説明

ステッキと椅子を合体したステッキ及び椅子の組み替え装置

【課題】必要に応じて移動時にはステッキとして、また待ち時間には携帯椅子に組み変えられるものを一体化して手軽に便利に利用できるものを提供する。
【解決手段】ステッキ形状の座板1と三脚支柱2を連結しているネジ5を解いて2分割して、三脚支柱の下部の束ねている紐又はテープ4を外して、支点リング3を中心に三角形に広げる。座板裏の3つの穴6に三脚支柱の上部をそれぞれ差し込み、座板裏のバネ又はゴムの止め金9からの三つのバネ又はゴム7を指で引っ張り上げて支点リング3に引掛けることにより携帯椅子を完成させる。

【発明の詳細な説明】
【技術の分野】
【0001】
この発明は、ステッキが携帯椅子に組み立てられ、携帯椅子がステッキ戻せる装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ステッキと椅子は別物であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これには、次のような問題点があった。目的地に行ってみて長時間待ちの行列であったり、現場で待機時間が長引くことも予想するが、それがために椅子を提げて行くこともできなかった。このためについ立ちっぱなしで疲れることもやむを得なかった。本発明は、以上な問題点を解決するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
目的地に行くときは、通常のステッキ[図1]として手軽に持ち運びに活用し、目的地に着けば、必要に応じてステッキ[図1]が携帯椅子[図4]に組み変えられる。携帯椅子[図4]の必要がなくなれば、又ステッキ[図1]に戻せるようにしたので、わざわざ椅子を提げていく必要もない。本発明は、この構成によるステッキと携帯椅子を合体させたものである。
【発明の効果】
【0005】
ステッキと携帯椅子が合体となっているので、どこに行くにも手軽に杖として椅子を運ぶことができ、ステッキの役割も果たし、腰を掛けたいときは、いつでもどこでも携帯椅子に組み変えられる。移動する時は元通りのステッキに簡単に戻せるので、高齢者や長時間の立ちっぱなしの待機時間には効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
ステッキ[図1]として使用する場合は、持ちやすく軽量でなければならない。
携帯椅子[図4]として使用する場合は、ステッキの座板(1)に固定している三脚支柱(2)との連結ネジ(5)を戻し、三脚支柱(2)の足元を束ね紐又はテープ(4)を解き、支点リング(3)を中心にして三脚支柱(2)を三角形に自然体で開き、上部は座板(1)の裏面の三脚支柱(2)の差し込み穴(6)に挿入して、座板(1)に装着したバネ又はゴム(7)の止め金(9)から支点リング(3)に引っかけて固定をして安定性をもたせた。座板(1)は自転車のサドル式にして、穴をくりぬきステッキの握り穴(8)とした。歩行時にはステッキとして充分な役目を果たし、あまり嵩張らないようにような形状にした。ステッキとして使用の時は座板(1)に装着しているバネ又はゴム(7)が不要になるので収納金具(10)へ集約するようにした。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明のステッキの表立面図である。
【図2】 本発明のステッキの裏立面図である。
【図3】 本発明のステッキの断面図である。
【図4】 本発明の携帯椅子の立面図である。
【符号の説明】
【0008】
1 座板
2 三脚支柱
3 支点リング
4 三脚支柱束ね紐又はテープ
5 三脚支柱と座板の連結ネジ
6 座板裏の三脚支柱の上部差し込み穴
7 座板と三脚支柱の固定バネ又はゴム
8 ステッキの握り穴
9 バネ又はゴムの座板の止め金
10 バネ又はゴムの不要時の収納金具

【特許請求の範囲】


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−274085(P2010−274085A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−148074(P2009−148074)
【出願日】平成21年6月1日(2009.6.1)
【出願人】(509130675)
【Fターム(参考)】