スクリーニング方法、非拡散性Aベータオリゴマーの精製方法、前記非拡散性Aベータオリゴマーに対する選択的抗体および前記抗体の製造方法
本発明は、非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマー(「グロブロマー」)またはその誘導体、前記グロブロマーまたは誘導体の濃縮方法、前記グロブロマーまたは誘導体を含む組成物、前記グロブロマーまたは誘導体に対して特異性を有する抗体およびアプタマー、そのような抗体およびアプタマーの製造方法、診断、治療および他の目的のための前記グロブロマーもしくは誘導体または前記抗体もしくはアプタマーの使用、ならびに前記グロブロマーもしくは誘導体または前記抗体もしくはアプタマーの相当する使用方法に関するものである。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Xが、数1..24からなる群から選択される非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体。
【請求項2】
オリゴマーが非拡散性球状Aβ(X−40)オリゴマーである請求項1のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項3】
オリゴマーが非拡散性球状Aβ(X−42)オリゴマーである請求項1のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項4】
Xが数8..24からなる群から選択される請求項1から3のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項5】
Xが数12..24からなる群から選択される請求項1から3のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項6】
Xが数12..20からなる群から選択される請求項1から3のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項7】
可溶性である請求項1から6のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項8】
誘導体が、検出を容易にする基で共有結合的に標識されたオリゴマーである請求項1から7のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項9】
検出を容易にする基が、フルオロフォア、発色団、化学発光団、酵素活性基、高電子密度基、ハプテン類、強抗原性構造、アプタマー、キレート基、特異的タンパク質−タンパク質相互作用メディエータ、磁性基および放射性基からなる群から選択される請求項8のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項10】
誘導体が、イン・ビボ分解を促進する基でフラッグ付けされたオリゴマーである請求項1から9のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項11】
イン・ビボ分解を促進する基がユビキチンである請求項10のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項12】
精製された請求項1から11のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項13】
オリゴマーまたは誘導体を含む調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の濃縮方法であって、オリゴマーまたは誘導体を捕捉する段階および濃縮形態でオリゴマーまたは誘導体を得る段階を有する方法。
【請求項14】
オリゴマーまたは誘導体を捕捉する段階が、オリゴマーまたは誘導体に結合する薬剤と調製物とを接触させる段階を有する請求項13の方法。
【請求項15】
前記薬剤が固定化されている請求項14の方法。
【請求項16】
前記薬剤が、オリゴマーまたは誘導体に対する特異性を有する抗体である請求項14または15の方法。
【請求項17】
濃縮形態でオリゴマーまたは誘導体を得る段階が、捕捉されたオリゴマーまたは誘導体を脱着させる段階を有する請求項13から16のいずれか一項の方法。
【請求項18】
捕捉オリゴマーまたは誘導体を脱着する段階が、捕捉オリゴマーまたは誘導体を高塩濃度緩衝液または酸性溶液と接触させる段階を有する請求項17の方法。
【請求項19】
調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたは誘導体の量を測定する段階をさらに有する請求項13から18のいずれか一項の方法。
【請求項20】
オリゴマーまたは誘導体を含む調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を濃縮する方法であって、調製物からオリゴマーまたは誘導体以外の少なくとも一つの物質を除去する段階を有する方法。
【請求項21】
オリゴマーまたは誘導体以外の物質がAβモノマーまたはAβフィブリロマーである請求項20の方法。
【請求項22】
物質を除去する段階が、物質に特異的に結合する薬剤と調製物を接触させる段階を有する請求項21または22の方法。
【請求項23】
前記薬剤が固定化されている請求項22の方法。
【請求項24】
前記薬剤が、物質に特異的に結合する抗体である請求項22または23の方法。
【請求項25】
物質を除去する段階が、物質に結合する抗体と調製物とを接触させる段階、および次いで抗体に結合した物質についてタンパク質Aアフィニティクロマトグラフィーを行う段階を有する請求項20から24のいずれかの方法。
【請求項26】
調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の量を測定する段階をさらに有する方法。
【請求項27】
請求項13から26のいずれか一項の方法によって得ることができる非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を含む組成物。
【請求項28】
オリゴマーまたは誘導体の量が組成物の少なくとも99重量%である請求項1から12のいずれか一項に記載の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を含む組成物。
【請求項29】
オリゴマーまたは誘導体の量が、組成物の少なくとも99.9重量%である請求項28の組成物。
【請求項30】
