説明

シクロブタンジオールと均一ポリアミド配合品を含むポリエステルを含有する多層透明製品の製造法

高透明性と低曇り価とを有する、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールを含む少なくとも1つのポリエステルを含有する少なくとも1つの層と、コポリアミド又はポリアミドの均一配合物を含有する別の層とを含む透明多層製品の製造法が開示される。ポリエステル成分とポリアミド成分とは、約0.006〜約−0.0006だけ異なる屈折率を有する。この屈折率の小さな差は、高透明性を維持しながら、製品の1つ又はそれ以上の層にリグラインドを取り込むことを可能にする。これらの製品は、優れた機械的性質を保持しながら、改良された優れたバリア性と良好な溶融物加工性とを示すことができる。酸素排除性を付与するために、1つ又はそれ以上の層に金属触媒を取り込むことができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
多層成形製品の製造方法であって、
(A)第1成分を、該第1成分の約Tg+100℃〜約Tg+300℃の温度に加熱し[ここで該第1成分は以下を含む少なくとも1つのポリエステルを含む;
(a)総二酸残基に基づき約95〜約100モルパーセントのテレフタル酸残基;及び
(b)総ジオール残基に基づき約15〜約40モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と;約60〜約85モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含むジオール残基]、ここで該ポリエステルは、約0.55〜約0.75dL/gのインヘレント粘度を有する;
(B)第2成分を、約290℃〜約310℃の温度に加熱し、ここで、該第2成分は、(a)ジアミンと二酸残基を有し、かつ、総ジアミン残基に基づき、約100モルパーセントのm−キシレンジアミン及び総二酸残基に基づき、約100モルパーセントのアジピン酸;並びに(b)ナイロン6及びナイロン6,6から選ばれる少なくとも1のポリアミドのアミド基転移均一配合物を含む;
(C)前記第1ポリマー成分と前記第2ポリマー成分を別の層に有する成形製品を作成し;
(D)スクラップ第1及び第2成分を回収し;
(E)前記スクラップ第1及び第2成分を粉砕してリグラインドを作成し;
(F)場合により、前記リグラインドを乾燥させ;そして
(G)前記リグラインドと、工程(A)と(B)の第1成分、第2成分、又はこれらの組合せとを一緒にする
工程を含み、
ここで、工程(B)の第2成分と工程(B)の第1成分は屈折率の差[RI(第2成分)−RI(第1成分)]が約0.006〜約−0.0006であり、該成形製品は透過パーセントが少なくとも75%で曇り価が10%又はそれ以下であることを特徴とする、上記方法。
【請求項2】
該リグラインドは、工程(A)と(B)の第1及び第2成分の混合物を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
該リグラインドは工程(A)該第1成分と一緒にされる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
該リグラインドは、成形製品の総重量に基づき、該成形製品の約5重量パーセント〜約60重量パーセントである、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
該リグラインドは、該成形製品の約10重量パーセント〜約40重量パーセントである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
該リグラインドは、該成形製品の約20重量パーセント〜約30重量パーセントである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
該作成は、押出し、カレンダー加工、熱成形、吹込み成形、押出し吹込成形、射出成形、圧縮成形、鋳造、ドラフティング、幅出し、又は吹込みによる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
シート、フィルム、チューブ、ビン、又は予備成形物である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
該作成は押出し機中である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
該成形製品は2〜7層を有する、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
ABA、ABABA、又はABCBAで示される層構造(ここで、A層は工程(A)の該第1成分を含み、B層は工程(B)の該第2成分を含み、C層は、工程(A)と(B)のスクラップ第1及び第2成分、消費者使用後のリサイクルにより得られるポリエステルもしくはポリカーボネート、又はこれらの混合物を含む)を有する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
工程(B)の該第2成分と工程(A)の該第1成分は、屈折率の差[RI(第2成分)−RI(第1成分)]が約0.005〜約−0.0006である、請求項12に記載の方法。
【請求項13】
該ジオール残基は、約20〜約30モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約70〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
該ジオール残基は、約20〜約25モルパーセントの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基と約75〜約80モルパーセントの1,4−シクロヘキサンジメタノール残基とを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記工程(A)の該第1成分は、該ポリエステルと、ビスフェノールA残基を含むポリカーボネートとの均一配合物をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
該ポリエステルと該ポリカーボネートは分岐している、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記工程(B)の該第2成分は、該成形製品の総重量に基づき、約5〜約600重量ppmのコバルトを含有する、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
該アミド基転移均一配合物は20ミリモル/kg又はそれ以下の末端アミン基を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
工程(iii)は、少なくとも1つの追加の層の総重量に基づき約50〜100重量パーセントの該リグラインドを含む少なくとも1つの追加の層を作成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
該少なくとも1つの追加の層は、該成形製品の総重量に基づき、約5〜約600重量ppmの、銅、ニッケル、コバルト、鉄、マンガン、及びこれらの組合せから選択される少なくとも1つの金属を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
該金属はコバルトである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
該インヘレント粘度は、0.6〜0.72dL/gである、請求項1、13又は14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
該ポリエステルは約110℃〜約150℃のガラス転移温度を有する、請求項1、13又は14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
該ガラス転移温度は120℃〜約135℃である、請求項23に記載の方法。

【公表番号】特表2008−543610(P2008−543610A)
【公表日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−516843(P2008−516843)
【出願日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2006/011928
【国際公開番号】WO2007/001561
【国際公開日】平成19年1月4日(2007.1.4)
【出願人】(594055158)イーストマン ケミカル カンパニー (391)
【Fターム(参考)】