説明

ストリーム処理装置およびストリーム処理方法

【課題】セカンダリーストリームの欠落区間においてセカンダリーストリームのストリーム情報を非表示に設定する。
【解決手段】デマルチプレクサ(101)は、多重化ストリーム(SSS)をストリーム(SV1,SV2)に分離する。バッファ(102v,102a)は、ストリーム(SV1,SV2)をそれぞれ蓄積する。デコーダ(104v)は、バッファ(102v)のストリーム(SV1)をデコードする。デコーダ(105v)は、バッファ(103v)のストリーム(SV2)をデコードし、ストリーム(SV2)の属性情報を含むストリーム情報(D105v)を生成し、ストリーム(SV2)の欠落区間(有効データが存在しない区間)を検出する。デコーダ監視部(14)は、欠落区間が検出されていない場合には、ストリーム情報(D105v)を供給し、欠落区間が検出された場合には、ストリーム情報(D105v)を無効に設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、多重化ストリームを処理する技術に関し、さらに詳しくは、ストリーム情報(属性情報、ビットレートなど)の表示制御技術に関する。
【背景技術】
【0002】
DVDプレイヤーなどの映像音声再生装置では、映像ストリームや音声ストリームの再生とともに、属性情報やビットレートなどのストリーム情報をリアルタイムに表示することが要求されつつある。例えば、特許文献1には、音声ストリームの再生とともに音声ストリームのビットレートを表示可能な音声再生装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−345457号公報(図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、ブルーレイディスク(BD-Video)などでは、同種類に属するプライマリーストリームとセカンダリーストリーム(例えば、主映像ストリームと副映像ストリーム、主音声ストリームと副音声ストリームなど)が多重化されている場合がある。また、セカンダリーストリームは、有効データが存在しない欠落区間(ギャップ)を有する場合がある。この場合、特許文献1の技術では、セカンダリーストリームの欠落区間を検出できないので、セカンダリーストリームの有効データが存在しない区間であるにもかかわらずセカンダリーストリームのストリーム情報(属性情報、ビットレートなど)がディスプレイに表示されしまう。例えば、セカンダリーストリームのビットレートが「0kbps」であるとディスプレイに表示されてしまう。
【0005】
そこで、この発明は、セカンダリーストリームの欠落区間においてセカンダリーストリームのストリーム情報を非表示に設定可能なストリーム処理技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の1つの局面に従うと、ストリーム処理装置は、プライマリーストリームと有効データが存在しない欠落区間を有するセカンダリーストリームとが多重化された多重化ストリームを処理する装置であって、上記多重化ストリームを上記プライマリーストリームと上記セカンダリーストリームとに分離するデマルチプレクサと、上記デマルチプレクサによって得られたプライマリーストリームおよびセカンダリーストリームをそれぞれ蓄積するプライマリーバッファおよびセカンダリーバッファと、上記プライマリーバッファに蓄積されたプライマリーストリームをデコードするプライマリーデコーダと、上記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームをデコードし、そのセカンダリーストリームの属性情報を検出してその属性情報を含むストリーム情報を生成し、そのセカンダリーストリームの欠落区間を検出するセカンダリーデコーダと、上記セカンダリーデコーダによって欠落区間が検出されていない場合には、上記ストリーム情報を供給し、上記セカンダリーデコーダによって欠落区間が検出された場合には、上記ストリーム情報を無効に設定するデコーダ監視部とを備える。
【0007】
なお、上記セカンダリーデコーダは、上記セカンダリーバッファが上記セカンダリーストリームを蓄積していない場合に、そのセカンダリーストリームの欠落区間であると検出しても良い。
【0008】
また、上記セカンダリーデコーダは、上記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームのビットレートを検出して、そのセカンダリーストリームの属性情報およびそのビットレートを含むストリーム情報を生成しても良い。
【0009】
