説明

シャワー

【課題】快い香りを放ち臭いを除去することが可能で、しかも簡単な構造で、体裁がよく、低コストで、取り扱いが容易である。
【解決手段】シャワーホース9に接続されるシャワーホース筒部1aと、このシャワーホース筒部1aの先端に形成されるシャワーヘッド部1bと、このシャワーヘッド部1bの正面に多数のシャワー噴射口1c1を形成したシャワーノズル部1cとを有し、シャワーノズル部1cにビデ噴射口50a1,50a2が形成されたノズル部50aを有する使い捨てビデ50を着脱自在に設けることが可能なシャワー1であり、シャワーホース筒部1a、シャワーヘッド部1b、シャワーノズル部1cのいづれかに設けた固形芳香剤10を投入可能な投入開口部2と、投入開口部2を開閉する蓋体3とを有し、蓋体3は、固形芳香剤10を投入するときに投入開口部2を開き、投入後に投入開口部2を閉じるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、香り効果を有するシャワーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、シャワーには、シャワーを使用したときに快い香りを放つことができ、入浴時間をより優雅に楽しむことができものとして、シャワーヘッド部に芳香剤を設けて、水流により香りを拡散させるように構成したもの(特許文献1)。また、香料または香水などの内容物をあらかじめ容器に充填してなるカートリッジをシャワーヘッド部に装着したものがある(特許文献2)。
【0003】
ズル状のビデを具備するシャワーは公知であり(例えば特許文献3)、ビデを着脱自在とするものも存在した。
【特許文献1】特開平10-137635号公報
【特許文献2】特開平6-209873号公報
【特許文献3】特公平1−40608号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ノズル状のビデを着脱自在としたものは、これを使い捨てできるから、ビデを衛生的に使用でき、実用可能であるが、膣中に挿入して使用するビデの場合でも、膣中の臭いを除去することができなかった。
【0005】
また、シャワーを使用したときに快い香りを放つことができるものでは、ノズル状のビデを着脱自在としたものではない。しかも、特許文献1に記載のものは、シャワーヘッド部に設けた蓋の内側に芳香剤を備え、芳香剤を入れた拡散室を備えると共に、この拡散室に室内の空気を循環させる拡散羽根と、外気と連通する通気孔を設け、水流によって回動する回動羽根を設けて、拡散羽根を連動させており、構造が複雑で、重量があり、手軽に使用することができず、ノズル状のビデを着脱自在としたシャワーとしては好ましくない。しかも、芳香剤の寿命がなくなると、芳香剤を備えた蓋と一緒に交換する必要があり、コストが嵩むと共に取り扱いが面倒である。
【0006】
また、特許文献2に記載のものは、シャワーヘッド部の外側に、香料または香水などの内容物をあらかじめ容器に充填してなるカートリッジを装着しており、ノズル状のビデを装着してシャワーを使用するときに、カートリッジとシャワーとが干渉することがあり、取り扱いに注意が必要であると共に、カートリッジが外部に突出しており体裁が悪い。
【0007】
この発明は、このような実情を鑑みてなされたものであって、快い香りを放ち臭いを除去することが可能で、しかも簡単な構造で、体裁がよく、低コストで、取り扱いが容易なシャワーを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成されている。
【0009】
請求項1に記載の発明は、シャワーホースに接続されるシャワーホース筒部と、このシャワーホース筒部の先端に形成されるシャワーヘッド部と、このシャワーヘッド部の正面に多数のシャワー噴射口を形成したシャワーノズル部とを有し、前記シャワーノズル部にビデ噴射口が形成されたノズル部を有する使い捨てビデを着脱自在に設けることが可能なシャワーであり、
前記シャワーホース筒部、前記シャワーヘッド部、前記シャワーノズル部のいづれかに設けた固形芳香剤を投入可能な投入開口部と、
前記投入開口部を開閉する蓋体とを有し、
前記蓋体は、前記固形芳香剤を投入するときに前記投入開口部を開き、投入後に前記投入開口部を閉じるように構成したことを特徴とするシャワーである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、シャワーホースに接続されるシャワーホース筒部と、このシャワーホース筒部の先端に形成されるシャワーヘッド部と、このシャワーヘッド部の正面に多数のシャワー噴射口を形成したシャワーノズル部とを有するシャワーであり、
前記シャワーホース筒部、前記シャワーヘッド部、前記シャワーノズル部のいづれかに設けた固形芳香剤を投入可能な投入開口部と、
