説明

スタンドディスプレイ

【課題】本発明は、店頭のカウンター等に立てて使用するスタンドディスプレイにおいて、組立て、解体、保管、運搬等の取扱が容易で、その間に、表示パネルの表面を汚すことがなく、その視野角が広いスタンドディスプレイを提供することを課題とするものである。
【解決手段】スタンドディスプレイは、下部表示板および上部表示板よりなる表示体と貼着板を有する支持体からなり、下部表示板を貼着板に貼って後、貼着板の両側に、それぞれ罫線を介して順次連設して形成された下部支持板と、斜め側板と、綴じ板と、底板と、中間板と、上部支持板とを、罫線に沿って表裏折り曲げていくことによって、二つの前記綴じ板は、合掌状に重ね合わられ、斜め側板は底板と係止めされ、下部支持板は、中間板と係止めされ、上部表示板は、上部支持板と係止めされ、または貼着されて、容易に組み立てられ、解体できるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店頭のカウンター等において立てて使用する、組立て・保管・運搬等の取扱が容易なスタンドパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スタンドパネルやスタンドディスプレイと称されるものは、第9図(a)、(b)に示すごとく、表示パネル(41)をその背面において支持板(42)により支え、表示パネル(41)を斜め状に起立させるものがある。また、支持板(42)の下端には足板(43)が取り付けられている。表示パネル(41)の背面(45)と支持板(42)との間には補強板(46)が設けられている。
【0003】
上記表示パネル(41)は、正面に広告宣伝用等の絵文字が印刷表示された部分である。そして、上記表示パネル(41)、支持板(42)等は、ダンボール等の厚紙により構成されている。また、これらは互いに糊付けされている。
【0004】
しかしながら、上記従来のスタンドパネルは、それぞれ別個独立した4個のダンボール片である。そのため、スタンドパネルの組立てに際しては、別個に作られた表示パネル(41)、支持板(42)、足板(43)、補強板(46)を組み付け、これらをそれぞれ糊付けしなければならない。
【0005】
また、一旦組み立てたスタンドパネルの運搬、保管に際しては、支持板(42)の折りたたみができないため不便である。また、上記糊付けが不十分であると、支持板(42)は不安定となり、表示パネル(41)を安定した状態で起立させることができないという問題があるものである。
【0006】
特許文献1に係る考案は、かかる従来のスタンドパネルの問題点に鑑みてなされたもので、糊付け等の接合手段を必要とすることなくワンタツチで組立てることができ、しかも運搬・保管等の取扱いが容易なスタンドパネルを提供しようとするものである。
【0007】
すなわち、該スタンドパネルは、中央に配設した表示パネルと、該表示パネルの上下においてそれぞれ折り曲げ自在に設けた係止板と、上記表示パネルの左右に折り曲げ自在に設けた支持板とよりなり、上記各係止板は、基台部と該基台部に折り曲げ自在に設けた係合頭部とよりなり、該係合頭部には略中央部に係合穴を設け、一方上記各支持板は、背面折り曲げ部と該背面折り曲げ部の外側に折り曲げ自在に設けた背面支持部とよりなり、該背面支持部には上下端部に係合突出部を設けてなるものである。
【0008】
そして、その組立て状態においては、前記表示パネルの上部及び下部に設けた各係止板は、上記表示パネルの背面に折り曲げられ、該係止板の上面に前記各背面折り曲げ部が折り曲げられており、かつ上記各背面支持部は上記表示パネルの背面に突出するよう折り曲げられ、また上記係合頭部も上記表示パネルの背面に突出するよう折り曲げられて上記背面支持部の係合突出部が上記係合頭部の係合穴に嵌挿され、表示パネルの背面において支持板により表示パネルが起立するよう組立てられていることを特徴とするものである。
【0009】
特許文献1に係る考案にかかるスタンドパネルの効果は、表示パネルと係止板と支持板とが一体物(ワンピース)として構成されている。そのため、スタンドパネルを作製するに当たっては、折り曲げ線に沿って折りたたみ作業を行い、次いで上記の係合頭部の係合穴に背面支持部の係合突出部を係合させるというワンタツチ作業でスタンドパネルを組み
立てることができることにある。
【0010】
また、スタンドパネルを保管・運搬等のため解体する場合には、係止板と支持板との上記係合を解き、また折り畳たたみ部分を広げて展開させておけるという効果があるというものである。
