説明

ティシュシートディスペンサ及びそれを製造する工程

相互折り込みされた使い捨てシートを取り出すためのディスペンサを開示する。ディスペンサは、容器に収容された積重ね体の第1のシート(28)に付着された除去可能パネル(22)を含む。除去可能パネルが容器から引き離されると、積重ね体の第1のシートは、部分的に又は完全に容器から引き出される。除去可能パネルは、接着剤材料を用いて第1のシートに接着することができる。接着剤材料は、除去可能パネルに形成された凹部に収容することができる。凹部は、製品を製造する間に接着剤材料を保護し、及び/又は接着剤材料が製品の他の部分に接着しないように設計される。実施形態の1つでは、シートの積重ね体がディスペンサに装入された後、凹部は反転されて凸部を形成し、これが、積重ね体の第1のシートと接触し、除去可能パネルと第1のシートとの間を接着する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ティシュペーパー、ハンドシート、湿潤拭き材等のような個々の折り畳みシート製品を取り出すための使い捨てのシート様式ディスペンサは、当技術分野では公知である。一般に、使い捨てのシートディスペンサは、典型的には、容器及び該容器内に配置された予め折り畳み、相互折り込みされたシートの積重ね体又はクリップを含む。シートは、C折り、V折り、Z折り、タブ接着されたものか又は平坦形状とされ、クリップの上面シートが引き出されると、次に使用されるために、その下のシートが個別に現れるようにすることができる。
【0002】
使い捨てのシートディスペンサにおける共通の課題の1つは、「二重引き抜き」の問題に関する。これは、先行するシートが引き出されると、2つ以上のシートが容器から引き出されるときに起こる。また、使い捨てのシートディスペンサには、「ストリーミング」の問題も起こる可能性がある。ストリーミングは、使用者が第1のシートを引き抜いたとき、次のシートとの分離が起こらずに次のシートも引き出される場合に起こる。
【0003】
これらの問題のいくつかを克服するために、スリットが形成されたプラスチックフィルムによって取出し用スロットが覆われる使い捨てのシートディスペンサが設計されてきた。スリットを用いることは、上の問題のいくつかを解決するのにうまく働いてきた。また、狭いスリットは、次に取り出すためのティシュシートが現れるようにするのにも適切である。しかし、用途のいくつかでは、スリットがある場合に、積重ね体から最初のシートを取り出すのが困難であることがある。例えば、スリットは、使用者が先端側縁を掴むのを妨げる可能性がある。
【0004】
これらの問題のいくつかを克服するために、引用により本明細書に組み入れるMasuiに付与された米国特許第4,574,952号には、テープ又は糸が箱の除去可能パネルの下面に取り付けられ、このテープ又は糸が更に、最上部のティシュペーパーに取り付けられた、ティシュペーパーを収容する箱が開示されている。このようにすると、箱を開けるときに除去可能パネルを穿孔ラインに沿って除去したとき、最上部のティシュペーパーが除去可能パネルとともに容器から自動的に取り出される。
【0005】
引用により本明細書に組み入れるThornsに付与された米国特許第6,715,633号には、積重ね体の第1枚目のシートに取外し可能に付着された除去可能パネルを有する、使い捨てシートの積重ね体を取り出すためのディスペンサが開示されている。
【0006】
除去可能パネルが容器から引き外されたとき、積重ね体の第1枚目のシートが容器から部分的に引き出される。しかし、部分的に引き出された後、シートは、除去可能パネルから外される。
【0007】
上の2つの特許、特に’633号特許は、当技術分野において進歩をもたらしたが、更に改良することが依然として必要とされている。詳細には、使い捨てシートの積重ね体における第1枚目のシートを除去可能パネルに取り付けるために用いる取り付け機構が、上に開示されたディスペンサの何れにおいても必要とされる。更に詳細には、ディスペンサの製造とディスペンサへの使い捨てシート積重ね体の装入を妨げることなしに、接着剤を用いて、ティシュシートをディスペンサの除去可能パネルに取り付ける方法が必要とされている。
【0008】
【特許文献1】米国特許第4,574,952号公報
【特許文献2】米国特許第6,715,633号公報
【特許文献3】米国特許第5,045,569号公報
【特許文献4】米国特許第4,988,567号公報
【特許文献5】米国特許第4,994,322号公報
【特許文献6】米国特許第4,786,696号公報
【特許文献7】米国特許第4,166,152号公報
【特許文献8】米国特許第3,857,731号公報
【特許文献9】米国特許第3,691,140号公報
【発明の開示】
【0009】
一般に、本開示事項は、相互折り込みされた使い捨てのシートを取り出すためのディスペンサに関する。相互折り込みされた使い捨てシートの積重ね体は、容器内に収納される。シートは、容器から1枚ずつ引き出されるように配列される。シートは、ティシュペーパー、ペーパータオル、工業用拭き材、実験用拭き材、湿潤拭き材等を含む種々の紙製品とすることができる。小出し容器には、除去されることによってシートを引き出すための開口部を露呈する除去可能なパネルが含まれる。
