説明

テラヘルツ光学ゲート

テラヘルツ光学ゲート。本発明は、テラヘルツ領域(遠赤外線波長)の広帯域光学ゲートに関する。それは、上記テラヘルツ領域で第1光線(FTHz)を放射する第1光学ソース(2)と、上記テラヘルツ光線により照射される半導体材料を素材とする第1プレート(1)と、半導体材料を素材とする第1プレート(1)を飽和させることを可能とし、それをテラヘルツ波長で反射させることを可能とする波長で第2光線(FIR)を放射する第2光学ソース(3)を備える。本発明は、またテラヘルツ信号測定のためのシステム、及びテラヘルツ発生器に関する。それは、特に、テラヘルツ信号測定のためのシステム、及びテラヘルツ発生器に適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠赤外線の、またはサブミリ波の、またはテラヘルツ領域の広帯域光学ゲートに関する。また、光学ゲートのマトリックスに関する。特にテラヘルツパルス検出器と、この信号の測定に適用できる。またテラヘルツ発生器に適用できる。
【背景技術】
【0002】
広帯域テラヘルツパルスは、通常以下に示すいわゆるTDS(時間領域分光学)構造で検出される。
超短波レーザーパルスによる光伝導体の刺激により誘導される電流を測定する。
超短波参照レーザーパルス上の、非線形半導体結晶中の、テラヘルツ放射による、電気光学作用により誘導される光学複屈折を測定する。
【0003】
以下の2つの異なる過程は、広帯域テラヘルツパルスの発生で知られる。
超短波レーザーパルスにより光伝導体を刺激する。伝導スパイク間に放射されるスペクトルは、数テラヘルツに簡単に拡大される。
強力なテラヘルツフィールドの発生のために透過性材料の光学順変換(optical rectification)を行い、その強度は光学刺激と比例する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
強力なテラヘルツフィールドを獲得するために、電磁流動は、中間帯吸収の飽和のために光伝導の場合、厳しく制限される。光伝導体照明の調節は、有用なエリアの寸法により厳しく制約される。
【0005】
光学順変換の場合、テラヘルツ放射の生成効率は、さらにより強力なレーザーソースの使用を必要とする。それゆえ、通常低周波で、高価で、使用が難しいとされる超短波増幅レーザーパルスが、通常使用されなければならない。さらにまた、重大な検出調整が欠かせない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、これらの問題点を解決できる。
従って、本発明はテラヘルツ領域(遠赤外線波長)の広帯域光学ゲートに関するものである。それは、上記テラヘルツ領域の第1光線を放射する第1光学ソースと、
上記テラヘルツ光線により照射される半導体材料を素材とする第1プレートと、
半導体材料を素材とする第1プレートを飽和させることを可能とし、それをテラヘルツ波長で反射させることを可能とする波長で第2光線を放射する第2光学ソースとを備える。
【0007】
好ましくは、上記第2光線のパルスは、上記第1光線のテラヘルツパルスに関して調節されることを可能とする時間までに遅延される。
【0008】
原則として、上記第2光線のパルスは、上記第1光線のテラヘルツパルスと同じ繰り返し率で発生する。
【0009】
本発明の一実施形態によれば、所定の時間内の上記第2光線と異なるパルスの遅延は、これらの異なるパルスが、上記第1光線のテラヘルツパルスの異なる時間位置を調査するように、異なる。
【0010】
別の実施形態によれば、本発明によるゲートは、第2プレートを飽和させることを可能とし、それをテラヘルツ波長で反射させることを可能とする波長を有する第3光線により照射される半導体材料を素材とする第2プレートを備える。この第2プレートは、好ましくは、上記第1プレートにより送出されるテラヘルツ光線の方向に沿って配置される。
【0011】
上記第3光線の上記パルスは、上記第2光線のパルスに関して、一定時間遅延されるように定められることを可能とする。
【0012】
有利なことに、上記第2および上記第3光線(FIR,FIR′)の波長は、赤外線に配置される。
【0013】
また、有利なことに、上記第1および上記第2プレートは、シリコンを素材とする。
【0014】
