説明

コーナクッション

【課題】例えばサッシ等から成る建具の枠体のコーナの部分に装着され、コーナの部分を確実に保護するとともに、このサッシを構成する枠体の外側面上に設けられている突条や横面上に設けられる横リブを受けるようにしたコーナクッションを提供する。
【解決手段】互いに折曲げ線45によって折曲げ可能に連結された第1の受板11と第2の受板12の内の一方であって第1の受板11の両側部に折曲げ線13を介して折曲げ板14を設け、この折曲げ板14に斜めの分割線16を形成し、この分割線16に対して第1の領域17で第1の保持用筒体を組立て、斜めの分割線16によって分割される第2の領域18で第2の保持用筒体を組立てる。そして第1の受板11を第2の受板12に対して直角に折曲げた後に、第2の受板12の両側の側板44が第1の保持用筒体と第2の保持用筒体の外側部に接するように折曲げて成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコーナクッションに係り、とくに枠体のコーナの互いに直交する外側面を受けるコーナクッションであって、サッシ等の建具のコーナの部分に装着して用いるのに好適なコーナクッションに関する。
【背景技術】
【0002】
サッシから成る建具を運搬したり保管したりする際に、とくにその直角に構成部材が交差するコーナの部分が、他の物品と接触したりして損傷し易くなる。そこで例えば特開2003−261165号公報に開示されているように、物品ないし建具のコーナ部を簡単な構造で保護できるようにしたコーナ保護材が提案されている。このコーナ保護材は、物品のコーナ部の隣合う2辺に当てがわれる端辺部と、前記物品のコーナ部の前後面に当てがわれる側片部とを有し、これら端辺部および側片部で区画された凹部に前記物品のコーナ部を収納するようにし、少なくとも一方の端辺部の内面に断面山形に折曲げた複数の補強支持部をその稜部が長手方向に沿うように設けてある。
【0003】
このようなコーナ保護材は、とくに建物の躯体に取付けるために枠の框の外枠に突出するフィンから成る突条を有するサッシの部分を受けるように、短辺部の内面に断面山形に折曲げた複数の補強支持片部をその稜部が長手方向に沿うように設けてあるものの、サッシの枠体を受ける部分が三角形の頂点で受けるために、受面の面積が小さくなり、これによって断面山形に折曲げた補強支持片部が潰れ易い欠点がある。また支持片部が潰れた場合には、枠体のフィンが他の物品に接触し、これによってフィンが変形したりする可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−261165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明の課題は、枠体の互いに直交するコーナの部分を確実に受けることができるようにしたコーナクッションを提供することである。
【0006】
本願発明の別の課題は、特別な固定手段を用いることなく、しかも枠体のコーナの部分に確実に装着できるようにしたコーナクッションを提供することである。
【0007】
本願発明のさらに別の課題は、枠体の外側面上に突出する突条を確実に保護できるようにしたコーナクッションを提供することである。
【0008】
本願発明のさらに別の課題は、枠体の横面上に突出するリブを確実に保護できるようにしたコーナクッションを提供することである。
【0009】
本願発明の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願発明の技術的思想、およびその実施の形態によって明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願の主要な発明は、枠体のコーナの互いに直交する外側面を受けるように折曲げ線を介して連結されている一対の受板と、
前記一対の受板の内の一方の受板の両側部に折曲げ可能に連設された折曲げ板の分割線により分割される第1の領域を折曲げて形成されかつ前記一方の受板の内側であって両側に配される一対の第1の保持用筒体と、
前記一対の受板の内の一方の受板の両側部に折曲げ可能に連設された折曲げ板の分割線により分割される第2の領域を折曲げて形成されかつ他方の受板の内側であって両側に配される一対の第2の保持用筒体と、
前記他方の受板の両側に折曲げ可能に連設され、前記第1の保持用筒体と前記第2の保持用筒体の両側部を押える側板と、
を具備し、前記枠体の外側面上に突出する突条を前記第1の保持用筒体および/または前記第2の保持用筒体で挟着保持するコーナクッションに関するものである。
【0011】