【0010】
除去可能なパネルは、相互折り込みされたシートの積重ね体における第1枚目のシートに付着される。詳細には、除去可能なパネルは、除去可能なパネルが小出し容器から除去されるとき、第1のシートが、小出し容器の開口部から部分的に引っ張られて除去可能パネルから外されるか、パネルが除去されるとき小出し容器から完全に引き出されるかの何れかとされるように、第1枚目のシートに付着される。
【0011】
本開示事項によれば、除去可能パネルは、接着剤材料により、相互折り込みされたシートの積重ね体における第1枚目のシートに付着される。接着剤が製造工程の妨げにならない状態で除去可能パネルと相互折り込みされたシート積重ね体の第1枚目のシートとの間に接着剤材料を塗布するために、除去可能パネルは、接着剤受容部分を定める。接着剤受容部分は、接着剤材料が配置される凹部を定める。凹部に配置することにより、接着剤材料が、小出し容器の他の部分又は相互折り込みされたシートの他の部分に付着するのを防止される。
【0012】
相互折り込みされたシートの積重ね体が小出し容器に装入されると、次に、接着剤が、相互折り込みされたシートの積重ね体における第1枚目のシートに接触させられる。例えば、実施形態の1つでは、接着剤材料は、除去可能パネルの外側表面に圧力を与えることにより、積重ね体の第1枚目のシートと接触させることができる。この外側圧力により、凹部は反転し、第1枚目のシートと接触するための凸部を形成することができる。
【0013】
或いは、接着剤材料は、相互折り込みされたシートが容器に装入されたとき、小出し容器を反転させることにより相互折り込みされたシート積重ね体における第1枚目のシートに接触させることができる。小出し容器を反転させることにより、相互折り込みされたシート積重ね体が、第1枚目のシートと凹部に含まれる接着剤材料との間の接触を生じさせるのに十分な圧力を与えることになる。
【0014】
凹部(又は凹部が反転された後は凸部)は、製品の製造中に接着剤材料を保護するのに適切であれば、どんな寸法とすることもできる。例えば、実施形態の1つでは、凹部の深さは、約0.05インチ〜約0.25インチとすることができる。凹部の有効直径は、一般に、凹部を除去可能パネルに配置することができる限りは、重大な意味を有するものではない。例えば、実施形態の1つでは、凹部の有効直径は、約2インチまで、例えば約0.125インチ〜約0.5インチとすることができる。凹部は、あらゆる適切な形状を有するものとすることができる。本明細書で用いる場合、凹部の有効直径は、凹部の表面領域に一致する円の直径をいう。
【0015】
また、凹部は、あらゆる適切な技術を用いて除去可能パネルに形成することもできる。例えば、凹部は、機械的打ち抜き機を用いて形成することができ、除去可能パネルにエンボス加工することもできる。実施形態の1つでは、凹部の形状は、商標、ロゴ、又は他の適切なデザインとすることができる。
【0016】
接着剤材料は、除去可能パネルを積重ね体のシートの1つに接着剤接着することができるあらゆる適切な接着剤から構成することができる。例えば、接着剤材料は、ホットメルト接着剤又は感圧接着剤からなるものとすることができる。一般に、接着剤は、凹部に比較的少量存在するようにする。例えば、特定の実施形態の1つでは、接着剤材料は、凹部に約0.5グラムより少ない量で存在させることができる。
【0017】
小出し容器は、種々の材料で作ることができ、一般に、本発明にとって重大な意味をもたない。例えば、小出し容器は、板紙で作ることも、可撓性のあるポリマーフィルムで作ることもできる。小出し容器は、長方形の箱、正方形の箱の形状とすることもでき、あらゆる他の適切な形状の形とすることもできる。
【0018】
本発明の他の特徴及び側面は、以下にもっと詳細に論じる。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照して例として記載する。
本明細書及び図面の参照記号を反復して用いる場合には、同じ又は類似の特徴又は要素を表すものとする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
今度は、本発明の実施形態を詳細に参照することにするが、その1つ又はそれ以上の例が図面に示されている。各例は、本発明の説明のために挙げたものであり、本発明を制限することを意味するものではない。例えば、実施形態の1つの一部として示されるか記載される特徴を別の実施形態とともに用いて更に第3の実施形態を生成することができる。本発明は、これら及び他の変更形態及び変形形態を含むことを意図する。
【0020】
一般に、本開示事項は、相互折り込みされた使い捨てシートを取り出すためのディスペンサに関する。使い捨てシートは、例えば、ティシュペーパー、ペーパータオル、工業用拭き材、実験用拭き材、湿潤拭き材等とすることができる。小出し容器は、除去されることによってシートを引き出すための開口部を露呈する除去可能パネルを含む。除去可能パネルは、小出し容器に収容される積重ね体の第1枚目のシートに付着される。