オリゴマーまたは誘導体の量が、組成物の少なくとも99.99重量%である請求項28の組成物。
【請求項31】
組成物がワクチンである請求項27から30のいずれか一項の組成物。
【請求項32】
オリゴマーまたは誘導体に対して特異性を有する抗体を製造するための、請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の使用。
【請求項33】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に特異性を有する抗体の製造方法であって、オリゴマーまたは誘導体を含む抗原を提供する段階;抗体レパートリーまたは潜在的抗体レパートリーを前記抗原に対して曝露する段階;および前記レパートリーから前記オリゴマーまたはその誘導体に特異的に結合する抗体を選択する段階を有する方法。
【請求項34】
抗原で生物を免疫化することで、レパートリーをイン・ビボで抗原に曝露する請求項33の方法。
【請求項35】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有する抗体。
【請求項36】
請求項33または34の方法によって得ることができる、請求項35の抗体。
【請求項37】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、モノマーAβ(1−42)に対するより少なくとも10倍大きい、請求項35または36の抗体。
【請求項38】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、モノマーAβ(1−40)に対するよりも少なくとも10倍大きい、請求項35から37のいずれか一項の抗体。
【請求項39】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、フィブリロマーAβ(1−42)に対するよりも少なくとも10倍大きい、請求項35から38のいずれか一項の抗体。
【請求項40】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、フィブリロマーAβ(1−40)に対するよりも少なくとも10倍大きい、請求項35から39のいずれか一項の抗体。
【請求項41】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、プロトフィブリロマーAβ(1−42)に対するよりも少なくとも10倍大きい、請求項35から40のいずれか一項の抗体。
【請求項42】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、プロトフィブリロマーAβ(1−40)に対するよりも、少なくとも10倍大きい、請求項35から41のいずれか一項の抗体。
【請求項43】
抗体が、オリゴマーまたは誘導体の約20から約30のアミノ酸位置の間に位置するエピトープに結合する請求項35から42のいずれか一項の抗体。
【請求項44】
オリゴマーまたは誘導体に対して特異性を有するアプタマーを製造するための、請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の使用。
【請求項45】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有するアプタマーの製造方法であって、オリゴマーまたは誘導体を含む結合標的を提供する段階;アプタマーレパートリーまたは潜在的アプタマーレパートリーを前記結合標的に曝露する段階;および前記レパートリーから、前記オリゴマーまたはその誘導体に特異的に結合するアプタマーを選択する段階を有する方法。
【請求項46】
請求項45の方法によって得ることができる、請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有するアプタマー。
【請求項47】
アプタマーが標識および/またはフラッグ付けされている請求項46のアプタマー。
【請求項48】
アミロイドーシスの治療または予防のための医薬組成物を製造するための、請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の使用。
【請求項49】
医薬組成物が能動免疫化用のワクチンである請求項48の使用。
【請求項50】
オリゴマーがCNSに進入することができない請求項48または49の使用。
【請求項51】
組成物が、グロブロマーに対して強い抗体介在非炎症性応答を誘発することができる請求項48から50のいずれか一項の使用。
【請求項52】
医薬組成物が、静脈、筋肉および皮下から選択される経路を介して投与される請求項48から51のいずれか一項の使用。
【請求項53】
治療または予防を必要とする被験者におけるアミロイドーシスの治療または予防方法であって、被験者に対して請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を投与する段階を有する方法。
【請求項54】
非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を投与する段階が能動免疫化のためである請求項53の方法。
【請求項55】
アミロイドーシスを治療または予防するための医薬組成物を製造するための、請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体の使用。
【請求項56】
医薬組成物が受動的免疫化のためのものである請求項55の使用。
【請求項57】
治療または予防を必要とする被験者におけるアミロイドーシスの治療または予防方法であって、被験者に対して請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体を投与する段階を有する方法。
【請求項58】
抗体を投与する段階が能動免疫化のためのものである請求項57の方法。
【請求項59】
調製物中のオリゴマーまたは誘導体を検出するための、請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体の使用。
【請求項60】
調製物中のオリゴマーまたは誘導体の量を測定するための、請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体の使用。
【請求項61】
