説明

スタンドおよびこれを備えた表示装置

【課題】梱包箱の容積を抑え、設置作業を簡素化することが可能なスタンドおよびこれを備えた表示装置を提供する。
【解決手段】丸型棒を屈曲させた前アーム11および後アーム12をベース10として、この前アーム11および後アーム12の両端のねじ部11A,11B,12A,12Bを結合部材30A,30Bの通し孔に螺動可能に締結する。結合部材30A,30Bを軸として前アーム11および後アーム12を回動させて開閉可能となる。支持対象物である本体部2をブラケット20の取付部21に固定し、ブラケット20を結合部材30A,30Bに固定する。スタンド3を支持対象物である本体部2から分解することなく、前アーム11および後アーム12を開閉可能となる。よって、梱包箱50の容積を抑え、設置作業を簡素化することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄型テレビジョン装置などに好適なスタンドおよびこのスタンドを備えた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、各種放送波やビデオ映像等の表示装置は、ますます大型化・薄型化が進められており、これと同時に、表示装置を設置するためのスタンドについても、本体重量を支えるための十分な強度が求められている。このような表示装置のスタンドとしては、平板状の底板に支柱を立てて、この支柱に表示部本体を取り付けるものが多い(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−159048号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来のスタンドを40インチないし60インチの大型表示装置に適用する場合には、転倒防止のため、スタンド自身に重心との関係である程度の重量および設置床面積を設けることが必要とされていた。そのため、スタンドを本体に取付けた状態では梱包箱の容積が増大し、輸送効率の低下などの問題が生じていた。また、スタンドを本体から取り外し、底板と支柱とに分解して梱包する場合には、設置時に煩雑な組立作業が必要となっていた。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、梱包箱の容積を抑え、設置作業を簡素化することが可能なスタンドおよびこれを備えた表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によるスタンドは、以下の(A)〜(C)の構成要素を備えたものである。
(A)両端にねじ部を有する棒を、両端を向かい合わせて屈曲させた前アームおよび後アームを有し、前アームおよび後アームが、前アームおよび後アームの一端のねじ部を隣り合わせにし、前アームおよび後アームの他端のねじ部を隣り合わせにして配置されたベース
(B)各々少なくとも二つの通し孔を有する二つの結合部材を有し、二つの結合部材の一方の通し孔に前アームおよび後アームの一端のねじ部が螺動可能に締結され、二つの結合部材の他方の通し孔に前アームおよび後アームの他端のねじ部が螺動可能に締結されたヒンジユニット
(C)支持対象物に固定される取付部を有すると共に二つの結合部材に固定されたブラケット
【0007】
本発明による表示装置は、画像表示のための平板状の本体部および本体部を支持対象物とするスタンドを備え、スタンドは、上記本発明のスタンドにより構成されたものである。
【0008】
本発明のスタンドまたは本発明の表示装置では、棒を屈曲させた前アームおよび後アームがベースとなって、この前アームおよび後アームの両端のねじ部が結合部材の通し孔に螺動可能に締結されているので、結合部材を軸として前アームおよび後アームを回動させて開閉可能となっている。また、支持対象物である本体部はブラケットの取付部に固定され、このブラケットが結合部材に固定されているので、スタンドを支持対象物から分解することなく、前アームおよび後アームを開閉可能となる。よって、スタンドを支持対象物に取り付けたまま、前アームおよび後アームを閉じた状態で梱包することにより、梱包箱の容積が抑えられる。