説明

コーンクラッシャおよびマントル

【課題】摩耗に対応してコンケーブを下降させても、大型の原料の投入が困難となることを防止でき、原料が破砕室の内部に滞留して破砕の効率が低下することも防止できる、コーンクラッシャを提供する。
【解決手段】マントル220の上面221〜223の所定位置224から下部の傾斜角が上部の傾斜角より大きいので、所定位置224が上方に突出した三角状の断面形状にマントル220の上面221〜223が形成されており、所定位置224より下方で破砕室の断面形状での中心線が下方に曲折している。このため、摩耗に対応してコンケーブ210を下降させても、破砕室の上部の投入口サイズが初期状態より縮小される割合を抑制することができる。しかも、破砕室の下部の傾斜が大きいので、破砕された原料が排出されやすい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、下方に開口した円錐状に下面が形成されているコンケーブと、コンケーブの下面に対向する円錐状に上面が形成されているマントルと、を有し、マントルの上面とコンケーブの下面との間隙で原料を破砕する破砕室が形成されているコーンクラッシャ、そのマントル、に関する。
【背景技術】
【0002】
コーンクラッシャの一従来例を図9ないし図11を参照して以下に説明する。図9に示すように、コーンクラッシャ100は、下方に開口した円錐状に下面111〜114が形成されているコンケーブ110と、コンケーブ110の下面に対向する円錐状に上面121〜123が形成されているマントル120と、を有する。
【0003】
このようなマントル120の上面121〜123とコンケーブ110の下面111〜114との間隙で原料(図示せず)を破砕する破砕室130が形成されている。ただし、この破砕室130に上方から投入される原料を段階的に破砕するため、コンケーブ110には、上端から下端まで四つの下面111〜114が形成されている。
【0004】
最上位の下面111から第三番目の下面113は、二つの段部115,116を介して段階的に下方に変位するとともに、その傾斜角も段階的に減少した形状に形成されている。最下位の下面114は、第三番目の下面113より大幅に傾斜角が減少している。
【0005】
このため、コンケーブ110は、最上位の下面111から第三番目の下面113までが、逆様の階段状の断面形状に形成されている。さらに、第三番目の下面113と最下位の下面114との境界の部分が、その境界の特定位置117が下方に突出した三角状の断面形状に形成されている。
【0006】
一方、マントル120には、上端から下端まで三つの上面121〜123が形成されている。第一番目の上面121から第三番目の上面123は、二つの段部124,125を介して段階的に上方に変位している。
【0007】
ただし、マントル120の第一番目の上面121から第三番目の上面123は、傾斜角が一定の平行な形状に形成されている。このため、マントル120は、上部より下部が肉厚に形成されている。
【0008】
上述のような形状にマントル120とコンケーブ110とが形成されているため、その上面121〜123と下面111〜114との内角であるニップアングルθN1〜θN4は、上部から下部まで四段階に減少している。
【0009】
従って、図10に示すように、破砕室130には、大型の原料が容易に投入される第一室131、原料を段階的に破砕する第二室132および第三室133、原料を所定サイトまで破砕して排出する第四室134、が形成されている。
【0010】
さらに、上述のような形状にマントル120とコンケーブ110とが形成されているため、破砕室130の中心線135は、コンケーブ110の下面111〜114の傾斜角の変化に対応して、上方から下方まで段階的に傾斜角が減少している。
【0011】
上述のような構造のコーンクラッシャ100では、マントル120が偏心した状態で回転駆動される。このような状態で破砕室130に上方から砕石などの原料が投入されると、その原料は破砕室130で破砕されて下方に排出される。
【0012】
前述のように、破砕室130の第一室131から第四室134は、ニップアングルθN1〜θN4が四段階に減少しているとともに、容積も四段階に減少している。このため、大型の原料が第一室131に上方から容易に投入され、投入された原料は第二室132および第三室133で段階的に破砕され、最終的に第四室134で所定サイズまで破砕されて排出される。
【0013】
なお、コーンクラッシャ100は使用によりマントル120の上面とコンケーブ110の下面とが摩耗する。その場合、破砕室130の第一室131から第四室134は、圧縮比率が大きい下方ほど摩耗の度合が大きい。
【0014】
そこで、この摩耗に対応してコンケーブ110の位置を下降させることで、原料の最終サイズを決定する破砕室130の排出口サイズが一定とされる。現在、上述のようなコーンクラッシャ100として各種の提案がある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−286778号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
