説明

コール試行の通知

本明細書における実施形態は、通信ネットワークにおいて成功していない、着信パーティに対して行われるすべてのコール試行を詳細に述べるコールのリストに関する。失敗についての理由は、応答のないものから、範囲外のもの、またはネットワークにおけるふくそうへと及ぶ可能性がある。発信ユーザによって行われる失敗したコール試行について着信ユーザに通知するためのシステムおよび方法が、開示される。スイッチは、発信ユーザからのコール要求を受信し、また通信セッションが発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能でないことを決定するとすぐに、スイッチは、発信ユーザに対するリンクを終了させ、またコール試行通知を着信ユーザに対して送信する。着信ユーザは、発信ユーザによって行われるコール試行と、発信ユーザの連絡先の詳細と、コール試行の失敗についての理由とについて通知されることになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークに関し、またより詳細には、通信ネットワークにおける失敗したコール試行に関する。
【背景技術】
【0002】
発信コール制限(Outgoing Call Barring)(OCB)は、特定の発信ユーザ(calling user)からのすべてのコール(call)、またはコールの一部が、阻止される機能である。OCB機能は、発信ユーザが、どのような未払勘定(outstanding bills)も支払っていない場合に、または着信ユーザ(called user)が、発信ユーザからのどのようなコールも受信したいと思わない場合に、実装されることが可能である。通信ネットワークにおけるスイッチ(switch)は、着信ユーザのプロファイルをチェックし、発信ユーザからのコールが、着信ユーザに到達することを許可され得るか、または禁止される必要があるかを決定する。スイッチが、コールが禁止される必要があることを決定する場合、そのときには発信ユーザとの通信リンクは、遮断されることになり、また着信ユーザは、発信ユーザによって行われるコール試行について知らないことになる。着信ユーザは、それゆえに、発信ユーザに対してコール・バックを行うことができないようになる。
【0003】
いくつかの状況においては、発信ユーザからのコール試行が、何らかのネットワークに関連した状態に起因して失敗する可能性があることが、起こることもある。例えば、スイッチから着信ユーザへの通信リンクの上に外乱が存在する可能性がある。また、ネットワークのふくそうが、メモリの過負荷、プロセッサの過負荷、帯域幅、または回路制限などのような不十分なスイッチ・リソースのために引き起こされるエラーに起因して、起こる可能性がある。ここでは、必要とされる通信セッションは、発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されないことになる。また、着信ユーザは、発信ユーザによって行われるコール試行について知らないことになり、またコールが重要である場合、そのときには着信ユーザは、発信ユーザに対してコール・バックを行うオプションを持たないことになる。例えば、発信ユーザが、医学的な緊急事態に直面しており、また着信ユーザによって行われるコール試行が、禁止される場合、そのときには着信ユーザは、発信ユーザによって行われるコール試行について知らないことになる。着信ユーザは、このようにして、発信ユーザに対してコール・バックを行うオプションを持たないことになり、また発信ユーザは、必要とされる医学的な治療を間に合うように得られない可能性がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記を考慮して、本明細書における一実施形態は、失敗されたコール試行について着信ユーザに通知するための方法を提供しており、そこでは、コール試行は、通信ネットワークの中で発信ユーザによって着信ユーザに対して行われる。スイッチは、発信ユーザからのコール要求を受信し、またスイッチは、通信セッションが、発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能でないときに、コール試行について着信ユーザに通知する。スイッチは、発信ユーザのプロファイルをチェックし、通信セッションが発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能かどうかを決定する。通知は、モバイル・ネットワークについてのショート・メッセージ・サービス(Short Message Service)(SMS)またはマルチメディア・メッセージング・サービス(Multimedia Messaging Service)(MMS)、SIPについてのメッセージ・メソッド(MESSAGE Method)、PSTN−アナログについての発信者番号通知(Calling Line Identification Presentation)(CLIP)を伴うあらかじめ決定された存続期間にわたっての呼び出し音、PSTN−ISDNについてのファシリティ・メッセージ(FACILITY message)(DSS1)のうちの少なくとも1つとして送信される。通知は、発信ユーザの連絡先の詳細を含んでおり、そこでは、連絡先の詳細は、発信ユーザの連絡先番号と、コール試行の時間(time of the call attempt)と、コール試行の失敗についての理由とのうちの少なくとも1つを含んでいる。発信ユーザと、着信ユーザとは、同じ通信ネットワークの中にあることもでき、または発信ユーザと、着信ユーザとは、異なる通信ネットワークの中にあることもできる。通信ネットワークは、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol)(SIP)ネットワーク、公衆陸上モバイル・ネットワーク(Public Land Mobile Network)(PLMN)または公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network)(PSTN)のうちのいずれかである。
