説明

スイッチユニット

【課題】 隣り合わない2個の周辺スイッチにそれぞれ対向する第1の突起が同時に降下することを防止することで誤操作する確率を低下させることができるスイッチユニットを提供する。
【解決手段】 スイッチユニット1は、基板10、シーソーツマミ20、中央ツマミ30及びキャビネット40を備えている。基板10は、中央スイッチ61、4個の周辺スイッチ62a〜62d、及び中央スイッチ61の上方に凹部52を有する。シーソーツマミ20は、操作部22、凹部52と当接する支軸26、及び、周辺スイッチ62a〜62dと対向する4個の突起29a〜29dを有する。操作部22は支軸26を中心に傾斜自在である。一方の突起が下降して対応する周辺スイッチがオンされた場合、支軸26を挟んで対向する突起は上昇して対応する周辺スイッチは必ずオフされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ビデオ録画再生機等の機器の操作を行うためのスイッチユニットに関し、特に、中央スイッチ及び中央スイッチの周辺に配置された4個の周辺スイッチを有するスイッチユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
ビデオ再生機等の機器の操作を行うためのスイッチユニットとして、中央スイッチと4個の周辺スイッチとを備えたものがある。図7は、従来のスイッチユニットの構成図であり、図8〜図11は、図7に示す従来のスイッチユニットの各部材を示す構成図である。従来のスイッチユニット100は、基板110と、周辺ツマミ120と、中央ツマミ130と、キャビネット140と、を備えている。
【0003】
図8に示すように、基板110は、基板取付金具150と、基板取付金具150の上面に配設されたフィルム基板160とからなる。フィルム基板160は、中央スイッチ161と、中央スイッチ161の周囲に等間隔に配置された4個の周辺スイッチ162a〜162dと、を有する。
【0004】
図9に示すように、周辺ツマミ120は、平板部121と、平板部121から略ドーナツ形に突出して形成された操作部122と、を有する。平板部121は、基板取付金具150に固定される。操作部122の周囲には、切り欠き部123a〜123cが設けられ、切り欠き部123a〜123cによって図9において斜線で示す複数のヒンジ部124a〜124cが形成されている。平板部121と操作部122とは、ヒンジ部124a〜124cで繋がっている。操作部122は、ヒンジ部124a〜124cが撓むことによって、平板部121に対して上下方向に変位する。操作部122の上面には、等間隔に4個の所定のマーク125a〜125dが形成されている。操作部122の背面側には、4個のマーク125a〜125dに対応する位置に、4個の突起126a〜126dが設けられている。
【0005】
図10に示すように、中央ツマミ130は、円柱状に突出して形成された操作部131と、3方向に放射状に設けられた固定部132a〜132cと、を有する。操作部131の周囲には、3個の切り欠き部133a〜133cが設けられ、切り欠き部133a〜133cによって図10において斜線で示すヒンジ部134a〜134cが形成されている。操作部131は、ヒンジ部134a〜134cが撓むことによって、固定部132a〜132cに対して上下方向に変位する。操作部131の背面側の中央部には、突起135が設けられている。
【0006】
図11に示すように、キャビネット140は、周辺ツマミ120の操作部122が配置される孔141を有する。
【0007】
図7に示すように、周辺ツマミ120の操作部122がキャビネット140の孔141内に配置され、突起126a〜126dがフィルム基板160の周辺スイッチ162a〜162dに対向するように、平板部121が基板取付金具150に固定されている。また、中央ツマミ130の操作部131が、周辺ツマミ120の操作部122の中央の孔内に配置され、突起135がフィルム基板160の中央スイッチ161に対向するように、固定部132a〜132cが基板取付金具150に固定されている。キャビネット140は、周辺ツマミ120及び中央ツマミ130を基板取付金具150との間に挟み込むようにして基板取付金具150に固定されている。
【0008】
スイッチユニット100では、周辺ツマミ120の操作部122の各マーク125a〜125dに対応する部分を押圧することで、操作部122の押圧された部分が降下し、対応する突起126a〜126dが周辺スイッチ162a〜162dに所定の圧力で接触し、対応する周辺スイッチ162a〜162dがオンされる。また、中央ツマミ130の操作部131を押圧することで、突起135が中央スイッチ161に所定の圧力で接触し、中央スイッチ161がオンされる。