ここで、前記両側の側板に設けられ、前記枠体の横面のリブと係合して保持する切込みを有する折曲げ保持板を具備し、前記枠体の横面上のリブを前記保持板の切込みで保持してよい。また前記折曲げ板上の分割線が斜めであってよい。また前記側板の側部に折返し片が連設され、該折返し片が前記一方の受板の両側部の係合孔に挿入されて係合されてよい。また前記第1の保持用筒体の底部に底板が連設され、該底板に係合孔が形成され、該係合孔に前記一方の受板のロック片が係合されて前記第1の保持用筒体が前記一方の受板上に固定されてよい。また前記第2の保持用筒体の底部に底板が連設され、該底板に係合孔が形成され、該係合孔に前記他方の受板のロック片が係合されて前記第2の保持用筒体が前記他方の受板上に固定されてよい。
【0012】
また、前記折曲げ板の斜めの分割線の先端であって前記第1の領域に形成される前記第1の保持用筒体の底板のコーナと対応する部分が直角に屈曲するようにしてよい。また前記折曲げ板の斜めの分割線の先端であって前記第2の領域に形成される前記第2の保持用筒体の底板のコーナと対応する部分が直角に屈曲するようにしてよい。
【発明の効果】
【0013】
本願の主要な発明は、枠体のコーナの互いに直交する外側面を受けるように折曲げ線を介して連結されている一対の受板と、
前記一対の受板の内の一方の受板の両側部に折曲げ可能に連設された折曲げ板の分割線により分割される第1の領域を折曲げて形成されかつ前記一方の受板の内側であって両側に配される一対の第1の保持用筒体と、
前記一対の受板の内の一方の受板の両側部に折曲げ可能に連設された折曲げ板の分割線により分割される第2の領域を折曲げて形成されかつ他方の受板の内側であって両側に配される一対の第2の保持用筒体と、
前記他方の受板の両側に折曲げ可能に連設され、前記第1の保持用筒体と前記第2の保持用筒体の両側部を押える側板と、
を具備し、前記枠体の外側面上に突出する突条を前記第1の保持用筒体および/または前記第2の保持用筒体で挟着保持するようにしたものである。
【0014】
従ってこのような構成によると、枠体の外側面上に突出する突条が、第1の保持用筒体および/または第2の保持用筒体によって挟着保持されるようになる。ここで第1の保持用筒体および第2の保持用筒体を何れも四角筒状に構成すると、枠体の外側面と接する平坦面で枠体を受けることが可能になり、これによって枠体が安定に保持されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施の形態のコーナクッションを組立てるための段ボールの展開平面図である。
【図2】同コーナクッションの組立ての動作を示す外観斜視図である。
【図3】同コーナクッションの組立ての動作を示す外観斜視図である。
【図4】組立てたコーナクッションの外観斜視図である。
【図5】組立てたコーナクッションを90°回転した状態の外観斜視図である。
【図6】サッシから成る枠体に対するコーナクッションの装着を示す分解斜視図である。
【図7】枠体に対するコーナクッションの装着を示す要部横断面図である。
【図8】同コーナクッションの水平部分に対する装着の状態を示すコーナクッションの要部縦断面図である。
【図9】第2の実施の形態のコーナクッションを組立てるための段ボールの展開平面図である。
【図10】同コーナクッションの第1の筒体の部分の要部斜視図である。
【図11】同コーナクッションの第2の筒体の部分の要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下本願発明を図示の実施の形態によって説明する。図1は第1の実施の形態のコーナクッションを組立てるための段ボールの展開平面図を示しており、この段ボールは、その中央部に上下に第1の受板11と第2の受板12とを備えている。これらの受板11、12はその境界領域に介在する折曲げ線45によって互いに折曲げ可能に連設されており、組立てた状態において第1の受板11と第2の受板12とは互いに直交するようになる(図4および図5参照)。
【0017】
第1の受板11の両側部にはそれぞれ折曲げ線13を介して折曲げ板14が折曲げ可能に連設されている。そして両側の折曲げ板14にはその斜めの分割線16が設けられ、分割線16によって第1の領域17と第2の領域18とに分かれるようになっている。第1の領域17は第1の保持用筒体71を形成するためのものであり、第2の領域18は、第2の保持用筒体72を形成するためのものである(図3参照)。
【0018】
斜めの分割線16によって分割された折曲げ板14の第1の領域17には、折曲げ線21、22、23がそれぞれ形成されている。そして上記折曲げ線23の先端側が底板24になっており、第1の保持用筒体71の底板を構成している。また第1の領域17の根元側の部分には横方向に延びるロック用スリット25が形成されている。一方底板24には、コ字状切込みから成る係合孔26が形成されている。係合孔26には、第1の受板11に形成されたロック片27が挿入されるようになっている(図5参照)。
【0019】