【0011】
また、図(10)の(a)、(b)に示すように、組立状態において、上部及び下部の各係止板が各背面折り曲げ部(55)よりも内側に位置すること、及び上下の係合頭部(57)(54)の係合穴に背面支持部(52)の係合突出部(56)を係合させていることによって、上下の係止板がその弾発力によって外方へ開こうとしても背面折り曲げ部(52)が該係止板の外側に位置している。また、該背面折り曲げ部(52)は、背面支持部上方の上記係合突出部が上記係止板の係合穴に係合しているために、係止板が外方へ開くことを阻止する。また、係止板は外方へ開こうとする弾発力を有するために、上記係合突出部(56)の係合が容易に外れることがない。それ故、強固な組立て状態とすることができるものである。
【0012】
したがつて、特許文献1に係る考案によれば、スタンドパネルの組立、運搬、保管等の取扱が容易で、また強固なスタンドパネルを提供することができ、本スタンドパネルは、糊付けを必要とすることなく折りたたみと係合のみで組立てることができるので、型くずれすることがなく長期間強固な状態で固定して起立使用することができるものである。
【0013】
しかし、特許文献1に係る考案は、スタンドパネルの組立前、運搬、保管および解体後の段階において、折り畳たたみ部分を広げて展開させておけるという効果がある反面、折り畳たたみ部分を広げて展開させておくことによって、表示パネル面が組立前、運搬、保管の段階において、汚され易いという問題があるものである。
【0014】
また、図(10)の(a)、(b)に示すように、特許文献1に係る考案における表示パネル(51)は、ある角度にて傾斜して支持されており、長期間強固な状態で固定して起立使用できるものであるが、反面、他の角度への変更が行ない難いものであるため、見られる範囲である視野角が狭いものとなっているものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】実開平02−058779号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は、従来技術の問題を解決するためになされたものであり、店頭のカウンター等において立てて使用するスタンドディスプレイにおいて、組立て、解体、保管、運搬等の取扱が容易で、しかも、その間に、表示パネルの表面を汚すことがなく、その角度を任意に設計出来、さらに視野角が広いスタンドディスプレイを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
請求項1の発明は、店頭のカウンターなどに配置するスタンドディスプレイであって、前記スタンドディスプレイは、表示体と支持体からなり、
前記表示体は、上部表示板と、下部表示板および上部表示板と下部表示板とを連結する中間罫線とからなり、
前記支持体は、下部表示板裏面に貼着する貼着板と、
貼着板の両側に、それぞれ罫線を介して順次連設して形成された下部支持板と、斜め側板
と、綴じ板と、
貼着板の下側に罫線を介して連設して形成された底板と、
貼着板の上側に罫線を介して連設して形成された中間板と、
綴じ板の上側に罫線を介して連設して形成された上部支持板と、
からなるものであり、
前記下部支持板および前記綴じ板は、逆三角形状態で配設され、前記斜め側板は、三角形状態で配設されるので、前記下部支持板の底辺および前記綴じ板の底辺は、貼着板の上辺と順次連続して形成されてなり、
前記斜め側板の底辺は、貼着板の下辺と連続して形成されてなるものであり、
二つの前記綴じ板は、合掌状に重ね合わせてなり、
前記斜め側板の底辺と貼着板の下辺を三角形の1辺とし、その形状は、前記底板と係止めされ、保持されてなり、
前記下部支持板の底辺と前記貼着板の上辺を三角形の1辺とし、その形状は、前記中間板と係止めされ、保持されてなり、
前記上部表示板と前記上部支持板とを係止め、または貼着することを特徴とするスタンドディスプレイである。
【0018】
請求項2の発明は、前記上部表示板と前記下部表示板とが、前記中間罫線を境にして、表示角度を異なるものにできることを特徴とする請求項1に記載のスタンドディスプレイである。
【0019】
請求項3の発明は、前記綴じ板の端辺には、係止め構造を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスタンドディスプレイである。
【0020】
請求項4の発明は、前記上部支持板の端辺には、係止め構造を有することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載のスタンドディスプレイである。