本発明は、また、このように記述される光学ゲートに適用する光学ゲートのマトリックスあるいは並びに関する。上記第1および/あるいは上記第2光線は、次いで選択的に半導体材料を素材とするプレートの異なる領域を照射し、それぞれの上記領域は光学ゲートを形成する。
【0015】
本発明は、また、このように記述されるゲートに適用する測定システムに関する。この測定システムは、上記第1プレートにより反射されるテラヘルツ光線の方向に沿って配置される光学検出器および信号測定装置を備える。
【0016】
一変形実施形態によれば、この測定システムは、上記第2プレートにより送出されるテラヘルツ光線の方向に沿って配置される光学検出器と信号測定装置を備える。
【0017】
本発明は、また上述の光学ゲートに適用するテラヘルツ発生器に関する。この発生器は、第2レーザーキャビティ(cavity)に配置され、この第2キャビティの信号によりポンプで励起される増幅手段を備える第1テラヘルツキャビティを備える。上記第1キャビティはまた、第1キャビティにより供給される光学パルスによる飽和のときに、照射されることを可能とする半導体材料を素材とするプレートを備える。
【0018】
上記第1キャビティと上記第2キャビティは、2つのキャビティの励起の同期を獲得するため、等価光学長を有するように定められる。
【0019】
さらにまた、上記第2レーザーキャビティは、赤外線帯で機能するキャビティであるよう有利に決定されることを可能とする。
【0020】
本発明の異なる目的と特徴は、添付の図面を参照し、以下の発明の詳細な説明を読み終えた後、明白になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明は、サブミリ波の放射を操作する半導体材料の光伝導の使用に基づいている。
【0022】
図1aと図1bとを参照し、我々は、テラヘルツ光線が半導体プレートにより遮断される外部キャビティ(extra-cavity)構造を説明することから開始する。
【0023】
光学ソース2は、半導体材料を素材とするプレート1を照射する遠赤外線フィールド(テラヘルツ波長帯域)の光学光線FTHzを放射する。さらに、プレート1は、赤外線ソース3により放射される赤外線光線FIRにより照射される可能性がある。半導体材料を素材とするプレートは、この赤外線FIRにより飽和される可能性があり、飽和されると
、それはテラヘルツ光線FTHzからの光を反射するようになる。赤外線がない場合、プレート1は、テラヘルツ光線FTHzに対し透過(あるいはほとんど透過)である。
【0024】
装置4は、プレート1により送出された光を収集し、検出する。この装置4は、測定装置5に対応する電気信号を送出する。
【0025】
図1bは、図1aのシステムの動作時間図を示す。
【0026】
第1時間図は、半導体材料を素材とするプレート1に送出されるテラヘルツパルスを表す。
【0027】
第2時間図は、プレート1を反射させるように設定された赤外線パルスFIRを示す。これらのFIRパルスは、テラヘルツパルスFTHzから可変遅延t0.1,t0.2等の時間内にオフセットされる。
【0028】
プレート1が生成される半導体材料の反射応答時間(第3図により示される)は、テラヘルツフィールドの立ち上り時間と比較してより短い。さらに、プレート1が生成される半導体材料は、テラヘルツパルスの持続期間と比較して、長い反射立ち下り時間を有し、テラヘルツパルス繰り返し期間より短い。
【0029】
プレート1は、広帯域金属鏡(あるいは広帯域光学ゲート)の機能を果たし、その結果大きな時定数の広帯域スペクトル検出器(おそらくボロメーター)に向けて、非常に高い効率(80%以上)で、エネルギーを反射する。
【0030】
第4時間図は、プレート1により送出されるテラヘルツ信号Tを表す。
【0031】
第5時間図は、プレート1により反射されるテラヘルツ信号Rを表す。
【0032】
好ましくは、パルス信号FIRは、パルス信号FTHzと同じ繰り返し率を有し、この信号から有利に引き出される。FIR1のようなパルスは、上述した遅延を有するTHz1のようなパルスに同期する。
【0033】
本発明によれば、t0.1のような遅れは、可変である。それゆえ、時間t0.1,t0.2は互いに異なり、好ましくは、連続的に進行する。テラヘルツ光線FTHzの多数のパルス(THzl)の測定装置5によりなされる反射光線Rの測定は、このように、テラヘルツ信号の全体を獲得するために使用される。単純な派生物は、次いで分解されるエネルギーで、遅れずに信号を再構築する。