この発明の別の局面に従うと、ストリーム処理方法は、プライマリーストリームと有効データが存在しない欠落区間を有するセカンダリーストリームとが多重化された多重化ストリームを処理する方法であって、上記多重化ストリームを上記プライマリーストリームと上記セカンダリーストリームとに分離するステップ(a)と、上記ステップ(a)において得られたプライマリーストリームおよびセカンダリーストリームをプライマリーバッファおよびセカンダリーバッファにそれぞれ蓄積するステップ(b)と、上記ステップ(b)において上記プライマリーバッファに蓄積されたプライマリーストリームをデコードするステップ(c)と、上記ステップ(b)において上記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームをデコードするステップ(d)と、上記ステップ(b)において上記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームの属性情報を検出してその属性情報を含むストリーム情報を生成するステップ(e)と、上記ステップ(b)において上記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームの欠落区間を検出するステップ(f)と、上記ステップ(f)において上記欠落区間が検出されていない場合には、上記ステップ(e)において生成されたストリーム情報をディスプレイに表示させ、上記ステップ(f)において上記欠落区間が検出された場合には、上記ステップ(e)において生成されたストリーム情報を前記ディスプレイに表示させないステップ(g)とを備える。
【発明の効果】
【0010】
セカンダリーストリームの欠落区間においてセカンダリーストリームのストリーム情報を非表示に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ストリーム処理装置の構成例を示す図。
【図2】プライマリーストリームおよびセカンダリーストリームについて説明するための図。
【図3】プライマリーストリームおよびセカンダリーストリームについて説明するための図。
【図4】プライマリーストリームおよびセカンダリーストリームについて説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、ストリーム処理装置の構成例を示す。このストリーム処理装置は、AVストリームSSS(多重化ストリーム)を処理して、映像ストリームSV3および音声ストリームSA3をディスプレイ(図示せず)およびスピーカ(図示せず)にそれぞれ供給するとともに、ストリーム情報D14をディスプレイに表示させる。
【0014】
〔AVストリーム〕
AVストリームSSSは、主映像ストリームSV1(プライマリーストリーム),主音声ストリームSA1(プライマリーストリーム),副映像ストリームSV2(セカンダリーストリーム),副音声ストリームSA2(セカンダリーストリーム)を多重化することによって生成される。副映像ストリームSV2および副音声ストリームSA2の各々は、有効データが存在しない欠落区間(ギャップ)を有する。また、副映像ストリームSV2および副音声ストリームSA2の各々には、そのストリームの属性情報(解像度,サンプリング周波数,チャンネル数,コーデック種別などを示す情報)が含まれている。
【0015】
例えば、特願2006-208691(特開2007-325242)では、副映像ストリームおよび副音声ストリームを再生するために、サブパスタイプが定義されており、副映像ストリームおよび副音声ストリームの属性情報には、サブパスタイプが記述されている。以下に、図2〜図4を参照して、サブパスタイプ(SubPath_type = 5,6,7)について簡単に説明する。ただし、他のサブパスタイプやサブパスタイプに関連する構成・処理などについては、特願2006-208691に詳細に記載されているので、ここでは、その説明を省略する。
【0016】
《Out-of-mux / 同期型 エレメンタリストリームパス》
図2は、サブパスタイプが“5”である場合の例を示す。この例では、プライマリーストリーム(主映像ストリーム/主音声ストリーム)およびセカンダリーストリーム(副映像ストリーム/副音声ストリーム)は、互いに異なるクリップ(ストリームファイル)に格納される。また、セカンダリーストリームに関連するサブプレイアイテム(SubPlayItem)のために使用されるサブパス(Sub path)は、プライマリーストリームに関連するプレイアイテム(PlayItem)のために使用されるメインパス(Main Path)と同期している。すなわち、セカンダリーストリームは、プライマリーストリームに同期している。なお、このサブパスタイプは“Out-of-mux / 同期型PiP(ピクチャインピクチャ)プレゼンテーションパス”とも称される。
