説明

タイヤサイドウォール用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ

【課題】低発熱性を維持しつつ、加工性を向上することができるタイヤサイドウォール用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】天然ゴム及び/又はイソプレンゴム40〜70重量部と、ネオジウム系触媒を用いて合成されたブタジエンゴムであってシス−1,4結合含有量が95%以上でかつビニル基含有量が0.8%以下であるブタジエンゴム60〜30重量部、を含有するゴム成分100重量部に対し、カーボンブラック30〜40重量部と、脂肪酸金属塩及びしゃく解剤を含む加工助剤0.2〜3重量部を配合したタイヤサイドウォール用ゴム組成物である。また、該ゴム組成物でサイドウォール部を作製してなる空気入りタイヤである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤのサイドウォール部に用いられるタイヤサイドウォール用ゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤに関するものである。
【背景技術】
【0002】
タイヤの低燃費化を図るための方策として、転がり抵抗への寄与率はトレッドゴムに比べて低いものの、サイドウォール部のヒステリシスロスを低減する方策がある。
【0003】
従来、サイドウォール部のヒステリシスロスを低減する方法には、大粒径のカーボンブラックやシリカを用いたり、カーボンブラックやオイルの含有量を減らす方法がある。また、下記特許文献1〜3には、シス−1,4結合含有量の高いブタジエンゴムを用いることが提案されており、特に、特許文献1,2には、ネオジウム系触媒を用いて重合されたブタジエンゴムを用いることが記載されている。
【特許文献1】特開2006−63284号公報
【特許文献2】特開2006−63285号公報
【特許文献3】特開2006−63287号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の方策ではヒステリシスロスを大幅に低減することができるが、例えば、カーボンブラックやオイルの含有量が少なくなることでゴム肌が悪化するなど、加工性に劣るという問題がある。また特に、ネオジウム系触媒を用いて重合されたブタジエンゴムは、本来ヒステリシスロスの低減に優れた効果を有するものの、未加硫ゴムの加工性(押出性)に劣ることから、ゴム組成物中での均一性が不十分で、ヒステリシスロスの低減効果を十分に発揮しきれていないという問題がある。
【0005】
これらのゴム組成物の加工性を改良する目的で加工助剤を用いることも考えられるが、一般的な加工助剤では加工性は改良されるものの、ヒステリシスロスが高くなって、低発熱性を維持できないという問題がある。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、低発熱性のジエン系ゴムを使用し、かつ素練り促進効果を持った特定の加工助剤を用いることで、低発熱性を維持しつつ、加工性を向上することができるタイヤサイドウォール用ゴム組成物、およびそれを用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るタイヤサイドウォール用ゴム組成物は、天然ゴム及び/又はイソプレンゴム40〜70重量部と、ネオジウム系触媒を用いて合成されたブタジエンゴムであってシス−1,4結合含有量が95%以上でかつビニル基含有量が0.8%以下であるブタジエンゴム60〜30重量部、を含有するゴム成分100重量部に対し、カーボンブラック30〜40重量部と、脂肪酸金属塩及びしゃく解剤を含む加工助剤0.2〜3重量部を配合してなるものである。また、本発明に係る空気入りタイヤは、該タイヤサイドウォール用ゴム組成物でサイドウォール部を作製してなるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、上記した特定のブタジエンゴムと特定の加工助剤とを併用することにより、サイドウォール部として要求される耐疲労性を損なうことなく、低発熱性(低燃費性)を維持ないし向上させながら、加工性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
【0010】
本発明のゴム組成物において、ゴム成分は、天然ゴム及び/又はイソプレンゴム40〜70重量部と、特定の高シス−ブタジエンゴム60〜30重量部とのブレンドからなる。天然ゴムとイソプレンゴムの配合量が70重量部を超えると、耐疲労性に劣り、また、高シス−ブタジエンゴムの配合量が60重量部を超えると、加工性に劣る。なお、該ゴム成分は、基本的には、天然ゴム及び/又はイソプレンゴムと、上記特定の高シス−ブタジエンゴムからなるが、本発明の効果を損なわない範囲で、スチレンブタジエンゴム、ネオジウム系触媒以外で重合したブタジエンゴムなど、他のジエン系ゴムを含んでも構わない。