【0034】
図2aは、半導体材料を素材とする2つのプレート1と1´が、ソース2により放射されるテラヘルツ光線の方向に沿って連続して配置されるシステムの変形を表す。それぞれのゲートは、ソース3と3´により放射される赤外線パルスにより独立して照射される。
【0035】
上述のように、ソース3により放射されるパルスFIRは、テラヘルツパルスFTHzと比較して、遅れずにオフセットされる。この遅延は可変である。図2bは、上記パルスFIR1,FIR2が、テラヘルツパルスに対して、t0.1,t0.2によりそれぞれ遅延されることを示す。
【0036】
例えばFIR´1,FIR´2のような、ソース3´により放射されるパルスは、ソース3により放射されるパルスに対して、一定の遅延を有する。これらのパルスFIR´1,FIR´2は、テラヘルツパルスに対して、t1.1,t1.2によりそれぞれ遅延される。
【0037】
パルスFIRによりプレート1が照明される間、プレート1はパルスR1,R2,R3の形態(図2b参照)でテラヘルツパルスを反射する。プレート1は、このようにテラヘルツパルスを切断することができ、テラヘルツパルスの前方エッジとFIRパルスの前方エッジとの間、言い換えると遅延t0.1とt0.2の間(図2bの第2および第3時間図参照)の部分だけを第2プレート1´に送出することができる。
【0038】
それゆえ、プレート1´は、プレート1により送出されるテラヘルツパルスだけを受信する。プレート1´は、パルスFIR´により反射するようにされる(図2bの第4図参照)。それは、パルスFIR´の持続期間を越える時間の間、反射しているままである。それゆえ、プレート1により送出されるテラヘルツパルスにおいて、パルスFIR1´,FIR2´の前方エッジは、送出されるパルスT´と反射されるパルスR´に切断する(図2bの第6および第7図参照)。
【0039】
それゆえ、図2bの第7図は、プレート1´により反射されるテラヘルツパルスの持続期間が、パルスFIRとFIR´の前方エッジにより定義されることを示す。
【0040】
パルスFIR1,FIR2とFIR1´,FIR2´のシリーズは、一定の遅延により、遅れずにオフセットされる(上記参照)。この結果、第2プレート1´により反射されるパルスR´持続期間が一定であることになる。
【0041】
それぞれのプレート1と1´がゲートを形成するので、プレート1が反射していないときで、かつプレート1´が反射しているときに、それぞれのテラヘルツパルスの一部分がR´に反射される。
【0042】
システムは、テラヘルツパルスの一部分にそれぞれ対応するテラヘルツパルスR´を反射する。これらの異なるテラヘルツパルスR´は、第1に遅延t0.1,t0.2により、第2に遅延t1.1,t1.2による変化のために連続した入力テラヘルツパルスFTHzの異なる瞬間に位置される。
【0043】
パルスT´1,T´2,T´3は、収集され、処理回路7に対応する電気パルスを送出する装置6により検出される
【0044】
これらの条件では、以下に示す情報の2つの項目が、テラヘルツフィールドにおいて入手される。
時間内のフィールドの正方形、および遅延。
【0045】
これらの情報の2つの項目は、フィールドの完全な説明(振幅と位相)を導くこともできる。
【0046】
遅延tを変化させることにより、信号は直接検出器で、ノイズの概念を制限するのに十分に短い開始により、再構築される。
【0047】
それゆえ、非常に感度のよいインテグレータ検出器(ボロメータ)の前に位置される本発明による光学ゲートが、放射検出に使用されることが理解される。
【0048】
上述の本発明によるテラヘルツパルス検出システムは、光伝導体または電気光学効果を利用するシステムとちょうど同じくらいに感度がよい。また本発明によるシステムは、それが光学ゲートの後方に位置される検出器のどんな特別の設定も必要としないという特徴を有する。
【0049】
図3を参照し、我々は本発明のテラヘルツ発生器への応用を説明する。
【0050】