【0005】
実施形態は、さらに、通信ネットワークにおいて、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するためのスイッチを開示しており、そこではコール試行は、発信ユーザによって着信ユーザに対して行われる。スイッチは、発信ユーザからのコール要求を受信し、また通信セッションが発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能でないときに、コール試行について着信ユーザに通知する。スイッチは、発信ユーザのプロファイルをチェックし、通信セッションが発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能であるかどうかを決定する。スイッチは、内部に位置するメモリと、外部に位置するメモリとのうちの少なくとも一方から発信ユーザのプロファイルを取得する。スイッチは、モバイル・ネットワークについてのショート・メッセージ・サービス(SMS)またはマルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)、SIPについてのメッセージ・メソッド、PSTN−アナログについての発信者番号通知(CLIP)を伴うあらかじめ決定された存続期間にわたっての呼び出し音、PSTN−ISDNについてのファシリティ・メッセージ(DSS1)のうちの少なくとも1つを使用して通知を送信する。スイッチは、発信ユーザと、着信ユーザとが、同じ通信ネットワークの中にあるときに、または発信ユーザと、着信ユーザとが、異なる通信ネットワークの中にあるときに、着信ユーザに通知する。スイッチは、着信ユーザに送信される通知の中で発信ユーザについての詳細を送信する。本明細書における実施形態のこれらおよび他の態様は、以下の説明と添付の図面と組み合わせて考えられるときに、よりよく認識され、また理解されるであろう。
【0006】
本明細書における実施形態は、図面を参照して以下の詳細な説明からよりよく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本明細書における一実施形態による、通信ネットワークにおいてユーザに接続されるスイッチのブロック図である。
【図2】本明細書における一実施形態による、SIPネットワークにおける一例の実装を示す図である。
【図3】本明細書における一実施形態による、PLMNネットワークにおける一例の実装を示す図である。
【図4】本明細書における一実施形態によるスイッチのブロック図である。
【図5】本明細書における一実施形態による、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するための一方法を示すフローチャートである。
【図6】本明細書における一実施形態による、発信ユーザと、着信ユーザとが、同じSIPネットワークの中にいるときに、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するための流れ図である。
【図7】本明細書における一実施形態による、発信ユーザと、着信ユーザとが、異なるSIPネットワークの中にいるときに、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するための流れ図である。
【図8】本明細書における一実施形態による、発信ユーザと、着信ユーザとが、異なるPLMNネットワークの中にいるときに、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するための流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書における実施形態、および様々な特徴、ならびにその有利な詳細は、添付図面の中で示され、また以下の説明の中で詳しく述べられる非限定的な実施形態に関連してもっと十分に説明される。よく知られているコンポーネントおよび処理技法の説明は、本明細書における実施形態を不必要にあいまいにしないようにするために省略される。本明細書において使用される例は、ただ、本明細書における実施形態が、実行され得るやり方の理解を容易にするように、またさらに、当業者が本明細書における実施形態を実行することができるようにするように意図されるだけである。それに応じて、例は、本明細書における実施形態の範囲を限定するように解釈されるべきではない。
【0009】
本明細書における実施形態は、発信ユーザによって行われる失敗したコール試行について着信ユーザに通知するためのシステムおよび方法を開示している。次に、類似した参照文字が、図面全体を通して整合するように対応する特徴を示している、図面を、より詳細には図1から8を参照すると、実施形態が、示されている。
【0010】
