説明

サンドイッチクッキーなどの生産システム

【課題】サンドイッチクッキーなどを生産するシステムを改良すること。
【解決手段】この発明は、サンドイッチ形成区間に沿って配置された吸引ベルトコンベア(2)を有し、サンドイッチクッキーがサンドイッチ形成区間の吸引ベルト上に形成されるサンドイッチクッキーを製造するシステムに関する。吸引ベルトコンベア(2)上に連続的に配置されているのは、吸引ベルト(11)上に下クッキーを配置するクッキー配置ヘッド(17)、吸引ベルト(11)上に位置された下クッキー用の第1検査装置(4)、下クッキーに充填物質を塗布する塗布装置(5)の塗布ヘッド(23)、下クッキーの充填物質塗布部に上クッキーを配置する第2クッキー供給装置(6)のクッキー配置ヘッド(31)、吸引ベルト(11)上に配置されたクッキーサンドイッチ用の第2検査装置(7)と、サンドイッチクッキー用の間隔補正装置(9)である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、サンドイッチクッキーなどを生産するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
分離されて供給された上下クッキーから一列に前後に配置されたサンドイッチクッキーを形成するシステムが知られている。このシステムは、下クッキー用のクッキーマガジンを備えた第1クッキー供給装置と、上クッキー用のクッキーマガジンを備えた第2クッキー供給装置と、サンドイッチクッキー用の間隔補正装置とが配置されているサンドイッチ形成区間を有する。サンドイッチ形成区間に沿って搬送装置が配置されていて、この搬送装置がクッキー用の静止滑りレールとクッキーとを備えて滑りレールに沿って移動して、潤滑する無端チェーンに固定されたフィンガー状連行体を備えている。この搬送装置は上下クッキーの輸送のために分離された滑りレールを備える。この搬送装置は、水平平面において第1クッキー供給装置のクッキーマガジンから塗布装置の塗布ヘッドまで案内する二つの主滑りレールを備えて、下クッキーが上面に充填物質を備えている。塗布ヘッド後に主滑りレールが斜め下方に、次に再び部材を水平に若干の間隔で第2クッキー供給装置のクッキーマガジンで通過する。上クッキーのために、二つの主滑りレールを介して二つの補助滑りレールが設けられていて、補助滑りレールが水平平面において第2クッキー供給装置のクッキーマガジンからカバーステーションまで延びていて、補助滑りレールが終了し、上クッキーが上面に充填物質を備えた下クッキーの上に置かれる。カバーステーションで生じたサンドイッチクッキーは搬送装置のフィンガー状連行体により主滑りレールに沿って間隔補正ステーションを通して搬送され、このステーションには上クッキーが間隔補正装置によりおよそ下方に押圧される。この場合には、上クッキーが下クッキーの上面に配置されて、なお柔らかい充填物質に対して押圧され、サンドイッチクッキーが所定の厚さに押しつぶされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】欧州特許第0906726号明細書
【特許文献2】米国特許第2868141号明細書
【特許文献3】特開2002−125636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の課題は、そのようなシステムを改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、解決手段として、クッキー用の搬送装置がサンドイッチ形成区間に沿って配置されていて、下クッキー用のクッキーマガジンを備えた第1クッキー供給装置と、円筒状塗布ヘッドを備える塗布装置と、上クッキー用のクッキーマガジンを備えた第2クッキー供給装置と、サンドイッチクッキー用の間隔補正装置とが前後に配置されているシステムを提案する。このシステムは、この発明によると、搬送装置が吸引ベルトコンベアとして形成されていて、その吸引ベルト上にはサンドイッチクッキーが生じること、第1クッキー供給装置が吸引ベルトコンベアを介して配置された出力部分を有し、この出力部分には下クッキーを個々に引渡して第1引渡しヘッドが配置されていること、第1クッキー引渡しヘッドの後に吸引ベルトに置かれた下クッキー用の第1検査装置が配置されていること、第1検査装置の後に塗布装置の円筒状塗布ヘッドが吸引ベルトコンベアの上に配置されていること、第2クッキー供給装置が塗布ヘッドの後に吸引ベルトコンベアに配置された出力部分を有し、その出力部分には上クッキーを個々に引渡して第2引渡しヘッドが配置されていること、そして第2引渡しヘッドの後に第2引渡しヘッドにより形成されて吸引ベルト上に配置されたクッキーサンドイッチ用の第2検査装置が配置されていることを特徴とする。
【0006】