【0021】
請求項5の発明は、組み立てた際の裏面が、ディスプレイの表面側となるように折り畳むことができることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載のスタンドディスプレイである。
【0022】
請求項6の発明は、前記上部表示板が曲線的に湾曲していることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいずれかに記載のスタンドディスプレイである。
【発明の効果】
【0023】
本発明は、表示体と支持体からなるスタンドディスプレイであって、組み立て、および、解体が容易であって、かつ、保管、運搬等の取扱いも行ない易いものであるという効果を有するものである。しかも、その間に、表示パネルの表面を汚すことがなく、その角度を任意に設計出来、さらに視野角が広いスタンドディスプレイを提供できるという効果を有するものである。
【0024】
請求項2の発明は、前記表示体を、上部表示板と下部表示板の表示角度を変えることができるようにしたことによって、見られる範囲である視野角を広いものにできるという効果を有するものである。
【0025】
請求項3の発明は、前記綴じ板の端辺には、係止め構造を設けたことによって、前記綴じ板が緩み、外れてしまうという型崩れを起し難いものにしているという効果を有するものである。
【0026】
請求項4の発明は、前記上部支持板の端辺には、係止め構造を設けたことによって、前記上部支持板が緩み、外れてしまうという型崩れを起し難いものにしているものである。
【0027】
請求項5の発明は、組み立てた際の裏面が、ディスプレイの表面側となるように折り畳むことができるものであって、ディスプレイの表面側である表示体を汚すことなく、組立て、保管、運搬等の取扱いができるという効果を有するものである。
【0028】
請求項6の発明は、前記上部表示板が曲線的に湾曲していることによって、さらに、見られる範囲である視野角を広いものにできるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】図1の(a)は、本発明のラウンドタイプのスタンドディスプレイの斜視略図である。図1の(b)は、本発明のラウンドタイプのスタンドディスプレイの折り畳み斜視略図である。
【図2】図2の(a)は、本発明のラウンドタイプのスタンドディスプレイの側面略図である。図2の(b)は、本発明のラウンドタイプのスタンドディスプレイの背面略図である。
【図3】図3の(a)は、本発明の2フェイスタイプのスタンドディスプレイの斜視略図である。図3の(b)は、本発明の2フェイスタイプのスタンドディスプレイの折り畳み斜視略図である。
【図4】図4の(a)は、本発明の2フェイスタイプのスタンドディスプレイの側面略図である。図4の(b)は、本発明の2フェイスタイプのスタンドディスプレイの背面略図である。
【図5】図5は、本発明のラウンドタイプのスタンドディスプレイの支持体の展開略図である。
【図6】図6は、本発明のラウンドタイプのスタンドディスプレイの表示体の展開略図である。
【図7】図7は、本発明の2フェイスタイプのスタンドディスプレイの支持体の展開略図である。
【図8】図8は、本発明の2フェイスタイプのスタンドディスプレイの表示体の展開略図である。
【図9】図9の(a)は、従来技術に係るスタンドパネルの斜視略図である。図9の(b)は、従来技術に係るスタンドパネルの背面斜視略図である。
【図10】図10の(a)は、特許文献1の発明に係るスタンドパネルの正面からの斜視略図である。図10の(b)は、特許文献1の発明に係るスタンドパネルの背面からの斜視略図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明は、店頭のカウンターなどに配置するスタンドディスプレイであって、ラウンドタイプと2フェイスタイプの二つの実施の形態を例に、説明をする。
【0031】
請求項1乃至請求項5の発明は、上記の二つのタイプに共通するもので、請求項6は、ラウンドタイプのスタンドディスプレイである。
【0032】
請求項1の発明のスタンドディスプレイは、図1の(a)は、ラウンドタイプであって、図5の支持体と図6の表示体からできており、図3の(a)は、2フェイスタイプであって、図7の支持体と図8の表示体からできている。
【0033】
