説明

シューズ

【課題】氷面や圧雪面でのグリップ力と未圧雪の雪面上でのグリップ力を共に得られて、靴底の滑動を可及的に防止することができ、凍結面や雪面での歩行性の可及的な向上が図れるシューズを提供すること。
【解決手段】シューズ2のアウターソール4を、合成ゴム中にガラス繊維が混入され、該ガラス繊維はその繊維長方向がソール厚み方向に配向されている領域A,B,Cを具備して形成する。該領域は靴長方向に沿って靴幅方向の内足部領域Aと中央部領域Bと外足部領域Cとの3つの部位に区分けし、内足部領域Aと外足部領域Cとには軟質な合成ゴムを使用し、中央部領域Bには硬質な合成ゴムを使用する。中央部領域Bの靴底形状は、複数の凹条22及び凸条24を靴幅方向に延ばして深く大きく形成し、内足部領域Aと外足部領域Cにおける靴底形状は、凹条26を浅く小さく形成し、凸条28の突出面28aを広く平坦に形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、氷面や圧雪面などの凍結面上での歩行性と未圧雪の雪面上での歩行性とに優れるとともに、耐久性に優れた靴底を有したシューズに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、氷面や圧雪面などにおける防滑性と、磨かれた石材などからなる滑りやすい床面での防滑性との両立を図った靴底として、実開昭62−21904号公報にて開示された技術が知られている。この技術は、低硬度の柔らかいゴム中に短繊維をその繊維長方向を一方向に指向させて混入してなる短繊維混入ゴムと、発泡ゴムとを靴底の接地面に交互に配設するようにしたものであり、前記短繊維混入ゴムは短繊維の指向方向が靴底の厚み方向に向くように配設されている。即ち、短繊維混入ゴムは、荷重により低硬度のゴムが圧縮変形すると、これに混入されている短繊維の先端が突出して氷面や圧雪面に突き刺さり、もって防滑性が得られるようになっている。また、発泡ゴムによって、磨かれた石材などからなる滑りやすい床面での防滑性が得られるようになっている。
【特許文献1】実開昭62−21904号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記公報にて開示された靴底構造では、氷面や圧雪面などにおける防滑性と、磨かれた石材などからなる滑りやすい床面での防滑性との両立を図ることはできても、踏み固められていない未圧雪面でのグリップ力を十分に得ることができないという課題があった。即ち、未圧雪面ではこれを踏み締めながら歩行しても、その踏み締められた雪の表面は、氷面や圧雪面程には硬くなることはない。このため、短繊維混入ゴムから短繊維の先端が突出しても、当該先端部は踏み締められた雪面に突き刺さって食い込むことはなく、踏み締めた雪面上を滑ってしまうことになる。しかも、その靴底面は凹凸の少ない平坦な形状となっているので、踏み締めた雪面を凹凸部で捕らえてグリップすることもできない。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、氷面や圧雪面などの凍結面上での歩行時に十分なグリップ力が得られると共に、未圧雪の雪面上での歩行時にも十分なグリップ力が得られて、靴底の滑動を可及的に防止することができ、もって凍結面や雪面での歩行性の可及的な向上が図れるシューズを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、この発明にあっては、合成ゴム中にガラス繊維が混入され、該ガラス繊維はその繊維長方向がソール厚み方向に配向されている領域を有して形成されたアウターソールを具備するシューズにおいて、該領域が、靴長方向に沿って靴幅方向の内足部と中央部と外足部との3つの部位に区分けされて設けられ、該内足部領域と外足部領域とには、該合成ゴムに軟質なものが使用される一方、該中央部領域には、該合成ゴムに硬質なものが使用され、該中央部領域における靴底形状は、複数の凹条及び凸条が靴幅方向に延びて形成され、該内足部領域と該外足部領域とにおける靴底形状は、該中央部領域の凸条よりも幅広で突出面が平坦な凸条が形成されている、ことを特徴とする。
【0006】
ここで、前記アウターソール下面の前記中央部領域において、土踏まず部よりも靴長方向前方の爪先側に位置した部位では、前記凸条は、爪先側面が傾斜面に形成されて踵側面がほぼ鉛直面に形成される一方、該土踏まず部よりも靴長方向後方の踵側の部位では、該凸条は、踵側面が傾斜面に形成されて爪先側面がほぼ鉛直面に形成されている、構成となすのが望ましい。
【0007】