また、開梱して前アームおよび後アームを開くことにより、煩雑な組立作業を行う必要なく直ちに設置可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のスタンド、または本発明の表示装置によれば、棒を屈曲させた前アームおよび後アームをベースとして、この前アームおよび後アームの両端のねじ部を結合部材の通し孔に螺動可能に締結するようにしたので、結合部材を軸として前アームおよび後アームを回動させて開閉可能となる。また、支持対象物である本体部をブラケットの取付部に固定し、このブラケットを結合部材に固定するようにしたので、スタンドを支持対象物である本体部から分解することなく、前アームおよび後アームを開閉可能となる。よって、梱包箱の容積を抑え、設置作業を簡素化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表示装置の外観を表す斜視図である。
【図2】図1に示したスタンドを上方から見た全体構成を表す平面図である。
【図3】スタンドを背面側から見た構成を表す斜視図である。
【図4】図2に示したヒンジユニットおよびブラケットを拡大して表す斜視図である。
【図5】図3に示した前アームおよび後アームの開閉を説明するための図である。
【図6】本体部の設置角度の変更を説明するための図である。
【図7】図1に示した表示装置を背面側から見た一部分解斜視図である。
【図8】図1に示した表示装置の組立手順を表す斜視図である。
【図9】図8に続く手順を表す斜視図である。
【図10】図1に示した表示装置の設置状態を表す側面図である。
【図11】表示装置の梱包状態の一例を表す側面図である。
【図12】表示装置の他の梱包状態を表す上面図である。
【図13】スタンドの変形例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置の外観を表したものである。この表示装置1は、例えば薄型テレビジョン装置として用いられるものであり、画像表示のための平板状の本体部2をスタンド3により支持した構成を有している。なお、表示装置1は、スタンド3を本体部2に取付けた状態で、床,棚または台などの水平面に載置して据置型として用いられるが、スタンド3を本体部2から取り外した状態で壁掛型として用いることも可能である。
【0013】
本体部2は、透明板ガラスよりなる前面ガラス2Aと、樹脂または金属よりなる背面筐体2Bとの間に、液晶などの平板状の表示パネル(図示せず)を収容したものである。使用者は、前面ガラス2Aを通して表示パネルに表示される映像を視聴可能となっている。なお、表示パネルは、液晶のほか、プラズマ,有機EL(Electroluminescence),無機EL,エレクトロデポジションもしくエレクトロクロミックなどの他の表示素子を用いたものであってもよい。ちなみに、本体部2の重量は、40インチクラスの液晶表示装置では14kg〜20kg、52インチクラスでは30kg〜36kg、60インチクラスでは約42kg程度である。
【0014】
図2はスタンド3を上方から見た全体構成、図3は背面側から見た全体構成をそれぞれ表したものである。このスタンド3は、表示装置1の設置場所に載置されるベース10と、支持対象物である本体部2を支持するブラケット20とを、ヒンジユニット30により連結し一体化した構成を有している。ヒンジユニット30の下方は、必要に応じて、カバー40で覆われている。
【0015】
ベース10は、前アーム11および後アーム12を有している。前アーム11は、両端にねじ部11A,11Bを有するステンレス鋼などの金属製の丸型棒を、両端を向かい合わせて例えば長方形に屈曲させたものである。後アーム12は、両端にねじ部12A,12Bを有するステンレス鋼などの金属製の丸型棒を、両端を向かい合わせて例えば台形に屈曲させたものである。前アーム11および後アーム12は、一端のねじ部11A,12Aを隣り合わせにし、他端のねじ部11B,12Bを隣り合わせにして並べて配置されている。なお、前アーム11および後アーム12を構成する棒は、少なくともねじ部11A,11B,12A,12Bが丸型棒であればよく、ねじ部11A,11B,12A,12B以外の部分の断面形状は丸に限らず多角形でもよい。また、前アーム11および後アーム12の屈曲形状は長方形や台形などの矩形には限定されず、また同じ形状に屈曲されていてもよい。
【0016】