この構成は、サンドイッチクッキーを形成するシステムの明確な簡略化を備える。クッキーの輸送のために設けられた搬送装置の場合には、滑りレールと無端チェーンが搬送装置に沿うクッキーを移動するためにチェーンに固定されたフィンガー状連行体を備えることを省略する。充填物質を備える下クッキーと上クッキーを一体化する固有カバーステーションが省略される、というのは、第2引渡しヘッドが上クッキーを直接に充填物質を備える下クッキー上に置くからである。第1引渡しヘッドの後に配置された第1検査装置が吸引ベルト上に置かれた下クッキーを検査することを企図する。検査は吸引ベルト上の下クッキーの位置で並びにクッキー自体に対して行い得る。第2引渡しヘッドの後に配置された第2検査装置が第2クッキー引渡しヘッドにより形成されて吸引ベルト上に配置されたクッキーサンドイッチを検査することを企図する。検査は各クッキーサンドイッチの毎に下クッキーに対する上クッキーの位置と、並びに充填物質の正しい配列と上クッキー自体に対して行われる。二つの検査装置の一方が下クッキー、充填物質塗布或いは上クッキーのミスを確認すると、対応するサンドイッチクッキーがシステムから出る際、或いは包装装備に引渡す際に排除され得る。
【0007】
この発明によると、第1検査装置が画像加工センサーを備えていて、第1クッキー引渡しヘッドから吸引ベルト上に置かれた下クッキーを検査できる。この構成は、吸引ベルト上に置かれた下クッキーの検査の際に吸引ベルト上の位置ばかりではなく、むしろ下クッキー自体、例えば大きさ、構成−丸い、長方形−、ミス箇所、亀裂などを検査することを可能とする。
【0008】
この発明の他の特徴によると、塗布装置が第1検査装置の検査結果に依存して調整可能な充填物質用の計量投与装置を備えている。この構成は、製品交換の際に、一つのクッキー大きさから他のクッキー大きさへ或いは一つのクッキー形状(矩形)から他のクッキー形状(丸い)へ交換されるときに、利点である。この構成では、システムが自動的に第1検査装置を介してクッキー種類の変更を認識し、充填物質を自動的に変更されたクッキー大きさ或いはクッキー形状に適合する。
【0009】
この発明の他の特徴によると、塗布装置が塗布ヘッド用の個々に始動可能な駆動モータを有し得て、この駆動モータが第1検査装置の検査結果に依存して充填物質塗布を短時間中断するために主として静止できる。この構成は、第1検査装置により欠陥があると認識された下クッキーが吸引ベルト上に位置する塗布ヘッドを通過するまで、塗布装置の塗布ヘッドを主として静止することを可能とする。この形式では、欠陥がある下クッキーの際に充填物質がその上面に塗布され、対応する充填物質量を節約される。この構成は、さらに、第1クッキー引渡しヘッドにより一度に下クッキーが吸引ベルト上に置かれたときに、塗布装置の塗布ヘッドを主として静止することを可能とする。この場合にも、塗布装置の場合には、個々のクッキーに設けられた充填物質量を節約される。追加的に充填物質により吸引ベルトの汚染が阻止される。
【0010】
この発明の他の特徴によると、第2検査装置が吸引ベルト上で第2引渡しヘッドにより形成されたクッキーサンドイッチを検査する画像加工センサーを備え得る。この構成は、吸引ベルト上で配置されたクッキーサンドイッチの際に下クッキー上の上クッキーの正確な位置を検査することを可能とする。この位置がクッキーサンドイッチに一致しないならば、対応するクッキーサンドイッチが例えばシステムから出る、或いは包装装備に引渡す際に排除され得る。この構成は、さらに、吸引ベルト上で配置されたクッキーサンドイッチの検査の際に両クッキー間に配置された充填物質を、この充填物質が上クッキーの縁の上に存在するか否かを検査することを可能とする。この構成は、さらに、第2引渡しヘッドにより吸引ベルト上に位置して上面に充填物質を支持して下クッキーの上に置かれる上クッキーの下に欠陥のあるクッキーが存在し、例えば隅が欠けている、小さいクッキー部材が破断されている、或いは確かに完全であるが、しかし破壊されて、一部を有することを可能とする。第2検査装置では、欠陥のある上クッキーを備えるクッキーサンドイッチが検出されるならば、このクッキーサンドイッチが例えばシステムから出る、或いは包装装備に引渡す際に排除され得る。
【0011】
この発明の他の特徴によると、吸引ベルトコンベア上に追加的クッキー位置を備えるサンドイッチクッキーを製造するために、第2検査装置の後に第2塗布装置の円筒状塗布ヘッドと、第3クッキー供給装置のクッキー引渡しヘッドと吸引ベルト上に配置されたクッキーサンドイッチを検査する第3検査装置とが前後に配置されている。この発明によるシステムのこの構成は、充填された3層サンドイッチクッキーの製造を可能とし、この製造では、第2クッキー引渡しヘッドから来るクッキーサンドイッチが第2塗布装置の塗布ヘッドから上面に充填物質を備えていて、充填物質上には第3クッキー供給装置のクッキー引渡しヘッドがクッキーを置く。生じたサンドイッチクッキーが第3検査装置で検査される。
【0012】
充填された3層サンドイッチクッキーを製造するシステムでは、この発明によると、第2検査装置が検査装置の検査結果に依存して調整可能な充填物質計量投与装置を備えていることを企図する。この構成は製品交換では一つのクッキー大きさから他のクッキー大きさへ或いは一つのクッキー形状(矩形)から他のクッキー形状(丸い)へ交換されるときに、利点である。