図1は、通信ネットワークにおいてユーザに接続されたスイッチのブロック図を示すものである。ユーザA 101が、ユーザB 103との通信セッションを開始したいと思う場合、そのときにはユーザA 101は、スイッチ102を通してユーザB 103に対してコール要求を送信する。通信ネットワークにおけるスイッチ102は、ネットワークにおけるユーザの間の通信セッションを確立し、維持する。スイッチ102は、ユーザA 101からユーザB 103へとコールをルーティングする(routes)。コール要求を受信するとすぐに、スイッチ102は、ユーザA 101のプロファイルをチェックし、ユーザA 101が、コールを行うことを許可されるかどうかを決定する。例えば、プロファイルは、ユーザA 101のアイデンティティの詳細と、アドレスと、ユーザA 101に適用されることが禁止される任意のコールについての詳細と、課金スキームと、ユーザA 101の他の任意の詳細とを有することができる。ユーザA 101のプロファイルをチェックした後に、スイッチ102は、ユーザA 101からのコールが、禁止されているかどうかを決定することができる。ユーザA 101からのコールが、禁止されない場合、そのときにはスイッチ102は、ユーザA 101と、ユーザB 103との間の通信セッションを確立する。ユーザA 101からのコールが禁止される場合、そのときにはスイッチ102は、ユーザA 101と、ユーザB 103との間の通信セッションを確立しない。スイッチ102はまた、ネットワークに関連した状態に起因してユーザA 101と、ユーザB 103との間の通信セッションを確立することができない可能性もある。例えば、スイッチ102と、ユーザB 103との間の通信は、スイッチ102におけるチャネル、帯域幅、メモリ負荷、CPU負荷など、不十分な自由なリソースのために機能しないこともある。通信セッションが、ユーザA 101と、ユーザB 103との間で確立されない場合、ユーザA 101によって行われるコール試行は、失敗し、またスイッチ102は、ユーザA 101によって行われるコール試行を示す通知をユーザB 103に対して送信する。その通知は、ユーザA 101の連絡先の詳細を含むことができる。例えば、通知は、メッセージ・メソッド(Message Method)として送信されることが可能であり、そのメッセージ・メソッドは、ユーザA 101の連絡先番号と、コール試行の時間と、コール試行の失敗についての理由とを含むことができる。コール試行通知を受信するとすぐに、ユーザB 103は、ユーザA 101にコール・バックすることを選択することができる。
【0011】
図2は、SIPネットワークにおける一例の実装を示すものである。SIP(セッション開始プロトコル)ユーザA 201が、SIPユーザB 203との通信セッションを開始したいと思う場合、そのときにはSIPユーザA 201は、スイッチ202を通してSIPユーザB 203に対してコール要求を送信する。SIPネットワークにおけるスイッチ202は、ネットワークにおけるユーザの間の通信セッションを確立し、維持する。スイッチ202は、SIPユーザA 201からSIPユーザB 203へとコールをルーティングする。コール要求を受信するとすぐに、スイッチ202は、SIPユーザA 201のプロファイルをチェックし、SIPユーザA 201が、コールを行うことを許可されるかどうかを決定する。例えば、プロファイルは、SIPユーザA 201のアイデンティティの詳細と、アドレスと、SIPユーザA 201に適用されることが禁止される任意のコールについての詳細と、課金スキームと、SIPユーザA 201の他の任意の詳細とを有することができる。SIPユーザA 201のプロファイルをチェックした後に、スイッチ202は、SIPユーザA 201からのコールが、禁止されているかどうかを決定することができる。SIPユーザA 201からのコールが、禁止されない場合、そのときにはスイッチ202は、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間の通信セッションを確立する。SIPユーザA 201からのコールが、禁止される場合、そのときにはスイッチ202は、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間の通信セッションを確立しない。スイッチ202はまた、ネットワークに関連した状態に起因して、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間の通信セッションを確立することができない可能性もある。例えば、スイッチ202と、SIPユーザB 203との間の通信ネットワークは、機能していない可能性がある。通信セッションが、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間で確立されない場合、SIPユーザA 201によって行われるコール試行は失敗し、またスイッチ202は、SIPユーザA 201によって行われるコール試行を示す通知をSIPユーザB 203に対して送信する。その通知は、SIPユーザA 201の連絡先の詳細を含むことができる。例えば、通知は、メッセージ・メソッドとして送信されることが可能であり、またメッセージ・メソッドは、SIPユーザA 201の連絡先番号と、コール試行の時間と、コール試行の失敗についての理由とを含むことができる。データ・コンテンツは、テキスト・フォーマットで、または拡張マークアップ言語(Extensible Markup Language)(XML)フォーマットで送信されることが可能である。コール試行通知を受信するとすぐに、SIPユーザB 203は、SIPユーザA 201にコール・バックすることを選択することができる。
【0012】
