説明

テレビジョン受像機

【課題】装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えたときに、サブタイトルを自動的に表示することができ、しかも、音声の言語とは異なる言語のサブタイトルが表示されてしまうことを防ぐ。
【解決手段】装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えたと判定した場合には(S3でYES)、TV受像機のCPU2は、データストリームに含まれるサブタイトルの中に、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを判定する(S4)。この結果、同じ言語のサブタイトルが存在する場合には(S4でYES)、TV受像機のCPU2は、音声言語と同じ言語のサブタイトルを液晶表示パネルに自動的に表示し(S5)、逆に、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在しない場合には(S4でNO)、サブタイトルを液晶表示パネルに表示しない(S6)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームを受信して、受信したトランスポートストリームに基づき、映像と音声を出力するテレビジョン受像機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビジョン受像機の分野において、装置本体周辺の音声(主に騒音)の大きさが、所定の閾値を超えたときに、字幕を表示装置に自動表示するものが知られている(例えば、特許文献1乃至5参照)。
【0003】
ところで、ディジタルテレビジョン放送では、トランスポートストリームの中に、従来の字幕に相当するサブタイトルのデータを含んでいる。ここで、サブタイトルとは、広義の字幕のうち、音声の内容を(必要なら翻訳して)文字にしたものである。上記特許文献1乃至5に記載された字幕の自動表示機能を、ディジタルテレビジョン放送対応のテレビジョン受像機に適用することにより、装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えたときに、サブタイトルを表示装置に自動表示することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−252746号公報
【特許文献2】特開2004−304531号公報
【特許文献3】特開2005−64599号公報
【特許文献4】特開2008−300902号公報
【特許文献5】特開2005−333191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記従来の特許文献1乃至5に記載された字幕の自動表示機能を、ディジタルテレビジョン放送対応のテレビジョン受像機に適用した場合には、以下の問題が生じる。すなわち、ヨーロッパ等の多言語のディジタルテレビジョン放送を受信可能な地域において、テレビジョン受像機が、多言語に対応したディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームを受信しているときに、装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えると、スピーカから出力されている音声の言語とは異なる言語のサブタイトルが表示されてしまう場合が生じ得る。これは、多言語に対応したディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームに、ユーザ所望の言語(主に母国語)の音声ストリームが含まれている場合でも、上記のトランスポートストリームに、ユーザ所望の言語のサブタイトルのデータが含まれているとは限らないからである。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するものであり、装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えたときに、サブタイトルを自動的に表示することができ、しかも、多言語に対応したディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームを受信しているときでも、スピーカから出力されている音声の言語とは異なる言語のサブタイトルが表示されてしまうことを防ぐことが可能なテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、ディジタルテレビジョン放送についての音声言語の設定情報を記憶した音声言語設定情報記憶手段と、前記ディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームを受信する放送受信手段と、前記放送受信手段により受信したディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームに基づく映像を表示する表示手段と、前記放送受信手段により受信したディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームに基づいて、前記音声言語設定情報記憶手段に記憶した設定情報に対応した音声言語の音声を出力するスピーカと、装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えたか否かを判定する音声レベル判定手段とを備えたテレビジョン受像機において、前記音声レベル判定手段によって、前記音声の大きさが所定の閾値を超えたと判定されたときに、前記トランスポートストリームに含まれるサブタイトルの中に、前記音声言語設定情報記憶手段に記憶された設定情報に対応した音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを判定するサブタイトル有無判定手段と、前記サブタイトル有無判定手段によって、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在すると判定されたときに、この音声言語と同じ言語のサブタイトルを前記表示手段に自動的に表示し、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