図4は、ヒンジユニット30およびブラケット20を前面側から見た構成を表したものである。ヒンジユニット30は、前アーム11および後アーム12を開閉するための蝶番としての機能を有するものであり、二つの結合部材30A,30Bを有している。結合部材30A,30Bは、例えばアルミニウム(Al)等のダイキャストにより構成され、各々、下方に二つ、上方に一つ、合計三つの通し孔が設けられている。結合部材30Aの下方の二つの通し孔には、前アーム11および後アーム12の一端のねじ部11A,12Aが螺動可能に締結されている。結合部材30Bの下方の二つの通し孔には、前アーム11および後アーム12の他端のねじ部11B,12Bが螺動可能に締結されている。具体的には、前アーム11および後アーム12のねじ部11A,11B,12A,12Bは、螺動可能とするため、スラストワッシャー(図示せず)またはばね(図示せず)等を積層して側圧を掛けた状態で結合部材30A,30Bの通し孔に挿入されている。これにより、このスタンド3では、図5に示したように、結合部材30A,30Bを軸として前アーム11および後アーム12を回動させて開閉可能となっている。
【0017】
図4に示したブラケット20は、支持対象物である本体部2に固定される取付部21を有していると共に結合部材30A,30Bに固定されている。これにより、このスタンド3では、同じく図5に示したように、スタンド3を支持対象物である本体部2から分解することなく、前アーム11および後アーム12を開閉可能となっている。取付部21には、本体部2を固定するためのねじ孔が適宜設けられている。また、取付部21の両端には、取付部21から90度に折り曲げられた耳片22A,22Bが設けられており、耳片22Aが結合部材30Aに、耳片22Bが結合部材30Bにそれぞれ固定されている。
【0018】
以上をまとめると、このスタンド3では、棒を屈曲させた前アーム11および後アーム12がベース10となって、この前アーム11および後アーム12の両端のねじ部11A,11B,12A,12Bが結合部材30A,30Bの通し孔に螺動可能に締結されている。また、支持対象物である本体部2はブラケット20の取付部21に固定され、このブラケット20は結合部材30A,30Bに固定されている。これにより、このスタンド3およびこれを備えた表示装置1では、梱包箱の容積を抑え、設置作業を簡素化することが可能となっている。
【0019】
図4に示したブラケット20は、二つの結合部材30A,30Bに回動可能に固定されていることが好ましい。具体的には、ブラケット20の耳片22A,22Bは、結合部材30A,30Bの上方の通し孔に、ねじ23A,23Bとスラストワッシャー(図示せず)とにより回動可能に固定されている。これにより、スラストワッシャーによるブラケット20の回動R1に伴って、図6に示したように、取付部21に固定された本体部2を矢印R2方向に傾け、本体部2の設置角度を前後5度程度変えることが可能となる。なお、ブラケット20を固定するねじにクリック機構(図示せず)等を設けることにより、本体部2に僅かな傾斜角度を与えることも可能である。
【0020】
また、このスタンド3は、回転規制構造として、図5に示したように、前アーム11および後アーム12の結合部材30A,30Bへの固定位置の近傍に突起11C,12Cを有すると共に、結合部材30A,30Bの外側面に凹溝31,32を有している。突起11C,12Cは、前アーム11および後アーム12の開閉に伴って凹溝31,32内で移動し、前アーム11および後アーム12が最大に開かれたときに突起11C,12Cが凹溝31,32の最奥面31A,32Aに接触する。これにより、前アーム11および後アーム12の設置床面に対する最大開き角度θmaxが規制され、本体部2の重量を確実に支えることが可能となる。前アーム11および後アーム12の最大開き角度θmaxは特に限定されず、図5に示したように180°以下としてもよいし、180°としてもよい。
【0021】
この表示装置1は、例えば次のようにして組み立てることが可能である。
【0022】
まず、図7に示したように、前アーム11および後アーム12を開いて設置床面(図示せず)にスタンド3を設置し、支持対象物である本体部2を、スタンド3の上方からブラケット20に沿わせて下降させる。
【0023】
