説明

ジオミラクル土舗装

【課題】既存の道路は、アスファルト舗装やコンクリート舗装、インターロッキング、石板タイル等で表面仕上げがなされている。これら既存の舗装では、雨水を地下に還元できず、ヒートアイランド現象の原因となっている。
【解決手段】現場施工の場合、特殊混和材配合で混練りしたさつま天然真砂土、シラス砂、自然土を路盤に敷設均して、転圧して仕上げる。また、この材料を用いて、平板ブロックとすることもできる。この土舗装材の配合は、自然土100%に対して、粉末エマルジョン−KRE−68Aを用途別々に2〜10%を混入する。この土舗装材はさつま天然真砂土、シラス砂、自然土の特性である強度性、保水性、透水性など浄化能力性等に優れた性能を生かした素材で、成型加工品製造や舗装を敷設施工することで雨水を地下に還元することで、舗装表面温度が、既存の舗装より10〜15度℃低くなり、ヒートアイランド現象を抑制できる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
さつま天然真砂土、シラス土、軽石、火山灰に固化剤ジオバインダーを混入させミキサーで混練りして敷設均して転圧して舗装する工法
【技術分野】
【0001】
本発明は、さつま天然真砂土、シラス土、軽石に酸化マグネシウム系、固化剤ジオバインダーを混ぜてミキサーで混練した素材を、20〜150ミリの厚さで敷設均して転圧してジオミラクル土舗装とすることを特徴とする資材及び工法の特許出願である。
【背景技術】
【0002】
既存の車道、歩道、広場、駐車場等はアスファルトやコンクリート舗装で、透水性がなく降雨になると一度に側溝に流れて海へ流れている。地盤の低い地域は床下浸水、河川の氾濫の原因につながっている。また、既存の透水性アスファルトは、透水率が12%前後と低い数値であり、加えて経年変化で目詰りし、2〜3年で透水性がなくなっている。本発明のジオミラクル土舗装は目詰まりしない、ジオミラクル土舗装は自然環境にやさしく表面温度がアスファルト舗装に比べて10℃以上低くなり地球温暖化の抑制にしてなることが特徴である。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
さつま天然真砂土、シラス砂、現地土使用のジオミラクル土舗装で敷設施工をすることで、地下水の復活、樹木の活性化、ヒートアイランドの抑制、また、さつま真砂土の空隙率の12〜20.5%に雨水を貯溜して、オーバーフローの水を側溝へ流出するのを抑え、排出量を減少させるので、住宅の雨水による床下浸水、地盤の低い水溜りの解消、河川の氾濫等の被害を最小限に抑えることになることを特徴する。
【0004】
さつま天然真砂土の特性である、透水性、強度、保水性、水の浄化性等の性能を生かし、成型加工品の製造、ジオミラクル土舗装の成型加工品を敷設することで、雨水を地下に還元する。また、透水性ジオミラクル土舗装は空隙率12〜20.5%前後あり、その空隙に水貯留量ができ、貯水の自然蒸発などで、表面温度が、アスファルト舗装やコンクリート舗装と比較して10〜15度℃低くなることを特徴とする。
【0005】
さつま天然真砂土、シラス砂、現地土ジオミラクル土舗装を20〜150ミリの厚さに敷設均しすることで、雨水を敷設舗装面積の13〜15.5%の水を貯溜する為、側溝への排水を一時的に減少させることを特徴とする。
【0006】
その貯溜効果で雨水が側溝に一度に排水しないので台風被害等を減少させる。床下浸水の被害を防ぎ、且つ、経済的な面からも、側溝の縮小で土地の有効活用を特徴とする。
【0007】
さつま天然真砂土、シラス土、軽石、現地土を敷設する、ジオミラクル土舗装は、自然で景観にも美しい土と天然色粉混入でカラーやデザイン舗装や敷設が出来てなることを特徴とする。さつま天然真砂土の特徴である透水性、強度性、保水性は、ジオミラクル土舗装の特徴であるその性質を生かすことで、地下水の復活、樹木の活性化、ヒートアイランド抑制になることを特徴とする。
【0008】
