説明

チューブ容器の自動密閉構造型キャップ

【課題】乾燥防止装置によって、薬品が吐き出されるノズルが非接触式で出没するチューブ容器の自動密閉構造型キャップを提供する。
【解決手段】本発明のチューブ容器400の自動密閉構造型キャップは、中空管形態で一端にノズル300が出没するノズル孔11が形成され他端に挿入孔14が形成され挿入孔14側の外壁に一対の係止突起101が対向側に形成される円錐部100と、円錐部100が挿入される一端に挿入孔が形成され他端は底部のキャップ210を有し、底部の中央から内部を貫き外部に突出する固定管230が形成され、係止突起101が拘束されて移動するように対応する位置にガイドホール220が形成されるボディー200と、内容物が充填され固定管230の他側の螺糸山232と結合する、内容物が吐き出される注入部にスクリュー403が形成されたチューブ400と、ボディー200から前進、後進する円錐部100のノズル孔11を気密開閉するボディー200と円錐部100の間の乾燥防止装置部を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はチューブ容器の自動密閉構造型キャップに関し、より詳しくはチューブ容器から押し出される液状の内容物が吐出口のシャッター開放時にだけ吐き出されるようにするチューブ容器の自動密閉構造型キャップに関する。
【背景技術】
【0002】
液体医薬容器は、内容物の変質を防止するために、内容物だけでなく吐出口の外部からの遮断性及び密閉性も重要な要素である。
【0003】
しかし、軟膏などのような一般的なチューブ形の医薬品容器では、このような密閉性がかなり落ちるだけでなく、蓋と容器とが分離されているため、容器に相当する(嵌る)蓋が紛失される場合、容器の内容物を密閉する手段がなく、それ以降保存する方法がなくなる。
【0004】
したがって図1に示すように、特許文献1の「医薬品注入システム及び方法」においては、ハウジングが薬品を収容するアンプルチャンバーを有するノズルアセンブリーを含み、軸方向に移動することにより内部の医薬品がノズルアセンブリーから注入されるようにしている。しかし、これは手動開閉方式であるだけでなく、吐出口を加圧する構成がなく、薬品に対する密閉性が落ちるという欠点がある。
【0005】
また、図2に示すように、特許文献2の「キャップの左右回転によって開閉される点眼液容器」において、キャップを回転させれば吐出口が開閉され、蓋に結合されたキャップの離脱や開閉なしに、キャップの回転によって吐出口を開閉できるようにしているが、これも継続的なキャップの回転によって開閉されるという点で手動的な開閉に近い構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第5,919,159号の明細書
【特許文献2】韓国特許第10−2009−0112372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は乾燥防止装置によって薬品が吐き出されるノズルが非接触式で出没するチューブ容器の自動密閉構造型キャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記のような本発明の目的は、中空管の形態を持ち、一側端にノズルが出没するノズル孔が形成され、他側端に挿入孔が形成され、挿入孔側の外壁面に一対の係止突起が互いに対向側に形成されている円錐部と、円錐部が挿入されるように一側端に挿入孔が形成され、他側端は底部をなす単一体のキャップを持ち、底部の中央から内部を貫いて外部に突出するように貫通型固定管が形成され、係止突起が拘束されて移動するように、これに対応する位置にガイドホールが形成されているボディーと、内容物が充填されており、固定管の他側の螺糸山と結合するように、内容物が吐き出される注入部にスクリューが形成されたチューブと、ボディーから前進又は後進する円錐部のノズル孔を気密に開閉するように、ボディーと円錐部との間に介在されている乾燥防止装置部とを含むチューブ容器の自動密閉構造型キャップによって達成される。
【0009】
また、本発明によれば、ガイドホールに係る係止突起によって固定されている円錐部が、係止突起の移動によってボディー内部に挿入されることにより、乾燥防止装置部によってノズル孔は開放され、突出したノズルから内容物が吐き出されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明によれば、貫通型固定管の一側端の外面とノズルの一側端の内面とには固定リングが付着されることで、これらが互いに堅固に固定されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明によれば、キャップの側面に形成されている一対のガイドホールは、係止突起がスプリングの弾性によって係り、キャップの挿入孔側のガイドホールの端部でなる係止部と、係止部から垂直下向きに形成されるガイドホールから下向きに傾斜角を持つように形成された傾斜部と、係止突起がスプリングの弾性によって係り、傾斜部から垂直下向きに延びてから水平に延びて、そして垂直上向きに延びるガイドホールの終端部である端部と、傾斜部から垂直下向きに延びてから水平に延びて、そして垂直上向きに延びるガイドホールによって形成される自由端である突起部とを備えて構成されることを特徴とする。
