説明

テレビジョン放送受信装置及びカーソル移動制御方法

【課題】途中に幅が狭い番組情報表示領域がある場合でも、素早く目的の地点へカーソルを移動することができるテレビジョン放送受信装置を提供する。
【解決手段】電子番組表を作成する電子番組表作成手段(105)と、方向キーの押下によって生じる信号を検知する方向キー信号検知手段(109)と、前記電子番組表において特定の番組表示領域を示すカーソルを表示し、前記方向キー信号検知手段による信号の検知に応じて、前記検知された信号に対応する方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動するカーソル制御手段(110)とを備え、前記カーソル制御手段は、前記方向キー信号検知手段が前記方向キーの押下によって生じる信号を検知している間、前記カーソルが現在位置する番組情報表示領域の前記方向キーの方向における幅に応じた待機時間が経過した後、前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョン放送を受信し、電子番組表を出力可能なテレビジョン放送受信装置に関する。
【0002】
本発明は、電子番組表におけるカーソルの移動を制御するカーソル移動制御方法にも関する。
【背景技術】
【0003】
近年、テレビジョン放送もアナログ放送からデジタル放送に急速に移行している。このデジタル放送では、アナログ放送に比べて多チャンネル化が図られると同時に、受信機での番組選択に必要な情報(番組情報)をサービス情報として番組と共に伝送している。ユーザは、この番組情報を受信機の表示画面に表示し、放送番組の確認、視聴予約、録画予約等に利用することができる。
【0004】
図4は、電子番組表の一例を示す図である。電子番組表においては、各放送局の放送番組の情報が表示される番組情報表示領域が放送時間順に縦方向に並べられたものが横方向に並べられている。ユーザはリモコン装置や本体パネルに設けられた方向キーでカーソルを移動して番組を選択し、選択した番組の予約や番組情報の表示などを行うことができる。
【0005】
地上波放送や衛星放送では放送局の数も多く、予約することなどを考慮すると電子番組表ではできるだけ先の番組まで表示することが望ましいため、電子番組表をテレビジョン受像機の表示画面に一度に表示するのは困難である。そこで、電子番組表を一部だけ表示し、カーソルが画面の端に来たらスクロールさせて隠れていた部分を表示させることが行われている。
【0006】
特許文献1には、番組情報をスクロールする際、表示している番組情報の所定の特性を元にスクロール速度を調整し、重要な番組情報を見やすくする方法が記載されている。
【0007】
【特許文献1】特開2001−251569号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
衛星放送などでは、放送局が割り当てられた周波数帯域を分割し、複数の放送を行うことが行われている。このような場合、個々の番組情報が表示される番組情報表示領域は縦に分割され、横幅が狭くなってしまう。例えば、図4における4、5時台のYYテレビのような状態である。また、短い番組が連続するような場合、所定の時間に多くの縦幅が狭い番組情報表示領域が含まれてしまう場合がある。例えば、図4における5時台のXXテレビのような状態である。
【0009】
電子番組表において、カーソルは方向キーを押すたびに待機時間なしで1つとなりの番組情報表示領域に移動する。方向キーを押し続けると、キーリピート処理が行われ、連続してカーソルを移動させることができる。
【0010】
図5は、従来の電子番組表におけるキーリピートによるカーソル移動を説明する図である。リモコン装置又は本体パネルの方向キー(本例では右方向キー)を押し続けると、最初にXXテレビの番組情報表示領域にあったカーソルは、待機時間なしで隣のXYテレビの番組情報表示領域に移動する。キーリピート開始までには予め決められた時間Δt掛かり、この時間が経過するまでカーソルはXYテレビの番組情報表示領域に待機する。時間Δtが経過すると、カーソルは隣のXZテレビの番組情報表示領域に移動する。これ以降は、キーリピート間隔Δtで次々に隣の番組情報表示領域に移動する。通常は、キーリピート開始までの待機時間Δtは、キーリピート間隔Δtより長く設定されている。
【0011】
図5に示す例において、YYテレビのように番組情報表示領域が分割されている場合も、同様にキーリピートΔtで隣の番組情報表示領域に移動する。したがって、YYテレビの番組情報表示領域からZZテレビの番組情報表示領域に移動するには、通常の3倍、3×Δtの時間がかかることになる。
【0012】