【0017】
《Out-of-mux / 非同期型PiPプレゼンテーションパス》
図3は、サブパスタイプが“6”である場合の例を示す。この例では、プライマリーストリームおよびセカンダリーストリームは、互いに異なるクリップに格納される。また、サブパスは、メインパスと同期していない。すなわち、セカンダリーストリームは、プライマリーストリームに同期していない。
【0018】
《In-mux / 同期型PiPプレゼンテーションパス》
図4は、サブパスタイプが“7”である場合の例を示す。この例では、プライマリーストリームおよびセカンダリーストリームは、互いに同一のクリップに格納される。また、サブパスは、メインパスと同期している。すなわち、セカンダリーストリームは、プライマリーストリームに同期している。
【0019】
〔ストリーム処理装置〕
図1に戻って、ストリーム処理装置は、コントローラ11と、デコーダ制御部12と、デコード処理部13と、デコーダ監視部14と、表示制御部15とを備える。
【0020】
《コントローラ》
コントローラ11は、外部から与えられたユーザ操作情報に応答して、デコーダ制御部12にストリーム再生を指示する。例えば、コントローラ11は、プレイアイテムIDおよびサブパスタイプを指定する。
【0021】
《デコーダ制御部》
デコーダ制御部12は、コントローラ11からの指示に応答して、デコード処理部13にAVストリームSSSのデコード処理を開始させる。例えば、デコーダ制御部12は、コントローラ11によって指定されたプレイアイテムIDおよびサブパスタイプに基づいて、デコード対象とするストリーム(主映像ストリームと副映像ストリーム、および/または、主音声ストリームと副音声ストリーム)を確定し、デコード処理部13に対してAVストリームSSSのデコードを指示する。
【0022】
《デコード処理部》
デコード処理部13は、デコーダ制御部12による指示に応答して、AVストリームSSSにデコード処理を施して映像ストリームSV3および音声ストリームSA3を生成するとともに、副映像ストリームSV2および副音声ストリームSA2にそれぞれ関連する映像ストリーム情報D105vおよび音声ストリーム情報D105aを生成する。映像ストリーム情報D105vは、副映像ストリームSV2の属性情報やビットレートなどを含む。音声ストリーム情報D105aについても同様である。
【0023】
デコード処理部13は、デマルチプレクサ(DEMUX)101と、バッファ(BUF)102v,103v,102a,103aと、主映像デコーダ(PVdec)104vと、副映像デコーダ(SVdec)105vと、主音声デコーダ(PAdec)104aと、副音声デコーダ(SAdec)105aと、映像ミキサ106vと、音声ミキサ106aとを含む。
【0024】
デマルチプレクサ101は、デコーダ制御部12からの指示に応答して、AVストリームSSSを主映像ストリームSV1,副映像ストリームSV2,主音声ストリームSA1,および副音声ストリームSA2に分離する。バッファ102v,103v,102a,103aは、それぞれ、主映像ストリームSV1,副映像ストリームSV2,主音声ストリームSA1,および副音声ストリームSA2を蓄積する。
【0025】
主映像デコーダ104v(プライマリーデコーダ)は、バッファ102v(プライマリーバッファ)に蓄積された主映像ストリームSV1をデコードする。副映像デコーダ105v(セカンダリーデコーダ)は、バッファ103v(セカンダリーバッファ)に蓄積された副映像ストリームSV2をデコードする。また、副映像デコーダ105vは、副映像ストリームSV2の属性情報およびビットレートを検出して、副映像ストリームSV2の属性情報およびビットレートを含む映像ストリーム情報D105vを生成する。さらに、副映像デコーダ105vは、バッファ103vが副映像ストリームSV2を蓄積しているか否かを検出し、副映像ストリームSV2が蓄積されていない場合には、映像ストリーム情報D105vのビットレートを無効値(例えば、0xFFFF)に設定する。このように、副映像デコーダ105vは、バッファ103vの蓄積状態を監視することによって、副映像ストリームSV2の欠落区間を検出している。また、副映像デコーダ105vは、映像ストリーム情報D105vのビットレートを無効値に設定することにより、副映像ストリームSV2の欠落区間を検出したことを通知している。
【0026】