強力な流れは、光伝導素子、あるいはより一般的には、高周波パルス範囲(理想的には、赤外線のフェムト秒範囲のブロックされたモードのレーザー)で作動するキャビティ(cavity)の内部のテラヘルツ発生器を挿入することにより、レーザー増幅システムを使用することなしに、テラヘルツ領域で獲得される。テラヘルツ領域の放射されたフィールドのエネルギーは少なめであるが、高周波であり、それは発振器のエネルギーと一致する。キャビティの長さが互換性を有するならば、キャビティは発振器と同期(またはやや同期して)したこの波を収集し、蓄積するように構築される。
【0051】
好ましくは、この同期を達成するように、キャビティの長さはレーザーキャビティと、テラヘルツキャビティと等しくする。
【0052】
このスーパーキャビティ(super-cavity)の技術的な問題は、テラヘルツ領域の比較的長い波長と数ピコ秒に等しいテラヘルツパルス期間とを考慮すると、比較的少な目である。事実、テラヘルツ領域の同期OPO(光パラメトリック発振器)を生成する問題を有する。
【0053】
高品質な出力を有するこのキャビティは、補助内部キャビティ焦点を備えられることを可能とし、半導体材料を素材とするプレートは、損失を制限するためにブルースター角で傾斜する。これらの条件下では、正確に時間内に遅延し、かつ関連手段により選択される(光学の)主レーザーキャビティからのパルスは、半導体材料を素材とするプレート9上に送られる。これは、もし応答時間が、それぞれの抽出(および、このような魅力的なテラヘルツ放射発生の再発生率の維持)の後、休止状態に戻るのに十分に短い場合に、プレートがキャビティ抽出器として機能する反射する鏡に状態を変化させる結果となる。このような小型構造は、赤外線レーザー増幅器を具備するシステムで獲得される出力に相当するテラヘルツ出力を与えることができる。
【0054】
それゆえ、本発明によるゲートが貯蔵キャビティからパルス制御されるソース(キャビティ抽出器機能)のほとんど全ての広いスペクトル放射を抽出するのに使用されることが可能であることが分かる。
【0055】
このテラヘルツ発生器は、増幅された超短波レーザーパルスの使用に代替するものを形成し、強力なテラヘルツ波を発生するために低周波数で作動する。
【0056】
本発明は、また光学ゲートマトリックスに適用可能である。図4に示されるように、これを達成するために、半導体材料を素材とするプレート1が領域1.0,1.1,…,1.nのマトリックスを備えるものと想定する。それぞれの領域は、1以上のテラヘルツ光線により、及び1以上の赤外線ビームにより選択的に照射される。プレート1上のそれぞれの領域は、光学ゲートを形成し、テラヘルツ光線による及び赤外線光線によるこの領域の同時の証明は、この領域に対応するゲートを起動させる。
【0057】
例えば、図4は、プレート1の全ての表面を照射し、かつ全てのゲートの作動を準備する光線FIRを提供する光学ソース3を示す。光学ソース2は、プレート1の領域1.0からl.nを選択的に照射し、かつそれぞれのゲートの個別の作動を引き起こす光線FTHzを提供する。
【0058】
他の機能モードは、本発明の範囲から逸脱することなく想定される。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1a】テラヘルツ信号のエネルギーを測定するために使用される光学ゲートを示す図である。
【図1b】図1aに示すゲートの動作時間図を示す図である。
【図2a】テラヘルツ信号のエネルギーと遅延を測定するために使用される二重光学ゲートを示す図である。
【図2b】図2aに示すシステムの動作時間図を示す図である。
【図3】本発明のテラヘルツ発生器の例への応用を示す図である。
【図4】光学ゲートマトリックスシステムを示す図である。
【符号の説明】
【0060】
1,1´ プレート
2 光学ソース
3,3´ 赤外線ソース
4 装置
5 測定装置
6 装置
7 処理回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テラヘルツ領域(遠赤外線波長)で第1光線(FTHz)を放射する第1光学ソース(2)と、
上記テラヘルツ光線により照射される半導体材料を素材とする第1プレート(1)と、 半導体材料を素材とする第1プレート(1)を飽和させることを可能とし、それをテラヘルツ波長で反射させることを可能とする波長で第2光線(FIR)を放射する第2光学ソース(3)とを備えることを特徴とするテラヘルツ領域の広帯域光学ゲート。
【請求項2】