このように、幅が狭い番組情報表示領域が多くあると、カーソルを目的の場所に移動するまでに多くのステップを要するため、時間がかかるという問題があった。
【0013】
本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、電子番組表のある地点から別の地点へのカーソルの移動において、途中に幅が狭い番組情報表示領域がある場合でも、素早く目的の地点へカーソルを移動することができるテレビジョン放送受信装置を提供する。
【0014】
本発明は、さらに、電子番組表のある地点から別の地点へのカーソルの移動において、途中に幅が狭い番組情報表示領域がある場合でも、素早く目的の地点へカーソルを移動することができるカーソル移動制御方法も提供する。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明のテレビジョン放送受信装置は、複数の番組情報表示領域が縦横に配置された電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、方向キーの押下によって生じる信号を検知する方向キー信号検知手段と、前記電子番組表において特定の番組表示領域を示すカーソルを表示し、前記方向キー信号検知手段による信号の検知に応じて、前記検知された信号に対応する方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動するカーソル制御手段とを備え、前記カーソル制御手段は、前記方向キー信号検知手段が前記方向キーの押下によって生じる信号を検知している間、前記カーソルが現在位置する番組情報表示領域の前記方向キーの方向における幅に応じた待機時間が経過した後、前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動することを特徴とする。番組情報表示領域の幅に応じて待機時間を設定することにより、幅の狭い番組表示領域を素早く通り過ぎるようにすることができる。
【0016】
前記カーソル制御手段は、前記方向キー信号検知手段が前記方向キーの押下によって生じる信号を検知すると、最初は待機時間なしで前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動し、次に予め決められた待機時間の経過後に前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動し、その後、前記カーソルが現在位置する番組情報表示領域の前記方向キーの方向における幅に応じた待機時間が経過した後、前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動するようにしてもよい。このようにすることで、方向キーを押下したらすぐに次の番組表示領域に移動し、さらに次の番組表示領域に移動する前にキーリピート開始までの待機時間を設けることができる。
【0017】
前記方向キーの方向における幅に応じた前記待機時間は、前記方向キーの方向における幅に比例するようにしてもよい。このようにすることで、幅の狭い番組表示領域があっても、一定の速度で電子番組表中を移動することができる。
【0018】
本発明のカーソル移動制御方法は、複数の番組情報表示領域が縦横に配置された電子番組表を作成する電子番組表作成ステップと、特定の前記番組情報表示領域にカーソルを表示するカーソル表示ステップと、方向キーの押下によって生じる信号を検知する方向キー信号検知ステップと、前記方向キーの押下によって生じる信号を検知している間、前記カーソルが現在位置する番組情報表示領域の前記方向キーの方向における幅に応じた待機時間が経過した後、前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動するカーソル移動ステップとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明のテレビジョン放送受信装置は、電子番組表のある地点から別の地点へのカーソルの移動において、途中に幅が狭い番組情報表示領域がある場合でも、素早く目的の地点へカーソルを移動することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図1は、本発明のテレビジョン放送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。本例のテレビジョン放送受信装置は、テレビジョン受像機である。
【0021】