図3は、PLMNネットワークにおける一例の実装を示すものである。PLMN(公衆陸上モバイル・ネットワーク)ユーザA 301が、PLMNユーザB 303との通信セッションを開始したいと思う場合、そのときにはPLMNユーザA 301は、スイッチ302を通してPLMNユーザB 303に対してコール要求を送信する。PLMNネットワークにおけるスイッチ302は、ネットワークにおけるユーザの間の通信セッションを確立し、維持する。スイッチ302は、PLMNユーザA 301からPLMNユーザB 303へとコールをルーティングする。コール要求を受信するとすぐに、スイッチ302は、PLMNユーザA 301のプロファイルをチェックし、PLMNユーザA 301が、コールを行うことを許可されるかどうかを決定する。例えば、プロファイルは、PLMNユーザA 301のアイデンティティの詳細と、アドレスと、PLMNユーザA 301に適用されることが禁止される任意のコールについての詳細と、課金スキームと、PLMNユーザA 301の他の任意の詳細とを有することができる。PLMNユーザA 301のプロファイルをチェックした後に、スイッチ302は、PLMNユーザA 301からのコールが、禁止されているかどうかを決定することができる。PLMNユーザA 301からのコールが、禁止されない場合、そのときにはスイッチ302は、PLMNユーザA 301と、PLMNユーザB 303との間の通信セッションを確立する。PLMNユーザA 301からのコールが、禁止される場合、そのときにはスイッチ302は、PLMNユーザA 301と、PLMNユーザB 303との間の通信セッションを確立しない。スイッチ302はまた、ネットワークに関連した状態に起因して、PLMNユーザA 301と、PLMNユーザB 303との間で通信セッションを確立することができない可能性もある。通信セッションが、PLMNユーザA 301と、PLMNユーザB 303との間で確立されない場合、PLMNユーザA 301によって行われるコール試行は、失敗し、またスイッチ302は、PLMNユーザA 301によって行われるコール試行を示す通知をPLMNユーザB 303に対して送信する。その通知は、PLMNユーザA 301の連絡先の詳細を含むことができる。例えば、通知は、ショート・メッセージ・サービス(SMS)として送信されることが可能であり、またSMSは、PLMNユーザA 301の連絡先番号と、コール試行の時間と、コール試行の失敗についての理由とを含むことができる。第2の例においては、通知は、マルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)として送信されることが可能である。コール試行通知を受信するとすぐに、PLMNユーザB 303は、PLMNユーザA 301にコール・バックすることを選択することができる。
【0013】
図4は、スイッチのブロック図を示すものである。発信ユーザが、着信ユーザとの通信セッションを開始したいと思う場合、そのときには発信ユーザは、スイッチ102を通して着信ユーザに対してコール要求を送信する。スイッチ102は、ネットワークにおけるユーザの間の通信セッションを確立し、維持する。スイッチ102は、発信ユーザから着信ユーザへとコールをルーティングする。スイッチ102の中のプロトコル・エンジン403は、コール要求を受信し、また発信ユーザが、着信ユーザとの通信セッションを開始したいと思っていることを決定する。次いで、プロトコル・エンジン403は、発信ユーザからのコール要求についてコール制御エンジン402に通知する。発信ユーザからのコール要求について通知されるとすぐに、コール制御エンジン402は、加入者プロファイル・エンジン404から発信ユーザの詳細を取得する。加入者プロファイル・エンジン404は、発信ユーザについてのプロファイルの詳細を有する。例えば、加入者プロファイル・エンジン404は、発信ユーザのアイデンティティの詳細と、アドレスと、発信ユーザに適用されることが禁止される任意のコールについての詳細と、課金スキームと、発信ユーザに与えられる特権と、加入情報と、発信ユーザの他の任意の詳細とを有することができる。他の実施形態においては、発信ユーザの詳細は、スイッチ102の外側に位置するメモリの中に存在することができる。例えば、発信ユーザの詳細は、ホーム・ロケーション・レジスタ(Home Location Register)(HLR)に記憶されることが可能である。発信ユーザの詳細が、スイッチ102の外側に位置するメモリの中に存在している場合、そのときにはスイッチ102は、外部に位置するメモリから詳細を取得する。発信ユーザの詳細を取得した後に、コール制御エンジン402は、通信セッションが、発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能であるかどうかを決定する。発信ユーザの詳細が、通信セッションが発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能であることを示す場合、そのときにはコール制御エンジン402は、通信セッションを確立するようにプロトコル・エンジン403に指示する。発信ユーザの詳細が、発信ユーザからのコールが禁止されることを示す場合、そのときにはコール制御エンジン402は、発信ユーザとの通信リンクを終了させるようにプロトコル・エンジン403に指示する。プロトコル・エンジン403はまた、コールが禁止されることを発信ユーザに対して示すこともできる。発信ユーザからのコール要求はまた、いくつかのネットワークに関連した状態に起因して失敗する可能性もあり、または発信ユーザは、コールを行う十分な信用を有していない可能性もある。コール制御エンジン402はまた、失敗したコール試行について示す通知を着信ユーザに対して送信するようにプロトコル・エンジン403に指示する。プロトコル・エンジン403によって送信される通知は、発信ユーザの連絡先の詳細と、コール試行の時間とを含むことができる。例えば、発信ユーザと、着信ユーザとが、SIPネットワークの中にいる場合、そのときにはプロトコル・エンジン403は、メッセージ・メソッドとして通知を送信することができ、またユーザが、PLMNネットワークの中にいる場合、そのときにはプロトコル・エンジン403は、SMSとして通知を送信することができる。プロトコル・エンジン403は、着信ユーザに対して通知を送信する前に、通知の中にすべての必要な情報を含める。プロセッサ401は、スイッチ102の機能を制御する。
【0014】