【0012】
また、本発明によれば、チューブは、貫通型固定管の内部に挿入されて、注入部から吐き出される内容物をノズルに伝達するように、注入部から伸びるように付着されているストローをさらに備えて構成されることを特徴とする。
【0013】
また、本発明によれば、ノズルは、内容物が吐き出されるように、一側曲面の中央に一直線状の切開部が形成され、弾性材のノズルの復元力によって、内容物の吐出後、切開部が再び閉鎖されることを特徴とする。
【0014】
また、本発明によれば、ノズルの曲面上に切開部の両側に押し突起がそれぞれ形成され、ノズルが乾燥防止装置部の内部に収容されている状態でホルダーの内壁面によって両側の押し突起が押されて切開部をさらに水密に閉鎖させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
したがって、上記の課題解決手段による本発明のチューブ容器の自動密閉構造型キャップは、気密維持の機能を高め、ノズルでの液状成分の乾燥現象を予め防止することができるとともに物理的にノズルを安全に保護することができる。
【0016】
また、ゲル状の医薬成分が外部に露出されることを最大限に防止することで、薬品成分の保存力を高め、蓋と容器とが一体的に付着されているので、(蓋と容器との)分離による紛失の危険がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】従来技術の医薬品注入のための方法及びシステムの断面図である。
【図2】従来技術の点眼液容器の分解斜視図である。
【図3】本発明の実施例によるチューブ容器の自動密閉構造型キャップの全体分解斜視図である。
【図4】図3の円錐部の斜視図である。
【図5】図3のボディーの断面図である。
【図6】図5のボディーの側面図である。
【図7】図3のチューブの平面図である。
【図8】図3のノズルの平面図及び断面図である。
【図9】図3のノズルの平面図及び断面図である。
【図10】図3の閉鎖状態の組立図及び断面図である。
【図11】図3の閉鎖状態の組立図及び断面図である。
【図12】図3の開放状態の組立図及び断面図である。
【図13】図3の開放状態の組立図及び断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施例によるチューブ容器の自動密閉構造型キャップを添付図面に基づいてより詳細に説明する。
【0019】
図3は本発明の実施例によるチューブ容器の自動密閉構造型キャップの全体分解斜視図である。図4は図3の円錐部の斜視図である。
【0020】
また、図5は図3のボディーの断面図である。図6は図5のボディーの側面図である。
【0021】
また、図7は図3のチューブの平面図である。図8及び図9は、図3のノズルの平面図及び断面図である。
【0022】
また、図10及び図11は図3の閉鎖状態の組立図及び断面図である。図12及び図13は開放状態の組立図及び断面図である。
【0023】
図3に示すように、本発明のチューブ容器の自動密閉構造型キャップは、円錐部100と、ボディー200と、ノズル300と、吐出口の開閉のための乾燥防止装置部とで構成される。
【0024】
乾燥防止装置部は、スプリング50と、パッキング60、61と、ホルダー70と、リンク80と、ボール型ドア90と、これらの間に介在されるパッキングとで構成される。これは本出願人によって出願されて登録された韓国特許登録第10−0817202号の「乾燥防止装置を備えた出没式筆記具」において、軸のノズル孔を気密に開閉するための装置を指し、その詳細な構成及びメカニズムの説明は省略する。
【0025】
以下、乾燥防止装置は、ボディー200の内部に収容され、円錐部100に作用する弾性力を用いて元の位置に復元させるように結合されたスプリング50と、円錐部100の内部に装着されて気密にスライド可能に結合されたパッキング60と、このパッキング60の内側に軸方向に一側端部位が挿入されている状態で円錐部100の内部に装着されるホルダー70と、このホルダー70の内部にスライド可能に結合されたリンク80と、このリンク80の平行ピンがピンスリットに結合され、リンク80のスライド直線往復移動に対応して限定された回転角だけ回転するように、円錐部100の内部に装着されたボール型ドア90とから構成されて開閉作動に関与する装置である。
【0026】
すなわち本発明の乾燥防止装置部によって、使用者は、本発明の円錐部100の側面を二つの指を用いてピンチグラブ方式で掴んだ後、チューブ400の方向に押すとき、円錐部100に連動するボール型ドア90が開放方向に「+」(プラス)回転角90度だけ回転しながら貫通通路をノズル300の軸方向に一致させるとともに、円錐部100のノズル孔11を開放させる。