本テレビジョン放送受信装置は、チューナ部101と、デマルチプレクサ102と、番組情報デコード部103と、映像・音声デコード部104と、EPG構成部105と、画面合成部106と、表示部107と、音声出力部108と、操作受付部109と、制御部110と、メモリ111とを備える。
【0022】
チューナ部101は、衛星アンテナや地上波アンテナにより受信された、又は、ケーブル放送によって供給された複数の放送波から任意の放送波を選択し、デマルチプレクサ102に供給する。デマルチプレクサ102は、この選択された放送波に含まれる複数のチャンネルからデマルチプレクス処理によって任意のチャンネルのデジタル信号を選択し、映像・音声デコード部104に供給し、番組情報を番組情報デコード部103に供給する。映像・音声デコード部104は、選択されたチャンネルのディジタル信号をデコードすることによって映像・音声信号を得て、映像信号を画面合成部106に供給し、音声信号を音声出力部108に供給する。番組情報デコード部103は、番組情報をデコードし、EPG構成部105に供給する。EPG構成部105は、デコードされた番組情報を元にEPG画面を構成し、画面合成部106に供給する。画面合成部106は、番組の映像信号やEPG画面、予約画面等を合成し、表示部107に供給する。表示部107は液晶ディスプレイ等であり、番組の映像や各種制御画面等を表示する。音声出力部108は、増幅器やスピーカ等から成り、番組の音声や警告音等を出力する。メモリ111には、番組情報や予約情報が格納される。
【0023】
これらの各部は、制御部110によって制御される。制御部110は、リモコン装置又は本体の操作ボタン(図示せず)からの制御信号を操作受付部109を経て受け、電子番組表におけるカーソル移動等のユーザ操作を受け付け、画面合成部106を制御して電子番組表の表示に反映させる。
【0024】
電子番組表は、図4に示すように、番組情報が表示される番組情報表示領域が縦横に配置されているものである。番組情報表示領域の1つにはカーソルが位置する。カーソルは、例えば、カーソルが位置する番組表示領域が、カーソルが位置しない他の番組情報表示領域と異なる色で表示されることによって示される。リモコン又は本体に設けられた方向キーによってカーソルを所定の番組表示領域に移動させることができる。
【0025】
リモコン装置又は本体に設けられた方向キーが押下されることによって生じる方向キー押下信号を操作受付部109が検知すると、制御部110は、カーソルをこの方向キー押下信号に対応する方向キーの方向において1つ隣の番組表示領域に待機時間なしで移動させる。
【0026】
方向キーが押下され続け、方向キー押下信号が検知され続けると、予め決められた待機時間の経過後、カーソルをさらに1つ隣の番組表示領域に移動させる。さらに方向キーが押下され続け、方向キー押下信号が検知され続けると、キーリピート処理に入り、現在位置する番組表示領域の押下されている方向キーの方向における幅に応じた待機時間の経過後、カーソルをさらに1つ隣の番組表示領域に移動させる。この処理を、方向キーが押下され続け、方向キー押下信号が検知され続けている間行う。
【0027】
図2は、本発明のテレビジョン放送受信装置の動作の一例を説明するフローチャートである。ステップS201において、リモコン装置における方向キーの押下を検知する。ステップS202において、ステップS201の方向キーの押下の検知から待機時間なしで、検知した方向キーに対応する方向における1つ隣の番組情報表示領域にカーソルを移動する。
【0028】
ステップS203において、待機時間Tを、キーリピート開始までの待機時間Δtに設定する。ステップS204において、待機時間Tが経過するまで待機する。ステップS205において、リモコン装置における方向キーがまだ押下されているかどうかを判定する。方向キーがもう押下されていない場合、動作を終了する。
【0029】
方向キーがまだ押下されている場合、ステップS206において、方向キーに対応する方向における1つ隣の番組情報表示領域にカーソルを移動する。すなわち、方向キーを押下してすぐに移動した番組情報表示領域からさらに隣の番組情報表示領域にカーソルが移動するまでには、Δtかかる。
【0030】
ステップS207において、待機時間Tを、カーソルが位置する番組情報表示領域の方向キーに対応する方向における幅dに応じた(例えば、比例した)キーリピート間隔f(d)に設定する。再びステップS204に戻り、待機時間Tが経過するまで待機する。ステップS205において、リモコン装置における方向キーがまだ押下されているかどうかを判定する。方向キーがもう押下されていない場合、動作を終了する。方向キーがまだ押下されている場合、ステップS206において、方向キーに対応する方向における1つ隣の番組情報表示領域にカーソルを移動する。