さつま天然真砂土使用のジオミラクル土舗装材で、成形加工品は、雨水に対して施工厚さや平米数の10〜15.5%が水の貯留量である。舗装施工平米数が広くなると、遊水池の1つと考えることができ、土地の有効利用ができてなることを特徴とする。
【0009】
【発明の開示】
【0010】
さつま天然真砂土、シラス砂、現地土のジオミラクル土舗装は溜枡と同じ効果がある。水の貯溜効果で、ヒートアイランドの抑制ができてなることを特徴とする。
【0011】
さつま天然真砂土、ジオミラクル土舗装、成形加工品を敷設することは、遊水池の縮小と地盤の有効利用になることを特徴とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、さつま天然真砂土、シラス砂、現地土使用のジオミラクル土舗装材で、成形加工品を敷設することで、雨水を透す土舗装で地下水の活性化、地盤沈下抑制、表面が透水性舗装なので水溜りができない、雨水を地下に浸透させるので、床下浸水削減、側溝への排水量の減少で、河川の氾濫の抑制になることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
安全歩行性、水溜りが出来ない、滑らない、太陽の照り返しの抑制、表面温度がアスファルトやコンクリート舗装に比較して表面温度が10〜15度低下する。保水性で芝や樹木の活性化、地下水の復活、ヒートアイランド現象抑制になることを特徴する。
【0014】
施工面積が広くなれば、それに比例し、保水性と水の貯溜水量が大きくなり、側溝への排出水量の大幅減少で、側溝工事費用の大幅削減による経済効果があります、河川の波乱、床下浸水、雨水を地中に浸透させるので、地下水の復活と活性化になることを特徴する。
【0015】
さつま天然真砂土、シラス砂、現地土使用のジオミラクル土舗装は、水溜りの解消、太陽の照り返しの反射熱の抑制、樹木の活性化、ヒートアイランドの抑制で涼しく、心に安らぎを与え、景観にも美しい天然土舗装、自然環境や生活環境を明るくする効果になることを特徴とする。
【実施例1】
【0016】
発明者は、前記実施形態の工法でジオミラクル土舗装、厚さ2〜100ミリで敷設するジオミラクル土舗装を敷設し、その透水性、強度試験方法は自社で規定された試験方法で、透水試験、圧縮強度試験、透水係数試験、を実施した。試験条件は以下のとおりである。
【0017】
温度20℃、湿度65%の条件下で、タライ型モルタルミキサーに、さつま天然真砂土と固化剤として▲1▼酸化マグネシウム系を1.4kg、エチレンー酢酸ビニール共重合体からなる樹脂の粉末EVAエマルジョン樹脂、クラレKRE−68A又は68B(クラレトレーディング株式会社製)酸化マグネシウム系を土重量の1〜10%、水1〜2kg、混ぜ合わせて指定の場所に塗布試験した
【0018】
試験結果は、透水性、圧縮強度性も自社試験では良好でした。施工後24時間後には2t車が上に乗っかっても異状はなかった。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本発明は、さつま天然真砂土、シラス砂、現地土に固化材ジオバインダー混ぜ合わせて、歩道、駐車場、広場、住宅周りの外構、庭、防草舗装、景観舗装等に施工可能でなることを特徴とする。
【0020】
さつま天然真砂土に当社開発の固化剤ジオバインダーを混入してで混練りし、20〜100ミリ厚さで、成型加工品の製造、寸法は全て現場に対応した成型加工品を作成することで、加工物の利用範囲は無限でなることを特徴とする工法。
【0021】
さつま天然真砂土、シラス砂、現地土でジオミラクル土舗装材を製造して打説する工法には特殊な技術が必要で、その範囲は、特に圧縮、圧力等が、強度と密接な関係がある為、透水係数に大きな変化が発生する為に、転圧、圧縮、圧力重量を100〜600kg範囲の敷設転圧で仕上げをする事をしてなることを特徴とする。
【0022】
材料の配合の中で、さつま天然真砂土、シラス土、現地土のジオミラクル土舗装は、ミキサー混入前に規定の配合で湿らした、さつま天然真砂土、シラス砂、現地土を使用してなることを特徴とする。
【0023】
