説明

シート処理装置及びシート処理装置のシート入力部の垂直位置を調節する方法

シート処理装置(10)及びシート処理装置(10)のシート入力部(22)の垂直位置(H)を調節する方法であって、シート処理装置の支持体(34,36,38,40)は、垂直に細長い第一案内部材(36)と、垂直に細長い第二案内部材(38)とを有し、第二案内部材(38)は第一案内部材(36)に摺動可能に配置され、第一案内部材(36)は、少なくとも1つのベース部材(40)に接続され、第二案内部材(38)は、支持フレーム(34)に接続され、シート入力部(22)の垂直位置(H)を調節するために、第二案内部材(38)のうちの少なくとも1つの第二案内部材の垂直位置を第一案内部材(36)のうちの対応する1つの第一案内部材に対して調節可能である。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置のシート出力部に動作的に接続するためのシート処理装置であって、
− 印刷装置のシート出力部からの印刷済み記録シートを受け取るためのシート入力部と、
− シート入力部で受け取られる記録シートを処理するための少なくとも1つの処理ユニットと、
− シート処理装置をフロアの上に支持するための少なくとも1つの支持体とを含み、支持体は、支持フレームと、少なくとも1つのベース部材とを含み、支持フレームは、シート入力部及び処理ユニットを支持する、
シート処理装置に関する。
【0002】
本発明は、更に、シート処理装置のシート入力部の垂直位置を調節する方法に関し、シート処理装置は、シート入力部で受け取られるシートを処理するための少なくとも1つの処理ユニットと、シート処理装置をフロアの上に支持するための少なくとも1つの支持体とを含み、支持体はシート入力部及び処理ユニットを支持するための支持フレームを含み、支持体は少なくとも1つのベース部材を更に含む。
【背景技術】
【0003】
上述の種類のシート処理装置は、仕上機(フィニシャ)としても知られている。シート処理装置は、例えば、折畳み機(フォルダ)、梱包機(ベイラ)、又は、平坦な供給ラック等であり得る。
【0004】
シート処理装置のシート入力部は、印刷装置、例えば、プリンタ又はコピー機のシート出力部に配置され、印刷装置及びシート処理装置の直列構造を構築するよう動作的に接続される。印刷装置のシート出力部から排出されるシートは、シート処理装置のシート入力部で次々に受け取られる。しかしながら、シートは連続的なウェブであってもよい。
【0005】
シート処理装置が、異なる垂直位置のシート出力部を有する異なる印刷装置と共に使用されるべきときには、シート処理装置のシート入力部の垂直位置は、特定の印刷装置の個々のシート出力部の垂直位置に適合されなければならない。
【0006】
大きな入力テーブルを有するフォルダが知られており、入力テーブルのシート入力側の垂直位置を適合するために、入力テーブルの傾斜を調節し得る。大判シート用の入力テーブルのサイズは、例えば、約1平方メートルであり得る。調節可能な傾斜を備える入力テーブルの不利点は、その大きなサイズであり、高いコストを招き且つ追加的なフロア空間を必要とする。入力テーブルは相当に重くもある。
【0007】
米国特許第5,553,854号から、それらの上に出力シート処理装置が取り付けられる位置合わせモジュール及び輸送ユニットが知られている。垂直位置合わせシステムが、昇降ジャックシステムを上昇又は下降するネジ山付きロッドを回転する操作者回転可能な車輪を有し、次に、昇降ジャックシステムは、処理装置用の支持体を上昇又は下降する。それによって、シート処理装置を複製装置のシート出力位置に適合し得る。しかしながら、モジュールは、シート処理装置の下に特定量の自由空間を必要とする。従って、高さ調節範囲は、少なくとも、モジュールの最小の高さほどの大きさの高度差に制約される。更に、昇降ジャックシステム上へのシート処理装置の取付けは、機械的な不安定性をもたらす。その上、位置合わせモジュールの上に重い装置を置くのは困難である。
【0008】
シート処理装置がその製造場所から顧客に輸送されるときには、輸送容量を最小限化するのが望ましい。輸送の安全性のために、装置の重心が可能な限り低いことも望ましい。しかしながら、輸送中に重心を下げるために、シート処理装置の支持体がシート処理装置から分離されるときには、顧客現場で支持体を取り付けるために、シート処理装置は反転されなければならない。これは面倒であり、特に、重い装置の場合には、1人より多くの人を必要とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