第1の受板11の斜めの分割線16によって区画される第2の領域18には、折曲げ線31、32、33が形成されている。先端側であって折曲げ線33の上側の領域が底板34になっている。そして底板34には、さらに折曲げ線35を介して直立板36が連設されている。直立板36は突片37を先端部に有し、この突片37がスリット38に受入れられるようになっている。また底板34には係合孔39が形成され、この係合孔39が第2の受板12のロック片40を受入れるようになっている。
【0020】
次に第2の受板12の両側に形成されている側板44の構成について説明する。第2の受板12の両側にはそれぞれ折曲げ線46を介して側板44が連設されている。側板44の根元側であって折曲げ線46に沿う領域には切込み47が形成されている。また側板44の側部には、上記折曲げ板14に突出するように折返し片48が連設されており、折曲げ線49によって折曲げ可能に側板44に連結されている。そして折返し片48が第1の受板11の両側の係合孔50に係合されるようになっている。
【0021】
上記側板44の先端側の部分には折曲げ線54を介して挿入板55が連設されている。この挿入板55の側部は、V字状折曲げ部を有する第1の折曲げ保持板56を介して折曲げ可能になっており、切込み57を備えている。そして第1の折曲げ保持板56の先端側には係止片58が連設され、この係止片58が側板44の係止孔59に係止されるようになっている。
【0022】
また上記側板44には、折曲げ線64を介して第2の折曲げ保持板65が連設されている。第2の折曲げ保持板65はその中間部を横切るように折曲げ線66を備えるとともに、折曲げ線66と交差するように切込み67、68が形成されている。また第2の折曲げ保持板65の先端部には係止片69が連設され、この係止片6を受入れる係止孔70が側板44に連設されている。
【0023】
次に以上のような構成に係る段ボールによって、コーナクッションを組立てる動作を図2〜図5によって説明する。まず図2に示すように、第1の受板11の両側部に連設された折曲げ板14によって第1の保持用筒体71と第2の保持用筒体72とを組立てる動作を説明する。折曲げ板14の斜めの分割線16の一方の側の第1の領域17に存在する折曲げ線21、22、23を折曲げることによって、第1の保持用筒体71を組立てる。この動作は、折曲げ線23、22、21をその順に折曲げて組立てることによって達成される。これによって第1の保持用筒体71の底板24が第1の受板11上に接して四角筒状に組立てられる。ここで第1の受板11上には、左右一対の保持用筒体71が並置して形成されることになる。そしてこの後に、第1の保持用筒体71の底板24に設けられている係合孔26に、第1の受板11上のロック片27を挿入する(図5参照)。これによって第1の受板11に対して左右一対の第1の保持用筒体71が固定される。
【0024】
この後に、折曲げ板14の斜めの分割線16の反対側の第2の領域18に形成されている折曲げ線31、32、33を順次折曲げることによって、第2の保持用筒体72を組立てる。ここで第2の保持用筒体72は、図2に示すように、第1の保持用筒体71および第1の受板11に対して直角に直立した状態で形成される。そしてこのときに、第2の保持用筒体72の底板34に折曲げ線35を介して連設されている直立板36を直角に折曲げるとともに、この直立板36の突片37をスリット38に挿入する。
【0025】
このように第1の受板11上に一対の第1の保持用筒体71と一対の第2の保持用筒体72とを組立てたならば、このような状態において、図3に示すように、折曲げ線45に沿って第1の受板11を第2の受板12に対して直角に折曲げる。これによって第2の保持用筒体72が第2の受板12上に位置することになる。このような状態において、第2の受板12上に設けられているロック片40を第2の保持用筒体72の底板34に設けられている係合孔39に挿入し、これによって第2の受板12上に一対の第2の保持用筒体72を固定する。
【0026】
この後に第2の受板12に対して両側の側板44を折曲げ線46のところで直角に折曲げるようにし、両側の側板44を直立させる。そして側板44の背面側に形成されている折返し片48を第1の受板11の両側に形成されている係合孔50に挿入し、これによって側板44が直角に折曲げられて直立した状態で第1の受板11に固定する。
【0027】
さらに両側の側板44の上端に形成されている挿入板55を第1の保持用筒体71の側部に設けられているロック用スリット25内に挿入する。なおこのときに、挿入板55の側部に位置する第1の折曲げ保持板56を中間の折曲げ線によってV字状に折曲げるようにし、先端側の係止片58を係止孔59に挿入する。また側板44の前端側に設けられている第2の折曲げ保持板65を第2の保持用筒体72の側部に設けられているロック孔75に挿入する。このときに第2の折曲げ保持板65を折曲げ線66のところで折曲げるようにし、先端側の係止片69を係止孔70に挿入して固定する。なお折曲げ保持板56、65の切込み57、67、68は、枠体80の横面上の横リブ86を受入れるためのものであるから、横リブ86がない側面については、折曲げ保持板56、65を折曲げなくてよい。これによって図4に示すようなコーナクッションが組立てられることになる。このコーナクッションは、一対の第1の保持用筒体71と一対の第2の保持用筒体72とが互いに直交するように第1の受板11および第2の受板12上にそれぞれ並置して組立てられることになり、しかも両側から側板44によって第1の保持用筒体71と第2の保持用筒体72とを挟着することになる。