【0031】
すなわち、キーリピートが開始されると、カーソルが位置する番組情報表示領域の幅に応じた待機時間f(d)が経過した後にカーソルは隣の番組情報表示領域に移動することになり、幅が広い番組情報表示領域はゆっくりと通り過ぎ、幅が狭い番組情報表示領域は早く通り過ぎるようにすることができ、全体としてカーソルが一定の速度で移動するようにすることができる。
【0032】
図3は、本発明のテレビジョン放送受信装置の電子番組表におけるキーリピートによるカーソル移動を説明する図である。リモコン装置の方向キー(本例では右方向キー)を押し続けると、最初にXXテレビの番組情報表示領域にあったカーソルは、待機時間なしで隣のXYテレビの番組情報表示領域に移動する。キーリピート開始までには予め決められた時間Δt掛かり、この時間が経過するまでカーソルはXYテレビの番組情報表示領域に待機する。時間Δtが経過すると、カーソルは隣のXZテレビの番組情報表示領域に移動する。
【0033】
カーソルが位置するXZテレビの番組情報表示領域をWとすると、キーリピート間隔はf(W)に設定される。カーソルはキーリピート間隔f(W)が経過すると、隣のYYテレビの番組情報表示領域に移動する。
【0034】
YYテレビの番組情報表示領域は、各々幅がW/3の3つの番組情報表示領域に分割されている。カーソルは先ず第1の番組情報表示領域に移動する。この番組情報表示領域の幅はW/3なので、キーリピート間隔はf(W/3)に設定される。f(W/3)はf(W)の1/3の長さである。カーソルはキーリピート間隔f(W/3)が経過すると、隣の第2の番組情報表示領域に移動する。このキーリピート間隔は、分割されていないXZテレビの番組情報表示領域におけるキーリピート間隔の1/3である。
【0035】
第2の番組情報表示領域の幅もW/3なので、キーリピート間隔はf(W/3)に設定される。カーソルはキーリピート間隔f(W/3)が経過すると、隣の第3の番組情報表示領域に移動する。第3の番組情報表示領域の幅もW/3なので、キーリピート間隔はf(W/3)に設定される。カーソルはキーリピート間隔f(W/3)が経過すると、隣のZZテレビの番組情報表示領域に移動する。
【0036】
各々が分割されていないXZテレビの番組情報表示領域の幅Wの1/3の幅W/3を有するYYテレビの第1〜第3の番組情報表示領域の各々において待機する時間であるキーリピート間隔f(W/3)は、XZテレビの番組情報表示領域において待機する時間であるキーリピート間隔f(W)の1/3である。したがって、YYテレビの番組情報表示領域全体で待機する時間は3×f(W/3)であり、XZテレビの番組情報表示領域で待機する時間f(W)と同じになる。
【0037】
以上説明したように、本発明のテレビジョン放送受信装置によれば、電子番組表のある地点から別の地点への移動において、途中に幅が狭い番組情報表示領域がある場合でも、素早く目的の地点へ移動することができる。
【0038】
上記説明では、横方向の幅が狭い番組情報表示領域がある場合について説明したが、縦方向の幅が狭い番組情報表示領域がある場合についても同様の処理を行う。
【0039】
また、画面をスクロールさせる場合も同様の処理でカーソルを隣の番組情報表示領域に移動させる。
【0040】
従来のようにリモコン装置の方向キーをその都度短時間押してキーリピートさせずに1つずつカーソルを移動させることもできるので、目的の番組情報表示領域の幅が狭くても、カーソルを合わせるのは容易である。
【0041】
上記実施の形態では、本発明のテレビジョン放送受信装置をテレビジョン受像機とした例を説明したが、本発明のテレビジョン放送受信装置は、テレビジョン受像機に限定されず、例えば、ハードディスクレコーダ、DVDレコーダ、ハイブリッドレコーダ、ビデオレコーダなどの、テレビジョン放送を受信し電子番組表を出力できる装置であれば、どのような装置にも適用可能である。
【0042】
また、本発明は、本発明のカーソル移動制御方法を種々の機器において実行させるプログラムであってもよい。また、このようなプログラムを格納した種々の媒体であってもよい。また、このようなプログラムは、インターネットのような種々のネットワークからダウンロード可能であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、テレビジョン放送を受信し、電子番組表を出力可能なテレビジョン放送受信装置に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明のテレビジョン放送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明のテレビジョン放送受信装置の動作の一例を説明するフローチャートである。