【0013】
充填された3層サンドイッチクッキーを製造するシステムでは、第2塗布装置が塗布ヘッド用の個々に始動可能な駆動モータを有し、この駆動モータが第2検査装置の検査結果に依存して充填物質塗布を短時間中断するために主として静止できる。この構成は、第2検査装置から欠陥のあると認識されたクッキーサンドイッチが吸引ベルト上に位置して第2塗布装置の塗布ヘッドを通過するまで、第2塗布装置の塗布ヘッドを主として静止すること可能とする。それにより個々のクッキーに一致する充填物質が節約されて、充填物質は欠陥のあるクッキーサンドイッチと一緒に排除されるだろう。
【0014】
充填された3層サンドイッチクッキーを製造するシステムでは、この発明によると、第3検査装置が吸引ベルト上で第3クッキー引渡しヘッドにより形成された3層クッキーサンドイッチを検査する画像加工センサーを備えていることを企図され得る。この構成は、吸引ベルト上に配置された3層サンドイッチクッキーの検査の際にそれぞれに二つの下クッキーの上の上クッキーの正確な位置を検査することを可能とする。この位置がクッキーサンドイッチに一致しないならば、このクッキーサンドイッチが例えばシステムから出る際、或いは包装装備に引渡す際に排除され得る。この構成は、さらに、3層サンドイッチクッキーには、第2塗布装置の塗布ヘッドより塗布された充填物質を、この充填物質が最上クッキーの縁の上に存在するか否かを検査することを可能とする。この構成は、さらに、第2引渡しヘッドにより吸引ベルト上に位置して上面に充填物質を支持して下クッキーの上に置かれる上クッキーの下に欠陥のあるクッキーが存在し、例えば隅が欠けている、小さいクッキー部材が破断されている、或いは確かに完全であるが、しかし破壊されて、一部を有することを可能とする。第3検査装置では、欠陥のある上クッキーを備えるクッキーサンドイッチが検出されるならば、このクッキーサンドイッチが例えばシステムから出る際、或いは包装装備に引渡す際に排除され得る。
【0015】
この発明の他の特徴によると、各クッキー引渡しヘッドがクッキーマガジンの下端に配置されてクッキーマガジンから下方に放出するクッキーをバラバラにし、個々に吸引ベルトに引渡し、連続的に移動できる引渡し装置を有することが企図され得る。この引渡し装置は、この発明によると、水平軸線を中心に回転するロータを備えていて、このロータが外部周辺には少なくとも一つのクッキー収容部を有し得る。この発明によると、引渡し装置のロータが、周辺に分配されて配置されたクッキー収容部を有する車輪として形成され得る。
【0016】
この発明の他の特徴によると、吸引ベルトコンベアの吸引ベルトに付属されて、間隔補正装置の前に配置されたクッキー用放出装置が設けられ得る。この放出装置は個々に始動可能な操作装置を備え得る。
【0017】
この発明の他の特徴によると、サンドイッチクッキーなどを製造するシステムの際に、吸引ベルトコンベアが個々に始動可能な吸引ベルト用駆動モータを有すること、各塗布装置が個々に始動可能な塗布ヘッド用駆動モータを備えていること、各クッキー引渡しヘッドが個々に始動可能な連続的移動自在引渡し装置用駆動モータを備えていること、そして個々に始動して且つ同期する電子制御装置が設けられていて、全ての検査装置と放出装置の個々に始動可能な操作装置と接続されている。
【0018】
システムのそのような構成は、異なった稼働態様を可能とする。一方では、システムの稼働中にバラバラに生じて欠陥のあるクッキーサンドイッチが現行システムでは電磁システム制御を介して自動的にシステムから排除され得る。他方では、それぞれの製品におけるシステムの調整が現行システムでは電子システム制御部を介して自動的に行われる。例えば下クッキーへの充填物質塗布の位置或いは充填物質塗布への上クッキーの位置が電子システム制御部によって変更され得る。
【0019】
第1検査装置が電子システム制御部に、第1クッキー引渡しヘッドから欠陥のあるクッキー或いはクッキーが全く吸引ベルト上に置かれなかったことを通知するならば、第1稼働態様が電子システム制御部を介して塗布装置の塗布ヘッドが主として静止されて、欠陥のある下クッキーの際に或いは吸引ベルトの空クッキーの際に充填物質の塗布を阻止することを企図する。この稼働態様では、第1クッキー引渡しヘッドが再送させ、上クッキーを下クッキー上或いは吸引ベルトの空クッキー位置上に置かれる。この稼働態様では、時間をずらして塗布ヘッドを静止するために、放出装置が作動されて、欠陥のある下クッキーと下クッキー上に横たわる上クッキー或いは吸引ベルト上に横たわる上クッキーを放出装置の通過の際に吸引ベルトから取り除く。他の稼働態様は、電子システム制御部によって塗布装置の塗布ヘッドに追加して第1クッキー引渡しヘッドも主として静止し、欠陥のある下クッキーが放出装置の際に到達されると直ぐに、放出装置が作動されることを企図する。
【0020】