図5は、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するための一方法を示すフローチャートである。発信ユーザが、着信ユーザとの通信セッションを開始したいと思う場合、そのときには発信ユーザは、着信ユーザに対してコール要求を送信する(501)。スイッチ102は、コール要求を受信し(502)、また発信ユーザが、着信ユーザとの通信セッションを開始したいと思っていることを決定する。スイッチ102は、発信ユーザのプロファイルをチェックし(503)、通信セッションが発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能であるかどうかを決定する。通信セッションが、発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能である場合、そのときにはスイッチ102は、それらのユーザの間で通信セッションを確立する(504)。通信セッションが、発信ユーザと着信ユーザとの間で確立されることが可能でない場合、スイッチ102は、発信ユーザとのリンクを終了させ(506)、また失敗したコール試行について着信ユーザに知らせる通知を着信ユーザに対して送信する(505)。発信ユーザが、コールを行うことを許可されておらず、またはスイッチ102が、何らかのネットワーク状態に起因して、着信ユーザとの通信リンクを確立することができない場合に、スイッチ102は、発信ユーザとのリンクを終了させることができる。コール試行通知を受信するとすぐに、着信ユーザは、発信ユーザにコールすることを選択することができる。方法500における様々なアクションは、提示された順序で、異なる順序で、または同時に実行されることが可能である。さらに、いくつかの実施形態においては、図5においてリストアップされるいくつかのアクションは、省略されることも可能である。
【0015】
図6は、発信ユーザと、着信ユーザとが、同じSIPネットワークの中にいるときに、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するための流れ図を示すものである。SIPユーザA 201が、SIPユーザB 203との通信セッションを開始したいと思う場合、そのときにはSIPユーザA 201は、スイッチ202を通してSIPユーザB 203に対してコール要求を送信する。例えば、コール要求は、招待B 601メッセージ(Invite B 601 message)として送信されることが可能である。コール要求を受信するとすぐに、スイッチ202は、SIPユーザA 201のプロファイルをチェックし、SIPユーザA 201が、コールを行うことを許可されるかどうかを決定する。SIPユーザA 201のプロファイルをチェックした後に、スイッチ202は、SIPユーザA 201からのコールが、禁止されているかどうかを決定することができる。SIPユーザA 201からのコールが、禁止される場合、そのときにはスイッチ202は、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間の通信セッションを確立しない。スイッチ202は、ネットワークに関連した状態に起因して、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間の通信セッションを確立することができない可能性もある。例えば、スイッチ202は、SIPユーザB 203に対してコール要求をルーティングすることができない可能性もある。通信セッションが、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間で確立されない場合、SIPユーザA 201によって行われるコール試行は、失敗し、またスイッチ202は、SIPユーザA 201によって行われるコール試行を示す通知をSIPユーザB 203に対して送信する。通知は、SIPユーザA 201の連絡先の詳細を含むことができる。例えば、通知は、SIPメッセージ602として送信されることが可能である。スイッチ202からの通知を受信するとすぐに、SIPユーザB 203の通信端末は、通知の受信を示す肯定応答をスイッチ202に対して送信する。例えば、肯定応答は、200 OK 603メッセージとして送信されることが可能である。肯定応答を受信するとすぐに、スイッチ202は、コール試行の失敗を示すメッセージをSIPユーザA 201に対して送信する。例えば、スイッチ202によってSIPユーザA 201に対して送信されるメッセージは、SIPエラー応答コード4XX/5XX/6XX 604とすることができる。スイッチ202はまた、SIPユーザA 201でリンクを終了させる。
【0016】
図7は、発信ユーザと、着信ユーザとが、異なるSIPネットワークの中にいるときに、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するための流れ図を示すものである。SIPユーザA 201が、SIPユーザB 203との通信セッションを開始したいと思う場合、そのときにはSIPユーザA 201は、スイッチA 202を通して、SIPユーザB 203に対してコール要求を送信する。例えば、コール要求は、招待B 701メッセージ(Invite B 701 message)として送信されることが可能である。コール要求を受信するとすぐに、スイッチA 202は、SIPユーザA 201のプロファイルをチェックし、SIPユーザA 201が、コールを行うことを許可されるかどうかを決定する。SIPユーザA 201のプロファイルをチェックした後に、スイッチA 202は、SIPユーザA 201からのコールが、禁止されているかどうかを決定することができる。SIPユーザA 201からのコールが、禁止される場合、そのときにはスイッチA 202は、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間の通信セッションを確立しない。