【図3】本発明のテレビジョン放送受信装置の電子番組表におけるキーリピートによるカーソル移動を説明する図である。
【図4】電子番組表の一例を示す図である。
【図5】従来の電子番組表におけるキーリピートによるカーソル移動を説明する図である。
【符号の説明】
【0045】
101 チューナ部
102 デマルチプレクサ部
103 番組情報デコード部
104 映像・音声信号デコード部
105 EPG構成部
106 画面合成部
107 表示部
108 音声出力部
109 操作受付部
110 制御部
111 メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の番組情報表示領域が縦横に配置された電子番組表を作成する電子番組表作成手段と、
方向キーの押下によって生じる信号を検知する方向キー信号検知手段と、
前記電子番組表において特定の番組表示領域を示すカーソルを表示し、前記方向キー信号検知手段による信号の検知に応じて、前記検知された信号に対応する方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動するカーソル制御手段とを備え、
前記カーソル制御手段は、前記方向キー信号検知手段が前記方向キーの押下によって生じる信号を検知している間、前記カーソルが現在位置する番組情報表示領域の前記方向キーの方向における幅に応じた待機時間が経過した後、前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動することを特徴とするテレビジョン放送受信装置。
【請求項2】
前記カーソル制御手段は、前記方向キー信号検知手段が前記方向キーの押下によって生じる信号を検知すると、最初は待機時間なしで前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動し、次に予め決められた待機時間の経過後に前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動し、その後、前記カーソルが現在位置する番組情報表示領域の前記方向キーの方向における幅に応じた待機時間が経過した後、前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動することを特徴とする請求項1記載のテレビジョン放送受信装置。
【請求項3】
前記方向キーの方向における幅に応じた前記待機時間は、前記方向キーの方向における幅に比例することを特徴とする請求項1又は2記載のテレビジョン放送受信装置。
【請求項4】
複数の番組情報表示領域が縦横に配置された電子番組表を作成する電子番組表作成ステップと、
特定の前記番組情報表示領域にカーソルを表示するカーソル表示ステップと、
方向キーの押下によって生じる信号を検知する方向キー信号検知ステップと、
前記方向キーの押下によって生じる信号を検知している間、前記カーソルが現在位置する番組情報表示領域の前記方向キーの方向における幅に応じた待機時間が経過した後、前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動するカーソル移動ステップとを含むことを特徴とするカーソル移動制御方法。
【請求項5】
前記カーソル移動ステップにおいて、最初は待機時間なしで前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動し、次に予め決められた待機時間の経過後に前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動し、その後、前記カーソルが現在位置する番組情報表示領域の前記方向キーの方向における幅に応じた待機時間が経過した後、前記方向キーの方向における隣の番組情報表示領域に前記カーソルを移動することを特徴とする請求項4記載のカーソル移動制御方法。
【請求項6】
前記方向キーの方向における幅に応じた前記待機時間は、前記方向キーの方向における幅に比例することを特徴とする請求項4又は5記載のカーソル移動制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−141845(P2009−141845A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−318230(P2007−318230)
【出願日】平成19年12月10日(2007.12.10)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】