充填された3層サンドイッチクッキーを製造するシステム用の稼働態様は、第1検査装置が電子システム制御部に、第1クッキー引渡しヘッドから欠陥のある下クッキーが吸引ベルト上あったか或いは全くクッキーが吸引ベルト上になかったこと通知するならば、電子システム制御部によって二つの塗布装置の塗布ヘッドと第2と第3クッキー供給装置のクッキー引渡しヘッドが主として静止される。この稼働態様では、放出装置が電子システム制御部によって作動されて、放出装置を通過する欠陥のある下クッキーを吸引ベルトから取り除く。
【0021】
第2検査装置が電子システム制御部に、第2クッキー引渡しヘッドから形成されたクッキーサンドイッチが欠陥のあることを通知するならば、このクッキーサンドイッチが電子システム制御部によって作動された放出装置により吸引ベルトから取り除かれる。そのような場合には、充填された3層サンドイッチクッキーを製造するシステムでは、第2塗布装置の塗布ヘッドも電子システム制御部によって主として静止される。それによりクッキーサンドイッチが電子システム制御部によって作動された放出装置によって吸引ベルトから取り除かれるまで、欠陥のあるクッキーサンドイッチが充填物質を備えていることが阻止される。充填された3層サンドイッチクッキーを製造するシステムの他の稼働態様によると、そのような場合には、第3クッキー供給装置のクッキー引渡しヘッドも電子システム制御部によって主として静止されて、欠陥のあるクッキーサンドイッチ上へ第3クッキーを置くことを阻止する。
【0022】
充填された3層サンドイッチクッキーを製造するシステムでは、第3検査装置が電子システム制御部に、第3クッキー引渡しヘッドから形成されたクッキーサンドイッチが欠陥のあることを通知するならば、このクッキーサンドイッチが電子システム制御部によって作動された放出装置によって吸引ベルトから取り除かれる。
【0023】
この発明によるシステムでは、システムにもたらしたクッキーが吸引ベルトコンベアに引渡し後に検査を受けて、下クッキー並びにこの下クッキーに形成されたクッキーサンドイッチが検査される。それにより欠陥のある下クッキーと欠陥のあるクッキーサンドイッチが検査されて、引渡しにより後方配置された包装装備に排除される。この引渡しによる排除は、システムに生じた全ての(欠陥)サンドイッチクッキーに企図された引渡しを後方配置された包装装備へ行い得る。放出装置を備えたこの発明によるシステムでは、この引渡しによる排除は、このシステムの内部で行われるので、このシステムから完全に且つ申し分なく形成された多数のサンドイッチクッキーのみが取り出される。
【0024】
欠陥のある下クッキーと欠陥のあるクッキーサンドイッチの確認は、電子制御装置を備えたシステムでは、塗布ヘッドやクッキー引渡しヘッドのようなそれぞれの検査装置の後方配置された装置に欠陥のある下クッキーの通過期間に或いは欠陥のあるクッキーサンドイッチの通過期間に主として静止するそのシステムの内部にも使用される。それによりそれぞれの欠陥のある下クッキーとそれぞれの欠陥のあるクッキーサンドイッチと一緒に除去すべき生産排除が欠陥のある下クッキー或いは欠陥のあるクッキーサンドイッチに制限される。
【0025】
次に、この発明は、図面に基づいて詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】サンドイッチクッキーを製造する第1システムを立面図で示す。
【図2】図1のシステムを平面図で示す。
【図3】クッキー引渡しヘッドを立面図で示す。
【図4】第1検査装置の領域における図1のシステムを通る断面を立面図で示す。
【図5】塗布ヘッドを立面図で示す。
【図6】図5の塗布ヘッドを平面図で示す。
【図7】図1のシステムの出力領域を立面図で示す。
【図8】図7の一部を平面図で示す。
【図9】サンドイッチクッキーを製造する他のシステムを概略的に立面図で示す。
【図10】図9のシステムを平面図で示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1と図2は、2層サンドイッチクッキーを製造するシステムを示し、このシステムには上下クッキーの間に一つの充填物質が配置されている。
【0028】
システムの機台1には、一つの長く延びている吸引ベルトコンベア2が配置されているこの吸引ベルトコンベアに沿って一つの第1クッキー供給装置3と、一つの第1検査装置4と、一つの塗布装置5と、一つの第2クッキー供給装置6と、一つの第2検査装置7と、一つの放出装置8と一つの間隔補正装置9とが縦(長手)方向に前後に配置されている。この間隔補正装置9はシステムの端部に配置された出力装置10の内部に配置されている。
【0029】
