説明

サーマルプリンタにおける印字システム

【課題】サーマルプリンタにおいて、インクリボンの未使用領域を減らして、高速に印字するようになした印字システムを提供する。
【解決手段】幅寸法Fwの被印字物1を送り方向X1に沿って間欠的に送り制御する被印字物送り手段4と、被印字物1の送り方向X1に対して直交する方向Y1に沿って、サーマルプリンタ本体6を間欠的に往復動制御するヘッド往復動手段7と、被印字物1の送り方向X1と同一方向に沿って、サーマルプリンタ本体6に装填してあるインクリボン9を間欠的に送り制御するインクリボン送り手段10と、被印字物送り手段4、ヘッド往復動手段7およびインクリボン送り手段10を制御する制御手段とを含むものからなり、被印字物1の幅方向の複数箇所に間隔をおいて印字する際、インクリボン送り手段10のリボン送り量を制御して、インクリボンの未使用領域を低減するようにしたサーマルプリンタにおける印字システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、サーマルプリントヘッドを搭載し、繰り出し式のインクリボンを介して被印字物上に印字するようになしたサーマルプリンタにおいて、特に、インクリボンの未使用領域を極力減らして、且つ、高速に印字することができるように構成したサーマルプリンタにおける印字システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知のように、産業流通社会における流通商品包装システムの多様化、並びに情報処理の多様化にともない、各種包装システムによって包装された包装商品に対するリアルタイムでの伝達情報印字システムが開発され、提供せれてきている。例えば、製造ライン中における包装工程において、その多様化する各種包装材料(プラスチックフィルム、紙フィルム、ラベルシートなど)の被印字物に対して、リアルタイム性が要求される製造年月日、製造管理番号、バーコード、さらには食品類にあっては、その賞味期限などを表示するような場合、包装システムの完全自動化にともない、上記するような表示内容をコンピュータ処理によりリアルタイムで変更して、印字することができるサーマルプリンタが提供されている。
【0003】
このサーマルプリンタは、特許文献1に記載のもののように、直線状の発熱ドット素子列からなる発熱体をもつサーマルプリントヘッドを搭載しており、このサーマルプリントヘッドを駆動させるためのサーマルプリントヘッド駆動手段と、インクリボンを送るためのインクリボン送り手段とを備えていて、前記サーマルプリントヘッドと被印字物の印字面との間に、前記インクリボンを介在させて、印字時に、インクリボンの送りと被印字物の送りとを停止させた状態で、前記被印字物の印字面上に印字する構成のものである。
【0004】
このサーマルプリンタにより、例えば、被印字物における幅方向の複数箇所の印字領域に対して、それぞれ印字を行うような場合、各印字領域における印字箇所が、被印字物の長さ方向並びに幅方向に間隔を隔てて設けられていること、インクリボンの幅寸法に対して被印字物の幅寸法が大きいことなどから、何等の手立てを講じないまま印字すると、インクリボン上に多大な未使用領域が生じてしまうという問題点を有していた。
【0005】
この問題点を解決する一つの例として、特許文献2に記載のようなサーマルプリンタが提供されている。この特許文献2に記載のサーマルプリンタは、サーマルリボンの送りを、リボン短寸送りモードとリボン長寸送りモードとにより制御するものである。この装置において、サーマルリボンを停止した状態で被印刷物の幅方向に、例えば、4箇所に間隔をおいて印刷すると、サーマルリボン上に未使用部Mが形成される。この未使用部Mを使用するために、リボン短寸送りモードにより1ピッチ分ずつの送り制御を行い、被印刷物における幅方向の4箇所の印字を終えた段階で、リボン長寸送りモードにより一括送り制御を行うというものである。
【0006】
この特許文献2によるものでは、リボンの未使用領域は減少するものの、印刷のための制御が煩雑であり、印刷速度が低減するという問題を有するものである。
【0007】
【特許文献1】特開平9−76573号公報(要約、図1)