上記第2光線のパルス(FIR1,FIR2)は、上記第1光線のパルス(THz1,THz2,THz3)に関して調節可能な時間まで遅延されることを特徴とする上記請求項1に記載の光学ゲート。
【請求項3】
上記第2光線(FIR)のパルスは、上記第1光線のパルスと同じ繰り返し率で発生することを特徴とする上記請求項2に記載の光学ゲート。
【請求項4】
所定の時間内の上記第2光線と異なるパルス(FIR1,FIR2)の遅延は、これらの異なるパルスが、上記パルス(THz1,THz2,THz3)の異なる時間位置を調査することを特徴とする上記請求項3に記載の光学ゲート。
【請求項5】
第2プレート(1´)を飽和させることを可能とし、それをテラヘルツ波長で反射させることを可能とする波長を有する第3光線(FIR´)により照射される半導体材料を素材とする第2プレート(1´)を備え、この第2プレートが上記第1プレート(1)により送出されるテラヘルツ光線の方向に沿って配置されることを特徴とする上記請求項4に記載の光学ゲート。
【請求項6】
上記第3光線の上記パルス(FIR´1,FIR´2,FIR´3)は、上記第2光線のパルス(FIR1,FIR2)に対して、一定時間遅延されることを特徴とする上記請求項5に記載の光学ゲート。
【請求項7】
上記第2および上記第3光線(FIR,FIR´)の波長は、赤外線に決定されることを特徴とする上記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光学ゲート。
【請求項8】
上記第1および上記第2プレートは、シリコンを素材とすることを特徴とする上記請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光学ゲート。
【請求項9】
上記第1光線および/あるいは上記第2光線(FTHz,FIR)は、半導体材料を素材とする上記プレート(1)の異なる領域(1.0〜1.n)を選択的に照射し、上記それぞれの領域は光学ゲートを形成することを特徴とする上記請求項1乃至8のいずれか1項に記載の上記光学ゲートに適用する光学ゲートのマトリックスあるいは並び。
【請求項10】
上記第1プレートにより反射されるテラヘルツ光線の方向に沿って配置される光学検出器および信号測定装置(4,5)を備えることを特徴とする上記請求項1乃至8のいずれか1項に記載の上記ゲートに適用する測定システム。
【請求項11】
上記第2プレート(1´)により送出されるテラヘルツ光線(T´)の方向に沿って配置される光学検出器及び信号測定装置(6,7)を備えることを特徴とする上記請求項5乃至9のいずれか1項に記載の上記ゲートに適用する測定システム。
【請求項12】
前記発生器は、第2レーザーキャビティに配置され、この第2キャビティの信号により励起される増幅手段(8)を備える第1テラヘルツキャビティを備え、また上記第1キャビティは、第1キャビティにより供給される光学パルスによる飽和のときに、照射されることを可能とする半導体材料(9)を素材とするプレートを備えることを特徴とする上記請求項1乃至8に記載の光学ゲートに適用するテラヘルツ発生器。
【請求項13】
上記第1キャビティと上記第2キャビティは、等価光学長を有することを特徴とする上記請求項12に記載の発生器。
【請求項14】
上記第2レーザーキャビティは、赤外線帯で機能することを特徴とする上記請求項12に記載のテラヘルツ発生器。

【図1a】
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【図1b】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−516438(P2008−516438A)
【公表日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−535217(P2007−535217)
【出願日】平成17年10月5日(2005.10.5)
【国際出願番号】PCT/FR2005/050813
【国際公開番号】WO2006/040487
【国際公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【出願人】(590000514)コミツサリア タ レネルジー アトミーク (429)
【出願人】(500531141)セントレ・ナショナル・デ・ラ・レシェルシェ・サイエンティフィーク (84)
【Fターム(参考)】