ここで、本体部2の背面筐体2Bには、ブラケット20および結合部材30を収納するため、適宜の形状の凹部2Cが設けられている。この凹部2Cには、ブラケット20の取付部21の上辺に係止する鉤2Dが、例えば4個設けられている。これら4個の鉤2Dは、位置決めおよび脱落防止のため、取付部21の上辺の二つの凸部24A,24Bの両側に係止する位置に設けられていることが望ましい。
【0024】
続いて、図8に示したように、鉤2Dを取付部21の上辺に係止させる。これにより、簡単な作業で確実に本体部2を取付部21に取り付けることが可能となる。また、鉤2Dを凸部24A,24Bの両側に係止させることにより、本体部2の位置決めが容易となり、本体部2のずれや脱落も抑えられる。必要に応じて、取付部21のねじ孔を用いて、取付部21を背面筐体2Bにねじ固定してもよい。そののち、図9に示したように、凹部2Cを蓋2Eで塞ぐ。以上により、図1に示した表示装置1の組立てが完了する。
【0025】
また、この表示装置1は、例えば次のようにして分解することが可能である。まず、図9に示したように、背面筐体2Bの凹部2Cの蓋2Eを取り外す。次いで、取付部21を背面筐体2Bにねじ固定した場合には、そのねじを取り外す。続いて、図8および図7に示したように、本体部2を上方に移動させて、鉤2Dを取付部21の上辺から取り外すことにより、簡単な作業で本体部2を取付部21から分離することが可能となる。このようにして分離した本体部2は、凹部2Cを蓋2Eで塞ぎ、簡素な作業で壁掛け表示装置としての用途を実現することが可能となり、使用者の利便性の向上が可能となる。
【0026】
また、この表示装置1は、例えば次のようにして梱包および設置が可能である。
【0027】
表示装置1は、図10に示したように、前アーム11および後アーム12を開いた状態で床面FLに設置されている。ここでは、本体部2がブラケット20の取付部21に固定され、この取付部21の両端が結合部材30A,30Bに固定されているので、スタンド3を本体部2から分解することなく、前アーム11および後アーム12を開閉可能となっている。よって、図11に示したように、スタンド3を本体部2に取付けたまま、前アーム11および後アーム12を閉じた状態で梱包箱50に梱包することが可能である。これにより、輸送強度維持のためのクッション51の占める割合(空気エリア)が20%〜30%減少可能となり、梱包箱50の容積が抑えられる。
【0028】
また、設置の際には、開梱して本体部2およびスタンド3を取り出し、図10に示したように、前アーム11および後アーム12を開くことにより、煩雑な組立作業を行う必要なく直ちに設置可能となる。
【0029】
これに対して従来では、平板状の底板に支柱を立てたスタンドを用いていたので、スタンドを本体部から取り外し、底板と支柱とに分解して梱包する場合には、クッション等で本体を保護するために梱包箱の容積を大きくせざるを得なかった。そのため、輸送効率の低下(経費の増大)が生じていた。また、設置の際には煩雑な組立作業が必要となり、組立て工数(工賃)が増えてしまっていた。
【0030】
このように本実施の形態では、丸型棒を屈曲させた前アーム11および後アーム12をベース10として、この前アーム11および後アーム12の両端のねじ部11A,11B,12A,12Bを結合部材30A,30Bの通し孔に螺動可能に締結するようにしたので、結合部材30A,30Bを軸として前アーム11および後アーム12を回動させて開閉可能となる。また、支持対象物である本体部2をブラケット20の取付部21に固定し、このブラケット20を結合部材30A,30Bに固定するようにしたので、スタンド3を支持対象物である本体部2から分解することなく、前アーム11および後アーム12を開閉可能となる。よって、梱包箱50の容積を抑え、設置作業を簡素化することが可能となる。
【0031】
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、図11に示したように、スタンド3を本体部2に取付けたまま、前アーム11および後アーム12を閉じた状態で梱包箱50に梱包する場合について説明したが、図12に示したように、スタンド3を本体部2から取り外して梱包箱50に梱包することも可能であることは言うまでもない。その際は、図7ないし図9を参照して説明した組立手順により、簡素な作業で表示装置1を組み立てることが可能である。