上述のようなコーンクラッシャ100では、使用によりマントル120の上面とコンケーブ110の下面とが摩耗しても、コンケーブ110の位置を下降させることで破砕室130の排出口サイズを一定とすることができる。
【0016】
しかし、コンケーブ110とマントル120とは、前述のように圧縮比率が大きい下方ほど摩耗が顕著である。このため、図11(a)(b)に示すように、下部の摩耗に対応してコンケーブ110を下降させると、破砕室130の上部の投入口サイズが初期状態より大幅に縮小されることになる。
【0017】
従って、摩耗に対応してコンケーブ110を下降させると、大型の原料の投入が困難となる。さらに、破砕室130の第一室131から第四室134までの容積の変化率が低下するため、原料を破砕する効率も悪化する。
【0018】
しかも、上述のようなコーンクラッシャ100では、原料を最終的に所定サイズに破砕するため、前述のようにコンケーブ110の最下位の下面114は、第三番目の下面113より大幅に傾斜角が減少している。
【0019】
従って、破砕室130の中心線135は、コンケーブ110の下面111〜114の傾斜角の変化に対応して、上方から下方まで段階的に傾斜角が減少している。このため、第一室131に投入された原料は良好に下降するが、破砕された原料が第四室134から排出されにくい。従って、原料が破砕室130の内部に滞留して破砕の効率が低下しやすい。
【0020】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、摩耗に対応してコンケーブを下降させても破砕室の投入口サイズの縮小が抑制され、破砕された原料が破砕室から排出されやすいコーンクラッシャ、そのマントル、を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明のコーンクラッシャは、下方に開口した円錐状に下面が形成されているコンケーブと、コンケーブの下面に対向する円錐状に上面が形成されているマントルと、を有し、マントルの上面とコンケーブの下面との間隙で原料を破砕する破砕室が形成されているコーンクラッシャであって、マントルは、上面の所定位置から下部の傾斜角が上部の傾斜角より大きい。
【0022】
従って、本発明のコーンクラッシャでは、マントルの上面の所定位置から下部の傾斜角が上部の傾斜角より大きいので、コンケーブとマントルとの下部の摩耗に対応してコンケーブを下降させても、破砕室の上部の投入口サイズが初期状態より縮小される割合が抑制される。さらに、破砕室の下部の傾斜が大きいので、破砕された原料が排出されやすい。
【0023】
また、本発明のコーンクラッシャにおいて、マントルは、所定位置が上方に突出した三角状の断面形状に上面が形成されていてもよい。
【0024】
また、本発明のコーンクラッシャにおいて、所定位置より下方で破砕室の断面形状での中心線が下方に曲折した形状にマントルの上面とコンケーブの下面とが形成されていてもよい。
【0025】
また、本発明のコーンクラッシャにおいて、コンケーブは、マントルの上面の所定位置と対向する位置より上方の下面の特定位置から上部の傾斜角が下部の傾斜角より大きくてもよい。
【0026】
また、本発明のコーンクラッシャにおいて、コンケーブの下面とマントルの上面との断面形状での内角であるニップアングルは、特定位置より上方のθN1、特定位置から所定位置までのθN2、所定位置から下方のθN3が、
θN1>θN2>θN3>0
を満足していてもよい。
【0027】
本発明のマントルは、下方に開口した円錐状に下面が形成されているコンケーブと、コンケーブの下面に対向する円錐状に上面が形成されているマントルと、を有し、マントルの上面とコンケーブの下面との間隙で原料を破砕する破砕室が形成されているコーンクラッシャのマントルであって、上面の所定位置から下部の傾斜角が上部の傾斜角より大きい。
【0028】
また、本発明のマントルにおいて、所定位置が上方に突出した三角状の断面形状に上面が形成されていてもよい。
【0029】
なお、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
【発明の効果】
【0030】
本発明のコーンクラッシャでは、マントルの上面の所定位置から下部の傾斜角が上部の傾斜角より大きいので、コンケーブとマントルとの下部の摩耗に対応してコンケーブを下降させても、破砕室の上部の投入口サイズが初期状態より縮小される割合を抑制することができる。このため、大型の原料の投入が困難となることを防止でき、原料を破砕する効率の悪化も抑制することができる。しかも、破砕室の下部の傾斜が大きいので、破砕された原料が排出されやすい。従って、原料が破砕室の内部に滞留して破砕の効率が低下することも防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
本発明の実施の一形態を図1ないし図8を参照して以下に説明する。ただし、本実施の形態に関して前述した一従来例と同一の部分は、同一の名称を使用して詳細な説明は省略する。
【0032】
本実施の形態のコーンクラッシャ200は、図1に示すように、下方に開口した円錐状に下面211〜213が形成されているコンケーブ210と、コンケーブ210の下面211〜213に対向する円錐状に上面221〜223が形成されているマントル220と、を有する。