調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を検出する方法であって、調製物を請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体と接触させる段階およびオリゴマーまたは誘導体と抗体とによって形成された複合体を検出する段階を有し、複合体の存在がオリゴマーまたは誘導体の存在を示すものである方法。
【請求項62】
方法が、調製物中に存在するオリゴマーまたは誘導体の量を測定する段階をさらに有する請求項61の方法。
【請求項63】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の、被験者におけるオリゴマーまたは誘導体に対して特異性を有する自己抗体を検出するための組成物を製造するための使用。
【請求項64】
被験者がアミロイドーシスを有することが疑われ、および自己抗体の検出が被験者においてアルツハイマー病を診断するためのものである請求項63の使用。
【請求項65】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の、サンプル中におけるオリゴマーまたは誘導体に対して特異性を有する自己抗体を検出するための使用。
【請求項66】
サンプルが、アミロイドーシスを有することが疑われる被験者由来のものであり、ならびに自己抗体の検出が被験者でのアミロイドーシスの診断のためのものである請求項65の使用。
【請求項67】
被験者における非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有する自己抗体を検出する方法であって、被験者に対して請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を投与する段階ならびに抗体およびオリゴマーまたは誘導体によって形成された複合体を検出する段階を有し、複合体の存在が自己抗体の存在を示すものである方法。
【請求項68】
被験者がアミロイドーシスを有することが疑われ、および自己抗体の検出が被験者におけるアミロイドーシスの診断のためである請求項67の方法。
【請求項69】
サンプル中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有する自己抗体を検出する方法であって、サンプルを請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体と接触させる段階ならびに抗体およびオリゴマーまたは誘導体によって形成された複合体を検出する段階を有し、複合体の存在が自己抗体の存在を示すものである方法。
【請求項70】
サンプルが、アミロイドーシスを有することが疑われる被験者由来のものであり、および自己抗体の検出が被験者でのアミロイドーシスの診断のためのものである請求項69の方法。
【請求項71】
アミロイドーシスを有することが疑われる被験者が、アミロイドーシスを有するか、あるいはアミロイドーシスになるリスクが増大した被験者である請求項69または70の方法。
【請求項72】
アミロイドーシスが、アルツハイマー病およびダウン症候群のアミロイドーシスからなる群から選択される請求項48から71のいずれか一項の方法または使用。
【請求項1】
Xが、数1..24からなる群から選択される非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体。
【請求項2】
オリゴマーが非拡散性球状Aβ(X−40)オリゴマーである請求項1のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項3】
オリゴマーが非拡散性球状Aβ(X−42)オリゴマーである請求項1のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項4】
Xが数8..24からなる群から選択される請求項1から3のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項5】
Xが数12..24からなる群から選択される請求項1から3のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項6】
Xが数12..20からなる群から選択される請求項1から3のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項7】
可溶性である請求項1から6のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項8】
誘導体が、検出を容易にする基で共有結合的に標識されたオリゴマーである請求項1から7のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項9】
検出を容易にする基が、フルオロフォア、発色団、化学発光団、酵素活性基、高電子密度基、ハプテン類、強抗原性構造、アプタマー、キレート基、特異的タンパク質−タンパク質相互作用メディエータ、磁性基および放射性基からなる群から選択される請求項8のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項10】
誘導体が、イン・ビボ分解を促進する基でフラッグ付けされたオリゴマーである請求項1から9のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項11】
イン・ビボ分解を促進する基がユビキチンである請求項10のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項12】
精製された請求項1から11のいずれか一項のオリゴマーまたは誘導体。
【請求項13】
オリゴマーまたは誘導体を含む調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の濃縮方法であって、オリゴマーまたは誘導体を捕捉する段階および濃縮形態でオリゴマーまたは誘導体を得る段階を有する方法。
【請求項14】
オリゴマーまたは誘導体を捕捉する段階が、オリゴマーまたは誘導体に結合する薬剤と調製物とを接触させる段階を有する請求項13の方法。
【請求項15】
前記薬剤が固定化されている請求項14の方法。
【請求項16】
前記薬剤が、オリゴマーまたは誘導体に対する特異性を有する抗体である請求項14または15の方法。
【請求項17】
濃縮形態でオリゴマーまたは誘導体を得る段階が、捕捉されたオリゴマーまたは誘導体を脱着させる段階を有する請求項13から16のいずれか一項の方法。
【請求項18】
捕捉オリゴマーまたは誘導体を脱着する段階が、捕捉オリゴマーまたは誘導体を高塩濃度緩衝液または酸性溶液と接触させる段階を有する請求項17の方法。