スイッチA 202はまた、ネットワークに関連した状態に起因して、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間で通信セッションを確立することができない可能性もある。通信セッションが、SIPユーザA 201と、SIPユーザB 203との間で確立されない場合、SIPユーザA 201によって行われるコール試行は、失敗し、またスイッチA 202は、スイッチB 202を通して、SIPユーザA 201によって行われるコール試行を示す通知をSIPユーザB 203に対して送信する。その通知は、SIPユーザA 201の連絡先の詳細を含むことができる。例えば、通知は、SIPメッセージ702として送信されることが可能である。通知を受信するとすぐに、スイッチB 202は、SIPユーザB 203に対してメッセージをルーティングする。例えば、スイッチB 202によって送信される通知は、SIPメッセージ703として送信されることが可能である。
【0017】
通知を受信するとすぐに、SIPユーザB 203の通信端末は、スイッチB 202を通して、通知の受信を示す肯定応答をスイッチA 202に対して送信する。例えば、SIPユーザB 203によってスイッチB 202に対して送信される肯定応答は、200 OK 704メッセージとして送信されることが可能であり、またスイッチB 202によってスイッチA 202に対して送信される肯定応答は、200 OK 705メッセージとして送信されることが可能である。肯定応答を受信するとすぐに、スイッチA 202は、コール試行の失敗を示すメッセージをSIPユーザA 201に対して送信する。例えば、スイッチA 202によってSIPユーザA 201に対して送信されるメッセージは、SIPエラー・コード4XX/5XX/6XX 706とすることができる。スイッチA 202はまた、SIPユーザA 201とのリンクを終了させる。
【0018】
図8は、発信ユーザと、着信ユーザとが、異なるPLMNネットワークの中にいるときに、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するための流れ図を示すものである。PLMNユーザA 301が、PLMNユーザB 303との通信セッションを開始したいと思う場合、そのときにはPLMNユーザA 301は、スイッチA 302を通してPLMNユーザB 303に対してコール要求を送信する。コール要求を受信するとすぐに、スイッチA 302は、PLMNユーザA 301のプロファイルをチェックし、PLMNユーザA 301が、コールを行うことを許可されるかどうかを決定する。PLMNユーザA 301のプロファイルをチェックした後に、スイッチA 302は、PLMNユーザA 301からのコールが、禁止されているかどうかを決定することができる。PLMNユーザA 301からのコールが、禁止される場合、そのときにはスイッチA 302は、PLMNユーザA 301と、PLMNユーザB 303との間の通信セッションを確立しない。スイッチA 302はまた、ネットワークに関連した状態に起因して、PLMNユーザA 301と、PLMNユーザB 303との間で通信セッションを確立することができない可能性もある。通信セッションが、PLMNユーザA 301と、PLMNユーザB 303との間で確立されない場合、PLMNユーザA 301によって行われるコール試行は、失敗し、またスイッチA 302は、ショート・メッセージ・サービス・センタ(Short Message Service Center)(SMSC)A 801と、SMSC B 801と、スイッチB 302とを通して、PLMNユーザA 301によって行われるコール試行を示す通知をPLMNユーザB 303に対して送信する。その通知は、PLMNユーザA 301の連絡先の詳細を含むことができる。例えば、通知は、ショート・メッセージ(SM)として送信されることが可能であり、またSMSC A 801に対して送信されるメッセージは、モバイル起源(Mobile Originating)(MO)転送802メッセージとすることができる。SMSC A 801は、スイッチ302から宛先へと送信されるメッセージをルーティングする。通信リンクが、確立されることが可能でない場合、そのときにはSMSC A 801は、メッセージを記憶し、また宛先との通信リンクが、確立されることが可能であるときに、宛先に対してメッセージを転送する。
【0019】
メッセージを受信するとすぐに、SMSC A 801は、メッセージの受信を示す肯定応答をスイッチ302に対して送信する。例えば、SMSC A 801によってスイッチA 302に対して送信される肯定応答は、MO転送SM−ACK 803メッセージとすることができる。次いで、SMSC A 801は、PLMNユーザB 303のネットワークにおいて、PLMNユーザB 303に対するメッセージをルーティングする情報を要求する問い合わせをSMSC B 801に対して送信する。例えば、送信される問い合わせは、サービス・ルーティング804メッセージとすることができる。SMSC B 801は、SMSC A 801に対する要求されたルーティング情報を送信することにより、問い合わせに対して応答する。例えば、情報は、サービス・ルーティング情報(Service Routing Information)(SRI)−ACK 805メッセージとして送信されることが可能である。ルーティング情報を受信するとすぐに、SMSC A 801は、受信されたルーティング情報を使用し、またSMSC B 801に対してSMを送信する。例えば、SMは、モバイル終端(Mobile Terminating)(MT)転送806メッセージを使用してSMSC B 801に対して送信されることが可能である。