また、前記アウターソール下面の中央部領域において、土踏まず部よりも靴長方向前方の爪先側の部位では、前記凹条及び前記凸条は、靴幅方向中央部が爪先側に寄った平面視への字状に屈曲形成されている一方、該土踏まず部よりも靴長方向後方の踵側の部位では、該凹条及び凸条は、靴幅方向両側部が爪先側に寄った平面視への字状に屈曲形成されている、構成となすことが望ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るシューズによれば、合成ゴム中にガラス繊維が混入された各領域は、氷面や圧雪面を歩行した際に、その混入された繊維が氷面や圧雪面に食い込んでグリップ力を確保し、特に内足部領域と外足部領域とに配設されたガラス繊維混入ゴムは、その靴底面に形成される凸状の突出面が平坦で広い面積となっているので、主に氷面や圧雪面でのグリップ力の確保に優れたものとなっている。一方、中央部領域に配設されたガラス繊維混入ゴムは、その靴底面の形状が、靴幅方向に延びる複数の凹条及び凸条を有して波状に形成されている。このため、特に圧雪されていない雪面上を歩行した際には、当該中央部領域の凸条が雪面に食い込みつつ雪が踏み締められるため、その歩行時のグリップ力の確保に優れたものとなって、防滑機能を発揮する。従って、氷面や圧雪面などの凍結面上での歩行時に十分なグリップ力が得られると共に、未圧雪の雪面上での歩行時にも十分なグリップ力が得られて、靴底の滑動を可及的に防止することができ、もって凍結面や雪面での歩行性の可及的な向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明に係るシューズの好適な実施の形態について、ウォーキングシューズを例示して添付図面に基づき詳述する。図1は本発明に係るシューズの靴底を示す裏面図であり、図2(a)は図1に示す靴底を内足側から見た側面図、同図(b)は図1に示す靴底を外足側から見た側面図、図3は本発明に係るシューズの靴底を示す平面図、図4は図1及び図3中のIV−IV線にて示す靴長方向の縦断面図である。
【0010】
図1、図2に示すように、このウォーキングシューズ2の底面、つまり接地時の踏み面には合成ゴム製のアウターソール4が設けられている。そして、図3、図4に示すように、このアウターソール4の上面には、発泡ポリウレタンやEVA等の衝撃吸収性に優れた軟質弾性体製のミッドソール6が貼り合わされて靴底8が形成されている。そして、当該アウターソール4の周縁には、上方に立ち上がってミッドソール6の上面よりも上方に突出する立ち上がり部4aが形成されており、この立ち上り部4aに図外のアッパー部材の下縁部が一体的に貼り付けられてシューズ2が形成されるようになっている。
【0011】
ここで、図3、図4から分かるように、上記ミッドソール6の上面には、爪先側に位置する足指の第3関節部周辺のボール部相当部分(踏みつけ部分)に凹部9aが形成されており、この凹部9aには当該ミッドソール6よりも軟質な発泡樹脂製のクッション材10aが設けられている。また、上記ミッドソール6の上面には、踵側に位置する踵相当部分にも凹部9bが形成されており、この凹部9bにも当該ミッドソール6よりも軟質な発泡樹脂製のクッション材10bが設けられている。
【0012】
また、図2と図4とから分かるように、ミッドソール6とアウターソール4とからなる靴底8の土踏まず部12は、下面側が上方に凹まされてアーチ状に湾曲形成されている。そして、このアーチ状の土踏まず部12におけるミッドソール6の上面には、図3、図4に示すように、繊維強化樹脂シートからなる上部補強シート14が貼着されている。即ち、この実施形態では、当該上部補強シート14は、土踏まず部12の爪先側端部から踵側端部にかけての範囲にのみ配設されており、上記クッション材10a,10bは上部補強シート14よりも爪先側と踵側との2箇所に位置されて、踵部位と足指のボール部相当部分との足裏の踏み付け部分に配設されている。なお、当該繊維強化シートにはカーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ケブラー繊維等を用いた繊維強化樹脂シートを採用し得る。
【0013】
また、図3、図4から分かるように、ミッドソール6とアウターソール4との間の土踏まず部12にも上記繊維強化樹脂シートと同材料からなる下部補強シート16が貼着されて介在されている。つまりミッドソール6の土踏まず部12は、その上下面が上部補強シート14と下部補強シート16との2枚の繊維強化樹脂シートで挟まれたサンドイッチ構造となっている。なお、この実施形態では上部補強シート14と下部補強シート16とには同一材料の繊維強化樹脂シートを用いているが、異種材料からなる繊維強化樹脂シートを組み合わせて用いる様にしても良い。また、本実施形態では、図1に示すように、アウターソール4の土踏まず部12には、下部補強シート16を視認できるように窓部18が開口形成されており、この窓部18には下部補強シート16の表面を覆う透明な保護カバー部材20が貼着されている。
【0014】