【0009】
上述のようなスイッチユニットでは、2個以上の突起が同時に変位し、ユーザが意図しないスイッチがオンされることを防止することが課題となっている。
【0010】
例えば、中央スイッチ(確定用スイッチ)に対向する中央ツマミ(確定キー)と、中央スイッチの周辺に配置された周辺スイッチ(カーソル用スイッチ)と対向する周辺ツマミ(カーソル移動キー)とを備え、中央ツマミと係合する係合片を周辺ツマミに設けることで、中央ツマミと周辺ツマミとが同時に降下せず、中央スイッチと周辺スイッチとが同時にオンされないように意図したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平9−251349号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかし、従来のスイッチユニット100では、周辺ツマミ120の複数の突起126a〜126dが同時に降下自在であり、対向する2個の周辺スイッチ(例えば、周辺スイッチ162aと162c)にそれぞれ対向する突起(例えば、突起126aと126c)が同時に降下する場合及び全ての突起126a〜126dが同時に降下する場合などがある。周辺ツマミ120の複数の突起が同時に降下した場合、ユーザが意図していない周辺スイッチがオンされる場合がある。ユーザが意図していない周辺スイッチがオンされた場合、スイッチユニット100を搭載した機器がユーザの意図していない動作をする。したがって、周辺ツマミ120の複数の突起が同時に降下した場合、機器を正確に操作できない場合がある。
【0012】
また、特許文献1のスイッチユニットは、中央スイッチと周辺スイッチとが同時にオンされないようにしようとするものであり、複数の周辺スイッチが同時にオンされることを防止するものではない。
【0013】
この発明の目的は、隣り合わない2個の周辺スイッチにそれぞれ対向する第1の突起が同時に降下することを防止することで誤操作する確率を低下させることができるスイッチユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
この発明のスイッチユニットは、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
【0015】
(1)単一の中央スイッチ、前記中央スイッチの周辺に配置された複数の周辺スイッチ、および、前記中央スイッチの上方に配置された凹部及び前記凹部の中央に設けられた第1の孔を含む支持部を有する基板と、前記周辺スイッチにそれぞれ対向する複数の第1の突起、および、前記複数の第1の突起の略中央に配置され前記凹部に向けて突出するとともに中央に前記第1の孔と連通する第2の孔を設けられた支軸を有する第1の部材と、前記第1の孔及び前記第2の孔に挿通され前記中央スイッチに対向する第2の突起を有する第2の部材と、を備え、前記支軸を中心にした前記第1の部材の傾きに伴って前記第1の突起が前記周辺スイッチに接離する方向に変位し、前記第1の突起の変位に応じて前記周辺スイッチがオンオフされることを特徴とする。
【0016】
この構成においては、隣り合わない2個の周辺スイッチと中央スイッチとが一直線上に配置され、各周辺スイッチに対向する第1の突起と中央スイッチに対向する支軸とが一直線上に配置される。第1の部材は、支軸を基板の支持部の凹部に当接するように配置され、支軸の先端と凹部との接点を支点として支軸を中心に傾斜する。第1の部材の一方端が押下されて第1の部材が傾斜した場合、降下した側に設けられた第1の突起は対向する周辺スイッチに接触する方向に変位し、上昇した側に設けられた第1の突起は対向する周辺スイッチから離間する方向に変位する。第1の突起が周辺スイッチに接触した場合、その周辺スイッチがオンされ、第1の突起が周辺スイッチから離間した場合、その周辺スイッチがオフされる。
【0017】
また、第2の部材に設けられた第2の突起は、支持部に設けられた第1の孔及び支軸に設けられた第2の孔に挿通され、先端部が中央スイッチに対向するように配置される。そして、第2の突起が中央スイッチに接触した場合、中央スイッチがオンされ、第2の突起が中央スイッチから離間した場合、中央スイッチがオフされる。
【0018】
(2)前記第1の部材は、前記基板に固定される固定部を有し、前記固定部と前記第1の突起との間に弾性を有するヒンジ部が介在することを特徴とする。
【0019】
この構成においては、第1の部材は基板に固定され、第1の突起はヒンジ部が撓むことによって基板に対して変位する。
【発明の効果】
【0020】
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0021】