次いで、SMSC B 801は、スイッチB 302を通して、PLMNユーザB 303に対してSMを送信する。例えば、スイッチ302に対して送信されるメッセージは、MT転送807メッセージとすることができ、またスイッチB 302からPLMNユーザB 303に対して送信されるメッセージは、SM 808信号とすることができる。PLMNユーザB 303の通信端末は、メッセージの正常な受信を肯定応答する肯定応答をスイッチB 302に対して送信する。例えば、PLMNユーザB 303の通信端末からスイッチB 302へと送信される肯定応答は、配信ACK 809メッセージ(Delivery ACK 809 message)とすることができる。次いで、スイッチB 302は、SMSC B 801を通してSMSC A 801に対して肯定応答を転送する。例えば、スイッチB 302によってSMSC B 801に対して送信される肯定応答は、MT転送SM−ACK 8010メッセージとすることができ、またSMSC B 801によってSMSC A 801に対して送信される肯定応答は、MT転送SM−ACK 8011メッセージとすることができる。
【0020】
他の実施形態においては、発信ユーザと、着信ユーザとは、同じ公衆交換電話網(PSTN)の中にいる可能性があり、または発信ユーザと、着信ユーザとは、異なるPSTNの中にいる可能性がある。そのような実施形態においては、着信ユーザが、アナログPSTNユーザである場合、通知は、あらかじめ決定された存続期間にわたっての呼び出し音電流と一緒に、FSK(周波数偏移変調(Frequency Shift Keying))伝送を通してCLIP−A(発信者番号通知−アナログ(Calling Line Presentation−Analog))を着信ユーザの通信端末に対して送信することにより行われることが可能である。着信ユーザが、ISDN PSTNユーザである場合、通知は、着信ユーザの通信端末に対してDSSIファシリティ・メッセージを送信することにより行われることが可能である。発信ユーザと、着信ユーザとが、異なる公衆交換電話網(PSTN)ネットワークの中にいる場合には、通知は、共通チャネル信号方式7(Common Channel Signaling 7)(CCS7)プロトコル(SCCP−TCAPメッセージ)を通して行われることが可能である。
【0021】
本明細書において開示される実施形態は、少なくとも1つのハードウェア・デバイスの上で実行され、またネットワーク要素を制御するネットワーク管理機能を実行する少なくとも1つのソフトウェア・プログラムを通して実装されることが可能である。図1、図2、図3、および図4に示されるネットワーク要素は、ハードウェア・デバイスまたはハードウェア・デバイスとソフトウェア・モジュールとの組合せの少なくとも1つとすることができるブロックを含んでいる。
【0022】
本明細書において開示される実施形態は、発信ユーザによって行われる失敗したコール試行について着信ユーザに通知するためのシステムおよび方法を指定するものである。それゆえに、保護の範囲は、そのようなプログラムにまで拡張され、またその中にメッセージを有するコンピュータ読取り可能手段に加えて、そのようなコンピュータ読取り可能ストレージ手段は、プログラムが、サーバもしくはモバイル・デバイス、または適切な任意のプログラマブル・デバイスの上で実行されるときに、本方法の1つまたは複数のステップの実装のためのプログラム・コード手段を含むことが、理解される。本方法は、例えば、非常に高速の集積回路のハードウェア記述言語(Very high speed integrated circuit Hardware Description Language)(VHDL)または他の任意の符号化言語で書かれたコードを通して、またはそのコードと一緒に好ましい一実施形態の形で実装され、あるいは少なくとも1つのハードウェア・デバイスの上で実行される1つまたは複数のVHDLモジュール、あるいはいくつかのソフトウェア・モジュールによって実装される。ハードウェア・デバイスは、例えば、サーバまたはパーソナル・コンピュータなどのような任意の種類のコンピュータ、あるいはその任意の組合せ、例えば、1つのプロセッサと、2つのFPGAとを含めて、プログラムされ得る任意の種類のデバイスとすることができる。デバイスはまた、例えば、ASICのような例えば、ハードウェア手段、またはハードウェア手段とソフトウェア手段との組合せ、例えば、ASICおよびFPGA、あるいは少なくとも1つのマイクロプロセッサと、ソフトウェア・モジュールがその中に位置する少なくとも1つのメモリとすることができる手段を含むこともできる。本明細書において説明される方法実施形態は、純粋なハードウェアの形で、あるいは部分的にハードウェアの形で、また部分的にソフトウェアの形で、実装されることが可能である。代わりに、本発明は、異なるハードウェア・デバイスの上で、例えば、複数のCPUを使用して実装されることが可能である。
【0023】
特定の実施形態の上記の説明は、本明細書における実施形態の一般的な性質を非常に十分に明らかにすることになるので、他者は、現在の知識を適用することにより、包括的な概念を逸脱することなく、様々なアプリケーションについて、そのような特定の実施形態を簡単に修正し、かつ/または適応させることができ、またそれゆえに、そのような適応および修正は、開示された実施形態の同等形態の意味および範囲の内部に含まれるべきであり、また含まれるように意図される。本明細書において使用される用語または専門用語は、説明の目的のためであり、限定するものではないことを理解すべきである。それゆえに、本明細書における実施形態は、好ましい実施形態の観点から説明されているが、当業者は、本明細書における実施形態が、本明細書において説明されるように、特許請求の範囲の精神および範囲の内部の修正を用いて実行され得ることを認識するであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークにおいて、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するための方法であって、前記コール試行は、発信ユーザによって前記着信ユーザに対して行われており、前記方法は、