それらの前記表示体は、上部表示板(1)、(21)と、下部表示板(2)、(22)および上部表示板(1)、(21)と下部表示板(2)、(22)とを連結する中間罫線(3)、(23)とからなり、
それらの前記支持体は、下部表示板裏面に貼着する貼着板(4)、(24)と、
貼着板の両側に、それぞれ罫線を介して順次連設して形成された下部支持板(9)、(29)と、斜め側板(10)、(30)と、綴じ板(8)、(28)と、
貼着板(4)、(24)の下側に罫線を介して連設して形成された底板(6)、(26)と、
貼着板(4)、(24)の上側に罫線を介して連設して形成された中間板(5)、(25)と、
綴じ板(8)、(28)の上側に罫線を介して連設して形成された上部支持板(7)、(27)と、からなるものであり、
前記下部支持板(9)、(29)および前記綴じ板(8)、(28)は、逆三角形状態で配設され、前記斜め側板(10)、(30)は、三角形状態で配設されるので、前記下部支持板(9)、(29)の底辺および前記綴じ板(8)、(28)の底辺は、貼着板(4)、(24)の上辺と順次連続して形成されてなり、
前記斜め側板(10)、(30)の底辺は、貼着板の下辺と連続して形成されてなるものであり、
二つの前記綴じ板(8)、(28)は、それぞれに合掌状に重ね合わせてなり、
前記斜め側板(10)、(30)の底辺と貼着板(4)、(24)の下辺を三角形の1辺とし、その形状は、前記底板(6)、(26)と係止めされ、保持されてなり、
前記下部支持板(9)、(29)の底辺と前記貼着板(4)、(24)の上辺を三角形の1辺とし、その形状は、前記中間板(5)、(25)と係止めされ、保持されてなり、
前記上部表示板(1)、(21)と前記上部支持板(9)、(29)とを係止め、または貼着することによって作成されるスタンドディスプレイである。
【0034】
すなわち、本発明のスタンドディスプレイは、図6の表示体の下部表示板(2)を、図5の支持体の貼着板(4)に、貼着して後、図1の(b)に示すように、容易に、折り畳むことができるものであり、スタンドディスプレイの表面が、折り畳まれた段階では、内側に隠れるようにできるものなので、保管、運搬段階において、汚れることがないものである。
【0035】
また、組み立ての際は、図5と図6、または、図7と図8に示されるように、の中の点線で表示される折り曲げ線に沿って、広げて後、支持体の折り曲げ線に沿って、折り曲げていくことによって、容易に、図1の(a)や図3の(a)に示すような、本発明の二つのタイプのスタンドディスプレイが、容易に組み立てられるものである。
【0036】
請求項2の発明は、前記上部表示板(1)、(21)と前記下部表示板(2)、(22)とが、前記中間罫線(3)、(23)を境にして、表示角度を異なるものにできるスタンドディスプレイであり、見られる範囲である視野角を広いものにできるものである。
【0037】
請求項3の発明は、前記綴じ板(8)、(28)の端辺に、係止め構造(11)、(31)を設けることによって、前記綴じ板が緩み、外れてしまうという型崩れを起し難いものにしているものである。
【0038】
請求項4の発明は、前記上部支持板(7)、(27)の端辺には、係止め構造(11)、(31)を設けることによって、前記上部支持板が緩み、外れてしまうという型崩れを起し難いものにしているものである。
【0039】
請求項5の発明は、組み立てた際の裏面(13)、(32)が、ディスプレイの表面側となるように折り畳むことができるものであって、ディスプレイの表面側である表示体を汚すことなく、組立て、保管、運搬等の取扱いができるものである。
【0040】
請求項6の発明は、前記上部表示板(1)が曲線的に湾曲(12)していることによって、さらに、見られる範囲である視野角を広いものにできるものである。
【0041】
なお、本発明の表示体や支持体としては、ダンボールなどの厚紙、プラスチック加工した厚紙、合成紙、または、プラスチックの厚手シート状物などが使用できるものである。
【0042】
なお、本発明の支持体には、多数の折り曲げ線が設けられており(各図には点線で表示してあるが、支持体自身には、実線表示されていない)、その折り曲げ線に沿って、自在に表裏に折り曲げることができるものである。そして本発明の支持体は、表示体の背面において表示体を支えるものである。
【符号の説明】
【0043】
1、ラウンドタイプの表示体の上部表示板
2、ラウンドタイプの表示体の下部表示板
3、ラウンドタイプの表示体の中間罫線
4、ラウンドタイプの支持体の貼着板
5、ラウンドタイプの支持体の中間板
6、ラウンドタイプの支持体の底板