在しないと判定されたときに、サブタイトルを前記表示手段に表示しないように制御する表示制御手段とをさらに備えたものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のテレビジョン受像機において、前記サブタイトル有無判定手段は、前記トランスポートストリームに含まれる現在のチャンネルのサブタイトルの言語の種類のデータに基づいて、前記トランスポートストリームに含まれるサブタイトルの中に、前記音声言語設定情報記憶手段に記憶された設定情報に対応した音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを判定するものである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のテレビジョン受像機において、前記表示制御手段による、前記音声言語と同じ言語のサブタイトルを前記表示手段に自動的に表示する機能のオン/オフを切り換えるサブタイトル自動表示機能切換手段をさらに備えたものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、装置本体周辺の音声の大きさが所定の閾値を超えたときに、トランスポートストリームに含まれるサブタイトルの中に、音声言語(スピーカから出力されている音声の言語)と同じ言語のサブタイトルが存在する場合には、この音声言語と同じ言語のサブタイトルが表示手段に自動的に表示され、逆に、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在しない場合には、サブタイトルが表示手段に表示されない。従って、多言語に対応したディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームを受信しているときでも、音声言語(スピーカから出力されている音声の言語)とは異なる言語のサブタイトルが表示手段に表示されてしまうことを防ぐことができる。
【0011】
また、請求項2の発明によれば、トランスポートストリームに含まれる現在のチャンネルのサブタイトルの言語の種類のデータに基づいて、トランスポートストリームに含まれるサブタイトルの中に、設定情報に対応した音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを判定するようにしたので、トランスポートストリームに含まれる現在のチャンネルのサブタイトルの中に、設定情報に対応した音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを確実に判定することができる。
【0012】
また、請求項3の発明によれば、上記の音声言語と同じ言語のサブタイトルを表示手段に自動的に表示する機能のオン/オフを、ユーザが容易に切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係るTV受像機の電気的ブロック構成図。
【図2】同TV受像機のサブタイトル自動表示処理のフローチャート。
【図3】ディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームに含まれるPMT中のサブタイトリング・デスクリプタのデータ・フォーマットを示す図。
【図4】(a)(b)は、それぞれサブタイトル表示時と非表示時におけるTV受像機の正面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、本発明のテレビジョン受像機が、ディジタルテレビジョン放送のサービス・番組情報用の規格であるDVB−SI(具体的には、ETSI EN 300 468)に準拠したディジタルテレビジョン放送の映像と音声を出力可能な液晶テレビジョン受像機(以下、TV受像機という)である場合の例について説明する。
【0015】
図1は、本実施形態によるTV受像機1の概略の電気的ブロック構成を示す。TV受像機1は、装置全体の制御を行うCPU2(音声レベル判定手段、サブタイトル有無判定手段、表示制御手段)と、装置本体周辺の音声を電気信号に変換するマイクロフォン3と、マイクロフォン3から出力された装置本体周辺の音声に応じた電気信号(以下、周辺音声信号という)を増幅するアンプ4と、アンプ4から出力されたアナログ信号の形式の周辺音声信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ5とを備えている。
【0016】
また、TV受像機1は、アンテナ31を介してディジタルテレビジョン放送信号(トランスポートストリーム)を受信するためのチューナ6(放送受信手段)と、チューナ6で受信したトランスポートストリーム中のパケットをデコードすることにより、映像ストリーム、音声ストリーム、データストリームを生成するMPEGデコーダ7と、MPEGデコーダ7で生成された映像ストリームに対して画像処理等の各種の処理を施して、これらの処理後の映像ストリームに基づく映像信号を再生する映像処理回路8と、この映像処理回路8により再生された映像信号に、サブタイトルを含む文字等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)データの信号を重畳させるOSD部10と、MPEGデコーダ7で生成されたデータストリームに含まれる種々のデータ(サブタイトルのデータを含む)を抽出するデータ処理回路9とを備えている。ここで、サブタイトルとは、広義の字幕のうち、音声の内容を(必要なら翻訳して)文字にしたものである。
【0017】
また、TV受像機1は、電極駆動回路11と、液晶表示パネル12(表示手段)とを備えている。電極駆動回路11は、上記のOSD部10から、サブタイトルを含む文字等のOSDデータの信号を重畳させた映像信号、又はOSDデータの信号を重畳させていない映像信号を受信して、受信した映像信号に基づいて、表示用電極を駆動することにより、液晶表示パネル12に映像信号に基づく映像を表示する。
【0018】
さらにまた、TV受像機1は、音声信号処理回路13と、アンプ14と、スピーカ15とを備えている。音声信号処理回路13は、MPEGデコーダ7で生成された音声ストリームに対して音声処理等の各種の処理を施して、これらの処理後の音声ストリームに基づく音声信号を再生し、再生した音声信号をD/A変換してアンプ14に出力する。アンプ14は、音声信号処理回路13から出力されたアナログ信号の形式の音声信号を増幅して、スピーカ15の駆動信号として出力する。