【0021】
詳細には、除去可能パネルは、接着剤材料により積重ね体の第1枚目のシートに付着される。接着剤材料は、使い捨てシートの積重ね体における第1枚目のシートに取り付けるのに利用可能であるが、その他の点では、ディスペンサを構築し、ディスペンサにシートの積重ね体を充填する工程の妨げとならないような状態で、除去可能パネルに塗布される。例えば、実施形態の1つでは、凹部が除去可能パネルに形成される。接着剤材料は、次に、この凹部に配置される。接着剤材料を凹部に配置することにより、接着剤材料は、製造中に、ディスペンサの他の部分又は他のディスペンサに接触することがない。次に使い捨てシートの積重ね体がディスペンサに装入されたとき、接着剤材料は、積重ね体の第1枚目のシートに接触する。例えば、実施形態の1つでは、除去可能パネルに圧力を与え、凹部を反転させてディスペンサの内部容積内に入る凸部を形成する。接着剤材料は、使い捨てシート積重ね体における第1枚目のシートと接触する凸部に配置されることになる。従って、除去可能パネルと第1のシートとの間が接着される。
【0022】
特定の用途及び望む結果によっては、接着剤材料は、除去可能パネルを使い捨てシート積重ね体における第1のシートに確実に固定することもでき、第1のシートに取外し可能に取り付けることもできる。例えば、実施形態の1つでは、除去可能パネルは、該パネルが小出し容器から除去されるとき第1のシートが部分的に引き出されるように、第1のシートに付着される。シートが部分的に引き出されると、第1枚目のシートは、次に、除去可能パネルから外れる。このように、パネルが容器から除去されたとき、積重ね体における第1枚目のシートが、容易に、かつ、直ちに取り出せる状態にされている。
【0023】
しかし、別の実施形態では、除去可能パネルは、使い捨てシート積重ね体の第1枚目のシートにもっと確実に固定することができる。例えば、この実施形態では、除去可能パネルが除去されるとき、第1のシートは、小出し容器から完全に引き出される。
【0024】
図を参照すると、本開示事項に従って作った全体的に10で表される小出し容器の実施形態の1つが示される。小出し容器10は、実施形態の1つによれば、ティシュペーパーを収納するためのものである。しかし、種々の他の相互折り込みされた使い捨てシートを容器に収容することができることは当然理解される。
【0025】
図1及び図9を参照すると、小出し容器10は、相互折り込みされた使い捨てシートのクリップを収容する。図9に詳細に示すような相互折り込みされた使い捨てシート12のクリップは、C折り、V折り、Z折り、タブ接着、又は当技術分野で一般に公知のあらゆる手段で互いに関して構成したものとすることができる。
【0026】
図1に示すように、小出し容器10は、別の対の側部又は壁18と隣接する1対の側部又は壁16を含む。支持側部又は底部壁14が存在し、壁16及び18と接触する。容器に収容される相互折り込みされたシートは、一般に、この実施形態では、底部壁14上に置かれている。
【0027】
また、取り出し用壁すなわち上部壁20が壁16及び18に連続して形成される。上部壁20は、除去可能パネル22を含む。除去可能パネル22は、横方向の穿孔線24により分離された図に示す1対の端部延長部26のような端部延長部を含むことができる。このように、使用者は、端部延長部26の何れかを掴み、穿孔線24に沿ってパネルを引っ張ることができる。実施形態の1つでは、図1〜図3に示すように、除去可能パネル22が小出し容器から除去されると、ポリマーフィルム25が露出する。ポリマーフィルム25は、一度に1つのシートを取り出すのを容易にするスリットのような開口部を含む。
【0028】
一般に、小出し容器10は、種々の材料で作ることができる。例えば、容器は、板紙又は厚紙で作ることができる。或いは、容器は、熱可塑フィルムのようなプラスチックフィルムで作ることができる。容器の壁を形成するのに用いられる材料は、硬質とすることも可撓性のあるものとすることもできる。
【0029】
図9を参照すると、小出し容器10の簡略断面図が示される。図示されるように、容器10は、上部壁20及び除去可能パネル22を含む。この実施形態では、図1に示す実施形態と対照的に、除去可能パネル22が上部壁20に重ねられており、穿孔線を介して上部壁に取り付けられていない。その代わりに、この実施形態では、除去可能パネル22は、上部壁に取外し可能に接着剤接着することができる。
【0030】
図示するように、上部壁20の下には、全体的に12で示す相互折り込みされたシートの積重ね体がある。説明のためのみに、7つの相互折り込みされたシート、即ちシート28、30、32、34、36、38及び40を図示する。シートは、相互に折り込まれるが、図面では、説明を容易にするために離されている。図に示すような第1のシート28は、シートの取り出しを容易にするために上部でそれ自身の上に2回折り畳まれる。しかし、小出し容器からシートを引き出す前の状態では、上面シートに、これより多いか少ない折り目があるようにすることができることは当然理解される。
【0031】