【0011】
上記ゴム成分に用いられる特定の高シス−ブタジエンゴムは、ネオジウム系触媒を用いて重合されたものであって、シス−1,4結合含有量が95%以上であり、かつビニル基(1,2−ビニル結合)含有量が0.8%以下のミクロ構造を持つものである。このようなブタジエンゴムを用いることにより、コバルト系触媒を始めとする他の触媒で重合したブタジエンゴムを用いた場合に比べて、加硫ゴムの損失正接tanδを下げることができ、タイヤの転がり抵抗を低減することができる。ここで、ネオジウム系触媒としては、ネオジウム単体、ネオジウムと他の金属類との化合物、及び有機化合物が挙げられ、例えば、NdCl、Et−NdCl等が具体例として挙げられる。また、シス−1,4結合含有量及びビニル基含有量は、核磁気共鳴装置(NMR)を用いて測定される値である。
【0012】
該高シス−ブタジエンゴムとしては、特に限定するものではないがムーニー粘度が44以上である高分子量のブタジエンゴムを用いることが好ましい。ムーニー粘度の上限も特に限定されないが、好ましくは70以下である。ここで、ムーニー粘度とは、JIS K6300に準拠して測定される100℃でのムーニー粘度ML(1+4)である。
【0013】
本発明のゴム組成物には、上記ゴム成分100重量部に対して、カーボンブラックが30〜40重量部にて配合される。このようにカーボンブラックの配合量を少なくした低充填フィラーのサイドウォール用ゴム組成物とすることにより、低発熱性を維持することができる。
【0014】
上記カーボンブラックとしては、ヨウ素吸着量(IA)が30〜90mg/gであり、かつDBP(フタル酸ジブチル)吸収量が95〜125ml/100gのものが好ましく用いられる。ヨウ素吸着量は、JIS K6217に準じて測定される値であり、この値が30mg/g未満では、耐疲労性に劣り、逆に、90mg/gを超えると、低発熱性と加工性を維持することが難しくなる。また、DBP吸収量は、JIS K6217に準じて測定され、カーボンブラックのストラクチャーの指標となるものであり、この値が95ml/100g未満であると、耐疲労性に劣る。
【0015】
本発明のゴム組成物には、脂肪酸金属塩及びしゃく解剤を含む加工助剤を配合する。このような加工助剤を用いることで、後述する実施例に示すように、低発熱性を維持ないし向上しながら、加工性を改良することができる。すなわち、加工助剤として脂肪酸金属塩を単独で用いた場合には、加工性は改良されるものの、低発熱性が悪化する傾向が見られたが、しゃく解剤を併用することで、ゴム成分ポリマーの分子鎖を適度に切断した状態として、ゴム組成物の均一性を向上し、上記特定の高シス−ブタジエンゴムが本来有する優れた低発熱性効果を発揮させることができる。
【0016】
該加工助剤の配合量は、ゴム成分100重量部に対して0.2〜3重量部である。この配合量が0.2重量部未満では、上記本発明の効果がほとんど得られず、逆に3重量部を超えると、加工性には優れるものの、ゴム成分ポリマーの分子鎖切断が多くなりすぎて、低発熱性が悪化する。
【0017】
上記脂肪酸金属塩の脂肪酸としては、炭素数6〜28の飽和又は不飽和脂肪酸で、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ネルボン酸等が挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いることができる。好ましくは、炭素数14〜20の飽和脂肪酸を用いることである。また、これらの脂肪酸の塩を形成する金属としては、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム、バリウム等のアルカリ土類金属、亜鉛、ニッケル、モリブデン等が挙げられ、特に亜鉛が好ましい。これらの脂肪酸金属塩は、1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0018】
上記しゃく解剤としては、切断されたゴム成分ポリマーの分子鎖ラジカルと反応して再結合を抑制することができるものであれば使用でき、例えば、2,2’−ジベンズアミドジフェニルジスルフィド(DBD)、2−ベンズアミドチオフェノールの亜鉛塩、キシリルメルカプタン、β−ナフチルメルカプタン等が挙げられ、特にDBDが好ましい。
【0019】
これらの脂肪酸金属塩及びしゃく解剤を含む加工助剤は、同時に添加、即ちゴム組成物の混練時における同じ混合ステップにおいて添加する限り、ゴム成分に対して脂肪酸金属塩としゃく解剤を別々に添加するものであってもよい。このように脂肪酸金属塩としゃく解剤を同時に添加することにより、低発熱性を維持ないし向上させながら、加工性を向上することができる。好ましくは、単一の加工助剤に脂肪酸金属塩としゃく解剤が含有されているもの、即ち、しゃく解剤を含有した脂肪酸金属塩の加工助剤を用いることであり、これにより、上記効果を一層高めることができるとともに、ゴム組成物の混練工程の管理上も有利である。このような加工助剤として、DBDを含有した脂肪酸亜鉛塩からなる加工助剤がラインケミー社より「アクチプラストMS」として販売されており、その使用が推奨される。