【0033】
図2に示すように、コンケーブ210は、装置本体240の上部に上下方向に変位自在かつ交換自在に装着されている。マントル220は、回転軸心から傾斜した駆動軸241で支持されており、いわゆる歳差運動の状態で回転駆動される。そこで、マントル220の上面221〜223とコンケーブ210の下面211〜213との間隙で原料を破砕する破砕室230が形成されている。
【0034】
ただし、本実施の形態のコーンクラッシャ200のマントル220は、図1ないし図5に示すように、所定位置224から下部の上面223の傾斜角が上部の上面222の傾斜角より大きい。
【0035】
このため、マントル220は、所定位置224が上方に突出した三角状の断面形状に上面222,223が形成されている。さらに、図3に示すように、上述のマントル220の所定位置224より下方では、破砕室230の断面形状での中心線235が下方に曲折されている。
【0036】
また、コンケーブ210は、マントル220の所定位置224と対向する位置より上方の特定位置215から上部の下面211の傾斜角が下部の下面212の傾斜角より大きい。
【0037】
なお、本実施の形態のコーンクラッシャ200では、上述の特定位置215は段部として形成されている。また、コンケーブ210は、最上位の下面211と中間の下面212と最下位の下面213の傾斜角が、段階的に減少した形状に形成されている。
【0038】
しかし、マントル220は、前述のように最下位の上面223の傾斜角より中間の上面222の傾斜角が小さいが、この中間の上面222の傾斜角より最上位の上面221の傾斜角が大きい。
【0039】
そして、本実施の形態のコーンクラッシャ200では、コンケーブ210の下面211〜213とマントル220の上面221〜223との断面形状での内角であるニップアングルは、図1に示すように、特定位置215より上方のθN1、特定位置215から所定位置224までのθN2、所定位置224から下方のθN3が、
θN1>θN2>θN3>0
を満足している。
【0040】
本実施の形態のコーンクラッシャ200では、上述のようにマントル220の上面221〜223とコンケーブ210の下面211〜213とが形成されていることにより、破砕室230には、大型の原料が容易に投入される第一室231、原料を段階的に破砕する第二室232、原料を所定サイトまで破砕して排出する第三室233、が上端から下端まで順番に形成されている。
【0041】
なお、コーンクラッシャ200は、例えば、マントル220の傾斜角が38〜45度で、マントル220の直径に対して1/19〜1/24の旋動量を有する構造に形成される。また、ニップアングルは、排出側に向かって28〜4度の範囲で段階的に変化していてもよい。
【0042】
また、破砕工程での破砕室230の容積変化率は排出側に向かって4.5〜1の範囲で比例的に減少し、旋動に伴う圧縮比率は排出側に向かって2〜4.5の範囲で比例的に増加していてもよい。
【0043】
さらに、破砕室230の排出口のマントル220の肉厚が傾斜角に対して4〜7°の傾斜角を持ち、かつ、マントル220の排出口投入口側が最も肉厚が厚い形状でもよい。
【0044】
上述のような構成において、本実施の形態のコーンクラッシャ200では、従来と同様に、いわゆる歳差運動の状態でマントル220が回転駆動される。このような状態で破砕室230に上方から砕石などの原料が投入されると、その原料は破砕室230で破砕されて下方に排出される。
【0045】
前述のように、破砕室230の第一室231から第三室233は、ニップアングルθN1〜θN3が三段階に減少しているとともに、容積も三段階に減少している。このため、大型の原料が第一室231に上方から容易に投入され、投入された原料は第二室232で段階的に破砕され、最終的に第三室233で所定サイズまで破砕されて排出される。
【0046】
なお、コーンクラッシャ200は使用によりマントル220の上面221〜223とコンケーブ210の下面211〜213とが摩耗する。そこで、この摩耗に対応してコンケーブ210の位置を下降させることで、原料の最終サイズを決定する破砕室230の排出口サイズが一定とされる。
【0047】
ただし、本実施の形態のコーンクラッシャ200では、マントル220の上面221〜223の所定位置224から下部の傾斜角が上部の傾斜角より大きい。このため、図6(a)(b)に示すように、コンケーブ210とマントル220との下部の摩耗に対応してコンケーブ210を下降させても、破砕室230の上部の投入口サイズが初期状態より縮小される割合を抑制することができる。従って、大型の原料の投入が困難となることを防止でき、原料を破砕する効率の悪化も抑制することができる。
【0048】
しかも、本実施の形態のコーンクラッシャ200では、破砕室230の下部の傾斜が大きいので、破砕された原料が排出されやすい。従って、原料が破砕室230の内部に滞留して破砕の効率が低下することも防止できる。
【0049】