除去可能パネル22は、上部壁20の開口部42を覆うように位置決めされる。開口部42は、除去可能パネル22が除去された後に容器からシートを引き出すためのものである。図示するように、第1枚目のシート28は、接着剤材料52により除去可能パネル22に付着される。本開示事項によれば、接着剤材料52が、この実施形態では、凹部50を含む除去可能パネルの接着剤受容部分内に配置される。
【0032】
凹部50は、第1のシート28と接触するまで接着剤材料52を保護領域に配置するために除去可能パネル22内に形成される。更に詳細には、凹部50を形成することにより、接着剤材料52は、シート製品を製造する間に第1のシート28に接触させる前には、小出し容器10の他の部分又はティシュシート12の積重ね体における他の部分に接触しないようにされる。
【0033】
例えば、用途によっては、使い捨てシート製品を製造する間に、小出し容器10は、一体品の素材から形成される。次に、1体品の素材は、図4に示すように最初に平坦なスリーブに組み立てる。小出し容器10は、例えば、使い捨てシートの積重ね体を装入する前に、小出し容器が更に便利に貯蔵されて輸送することができるように最初は平坦なスリーブ構成に配置される。平坦なスリーブの構成では、少なくとも2つの容器の壁が互いに隣接して配置される。
【0034】
例えば、図4に示す実施形態では、スリーブが平坦に置かれているときには、上部壁20は、側壁16に隣接して置かれる。一方、側壁18は、後で、複数のティシュシートが容器に装入された後に、糊付けされる複数のフラップで構成される。例えば、図4に示すように、側壁18は、フラップ18A、フラップ18B、及びフラップ18Cを含む複数のフラップを含む。
【0035】
処理効率のために、実施形態の1つでは、小出し容器製造中において使い捨てシートを容器に装入する前に、除去可能パネル22をシート積重ね体における第1枚目のシートに取り付けるのに用いられる接着剤材料を、小出し容器10に塗布する。除去可能パネル上の接着剤材料が小出し容器10の他の部分に接着しないようにするために、除去可能パネル22は、接着剤材料を受け取るための凹部50を含む。凹部50は、例えば、小出し容器10が平坦なスリープ構成の場合を図5に更に詳細に示す。図示するように、除去可能パネル22は、側壁16に隣接してそれに接触するように配置されている状態で示される。しかし、凹部50は、接着剤材料52が側壁16に接触して接着剤接着又は粘着しないようにもされる。更に詳細には、凹部50は、接着剤材料が除去可能パネル22により定められる平面と交わらないように接着剤材料52のための保護位置を設ける。
【0036】
小出し容器が図4に示すように平坦なスリーブの構成であるときに接着剤材料を保護するのに用いられるのに加え、凹部は、小出し容器が一体品素材である場合に接着剤材料を保護するのにも用いることができる。この実施形態では、凹部を用いて、接着剤材料が隣接する素材に粘着しないようにすることができる。しかし、素材は、凹部が位置合わせしないように共に積重ねる必要がある。例えば、素材は、共に積重ね体るときには、互いに対して回転することができる。
【0037】
凹部50の寸法は、特定の用途及び種々の因子により変えることができる。例えば、凹部50の大きさは、除去可能パネル22、用いられる特定の接着剤材料、小出し容器10を形成するのに用いられる材料等によって決めることができる。例示的には、例えば、凹部50の有効直径は、約2インチより小さい値、例えば約1インチより小さい値とすることができる。特定の実施形態の1つでは、例えば、凹部50の有効直径は、約0.125インチ〜約0.5インチとすることができる。
【0038】
他の実施形態では、凹部は、上に挙げられる寸法より遥かに大きくすることができることは当然理解される。実施形態の1つでは、例えば、除去可能パネル22全体が、凹部50を形成するようにすることができる。例えば、図9に示すように、実施形態の1つでは、除去可能パネル24は、上部壁と一体化する代わりに、上部壁20の上部に置かれる。この実施形態では、除去可能パネル22は、望むとおりに接着剤を保護するために上部壁の平面から十分に高くすることができる。
【0039】
凹部50の深さは、接着剤材料52を保護するのに十分なようにする必要がある。従って、凹部50の深さは、凹部に含まれる接着剤材料の量によって決めることができる。例示的に示すために、凹部50の深さは、約0.01インチ〜約0.5インチ、例えば約0.05インチ〜約0.25インチとすることができる。
【0040】
図4に示す実施形態では、小出し容器10は、単一の凹部50を含む。しかし、除去可能パネル22は、望むならば複数の凹部を含むことができることも当然理解される。例えば、使い捨てシートの2つ以上の位置に除去可能パネルを接着するために、複数の凹部を含むことができる。
【0041】
接着剤材料52が凹部50内に配置されたとき、使い捨てシート12の積重ね体における第1枚目のシート28は接着剤材料と接触し、図9に示すように、除去可能パネルと第1枚目のシートとの間に接着を形成する。接着剤材料52が第1のシート28と接触する形態は、特定の用途に応じて種々変えることができる。例えば、実施形態の1つでは、除去可能パネル22の外側表面に圧力を与え、接着剤52が第1のシート28と接触するようにすることができる。特定の実施形態の1つでは、例えば、図6に示すように、除去可能パネル22を十分な量の力で加圧し、凹部を反転させることができる。反転されると、凹部は、小出し容器10の内部容積に面する凸部を形成する。接着剤材料52は、したがって、凸部の頂点に配置され、第1のシート28と接触する。