【0020】
脂肪酸金属塩としゃく解剤からなる上記加工助剤においては、しゃく解剤を5〜10重量%含有することが好ましい。しゃく解剤の含有量が5重量%未満では、ゴム組成物の均一性が不十分で低発熱性効果を発揮させることが難しく、また、10重量%を超えると、ゴム成分ポリマーの分子鎖切断が多くなりすぎて、低発熱性の点で不利となる。
【0021】
本発明のゴム組成物には、上記の各成分の他に、シリカなどの無機充填剤、亜鉛華、ステアリン酸、老化防止剤、軟化剤、加硫剤、加硫促進剤など、タイヤのサイドウォール用ゴム組成物において一般に使用される各種添加剤を配合することができる。該ゴム組成物は、通常のバンバリーミキサーやニーダーなどのゴム用混練機を用いて、常法に従い混練することで調製される。
【0022】
以上よりなる本発明のタイヤサイドウォール用ゴム組成物は、空気入りラジアルタイヤのサイドウォール部のためのゴム組成物として用いられ、常法に従い加硫成形することにより、サイドウォール部を形成することができる。本発明のゴム組成物は、特に、トラックやバスなどの大型車に用いられる重荷重用タイヤのサイドウォール用に好適であるが、これに限定されるものではなく、乗用車用タイヤにも適用することができる。
【実施例】
【0023】
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0024】
バンバリーミキサーを使用し、下記表1,2に示す配合に従い、サイドウォール用ゴム組成物を調製した。表1,2中の各配合物の詳細は以下の通りである。
【0025】
・NR:天然ゴム(RSS#3)、
・Co−BR:宇部興産株式会社製「BR150B」(コバルト系触媒により重合されたブタジエンゴム、シス−1,4結合含有量=96%、ビニル基含有量=2%、ムーニー粘度ML(1+4)100℃=41)、
・Nd−BR1:ランクセス社製「Buna CB22」(ネオジウム系触媒により重合されたブタジエンゴム、シス−1,4結合含有量=97%、ビニル基含有量=0.2%、ムーニー粘度ML(1+4)100℃=63)、
・Nd−BR2:ランクセス社製「Buna CB24」(ネオジウム系触媒により重合されたブタジエンゴム、シス−1,4結合含有量=97%、ビニル基含有量=0.2%、ムーニー粘度ML(1+4)100℃=44)、
・Nd−BR3:ポリメリ社製「Europrene NEOCIS BR60」(ネオジウム系触媒により重合されたブタジエンゴム、シス−1,4結合含有量=98%、ビニル基含有量=0.5%、ムーニー粘度ML(1+4)100℃=63)、
・CB1(GPF):東海カーボン株式会社製「シーストV」(IA=26mg/g、DBP吸収量=87ml/100g)、
・CB2(FEF):東海カーボン株式会社製「シーストSO」(IA=44mg/g、DBP吸収量=115ml/100g)、
・CB3(HAF):東海カーボン株式会社製「シースト3」(IA=80mg/g、DBP吸収量=101ml/100g)、
・CB4(ISAF):東海カーボン株式会社製「シースト6」(IA=121mg/g、DBP吸収量=114ml/100g)、
・加工助剤1:不飽和脂肪酸亜鉛塩、S&S社製「ストラクトールA60」、
・加工助剤2:飽和脂肪酸亜鉛塩、ラインケミー社製「アクチプラストPP」、
・加工助剤3:しゃく解剤としてDBDを5〜10重量%含有する脂肪酸亜鉛塩(構成脂肪酸は炭素数18の飽和脂肪酸を主成分とする。)、ラインケミー社製「アクチプラストMS」。
【0026】
各ゴム組成物には、共通配合として、ゴム成分100重量部に対し、亜鉛華(三井金属鉱業株式会社製「亜鉛華3号」)2重量部、ステアリン酸(花王株式会社製「ルナックS20」)2重量部、老化防止剤(住友化学工業株式会社製「アンチゲン6C」)5重量部、ワックス(日本精蝋株式会社製「OZOACE−0355」)1重量部、加硫促進剤(住友化学工業株式会社製「ソクシールCZ」)1重量部、硫黄(鶴見化学工業株式会社製「粉末硫黄」)2重量部を配合した。
【0027】
各ゴム組成物について、未加硫状態での加工性(押出性)を評価するとともに、150℃×30分で加硫した所定形状の試験片を用いて、耐屈曲疲労性と損失正接tanδを測定した。更に、各ゴム組成物をサイドウォール用ゴムとして用いて、トラックバス用の空気入りラジアルタイヤ(タイヤサイズ:11R22.5 14PR)を作製し、転がり抵抗性を評価した。各評価・測定方法は以下の通りである。
【0028】
・加工性:ASTM D2230に準拠して、未加硫ゴムの押出性を評価し、比較例1を基準として、同等以上のものを「○」、劣るものを「×」と評価した。