容易な組立て及び/又は印刷装置のシート出力位置への調節を可能にする冒頭に述べられた種類のシート処理装置及びシート処理装置のシート入力部の垂直位置を調節する方法を提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の目的は、
− 垂直に細長い第一案内部材と、垂直に細長い第二案内部材とを更に含み、第二案内部材は、第一案内部材に摺動可能に配置され、第一案内部材は、少なくとも1つのベース部材に接続され、第二案内部材は、支持フレームに接続され、
− 第二案内部材のうちの少なくとも1つの第二案内部材の垂直位置を第一案内部材のうちの対応する1つの第一案内部材に対して調節し、それによって、シート入力部の垂直位置を調節するための少なくとも1つの高さ調節機構を更に含む、
シート処理装置によって達成される。
【0011】
本発明の他の特徴によれば、その目的は、
冒頭に述べられた種類のシート処理装置のシート入力部の垂直位置を調節する方法であって、
− 支持体は、垂直に延びる第一案内部材と、垂直に延びる第二案内部材とを更に含み、第二案内部材は、第一案内部材に摺動可能に配置され、第一案内部材は、少なくとも1つのベース部材に接続され、第二案内部材は、支持フレームに接続され、
− 第二案内部材のうちの少なくとも1つの第二案内部材の垂直位置を第一案内部材のうちの対応する1つの第一案内部材に対して調節し、それによって、シート入力部の垂直位置を調節するステップを含む、
方法によって達成される。
【0012】
本発明は、処理ユニットを支持する支持フレームに対する固定的な垂直位置を有するシート入力部の垂直位置を調節することを可能にする。中間シート輸送部を用いずに、シート入力部を印刷装置のシート出力部に動作的に接続し得る。
【0013】
よって、シート入力部の垂直位置と共に、支持フレームの垂直位置、よって、処理装置の垂直位置が調節される。より好ましくは、第二案内部材のうちの少なくとも1つの第二案内部材の垂直位置を第一案内部材のうちの対応する1つの第一案内部材に対して調節することによって、シート処理装置の垂直位置が少なくとも1つのベース部材に対して調節される。即ち、支持体の部品を除いて、シート処理装置全体が上昇又は下降される。第二案内部材は、垂直方向において第一案内部材に対して摺動可能である。よって、装置の機械的安定性が達成される。その上、垂直案内部材は、空間を余り必要とせず、例えば、垂直案内部材を、垂直脚を有する従来的な支持体に容易に一体化し得る。高さ調節機構及びガイド部材はシート処理装置に一体化されるので、大きな調節範囲を提供し得る。その上、格納構造において、極めて低い位置の支持フレームが達成される。これは装置を輸送するときに有利である。輸送後に装置を反転する必要はなく、1人の人が1人で装置の高さを調節し得る。例えば、垂直に延びる案内部材は、例えば、ベース板と2つの直角翼部とを有し、よって、スロットを形成する板金から成るロッド又はレールである。好ましくは、第二案内部材は、第一案内部材のスロット内で案内され、或いは、その逆である。好ましくは、第二案内部材は、第一案内部材で入れ子式に案内される。
【0014】
好ましくは、案内部材は、支持フレームの両側に配置される。それによって、案内部材は、処理ユニットの構造と干渉しない。
【0015】
ベース部材は、例えば、2つ又はそれよりも多くの脚によって形成され、それらの脚を、例えば、第一案内部材に一体的に接続し得る。
【0016】
シート処理装置のシート入力部を印刷装置のシート出力部に動作的に接続する方法は、シート処理装置のシート出力部の垂直位置を印刷装置のシート出力部に対して調節することを含み得る。
【0017】
本発明の更なる有用な詳細は、従属項に示される。
【0018】
好ましくは、高さ調節機構は、
− 前記第一案内部材のうちの1つの第一案内部材と対応する前記第二案内部材とに接続される少なくとも1つのネジ山付きロッドと、
− ネジ山付きロッドと係合し、且つ、第一案内部材のうちの他の1つの第一案内部材と対応する第二案内部材とに接続される、少なくとも1つのナットとを含み、
− 第一案内部材は、ナットに対するネジ山付きロッドの回転をもたらすことによって、第二案内部材に対して摺動可能である。
【0019】
ナットに対するネジ山付きロッドの回転をもたらすことによって、ロッドに対するロッドの軸方向に沿うナットの移動、よって、第二支持部材に対する第一支持部材の移動がもたらされる。