【0042】
図6に示す実施形態では、凹部50は、製品の製造中に反転させることもでき、製品を購入した後に消費者が反転させるようにすることもできる。
【0043】
図7を参照すると、第1のシート28を接着剤材料52に接着する別の工程又は技術が示される。この実施形態では、小出し容器10は、直立構成で配置され、使い捨てシート12の積重ね体が装入される。小出し容器10は、次に、図7に示すように逆さにされる。逆さにされると、使い捨てシート12の積重ね体の重量により、積重ね体の第1のシート28は、接着剤材料52と接触し、除去可能パネル22と第1のシート28との間に接着を形成する。回転して直立状態にしても、第1のシート28は、図9に示すように除去可能パネル22に接着したままである。
【0044】
小出し容器10に用いられるような接着剤材料52は、あらゆる適切な接着剤を含むことができる。例えば、接着剤材料は、ホットメルト接着剤又は感圧接着剤を含むことができる。極めて適切なホットメルト接着剤は、例えば、Bostik Findleyから市販されている。
【0045】
用いることができる感圧接着剤には、ミネソタ州セントポールの3−M Corporationにより市販されるPOST−IT付箋紙に用いられる接着剤が含まれる。このような接着剤は、米国特許第5,045,569号、第4,988,567号、第4,994,322号、第4,786,696号、第4,166,152号、第3,857,731号、及び第3,691,140号に開示されており、これらは、全て、参照により本明細書に組み入れられる。例えば、感圧接着剤には、平均直径が少なくとも1マイクロメートルのポリマー微小球を含むことができる。微小球は、重量で約70部のアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレートエステルを含むことができる。
【0046】
また、除去可能パネルに塗布される接着剤の量も、用いられる接着剤材料の種類及び除去可能パネルと使い捨てシートとの間に望む接着の範囲を含む種々の因子によって種々変えることができる。例えば、用途によっては、比較的少量の接着剤材料しか必要でないこともある。例えば、接着剤材料は、0.5グラム未満、例えば約0.1グラム未満の量で凹部50に存在することができる。例えば、特定の実施形態の1つでは、接着剤材料は、0.05グラム未満、例えば約0.01グラム〜約0.04グラムの量で凹部に存在することができる。
【0047】
種々の異なる技術及び工程を用いて、除去可能パネル22に凹部50を形成することができる。例えば、実施形態の1つでは、圧こんを生成するのに十分な力で打ち抜き装置を除去可能パネルに接触させることができる。望むならば、凹部を形成することになっている領域は、特に、小出し容器が板紙で作られる場合には、材料のたわみ性を良好にするために予め加湿することができる。一方、小出し容器がプラスチック材料(硬質又は可撓性のあるプラスチック材料の何れか)で作られる場合には、凹部を除去可能パネルに成形するために熱を用いることができる。
【0048】
特定の実施形態の1つでは、凹部50は、エンボス工程により除去可能パネルに形成することができる。例えば、小出し容器10は、エンボスローラを通して供給され、容器の内側容器に面する凹部を定めるエンボスを生成することができる。エンボス加工の間に、熱及び/又は圧力を用いることができる。
【0049】
更に別の実施形態では、凹部50は、重なり層を用いることにより生成することができる。例えば、図9に関して上に記載したように、実施形態の1つでは、除去可能パネル22を上部壁20に重ねることが、本開示事項の目的のための凹部を形成するのに十分である場合もある。
【0050】
除去可能パネルに凹部を形成するのに用いられる技術に応じて、凹部は、あらゆる適切な形状を有することができる。例えば、図4に示すように、凹部50は、円形形状を有するものとすることができる。しかし、代わりに、凹部は、三角形、長方形等とすることもできる。実施形態の1つでは、凹部は、あらゆる適切な美的デザインの形状とすることができる。或いは、凹部は、商標又はロゴの形状とすることができる。
【0051】
例えば、図8を参照すると、本開示事項により作られた小出し容器10の別の実施形態が示される。図示するように、小出し容器10は、除去可能パネル22を定める上部壁20を含む。除去可能パネル22上には、小出し容器に保持される使い捨てシートに接着するための接着剤材料を受け取るための凹部50が配置される。この実施形態では、凹部50は、本出願の譲受人の登録商標である「KLEENEX(登録商標)」という単語のようなロゴの形状である。
【0052】