スイッチ(102)が、発信ユーザからのコール要求を受信するステップと、
通信セッションが、前記発信ユーザと前記着信ユーザとの間で確立されることが可能でないときに、前記スイッチ(102)が、前記コール試行について前記着信ユーザに通知するステップと
を備える方法。
【請求項2】
前記スイッチ(102)は、前記発信ユーザのプロファイルをチェックし、通信セッションが前記発信ユーザと前記着信ユーザとの間で確立されることが可能であるかどうかを決定する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記通知は、
ショート・メッセージ・サービス(SMS)と、
マルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)と、
セッション開始プロトコル(SIP)メッセージ・メソッド・デジタル加入者信号システムNo.1(DSS1)ファシリティ・メソッドと、
発信者番号通知(CLIP)を伴うあらかじめ決定された存続期間にわたっての呼び出し音と
のうちの少なくとも1つとして送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記通知は、前記発信ユーザの連絡先の詳細を含んでおり、前記連絡先の詳細は、
発信ユーザの連絡先番号と、
前記コール試行の時間と、
前記コール試行の失敗についての理由と
のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記発信ユーザと、前記着信ユーザとは、同じ通信ネットワークの中にいる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記発信ユーザと、前記着信ユーザとは、異なる通信ネットワークの中にいる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記通信ネットワークは、
セッション開始プロトコル(SIP)ネットワーク、
公衆陸上モバイル・ネットワーク(PLMN)、または
公衆交換電話網(PSTN)
のうちのいずれかである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
通信ネットワークにおいて、失敗したコール試行について着信ユーザに通知するためのスイッチ(102)であって、前記コール試行は、発信ユーザによって前記着信ユーザに対して行われており、前記スイッチ(102)は、
前記発信ユーザからのコール要求を受信するように、また
通信セッションが、前記発信ユーザと前記着信ユーザとの間で確立されることが可能でないときに、前記コール試行について前記着信ユーザに通知するように
構成された少なくとも1つの手段を備えるスイッチ(102)。
【請求項9】
前記スイッチ(102)は、前記発信ユーザのプロファイルをチェックし、通信セッションが前記発信ユーザと前記着信ユーザとの間で確立されることが可能であるかどうかを決定するように構成された、請求項8に記載のスイッチ(102)。
【請求項10】
前記スイッチ(102)は、
内部に位置するメモリ(304)と、
外部に位置するメモリと
のうちの少なくとも一方から前記発信ユーザのプロファイルを取得するように構成された、請求項9に記載のスイッチ(102)。
【請求項11】
前記スイッチ(102)は、
ショート・メッセージ・サービス(SMS)と、
マルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)と、
セッション開始プロトコル(SIP)メッセージ・メソッド(SIP)と、
デジタル加入者信号システムNo.1(DSS1)ファシリティ・メソッドと、
発信者番号通知(CLIP)を伴うあらかじめ決定された存続期間にわたっての呼び出し音と
のうちの少なくとも1つを使用して前記通知を送信するように構成された、請求項8に記載のスイッチ(102)。
【請求項12】
前記スイッチ(102)は、前記着信ユーザに対して送信される前記通知の中で前記発信ユーザの詳細を送信するように構成された、請求項8に記載のスイッチ(102)。
【請求項13】
前記スイッチ(102)は、前記発信ユーザと、前記着信ユーザとが、同じ通信ネットワークの中にいるときに、前記着信ユーザに通知するように構成された、請求項8に記載のスイッチ(102)。
【請求項14】
前記スイッチ(102)は、前記発信ユーザと、前記着信ユーザとが、異なる通信ネットワークの中にいるときに、前記着信ユーザに通知するように構成された、請求項8に記載のスイッチ(102)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2013−520903(P2013−520903A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−554426(P2012−554426)
【出願日】平成22年2月22日(2010.2.22)
【国際出願番号】PCT/IB2010/000623
【国際公開番号】WO2011/101700
【国際公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(391030332)アルカテル−ルーセント (1,149)
【Fターム(参考)】