【特許文献2】特開2004−216723号公報(要約、図6)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、この発明では、上記する従来技術の問題点を解消すべくなしたものであって、特に重要な要素は、被印字物の幅方向の複数箇所に間隔をおいて印字する際、インクリボン送り手段のリボン送り量を制御して、インクリボンの未使用領域を極力減らして、且つ、高速に印字することができるように構成したサーマルプリンタにおける印字システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、上記する目的を達成するにあたって、請求項1に記載の発明は、幅寸法Fwの被印字物を送り方向X1に沿って間欠的に送り制御する被印字物送り手段と、
前記被印字物の送り方向X1に対して直交する方向Y1に沿って、サーマルヘッドを備えたサーマルプリンタ本体を間欠的に往復動制御するヘッド往復動手段と、
前記被印字物の送り方向X1と同一方向X2に沿って、前記サーマルプリンタ本体に装填してあるインクリボンを間欠的に送り制御するインクリボン送り手段と、
前記被印字物送り手段、ヘッド往復動手段およびインクリボン送り手段を制御する制御手段とを含むものからなり、
前記被印字物の幅方向の複数箇所に間隔をおいて印字する際、前記インクリボン送り手段のリボン送り量を制御して、前記インクリボンの未使用領域を低減するようにしたことを特徴とするサーマルプリンタにおける印字システムを構成するものである。
【0010】
さらに、この発明において、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のサーマルプリンタにおける印字方法であって、被印字物の幅方向における複数箇所の印字領域に対し、該各印字領域に、前記被印字物の長さ方向に対して直交する方向に沿って印字情報を印字する際、一回分の印字を行った後、前記インクリボンを、その長さ方向に一回分の印字によって使用された使用域だけ送り出し制御するようになしたことを特徴とするものである。
【0011】
さらに、この発明において、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のサーマルプリンタにおける印字方法であって、被印字物の幅方向における複数箇所の印字領域に対し、該各印字領域に、前記被印字物の長さ方向に沿って印字情報を印字する際、インクリボンの幅寸法にわたって複数回分の印字を行う間、前記インクリボンの送りを停止制御するようになしたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
この発明になるサーマルプリンタにおける印字システムによれば、幅寸法Fwの被印字物を送り方向X1に沿って間欠的に送り制御する被印字物送り手段と、被印字物の送り方向X1に対して直交する方向Y1に沿って、サーマルヘッドを備えたサーマルプリンタ本体を間欠的に往復動制御するヘッド往復動手段と、被印字物の送り方向X1と同一方向X2に沿って、前記サーマルプリンタ本体に装填してあるインクリボンを間欠的に送り制御するインクリボン送り手段と、被印字物送り手段、ヘッド往復動手段およびインクリボン送り手段を制御する制御手段とを含み、被印字物の幅方向の複数箇所に間隔をおいて印字する際、前記インクリボン送り手段のリボン送り量を制御して、インクリボンの未使用領域を極力減らしつつ、しかも高速印刷に適合するという点において極めて有効に作用するものといえる。
【0013】
さらに、この発明になるサーマルプリンタにおける印字システムによれば、印字時間間隔が短くなっても、印字制御に破綻をきたさないため、ぎりぎりの時間間隔まで、印字することができる。それによって、無駄な余裕時間を設ける必要がない。ライン速度に変更があっても、いくらかのインクリボンの無駄と引き換えに生産量を増やすことができ、その点においても極めて有効に作用するものといえる。
【0014】