【0019】
また、TV受像機1は、各種の制御用のプログラムやデータを記憶したメモリ16(音声言語設定情報記憶手段)を有している。このメモリ16に記憶されたプログラムには、図2に示されるサブタイトル自動表示処理を行うプログラムであるサブタイトル自動表示処理プログラム17(以下、サブタイトル自動表示処理PGという)が含まれている。また、メモリ16に記憶されたデータには、(ディジタルテレビジョン放送についての)音声言語の設定情報である音声言語設定情報18と、音声言語と同じ言語のサブタイトルを液晶表示パネル12に自動的に表示する機能(サブタイトル自動表示機能)のオン/オフの設定状態を表すデータであるサブタイトル自動表示設定情報19とが含まれている。
【0020】
また、TV受像機1は、装置本体とは別体のリモートコントローラ(以下、リモコンと略す)21と、このリモコン21から送信されたリモートコントロール信号(以下、リモコン信号と略す)を受信するためのリモコン信号受信部20とを有している。リモコン21は、音声言語(スピーカ15から出力されている音声の言語)と同じ言語のサブタイトルを液晶表示パネル12に自動的に表示する機能(サブタイトル自動表示機能)のオン/オフを切り換えるための自動表示機能切換キー22と、各種のメニューを表示するためのメニューキー23と、十字キー24と、決定キー25とを有している。上記のサブタイトル自動表示機能のオン/オフの切り換えは、自動表示機能切換キー22のみを用いて行うこともできるし、メニューキー23を用いて自動表示機能設定メニューを表示した上で、十字キー24と決定キー25とを用いて行うこともできる。従って、自動表示機能切換キー22だけではなく、メニューキー23と十字キー24と決定キー25との組み合わせも、請求項におけるサブタイトル自動表示機能切換手段に相当する。これらのキーを用いたサブタイトル自動表示機能のオン/オフの切換操作により、サブタイトル自動表示設定情報19の内容(サブタイトル自動表示機能のオン/オフの設定)が更新される。
【0021】
次に、図2のフローチャートに加えて、図3及び図4(a)(b)を参照して、本TV受像機1におけるサブタイトル自動表示処理について説明する。このサブタイトル自動表示処理は、TV受像機1のCPU2が、図1に示されるサブタイトル自動表示処理PG17に基づいて行う。
【0022】
図2のフローチャートに示されるように、TV受像機1の電源がオンにされて装置が起動すると(S1でYES)、TV受像機1のCPU2は、メモリ16に記憶されたサブタイトル自動表示設定情報19を読み込んで、上記のサブタイトル自動表示機能がオンになっているか否かを判定する(S2)。そして、サブタイトル自動表示機能がオンになっている場合には(S2でYES)、装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えたか否かを判定する(S3)。
【0023】
上記S3の判定の結果、装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えたと判定した場合には(S3でYES)、TV受像機1のCPU2は、MPEGデコーダ7で生成されたデータストリームに含まれるサブタイトルの中に、メモリ16に記憶された音声言語設定情報18に対応した音声言語(スピーカ15から出力される音声の言語)と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを判定する(S4)。具体的には、ディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームに含まれるPMT(Program Map Table)という、現在のチャンネルのコンポーネント情報テーブルに含まれるサブタイトルの言語の種類のデータ(図3中のサブタイトリング・デスクリプタ41におけるISO_639_language_code42(以下、「言語コードデータ42」という)のこと)に基づいて、データストリームに含まれるサブタイトルの中に、音声言語設定情報18に対応した音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを判定する。
【0024】
上記S4の判定の結果、データストリームに含まれるサブタイトルの中に、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在すると判定した場合は(S4でYES)、TV受像機1のCPU2は、データストリームに含まれるサブタイトルの中から、音声言語と同じ言語のサブタイトルを抽出して、図4(b)に示されるように、抽出した(音声言語と同じ言語の)サブタイトル51を液晶表示パネル12に自動的に表示する(S5)。
【0025】
これに対して、上記S4の判定の結果、データストリームに含まれるサブタイトルの中に、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在しないと判定した場合は(S4でNO)、TV受像機1のCPU2は、図4(a)に示されるように、サブタイトル51を液晶表示パネル12に表示しない(S6)。また、上記S2の判定において、サブタイトル自動表示機能がオンになっていない場合(S2でNO)、及び上記S3の判定において、装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えていないと判定した場合にも(S3でNO)、TV受像機1のCPU2は、図4(a)に示されるように、サブタイトル51を液晶表示パネル12に表示しない(S6)。そして、TV受像機1のCPU2は、装置の電源がオフにされるまで、上記S2乃至S6の処理を繰り返す。なお、上記図4(a)(b)では、音声言語及びサブタイトル51が、いずれも英語である場合の例について示した。
【0026】