【請求項19】
調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたは誘導体の量を測定する段階をさらに有する請求項13から18のいずれか一項の方法。
【請求項20】
オリゴマーまたは誘導体を含む調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を濃縮する方法であって、調製物からオリゴマーまたは誘導体以外の少なくとも一つの物質を除去する段階を有する方法。
【請求項21】
オリゴマーまたは誘導体以外の物質がAβモノマーまたはAβフィブリロマーである請求項20の方法。
【請求項22】
物質を除去する段階が、物質に特異的に結合する薬剤と調製物を接触させる段階を有する請求項21または22の方法。
【請求項23】
前記薬剤が固定化されている請求項22の方法。
【請求項24】
前記薬剤が、物質に特異的に結合する抗体である請求項22または23の方法。
【請求項25】
物質を除去する段階が、物質に結合する抗体と調製物とを接触させる段階、および次いで抗体に結合した物質についてタンパク質Aアフィニティクロマトグラフィーを行う段階を有する請求項20から24のいずれかの方法。
【請求項26】
調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の量を測定する段階をさらに有する方法。
【請求項27】
請求項13から26のいずれか一項の方法によって得ることができる非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を含む組成物。
【請求項28】
オリゴマーまたは誘導体の量が組成物の少なくとも99重量%である請求項1から12のいずれか一項に記載の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を含む組成物。
【請求項29】
オリゴマーまたは誘導体の量が、組成物の少なくとも99.9重量%である請求項28の組成物。
【請求項30】
オリゴマーまたは誘導体の量が、組成物の少なくとも99.99重量%である請求項28の組成物。
【請求項31】
組成物がワクチンである請求項27から30のいずれか一項の組成物。
【請求項32】
オリゴマーまたは誘導体に対して特異性を有する抗体を製造するための、請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の使用。
【請求項33】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に特異性を有する抗体の製造方法であって、オリゴマーまたは誘導体を含む抗原を提供する段階;抗体レパートリーまたは潜在的抗体レパートリーを前記抗原に対して曝露する段階;および前記レパートリーから前記オリゴマーまたはその誘導体に特異的に結合する抗体を選択する段階を有する方法。
【請求項34】
抗原で生物を免疫化することで、レパートリーをイン・ビボで抗原に曝露する請求項33の方法。
【請求項35】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有する抗体。
【請求項36】
請求項33または34の方法によって得ることができる、請求項35の抗体。
【請求項37】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、モノマーAβ(1−42)に対するより少なくとも10倍大きい、請求項35または36の抗体。
【請求項38】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、モノマーAβ(1−40)に対するよりも少なくとも10倍大きい、請求項35から37のいずれか一項の抗体。
【請求項39】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、フィブリロマーAβ(1−42)に対するよりも少なくとも10倍大きい、請求項35から38のいずれか一項の抗体。
【請求項40】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、フィブリロマーAβ(1−40)に対するよりも少なくとも10倍大きい、請求項35から39のいずれか一項の抗体。
【請求項41】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、プロトフィブリロマーAβ(1−42)に対するよりも少なくとも10倍大きい、請求項35から40のいずれか一項の抗体。
【請求項42】
抗体のオリゴマーまたは誘導体に対するアフィニティが、プロトフィブリロマーAβ(1−40)に対するよりも、少なくとも10倍大きい、請求項35から41のいずれか一項の抗体。
【請求項43】
抗体が、オリゴマーまたは誘導体の約20から約30のアミノ酸位置の間に位置するエピトープに結合する請求項35から42のいずれか一項の抗体。
【請求項44】
オリゴマーまたは誘導体に対して特異性を有するアプタマーを製造するための、請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の使用。
【請求項45】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有するアプタマーの製造方法であって、オリゴマーまたは誘導体を含む結合標的を提供する段階;アプタマーレパートリーまたは潜在的アプタマーレパートリーを前記結合標的に曝露する段階;および前記レパートリーから、前記オリゴマーまたはその誘導体に特異的に結合するアプタマーを選択する段階を有する方法。
【請求項46】
請求項45の方法によって得ることができる、請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有するアプタマー。
【請求項47】
アプタマーが標識および/またはフラッグ付けされている請求項46のアプタマー。
【請求項48】
アミロイドーシスの治療または予防のための医薬組成物を製造するための、請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の使用。
【請求項49】
医薬組成物が能動免疫化用のワクチンである請求項48の使用。
【請求項50】
オリゴマーがCNSに進入することができない請求項48または49の使用。
【請求項51】
組成物が、グロブロマーに対して強い抗体介在非炎症性応答を誘発することができる請求項48から50のいずれか一項の使用。