前記投入開口部を開閉する蓋体とを有し、
前記蓋体は、前記固形芳香剤を投入するときに前記投入開口部を開き、投入後に前記投入開口部を閉じるように構成したことを特徴とするシャワーである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記投入開口部と前記蓋体とを樹脂で一体形成し、
前記投入開口部を、前記シャワーホース筒部、前記シャワーヘッド部、前記シャワーノズル部のいづれかに形成した開口部に装着して取り付け、
前記蓋体をシャワー外側から開閉可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャワーである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記シャワーホース筒部、前記シャワーヘッド部、前記シャワーノズル部のいづれかに開口部を形成して前記投入開口部とし、
シャワー内側に前記蓋体を設け、
前記蓋体を付勢部材により前記投入開口部を常に閉じる方向に付勢し、
前記蓋体をシャワー外側から開閉可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャワーである。
【発明の効果】
【0013】
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
【0014】
請求項1に記載の発明では、シャワーのシャワーホース筒部、シャワーヘッド部、シャワーノズル部のいづれかに設けた投入開口部から蓋体を開いて固形芳香剤を投入し、投入後に蓋体により投入開口部を閉じ、シャワーノズル部にビデ噴射口を形成したノズル部を有する使い捨てビデを取り付けることで、ノズル部を有するビデを膣中に挿入して使用するときに、投入された固形芳香剤が水流によって溶けて快い香りを放つことができる。また、簡単な構造で固形芳香剤をシャワー内部に投入することができ、しかも芳香剤を投入するための外部に突出する部分がなく体裁がよく、低コストで、さらに固形芳香剤が溶けてなくなると再度投入すればよく取り扱いが容易である。
【0015】
請求項2に記載の発明では、シャワーのシャワーホース筒部、シャワーヘッド部、シャワーノズル部のいづれかに設けた投入開口部から蓋体を開いて固形芳香剤を投入し、投入後に蓋体により投入開口部を閉じることで、シャワーを使用するときに投入された固形芳香剤が水流によって溶けて快い香りを放つことができる。また、簡単な構造で固形芳香剤をシャワー内部に投入することができ、しかも芳香剤を投入するための外部に突出する部分がなく体裁がよく、低コストで、さらに固形芳香剤が溶けてなくなると再度投入すればよく取り扱いが容易である。
【0016】
請求項3に記載の発明では、投入開口部と蓋体とを樹脂で一体形成し、投入開口部を、シャワーホース筒部、シャワーヘッド部、シャワーノズル部のいづれかに形成した開口部に装着し、簡単に取り付けることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明では、シャワーホース筒部、シャワーヘッド部、シャワーノズル部のいづれかに開口部を形成して投入開口部とし、シャワー内側に蓋体を設け、蓋体を付勢部材により投入開口部を常に閉じる方向に付勢するから、シャワー外側から蓋体を押すだけで容易に開き、固形芳香剤を投入開口部から投入することができ、投入後は蓋体が付勢部材により自動的に閉じ、シャワーを使用したときの水圧によっても開くことはない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、この発明のシャワーの実施の形態について説明するが、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。まず、第1の実施の形態を図1乃至図9に基づいて説明する。図1は固形芳香剤を投入前のシャワーの断面図、図2は固形芳香剤を投入前のシャワーの正面図、図3は固形芳香剤を投入時のシャワーの断面図、図4は固形芳香剤を投入しノズル状の使い捨てビデを取り付けて使用する状態を示すシャワーの断面図、図5は蓋体を開いた状態の投入開口部の側面図、図6は蓋体を開いた状態の投入開口部の平面図、図7は蓋体を開いた状態の投入開口部の底面図、図8は蓋体を開いた状態の投入開口部の断面図、図9は蓋体と投入開口部の連結部の拡大図、図10はノズル状の使い捨てビデの側面図、図11は固形芳香剤の側面図である。
【0019】
この実施の形態のシャワー1は、シャワーホース9に接続されるシャワーホース筒部1aと、このシャワーホース筒部1aの先端に形成されるシャワーヘッド部1bと、このシャワーヘッド部1bの正面に多数のシャワー噴射口1c1を形成したシャワーノズル部1cとを有する。