【0027】
その後、ノズル300はボール型ドア90の貫通通路を通じてノズル孔11の外部に突出することで使用可能な状態となる。
【0028】
これとは反対に、リターン動作のために(閉鎖状態にするために)使用者が円錐部100を掴んだ後、ガイドスリットの方向(ガイドホール220に沿った方向)に軽く回せば、円錐部100の係止突起101がガイドホール220の係止段から離脱し、内装スプリング50の弾性反発作用によってボール型ドア90は閉鎖方向に「−」(マイナス)回転角90度だけ回転しながら貫通通路をノズル300の軸方向に垂直な方向に回転させるとともに、円錐部100のノズル孔11を閉鎖させ、ボール型ドア90はノズル孔11に密着しているパッキング61と接した状態となり、突出したノズル300が元の位置、つまり円錐部100の内部に没入することになる。
【0029】
この際、ノズル300の突出方向を前進方向とし、その反対方向を後進方向とする。
【0030】
また、円錐部100のノズル300の孔方向を前方とし、その反対方向を後方とする。
【0031】
図3及び図4に示すように、円錐部100は中空管またはチューブの形状を持つ。
【0032】
円錐部100はプラスチック素材から射出成形されるかモールド成形方式で製作可能であり、プラスチック素材の場合、円錐部100はプラスチック素材の一般的な特性、つまり弾性、可撓性、伸縮性のいずれか一つを持つ。
【0033】
円錐部100は、その一側端にノズル孔11が形成されており、他側端に下記の構成要素が挿合できる程度の内径を持つ挿入孔14(図4)が形成されている。
【0034】
円錐部100はボディー200の挿入孔(202)を通じて結合された後、使用者が前述したような出没メカニズムによってノズル300を円錐部100のノズル孔11に対して突出または没入させるように、軸心方向に沿って限定されたストローク範囲内で(円錐部100を)往復移動させることができ、ストロークの両端で一時停止動作を行うことができる。
【0035】
このために、円錐部100では一対の係止突起101が側面に互いに対向側に形成されている。
【0036】
係止突起101は、円錐部100が前進又は後進の直線移動を行いながらボディー200のガイドホール220(図6)に係るように円錐部100の外表面に形成されている突起である。
【0037】
係止突起101は、後に具体的に説明するように、ガイドホール220に沿って移動することになり、これがすなわち円錐部100の移動距離及び方向となる。
【0038】
図5及び図6に示すように、ボディー200はキャップ210とキャップの内部中央に位置する固定管230とから構成される。
【0039】
キャップ210は、円錐部100をその内部に収容し、円錐部100がキャップ210の内部でキャップ210の長手方向に移動するように、円錐部100の外壁とボディー200の内壁が互いに密着することができる直径を持つ。
【0040】
キャップ210では、係止突起101に対応する対向位置にガイドホール220が形成されていることで、係止突起101がガイドホール220に拘束された状態でガイドホール220に沿って移動可能である。
【0041】
ガイドホール220は、キャップ210の挿入孔(202)側の係止部221から垂直下向きに形成されてから、所定角度を持つ傾斜部224、及び傾斜部224から垂直下向きに延び、そして水平に延びてから垂直上向きの端部222まで形成されている。
【0042】
この際、傾斜部224から端部222の間に形成されているガイドホール220によって、テンションを持つ(係止突起101にテンションを与える)自由端形態の突起部223が形成されている。
【0043】
突起部223は、後述する係止突起101が係止部221から垂直下向きに移動するとき、傾斜部224を通さなくて直ちに(係止部221から直に)突起部223のテンションを受けた後、水平部(突起部223の水平の部分)にかけるような役目をする。
【0044】
キャップ210の一方の側は挿入孔(202)によって開口され、他方の側は閉鎖され、その中央からキャップ210の内側に固定管230が連結されている。
【0045】
固定管230は貫通型管で、後述するチューブ400とノズル300とを両端にそれぞれ固定させる役目をして、チューブ400からの内容物の移動管となる。
【0046】
固定管230の一方の側はノズル300に堅固に固定されて水密に連結されるように、その外面に固定リング231が形成されている。
【0047】
また、固定管230の他方の側は後述するチューブ固定用スクリュー403(図7)に堅固に固定されて水密に連結されるように、その内面に螺糸山232が形成されている。
【0048】
チューブ400は、内容物が充填されている胴体404と、胴体404の注入口402に連結されるストロー401とからなる。
【0049】