さらに、この発明になるサーマルプリンタにおける印字システムによれば、印字時間間隔が長くなれば、自動的にインクリボンの未使用領域を減らすことができ、その点においても極めて有効に作用するものといえる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明になるサーマルプリンタにおける印字システムについて、図1〜図7に示す具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明になるサーマルプリンタにおける印字システムについて、その具体的な実施例を示す概略的な平面図、図2は、同実施例において、図1に示す矢印Ar1方向から見た概略的な正面図、図3は、同実施例において、図2に示す矢印Ar2方向から見た概略的な側面図である。
【0016】
図1〜図3に示す一実施例において、幅寸法Fwを有する被印字物1は、幅方向に所定の間隔を隔てて複数の印字領域2が配列されるような長尺フィルムあるいは長尺シートなどにより構成されるものである。この発明では、前記各印字領域2内に、所望の印字情報を印字する印字箇所3が特定されている。
【0017】
この被印字物1は、被印字物送り手段4により、上流側における被印字物供給源(図示せず)から送り方向X1に沿って、間欠的に送り制御され、下流側において、所望の包装システム(図示せず)に供給されるようになっている。
【0018】
前記被印字物送り手段4は、幅方向における複数の印字領域2への印字が終了する間(図4に示す例において、印字領域2中、領域[01]〜[05]まで)、被印字物1の送りを停止制御し、領域[01]〜[05]の印字が終了した段階で、1ピッチPa分(領域[01]〜[05]がならぶラインに対し、領域[06]〜[10]がならぶラインまでの被印字物の長さ方向の距離)送り出すように被印字物1を制御するようになっている。図4〜図6において、印字領域2に付した領域数字[01]〜[15]は、印字順を示すものである。
【0019】
この発明では、前記被印字物1の送り方向X1に対して、直交する方向Y1に沿って、サーマルヘッド5を備えたサーマルプリンタ本体6を間欠的に往復動制御するヘッド往復動手段7を備えている。前記ヘッド往復動手段7は、前記被印字物1の送り方向X1に直交する方向にのびるガイドレール部材8を含むものであり、このガイドレール部材8にサーマルプリンタ本体6を案内させ、矢印Y1の方向に間欠的に往復動制御する。
【0020】
前記ヘッド往復動手段7は、例えば、印字領域2における領域[01]への印字が終了した段階で、1ピッチPb分(領域[01]から領域[02]までの被印字物の幅方向の距離)サーマルヘッド5を備えたサーマルプリンタ本体6を移動制御するようになっている。前記サーマルヘッド5が往復動する方向Y1に沿って、その範囲であって、前記被印字物1の下面位置に印字受けプレート16が配置してある。
【0021】
一方、前記サーマルプリンタ本体6に装填してあるインクリボン9は、インクリボン送り手段10によって、前記被印字物1の送り方向X1と同一方向X2に沿って間欠的に送り出し制御されるようになっている。前記インクリボン9は、幅寸法Rwを有する長尺リボンであり、サーマルプリンタ本体6における巻き出し側リール11からガイドローラ12および13を介して巻き取り側リール14に巻き取られるようになっている。前記インクリボン9は、ガイドローラ12、13間において、前記サーマルプリンタ本体6におけるプリントヘッド5と被印字物1との間を通過するように構成されている。
【0022】
さらに、この発明では、前記被印字物送り手段4、ヘッド往復動手段7およびインクリボン送り手段10を制御する制御手段15を含むものからなっており、前記被印字物の幅方向の複数箇所に間隔をおいて印字する際、前記インクリボン送り手段のリボン送り量を制御して、前記インクリボンの未使用領域を低減するようになっている。この制御手段15による具体的な制御の態様について、各実施例に沿って以下に詳細に説明する。
【0023】
次いで、この発明になるサーマルプリンタにおける印字システムにおいて、インクリボン9が使用される態様について、図4〜図6に基づいて説明する。
【0024】
図4は、幅寸法Fwの被印字物1に対して、その印字領域2に、被印字物1の送り方向X1に交差する方向に印字情報を印字する例を示すものであって、印字順に印字領域[01]〜[12]に対して印字をした状態を示す概略的な平面図であり、図5は、幅寸法Fwの被印字物1に対して、その印字領域2に、被印字物1の送り方向X1に沿った方向に印字情報を印字する例を示すものであって、印字順に印字領域[01]〜[13]に対して印字をした状態を示す概略的な平面図である。
