説明

サプライ保管装置及びサプライ保管システム

【課題】管理者の目視に基づく作業に頼ることなく、簡易な構成でサプライ品の管理を自動的に行なえるサプライ保管装置を提供する。
【解決手段】サプライ保管装置1は、インク情報を有するメモリを備え、画像形成装置21,22に装着されてインクを供給するインクボトル2を保管する。この装置では、ボトル収納部4に収納されたインクボトルのメモリからタグ読取部6でインク情報を読み取り、このインク情報と、インクボトルがボトル収納部に収納されてからの経過時間とに基づいて、制御部7が振動部9を駆動してボトルを揺する。固形物が凝集する前に各インクが攪拌されて品質が保たれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばインクジェット記録装置に用いるインクのように、内容物の顔料が沈降して凝集しやすい等のため、定期的かつ継続的な品質管理が欠かせないような種類のサプライ品を適切に保管することができるサプライ保管装置と、これをネットワークで画像形成装置や外部管理装置等と接続してなるサプライ管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、インクジェット(IJ)方式の画像形成装置に使用されるインク(以下、IJ用インクと称する。)は、顔料等の固形物を含んでいるために、長時間放置すると固形物が容器の底部に沈降して凝集してしまう。このため、IJ用インクをサプライ用品として保管・管理する場合には、保管されているIJ用インクのインクボトルを定期的に監視して凝集が発生していないか確認し、サプライ品として常時需要に応えうるように管理する必要があった。
【0003】
下記特許文献1には、サプライ管理の煩わしさから解放されることで誰でも安心して使用できることを目指したサプライ貯容手段とサプライ供給システムが開示されている。この発明のサプライ貯容装置1は、インキ容器2とマスタロール4とを少なくとも1個ずつ貯容することが可能であり、インキ容器2とマスタロール4とをそれぞれ外部より目視可能な状態で貯容する構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−29172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1のサプライ貯容装置は、貯容しているサプライ品の数量チェックにしても、又は未使用品と使用品の識別に基づく在庫管理にしても、いずれも表示手段が表示した内容を管理者が目視で確認して作業を行う必要がある。このような管理者の目視に頼る管理作業は非常に煩雑であり、また交換が必要な種類のサプライ品が確かに貯容されているか否かの判断を誤る可能性があるなど、管理の確実性が低いという問題があり、さらに設備費以外に管理者の人件費等についても相当のコストを要するという問題もあった。
【0006】
さらに、このようなサプライ貯容装置では、顔料等の固形物が凝集しやすいIJ用インクの管理には適しておらず、保管後の時間経過による固形物の凝集というIJ用インクに特有の管理上の課題には有効に対応できないという問題があった。
【0007】
さらにまた、このようなサプライ貯容装置では、管理対象とすべきサプライ品であるインクボトルの供給先、例えば社内にある多数の画像形成装置におけるインクの使用状況をリアルタイムで把握することができないため、最適な在庫管理と、不足が予想されるサプライ品の適時発注が適切に行なえないという問題もあった。
【0008】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、管理者の目視に基づく作業に頼ることなく、簡易な構成でサプライ品の管理を自動的に行なうことができるため、特に固形物の沈降・凝集が問題になるIJ用インクの管理に適しており、さらにサプライ品の最適な在庫管理と適時発注を適切に行なうことができるサプライ保管装置と、これを利用したサプライ保管システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載されたサプライ保管装置は、
内部に収納されたインクに関する情報が書き込まれた記憶部を備え画像形成装置に着脱可能に装着されてインクを供給するインクボトルをサプライとして保管するサプライ保管装置において、
前記インクボトルが収納されるボトル収納部と、
前記ボトル収納部の所定位置に収納された前記インクボトルの前記記憶部からインクに関する情報を読み取る第1の読取部と、
前記ボトル収納部に収納されている前記インクボトルに振動を与える振動部と、
前記第1の読取部が読み取った前記インクボトルのインクに関する情報と、前記インクボトルが前記ボトル収納部に収納されてからの経過時間とに基づいて、前記振動部を駆動して前記ボトル収納部内の前記インクボトルを振動させる制御部と、
を具備することを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載されたサプライ保管システムは、
請求項1に記載されたサプライ保管装置と、
インクボトルがそれぞれ着脱可能に装着されてインクの供給を受けるとともに装着された前記インクボトルの前記記憶部からインクの種類と残量に関する情報を読み取る第2の読取部を備えた画像形成装置とが、
ネットワークを介して接続されており、