【0029】
・耐屈曲疲労性:JIS K6260に準拠して、屈曲亀裂発生試験を実施し、比較例1を基準として、耐屈曲疲労性が同等以上のものを「○」、劣るものを「×」と評価した。
【0030】
・損失正接tanδ:粘弾性スペクトロメータを用いて、初期歪み15%、動的歪み±2.5%、周波数10Hz、温度60℃の条件下でtanδを測定した。
【0031】
・転がり抵抗性:1軸ドラム試験機を用い、内圧800kPa、荷重2900kg、速度60km/hでドラム上を走行する時の転がり抵抗を測定し、比較例1のタイヤを100とした指数で表示した。値が小さいほど、転がり抵抗が低く、低燃費性に優れることを示す。
【表1】

【表2】

【0032】
結果は表1,2に示す通りであり、コントロールである比較例1や比較例2では、コバルト系触媒で重合したブタジエンゴムを用いているため、tanδが高かった。また、比較例3でも、コバルト系触媒で重合したブタジエンゴムを用いたのでtanδが高く、しかもGPFのカーボンブラックを用いたため耐屈曲疲労性も悪化した。比較例4では、コバルト系触媒で重合したブタジエンゴムとともにISAFのカーボンブラックを用いたので、tanδが高く、加工性にも劣っていた。
【0033】
また、比較例5では、ネオジウム系触媒で重合したブタジエンゴムを用いたため、加工性が悪化し、またゴム組成物の均一性が良くないためかtanδの下がりしろが小さかった。比較例6や比較例7では、比較例5のものに、脂肪酸金属塩からなる加工助剤を添加したものの、しゃく解剤を含有しないことから、加工性は改善されたものの、tanδが高くなってしまった。また、比較例8では、カーボンブラックの配合量が多いためtanδが高くなっており、逆に、比較例9では、カーボンブラックの配合量が少ないため耐疲労性が悪化した。
【0034】
比較例10では、しゃく解剤を含有した脂肪酸金属塩からなる加工助剤を添加しているものの、その配合量が少なすぎて加工性の改良効果が得られなかった。逆に、比較例11では、その配合量が多すぎて、加工性には優れるものの、ポリマー分子鎖の切断が多くなりすぎたためかtanδが高くなってしまった。
【0035】
また、比較例12では、天然ゴムの比率が多すぎて耐疲労性に劣っており、逆に、比較例13では、ブタジエンゴムの比率が多すぎて加工性が悪化していた。また、コバルト系触媒で重合したブタジエンゴムと、しゃく解剤を含有した脂肪酸金属塩からなる加工助剤とを組み合わせた比較例14では、このブタジエンゴムがもともと加工性が良く、ゴム組成物の均一性が良いことから、該加工助剤を併用してもtanδの改良効果はほとんど得られなかった。
【0036】
これに対し、本発明に係る実施例1〜9であると、耐屈曲疲労性を損なうことなく、低発熱性(低燃費性)と加工性を向上することができた。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明のタイヤサイドウォール用ゴム組成物は、乗用車、ライトトラック、トラック・バス等の各種空気入りタイヤに用いることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天然ゴム及び/又はイソプレンゴム40〜70重量部と、ネオジウム系触媒を用いて合成されたブタジエンゴムであってシス−1,4結合含有量が95%以上でかつビニル基含有量が0.8%以下であるブタジエンゴム60〜30重量部、を含有するゴム成分100重量部に対し、カーボンブラック30〜40重量部と、脂肪酸金属塩及びしゃく解剤を含む加工助剤0.2〜3重量部を配合したことを特徴とするタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
【請求項2】
前記カーボンブラックが、ヨウ素吸着量30〜90mg/g、及びDBP吸収量95〜125ml/100gのカーボンブラックである、請求項1記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
【請求項3】
前記しゃく解剤が2,2’−ジベンズアミドジフェニルジスルフィドであり、前記加工助剤が該しゃく解剤を5〜10重量%含有する、請求項1又は2記載のタイヤサイドウォール用ゴム組成物。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム組成物でサイドウォール部を作製してなる空気入りタイヤ。

【公開番号】特開2009−249442(P2009−249442A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−96746(P2008−96746)
【出願日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【出願人】(000003148)東洋ゴム工業株式会社 (2,711)
【Fターム(参考)】