なお、本発明者は実際に本実施の形態のコーンクラッシャ200を試作し、従来のコーンクラッシャ100と比較する試験を実施した。ここで、本発明者が実際に試作した本実施の形態のコーンクラッシャ200と、従来のコーンクラッシャ100との、破砕室130,230の投入口から排出口までの距離と容積と圧縮比率との関係を、図7に例示する。
【0050】
同図から自明であるように、本実施の形態のコーンクラッシャ200は、最終的な破砕サイズを決定する第三室233の容積は従来と同等である。しかし、第一室231の容積は従来より大きく、第二室232の容積は従来より小さい。そして、圧縮比率は第一室231では従来と同等であるが、第二室232および第三室233では従来より向上している。
【0051】
また、コーンクラッシャ100,200で耐久試験を実施したところ、以下のように、本実施の形態のコーンクラッシャ200では、従来のコーンクラッシャ100より寿命が約1.2倍となることが確認できた。
【0052】
【表1】

【0053】
さらに、本実施の形態のコーンクラッシャ200では、原料粒度の変化が大きいにも関わらず、産物粒度の変化は少なく抑えられた。また、以下のように、セットアンダー率も改善された。しかも、図8に示すように、産物粒度変化が少なく、セットアンダー率改善結果が得られた。
【0054】
【表2】

【0055】
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。また、上述した実施の形態では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の実施の形態のコーンクラッシャの要部を示す縦断正面図である。
【図2】コーンクラッシャの全体を示す縦断正面図である。
【図3】コーンクラッシャの要部を示す縦断正面図である。
【図4】マントルの外観を示す斜視図である。
【図5】マントルの外観を示す三面図である。
【図6】コーンクラッシャの要部を示す縦断正面図である。
【図7】本実施の形態と従来例とのコーンクラッシャの破砕室の投入口から排出口までの距離と容積と圧縮比率との関係を示す特性図である。
【図8】本実施の形態のコーンクラッシャの産物粒度変化を示す特性図である。
【図9】従来例のコーンクラッシャの要部を示す縦断正面図である。
【図10】コーンクラッシャの要部を示す縦断正面図である。
【図11】コーンクラッシャの要部を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
【0057】
100 コーンクラッシャ
110 コンケーブ
111-114 下面
115,116 段部
117 特定位置
120 マントル
121-123 上面
124,125 段部
130 破砕室
131 第一室
132 第二室
133 第三室
134 第四室
135 中心線
200 コーンクラッシャ
210 コンケーブ
211 下面
212 下面
213 下面
215 特定位置
220 マントル
221 上面
222 上面
223 上面
224 所定位置
230 破砕室
231 第一室
232 第二室
233 第三室
235 中心線
240 装置本体
241 駆動軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下方に開口した円錐状に下面が形成されているコンケーブと、前記コンケーブの下面に対向する円錐状に上面が形成されているマントルと、を有し、前記マントルの上面と前記コンケーブの下面との間隙で原料を破砕する破砕室が形成されているコーンクラッシャであって、
前記マントルは、前記上面の所定位置から下部の傾斜角が上部の傾斜角より大きいコーンクラッシャ。
【請求項2】
前記マントルは、前記所定位置が上方に突出した三角状の断面形状に前記上面が形成されている請求項1に記載のコーンクラッシャ。
【請求項3】
前記所定位置より下方で前記破砕室の断面形状での中心線が下方に曲折した形状に前記マントルの上面と前記コンケーブの下面とが形成されている請求項1または2に記載のコーンクラッシャ。
【請求項4】
前記コンケーブは、前記マントルの上面の前記所定位置と対向する位置より上方の前記下面の特定位置から上部の傾斜角が下部の傾斜角より大きい請求項1ないし3の何れか一項に記載のコーンクラッシャ。
【請求項5】
前記コンケーブの下面と前記マントルの上面との断面形状での内角であるニップアングルは、前記特定位置より上方のθN1、前記特定位置から前記所定位置までのθN2、前記所定位置から下方のθN3が、
θN1>θN2>θN3>0
を満足している請求項4に記載のコーンクラッシャ。
【請求項6】
下方に開口した円錐状に下面が形成されているコンケーブと、前記コンケーブの下面に対向する円錐状に上面が形成されているマントルと、を有し、前記マントルの上面と前記コンケーブの下面との間隙で原料を破砕する破砕室が形成されているコーンクラッシャの前記マントルであって、
前記上面の所定位置から下部の傾斜角が上部の傾斜角より大きいマントル。
【請求項7】
前記所定位置が上方に突出した三角状の断面形状に前記上面が形成されている請求項6に記載のマントル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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