化は、商品を識別するための共通商品コードをタグ情報として投稿に含めることにより行われ、同じ前記タグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うシステムに利用可能なコードリーダにおいて、
スキャンした前記共通商品コードを、前記グループ化のための前記タグ情報として出力することを特徴とするコードリーダ。
【請求項12】
1つの前記共通商品コードは、複数のキャラクタを含み、
前記複数のキャラクタのうちの一部のキャラクタを、前記タグ情報としての第1のタグ情報として出力することを特徴とする請求項11記載のコードリーダ。
【請求項13】
前記複数のキャラクタのうちの前記一部のキャラクタとは別のキャラクタを、前記タグ情報としての第2のタグ情報として出力することを特徴とする請求項12記載のコードリーダ。
【請求項14】
前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタを、前記タグ情報としての第3のタグ情報として出力することを特徴とする請求項12又は13記載のコードリーダ。
【請求項15】
1つの前記共通商品コードの前記複数のキャラクタが、製造メーカを表すコード(以下、「メーカコード」と呼ぶ。)及び商品を識別するためのコード(以下、「アイテムコード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記メーカコード若しくは前記アイテムコードであり、
1つの前記共通商品コードの前記複数のキャラクタが、出版者を表すコード(以下、「出版者コード」と呼ぶ。)及び書名を表すコード(以下、「書名コード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記出版者コード若しくは前記書名コードであることを特徴とする請求項12から14のいずれかに記載のコードリーダ。
【請求項16】
1つの前記共通商品コードは、複数のキャラクタを含み、
前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタを、前記タグ情報として出力することを特徴とする請求項11記載のコードリーダ。
【請求項17】
前記グループ化のための前記タグ情報を出力するための第1モードと、ネットワークに接続された所定のサーバへ、スキャンした前記共通商品コードを送信するための第2モードと、を有することを特徴とする請求項11から16のいずれかに記載のコードリーダ。
【請求項18】
前記第2モードで前記共通商品コードが送信される前記所定のサーバは、その共通商品コードによって特定される前記商品に関する情報を提供することを特徴とする請求項17記載のコードリーダ。
【請求項19】
前記第2モードでは、前記共通商品コード、前記所定のサーバのアドレス情報、及び、所定のコマンドを、前記ネットワークに接続された通信端末に出力し、
前記所定のコマンドは、前記通信端末に前記共通商品コードを前記所定のサーバへ送信させるためのコマンドであることを特徴とする請求項17又は18記載のコードリーダ。
【請求項20】
商品を識別するための共通商品コードをスキャンするコードリーダにおいて、
各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティにて各投稿に含める検索キーワードあるいは投稿を検索するための検索キーワードとして、スキャンした前記共通商品コードを出力することを特徴とするコードリーダ。
【請求項21】
1つの前記共通商品コードは、複数のキャラクタを含み、
前記複数のキャラクタのうちの一部のキャラクタを、前記検索キーワードとしての第1の検索キーワードとして出力することを特徴とする請求項20記載のコードリーダ。
【請求項22】
前記複数のキャラクタのうちの前記一部のキャラクタとは別のキャラクタを、前記検索キーワードとしての第2の検索キーワードとして出力することを特徴とする請求項21記載のコードリーダ。
【請求項23】
前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタを、前記検索キーワードとしての第3の検索キーワードとして出力することを特徴とする請求項21又は22記載のコードリーダ。
【請求項24】
1つの前記共通商品コードの前記複数のキャラクタが、製造メーカを表すコード(以下、「メーカコード」と呼ぶ。)及び商品を識別するためのコード(以下、「アイテムコード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記メーカコード若しくは前記アイテムコードであり、
1つの前記共通商品コードの前記複数のキャラクタが、出版者を表すコード(以下、「出版者コード」と呼ぶ。)及び書名を表すコード(以下、「書名コード」と呼ぶ。)を含む場合、前記一部のキャラクタは、前記出版者コード若しくは前記書名コードであることを特徴とする請求項21から23のいずれかに記載のコードリーダ。
【請求項25】
1つの前記共通商品コードは、複数のキャラクタを含み、
前記複数のキャラクタのうちの全部のキャラクタを、前記検索キーワードとして出力することを特徴とする請求項20記載のコードリーダ。
【請求項26】
前記検索キーワードを出力するための第1モードと、ネットワークに接続された所定のサーバへ、スキャンした前記共通商品コードを送信するための第2モードと、を有することを特徴とする請求項20から25のいずれかに記載のコードリーダ。
【請求項27】
前記第2モードで前記共通商品コードが送信される前記所定のサーバは、その共通商品コードによって特定される前記商品に関する情報を提供することを特徴とする請求項26記載のコードリーダ。
【請求項28】
前記第2モードでは、前記共通商品コード、前記所定のサーバのアドレス情報、及び、所定のコマンドを、前記ネットワークに接続された通信端末に出力し、
前記所定のコマンドは、前記通信端末に前記共通商品コードを前記所定のサーバへ送信させるためのコマンドであることを特徴とする請求項26又は27記載のコードリーダ。
【請求項29】
各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティで利用される、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行うシステムであって、前記グループ化は、所定のシンボルと識別情報とを組み合わせたタグ情報を投稿に含めることにより行われ、同じ前記タグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うシステムに利用可能なコードリーダから、ものを識別するためのコードを受け取って処理するコード処理方法であって、
前記コードリーダから前記コードを受け取るステップと、
受け取った前記コードを前記識別情報として、前記所定のシンボルを付加し、前記グループ化のための前記タグ情報として出力するステップと、を含むコード処理方法。
【請求項30】
各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティで利用される、投稿にタグを付けることにより、グループ化を行うシステムであって、前記グループ化は、商品を識別するための共通商品コードをタグ情報として投稿に含めることにより行われ、同じ前記タグ情報を含む投稿を同一グループとして扱うシステムに利用可能なコードリーダから前記共通商品コードを受け取って処理するコード処理方法であって、
前記コードリーダから前記共通商品コードを受け取るステップと、
受け取った前記共通商品コードを、前記グループ化のための前記タグ情報として出力するステップと、を含むコード処理方法。
【請求項31】
商品を識別するための共通商品コードをスキャンするコードリーダからコードを受け取って処理するコード処理方法であって、
前記コードリーダから前記共通商品コードを受け取るステップと、
各利用者が投稿を行うネットワークコミュニティにて各投稿に含める検索キーワードあるいは投稿を検索するための検索キーワードとして、受け取った前記共通商品コードを出力するステップと、を含むコード処理方法。
【請求項32】
請求項29記載のコード処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項33】
請求項30記載のコード処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項34】
請求項31記載のコード処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−243075(P2011−243075A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−115868(P2010−115868)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(396025861)新世代株式会社 (138)
【Fターム(参考)】