(1)基板に凹部を有する支持部を設けるとともに第1の部材に支軸を設け、支軸と凹部との接点を支点として第1の部材が傾斜するように構成することで、隣り合わない2個の周辺スイッチにそれぞれ対向する第1の突起が同時に降下することを防止することができる。したがって、誤操作する確率を低下させることができる。
【0022】
(2)第1の突起に対する押圧力を除去した場合、ヒンジ部の弾性力によって第1の突起を周辺スイッチから離間させ、周辺スイッチをオフすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態に係るスイッチユニットを示す構成図であり、(a)は平面透視図であり、(b)は(a)に示すA1−A2線における断面図であり、(c)は(a)に示すB1−B2線における断面図である。この実施形態に係るスイッチユニット1は、基板10と、シーソーツマミ20と、中央ツマミ30と、キャビネット40と、を備えている。シーソーツマミ20は、この発明の第1の部材に相当する。中央ツマミ30は、この発明の第2の部材に相当する。
【0024】
図2は基板10の構成図である。基板10は、基板取付金具50と、基板取付金具50の上面に配設されたフィルム基板60と、から構成されている。フィルム基板60は、中央スイッチ61と、4個の周辺スイッチ62a〜62dと、を有する。4個の周辺スイッチ62a〜62dは、中央スイッチ61の周囲に90度間隔で配置されている。
【0025】
基板取付金具50は、中央スイッチ61の上方に立設された支持部51を有する。支持部51は、中央スイッチ61の上方に配置された凹部52と、凹部52の中央に設けられた孔53と、を有する。凹部52は、すり鉢状に形成されている。孔53は、この発明の第1の孔に相当する。また、基板取付金具50は、対向する2辺にそれぞれ固定部54a,54bを有する。
【0026】
図3は、シーソーツマミ20の構成図である。シーソーツマミ20は、平板部21、および、平板部21から略ドーナツ形に突出して形成された操作部22などを有する。平板部21には、基板取付金具50の固定部54a,54bに固定される固定部23a,23bが設けられている。操作部22の周囲には、切り欠き部24a〜24cが設けられ、切り欠き部24a〜24cによって図3において斜線で示す複数のヒンジ部25a〜25cが形成されている。平板部21と操作部22とは、ヒンジ部25a〜25cで繋がっている。
【0027】
また、シーソーツマミ20は、操作部22の中央に支軸26を有する。支軸26は、基板取付金具50の凹部52に向けて突出している。支軸26の中央には、支軸26を上下方向に貫通する孔27が設けられている。孔27はこの発明の第2の孔に相当する。
【0028】
操作部22の上面には、90度間隔で4個の所定のマーク28a〜28dが形成されている。操作部22の背面側には、4個のマーク28a〜28dに対応する位置に、4個の突起29a〜29dが設けられている。突起29a〜29dはそれぞれ、支軸26が凹部52に当接し操作部22が水平に配置された状態において、周辺スイッチ62a〜62dから若干離間した状態で周辺スイッチ62a〜62dに対向している。
【0029】
そして、支軸26と凹部52との接点を支点とし、ヒンジ部25a〜25cが撓むことによって、操作部22が傾き、操作部22の傾きに伴って突起29a〜29dが平板部21に対して上下方向に変位する。突起29a〜29dが周辺スイッチ62a〜62dに所定の圧力で接触した場合、その周辺スイッチ62a〜62dがオンされる。また、突起29a〜29dに対する押圧力が除去された場合、ヒンジ部25a〜25dの弾性力によって突起29a〜29dが周辺スイッチ62a〜62dから離間し、周辺スイッチ62a〜62dがオフされる。
【0030】
図4は、中央ツマミ30の構成図である。中央ツマミ30は、円形の操作部31、3個のU字形ヒンジ部32a〜32c、および、操作部31の背面に設けられた突起33を有する。突起33は、この発明の第2の突起に相当する。
【0031】
3個のU字形ヒンジ部32a〜32cは、操作部31の周囲に略等間隔に設けられている。また、図4(b)に示すように、各U字形ヒンジ部32a〜32cは、側面視で横U字形に形成され、弾力性を有する。U字形ヒンジ部32a〜32cの先端は、シーソーツマミ20の操作部22に係止されている(図1参照)。
【0032】
突起33は、シーソーツマミ20の支軸26の孔27、及び、基板取付金具50の支持部51の孔53に挿通され、中央スイッチ61に対向している(図1参照)。
【0033】