吸引ベルトコンベア2は水平方向に循環するコンベアベルトを有し、コンベアベルトが縦列の孔12を備えていて、吸引ベルト11として形成されている。吸引ベルト11は駆動モータ13によって駆動される。吸引ベルトコンベア2は負圧室14を有し、その負圧室が吸引ベルト11の上トラムの下に配置されている。負圧室14はシステムの縦方向に第1クッキー供給装置3から出力装置10に配置された間隔補正装置9まで延びている。負圧室14は図示されていない吸引送風機と接続されていて、その吸引送風機が負圧を負圧室14で発生させる。負圧室14は吸引ベルトコンベア2の縦方向に延びている通路に配置されていて、この通路が上面には平らなプレート14aに覆われ、そのプレート上には吸引ベルト11の上トラムが下面で載置する。プレート14aは吸引ベルト11の孔12の下に配置された縦スリットを包含する。プレート14aの両横縦縁には、それぞれに一つの縦溝が配置されていて、縦溝には歯付きベルトと形成された吸引ベルト11が縦縁に沿って配置された歯と係合する(図4)。
【0030】
第1クッキー供給装置3は吸引ベルトコンベア2上に配置された出力部分15を有する。この出力部分15は上クッキーマガジン16とこのマガジンと吸引ベルトコンベア2の間に配置された第1クッキー供給装置17を有する。クッキー引渡しヘッド17がその前面に連続的に循環するクッキー引渡し装置18を支持し、この引渡し装置が後面に配置された駆動モータによって駆動される。
【0031】
第1検査装置4は、吸引ベルトコンベア2上に配置されて下方に開放する縦坑20を有し、縦坑には画像加工センサー21が吸引ベルトコンベア2上に配置されている。第1検査装置4は負圧室14に配置されて吸引ベルト11の上トラムを下から照明する装置22を備える。負圧室14の上面に配置された平らなプレート14aは第1検査装置4の領域内に切り抜きを備えていて、その切り抜きを通して一つの光源から鏡22aを介して吸引ベルト11の下面へ投射された光が透過吸引ベルト11に落ちる。それにより吸引ベルト11上に位置するクッキーの亀裂と万一の亀裂が吸引ベルト11に配置された画像加工センサー21のために良く認識できる(図4)。
【0032】
図5と6は、塗布装置5を示す。この塗布装置は吸引ベルトコンベア2上に配置された円筒状塗布ヘッド23を有し、その塗布ヘッドの外面には一つの円筒状塗布リング24が循環し、その周辺上に分配されて配置された充填物質用流出開口25を有する。塗布ヘッド23は駆動モータ26を有し、この駆動モータによって塗布リング24が回転される。塗布ヘッド23の下頂点には吸引ベルト11上に充填物質用掻取り装置27が配置されている。この掻取り装置は塗布リング24に当接するワイヤを支持し、このワイヤが塗布リング24の流出開口25から生じる充填物質を回転する塗布リング24から分離する。塗布ヘッド23の後面には、接続パイプ28が設けられていて、接続パイプには図示されていない充填物質用輸送導管が接続されている。塗布装置5或いは塗布ヘッド23が充填物質用の個々に始動可能な計量投与装置23aを備えて得る。
【0033】
第2クッキー供給装置6は吸引ベルトコンベア2上に配置された出力部分29を有する。出力部分29は上クッキーマガジン30とクッキーマガジン30と吸引ベルトコンベア2の間に配置されたクッキー引渡しヘッド31とを包含する。クッキー引渡しヘッド31は前面に連続的に循環するクッキー引渡し装置32を支持し、この引渡し装置は後面に配置された駆動モータ33によって駆動される。
【0034】
第2検査装置7は吸引ベルトコンベア2上に配置されて下方に開放する縦坑34を有し、この縦坑には、画像加工センサー23が吸引ベルト11上に配置されている。
【0035】
放出装置8は、吸引ベルトコンベア2の傍に配置されて吸引ベルト11の走行方向を横切って整合された二つの吹き付けノズル36を備える。吹き付けノズル36は圧力空気導管と接続されていて、この導管には逆止弁37が位置し、一つの固有操作装置37aによって操作できる。
【0036】
出力装置10は、吸引ベルト11上に配置されて無端輸送チェーンを備えて、この無端輸送チェーンは対に並んで配置されたフィンガー状連行体10aを支持し、この連行体は輸送チェーンから下方に突き出し、吸引ベルト11上に位置するサンドイッチを後端で把握する。出力装置10に配置された間隔補正装置9は所定間隔に吸引ベルトコンベア2の上に配置されてシステムの縦方向に延びている間隔補正レール38を備えて、このレールが流入斜面39を備えている。この間隔補正レール38が出力装置10の二つの並んで配置されたフィンガー状連行体10a間に自由残留中間空間に配置されている。各連行体対が間隔補正レール38の両面まで配置された連行体10aにより間隔補正レール38の下を通して吸引ベルト11上に位置する仕上げクッキーサンドイッチを搬送する。仕上げクッキーサンドイッチは流入斜面39の通過の際に所定の厚さに圧縮されて、間隔補正レール38の出た後に次の装置、例えば包装機に引き渡される。
【0037】
二つのクッキー引渡しヘッド17と31が同じに形成されている。二つのクッキー引渡しヘッド17と31は前面に駆動モータ19或いは33により駆動されるクッキー用の引渡し装置18或いは32を支持する。図3には、そのような引渡し装置40が詳細に図示されている。
【0038】
