説明

スイッチドリラクタンスモータ

【課題】本発明はスイッチドリラクタンスモータに関する。
【解決手段】本発明のスイッチドリラクタンスモータは、複数個の磁石と、前記複数個の磁石の間にステータ突極が配置されたステータと、前記ステータ突極に対向するように内径には突極が形成されたロータと、を含み、前記磁石の間には3個のステータ突極が配置され、前記ステータ突極の数は6*Nであり、前記ステータ突極に対向する前記ロータの突極数は3*Nであり、Nは2以上の自然数であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチドリラクタンスモータに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、モータの小型化及び軽量化のために多く使用されている希土類磁石部品のコストが大幅に上昇するにつれて、モータメーカーで希土類物質を含有しない安価の磁石の利用が増加しつつある。
【0003】
従来技術によるモータは、3相の構造を有しており、ステータ突極部ごとに磁石が挿入され、ロータは3相に組み合わせることができる構造を有している。
【0004】
この構造の場合、磁石が多く使用されるため、モータトルクは高いが、コイルが磁石挿入部に巻回されていなければならず、コアが磁石から分離されたり磁石と一体に形成されても分離に脆弱であるため、モータを製作することが難しい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解決するために導き出されたものであって、本発明の目的は、磁束密度を調節することができ、磁束の利用効率を極大化することができるスイッチドリラクタンスモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の好ましい一実施例によるスイッチドリラクタンスモータは、複数個の磁石と、前記複数個の磁石の間にステータ突極が配置されたステータと、前記ステータ突極に対向するように内径には突極が形成されたロータと、を含み、前記磁石の間には3個のステータ突極が配置され、前記ステータ突極の数は6*Nであり、前記ステータ突極に対向する前記ロータの突極数は3*Nであり、Nは2以上の自然数であることを特徴とする。
【0007】
ここで、前記ステータ突極は、等間隔に配置され、前記ステータ突極の間隔は前記ステータ突極と前記磁石との間隔より狭いことを特徴とする。
【0008】
また、前記磁石は、フェライト磁石またはフェライト磁石の磁力以上の磁力を有する磁石であり、前記ステータ突極はコイルが巻回されたことを特徴とする。
【0009】
また、前記磁石は、前記ステータの半径方向に360/磁石数の間隔で配置されたことを特徴とする。
【0010】
また、前記磁石は、前記ロータに対向するように前記ステータの内側方向に延長して形成されたことを特徴とする。
【0011】
また、前記磁石は、前記ステータの外側方向に延長して形成されたことを特徴とする。
【0012】
また、前記磁石は、前記ステータの内側及び外側方向に延長して形成されたことを特徴とする。
【0013】
本発明の好ましい他の実施例によるスイッチドリラクタンスモータは、磁石と、前記磁石の間にステータ突極が配置されたステータと、前記ステータ突極に対向するように内径に突極が形成されたロータと、を含み、前記磁石の間には3個のステータ突極が配置され、前記ステータ突極の数は6*Nであり、前記ステータ突極に対応する前記ロータの突極数は5*Nであり、Nは2以上の自然数であることを特徴とする。
【0014】
ここで、前記ステータ突極は、等間隔に配置され、前記ステータ突極の間隔は前記ステータ突極と前記磁石との間隔より狭いことを特徴とする。
【0015】
また、前記磁石は、フェライト磁石またはフェライト磁石の磁力以上の磁力を有する磁石であり、前記ステータ突極はコイルが巻回されたことを特徴とする。
【0016】
また、前記磁石は、前記ステータの半径方向に360/磁石数の間隔で配置されたことを特徴とする。
【0017】
また、前記磁石は、前記ロータに対向するように前記ステータの内側方向に延長して形成されたことを特徴とする。
【0018】
また、前記磁石は、前記ステータの外側方向に延長して形成されたことを特徴とする。
【0019】
また、前記磁石は、前記ステータの内側及び外側方向に延長して形成されたことを特徴とする。
【0020】
本発明の特徴及び利点は添付図面に基づいた以下の詳細な説明によってさらに明らかになるであろう。
【0021】
本発明の詳細な説明に先立ち、本明細書及び請求範囲に用いられた用語や単語は通常的かつ辞書的な意味に解釈されてはならず、発明者が自らの発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則にしたがって本発明の技術的思想にかなう意味と概念に解釈されるべきである。
【発明の効果】
【0022】
本発明のスイッチドリラクタンスモータは、構造が簡単で製作が容易であり、ロータ部は磁石や導体(Al、Cu)を有しないコアのみを使用し、スイッチドリラクタンスモータ(以下、SRM)のロバストな特徴を有しており、磁石部がステータに装着されて容易に冷却させることができる構造を有する。
【0023】
また、希土類物質を含有しない安価の磁石(例えば、フェライトなど)を使用する場合にもトルク特性に優れ、逆起電力を検出することができるため、既存の3相BLDC Sensorless駆動方式を適用することができるという長所を有する。
【0024】
即ち、磁石の強度が強い希土類磁石(NdFeB、SmCO)を使用する場合には磁石の幅を狭くし、磁石の強度が弱いフェライト磁石を使用する場合には磁石の幅を広くして鉄心が飽和されない範囲内で自由に磁束密度を調節することができる。
【0025】
ここで最も重要なことは、ステータ110とロータ120との組み合わせであり、ステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が6*N/(3または5)*N(Nは2以上の自然数)構造を有する場合にモータ特性を極大化することができる。
【0026】
即ち、ステータ突極数に対するロータの突極数の割合が、12/6または12/10、または18/9または18/15、または24/12または24/20のように6*N/(3または5)*Nである場合に前記スイッチドリラクタンスモータは最も優れた特性を有する。
【0027】
この構造の特徴は、磁石がステータに存在するため、容易に冷却することができ、ロータに磁石が存在する場合より熱的に強い特性を有する。
【0028】
また、ロータ120は、SRMモータにおけるロータと類似した構造を有し、コアのみを含んでいるため、磁石がロータに配置される既存の場合に比べて空隙が減少し、磁束(フラックス)の利用効率を極大化することができ、ロバストな構造を有することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は添付図面に係る以下の詳細な説明及び好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するにあたり、係わる公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にする可能性があると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