【0020】
好ましくは、ネジ山付きロッドは、1つの第一案内部材と対応する第二案内部材とに回転可能に接続される。ネジ山付きロッド又はスピンドルは、支持フレームの高さを調節する単純な手段である。比較的低い力で重い装置を持ち上げ得るよう、ネットと係合するネジ山付きロッドは、減少歯車として機能する。好ましくは、ネジ山ピッチは、ネットと係合するとき、摩擦力の故に、ネジ山付きロッドの自動係止機能を提供するのに十分なほどに低い。
【0021】
好ましくは、ネジ山付きロッドは、案内部材の垂直スロット内に配置される。それによって、高さ調節機構及び支持体のコンパクトな構造が達成され、ロッドに横方向の力が加えられない。
【0022】
好ましくは、装置は、ナットに対するネジ山付きロッドの回転をもたらすための電気的に駆動される手段を含まない。より好ましくは、装置は、高さ調節機構のための駆動手段を含まない。
【0023】
好ましくは、高さ調節機構は、操作者によって操作される工具と係合する少なくとも1つのトルク伝動コネクタを含み、コネクタは、ナットに対するネジ山付きロッドの回転をもたらすために、工具から回転力を受け取るよう構成され、且つ、回転力をネジ山付きロッド及びナットのうちの少なくとも一方に伝動するよう配置される。コネクタは、コードレス電気ネジ回しに適し得る。よって、手近な工具を使用することによって、使用者又は技術者は、装置を組み立てるときに、或いは、装置を異なる印刷装置に移動するときに、シート入力部の垂直位置を容易に調節することができる。
【0024】
好ましくは、高さ調節機構は、ネジ山付きロッドのうちの少なくとも2つのネジ山付きロッド及び対応するナットを含み、ロッドのうちの少なくとも2つのロッド及び/又はナットのうちの少なくとも2つのナットは連結される。例えば、2つのネジ山付きロッドを連結することによって、ネジ山付きロッドの1つに対して加えられる回転力は他のネジ山付きロッドに移転され、それらの高さ調節動作は同期される。よって、装置の傾斜を防止することができる。
【0025】
好ましくは、高さ調節機構は、第一案内部材及び第二案内部材の相対的な位置において、或いは、より具体的には、より好ましくは、幾つかの相対的な位置のうちの1つにおいて、第二案内部材のうちの少なくとも1つの第二案内部材を第一案内部材のうちの対応する1つの第一案内部材に機械的に係止するために、少なくとも1つの係止部材を含む。係止部材は、例えば、係止ピン又は係止ネジを含む。
【0026】
図面と共に本発明の好適実施態様を今や記載する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】印刷装置に動作的に接続されたシート処理装置を示す概略図である。
【図2】図2に対応する構成におけるシート処理装置を概略的に示す正面図である。
【図3】輸送に適した構成におけるシート処理装置を概略的に示す正面図である。
【図4】シート処理装置の支持体及び高さ調節機構の詳細を概略的に示す断面図である。
【図5】図4の線V−Vに対応する支持体の案内部材を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1は、シート処理装置10及び印刷装置12の直列構成を示している。
【0029】
印刷装置12では、例えば、リール16から、記録シート14が供給され、インクジェット印刷ヘッド18として図1中に記号的に示される印刷エンジンが、画像状構成にあるインクの液滴をシート14上に噴射する。印刷済みシート14は、シート出力部20を通じて出力され、中間シート輸送部を用いずに、シート処理装置10及び印刷装置12が位置するフロアより上の高さHに配置されるシート処理装置10のシート入力部に送られる。よって、印刷装置12から排出されるシートを処理するために、シート処理装置10は、印刷装置12に動作的に接続される。
【0030】
シート処理装置10は、折畳み装置であり、折畳みプログラムに従ってシート14を折り畳むための折畳みシリンダ26と2つのプレスシリンダ28とを有するように図1中に記号的に示される処理ユニット24を有する。折畳み済みシートは、排出トレイ30に排出される。送りユニット(図示せず)が、シート入力部22で受け取られるシート14を処理ユニット24に送る。
【0031】