引渡し装置40は、水平軸線を有し、時計針と反対に回転するロータ41を有する。ロータ41は周辺に分配されて配置された複数の充填物質用窪み42を備えている。これら窪み42はそれぞれに一つの平らな面として形成されて、その面が後端で半径方向に外方へ突き出す突起43によって限定されている。ロータ41の後半部に沿って二つの円弧状に湾曲された案内レール44が並んで配置されている。二つの案内レール44は、ロータ41の後半部に沿って配置されたクッキーが引渡し過程中に引渡し装置40から外へ落下することを阻止する。二つの案内レール44の間には上端で旋回自在に支承されて且つ切断スイッチと接続されたレバーが配置されていて、ロータ41の外面に沿って延びていて、そこに配置されたクッキーからロータ表面の間隔で保持される。クッキーが欠陥であるならば、レバーがロータ表面まで旋回されて、システムを遮断する切断スイッチを操作する。ロータ41の上にクッキーマガジン45が配置されていて、このマガジンには縦クッキー堆積体がフォーク状床プレートに載置する。ロータ41が時計針と反対に回転する。ロータが各突起43により床プレートのフォーク状隙間に係合し、クッキー堆積体の下クッキーを後方へクッキーマガジン45から搬送する。クッキーはロータ41の回転運動によって湾曲された案内レール44に沿って下方へ吸引ベルトコンベア2の吸引ベルト11まで搬送する。二つの案内レール44が下端に自由端でクッキーの輸送路に互いに突き出すばね薄板を支持する。二つのばね薄板は、クッキーがロータ41の下頂点には早期に窪み42の平らな面から下に滑り落ち、窪み42の後端に配置された突起43によって吸引ベルト11に引き渡されない。
【0039】
システムはスイッチ棚46に配置された電子制御装置47を有し、この電子制御装置47はスイッチ棚46の前面に配置された入力装置48と接続されている。この入力装置48はシステムをスイッチ開閉し且つシステムの個々の作業パラメータを調整する複数の入力キー49を有する。システムの内部には、電子制御装置47は吸引ベルトコンベア2の駆動モータ13と、第1クッキー引渡しヘッド17の駆動モータ19と、第1検査装置4の画像加工センサー21と、塗布ヘッド23の駆動モータ26と、第2クッキー引渡しヘッド31と、第2検査装置7の画像加工センサー35と、放出装置8の逆止弁37の操作装置37aと接続されている。個々に始動可能な計量投与装置23aを備えた塗布ヘッド23では、計量投与装置23aが電子制御装置47と接続されている。
【0040】
制御装置47によって、現行システムの際に、申し分なくサンドイッチクッキーのみがこの発明によるシステムから次の装置、例えば包装機に引き渡されるように、吸引ベルト11への下クッキーの位置、下クッキーへの充填物質の量と位置或いは充填物質への上クッキーの位置決めと放出装置8の操作装置37aを影響させることを可能とする。
【0041】
図9と10は、3層サンドイッチクッキーを製造するシステム50を示す。このシステム50では、機51に長手に延びた吸引ベルトコンベア52が配置されていて、循環する吸引ベルト54用の一つの固有駆動モータ53を備えている。負圧室を備える吸引ベルトコンベア52の構成は、縦方向に延びている通路に配置されて且つ通路表面に平らなプレートによって覆われていて、図1と2のシステムの吸引ベルトコンベア52の構成に一致する。
【0042】
吸引ベルトコンベア52によって、次の装置が縦方向に前後に配置されている;第1クッキー供給装置57の固有駆動モータ55を備えたクッキー引渡しヘッド56、画像加工センサー58を備えた検査装置59、第1塗布装置62の固有駆動モータ60を備えた塗布ヘッド61、第2クッキー供給装置65の固有駆動モータ63を備えたクッキー引渡しヘッド64、画像加工センサー66を備えた第2検査装置67。これら装置はその配列と実施態様で図1と2のシステムの同じ参照数字を備えた装置と一致する。
【0043】
システム50では、第2検査装置67の後に第2塗布装置70の固有駆動モータ68を備えた塗布ヘッド69が配置されていて、第2塗布装置が図1と2のシステムの塗布装置5と一致し、これと同様に、充填物質用の個々に始動可能な計量投与装置70aを備えて得る。第2塗布装置70の塗布ヘッド69の後に、第3クッキー供給装置73の固有駆動モータ71を備えたクッキー引渡しヘッド72が配置されていて、このクッキー引渡しヘッドが図1と2のシステムの二つのクッキー供給装置と一致する。第3クッキー供給装置73のクッキー引渡しヘッド72の後に、一つの画像加工センサー74を備えた第3検査装置75が吸引ベルトコンベア52の上に配置されている。
【0044】
第3検査装置75上では、図1と2のシステムと同様に、放出装置76、間隔補正装置77と放出装置78が続く。これら装置はその配列と実施態様で図1と2のシステムの同じ参照数字を備えた装置を一致する。
【0045】
システム50は、一つのスイッチ棚79に配置された電子制御装置80を有し、この電子制御装置がスイッチ棚79の前面に配置された入力装置81と接続されている。入力装置81はシステム50をスイッチ開閉し且つシステム50の個々の作業パラメータを調整する複数の入力キー82を有する。