【0030】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの3相12/6極の構造を示すものであり、図2は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの3相12/10極の構造を示すものである。
【0031】
図3は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が中心部に配置された基本構造を示すものである。
【0032】
図4は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が外側に追加配置された構造を示すものである。
【0033】
図5は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が内側に追加配置された構造を示すものである。
【0034】
図6は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が内外側に追加配置された構造を示すものである。
【0035】
本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータは、構造的に簡単であるため、製作が容易であり、ロータ部は磁石や導体(Al、Cu)を有しないコアのみを使用してスイッチドリラクタンスモータ(以下、SRM)のロバストな特徴を有しており、磁石部がステータに装着されて容易に冷却させることができる構造を有する。
【0036】
また、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータは、希土類物質を含有しない安価の磁石(例えば、フェライトなど)を使用しても優れたトルク特性を有しており、逆起電力を検出することができる。そのため、既存の3相BLDC Sensorless駆動方式を本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータに適用することができる。
【0037】
図1は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの3相12/6極の構造を示すものである。
【0038】
本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータは、コア部に別途の磁石挿入部が存在し、磁石と磁石との間に3の倍数の突極(3相)が存在し、コイルは磁石部でなく突極部のみに巻回されるため、既存モータに比べて簡単な構造を有し、製作が容易であるという長所を有する。
【0039】
また、磁石部には別途のコイルが存在しないため、磁石の長さを上下に調整することができ、モータ特性による磁石種類の選択自由度が高い。また、磁束密度を調整することができ、既存モータの組み合わせに対するロータ極数を減らすことができるため、鉄損を減少させることができるという長所を有する。
【0040】
図1に図示したように、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータは、3相構造を有しており、磁石111が装着されたステータ110及びステータ110の内径に装着されたロータ120を含む。
【0041】
ステータ110に装着された磁石111は、希土類磁石でなく、一般のセラミック磁石(例えばフェライト)であるため、磁束の利用効率を極大化することができ、スイッチドリラクタンスモータの構造を簡単にすることができる。その結果、スイッチドリラクタンスモータが容易に製作されることができる。また、3相に駆動することによりトルクリップルを最小化することができる。
【0042】
図1、2に図示されたように、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110には磁石111とコイル112が配置されており、磁石部とコイル部は互いに独立して配置されている。
【0043】
図1は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/6である構造を示すものであり、図2は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/10である構造を示すものである。
【0044】
磁石111の間には3個のステータ突極が配置されており、ロータの極性に応じて電気角として120°または240°の電気的な位相差を有する必要がある。
【0045】
そうすれば、3相の組み合わせにより120°位相差にA、B、C、または240°の位相差にA、C、Bの組み合わせが可能となる。
【0046】
磁石111が存在する部分は、隣接する相と電気角に180°または360°の位相差を有しなければならず、磁石111が互いにN、Sの極対を有するため、ステータ110が3相に具現されるためには6*N(Nは2以上の自然数)に対応する突極数を有する必要がある。
【0047】
本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの構造は、磁石部には別途のコイルが巻回されておらず独立して配置され、これにより既存構造に比べて極数を減らすことにより、スイッチングロスを減らすことができ、磁石の強度に応じて磁石の長さを一定空間内で自由に変更することができるという点において既存構造(FSPM、DSPM)と相違している。
【0048】
即ち、磁石の強度が強い希土類磁石(NdFeB、SmCO)を使用する場合には磁石の幅を狭くし、磁石の強度が弱いフェライト磁石を使用する場合には磁石の幅を広くして鉄心が飽和されない範囲内で自由に磁束密度を調節することができる。
【0049】
ここで、最も重要なことは、ステータ110とロータ120の組み合わせであり、ステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が6*N/(3または5)*N(Nは2以上の自然数)構造の場合にモータ特性を極大化することができる。
【0050】
即ち、ステータ突極110の突極数に対するロータの突極数の割合が12/6または12/10、または18/9または18/15、または24/12または24/20のように6*N/(3または5)*N(Nは2以上の自然数)である場合にスイッチドリラクタンスモータは最も優れた特性を有する。
【0051】
この構造の特徴は、磁石111がステータ110に存在するため、容易に冷却することができ、ロータ120に磁石が存在する場合より熱的に強い特性を有する。
【0052】
また、ロータ120は、SRMモータにおけるロータと類似した構造を有しており、コアのみを含むため、磁石がロータに配置される既存の場合に比べて空隙が減少し、磁束(フラックス)の利用効率を極大化することができ、ロバストな構造を有することができる。