処理ユニット24、送りユニット、及び、シート入力部22、並びに、シート処理装置10のケーシング32は、支持体の支持フレーム34によって支持される。次に、支持フレームは、シート処理装置10の隅部付近で脚部を形成する、第一及び第二の垂直に細長い支持体の案内部材36,38によって支持される。第一案内部材36は、それらの下方端部で、水平レールによって形成されるベース部材40に接続される。ベース部材は支持体の基部を形成し、車輪を備える。第二案内部材38は、支持フレーム34のレールに接続される。
【0032】
案内部材36,38が拡張可能な脚を形成するよう、第二案内部材38は、第一案内部材に摺動可能に配置される。
【0033】
第二案内部材38は、ネジ山付きロッド42にそれぞれ接続され、該ロッド42は、対応する第一案内部材36に接続されるナット44と係合される。以下に詳細に説明されるように、ネジ山付きロッド42及びナット44は、脚部の拡張を制御することによって、高さHのための高さ調節機構を形成する。
【0034】
図2及び図3は、図1における右側から見られた、シート処理装置10の概略的な正面図である。図2において、案内部材36,38は、図1に示されるシート入力部22の高さHに対応する拡張状態にある。図3において、案内部材36,38は、最も低い高さHに対応する非拡張状態にある。この状態はシート処理装置10を輸送するのに適している。何故ならば、重心並びに全高が比較的低いからである。
【0035】
図4及び5を参照して以下に例示的に記載されるような高さ調節機構を使用することによって、シート処理装置10を図1及び図2に示されるような位置に調節し得る。
【0036】
図4は、図1のシート処理装置10の右側に対応する案内部材36,38の詳細を概略的に示している。図4は、図5中の線IV−IVに対応する断面図である。
【0037】
図5の断面図において、案内部材36,38は、U字形状の断面を有し、第一案内部材36は、第二案内部材38によって形成されるスロット内に収容される内側案内部材である。即ち、第一案内部材36は、翼部38aを接続するベース板38bで第二案内部材38の翼部38aの間を案内される。
【0038】
図4に示されるように、第二案内部材38は、支持フレーム34のレールに接続される。垂直に延びるネジ山付きロッド42が、前記レールに回転可能に接続され、それによって、第二案内部材38に回転可能に接続される。ネジ山付きロッド42の垂直位置は、第二案内部材38に対して固定される。ネジ山付きロッド42の頂端部に、歯付き歯車46が配置される。歯付き歯車46は、支持フレーム34の反対側に延びる水平心棒50上に配置される他の歯付き歯車48と係合される。そこでは、類似する機構の歯付き歯車が、シート処理装置10の左側で、図1に示される案内部材36,38に配置される対応するネジ山付きロッドに心棒50を接続する。それによって、それらの回転運動を同期するために、両方のネジ山付きロッド42の間の伝動がもたらされる。
【0039】
図4では、図4中に概略的に示される電気ネジ回しとの係合のために、トルク伝動コネクタ52が心棒50の端部に形成されている。この工具を使用することによって、ネジ山付きロッド42の回転をもたらし得る。
【0040】
各ネジ山付きロッド42と螺合するナット44が、第一案内部材36の頂端部で、下方の第一案内部材36に固定的に接続されている。よって、ネジ山付きロッド42の回転は、ネジ山付きロッド42及びナット44の相対的な軸方向の運動をもたらす。それによって、ネジ山付きロッド42及び第二案内部材38の軸方向の移動がもたらされる。よって、シート入力部22の高さHを調節し得る。
【0041】
記載済みの実施例では、高さHは図2及び図3の左側及び右側の案内部材36,38のために別個に調節されなければならない。しかしながら、例えば、更なる心棒、伝動ベルト、又は、類似物を含む伝動機構によって、全ての4つのネジ山付きロッド42を接続し得る。
【0042】
シート処理装置10が所望の高さHに調節されるとき、更なる垂直方向の相対的な移動に対して案内部材36,38を係止するために、適切な位置で第二案内部材38のベース板38bと第一案内部材36のベース板との通孔58内に係止ピン56(図1)を挿入し得る。例えば、図4及び図5に概略的に示されるように、通孔58を第一案内部材36及び/又は第二案内部材38の高さに沿って規則的な間隔に配置し得る。
【0043】
本発明が斯様に記載されたが、本発明は多くの方法で異なり得ることが明らかであろう。例えば、トルク伝動コネクタ52と代替的に或いは追加的に、高さ調節機構は、回転力を手動で提供するための取扱い部材を含み得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷装置のシート出力部に動作的に接続するためのシート処理装置であって、