主音声デコーダ104a(プライマリーデコーダ)は、バッファ102a(プライマリーバッファ)に蓄積された主音声ストリームSA1をデコードする。副音声デコーダ105a(セカンダリーデコーダ)は、バッファ103a(セカンダリーバッファ)に蓄積された副音声ストリームSA2をデコードする。また、副音声デコーダ105aは、副音声ストリームSA2のビットレートおよび属性情報を検出し、副音声ストリームSA2のビットレートおよび属性情報を含む音声ストリーム情報D105aを生成する。さらに、副音声デコーダ105aは、バッファ103aが副音声ストリームSA2を蓄積しているか否かを検出し、副音声ストリームSA2が蓄積されていない場合には、音声ストリーム情報D105aのビットレートを無効値に設定する。このように、副音声デコーダ105aは、バッファ103aの蓄積状態を監視することによって、副音声ストリームSA2の欠落区間を検出している。また、副音声デコーダ105aは、音声ストリーム情報D105aのビットレートを無効値に設定することにより、副音声ストリームSA2の欠落区間を検出したことを通知している。
【0027】
映像ミキサ106vは、主映像デコーダ104vの出力および副映像デコーダ105vの出力を合成することにより映像ストリームSV3を生成する。音声ミキサ106aは、主音声デコーダ104aの出力および副音声デコーダ105aの出力を合成することにより音声ストリームSA3を生成する。
【0028】
《デコーダ監視部》
デコーダ監視部14は、デコード処理部13によって生成された映像ストリーム情報D105vおよび音声ストリーム情報D105aを受け取り、副映像ストリームSV2および副音声ストリームSA2のそれぞれのビットレートおよび属性情報が示されたストリーム情報D14を1秒間隔で供給する。また、デコーダ監視部14は、映像ストリーム情報D105vのビットレートおよび音声ストリーム情報D105aのビットレートのうち少なくとも1つが無効値である場合には、ストリーム情報D14を無効(表示データなし)に設定する。このように、デコーダ監視部14は、映像ストリーム情報D105v(または、音声ストリーム情報D105a)に含まれるビットレートを参照して、副映像ストリームSV2(または、副音声ストリームSA2)の欠落区間が検出されたか否かを判断している。
【0029】
《表示制御部》
表示制御部15は、デコーダ監視部14からのストリーム情報D14が有効である場合には、ディスプレイ(図示せず)にストリーム情報D14を供給してディスプレイにストリーム情報D14を表示させる。例えば、表示制御部15は、ストリーム情報D14をディスプレイに内蔵されたOSD回路(OSD(On Screen Display)機能を実現するための回路)に供給する。一方、表示制御部15は、ストリーム情報D14が無効である場合には、ストリーム情報D14の供給を停止してディスプレイからストリーム情報D14を消去する(ストリーム情報D14を非表示に設定する)。
【0030】
また、コントローラ11は、ユーザ操作情報に応答して、ストリーム情報の表示/非表示を表示制御部15に指示する。表示制御部15は、コントローラ11からの指示に応答して、ストリーム情報D14の供給/非供給を切り替える。例えば、表示制御部15は、サブパスタイプが“5”または“7”である場合には、ディスプレイにストリーム情報D14を表示させ、サブパスタイプが“6”である場合には、ユーザがストリーム情報の表示を“ON”に設定した場合のみ(すなわち、コントローラ11からストリーム情報の表示を指示された場合のみ)、ディスプレイにストリーム情報D14を表示させる。
【0031】
以上のように、セカンダリーストリーム(副映像ストリームSV2,副音声ストリームSA2)の欠落区間が検出されている場合に、ストリーム情報D14を無効に設定する。これにより、セカンダリーストリームの欠落区間においてセカンダリーストリームのストリーム情報を非表示に設定できる。また、セカンダリーストリームの有無をユーザに通知できる。
【0032】
なお、セカンダリーストリームのストリーム情報とともに、プライマリーストリーム(主映像ストリームSV1、主音声ストリームSA1)のストリーム情報をディスプレイに表示しても良い。この場合、主映像デコーダ103vは、主映像ストリームSV1の属性情報およびビットレートを検出して、主映像ストリームSV1の属性情報およびビットレートを含むストリーム情報をデコード監視部14に供給しても良い。また、主音声デコーダ103aは、主音声ストリームSA1の属性情報およびビットレートを検出して、主音声ストリームSA1の属性情報およびビットレートを含むストリーム情報をデコード監視部14に供給しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0033】
以上のように、上述のストリーム処理装置は、セカンダリーストリームの欠落区間においてセカンダリーストリームのストリーム情報を非表示に設定できるので、音声映像再生装置(例えば、DVDプレーヤ)などに好適である。