【請求項52】
医薬組成物が、静脈、筋肉および皮下から選択される経路を介して投与される請求項48から51のいずれか一項の使用。
【請求項53】
治療または予防を必要とする被験者におけるアミロイドーシスの治療または予防方法であって、被験者に対して請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を投与する段階を有する方法。
【請求項54】
非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を投与する段階が能動免疫化のためである請求項53の方法。
【請求項55】
アミロイドーシスを治療または予防するための医薬組成物を製造するための、請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体の使用。
【請求項56】
医薬組成物が受動的免疫化のためのものである請求項55の使用。
【請求項57】
治療または予防を必要とする被験者におけるアミロイドーシスの治療または予防方法であって、被験者に対して請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体を投与する段階を有する方法。
【請求項58】
抗体を投与する段階が能動免疫化のためのものである請求項57の方法。
【請求項59】
調製物中のオリゴマーまたは誘導体を検出するための、請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体の使用。
【請求項60】
調製物中のオリゴマーまたは誘導体の量を測定するための、請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体の使用。
【請求項61】
調製物中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を検出する方法であって、調製物を請求項35から43のいずれか一項に定義された抗体と接触させる段階およびオリゴマーまたは誘導体と抗体とによって形成された複合体を検出する段階を有し、複合体の存在がオリゴマーまたは誘導体の存在を示すものである方法。
【請求項62】
方法が、調製物中に存在するオリゴマーまたは誘導体の量を測定する段階をさらに有する請求項61の方法。
【請求項63】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の、被験者におけるオリゴマーまたは誘導体に対して特異性を有する自己抗体を検出するための組成物を製造するための使用。
【請求項64】
被験者がアミロイドーシスを有することが疑われ、および自己抗体の検出が被験者においてアルツハイマー病を診断するためのものである請求項63の使用。
【請求項65】
請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体の、サンプル中におけるオリゴマーまたは誘導体に対して特異性を有する自己抗体を検出するための使用。
【請求項66】
サンプルが、アミロイドーシスを有することが疑われる被験者由来のものであり、ならびに自己抗体の検出が被験者でのアミロイドーシスの診断のためのものである請求項65の使用。
【請求項67】
被験者における非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有する自己抗体を検出する方法であって、被験者に対して請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体を投与する段階ならびに抗体およびオリゴマーまたは誘導体によって形成された複合体を検出する段階を有し、複合体の存在が自己抗体の存在を示すものである方法。
【請求項68】
被験者がアミロイドーシスを有することが疑われ、および自己抗体の検出が被験者におけるアミロイドーシスの診断のためである請求項67の方法。
【請求項69】
サンプル中の非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体に対して特異性を有する自己抗体を検出する方法であって、サンプルを請求項1から12のいずれか一項に定義された非拡散性球状Aβ(X−38..43)オリゴマーまたはその誘導体と接触させる段階ならびに抗体およびオリゴマーまたは誘導体によって形成された複合体を検出する段階を有し、複合体の存在が自己抗体の存在を示すものである方法。
【請求項70】
サンプルが、アミロイドーシスを有することが疑われる被験者由来のものであり、および自己抗体の検出が被験者でのアミロイドーシスの診断のためのものである請求項69の方法。
【請求項71】
アミロイドーシスを有することが疑われる被験者が、アミロイドーシスを有するか、あるいはアミロイドーシスになるリスクが増大した被験者である請求項69または70の方法。
【請求項72】
アミロイドーシスが、アルツハイマー病およびダウン症候群のアミロイドーシスからなる群から選択される請求項48から71のいずれか一項の方法または使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公表番号】特表2008−531635(P2008−531635A)
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−557444(P2007−557444)
【出願日】平成18年3月3日(2006.3.3)
【国際出願番号】PCT/EP2006/001984
【国際公開番号】WO2006/094724
【国際公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(502104228)アボット ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー (89)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月3日(2006.3.3)
【国際出願番号】PCT/EP2006/001984
【国際公開番号】WO2006/094724
【国際公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(502104228)アボット ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー (89)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]