上に記載するように、除去可能パネル22が使い捨てシート積重ね体における第1枚目のシートに付着された状態では、除去可能パネルは小出し容器から第1のシート28を完全に引き出すように構成されるか、使い捨てシートを開口部から部分的に取り出すように構成されるかの何れかとすることができる。例えば、接着剤材料は、シートが小出し容器から部分的に引き出された後に、除去可能パネル22を第1のシート28から剥離するように構成することができる。
【0053】
例えば、図2及び図3を参照すると、除去可能パネル22が容器から引き抜かれる間およびその後の小出し容器10が示される。図示するように、パネルが容器から除去されるとき、第1のシート28は、開口部42を通して部分的に引き出される。第1のシート28は、容器10からの小出しを開始するために露出されたままとされる。
【0054】
上に記載したように、図1〜図3に示される実施形態では、ポリマーフィルム25は、除去可能パネル22の下に配置される。本開示事項によれば、ポリマーフィルムは、妨害することなく除去可能パネルを第1のシート28に接着剤接着させる開口部を定めることができる。例えば、ポリマーフィルムは、接着剤が配置される部分に対向する穴又は他の切り抜き部分を含むスリットを定めるものとすることができる。
【0055】
図9に戻ると、本発明によるシート12の積重ね体のための折り曲げシステムの特定の構成の1つが示される。この実施形態では、第1のシート28は、第1の端部46及び第2の端部48を含む。第1のシート28の第1の端部は、第2のシート30とともに折り込まれる。しかし、第1のシート28の第2の端部48は、それ自身に折り畳まれる。例えば、この実施形態では、第2の端部48は、それ自身に2度折り畳まれる。しかし、望む通りにそれより多く又は少なく折ることもできることは当然理解される。
【0056】
それ自身に折り畳むことに加えて、第2の端部48は除去可能パネル22にも接続される。このように、除去可能パネル22が容器から除去されると、第1枚目のシート28の第2の端部48は、大きな抵抗もなく開口部42から容易に除去することができる。しかし、第2の端部48が開口部42を通して取り出されるとき、第2枚目のシート30に相互折り込みされた第1枚目のシート28によるか、及び/又は開口部42を通して引っ張られるシートの抵抗により、抵抗が増大する。このように増大した抵抗は、第1枚目のシート28の第2の端部48を除去可能パネル22から外し、第1枚目のシート28を部分的に露出して残すのに十分である。
【0057】
上の実施形態では、除去可能パネルは、開口部を通してシートの一部を引っ張るのに必要であるが、第1のシートを容器から完全に取り出すのに必要な力に打ち勝つには不十分な強さで使い捨てシートに接着される。使い捨てシートと除去可能パネルとの間の接着の量を制御するために、特定の接着剤材料を望ましい量に選択することができる。開口部を通してティシュシートを完全に引き出すためには、多くの量の接着剤を用いることもでき、異なる種類の接着剤を用いることもでき、接着を形成する間にティシュシートと除去可能パネルとの間に大きな力を与えることもできる。また、開口部42の大きさ及び構成を用い、使い捨てシートの積重ね体の第1のシートを部分的に取り出すか完全に取り出すかの何れかに必要な力の量を制御することもできる。例えば、開口部42は、容器から引き出されるときに第1のシート28にかかる抵抗を増大させるようにデザインすることができる。抵抗を増大させると、シートと除去可能パネルとを外すのが容易になる。一方、抵抗を減少させると、シート全体を引き出させることができる。
【0058】
本開示事項は、以下の例を参照すると更に良好に理解することができるであろう。
例1
ディスペンサの損傷を防止しつつ製造中に接着剤をティシュディスペンサの除去可能パネルに塗布する方法を試験するために、次の実験を行った。
【0059】
最初に、ティシュディスペンサの除去可能パネルに圧こん又は凹部を作った。圧こんは、接着剤が容器の他の壁に接触することを避けつつ接着剤を堆積する領域として働く。圧こんは、ディスペンサが素材の形式であるときにハンマーの半球形端部及びアンビルとして1/2”厚さのゴムベースを用いてディスペンサに作った。圧こんを作る領域は、15分前に水膜で予め加湿した。得られる圧こんは、1/8”までの深さ及び1”までの直径であった。
【0060】
ホットメルト接着剤であるBostik Findley998−337を収容したグルーガンを用いて、接着剤のビーズを除去可能パネルの圧こんに配置した。グルーガンの温度は、325°Fであり、ビーズのおよその重量及び直径は、それぞれ0.03g及び1/8”であった。次に、ディスペンサを組み立て、ティシュの積重ね体を装入した。ティシュ(852枚シート)の平坦な積重ね体は、1000gの重りを積重ね体の上部に載せて最初に10秒間、次の実験では5秒間接着剤に押し付けた。容器を直立に回転し、除去可能パネルを剥がした。
【0061】
実験は10回行った。8回の引き抜きでは、上面シートが部分的に引き抜かれ、除去可能パネルが上面シートから外れるという点で成功であった。1回の試験で1つのシートの第1の層に直径約1/2”の小さな引き裂きが観察された。別の成功した場合では、多くの接着剤を用いシート全体が引き抜かれた。別の試験では、第1のシートは、明らかに、接着剤滴の大きさが小さいため(1/16と1/8inの間)除去可能パネルに付着されていなかった。