【0020】
シャワーホース筒部1a、シャワーヘッド部1b及びシャワーノズル部1cは透明樹脂により構成してあり、例えば、コバルトブルー、スカイブルー、スカーレット、ピンク、オレンジ等の色付き透明にすることが好ましい。また、シャワーヘッド部1bは、正面から見た外形形状が6角形状に形成されているが、円形形状でも、楕円形状などでも良い。このシャワーヘッド部1bの正面は開口1b1してあり、この開口正面に多数のシャワー噴射口1c1を形成したキャップ状のシャワーノズル部1cをネジ止め等により着脱自在としてある。
【0021】
シャワーノズル部1cには、図4に示すように、ビデ噴射口50a1,50a2が形成されたノズル部50aを有する使い捨てビデ50を着脱自在に設けることができるようになっている。
【0022】
シャワーノズル部1cの外周には環状取付段部1c2が形成され、この環状取付段部1c2には係合溝部1c3が形成されている。
【0023】
使い捨てビデ50は、図4及び図10に示すように、比較的柔軟な樹脂により構成したもので、取付部50bからノズル部50aが延び、このノズル部50aの先端周囲及び周壁に複数のビデ噴射口50a1,50a2を設けてあり、特に周壁のビデ噴射口50a1を長孔形状にし、先端周囲のビデ噴射口50a2を円孔形状にしてある。取付部50bは、円形皿状に形成され、この取付部50の内側には係合リブ50cが環状に形成され、この係合リブ50cの複数個所には、係合突起50dが形成されている。
【0024】
この使い捨てビデ50は、取付部50bをシャワーヘッド部1bの正面部1b1に装着すると、係合リブ50cがシャワーノズル部1cの環状取付段部1c2に入り込み、複数個所の係合突起50dが環状取付段部1c2の係合溝部1c3に入り込み係合して装着される。
【0025】
シャワーノズル部1cには、固形芳香剤10を投入可能な投入開口部2と、投入開口部2を開閉する蓋体3とが設けられている。使い捨てビデ50を装着する前に、固形芳香剤10を投入するときに、蓋体3により投入開口部2を開いて固形芳香剤10を投入し、投入後に投入開口部2を閉じるように構成されている。投入された固形芳香剤10は、図4に示すように、シャワーヘッド部1bとシャワーノズル部1cとで形成される収納室5内に位置する。
【0026】
固形芳香剤10は、図11に示すように、ペレット状に成型した固形芳香剤を使用することが徐々に水に溶け、芳香剤が流水中に効果的に混入され好ましいが、水に溶けるカプセルに粉体状にした芳香剤を入れたものなども用いることができる。また、芳香剤の種類も特に限定されない。
【0027】
この実施の形態では、投入開口部2と蓋体3とは、樹脂で一体形成され、シャワーノズル部1cと同様な樹脂で形成することが好ましい。投入開口部2は、シャワーノズル部1cの中央部に形成した円形状の開口部1c4に装着して取り付けられ、シャワーノズル部1cの中央部に装着することがシャワー噴射が一方に偏らず均等になり好ましい。
【0028】
投入開口部2は、図5乃至図9に示すように、円筒部2aの底部に投入開口2bが形成され、円筒部2aの開口側に環状リブ2cが形成されている。投入開口2bは、固形芳香剤10が1個投入できる大きさであればよく、投入開口2を小さくすることでその分投入開口部2を小さくでき、シャワー噴射の邪魔にならないようにすることができる。
【0029】
環状リブ2cの先端には、外側へ突出する断面半円状の係合突起2c1が形成されている。また、円筒部2aの外面には、軸方向に溝2dが形成され、円筒部2aをシャワーノズル部1cの開口部1c4に装着するときに、溝2dによって弾性変形して装着することができ、水が漏れないように確実にかつ強固に密着させることができる。また、円筒部2aには、底部の内側と外側に凹み部2e、2fが形成され、これらの凹み部2e、2fによって肉を盗むことで薄くして容易に弾性変形し、これによって投入開口部2を容易に装着することができるようになっている。
【0030】
投入開口部2の一部2gと蓋体3の一部3aが連結されており、この連結部4が弾性変形することで蓋体3が投入開口部2を開閉する。蓋体3には、連結部4と反対側に爪部3bが形成され、開口側にはテーパ面3cが形成され、また内壁には環状溝3dが形成されている。連結部4には、凹み部4a,4bが形成され、これらの凹み部4a,4bによって肉を盗むことで薄くして容易に弾性変形し、これによって蓋体3を容易に開閉することができるようになっている。
【0031】
環状溝3dは、テーパ面3c側に形成されたテ―パ面3d1と、このテ―パ面3d1の奥部で連なるストレート面3d2から構成されている。
【0032】