さつま天然真砂土、シラス土、現地土のジオミラクル土舗装打設工法、規定の配合で混練した材料を路面に敷設して規定の厚さに定規等でひきならして、プレート転圧、ローラー転圧仕上げ、いずれも圧縮、圧力は100〜600kgで仕上げることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】さつま天然真砂土、シラス砂、現地土のジオミラクル土舗装表面平面図
【図2】さつま天然真砂土、シラス砂、現地土のジオミラクル土舗装断面図
【図3】さつま天然真砂土ジオミラクル土舗装材の成形加工品敷設平面図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジオミラクル土舗装は、さつま天然真砂土、シラス土、軽石、火山灰、現地土に固化剤として、セメント系の固化材は一切使用せず、ジオミラクル土舗装は固化材として、酸化マグネシウム、ヘマルジョン系を、ジオバインダーを規定の土重量に2〜10%を混入して、ミキサーで混練りして、除草した土の表面に敷設均して、左官コテ、転圧機械、ローラーで転圧押えて、規定の水の量をジョロ等で散水して仕上げる材料配合と工法の特許請求である。
【請求項2】
ジオミラクル土舗装は、さつま天然真砂土、シラス砂、軽石、火山灰、現地土に固化剤としてジオバインダーを混入して20〜150mmの厚さで敷設均して転圧しその上に散水して仕上げる工法。
【請求項3】
平型ミキサーで混練り又はコンバインダー等で攪拌し敷設均して、歩道、遊歩道、駐車場、広場、運動施設、教育施設、住宅の外構、庭、ガレージ、防草舗装等に自然の土を使用して固め透水性、保水性の有る土舗装で施工をしてなる事を特徴とする工法。
【請求項4】
ジオミラクル土舗装は、さつま天然真砂土に固化剤ジオバインダーを混入し特殊ミキサーで混ぜ混練りして30〜150mmの厚さで敷設均して転圧して仕上げる工法、その用途は、防草舗装、歩道、遊歩道、広場、公園、運動施設、教育施設、住宅の外構に敷設してなる事を特徴とする工法。
【請求項5】
ジオミラクル土舗装は、さつま天然真砂土、自然土に固化剤ジオバインダーを混入しよく混練りして敷設施工する、表面舗装仕上げ材です、この舗装の性能を高める為に下地処理舗装に、ボラ土または軽石、を100〜200mm厚さ敷設均して転圧し、その表面舗装にジオミラクル土舗装してなることを特徴する工法。
【請求項6】
ジオミラクル土舗装材の配合は、土壌安定化剤として、エチレン酢酸ビニール共重合体、粉末EVAエマルジョン、クラレKRE−68A又は、68Bをさつま天然真砂土重量の1〜10%を混入する。さつま天然真砂土、シラス土、現地土の重量に酸化カルシウム2〜10%を混入し、ミキサーで混練りして敷設舗装してなることを特徴とする配合の工法。
【請求項7】
固化剤のジオバインダーの特長は、さつま真砂土、シラス土、現地土の強度性、透水性、自然土の強度性の高上性等土舗装の耐久性、透水性、保水性の安定化材である配合の特許出願です。
【請求項8】
さつま天然真砂土舗装をするジオミラクル土舗装に、天然の色粉を混入して着色舗装も出来る工法の特許出願である。
【請求項9】
ジオミラクル土舗装に使用する土は、さつま天然真土、シラス砂、軽石、現地土が主原料してなることを特徴とする工法。
【請求項10】
さつま真砂土を乾燥させて、固化剤ジオルバインダーに、乾燥したさつま天然真砂土重量の2〜10%を投入して混合し敷設均しその上から散水して固化させてなる工法
【請求項11】
土を固化させる固化材として、セメント系は一切使用せずに、酸化マグネシウム系、ジオバインダー固化材を使用する。又クラック防止剤として木の繊維、竹の繊維、グラス繊維なども混合して使用する工法の出願

【図1】
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【図2】
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【図3】
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