【0053】
さらに、ステータ突極113は、等間隔であり、ステータ突極113と磁石111との間隔より狭く、ステータ突極113はコイルが巻回されたことを特徴とする。
【0054】
図3〜図6は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が拡張した例を図示したものである。
【0055】
図3は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合に対する基本構造を示すものであり、磁石111が一対のステータ突極113(A、B、C)と他の対のステータ突極113との間の中心部に配置される。
【0056】
A、B、Cのステータ突極113は、4つの対が形成されており、磁石111もステータ突極113の間に4個形成されている。
【0057】
図3aは、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/6である場合を示しており、図3bは、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/10である場合を示す。
【0058】
図4は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の磁石111が外側に追加配置された構造を示すものであり、磁石111が一対のステータ突極113(A、B、C)と他の対のステータ突極113との間の中心部に配置される。
【0059】
図4の磁石111は、図3に図示された磁石111が外側に追加配置された構造であって、外側に長さが延長された形状を有する。
【0060】
このようにモータの応用分野及び磁石の磁気強度に応じて磁石111を外側または内側に追加配置することができる。
【0061】
A、B、Cのステータ突極113は、4つの対が形成されており、磁石111もステータ突極113の間に4個形成されている。
【0062】
図4aは、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/6である場合示しており、図4bは、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/10である場合を示す。
【0063】
図5は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の磁石111が内側に追加配置された構造を示すものであり、磁石111が一対のステータ突極113(A、B、C)と他の対のステータ突極113との間の中心部に配置される。
【0064】
図5の磁石111は、図3に図示された磁石111が内側に追加配置された構造であって、内側に長さが延長された形状を有する。
【0065】
このようにモータの応用分野及び磁石の磁気強度に応じて磁石111を外側または内側に追加配置することができる。
【0066】
A、B、Cのステータ突極113は、4つの対が形成されており、磁石111もステータ突極113の間に4個形成されている。
【0067】
図5aは、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/6である場合を示しており、図5bは、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/10である場合を示す。
【0068】
図6は、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の磁石111が内外側に追加配置された構造を示すものであって、磁石111が一対のステータ突極113(A、B、C)と他の対のステータ突極113との間の中心部に配置される。
【0069】
図6の磁石111は、図3に図示された磁石111が内外側に追加配置された構造であって、内外側に長さが延長された形状を有する。
【0070】
このようにモータの応用分野及び磁石の自分特性強度に応じて磁石111を内外側に追加配置することができる。
【0071】
A、B、Cのステータ突極113は、4つの対が形成されており、磁石111もステータ突極113の間に4個形成されている。
【0072】
図6aは、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/6である場合を示しており、図6bは、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータのステータ110の突極数に対するロータ120の突極数の割合が12/10である場合を示す。
【0073】
前記のような構成を有する本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータは、ステータ110の内径にロータ120を備えており、磁石111はステータ110のみに存在し、互いの極性が対向する構造を有している。
【0074】
また、ロータ120には突極型コアのみが存在し、磁石111とコイル112の巻線がそれぞれ独立して配置されている構造を有する。本発明によるスイッチドリラクタンスモータは、磁石111と磁石111との間にステータ突極113が3個存在する3相駆動装置である。
【0075】
ここで、ステータ110の突極数は、6*N(N:2、3・・・)(例えば、12/6、18/9、・・・)であり、これに対応するロータ120の突極数は3*Nまたは5*N(例えば、12/10、18/15・・・)である。
【0076】
また、磁石の長さは、ステータコアの鉄心が飽和されない範囲内であり、磁石材質及びモータ構造に応じて上下に長さを調整することができる。
【0077】
ロータコア部は、コギングトルク低減のような特性向上のために一定角度に積層したり、軸方向に複数段に積層して組み立てる場合、一定の角度を与えて組立てることができる。
【0078】
それだけでなく、ステータ110は、内側ステータ及び外側ステータとを含み、ロータ120は、内側ロータ(outer rotor)及び外側ロータ(inner rotor)とを含む。
【0079】
このように、本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータは、構造的に簡単であるため容易に製作することができ、ロータ部は磁石や導体(Al、Cu)を有しないコアのみを使用してスイッチドリラクタンスモータ(以下、SRM)のロバストな特徴を有しており、磁石部がステータに装着されて容易に冷却させることができる構造を有する。
【0080】
また、希土類物質を含有しない安価の磁石(例えば、フェライトなど)を使用する場合にもトルク特性に優れており、逆起電力を検出することができるため、既存3相BLDC Sensorless駆動方式を適用することができるという長所を有する。
【0081】
それだけでなく、モータの応用分野及び磁石の磁気強度に応じて磁石111を内外側に追加配置するなど、構造を様々に変更することができる。
【0082】