【0028】
図5は図4に示すように組立てられたコーナクッションを90°回転させた状態を示しており、図4において背面側に位置する第1の受板11が図5においては上面に位置するようになっている。そして上面に位置する第1の受板11によって、折返し片48が受板11の係合孔50によって係合保持されている状態が示される。また第1の保持用筒体の底板24に形成される係合孔26に押込まれるように係合されるロック片27が示されており、このロック片27によって一対の第1の保持用筒体71が受板11の内側に固定されている状態が示される。
【0029】
図6はこのようにして組立てられたコーナクッションを、サッシから成る建具の枠体80のコーナの部分に装着する状態を示しており、枠体80の4つのコーナの部分にそれぞれコーナクッション82が取付けられることになる。なおこのときに、枠体80の長辺側の部材と短辺側の部材とが、第1の受板11と第2の受板12の何れに平行に配されるかについては、用いられるコーナクッション82と枠体80との関係において、任意に設定することができる。
【0030】
枠体80の外側面上に突条85が形成されている場合であって、この突条85を第1の受板11上の左右一対の第1の保持用筒体71によって挟着保持する場合には、図7に示すようになる。すなわち枠体80の外側部に突出する突条85が左右一対の保持用筒体71間で挟着保持される。このときに枠体80の横面上に横リブ86が存在する場合には、この横リブ86を第1の折曲げ保持板56のV字状折曲げ部に形成された切込み57に受入れることによって、この枠体80の横リブ86を保持することが可能になる。
【0031】
また枠体80の突条85を第2の受板12上の左右一対の保持用筒体72で受ける場合には、図8に示すように、一対の第2の保持用筒体72間に枠体80の突条85を挿入すればよい。またこの枠体80がその横面上に横リブ86を備える場合には、この横リブ86を第2の折曲げ保持板65の切込み67、68の何れかで受ければよい。
【0032】
従って本実施の形態に係るコーナクッションによると、サッシから成る枠体80の外側面に突条85が形成され、側面上に横リブ86が形成されている場合には、このような突条85あるいは横リブ86をコーナクッション82で確実に受けながらしかも枠体80の4つのコーナの部分を、それらのコーナに装着されたコーナクッション82によって保護することが可能になる。
【0033】
またこのようなコーナクッションは、枠体80の外周側の突条85を左右一対の第1の保持用筒体71および/または左右一対の第2の保持用筒体72によって挟着保持するようにしている。また枠体80の横リブ86を、第1の折曲げ保持板56の切込み57によって受入れるようにし、あるいは第2の折曲げ保持板65の切込み67、68によって受入れるようにしている。従って、このような係合構造によって、枠体80のコーナの部分に対するコーナクッション82の結合が確実になされ、コーナクッション82が枠体80のコーナの部分から脱落することがなくなる。また枠体80のコーナの部分にコーナクッション82を固定するためのテープ等の固定手段を必要としなくなり、これによって結合部品の省略を図るとともに、装着の操作を簡略化することが可能になる。
【0034】
次に第2の実施の形態を図9〜図11によって説明する。第2の実施の形態は、図9に示すように、左右の折曲げ板14に設けられている斜めの分割線16の先端側の部分を屈曲部90のところで直角に屈曲させるようにしたものである。なおそれ以外の構成は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0035】
このような構成によると、第1の保持用筒体71の底板24の形状が図10に示すようになり、とくにその側面が直角の部分を有することになる。また第2の保持用筒体72の底板34の部分についても、図11に示すように、その側端の形状が直角の折曲げ部分を有することになる。
【0036】
図9に示すように、斜めの分割線16の先端側の部分を屈曲部90のところで直角に屈曲させると、第1の領域17の係合孔26と分割線16との間の距離が長くなり、このために底板24の係合孔26に第1の受板11のロック片27を挿入する際に、係合孔26が破断し難くなる。また分割線16の屈曲部90によって、第2の領域18に形成される係合孔39と分割線16との間の距離が長くなり、このために係合孔39にロック片40を挿入する際に係合孔39が破断し難くなる利点をもたらす。