7、ラウンドタイプの支持体の上部支持板
8、ラウンドタイプの支持体の綴じ板
9、ラウンドタイプの支持体の下部支持板
10、ラウンドタイプの支持体の斜め側板
11、ラウンドタイプの係り止め構造
12、ラウンドタイプの支持体の上部表示部の上部曲線的湾曲部
13、ラウンドタイプのスタンドディスプレイの裏面
21、2フェイスタイプの表示体の上部表示板
22、2フェイスタイプの表示体の下部表示板
23、2フェイスタイプの表示体の中間罫線
24、2フェイスタイプの支持体の貼着板
25、2フェイスタイプの支持体の中間板
26、2フェイスタイプの支持体の底板
27、2フェイスタイプの支持体の上部支持板
28、2フェイスタイプの支持体の綴じ板
29、2フェイスタイプの支持体の下部支持板
30、2フェイスタイプの支持体の斜め側板
31、2フェイスタイプの係り止め構造
32、2フェイスタイプの裏面
41、従来技術のスタンドパネルの表示パネル
42、従来技術のスタンドパネルの支持板
43、従来技術のスタンドパネルの足板
45、従来技術のスタンドパネルの背面
46、従来技術のスタンドパネルの補強板
51、特許文献1の発明に係るスタンドパネルの表示パネル
52、特許文献1の発明に係るスタンドパネルの背面支持部
54、特許文献1の発明に係るスタンドパネルの下の係合頭部
55、特許文献1の発明に係るスタンドパネルの背面折り曲げ部
56、特許文献1の発明に係るスタンドパネルの係合突出部
57、特許文献1の発明に係るスタンドパネルの上の係合頭部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
店頭のカウンターなどに配置するスタンドディスプレイであって、前記スタンドディスプレイは、表示体と支持体からなり、
前記表示体は、上部表示板と、下部表示板および上部表示板と下部表示板とを連結する中間罫線とからなり、
前記支持体は、下部表示板裏面に貼着する貼着板と、
貼着板の両側に、それぞれ罫線を介して順次連設して形成された下部支持板と、斜め側板と、綴じ板と、
貼着板の下側に罫線を介して連設して形成された底板と、
貼着板の上側に罫線を介して連設して形成された中間板と、
綴じ板の上側に罫線を介して連設して形成された上部支持板と、
からなるものであり、
前記下部支持板および前記綴じ板は、逆三角形状態で配設され、前記斜め側板は、三角形状態で配設されるので、前記下部支持板の底辺および前記綴じ板の底辺は、貼着板の上辺と順次連続して形成されてなり、
前記斜め側板の底辺は、貼着板の下辺と連続して形成されてなるものであり、
二つの前記綴じ板は、合掌状に重ね合わせてなり、
前記斜め側板の底辺と貼着板の下辺を三角形の1辺とし、その形状は、前記底板と係止めされ、保持されてなり、
前記下部支持板の底辺と前記貼着板の上辺を三角形の1辺とし、その形状は、前記中間板と係止めされ、保持されてなり、
前記上部表示板と前記上部支持板とを係止め、または貼着することを特徴とするスタンドディスプレイ。
【請求項2】
前記上部表示板と前記下部表示板とが、前記中間罫線を境にして、表示角度を異なるものにできることを特徴とする請求項1に記載のスタンドディスプレイ。
【請求項3】
前記綴じ板の端辺には、係止め構造を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスタンドディスプレイ。
【請求項4】
前記上部支持板の端辺には、係止め構造を有することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載のスタンドディスプレイ。
【請求項5】
組み立てた際の裏面が、ディスプレイの表面側となるように折り畳むことができることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載のスタンドディスプレイ。
【請求項6】
前記上部表示板が曲線的に湾曲していることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいずれかに記載のスタンドディスプレイ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−28383(P2013−28383A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−166659(P2011−166659)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】