以上、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明によるスイッチドリラクタンスモータはこれに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
【0083】
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの3相12/6極の構造を示すものである。
【図2】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの3相12/10極の構造を示すものである。
【図3a】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が中心部に配置された基本構造を示すものである。
【図3b】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が中心部に配置された基本構造を示すものである。
【図4a】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が外側に追加配置された構造を示すものである。
【図4b】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が外側に追加配置された構造を示すものである。
【図5a】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が内側に追加配置された構造を示すものである。
【図5b】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が内側に追加配置された構造を示すものである。
【図6a】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が内外側に追加配置された構造を示すものである。
【図6b】本発明の好ましい実施例によるスイッチドリラクタンスモータの磁石が内外側に追加配置された構造を示すものである。
【符号の説明】
【0085】
110 ステータ
111 磁石
112 コイル
113 ステータ突極
120 ロータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数個の磁石と、前記複数個の磁石の間にステータ突極が配置されたステータと、
前記ステータ突極に対向するように内径には突極が形成されたロータと、を含み、
前記磁石の間には3個のステータ突極が配置され、前記ステータ突極の数は6*Nであり、前記ステータ突極に対向する前記ロータの突極数は3*Nであり、Nは2以上の自然数であることを特徴とするスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項2】
前記ステータ突極は、等間隔に配置され、前記ステータ突極の間隔は前記ステータ突極と前記磁石との間隔より狭いことを特徴とする請求項1に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項3】
前記磁石は、フェライト磁石またはフェライト磁石の磁力以上の磁力を有する磁石であり、前記ステータ突極はコイルが巻回されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項4】
前記磁石は、前記ステータの半径方向に360/磁石数の間隔で配置されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項5】
前記磁石は、前記ロータに対向するように前記ステータの内側方向に延長して形成されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項6】
前記磁石は、前記ステータの外側方向に延長して形成されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項7】
前記磁石は、前記ステータの内側及び外側方向に延長して形成されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項8】
磁石と、前記磁石との間にステータ突極が配置されたステータと、
前記ステータ突極に対向するように内径に突極が形成されたロータと、を含み、
前記磁石の間には3個のステータ突極が配置され、前記ステータ突極の数は6*Nであり、前記ステータ突極に対応する前記ロータの突極数は5*Nであり、Nは2以上の自然数であることを特徴とするスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項9】
前記ステータ突極は、等間隔に配置され、前記ステータ突極の間隔は前記ステータ突極と前記磁石との間隔より狭いことを特徴とする請求項8に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項10】
前記磁石は、フェライト磁石またはフェライト磁石の磁力以上の磁力を有する磁石であり、前記ステータ突極はコイルが巻回されたことを特徴とする請求項8に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項11】
前記磁石は、前記ステータの半径方向に360/磁石数の間隔で配置されたことを特徴とする請求項8に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項12】
前記磁石は、前記ロータに対向するように前記ステータの内側方向に延長して形成されたことを特徴とする請求項8に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項13】
前記磁石は、前記ステータの外側方向に延長して形成されたことを特徴とする請求項8に記載のスイッチドリラクタンスモータ。
【請求項14】
前記磁石は、前記ステータの内側及び外側方向に延長して形成されたことを特徴とする請求項8に記載のスイッチドリラクタンスモータ。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5a】
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【図5b】
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【図6a】
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【図6b】
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【公開番号】特開2013−81350(P2013−81350A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−271036(P2011−271036)
【出願日】平成23年12月12日(2011.12.12)
【出願人】(594023722)サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. (1,585)
【Fターム(参考)】