蓋体3の環状溝3dに、投入開口部2の環状リブ2cに形成された係合突起2c1が係合し、これにより蓋体3が投入開口部2を閉じており、シャワー1を使用するときの水圧によっても蓋体3が開かないようになっている。
【0033】
固形芳香剤10を投入するときには、蓋体3の爪部3bを指で掴んで引っ張ると、蓋体3の爪部3b側から環状溝3dが投入開口部2の係合突起2c1から外れて容易に開くことができる。この投入開口部2から蓋体3を開いた状態で、固形芳香剤10を投入開口2bから投入する。
【0034】
この投入後には、蓋体3を投入開口部2の環状リブ2cにあてがい、蓋体3を指で押すと、蓋体3のテーパ面3cが係合突起2c1に当接して環状リブ2cを内側に押す。これによって環状リブ2cが弾性変形し、係合突起2c1が蓋体3を閉じた位置で蓋体3のテ―パ面3d1に案内され、ストレート面3d2に当接した状態で環状溝3dに入り込み、シャワー1を使用するときの水圧によっても蓋体3が開かないように係止される。
【0035】
このように、蓋体3により投入開口部2を閉じることで、投入された固形芳香剤10が水流によって溶けて快い香りを放つことができる。
【0036】
この実施の形態では、シャワーノズル部1cに形成した開口部1c4に投入開口部2を装着し、この投入開口部2を蓋体3により開閉可能にしたものであり、蓋体3を開いて投入開口部2から固形芳香剤10を投入して蓋体3を閉じ、固形芳香剤10をシャワー内部に投入する簡単な構造で、体裁がよく、しかも低コストで、固形芳香剤10が溶けてなくなると再度投入すればよく取り扱いが容易である。また、投入開口部2と蓋体3とを樹脂で一体形成し、投入開口部2をシャワーノズル部1cに形成した開口部1c4に装着し、簡単に取り付けることができる。
【0037】
この実施の形態では、投入開口部2と蓋体3とをシャワーノズル部1cに設けているが、シャワーホース筒部1a、またはシャワーヘッド部1bに同様に設けることができる。
【0038】
この実施の形態では、シャワー1のシャワーホース筒部1a、シャワーヘッド部1b、シャワーノズル部1cのいづれかに設けた投入開口部から蓋体3を開いて固形芳香剤10を投入し、投入後に蓋体3により投入開口部2を閉じ、シャワーノズル部1cにビデ噴射口50a1,50a2を形成したノズル部50aを有する使い捨てビデ50を取り付けることで、ノズル部50aを有するビデ50を膣中に挿入して使用するときに、投入された固形芳香剤10が水流によって溶け、ビデ噴射口50a1,50a2から噴射されて快い香りを放つことができる。また、簡単な構造で固形芳香剤10をシャワー内部に投入することができ、しかも芳香剤を投入するための外部に突出する部分がなく体裁がよく、低コストで、さらに固形芳香剤10が溶けてなくなると再度投入すればよく取り扱いが容易である。
【0039】
この実施の形態では、シャワー1を使用するときに使い捨てビデ50を取り付けないで使用することができ、投入された固形芳香剤が水流によって溶けて快い香りを放つことができる。
【0040】
次に、第2の実施の形態を図12及び図13に基づいて説明する。図12はシャワーノズル部の断面図、図13はシャワーノズル部の内面図である。この実施の形態では、シャワーノズル部1cの中央部に開口部1c10を形成し、この開口部1c10を投入開口部20としている。シャワーノズル部1cには、シャワー内側に一対の取付ボス1c11を形成し、この一対の取付ボス1c11の間に蓋体30の取付部30aを位置させて支持軸12を挿通し、蓋体30の取付部30aの両側と取付ボス1c11の間にコイルばね13,14を支持軸12に装着して配置している。コイルばね13,14の一端部13a,14aは、シャワーノズル部1cの内面に当接し、他端部13b,14bは、蓋体30の内面に当接し、蓋体30を常に開口部1c10を閉じる方向に付勢している。このコイルばね13,14が蓋体30を常に閉じる方向に付勢する付勢部材を構成している。
【0041】
蓋体30には、多数のシャワー噴射口30bが形成され、この蓋体30を開いて固形芳香剤10を投入するときには、指で固形芳香剤10を持って蓋体30を押すと、蓋体30がコイルばね13,14に抗してシャワー内側に移動し、投入開口部20が開くから固形芳香剤10を投入することができる。
【0042】
この投入後には、コイルばね13,14によって蓋体30が自動的に投入開口部20を閉じる。シャワー1を使用するときの水圧によっても蓋体30がシャワーノズル部1cの内面に押し付けられて蓋体30が投入開口部20を閉じており、投入された固形芳香剤10が水流によって溶けて快い香りを放つことができる。
【0043】
このように、シャワーノズル部1cに開口部1c10を形成して投入開口部20とし、シャワー内側に蓋体30を設け、蓋体30をコイルばね13,14の付勢部材により常に閉じる方向に付勢するから、シャワー外側から蓋体30を押すだけで蓋体30が開き容易に固形芳香剤10を投入することができ、投入後は蓋体30がコイルばね13,14の付勢部材により自動的に閉じ、シャワー1を使用したときの水圧によっても開くことはない。