中央ツマミ30は、U字形ヒンジ部32a〜32cが撓むことによってシーソーツマミ20に対して変位し、突起33が中央スイッチ61に接離する。突起33が中央スイッチ61に所定の圧力で接触した場合、中央スイッチ61がオンされる。突起33に対する押圧力が除去された場合、U字形ヒンジ部32a〜32cの弾性力によって突起33は中央スイッチ61から離間し、中央スイッチ61がオフされる。また、U字形ヒンジ部32a〜32cの先端がシーソーツマミ20に係止されていることで、中央ツマミ30がシーソーツマミ20から抜け落ちることが防止されている。
【0034】
図5は、キャビネット40の構成図である。キャビネット40は、シーソーツマミ20の操作部22が挿通される孔41と、基板取付金具50に固定される固定部42a,42bを有する。
【0035】
図6は、基板10とシーソーツマミ20との関係を示す構成図である。上述のように構成されたスイッチユニット1では、基板取付金具50の支持部51の凹部52と、シーソーツマミ20の支軸26と、が当接し、シーソーツマミ20の突起29a〜29dがフィルム基板60の周辺スイッチ62a〜62dに対向している。そして、シーソーツマミ20の固定部23a,23bが基板取付金具50の固定部54a,54bに、キャビネット40の固定部42a,42bを介して固定されている(図1参照)。
【0036】
スイッチユニット1では、シーソーツマミ20の操作部22の各マーク28a〜28dに対応する部分をユーザが押圧することで、操作部22が支軸26を中心に傾斜する。このとき、操作部22の押圧された部分が降下する一方、支軸26を挟んで押圧された部分に対向する部分は上昇する。そして、操作部22の押圧された部分の背面の突起126a〜126dが、対向する周辺スイッチ152a〜152dに所定の圧力で接触し、突起126a〜126dが接触した周辺スイッチ152a〜152dがオンされる。
【0037】
例えば、マーク28aが押圧された場合、マーク28aの背面に設けられた突起29aが下降する一方、突起29aと隣り合わない位置に設けられた突起29cは上昇する。これによって、周辺スイッチ62aのみがオンされる。逆に、突起29cが下降した場合、突起29aは上昇し、周辺スイッチ62cのみがオンされる。同様に、突起29bが下降した場合は突起29dが上昇して周辺スイッチ62bのみがオンされ、突起29dが下降した場合は突起29bが上昇して周辺スイッチ62dのみがオンされる。このように、隣り合わない2個の突起29a〜29dが同時に下降することがないので、周辺スイッチ62a〜62dが誤操作によってオンされる確率が低下する。
【0038】
また、図1に示すように、中央ツマミ30の操作部31は、シーソーツマミ20の操作部22の中央に配置され、突起33がフィルム基板60の中央スイッチ61に対向している。キャビネット40は、シーソーツマミ20を基板10との間に挟み込むようにして基板取付金具50に固定されている。中央ツマミ30の操作部31をユーザが押圧した場合、突起33が中央スイッチ61に所定の圧力で接触し、中央スイッチ61がオンされる。
【0039】
スイッチユニット1によれば、支軸26と凹部52との接点を支点としてシーソーツマミ20が傾斜し、シーソーツマミ20の傾斜に伴う突起29a〜29dの変位によって周辺スイッチ62a〜62dがオンされるように構成したので、隣り合わない2個の突起29a〜29dが同時に降下することを防止することができる。したがって、ユーザが意図しない周辺スイッチ62a〜62dが誤ってオンされる確率を低下させることができ、スイッチユニット1が搭載された機器が誤操作される確率を低下させることができる。
【0040】
また、隣り合わない2個の突起29a〜29dと支軸26とを一直線上に配置したことで、一方の突起を降下させた場合に他方の突起を効率よく上昇させることができる。したがって、隣り合わない2個の突起29a〜29dが同時に周辺スイッチ62a〜62dに接触することをいっそう確実に防止することができる。
【0041】
なお、上述の実施形態では、中央スイッチ61と突起33との間、及び、周辺スイッチ62a〜62dと突起29a〜29dとの間には、ニュートラルの状態において所定の間隔を設けているが、間隔をゼロにしてもよい。この場合、対向するスイッチと突起とが所定の大きさ以上の圧力で押圧された場合にスイッチがオンされるようにスイッチユニットは形成される。このような場合にも、この発明を適用することができる。
【0042】
スイッチユニット1は、例えばビデオ録画再生機などの機器に搭載される。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】この発明の実施形態に係るスイッチユニットを示す構成図であり、(a)は平面透視図であり、(b)は(a)に示すA1−A2線における断面図であり、(c)は(a)に示すB1−B2線における断面図である。
【図2】前記スイッチユニットの基板を示す構成図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA1−A2線における断面図であり、(c)は(a)に示すB1−B2線における断面図である。