【0025】
図6は、インクリボン9に対する印字による使用の状態を図示するものであり、図6Aは、被印字物1に対して、図4に示すような印字をする場合に対応するインクリボン9の使用状況を示す概略的な平面図であり、図6Bは、被印字物1に対して、図5に示すような印字をする場合に対応するインクリボン9の使用状況を示す概略的な平面図である。
【0026】
この発明において、前記印字情報は、文字、記号、マーク、バーコード、二次元コードなどによるものであり、複数の文字などによる印字列を構成するケース、あるいは単一の記号などにより構成されるものを含むものである。
【0027】
まず、図4および図6Aに示す第1の実施例について説明する。この第1の実施例は、被印字物1の幅方向における複数箇所の印字領域2に対し、該各印字領域2に、被印字物1の長さ方向に対して直交する方向に沿って印字列あるいは単一マークなどの印字情報を印字するものである。この場合、一回分の印字を行った後、前記インクリボン9を、その長さ方向に一回分の印字によって使用された使用域だけ送り出し制御するように構成されている。
【0028】
すなわち、この第1の実施例では、領域[01]が印字されると、ヘッド往復動手段7によりヘッド5が、被印字物1の幅方向に1ピッチPb分移動し、同時に、インクリボン送り手段10により、インクリボン9が、その長さ方向に一回分の印字によって使用された使用域だけ送り出され、図6Aに示す態様で、領域[01]および領域[02]の印字が完了する。
【0029】
この印字状態を繰り返して、領域[01]および領域[05]への印字が完了した段階で、前記被印字物送り手段4により、被印字物1を送り方向X1に1ピッチPa分送り出して制御する。この状態で印字することにより、領域[06]への印字が行われる。この繰り返しによって領域[01]〜[12]への印字が完了すると、図6Aに示すように、インクリボン9が未使用領域を減少させた状態で消費される。
【0030】
次いで、図5および図6Bに示す第2の実施例について説明する。この第2の実施例は、被印字物1の幅方向における複数箇所の印字領域2に対し、該各印字領域2に、前記被印字物1の長さ方向に沿って印字列あるいは単一マークなどの印字情報を印字するものである。この場合、インクリボン9の幅寸法Rwにわたって複数回分の印字を行う間、前記インクリボン9の送りを停止制御するように構成されている。
【0031】
すなわち、この第2の実施例では、領域[01]が印字されると、被印字物1およびインクリボン9を停止状態にしておき、インクリボン9における、その幅方向の一回分の印字によって使用された使用域からずれたリボン未使用領域に印字することにより、図6Bに示す態様で、領域[01]および領域[02]の印字が完了する。
【0032】
この印字状態を繰り返して、領域[01]および領域[04]への印字が完了した段階で、前記インクリボン送り手段10により、インクリボン9を送り方向X2に1ピッチPc分送り出して制御する。この状態で印字することにより、領域[05]への印字が行われる。この繰り返しによって領域[01]〜[13]への印字が完了すると、図6Bに示すように、インクリボン9が未使用領域を減少させた状態で消費される。
【0033】
図7は、この発明になる印字システムにおける制御手段15を説明するためのブロック線図である。この制御手段15は、CPUを搭載しており、前記被印字物送り手段4を介して、前記被印字物1を送り方向X1に、1ピッチPa分ずつ間欠的に駆動制御し、前記ヘッド往復動手段7を介して、前記プリントヘッドを往復動方向Y1に、1ピッチPb分ずつ間欠的に駆動制御し、インクリボン送り手段10によるインクリボン9の送りを間欠的に駆動制御し、さらに、プリントヘッド作動手段17を駆動制御する。この発明では、それぞれの手段に対してCPUを搭載することもでき、複数のCPUによって構成するものであってもよい。この発明において、前記プリントヘッド作動手段17は、送り方向X1に送られる被印字物1が、停止している時に、プリントヘッド5を前記送り方向X1の方向、逆の方向に移動させて印字制御するものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1は、この発明になるサーマルプリンタにおける印字システムについて、その具体的な実施例を示す概略的な平面図である。