上記のように、本実施形態のTV受像機1によれば、装置本体周辺の音声の大きさが所定の閾値を超えたときに、トランスポートストリームに含まれるサブタイトルの中に、音声言語(スピーカ15から出力されている音声の言語)と同じ言語のサブタイトルが存在する場合には、この音声言語と同じ言語のサブタイトル51が液晶表示パネル12に自動的に表示され、逆に、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在しない場合には、サブタイトル51が液晶表示パネル12に表示されない。従って、多言語に対応したディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームを受信しているときでも、音声言語(スピーカ15から出力されている音声の言語)とは異なる言語のサブタイトル51が液晶表示パネル12に表示されてしまうことを防ぐことができる。
【0027】
また、本実施形態のTV受像機1によれば、トランスポートストリームに含まれる現在のチャンネルのサブタイトルの言語の種類のデータ(PMT中の言語コードデータ42(図3参照))に基づいて、トランスポートストリームに含まれるサブタイトルの中に、音声言語設定情報18に対応した音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを判定するようにしたので、トランスポートストリームに含まれる現在のチャンネルのサブタイトルの中に、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを確実に判定することができる。
【0028】
また、本実施形態のTV受像機1によれば、リモコン21に自動表示機能切換キー22を設けたことにより、上記のサブタイトル自動表示機能のオン/オフを、ユーザが容易に切り換えることができる。
【0029】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明をDVB−SIの規格に準拠したディジタルテレビジョン放送の映像と音声を出力可能なTV受像機に適用した場合の例を示したが、本発明を、DVB−SI以外の規格に準拠したディジタルテレビジョン放送の映像と音声を出力可能なTV受像機に適用してもよい。また、上記実施形態では、本発明を液晶テレビジョン受像機に適用した場合の例を示したが、本発明の適用対象となるテレビジョン受像機は、これに限られず、例えば、プラズマディスプレイを用いたテレビジョン受像機であってもよいし、有機ELディスプレイを用いたテレビジョン受像機であってもよい。また、上記実施形態では、本発明におけるサブタイトルが、日本の字幕に相当するタイプのものである場合の例を示したが、本発明におけるサブタイトルには、ディジタルテレビジョン放送における音声の内容を文字にした文字放送も含まれる。
【符号の説明】
【0030】
1 TV受像機
2 CPU(音声レベル判定手段、サブタイトル有無判定手段、表示制御手段)
6 チューナ(放送受信手段)
12 液晶表示パネル(表示手段)
15 スピーカ
16 メモリ(音声言語設定情報記憶手段)
18 音声言語設定情報
22 自動表示機能切換キー(サブタイトル自動表示機能切換手段)
23 メニューキー
24 十字キー
25 決定キー
42 言語コードデータ(現在のチャンネルのサブタイトルの言語の種類のデータ)
51 サブタイトル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディジタルテレビジョン放送についての音声言語の設定情報を記憶した音声言語設定情報記憶手段と、
前記ディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームを受信する放送受信手段と、
前記放送受信手段により受信したディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームに基づく映像を表示する表示手段と、
前記放送受信手段により受信したディジタルテレビジョン放送のトランスポートストリームに基づいて、前記音声言語設定情報記憶手段に記憶した設定情報に対応した音声言語の音声を出力するスピーカと、
装置本体周辺の音声の大きさが、所定の閾値を超えたか否かを判定する音声レベル判定手段とを備えたテレビジョン受像機において、
前記音声レベル判定手段によって、前記音声の大きさが所定の閾値を超えたと判定されたときに、前記トランスポートストリームに含まれるサブタイトルの中に、前記音声言語設定情報記憶手段に記憶された設定情報に対応した音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを判定するサブタイトル有無判定手段と、
前記サブタイトル有無判定手段によって、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在すると判定されたときに、この音声言語と同じ言語のサブタイトルを前記表示手段に自動的に表示し、音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在しないと判定されたときに、サブタイトルを前記表示手段に表示しないように制御する表示制御手段とをさらに備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。
【請求項2】
前記サブタイトル有無判定手段は、前記トランスポートストリームに含まれる現在のチャンネルのサブタイトルの言語の種類のデータに基づいて、前記トランスポートストリームに含まれるサブタイトルの中に、前記音声言語設定情報記憶手段に記憶された設定情報に対応した音声言語と同じ言語のサブタイトルが存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
【請求項3】
前記表示制御手段による、前記音声言語と同じ言語のサブタイトルを前記表示手段に自動的に表示する機能のオン/オフを切り換えるサブタイトル自動表示機能切換手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテレビジョン受像機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−204988(P2012−204988A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−66263(P2011−66263)
【出願日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】