【0046】
システム50の内部には、電子制御装置80が吸引ベルトコンベア52の駆動モータ53と、第1クッキー供給装置57のクッキー引渡しヘッド56の駆動モータ55と、第1検査装置59の画像加工センサー58と、塗布装置62の塗布ヘッド61の駆動モータ60と、第2クッキー供給装置65のクッキー引渡しヘッド64の駆動モータ63と、第2検査装置67の画像加工センサー66と、第2塗布装置70の塗布ヘッド69の駆動モータ68と、第3クッキー供給装置73のクッキー引渡しヘッド72の駆動モータ71と、第3検査装置75の画像加工センサー74と、評価装置76の操作装置と接続されている。個々に始動可能な計量投与装置70aを備えた第2塗布装置70では、計量投与装置70aが電子制御装置80と接続されている。
【0047】
電子制御装置80によって、現行システム50では、申し分なくサンドイッチクッキーのみがこのシステムから次の装置、例えば包装機に引き渡されるように、吸引ベルト54への下クッキーの位置、下クッキーへの充填物質の量と位置、充填物質への上クッキーの位置決めと放出装置76の操作装置を影響させることを可能とする。
【符号の説明】
【0048】
1.....機台
2.....吸引ベルトコンベア
3.....第1クッキー供給装置
4.....第1検査装置
5.....塗布装置
6.....第2クッキー供給装置
7.....第2検査装置
8.....放出装置
9.....間隔補正装置
10.....出力装置
11.....吸引ベルト
12.....縦列の孔
14.....負圧室
15.....出力部分
16.....上クッキーマガジン
17.....第1クッキー供給装置
18.....クッキー引渡し装置
20.....縦坑
21.....画像加工センサー
23.....円筒状塗布ヘッド
24.....円筒状塗布リング
25.....流出開口
26.....駆動モータ
27.....掻取り装置
28.....接続パイプ
29.....出力部分
30.....上クッキーマガジン
31.....クッキー引渡しヘッド
32.....クッキー引渡し装置
33.....駆動モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つのクッキーマガジン(16)を備える下クッキー用の一つの第1クッキー供給装置(3)と、一つの円筒状塗布ヘッド(23)を備える一つの塗布装置と、一つのクッキーマガジン(30)を備える上クッキー用の一つの第2クッキー供給装置(6)と、サンドイッチクッキー用の一つの間隔補正装置(9)とが一つのサンドイッチ形成区間に沿って前後に配置されていて、サンドイッチ形成区間に沿って配置されたクッキー用の一つの搬送装置が設けられている、サンドイッチクッキーなどを製造するシステムにおいて、搬送装置が吸引ベルトコンベア(2)として形成されていて、その吸引ベルト(11)上にはサンドイッチクッキーが生じること、第1クッキー供給装置(3)が吸引ベルトコンベア(2)の上に配置された出力部分(15)を有し、この出力部分には下クッキーを個々に引き渡された第1クッキー引渡しヘッド(17)が配置されていること、第1クッキー引渡しヘッド(17)の後に吸引ベルト(11)上に置かれた下クッキー用の一つの第1検査装置(4)が配置されていること、第1検査装置(4)の後に塗布装置(5)の円筒状塗布ヘッド(23)が吸引ベルトコンベア(2)の上に配置されていること、第2クッキー供給装置(6)が塗布ヘッド(23)の後で吸引ベルトコンベア(2)の上に配置された出力部分(29)を有し、この出力部分には上クッキーを個々に引き渡された第2クッキー引渡しヘッド(31)が配置されていること、そして第2クッキー引渡しヘッド(31)の後に第2クッキー引渡しヘッド(31)から形成されて吸引ベルト(11)上に配置されたクッキーサンドイッチ用の一つの第2検査装置(7)が配置されていることを特徴とするシステム。
【請求項2】
第1検査装置(4)が一つの画像加工センサー(21)を備えていて、第1クッキー引渡しヘッド(17)から吸引ベルト(11)上に置かれた下クッキーを検査することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
塗布装置(5)は第1検査装置(4)の検査結果に依存して充填物質用の調整可能な一つの計量投与装置(23a)を設けられていることを特徴とする請求項1或いは2記載のシステム。
【請求項4】
塗布装置(5)が塗布ヘッド(23)用の個々に始動可能な駆動モータ(26)を有し、この駆動モータが第1検査装置(4)の検査結果に依存して充填物質塗布を短時間中断するために主として静止できることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項5】
第2検査装置(7)が一つの画像加工センサー(35)を備えていて、吸引ベルト(11)上に第2クッキー引渡しヘッド(31)から形成されたクッキーサンドイッチを検査することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