胴体404は、一般的な軟膏などのチューブのように内容物を圧搾して排出するような金属あるいは軟質のゴム材などで形成される。
【0050】
胴体404の注入口402の外面はスクリュー403が形成されて、ボディー200の螺糸山232と結合される。
【0051】
ストロー401は、固定管230の内面に密着するような管径を持つ。
【0052】
図8及び図9に示すように、ノズル300は固定管230の一側端の固定リング231と結合する最終端に位置し、ストロー401から伝達される内容物が切開部302の広開(開口)によって吐き出されるように弾性材で構成される。
【0053】
このために、ノズル300は、固定リング231と結合するように、その他側端部の内面にノズル固定リング231の形態に対応する固定リング303が形成されている。
【0054】
ノズル300の一側端部は曲面をなして閉鎖され、中央が一字形に切開された切開部302が形成されており、切開部302を通じて内容物が出るようにする。
【0055】
ノズル300の一側端部の曲面は切開部302を中心として両側面に押し突起301が形成されている。
【0056】
押し突起301は閉鎖状態で乾燥防止装置部のリンク内80に収容されているとともに、リンク80の内壁面の圧力を受ける程度に突出しているので、両側の押し突起301から圧力を受ける曲面は拡開した切開部302をさらに狭めて水密にすることになる。
【0057】
図10及び図11は本発明によるチューブ容器の自動密閉構造型キャップの閉鎖状態に対する平面図と各平面図に対する断面図を示している。
【0058】
同図に示すように、円錐部100の係止突起101がボディー200の係止部221に係った状態で円錐部100の端部がボディー200の挿入孔(202)に挿入されており、その内部にボディー200の底部である他側端から円錐部100の挿入孔(ノズル孔)11まで、スプリング50、パッキング60、ホルダー70、リンク80(図3)、ボール型ドア90、及びパッキング61が順に位置することになる。
【0059】
すなわち、底状態(閉鎖状態)でボディー200の他側端の底部がスプリング50の端部と接触し、円錐部100の挿入孔11がボール型ドア90と接しているパッキング61と密着した状態となる。
【0060】
また、ボディー200の固定管230の内部にストロー401が挿入された状態で、螺糸山232とチューブのスクリュー403がかみ合い、ノズル300の固定リング303が固定管230の固定リング231と結合して固定される。
【0061】
この際、スプリング50はボディー200の底部とパッキング60との間で弾性力を持つように介在されており、円錐部100がボディー200内部に挿入するほど強い弾性力が発生することになる。
【0062】
したがって、乾燥防止装置部のボール型ドア90はスプリング50から伝達される弾性力によってノズル孔11を閉鎖させ、係止突起101も係止部221の端部に係止される。
【0063】
このような状態で、図12及び図13の平面図及び断面図に示すように、円錐部100をボディー200の内側に挿入させれば(あるいは円錐部100を固定させるとともにボディー200を円錐部100の方向に前進させれば)、円錐部100の係止突起101はガイドホール220の形態に沿って直線移動し、突起部223を越えて水平部に係ることになる。
【0064】
このような係止突起101の移動につれて、乾燥防止装置部のメカニズムによってボール型ドア90が90度回転してノズル孔11を完全に開放させ、ボディー200の固定管230に連結されているノズル300はノズル孔11の外に突出することになる。
【0065】
係止突起101は水平部にかかって固定されているので、キャップ210またはボディー200の移動はなく、ノズル300のみがノズル孔11の外に露出した状態でチューブを絞れば、チューブの内容物がストローに沿って移動してノズル300の切開部302を開放させながら吐き出される。
【0066】
この際、スプリング50は収縮して弾性力が最大となる。
【0067】
したがって、スプリング50の弾性力が最大となった状態でガイドスリットの方向に少し回せば、水平部にかかっている係止突起101がガイドホール220に沿って垂直下向きに移動した後、水平に移動すれば、弾性力によって自動で垂直上向きに移動してから係止部221にかかることになり、係止突起101の移動につれて、乾燥防止装置部のメカニズムによってボール型ドア90が90度回転してノズル孔11を閉鎖させることになる。
【0068】
また、ボディー200の固定管230と連結されているノズル300はノズル孔11の内部に没入して乾燥防止装置部の内部に位置する図10または図11の状態に戻り、ノズル300の両側押し突起301はホルダー70の内壁面から圧力を受けて切開部302を一層閉鎖させることになる。
【産業上の利用可能性】
【0069】
本発明は、チューブ容器から押し出される液状の内容物が吐出口のシャッター開放時にだけ吐き出されるチューブ容器の自動密閉構造型キャップに適用可能である。
【符号の説明】