− 前記印刷装置の前記シート出力部からの印刷済み記録シートを受け取るためのシート入力部と、
− 該シート入力部で受け取られる前記記録シートを処理するための少なくとも1つの処理ユニットと、
− 前記シート処理装置をフロアの上に支持するための少なくとも1つの支持体とを含み、該支持体は、支持フレームと、少なくとも1つのベース部材とを含み、前記支持フレームは、前記シート入力部及び前記処理ユニットを支持し、
前記支持体は、
− 垂直に細長い第一案内部材と、垂直に細長い第二案内部材とを更に含み、該第二案内部材は、前記第一案内部材に摺動可能に配置され、前記第一案内部材は、前記少なくとも1つのベース部材に接続され、前記第二案内部材は、前記支持フレームに接続され、
− 前記第二案内部材のうちの少なくとも1つの第二案内部材の垂直位置を前記第一案内部材のうちの対応する1つの第一案内部材に対して調節し、それによって、前記シート入力部の垂直位置を調節するための少なくとも1つの高さ調節機構を更に含むことを特徴とする、
シート処理装置。
【請求項2】
前記高さ調節機構は、
− 前記第一案内部材のうちの1つの第一案内部材と対応する前記第二案内部材とに接続される、少なくとも1つのネジ山付きロッドと、
− 該ネジ山付きロッドと係合し、且つ、前記第一案内部材のうちの他の1つの第一案内部材と前記対応する第二案内部材とに接続される、少なくとも1つのナットとを含み、
前記第一案内部材は、前記ナットに対する前記ネジ山付きロッドの回転をもたらすことによって、前記第二案内部材に対して摺動可能である、
請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項3】
前記高さ調節機構は、操作者によって操作される工具と係合するための少なくとも1つのトルク伝動コネクタを含み、該コネクタは、前記ナットに対する前記ネジ山付きロッドの回転をもたらすために、前記工具から回転力を受け取るように構成され、且つ、前記回転力を前記ネジ山付きロッド及び前記ナットのうちの少なくとも一方に伝動するよう配置される、請求項2に記載のシート処理装置。
【請求項4】
前記高さ調節機構は、前記ネジ山付きロッドのうちの少なくとも2つのネジ山付きロッド及び対応するナットを含み、前記ロッドのうちの少なくとも2つのロッド及び/又は前記ナットのうちの少なくとも2つのナットは連結される、請求項2又は3に記載のシート処理装置。
【請求項5】
前記シート処理装置は、折畳み装置である、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のシート処理装置。
【請求項6】
シート処理装置のシート入力部の垂直位置を調節する方法であって、
前記シート処理装置は、前記シート入力部で受け取られるシートを処理するための少なくとも1つの処理ユニットと、前記シート処理装置をフロアの上に支持するための少なくとも1つの支持体とを含み、該支持体は、前記シート入力部及び前記処理ユニットを支持するための支持フレームを含み、前記支持体は、少なくとも1つのベース部材を更に含み、
前記支持体は、垂直に延びる第一案内部材と、垂直に延びる第二案内部材とを更に含み、該第二案内部材は、前記第一案内部材に摺動可能に配置され、前記第一案内部材は、前記少なくとも1つのベース部材に接続され、前記第二案内部材は、前記支持フレームに接続され、
前記第二案内部材のうちの少なくとも1つの第二案内部材の垂直位置を前記第一案内部材のうちの対応する1つの第一案内部材に対して調節し、それによって、前記シート入力部の前記垂直位置を調節するステップを更に含むことを特徴とする、
方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−530465(P2011−530465A)
【公表日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−522463(P2011−522463)
【出願日】平成21年7月27日(2009.7.27)
【国際出願番号】PCT/EP2009/059652
【国際公開番号】WO2010/018056
【国際公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【出願人】(593016732)オセ−テクノロジーズ ビーブイ (103)
【Fターム(参考)】