第2検査装置(67)の後で吸引ベルトコンベア(52)上に一つの追加的クッキー層を有するサンドイッチクッキーを製造するために、一つの第2塗布装置(70)の一つの円筒状塗布ヘッド(69)と、一つの第3クッキー供給装置(73)の一つのクッキー引渡しヘッド(72)と、吸引ベルト(54)上に配置されたクッキーサンドイッチを検査する一つの第3検査装置(75)とが前後に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
第2塗布装置(70)が一つの検査装置(59、67)の検査結果に依存して調整可能な充填物質用の一つの計量投与装置(70a)を備えていることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
第2塗布装置(70)がその塗布ヘッド(69)用の一つの個々に始動可能な駆動モータ(70)を有し、この駆動モータが第2検査装置(67)の検査結果に依存して充填物質塗布を短時間中断するために主として静止できることを特徴とする請求項6或いは7に記載のシステム。
【請求項9】
第3検査装置(75)が一つの画像加工センサー(74)を備えていて、吸引ベルト(54)上に第3クッキー引渡しヘッド(72)により形成されたクッキーサンドイッチを検査することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項10】
各クッキー引渡しヘッド(17、31、72)が、クッキーマガジン(16、30、45)の下端に配置されて、クッキーマガジン(16、30)から下方に放出するクッキーを粉砕して個々に吸引ベルト(11、54)に引き渡された連続的に移動可能な一つの引渡し装置(18、32、40)を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項11】
引渡し装置(40)は水平軸線を中心に回転するロータ(41)を備えていて、このロータが外周に少なくとも一つのクッキー窪み(42)を有することを特徴とする請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
引渡し装置(40)のロータ(41)が周辺に分布されて配置されたクッキー窪み(42)を有する車輪として形成されていることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
吸引ベルトコンベア(2、52)の吸引ベルト(40)に付属されて間隔補正装置(9、77)の前に配置された一つのクッキー用の放出装置(8、76)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項14】
放出装置(8、76)が一つの個々に始動可能な操作装置(37a)を備えていることを特徴とする請求項13の記載のシステム。
【請求項15】
吸引ベルトコンベア(2、52)が吸引ベルト(11、54)用の一つの個々に始動可能な駆動モータ(13、53)を有すること、各塗布装置(5、70)がその塗布ヘッド(23、69)用の一つの個々に始動可能な駆動モータ(26、68)を備えていること、各クッキー引渡しヘッド(17、31、72)が連続的に移動可能な引渡し装置(18、32)用の一つの個々に始動可能な駆動モータ(19、33、71)を備えていること、そして個々の駆動モータ(19、33、71)を個々に始動して且つ同期して一つの電子制御装置(47、80)が設けられていて、この電子制御装置が全ての検査装置と放出装置(8、76)の個々に始動可能な操作装置(37a)と接続されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項16】
各塗布ヘッド(23、69)が充填物質用の一つの個々に始動可能な計量投与装置(23a、70a)を備えていて、計量投与装置(23a、70a)が電子制御装置(47、80)と接続されていることを特徴とする請求項15に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2011−516087(P2011−516087A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−504363(P2011−504363)
【出願日】平成21年4月11日(2009.4.11)
【国際出願番号】PCT/EP2009/002703
【国際公開番号】WO2009/127380
【国際公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【出願人】(507058214)フランツ・ハース・ヴァッフェル−ウント・ケークスアンラーゲン−インドゥストリー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング (4)
【Fターム(参考)】