【0032】
また、前アーム11および後アーム12の上面に樹脂よりなるアタッチメント部品(図示せず)を取り付け、このアタッチメント部品に本体部2の下面を接触させることにより本体部2の重量を前アーム11および後アーム12上に分散させることも可能である。
【0033】
更に、図13に示したように、前アーム11および後アーム12の下面の適宜の位置に、凹凸形状または弾性樹脂よりなる滑り止め構造11D,12Dを設けるようにしてもよい。これにより、万一ベース10が机上からはみ出したような場合にも表示装置1を落下しにくくすることが可能となる。滑り止め構造11D,12Dは、例えば、前アーム11および後アーム12の下面に、凹凸または波形形状をプレス成型し、または弾性樹脂を貼り付けることにより形成することが可能である。
【符号の説明】
【0034】
1…表示装置、2…本体部、2A…前面ガラス、2B…背面筐体、2C…凹部、2D…鉤、3…スタンド、10…ベース、11…前アーム、11A,11B,12A,12B…ねじ部、12…後アーム、20…ブラケット、21…取付部、22A,22B…耳片、30…ヒンジユニット、30A,30B…結合部材、40…カバー、50…梱包箱、51…クッション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両端にねじ部を有する棒を、前記両端を向かい合わせて屈曲させた前アームおよび後アームを有し、前記前アームおよび前記後アームが、前記前アームおよび前記後アームの一端のねじ部を隣り合わせにし、前記前アームおよび前記後アームの他端のねじ部を隣り合わせにして配置されたベースと、
各々少なくとも二つの通し孔を有する二つの結合部材を有し、前記二つの結合部材の一方の通し孔に前記前アームおよび前記後アームの一端のねじ部が螺動可能に締結され、前記二つの結合部材の他方の通し孔に前記前アームおよび前記後アームの他端のねじ部が螺動可能に締結されたヒンジユニットと、
支持対象物に固定される取付部を有すると共に前記二つの結合部材に固定されたブラケットと
を備えたスタンド。
【請求項2】
前記ブラケットは前記二つの結合部材に回動可能に固定されている
請求項1記載のスタンド。
【請求項3】
前記前アームおよび前記後アームに設けられた突起と、前記結合部材の外側面に設けられた凹溝とを有する回転規制機構を備え、前記前アームおよび前記後アームの開閉に伴って前記突起が前記凹溝内で移動し、前記前アームおよび前記後アームが最大に開かれたときに前記突起が前記凹溝の最奥面に接触する
請求項2記載のスタンド。
【請求項4】
前記前アームおよび後アームの下面に、凹凸形状または弾性樹脂よりなる滑り止め構造を有する
請求項3記載のスタンド。
【請求項5】
画像表示のための平板状の本体部および前記本体部を支持対象物とするスタンドを備え、
前記スタンドは、
両端にねじ部を有する棒を、前記両端を向かい合わせて屈曲させた前アームおよび後アームを有し、前記前アームおよび前記後アームが、前記前アームおよび前記後アームの一端のねじ部を隣り合わせにし、前記前アームおよび前記後アームの他端のねじ部を隣り合わせにして配置されたベースと、
各々少なくとも二つの通し孔を有する二つの結合部材を有し、前記二つの結合部材の一方の通し孔に前記前アームおよび前記後アームの一端のねじ部が螺動可能に締結され、前記二つの結合部材の他方の通し孔に前記前アームおよび前記後アームの他端のねじ部が螺動可能に締結されたヒンジユニットと、
支持対象物に固定される取付部を有すると共に前記二つの結合部材に固定されたブラケットと
を備えた表示装置。
【請求項6】
前記本体部の背面に、前記ブラケットの上辺に係止する鉤を備えた
請求項5記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−244258(P2011−244258A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−115241(P2010−115241)
【出願日】平成22年5月19日(2010.5.19)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】