【符号の説明】
【0034】
11 コントローラ
12 デコーダ制御部
13 デコード処理部
14 デコーダ監視部
15 表示制御部
101 デマルチプレクサ(DEMUX)
102v,103v,102a,103a バッファ(BUF)
104v 主映像デコーダ(PVdec)
105v 副映像デコーダ(SVdec)
104a 主音声デコーダ(PAdec)
105a 副音声デコーダ(PVdec)
106v 映像ミキサ
106a 音声ミキサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プライマリーストリームと有効データが存在しない欠落区間を有するセカンダリーストリームとが多重化された多重化ストリームを処理する装置であって、
前記多重化ストリームを前記プライマリーストリームと前記セカンダリーストリームとに分離するデマルチプレクサと、
前記デマルチプレクサによって得られたプライマリーストリームおよびセカンダリーストリームをそれぞれ蓄積するプライマリーバッファおよびセカンダリーバッファと、
前記プライマリーバッファに蓄積されたプライマリーストリームをデコードするプライマリーデコーダと、
前記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームをデコードし、当該セカンダリーストリームの属性情報を検出して当該属性情報を含むストリーム情報を生成し、当該セカンダリーストリームの欠落区間を検出するセカンダリーデコーダと、
前記セカンダリーデコーダによって欠落区間が検出されていない場合には、前記ストリーム情報を供給し、前記セカンダリーデコーダによって欠落区間が検出された場合には、前記ストリーム情報を無効に設定するデコーダ監視部とを備える
ことを特徴とするストリーム処理装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記セカンダリーデコーダは、前記セカンダリーバッファが前記セカンダリーストリームを蓄積していない場合に、当該セカンダリーストリームの欠落区間であると検出する
ことを特徴とするストリーム処理装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記セカンダリーデコーダは、前記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームのビットレートを検出して、当該セカンダリーストリームの属性情報および当該ビットレートを含むストリーム情報を生成する
ことを特徴とするストリーム処理装置。
【請求項4】
プライマリーストリームと有効データが存在しない欠落区間を有するセカンダリーストリームとが多重化された多重化ストリームを処理する方法であって、
前記多重化ストリームを前記プライマリーストリームと前記セカンダリーストリームとに分離するステップ(a)と、
前記ステップ(a)において得られたプライマリーストリームおよびセカンダリーストリームをプライマリーバッファおよびセカンダリーバッファにそれぞれ蓄積するステップ(b)と、
前記ステップ(b)において前記プライマリーバッファに蓄積されたプライマリーストリームをデコードするステップ(c)と、
前記ステップ(b)において前記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームをデコードするステップ(d)と、
前記ステップ(b)において前記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームの属性情報を検出して当該属性情報を含むストリーム情報を生成するステップ(e)と、
前記ステップ(b)において前記セカンダリーバッファに蓄積されたセカンダリーストリームの欠落区間を検出するステップ(f)と、
前記ステップ(f)において前記欠落区間が検出されていない場合には、前記ステップ(e)において生成されたストリーム情報をディスプレイに表示させ、前記ステップ(f)において前記欠落区間が検出された場合には、前記ステップ(e)において生成されたストリーム情報を前記ディスプレイに表示させないステップ(g)とを備える
ことを特徴とするストリーム処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−14216(P2011−14216A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−159782(P2009−159782)
【出願日】平成21年7月6日(2009.7.6)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】