【0070】
50 スプリング
60 パッキング
70 ホルダー
80 リンク
90 ボール型ドア
100 円錐部
101 係止突起
200 ボディー
210 キャップ
220 ガイドホール
221 係止部
222 端部
223 突起部
224 傾斜部
230 固定管
231 固定リング
232 螺糸山
300 ノズル
301 押し突起
302 切開部
303 固定リング
400 チューブ
401 ストロー
402 注入口
403 スクリュー
404 胴体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空管の形態を持ち、一側端にノズルが出没するノズル孔が形成され、他側端に挿入孔が形成され、前記挿入孔側の外壁面に一対の係止突起が互いに対向側に形成されている円錐部と、
前記円錐部が挿入されるように一側端に挿入孔が形成され、他側端は底部をなす単一体のキャップを有し、前記底部の中央から内部を貫いて外部に突出するように貫通型固定管が形成され、前記係止突起が拘束されて移動するように、これに対応する位置にガイドホールが形成されているボディーと、
内容物が充填されており、前記貫通型固定管の他側の螺糸山と結合するように、前記内容物が吐き出される注入部にスクリューが形成されたチューブと、
前記ボディーから前進又は後進する前記円錐部の前記ノズル孔を気密に開閉するように、前記ボディーと前記円錐部との間に介在されている乾燥防止装置部とを備えることを特徴とするチューブ容器の自動密閉構造型キャップ。
【請求項2】
前記ガイドホールに係る前記係止突起によって固定されている前記円錐部が、前記係止突起の移動によって前記ボディー内部に挿入されることにより、前記乾燥防止装置部によって前記ノズル孔は開放され、突出した前記ノズルから前記内容物が吐き出されることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器の自動密閉構造型キャップ。
【請求項3】
前記貫通型固定管の一側端の外面と前記ノズルの一側端の内面とには固定リングが付着されることで、これらが互いに堅固に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器の自動密閉構造型キャップ。
【請求項4】
前記キャップの側面に形成されている一対の前記ガイドホールは、
前記係止突起がスプリングの弾性によって係り、前記キャップの挿入孔側の前記ガイドホールの端部でなる係止部と、
前記係止部から垂直下向きに形成される前記ガイドホールから下向きに傾斜角を持つように形成された傾斜部と、
前記係止突起が前記スプリングの弾性によって係り、前記傾斜部から垂直下向きに延びてから水平に延びて、そして垂直上向きに延びる前記ガイドホールの終端部である端部と、
前記傾斜部から垂直下向きに延びてから水平に延びて、そして垂直上向きに延びる前記ガイドホールによって形成される自由端である突起部とを備えて構成されることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器の自動密閉構造型キャップ。
【請求項5】
前記チューブは、前記貫通型固定管の内部に挿入されて、前記注入部から吐き出される前記内容物を前記ノズルに伝達するように、前記注入部から伸びるように付着されているストローをさらに備えて構成されることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器の自動密閉構造型キャップ。
【請求項6】
前記ノズルは、前記内容物が吐き出されるように、一側曲面の中央に一直線状の切開部が形成され、弾性材の前記ノズルの復元力によって、前記内容物の吐出後、前記切開部が再び閉鎖されることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器の自動密閉構造型キャップ。
【請求項7】
前記ノズルの曲面上に前記切開部の両側に押し突起がそれぞれ形成され、前記ノズルが前記乾燥防止装置部の内部に収容されている状態で前記乾燥防止装置部のホルダーの内壁面によって両側の前記押し突起が押されて前記切開部をさらに水密に閉鎖させることを特徴とする請求項6に記載のチューブ容器の自動密閉構造型キャップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−126451(P2012−126451A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−292201(P2010−292201)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(505071712)モリス コーポレーション (12)
【氏名又は名称原語表記】MORRIS CORPORATION
【住所又は居所原語表記】952,Dohwa−dong,Nam−gu,Inchon−shi,402−060,Korea
【Fターム(参考)】