【0062】
例2
上の実験と同じように、ティシュ容器の除去可能パネルに圧こんを作った。325°Fで繊維化したグルーの特定の量を除去可能パネルから1インチの距離で1秒間スプレーで圧こんに入れた。得られるグルーの層は、直径1/2”、重量約0.02gであった。次に、ティシュを上のようにグルーに押し付け、除去可能パネルを引き離した。これらの段階により、部分的に引き抜かれたティシュがうまく作られ、シートに引き裂きはなかった。
【0063】
本発明の精神及び範囲は、添付の請求項に更に詳細に述べられているが、それから逸脱することなく、当業者はこれら及び本発明に対する他の変更形態及び変形形態を実施することができる。また、種々の実施形態の側面は、全体的又は部分的に交換することができることも当然理解される。更に、前述の記載は例のためのものでしかなく、そのような添付の請求項に更に記載される本発明を制限することを意図しないことは当業者には理解されると考える。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本開示事項に従って作ったディスペンサの実施形態の1つの斜視図である。
【図2】ディスペンサを部分的に開いて見せる図1に示すディスペンサの斜視図である。
【図3】ディスペンサの除去可能パネルを除去し、引き出すのに利用可能な材料のシートを露出して見せる図1に示すディスペンサの斜視図である。
【図4】相互折り込みされたシートの積重ね体を容器に装入する前の平坦な構成の図1に示す小出し容器の斜視図である。
【図5】接着剤材料を受け取るために小出し容器の壁に形成された凹部の実施形態の1つの断面図である。
【図6】小出し容器の壁を使い捨てシートに取り付ける実施形態の1つを示す断面図である。
【図7】本開示事項に従って使い捨てシートの積重ね体の第1のシートを小出し容器の壁に取り付ける方法の実施形態の1つを示す断面図である。
【図8】本開示事項に従って作ったディスペンサの別の実施形態の斜視図である。
【図9】本開示事項に従って作ったディスペンサの別の実施形態の断面線図である。
【符号の説明】
【0065】
10 小出し容器
14 底部壁
16 側部又は壁
18 側部又は壁
20 上部壁
22 除去可能パネル
24 穿孔線
26 端部延長部
50 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互折り込みされた使い捨てシートを取り出すためのディスペンサであって、
1枚ずつ引き出されるようになっている相互折り込みされた使い捨てシートの積重ね体を収納する小出し容器を含み、前記小出し容器が、除去されることによって前記シートを引き出すための開口部を露呈する除去可能パネルを含み、前記除去可能パネルが接着剤受容部分を含み、前記接着剤受容部分は前記使い捨てシートの積重ね体に面する凹部又は凸部を定めており、接着剤材料が前記凹部又は前記凸部に配置され、前記相互折り込みされたシートの積重ね体における第1枚目のシートに付着されていることを特徴とするディスペンサ。
【請求項2】
前記接着剤受容部分が、凹部を定めていることを特徴とする請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項3】
前記接着剤受容部分が、凸部を定めていることを特徴とする請求項1に記載のディスペンサ。
【請求項4】
前記凹部又は凸部の深さ又は長さが、それぞれ、約0.05インチ〜約0.25インチであることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の何れか1項に記載のディスペンサ。
【請求項5】
前記凹部又は凸部の有効直径が、約0.125インチ〜約0.5インチであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4の何れか1項に記載のディスペンサ。
【請求項6】
前記接着剤材料が、前記除去可能パネルにより定められる平面に交わらないように前記凹部に配置されることを特徴とする請求項2に記載のディスペンサ。
【請求項7】
前記接着剤材料が、ホットメルト接着剤又は感圧接着剤を含むことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のディスペンサ。
【請求項8】
前記接着剤材料が、約0.05グラムより少ない量で前記接着剤受容部分に存在することを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のディスペンサ。
【請求項9】
前記接着剤受容部分が、商標、ロゴ、又はデザインの形状であることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項に記載のディスペンサ。
【請求項10】
前記除去可能パネルが前記小出し容器から除去されるとき、前記接着剤材料により前記第1枚目の使い捨てシートが前記小出し容器の前記開口部を通して部分的に引っ張られ、その後、前記除去可能パネルは、前記第1枚目のシートを前記容器から完全に取り出すことなく剥離されることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項に記載のディスペンサ。