前記サプライ保管装置は、前記ネットワークを介して前記画像形成装置から得た前記インクボトルのインクの種類及び残量に関する情報と、前記サプライ保管装置が保管している前記インクボトルのインクの種類ごとの数量に関する情報に基づき、インクボトルの保管状況が適切か否かを判断することを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載されたサプライ保管システムは、請求項2に記載のサプライ保管システムにおいて、
前記サプライ保管装置は、インクボトルの保管状況が適切でないと判断した場合には、電気通信回線を介して接続されているサプライ供給基地に対して必要なインクボトルの種類と数量を送信することを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載されたサプライ保管装置において、ボトル収納部の所定位置にインクボトルを収納すると、制御部は、第1の読取部によってインクボトルの記憶部からインクに関する情報を読み取ることができるようになる。同時に制御部は、インクボトルがボトル収納部に収納された時点からの経過時間をカウントし始める。制御部は、記憶部から読み取ったインクに関する情報に基づき、インクボトルがボトル収納部に収納された後、当該種類のインクに品質上の問題が生じうる所定の制限時間が経過する前に、振動部を駆動してボトル収納部にあるインクボトルを振動させる。インクボトル内にあるインクは攪拌され、内容物の沈降が解消されて凝集が防止される。従って、顔料等の固形物を含むIJ用インクであっても、自動的な管理動作によって確実に凝集を防止することができる。
【0013】
請求項2に記載されたサプライ保管システムによれば、請求項1に記載されたサプライ保管装置と画像形成装置をネットワークで結び、サプライ保管装置によって画像形成装置を集中管理している。すなわち、サプライ保管装置は、画像形成装置に装着されているインクボトルのインクの種類と残量をネットワーク経由で常時把握しており、この情報と、自らが保管しているインクボトルの種類ごとの数量から、自らのインクボトルの保管状況が適切か否かを判断することができる。すなわち、画像形成装置で残量が少なくなっている種類のインクが、サプライ保管装置でインクボトルとして十分な量が保管されていなければ、インクボトルの保管状況は適切とはいえず、サプライ保管装置はこの判断の結果に応じて必要な種類のインクボトルの補充を外部に報知したり、発注したりする対応策をとることができる。
【0014】
請求項3に記載されたサプライ保管システムによれば、請求項2に記載のサプライ保管システムにおける効果において、上述のようにサプライ保管装置がインクボトルの保管状況を適切でないと判断した場合には、電気通信回線を介して接続されているサプライ供給基地に対して必要なインクボトルの種類と数量を送信し、必要なサプライ用のインクボトルの補充を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施形態に係るサプライ保管装置の外観斜視図である。
【図2】実施形態に係るサプライ保管装置の模式内部構造図を兼ねた機能ブロック図である。
【図3】実施形態に係るサプライ保管装置を含むサプライ保管システムの全体構成を示す概念図である。
【図4】実施形態に係るサプライ保管システムにおいて、画像形成装のインクの使用状況を示すサプライ供給業者側における表示画面の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
第1実施形態のサプライ保管装置を図1及び図2を参照して説明する。
第1実施形態に係るサプライ保管装置1は、含有している顔料等の固形物が沈降・凝集しやすいIJ用インクが充填されたインクボトル2をサプライ品として保管するための装置である。サプライ保管装置1はサプライ品の保管手段であるから、保管されるインクボトル2は規定量のインクが充填された未使用品(新品)であるものとする。
【0017】
図1及び図2に示すように、このサプライ保管装置1は、本体となる筐体3の内部に複数個(例えば図1に示すように4箇所)のボトル収納部4を有しており、各ボトル収納部4は筐体3の前面側に矩形の挿入口を開口している。このボトル収納部4にはインクボトル2が必要に応じて収納され、保管される。
【0018】
図2に模式的に示すように、ボトル収納部4は角筒状の空間であり、インクボトル2はボトル収納部4に挿入・抜脱可能な外径・長さの角柱状である。インクボトル2は、角柱状の容器の内部に所定量のインクが充填されており、図示しない画像形成装置の印刷部に着脱可能に装着されると、図示しない吐出口から画像形成装置の供給管を経て印刷部にインクを供給することができる。
【0019】
図2に示すように、ボトル収納部4の最奥部に接するインクボトル2の奥側端面には、容器の内部に収納されたインクに関する情報(インク情報)が書き込まれた記憶部(以下メモリと称する)を有するタグ5が設けられている。タグ5は、サプライ保管装置1側の電極との接触又はサプライ保管装置1との非接触通信により受信される電波により内部電力を発生させ、その電力によりメモリに対するデータの読み出し及び書込みを行うとともに、接続された電極又はアンテナを通じてデータの送受信を行うことができる。
【0020】