ところで、図1に示すように、アウターソール4はその底面に、合成ゴム中にガラス繊維を混入させている複数の領域A,B,C,D,Eが配されて形成されている。また、当該ガラス繊維はその繊維長方向がソール厚み方向に配向されている。ここで、前記領域A,B,C,D,Eは大きく分けると、靴幅方向の内足部に位置した内足部領域Aと中央部に位置した中央部領域Bと外足部に位置した外足部領域C、並びに爪先部の前端に位置した爪先前端部領域D、踵部の後端に位置した踵後端部領域Eとの5つの部位に区分けされて配設されている。そして、領域A,B,Cにあっては、さらに靴長方向に沿って複数に分割されている。即ち、当該実施形態では、図1から分かるように、内足部領域Aと外足部領域Cにあっては、3分割形成されて設けられており、中央部領域Bにあっては2分割形成されて設けられている。
【0015】
また、中央部領域Bと爪先前端部領域Dと踵後端部領域Eとにおいて使用される合成ゴムと、内足部領域Aと外足部領域Cとにおいて使用される合成ゴムとには、相互に比較して硬度の異なるものが採用されている。即ち、内足部領域Aおよび外足部領域Cとには、硬度が低くて柔らかいもの(例えばJIS硬度Aが35〜50°のもの)が使用される。一方、中央部領域Bと爪先前端部領域Dと踵後端部領域Eとには、硬度が高くて硬いもの(例えばJIS硬度Aが55〜70°のもの)が使用される。
【0016】
即ち、上記各領域A,B,C,D,Eに配設されているガラス繊維の混入された合成ゴムは、氷面や圧雪面を歩行した際に、荷重によって合成ゴムが圧縮変形すると、その内部に混入された繊維の先端が突出して氷面や圧雪面に突き刺さって食い込み、これによりグリップ力を確保して防滑機能を発揮するようになっている。そして、内足部領域Aと外足部領域Cとにあっては、特に氷面や圧雪面での防滑機能を高めるべく、上記の如くその合成ゴムには軟質なものを使用している。つまり、荷重による合成ゴムの圧縮変形が大きくなるようにして、相対的に変形し難いガラス繊維の先端が突出し易くしている。
【0017】
また、当該領域A,Cの部分にあっては、氷面や圧雪面での防滑機能をさらに高めるために、そのガラス繊維が混入されている合成ゴムを、広い面積で氷面や圧雪面等の表面に接触させてより十分なグリップ力が得られるようにしている。つまり、当該領域A,Cでは、溝幅の狭い凹条26を靴幅方向に形成することで、相対的に凸条28の突出面28aを広くし、かつ当該突出面28aは平坦に形成した靴底形状となしている。
【0018】
一方、図1に示すように、アウターソール4の下面における前記中央部領域Bと爪先前端部領域Dと踵後端部領域Eとの各部位の靴底形状は、圧雪されていない雪面上を歩行した際にも、十分なグリップ力が得られる靴底形状に形成されている。即ち、これら中央部領域Bと爪先前端部領域Dと踵後端部領域Eとには、複数の凹条22と凸条24とがそれぞれの溝幅と突出幅とを大きくされて靴幅方向に延びて形成されている。つまり、靴幅方向に延びる凹・凸条22,24によって、靴底は靴長方向に沿って大きく波打つ形状になっている。このため、特に圧雪されていない雪面上を歩行した場合には、当該靴幅方向に延びる凸条24が踏み締められた雪面に食い込んで前後方向へのグリップ力を確保し、防滑機能を発揮するようになっている。
【0019】
さらに、図1に示すように、上記中央部領域Bにおける凹・凸条22,24は、その中央部領域Bでの防滑機能をより向上させるために、土踏まず部12よりも靴長方向前方の爪先側の部位では、靴幅方向の中央部が爪先側に寄った平面視への字状に屈曲形成される一方、土踏まず部12よりも靴長方向後方の踵側の部位では、当該凹条22及び凸条24は、上記とは逆向きに、靴幅方向両側部が爪先側に寄った平面視への字状に屈曲形成されている。
【0020】
即ち、中央部領域Bにおける前方の爪先側では、未圧雪面を歩行した時にその雪を踏み締めて凹条22内に食い込ませて捕らえた雪を、前進する際や上り坂等で、側方に逃げてしまうのを可及的に防止し得る形状となしており、これにより前方へのグリップ力をより一層確保し得るようにしている。一方、中央部領域Bにおける後方の踵側では、爪先側と逆向き形状となすことで、凹条22内に食い込ませて捕らえた雪を、下り坂等で側方に逃げてしまうのを可及的に防止し得る形状となしており、これにより靴底8の前方への滑動を抑制するグリップ力を確保し得るようにしている。
【0021】
また、図4に示すように、中央部領域Bに形成される凸条24は、土踏まず部12よりも爪先側の部位では、爪先側面24aが傾斜面に形成され、踵側面がほぼ鉛直面に形成されており、その爪先側面24aの傾斜方向は隣接する凹条22の溝幅が開放側で拡開する方向になっている。即ち、凹条22の溝幅が開放側で拡開しているので、未圧雪面を踏みしめた時に凹条22内に食い込ませて捕らえた雪は、靴を雪面から持ち上げた際に当該凹条22から離脱し易くなっており、当該凹条22内に詰まったままになってしまうことを可及的に防止できるようになっている。このため歩行を進めても、その1歩毎にしっかりと凹・凸条22,24で雪面を捕らえ続けることができ、しかも凸条24の踵側面24bは鉛直となっているので、前進時の前方へのグリップ力を損なうことがない。
【0022】