【請求項11】
前記除去可能パネルが前記小出し容器から除去されるとき、前記第1枚目の使い捨てシートは前記除去可能パネルに付着されたままであり、前記開口部を通して前記小出し容器から完全に取り出されることを特徴とする請求項1〜請求項8又は請求項9の何れか1項に記載のディスペンサ。
【請求項12】
前記小出し容器が板紙から作られており、前記除去可能パネルが穿孔線により囲まれており、該穿孔線を介して前記パネルが前記小出し容器に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜請求項11の何れか1項に記載のディスペンサ。
【請求項13】
前記除去可能パネルが複数の凹部を定めており、前記接着剤材料が前記複数の凹部に配置され、複数の位置で前記第1のシートに付着されることを特徴とする請求項1、請求高2、請求項6、請求項7、請求項8、請求項10、請求項11又は請求項12の何れか1項に記載のディスペンサ。
【請求項14】
請求項1〜請求項13の何れか1項に記載の相互折り込みされた使い捨てシートを取り出すための製品を製造するための方法であって、
少なくとも第1の容器壁及び第2の容器壁が形成され、前記第1の壁が除去可能パネルを含み、前記第1の壁が前記第2の壁に隣接して配置される状態の平坦なスリーブ構成と、複数の使い捨てシートを収納するのに十分な内部容積を定める状態の直立構成とにすることができる小出し容器を用意する段階と、
前記小出し容器が前記平坦な構成にあるときに前記第2の壁に面するように、凹部を前記除去可能パネルに形成する段階と、
前記小出し容器が前記平坦な構成にあるときに前記接着剤材料が前記第2の壁に接触しないようにするのに十分な前記凹部の深さまで、接着剤材料を前記凹部内に配置する段階と、
前記小出し容器を前記直立構成に配置し、相互折り込みされた使い捨てシートの積重ね体を前記内部容積内に挿入する段階と、
前記凹部内の前記接着剤材料を前記相互折り込みされた使い捨てシートの積重ね体の第1枚目のシートに接触させて、前記除去可能パネルを前記第1のシートに付着させる段階と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項15】
前記除去可能パネルの外側表面に圧力をかけることにより、前記接着剤材料を前記相互折り込みされた使い捨てシートの積重ね体における前記第1枚目のシートに接触させることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記除去可能パネルの前記外側表面に圧力をかけた後、前記凹部が反転させられて凸部を形成することを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の壁が前記小出し容器の上面表面を構成しており、前記小出し容器を上下逆転させることにより前記接着剤材料を前記相互折り込みされた使い捨てシートの積重ね体ねにおける前記第1枚目のシートに接触させることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項18】
使い捨てシートを取り出すための小出し容器であって、
折ることによって複数の使い捨てシートを収納するのに十分な内部容積を定める容器にすることができる一体品素材からなり、前記一体品素材が板紙からなる材料で作られ、前記一体品素材には少なくとも1つの凹部が形成されており、使い捨てシートの積重ね体における第1枚目のシートに後で付着されるように前記凹部内に接着剤材料が配置され、前記凹部の深さは、前記接着剤材料が隣接する表面に接触しないようにするのに十分であることを特徴とする小出し容器。
【請求項19】
前記凹部の深さが、約0.05インチ〜約0.25インチであることを特徴とする請求項18に記載の小出し容器。
【請求項20】
前記接着剤材料が、ホットメルト接着剤又は感圧接着剤からなることを特徴とする請求項18又は請求項19の何れか1項に記載の小出し容器。
【請求項21】
前記接着剤材料が、約0.05グラムより少ない量で前記凹部に存在することを特徴とする請求項18、請求項19又は請求項20の何れか1項に記載の小出し容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2009−505919(P2009−505919A)
【公表日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−529014(P2008−529014)
【出願日】平成18年6月2日(2006.6.2)
【国際出願番号】PCT/US2006/021608
【国際公開番号】WO2007/027263
【国際公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【出願人】(504460441)キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド (396)
【Fターム(参考)】