【図3】前記スイッチユニットのシーソーツマミを示す構成図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA1−A2線における断面図であり、(c)は(a)に示すB1−B2線における断面図である。
【図4】前記スイッチユニットの中央ツマミを示す構成図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA1−A2線における断面図であり、(c)は(a)に示すB1−B2線における断面図である。
【図5】前記スイッチユニットのキャビネットを示す構成図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA1−A2線における断面図であり、(c)は(a)に示すB1−B2線における断面図である。
【図6】前記基板と前記シーソーツマミとの関係を示す構成図であり、(a)は平面透視図であり、(b)は(a)に示すA1−A2線における断面図であり、(c)は(a)に示すB1−B2線における断面図である。
【図7】従来のスイッチユニットを示す構成図であり、(a)は平面透視図であり、(b)は(a)に示すA3−A4線における断面図であり、(c)は(a)に示すB3−B4線における断面図である。
【図8】図7に示すスイッチユニットの基板を示す構成図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA3−A4線における断面図であり、(c)は(a)に示すB3−B4線における断面図である。
【図9】図7に示すスイッチユニットの周辺ツマミを示す構成図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA3−A4線における断面図であり、(c)は(a)に示すB3−B4線における断面図である。
【図10】図7に示すスイッチユニットの中央ツマミを示す構成図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA3−A4線における断面図であり、(c)は(a)に示すB3−B4線における断面図である。
【図11】図7に示すスイッチユニットのキャビネットを示す構成図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA3−A4線における断面図であり、(c)は(a)に示すB3−B4線における断面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 スイッチユニット
10 基板
20 シーソーツマミ(第1の部材)
25a〜25d ヒンジ部
26 支軸
27 孔(第2の孔)
29a〜29d 突起(第1の突起)
30 中央ツマミ(第2の部材)
33 突起(第2の突起)
40 キャビネット
50 基板取付金具
51 支持部
52 凹部
53 孔(第1の孔)
60 フィルム基板
61 中央スイッチ
62a〜62d 周辺スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
単一の中央スイッチ、前記中央スイッチの周辺に等間隔に配置された4個の周辺スイッチ、並びに、前記中央スイッチの上方に配置された凹部及び前記凹部の中央に設けられた第1の孔を含む支持部を有する基板と、
前記周辺スイッチにそれぞれ対向する4個の第1の突起、および、前記4個の第1の突起の略中央に配置され前記凹部に向けて突出するとともに中央に前記第1の孔と連通する第2の孔を設けられた支軸を有する第1の部材と、
前記第1の孔及び前記第2の孔に挿通され前記中央スイッチに対向する第2の突起を有する第2の部材と、を備え、
前記支軸を中心にした前記第1の部材の傾きに伴って前記第1の突起が前記周辺スイッチに接離する方向に変位し、前記第1の突起の変位に応じて前記周辺スイッチがオンオフされることを特徴とするスイッチユニット。
【請求項2】
前記第1の部材は、前記基板に固定される固定部を有し、前記固定部と前記第1の突起との間に弾性を有するヒンジ部が介在することを特徴とする請求項1に記載のスイッチユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−134778(P2006−134778A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−324346(P2004−324346)
【出願日】平成16年11月8日(2004.11.8)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】