【図2】図2は、同実施例において、図1に示す矢印Ar1方向から見た概略的な正面図である。
【図3】図3は、同実施例において、図2に示す矢印Ar2方向から見た概略的な側面図である。
【図4】図4は、幅寸法Fwの被印字物に対して、その印字領域に、被印字物の送り方向X1に交差する方向に印字列を印字する例を示すものであって、印字順に印字領域[01]〜[12]に対して印字をした状態を示す概略的な平面図である。
【図5】図5は、幅寸法Fwの被印字物に対して、その印字領域に、被印字物の送り方向X1に沿った方向に印字情報を印字する例を示すものであって、印字順に印字領域[01]〜[13]に対して印字をした状態を示す概略的な平面図である。
【図6】図6は、インクリボンに対する印字による使用の状態を図示するものであり、図6Aは、被印字物に対して、図4に示すような印字をする場合に対応するインクリボンの使用状況を示す概略的な平面図であり、図6Bは、被印字物に対して、図5に示すような印字をする場合に対応するインクリボンの使用状況を示す概略的な平面図である。
【図7】図7は、この発明になるサーマルプリンタにおける印字システムについての制御手段の例を示すブロック線図である。
【符号の説明】
【0035】
1 被印字物
Fw 被印字物の幅寸法
2 印字領域
3 印字箇所
4 被印字物送り手段
X1 被印字物の送り方向
5 サーマルヘッド
6 サーマルプリンタ本体
7 ヘッド往復動手段
8 ガイドレール部材
Y1 ヘッド移動方向
9 インクリボン
Rw インクリボンの幅寸法
10 インクリボン送り手段
X2 インクリボンの送り方向
11 巻き出し側リール
12、13 ガイドローラ
14 巻き取り側リール
15 制御手段
16 印字受けプレート
17 プリントヘッド作動手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
幅寸法Fwを有する被印字物を送り方向X1に沿って間欠的に送り制御する被印字物送り手段と、
前記被印字物の送り方向X1に対して直交する方向Y1に沿って、サーマルヘッドを備えたサーマルプリンタ本体を間欠的に往復動制御するヘッド往復動手段と、
前記被印字物の送り方向X1と同一方向X2に沿って、前記サーマルプリンタ本体に装填してあるインクリボンを間欠的に送り制御するインクリボン送り手段と、
前記被印字物送り手段、ヘッド往復動手段およびインクリボン送り手段を制御する制御手段とを含むものからなり、
前記被印字物の幅方向の複数箇所に間隔をおいて印字する際、前記インクリボン送り手段のリボン送り量を制御して、前記インクリボンの未使用領域を低減するようにしたことを特徴とするサーマルプリンタにおける印字システム。
【請求項2】
前記被印字物の幅方向における複数箇所の印字領域に対し、該各印字領域に、前記被印字物の長さ方向に対して直交する方向に沿って印字情報を印字する際、
一回分の印字を行った後、前記インクリボンを、その長さ方向に一回分の印字によって使用された使用域だけ送り出し制御するようになしたことを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタにおける印字システム。
【請求項3】
前記被印字物の幅方向における複数箇所の印字領域に対し、該各印字領域に、前記被印字物の長さ方向に沿って印字情報を印字する際、
前記インクリボンの幅寸法にわたって複数回分の印字を行う間、前記インクリボンの送りを停止制御するようになしたことを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタにおける印字システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2009−96001(P2009−96001A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−267760(P2007−267760)
【出願日】平成19年10月15日(2007.10.15)
【出願人】(504238286)株式会社エムエスティ (8)
【Fターム(参考)】