タグ5のメモリには、例えばカートリッジのインクの色や水性・油性の種別、製造年月日、画像形成装置に対する着脱回数、インク残量などのインク情報が書き込まれる。画像形成装置に対する着脱回数、インク残量などのインク情報は、画像形成装置に装着される都度書き換えられてタグ5のメモリに格納される。但し、サプライ保管装置1に収納されているインクボトル2は、前述したように原則として未使用品であるから、製造当初にタグ5のメモリに書き込まれたインク情報はそのままである。
【0021】
図2に示すように、サプライ保管装置1のボトル収納部4の最奥部には、インクボトル2のタグ5に相対する位置に読取部6が設けられている。この読取部6は、インクボトル2のタグ5のメモリからインク情報を読み取る手段であり、インクボトル2がボトル収納部4の収納位置に収納されれば、保管されたインクボトル2のインクの種類を直ちに検出することができる。また、この読取部6は、インクボトル2をボトル収納部4の収納位置に設定した時にインクボトル2のタグ5を検知し、これによってインクボトル2がボトル収納部4の規定位置に収納されたことを示すトリガー信号を出力する。
【0022】
図2に示すように、サプライ保管装置1は装置全体を統括して制御する制御部7を備えている。前記読取部6が読み取ったインク情報(特にインクの種類についての情報)や、インクボトル2がボトル収納部4の規定位置に収納されたことを示す前記読取部6からのトリガー信号は、この制御部7に送られ、以下に詳述するようにインクボトル2のインクを管理するための制御に使用される。
【0023】
図2に示すように、制御部7はタイマー8を備えている。制御部7は、上述したトリガー信号が入力された場合にはタイマー8を始動させ、前記インクボトル2が前記ボトル収納部4に収納されてから経過した時間(経過時間)を計り始めるように構成されている。
【0024】
また、制御部7は、インクボトル2を静止した状態においた場合に、固形物が沈降・凝集してしまう恐れのある静止状態での経過時間(凝固限界時間)に関するデータをインクの色ごとに図示しないメモリに制御情報として有している。
【0025】
図2に示すように、サプライ保管装置1は、ボトル収納部4の底部に振動部9を備えている。振動部9はボトル収納部4内にあるインクボトル2に振動を与える手段である。振動部9は振動駆動部10によって駆動されるようになっており、振動駆動部10は制御部7により制御される。
【0026】
従って、ある特定色のインクのインクボトル2をボトル収納部4に収納した場合、制御部7はインクボトル2のタグ5のメモリからインク情報を読み取ってインクの色を認識し、このインクの色に関するインク情報と自らのメモリ中の制御情報とによって、当該インクの凝集限界時間のデータを得ることができる。一方、制御部7は、当該インクボトル2がボトル収納部4に収納されてからの経過時間をタイマー8でカウントしている。従って、その経過時間と前記凝集限界時間とを比較することにより、当該インクボトル2のインクが凝固するおそれの生じる時期を予想することができる。
【0027】
制御部7は、当該インクボトル2のインクが凝固するおそれの生じる時期が接近した場合、その時期が到来する前に振動駆動部10を制御し、振動部9を駆動してボトル収納部4のインクボトル2に振動を与えることができる。
【0028】
これによってインクボトル2中のIJ用インクは攪拌され、顔料等の固形物の沈降が解消されて凝集が防止される。従って、顔料等の固形物を含むIJ用インクであっても、不確実な人の目視や手作業によることなく、自動的な管理動作によって確実な品質管理を行い、固形物の凝集を防止することができる。
【0029】
なお、IJ用インクの場合、沈降が起き易いインクの順番を色別に示すと、最も沈降し易いのがY(イエロー)であり、以下M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の順である。また、インクの顔料の凝集が起き易い順番は一般にはインクに含まれる顔料の粒度に左右され、粒度が大きいと凝集し易く、粒度が小さいと凝集が起こりにくいと言える。
【0030】
また、図2に示すように、筐体3の前面には、各ボトル収納部4の開口の上方に表示部11が設けられている。この表示部11は、制御部7によって制御される表示駆動部により発光駆動される。ボトル収納部4にインクボトル2が収納されると、読取部6からの前記トリガー信号が制御部7に入り、制御部7はこれを受けて表示駆動部12を介して表示部11を発光させ、ボトル収納部4にインクボトル2が収納されていることを表示部11の発光によって表示する。
【0031】
第2実施形態のサプライ保管システム20を図3及び図4を参照して説明する。
図3に示すように、第2実施形態に係るサプライ保管システム20は、第1実施形態のサプライ保管装置1と、管理区域内にある複数の画像形成装置21,22とをネットワーク23で接続し、さらにサプライ保管装置1と管理区域外にあるサプライ供給業者のサプライ供給基地にインターネット等の電気通信回線24を介して接続されている。
【0032】
これらの画像形成装置21,22は、前述したインクボトル2がそれぞれ着脱可能に装着されてインクの供給を受けるように構成されており、さらに装着されたインクボトル2の前記タグ5のメモリからインクの種類と残量に関する情報を読み取る読取部を備えている。画像形成装置21,22に装着されたインクボトル2のインク量は、当該画像形成装置21,22が実際に作動してインクを使用する度に検出され、その都度インクボトル2のタグ5のメモリに書き込まれる。