【0037】
以上本願発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願発明の技術的思想の範囲内で各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態における一対の第1の保持用筒体71や一対の第2の保持用筒体72間の隙間の寸法、あるいはこれらの保持用筒体71、72の横方向あるいは長さ方向の寸法等については、装着される枠体の形状や寸法に応じて各種の変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本願発明は、サッシのコーナの部分に装着されるコーナクッションとして広く利用することができる。
【符号の説明】
【0039】
11 第1の受板
12 第2の受板
13 折曲げ線
14 折曲げ板
16 斜めの分割線
17 第1の領域
18 第2の領域
21〜23 折曲げ線
24 底板
25 ロック用スリット
26 係合孔(コ字状切込み)
27 ロック片
31〜33 折曲げ線
34 底板
35 折曲げ線
36 直立板
37 突片
38 スリット
39 係合孔
40 ロック片
44 側板
45、46 折曲げ線
47 切込み
48 折返し片
49 折曲げ線
50 係合孔
54 折曲げ線
55 挿入板
56 第1の折曲げ保持板
57 切込み
58 係止片
59 係止孔
64 折曲げ線
65 第2の折曲げ保持板
66 折曲げ線
67、68 切込み
69 係止片
70 係止孔
71 第1の保持用筒体
72 第2の保持用筒体
75 ロック孔
80 枠体
82 コーナクッション
85 突条
86 横リブ
90 屈曲部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体のコーナの互いに直交する外側面を受けるように折曲げ線を介して連結されている一対の受板と、
前記一対の受板の内の一方の受板の両側部に折曲げ可能に連設された折曲げ板の分割線により分割される第1の領域を折曲げて形成されかつ前記一方の受板の内側であって両側に配される一対の第1の保持用筒体と、
前記一対の受板の内の一方の受板の両側部に折曲げ可能に連設された折曲げ板の分割線により分割される第2の領域を折曲げて形成されかつ他方の受板の内側であって両側に配される一対の第2の保持用筒体と、
前記他方の受板の両側に折曲げ可能に連設され、前記第1の保持用筒体と前記第2の保持用筒体の両側部を押える側板と、
を具備し、前記枠体の外側面上に突出する突条を前記第1の保持用筒体および/または前記第2の保持用筒体で挟着保持するコーナクッション。
【請求項2】
前記両側の側板に設けられ、前記枠体の横面のリブと係合して保持する切込みを有する折曲げ保持板を具備し、前記枠体の横面上のリブを前記保持板の切込みで保持する請求項1に記載のコーナクッション。
【請求項3】
前記折曲げ板上の分割線が斜めである請求項1に記載のコーナクッション。
【請求項4】
前記側板の側部に折返し片が連設され、該折返し片が前記一方の受板の両側部の係合孔に挿入されて係合される請求項1に記載のコーナクッション。
【請求項5】
前記第1の保持用筒体の底部に底板が連設され、該底板に係合孔が形成され、該係合孔に前記一方の受板のロック片が係合されて前記第1の保持用筒体が前記一方の受板上に固定される請求項3に記載のコーナクッション。
【請求項6】
前記第2の保持用筒体の底部に底板が連設され、該底板に係合孔が形成され、該係合孔に前記他方の受板のロック片が係合されて前記第2の保持用筒体が前記他方の受板上に固定される請求項3に記載のコーナクッション。
【請求項7】
前記折曲げ板の斜めの分割線の先端であって前記第1の領域に形成される前記第1の保持用筒体の底板のコーナと対応する部分が直角に屈曲する請求項5に記載のコーナクッション。
【請求項8】
前記折曲げ板の斜めの分割線の先端であって前記第2の領域に形成される前記第2の保持用筒体の底板のコーナと対応する部分が直角に屈曲する請求項6に記載のコーナクッション。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−39968(P2013−39968A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−179951(P2011−179951)
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【出願人】(593004108)株式会社日栄紙工社 (11)
【出願人】(506100990)日本トーカンパッケージ株式会社 (41)
【Fターム(参考)】