一方、図4に示してあるように、中央部領域Bに形成される凸条24は、土踏まず部12よりも踵側の部位では、爪先側面24aがほぼ鉛直面に形成され、踵側面24bが傾斜面に形成されており、その踵側面24bの傾斜方向は隣接する凹条22の溝幅が開放側で拡開する方向になっている。即ち、上記と同様に、凹条22の溝幅が開放側で拡開しているので、未圧雪面を踏みしめた時に凹条22内に食い込ませて捕らえた雪は、靴を雪面から持ち上げた際に当該凹条22内から離脱し易くなっており、当該凹条22内に詰まったままになってしまうことを可及的に防止でき、1歩毎にしっかりと凹・凸条22,24で雪面を捕らえ続けることができる。そして凸条24の爪先側面24aは鉛直となっているので、下り坂等において前方への靴底8の滑動を抑制するグリップ力を確保できるようになっている。
【0023】
また、内足部領域Aと外足部領域Cとの合成ゴムには軟質なものが使用される一方、中央部領域Bの合成ゴムには硬質のものが使用されているので、未冠雪の乾燥した路面上等を歩行した際には、荷重の多くは中央部領域Bの硬質な合成ゴムで負担されることになる。よって軟質な合成ゴムが使用されている内足部領域Aと外足部領域Cとに生じる摩耗を可及的に抑制して耐久性を高めることができ、靴の寿命の延命化を図ることができるようになっている。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明は上記実施例にて説明したウォーキングシューズだけでなく、日常のタウンユースのシューズやジョギングシューズの他、トレッキングシューズや登山靴等、冠雪面や凍結面の上を歩行する可能性のあるシューズ全般にも適用することができ、その利用範囲は広い。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係るシューズの靴底を示す裏面図。
【図2】(a)は図1の左側面図、(b)は図1の右側面図。
【図3】本発明に係るシューズの靴底を示す平面図。
【図4】図1及び図3中のIV−IV線にて示す靴長方向の縦断面図。
【符号の説明】
【0026】
2 シューズ
4 アウターソール
8 靴底
22 凹条(中央部領域)
24 凸条(中央部領域)
24a 凸条の爪先側面
24b 凸条の踵側面
26 凹条(内足部領域と外足部領域)
28 凸条(内足部領域と外足部領域)
28a 凸条の突出面
A 内足部領域
B 中央部領域
C 外足部領域
D 爪先前端部領域
E 踵後端部領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成ゴム中にガラス繊維が混入され、該ガラス繊維はその繊維長方向がソール厚み方向に配向されている領域を有して形成されたアウターソールを具備するシューズであって、
該領域が、靴長方向に沿って靴幅方向の内足部と中央部と外足部との3つの部位に区分けされて設けられ、
該内足部領域と外足部領域とには、該合成ゴムに軟質なものが使用される一方、該中央部領域には、該合成ゴムに硬質なものが使用され、
該中央部領域における靴底形状は、複数の凹条及び凸条が靴幅方向に延びて形成され、
該内足部領域と該外足部領域とにおける靴底形状は、該中央部領域の凸条よりも幅広で突出面が平坦な凸条が形成されている、
ことを特徴とするシューズ。
【請求項2】
前記アウターソール下面の前記中央部領域において、土踏まず部よりも靴長方向前方の爪先側に位置した部位では、前記凸条は、爪先側面が傾斜面に形成されて踵側面がほぼ鉛直面に形成される一方、該土踏まず部よりも靴長方向後方の踵側の部位では、該凸条は、踵側面が傾斜面に形成されて爪先側面がほぼ鉛直面に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシューズ。
【請求項3】
前記アウターソール下面の中央部領域において、土踏まず部よりも靴長方向前方の爪先側の部位では、前記凹条及び前記凸条は、靴幅方向中央部が爪先側に寄った平面視への字状に屈曲形成されている一方、該土踏まず部よりも靴長方向後方の踵側の部位では、該凹条及び凸条は、靴幅方向両側部が爪先側に寄った平面視への字状に屈曲形成されている、
ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のシューズ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−93016(P2008−93016A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−275281(P2006−275281)
【出願日】平成18年10月6日(2006.10.6)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2006年8月 ヨネックス株式会社発行の「2006/2007パワークッションユーザーカタログ」に発表
【出願人】(390010917)ヨネックス株式会社 (31)
【Fターム(参考)】