【0033】
サプライ保管装置1は、ネットワーク23を介して各画像形成装置21,22からインクボトル2のインクの種類及び現在の残量に関する情報をリアルタイムで得ることができる。サプライ保管装置1は、この情報と、サプライ保管装置1が保管している未使用のインクボトル2のインクの種類ごとの数量に関する情報とに基づき、インクボトル2の現在の保管状況が適切か否かを判断する。
【0034】
すなわち、画像形成装置21,22で残量が少なくなっている種類のインクが、サプライ保管装置1でインクボトル2として十分な量が保管されていなければ、インクボトル2の保管状況は適切とはいえない。このような場合、サプライ保管装置1は、この判断の結果又はこの判断の元となったデータ又はこの判断に基づくサプライ品供給の要請を、電気通信回線24を介してサプライ供給基地25に自動的に通知する。これによって、サプライ保管装置1側では、人的な管理を行なうことなく、必要な種類と数量のサプライ用のインクボトル2の補充を適時に供給側に求めることができる。このような要請を受けたサプライ供給基地25のサプライ業者は、必要な種類と数量のサプライ用のインクボトル2を調達して要請元の前記ネットワーク23の管理者等に急ぎ配送することとなる。
【0035】
図4は、サプライ基地における表示手段の表示画面の一例を示すものであり、前記ネットワーク23の画像形成装置21,22で使用しているインクと同じ種類のインクボトル2が、サプライ保管装置1での保管量が適正でなく、将来のある時期に破線で示す不足ラインを割り込んでしまうことを示している。サプライ基地のサプライ業者は、ユーザーであるサプライ管理装置から送られたデータによる係る表示画面を見ることにより、当該種類のインクボトル2の供給限度日を認識し、これに対応して当該商品の調達と前記ネットワーク23の管理者への配送手配を行なうことができる。
【0036】
従来、インクボトル2のようなサプライ品の在庫管理はユーザー側の責任で行なっていたが、本実施形態のサプライ保管システム20によれば、ネットワーク23内ではサプライ保管装置1が各画像形成装置21,22のインクボトル2の管理を一元的に行い、その管理結果をサプライ供給側に預けることができる。従って、サプライ供給側でユーザー側のサプライ不足を待ちながら管理を行なうので、需要予測が難しい特殊なサプライ品であっても、一般的な商品と同様に安定したタイムリーな供給を期待することができる。
【0037】
なお、サプライ保管装置1において必要な種類について十分な量のインクボトル2が保管されていない場合、サプライ保管装置1は、この判断の結果に応じて、必要な種類のインクボトル2の補充を図示しない表示手段や報知手段を介して管理領域内にいる担当者等に警告又は報知し、ユーザー内においてサプライ品の管理、供給要請を行なうようにすることもできる。
【符号の説明】
【0038】
1…サプライ保管装置
2…インクボトル
4…ボトル収納部
5…タグ
6…サプライ保管装置の読取部
7…制御部
8…制御部のタイマー
9…振動部
20…サプライ供給システム
21,22…画像形成装置
24…電気通信回線
25…サプライ供給基地


【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に収納されたインクに関する情報が書き込まれた記憶部を備え画像形成装置に着脱可能に装着されてインクを供給するインクボトルをサプライとして保管するサプライ保管装置において、
前記インクボトルが収納されるボトル収納部と、
前記ボトル収納部の所定位置に収納された前記インクボトルの前記記憶部からインクに関する情報を読み取る第1の読取部と、
前記ボトル収納部に収納されている前記インクボトルに振動を与える振動部と、
前記第1の読取部が読み取った前記インクボトルのインクに関する情報と、前記インクボトルが前記ボトル収納部に収納されてからの経過時間とに基づいて、前記振動部を駆動して前記ボトル収納部内の前記インクボトルを振動させる制御部と、
を具備することを特徴とするサプライ保管装置。
【請求項2】
請求項1に記載されたサプライ保管装置と、
インクボトルがそれぞれ着脱可能に装着されてインクの供給を受けるとともに装着された前記インクボトルの前記記憶部からインクの種類と残量に関する情報を読み取る第2の読取部を備えた画像形成装置とが、
ネットワークを介して接続されており、
前記サプライ保管装置は、前記ネットワークを介して前記画像形成装置から得た前記インクボトルのインクの種類及び残量に関する情報と、前記サプライ保管装置が保管している前記インクボトルのインクの種類ごとの数量に関する情報に基づき、インクボトルの保管状況が適切か否かを判断することを特徴とするサプライ保管システム。
【請求項3】
前記サプライ保管装置は、インクボトルの保管状況が適切でないと判断した場合には、電気通信回線を介して接続されているサプライ供給基地に対して必要なインクボトルの種類と数量を送信することを特徴とする請求項2に記載のサプライ保管システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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