【0044】
この実施の形態では、投入開口部20と蓋体30とをシャワーノズル部1cに設けているが、シャワーホース筒部1a、またはシャワーヘッド部1bに設けることができ、シャワー1は図1乃至図11に示す実施の形態と同様に使用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
この発明は、香り効果を有するにシャワーに適用でき、快い香りを放ち臭いを除去することが可能で、しかも簡単な構造で、体裁がよく、低コストで、取り扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】固形芳香剤を投入前のシャワーの断面図である。
【図2】固形芳香剤を投入前のシャワーの正面図である。
【図3】固形芳香剤を投入時のシャワーの断面図である。
【図4】固形芳香剤を投入しノズル状の使い捨てビデを取り付けて使用する状態を示すシャワーの断面図である。
【図5】蓋体を開いた状態の投入開口部の側面図である。
【図6】蓋体を開いた状態の投入開口部の平面図である。
【図7】蓋体を開いた状態の投入開口部の底面図である。
【図8】蓋体を開いた状態の投入開口部の断面図である。
【図9】蓋体と投入開口部の連結部の拡大図である。
【図10】ノズル状の使い捨てビデの側面図である。
【図11】固形芳香剤の側面図である。
【図12】シャワーノズル部の断面図である。
【図13】シャワーノズル部の内面図である。
【符号の説明】
【0047】
1 シャワー
1a シャワーホース筒部
1b シャワーヘッド部
1c シャワーノズル部
1c10 開口部
2,20 投入開口部
3,30 蓋体
9 シャワーホース
10 固形芳香剤
12 支持軸
13,14 コイルばね
50 使い捨てビデ
50a ノズル部
50a1,50a2 ビデ噴射口



【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャワーホースに接続されるシャワーホース筒部と、このシャワーホース筒部の先端に形成されるシャワーヘッド部と、このシャワーヘッド部の正面に多数のシャワー噴射口を形成したシャワーノズル部とを有し、前記シャワーノズル部にビデ噴射口が形成されたノズル部を有する使い捨てビデを着脱自在に設けることが可能なシャワーであり、
前記シャワーホース筒部、前記シャワーヘッド部、前記シャワーノズル部のいづれかに設けた固形芳香剤を投入可能な投入開口部と、
前記投入開口部を開閉する蓋体とを有し、
前記蓋体は、前記固形芳香剤を投入するときに前記投入開口部を開き、投入後に前記投入開口部を閉じるように構成したことを特徴とするシャワー。
【請求項2】
シャワーホースに接続されるシャワーホース筒部と、このシャワーホース筒部の先端に形成されるシャワーヘッド部と、このシャワーヘッド部の正面に多数のシャワー噴射口を形成したシャワーノズル部とを有するシャワーであり、
前記シャワーホース筒部、前記シャワーヘッド部、前記シャワーノズル部のいづれかに設けた固形芳香剤を投入可能な投入開口部と、
前記投入開口部を開閉する蓋体とを有し、
前記蓋体は、前記固形芳香剤を投入するときに前記投入開口部を開き、投入後に前記投入開口部を閉じるように構成したことを特徴とするシャワー。
【請求項3】
前記投入開口部と前記蓋体とを樹脂で一体形成し、
前記投入開口部を、前記シャワーホース筒部、前記シャワーヘッド部、前記シャワーノズル部のいづれかに形成した開口部に装着して取り付け、
前記蓋体をシャワー外側から開閉可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャワー。
【請求項4】
前記シャワーホース筒部、前記シャワーヘッド部、前記シャワーノズル部のいづれかに開口部を形成して前記投入開口部とし、
シャワー内側に前記蓋体を設け、
前記蓋体を付勢部材により前記投入開口部を常に閉じる方向に付勢し、
前記蓋体をシャワー外側から開閉可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャワー。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−183207(P2008−183207A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−19330(P2007−19330)
【出願日】平成19年1月30日(2007.1.30)
【出願人】(000203623)多摩岡産業株式会社 (5)
【Fターム(参考)】